●ネペムコのアピール●
□ ネパール王国の現状
ネパールは貧しい多民族国家である。一人当たりのGDPは約269ドルで、日本の150分の1にすぎない。また政治環境は厳しく、首都圏以外は不安定な状況が続いている。総人口2500万人のうち90%が農業に従事しており、日用品にいたるまでインドか中国の製品によって占められている。また、教育は負荷にすぎないとされ、識字率は54%(女性は27%)である。先進国のNGOが様々なプロジェクトを実施しているが、乱立ぎみで、ネットワーク化がなされていないため、有効に機能しているとは必ずしも言えない。今、必要なのは各NGOが特定地域を限定して総合開発することだと考えている。
□ ネペムコの設立
2005年6月11日、ネペムコが設立された。ネパールのラリトプール市に事務所が置かれている。本年度識字学級運営からNGO活動の一歩を踏み出す。9人の創立会員及びラジャラム・シュレスタ理事長の下に運営されている。現地会員の増加を急いでいる。在日ネペムコ代表ラジブ・シュレスタの指示及び意見交換の検討の上、意思決定が行われる。運営費につきまして、海外支援が求められているが、将来的に自己財源確保を目指している。
□ ネペムコの目的
ネパール、ラリトプール市近郊の農村・山村において衣食住、教育、医療、安全の保障された地域完結型の自立的な経済システムを構築し、その維持発展に貢献する人材を育成することを目的とし、民族や部族やカーストを越えて社会的弱者一般を対象とする総合開発を展開する。特に、教育・医療・文化に重点を置いた活動を展開し、包括的な事業を実施する。その発端は教育に求める。
□ ネペムコの活動