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2014年1月
2014年1月2日(木) ●ネパール バス2台が川に転落 10人以上死亡● Source:リア・ノーヴォスチ、Googleニュースより ネパール西部で1日、観光客などを乗せたバス2台が川に転落し、14人が死亡した。AP通信が伝えた。 カトマンズ北西のバスカンダ村の近くでバスが川に転落し、8人が死亡、27人が負傷した。死者は全員、ネパール人だった。タナフでもインドのコルカタ発のバスが川に転落し、6人が死亡した。バスには大勢の観光客が乗っていた。
2013年12月
2013年12月14日(土) ●坊主も知らない仏教の落とし穴【2】 -対談:南 直哉×島田裕巳● Source:プレジデント;プレジデント編集部=構成;ヤフーニュースより 青森県・下北半島にある「霊場」恐山。口寄せをする「イタコ」で有名だが、山内は曹洞宗の菩提寺が管理している。院代の南直哉師は、坐禅の聖地・永平寺で約20年修行し、恐山に転じた異色の経歴を持つ。オウム事件から「直葬」の是非まで。両極を知る禅僧と希代の宗教学者との初対談は白熱し、3時間超に及んだ――。 ■「いまここがすべて」は×。根本は「人間はダメだ」 【南】私の学んできた仏教はどう考えてもヒューマニズムではありません。根本には「人間はダメだ」という見方がある。釈尊は「苦」だといいましたが、私なりにいえば、自己存在というのは死ぬまで治らない慢性病です。「無病息災」で楽になるというのは幻想で、「一病息災」で、どこまで切り抜けていけるか。ところが、一発で気持ちよくなれる「救済」を求めます。すると仏教の側も「それを出してみましょうか」となるのです。 【島田】仏教の最大の特徴は「悟り」という考え方にあると思います。キリスト教やイスラム教にはありません。絶対神につくられた人間が、現世で超越的なものをつかむという発想はないわけです。しかし、現代では「悟り」が「本当の真理をつかむこと」と誤解されていますね。 【南】近代以降の仏教は、そうした西洋の一神教的思考を前提にした枠組みが効きすぎていると思います。その点で注目すべきなのが、親鸞聖人(しんらんしょうにん)と道元禅師です。2人とも、「真理」や「悟り」を棚上げにする方法が似ています。親鸞聖人は、念仏という行為自体に意味を見出して、そこに自我を解体していく。一方、道元禅師は、坐禅という修行そのものに意味を見出して、そこに自我を解体していく。形而上学的な思想ではなく、実践の中に自我を溶かし込んでいくわけです。 【島田】「悟り」をキリスト教の「回心」として理解すると間違いますね。キリスト教の「回心」とは、自分が罪深い存在だということを認めて、神にすべてを委ねるという経験です。「回心」の経験は、周りの人に語ることができます。 【南】そうです。「回心」と違って、「悟り」は語ることができません。道元禅師は『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』(※注3)で、とにかく一般的にいう「悟り」にあたる「見性」というアイデアを戒めています。鈴木大拙(だいせつ)氏が強調しているような「悟りの体験」について、道元禅師は関心がなかったはずです。『正法眼蔵』が難解なのは、明確な結論を出すこと自体に拒否があるからだと思います。だからどこにも結論がなく、ただ言語の過激な運動だけがある。 【島田】親鸞や道元の思想は「正解はない」という考え方ですよね。これは笑い話ですが、センター試験に「親鸞の説いた『悪人正機(あくにんしょうき)』とは」という問題が出てくる。おそらく道元も出てくるでしょうね。4択で正解を選べというのは――。 【南】無理でしょうね(笑)。 【島田】「そんなものだ」という記号に括られてしまっているわけですよね。 【南】道元禅師は何かをいい切ること自体に不信感があるのかなと思います。禅では「不立文字(ふりゅうもんじ)」とか「言詮不及(ごんせんふきゅう)」といいますね。真理とは、いい損なうことでしか自覚できない。たとえば「成仏」とは、成仏しようとすることだというわけです。成仏というのは「はい、ここで終わり。できました」ではなくて、成仏しようと努力する過程だというわけです。 このとき問題になるのは、この教えを一般の人に敷衍できるか、という点です。下手をすると、「いまここがすべてだから、その1点に集中して日々を生きるんだ」という単純な話になりかねません。 【島田】スティーブ・ジョブズが禅に影響されている、という話は、そういうことですよね。ヒッピー運動の中心的なスローガン「Be here now」と同じです。 (※注3:開祖・道元が著した曹洞宗の宗典。87巻の大著で、難解で知られる。曹洞宗の教団では「弁道話」巻までを現代語に翻訳。現在、公開準備中という。) ■トヨタと永平寺に共通「生活すべてが修行」 【南】「いまここがすべて」というのは、なぜか、と問いたいですね。それは神の椅子の位置を、自分の中に変えるだけです。ただし、たしかに仏教の「無我」とは、行為の中に自我を預けていくという思想です。だから行為の善悪についての倫理を示す必要があります。そうしなければ、「それはお国のため」「村のため」「会社のため」などと、仏教とは関係のない人間に方向を決められてしまう。仏教の立場で倫理を基礎づけることができないと、非常に危ないと思います。 【島田】日本の企業社会も、そうした構図をとってきました。その象徴がトヨタ自動車です。生産過程の中に自我を溶け込ませる。カイゼン運動という形で、それを奨励する。いまの日本の豊かさをつくった思想であり、ほかの国には絶対に真似ができないものだと思います。 【南】倫理を備えた実践体系の1つですね。 【島田】浄土系では「他力本願」といいますね。庶民的なレベルで実践しようとすれば、どうしたって「会社のため」となる。日本人は仏教の考え方をいかしながら、豊かな社会をつくり出す術を編み出してきたといえます。たとえば、それをある極北で支えているのが永平寺です。「生活すべてが修行」というあり方が、1つのモデルとして美化されています。 【南】そうですね。だいたい日本の禅宗の修行体系が固まったのは江戸期ぐらいで、永平寺の場合、現在のようになったのは戦後ぐらいでしょう。おそらく道元禅師の頃には、肩を叩く警策(きょうさく)はなく、読経(どきょう)さえなかったと思います。『正法眼蔵』には「看経(かんきん)」(※注4)という言葉がありますが、あれは黙読ですから。 (※注4:看経とは声を出さずに経文を読むこと。対して、声を出して読むことを読経や諷経(ふぎん)などと呼ぶ。) 【島田】なるほど。 【南】いまのイメージとは全然違うんです。「なぜ坐禅をするのですか」と問われて、道元禅師は「釈尊も、偉大な祖師方も、みんなやっているから、君もやってみたまえ」みたいに答えています。絶対的な何かについて語らないのは、さもありなんですね。 【島田】もう1つ。僕のいう「スピリチュアル・ブッディズム」の源流は、オウム真理教なんです。オウムはヨガとチベット仏教だということになっていますが、一方で麻原彰晃がやろうとしたことはテーラワーダです。彼はネパールに行ってチベット僧に会っているし、スリランカではテーラワーダの僧と対話しています。つまり麻原は、チベット密教とテーラワーダ仏教の統合を考えていました。 【南】麻原の犯罪と思想は、分けて考える必要がありますね。彼の言説を「あれは仏教ではない」と否定することは簡単ですが、それではダメです。仏教のユニークで強力なはずの言葉が弛緩しきったところに現れたのが麻原であり、あれを超える言説を日本の仏教者はいまだに持っていません。それは認めざるをえない。 【島田】事件のとき、どの宗派も「オウムは仏教ではない」といってしまいました。いまの「スピリチュアル・ブッディズム」が修行の結果として悟りを得るというのは、オウムと同じシステムですね。 【南】オウムの評価をめぐり、島田先生が厳しい立場に追い込まれるのをみて、伝統教団の怠慢ぶりを痛感しました。実際に、オウムの信者は永平寺に来ていましたからね。ほかの教団にもスパイのように信者を送り込んでいました。伝統教団は、オウムは仏教だと認めたうえで、それを消化しなくてはいけません。 ---------- 青森県恐山菩提寺院代 南 直哉 1958年、長野県生まれ。早稲田大学文学部を卒業後、西武百貨店で勤務。84年に曹洞宗・永平寺で出家得度。約20年の修行生活を経て、2005年より恐山へ。福井県霊泉寺住職も務める。著書に『恐山』『自分をみつめる禅問答』『なぜこんなに生きにくいのか』『「正法眼蔵」を読む』『老師と少年』『語る禅僧』、共著に『人は死ぬから生きられる』などがある。 宗教学者 島田裕巳 1953年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術センター特任研究員などを歴任。著書に『オウム真理教事件』『小説 日蓮』『神も仏も大好きな日本人』『戒名は、自分で決める』『葬式は、要らない』『日本の10大新宗教』『創価学会』『オウム なぜ宗教はテロリズムを生んだのか』などがある。 ---------- 2013年12月13日(金) ●ヒマラヤザクラ見ごろ、藤が丘地区センターで高地に咲く珍しい花/横浜● Source:カナロコ by 神奈川新聞;ヤフーニュースより 師走の青空に桜色-。 横浜市青葉区の藤が丘地区センターにあるヒマラヤザクラが見ごろとなっている。ネパールの標高2500メートル以上の高地に咲く珍しいサクラ。日本では11月末から12月にかけて咲き、薄いピンクから濃いピンクへと花びらの色が変わっていくのが特徴。同センターが15周年を迎えた2004年に寄贈され、記念樹として植えられた。 「開花は例年並みでした。日差しの当たるところから順番に咲き、日陰のところがやっと咲きそろってきました。しばらくは花見が楽しめます」と同センター。問い合わせは、同センター電話045(972)7021。 2013年12月9日(月) ●ディズニー最新作 「プレーンズ」プロデューサー、トレイシー・バルサザール=フリン氏に聞く● Source:THE PAGE;ヤフーニュースより 農場で働く農薬散布機・ダスティ。その夢は「世界一周レース」でチャンピオンになること。しかし、レース専用機ではなく、おまけに高所恐怖症の彼に対して、周囲の反応は当初冷やかだった。しかし、仲間に支えられ、レースを重ねるごとにライバルたちとの友情が育くまれていく。そして、世界一周レースの行方は――。 「カーズ」の世界観をそのままに、舞台を大空へと移した「プレーンズ」。夢と希望があふれるエンターテインメント作品のプロデューサーを担当したのがトレイシー・バルサザール=フリン氏。これまでに数々のアニメーション制作に携わってきた同氏は単独インタビューに答え、「プレーンズ」の魅力について話してくれた。 ――この作品には、過去の名作映画の要素が多く含まれている気がするが、どういった作品を参考にしていますか? 「トップガンや宮崎駿さんの作品における飛行シーンは参考にしています。映画だけでなく、飛行シーンであれば、すべてのものを参考にしました。CMだったりネット上の映像だったり。製作総指揮のジョン・ラセターの哲学があって、『リアル感を描くこと』が彼の作品づくりにおける哲学です。それを実現するために、実際のパイロットにも20人~30人に話を聞きました」 ――パイロットたちにも事前に作品を観てもらったと聞きました。彼らの評価はどうでしたか? 「作品を作る前にもリサーチして、作ってからも専門家にチェックしてもらいました。プロの厳しい目でチェックされたと思いますが、作品について非常に喜んでもらえました。みなさん笑顔でした。実は、Oshkosh(オシュコシュ)という航空関連のイベントがアメリカであり、そこに航空関係者、航空ファンを15,000人集めて上映も行いました。このときも、上映後、全員から拍手喝さいを受けました。専門家に“お墨付き”をもらえたので、本当にうれしかったです」 動画URL:http://www.youtube.com/watch?v=li52_qxnvD4 ――飛行機たちが世界の景勝地をまわっていて、その風景描写も見どころの1つだと思います。今回登場した景勝地(レース会場)は、どういう基準で選定されたのでしょうか? 「これも、リアリティの話に戻るのですが、主人公のダスティは農薬散布用に作られた飛行機です。燃料を積めるにも限界があります。専門家に確認してもらい、農薬散布機の能力で飛べる範囲を調べた結果、今回のレース地になりました」 ――日本がレース地から外れてしまったのはそのせい? 「そのとおりです。専門家のせいで、日本が選ばれませんでした(笑い)」 ――インドのタージ・マハルの描写は非常に美しく、ダスティとインド代表のイシャーニが並んでタージ・マハルを回遊している姿は、非常に印象的でした。 「あのシーンは魔法のような瞬間。私にとってもお気に入りのシーンです。とてもロマンチックで“飛行”しているとは思えないような、普通のデートで散歩しているかのように描いています。『わんわん物語』のレディとトランプのデートシーンのようなイメージですね」 ――リアリティを表現している一方で、ニューヨークでは、コミカルな自由の女神が登場しています。 「あれは、『自由の女神』ではなく、『ピティの女神』ですね。フォークリフトを小さくしたような飛行機整備用のマシンをピティと呼ぶのですが、私たちはこの作品の中に登場するものを“プレーン化”する、と言っていて、その世界観を表現しています。例えば、岩肌がプロペラの形だったり、雲が飛行機の形をしていたり。自由の女神がピティの女神になっているのも、その“プレーン化”の1つです」 ――レース会場が日本ではありませんでしたが、日本代表として出場している「サクラ」が作品には欠かせない存在感を示していました。日本女性の奥ゆかしさを描いていましたが、モデルはいたのでしょうか? 「これ、といったモデルがいたわけではないのですが、日本の女性らしいキャラクターにしたいと考え、リサーチしました。ディズニージャパンの協力も得て作り上げました。「サクラ」という名前もディズニージャパンの方と協議して決めました。日本らしさを表現できるよう情報をあつめ、今回のサクラが誕生しました」 ディズニー最新作 「プレーンズ」プロデューサー、トレイシー・バルサザール=フリン氏に聞く 子どもから大人まで楽しめるように作られた映画ではあるが、過去の名画の要素が取り入れられている部分や、世界各地の景勝地の描写などは、むしろ大人の方が楽しめる作品になっているのではないだろうか。アイスランドやインド、ネパール、メキシコなど比較的、日本人にとっては馴染みの少ないエリアの表現は、旅番組にも勝るのはないだろうか。 配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン 2013年12月21日(土)より2D・3D同時公開 2013年12月6日(金) ●人気上昇中の観光都市、マレーシアのコタキナバルがアジア6位に● Source:レスポンス ;《レスポンス 伊藤 祐介》;ヤフーニュースより 旅行情報サイトの「トリップアドバイザー」が先ごろ発表した「人気上昇中の観光都市2013」調査結果で、コタキナバルがアジア6位にランクインした。 同ランキングは旅行者の評価や注目度が高まった都市を世界的に集計したもので、世界54都市の名前がランキングに挙がった。アジアトップはカトマンズ(ネパール)で、2位以下は札幌、ハノイ、シェムリアップ(カンボジア)、ホアヒン(タイ)の順。 世界トップはハバナ(キューバ)で、アジアからはカトマンズが3位、札幌が7位、ハノイが8位に入っている。 2013年12月6日(金) ●今年のチャリティーサンタは衣装がない!サンタ衣装切れ事件の真相● Source:オルタナ;ヤフーニュースより サンタクロースの衣装といえば、おなじみの赤と白のマントだが、今年は着れないかもしれない。そのため、現在衣装作りに精を出している若者がいる。クリスマスの日に、ボランティアでサンタクロースの格好をして、プレゼントを届ける活動を行う清輔夏輝さん(29)だ。(オルタナS副編集長=池田真隆) 清輔さんが行う活動の名称は、チャリティーサンタ。依頼のあった家庭へ、サンタクロースに扮した大人たちがプレゼントを届ける活動を行っている。2008年から活動を開始し、これまで5000人以上の大人たちが参加している。 サンタクロースを呼ぶには2000円が掛かるが、その収益金で、途上国のストリートチルドレンを支援する団体への寄付や東北支援活動を行ってきた。 6年目となる今年は、札幌から福岡まで全国17支部で、約1500人のサンタクロースを集め、1000宅の子どもたちにプレゼントを届けることを目指す。サンタクロース役に応募してきた大人は、今のところ800人ほどで、着々と人数は集まっている。 しかし、肝心の衣装が足りていない。同団体では、665着の衣装を管理しているが、そのうちの2割は、5年ほど使われてきて、色が黒ずんでいたり、穴が空いていたりとボロボロな状態だ。 そこで、この機会に一新するために、2014年までに1000着の新衣装を集める計画を立てた。衣装の作り手は、25年間、ネパールで教育支援活動を行うNGO Blue Poppy(ブルーポピー)だ。 ブルーポピーが運営する製造工場での売上の一部が、現地の子どもたちへ教育費として使われる仕組みだ。1000着の予算は400万円。クラウドファンディング「Makuake」(マクアケ)で12月26日まで資金を募っている。6日時点では、86万円を達成している。 寄付は2000円からできるが、8000円からで、「一着オーナー」になれる。衣装に名前を彫ったタグがつき、証明書が届く。 清輔さんが、チャリティーサンタの活動を始めたきっかけは、6歳のころにサンタクロースが家に来てくれたことだ。この感動体験を次の世代にも伝えたいと動き出した。 現在は、フリーランスとして講演活動とともにチャリティーサンタを運営しているが、来年春にはNPO法人格を取得して本業としてあたっていく。 サンタクロース役には男性が、サポート役には女性がつく。ボランティアとしてのかかわりだが、応募した人のほとんどが社会貢献活動をしたことがないという。「ワクワクする」「子どもたちを喜ばせたいから」という理由で20代から30代を中心に集まってくる。 「子どもたちはサンタクロースの予期せぬ登場に驚き、一生忘れられない思い出となるが、プレゼントを渡した大人たちにも一生忘れられない思い出となる。大人たちも子どもにプレゼントを渡す前はドキドキしているもの(笑)」と、清輔さんは話す。 今年12月24日の夜18時から21時にかけてサンタクロースたちはプレゼントを届けに各家庭に行く。清輔さんは全体管理役なので、実際に届けに行く事はしないが、依頼のあった各家庭、約2000宅へそれぞれ御礼のメールを送る。 そのメールには、心温まる返事が来る。例えば、千葉に住む、ろうの小学生の母親からは、「手話で楽しそうにサンタクロースと会話する姿に、涙がとまらなかった」とメッセージが来た。 その子どもは、普段から大人と会話することが極端に少なく、両親や学校の先生のみで、母親は心配していた。母親から依頼が来たときには、手話のできるサンタクロースを希望しており、ボランティアの中で、手話のできる人を見つけて割り振った。 手話でサンタクロースを表すには、右手で「おじいさん」を、左手で「幸せ」の意味を伝え、組み合わせる。母親からのメッセージの文末には、この意味の通り、「今年一番の幸せな日になった」と書き記してあった。 今回、初めてサンタクロースの衣装を一新するため資金の協力を求める。「大人が変われば、子どもが変わる。子どもが変われば、未来が変わる。子どもたちが笑顔になれる社会のため、私たち大人が行動していきたいと思っています」と清輔さんは訴える。 2013年12月5日(木) ●飲み会にも通訳が同伴 海外で薄れる英語の「絶対性」〈AERA〉● Source:dot.;※AERA 2013年12月2日号より抜粋;ヤフーニュースより 海外進出する企業が増えた昨今、語学力はビジネスマンに必要なものという認識が広まっている。しかし、それは必ずしも英語力というわけではないのかもしれない。 NPO留学協会理事でAJ国際留学支援センター代表の岩??宗仁さんは指摘する。 「国際化が叫ばれた時代は2国間のコミュニケーションツールとして英語力が問われたが、いま求められているのは地球すっぽりのグローバル力。英語力だけ養っていても通用しないのは言うまでもありません」 さらに、ビジネスの舞台は英語圏にとどまらない。 カルビーの有馬るねさん(38)はタイに赴任当初、タイ語がまったくわからなかったが、現地の社員が技術力を頼ってくれたので、話せなくても仕事はできたという。引き継ぎ中の1カ月間は前任者に通訳してもらい、その後は語学学校へ。英語より先にタイ語のほうを習得した。 アサヒグループホールディングスの浅井裕さん(41)はイギリスに留学経験があるが、韓国駐在になってから英語を使うことはほとんどない。ビジネスでは通訳を同伴し、部下に飲みに誘われても、深刻そうな話の時は「内容は絶対に他言しないように」と念を押して通訳を伴う。 「e-Education」代表の税所篤快(さいしょあつよし)さん(24)は、英語の提案書を作るのが苦手。海外で事業をプレゼンする際、まず自分がボードを持って身ぶりを交えながら熱く語り、それを見て共感した韓国人やネパール人スタッフに提案書づくりを「丸投げ」する。OECD職員の村上友紀さん(35)が仕事で使ってきたのは英語、イタリア語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語……。 「ここまでくると、勢いで何とかするしかありません」 英語ネイティブでない者同士のコミュニケーションは不可欠で、英語の「絶対性」は薄れつつある。留学協会の岩??さんは言う。 「勧めたいのは『留学(留まって学ぶ)』よりも『流学(流れて学ぶ)』。たくさんの人としゃべって対話力を磨き、アウェーの環境に慣れることが重要です」 2013年12月5日(木) ●ネパール山桜、植樹10年目で初開花 道の駅「田野」● Source:宮崎日日新聞;ヤフーニュースより 宮崎市田野町甲、道の駅「田野」でネパールの山桜ヒマラヤアキザクラが開花し、買い物客らの目を楽しませている。ネパール在住の元留学生らと交流活動を続けている村田実憲さん(81)=同市学園木花台桜1丁目、無職=が寄贈した山桜で、植樹して10年で初めて開花した。見頃は今月中旬まで。 2013年12月4日(水) ●逃げた婚約者を強姦で訴えるインドの女性―重い「未婚の母」の烙印● Source:ウォール・ストリート・ジャーナル;ヤフーニュースより 【ニューデリー】派手な結婚式を挙げるのではなく、裁判所でのつつましい儀式になるはずだった。それでも、生まれてくる子供の父親である愛する男性とようやく結婚できることにラジニ・ガウタムさんは喜んでいた。 ところが、花婿は現れなかった。彼に電話をしたガウタムさんは絶望の淵に追いやられた。それは「列車の音が聞こえた」からだった。 彼女の夫になるはずだった男は街を出ていた。 その週のうちに、ガウタムさんはそうした立場にある女性にできる、ただ一つのことを実行した。婚約者を強姦で訴えたのだ。 昨年のそのころ妊娠2カ月だった26歳のガウタムさんは「他に選択肢がなかった」と話す。彼女はそれによって彼が戻り、結婚の約束を果たしてくれることを望んでいた。 インド全土の警察や女性擁護者たちは、膨大な数に上るこうした「強姦被害」の訴えに対処している。誰もその総数を把握していないが、ガウタムさんのようなケースは首都ニューデリーの警察に「うその約束」申し立てという特別な用語があるほど一般化している。これは、セックスに合意させるために女性と結婚の約束をする男たちに対する強姦の申し立てを意味している。 過去と比べると、インドの若い女性たちは仕事、学業、男女付き合いに関してかなりオープンになっている。それでも、婚前交渉を絶対的なタブーとし、それを犯した場合には厳しい結果が待ち受けているという伝統は今も残っている。特に妊娠した未婚の女性は、唯一の支援者である家族からも追放や嫌がらせを受けるかもしれない。 逆説的ではあるが、結婚を実現させようとして強姦の申し立てを行うことは、そうした女性が社会的に受け入れられるようになるための数少ない手段の1つなのだ。インド各地で二十数人の警察関係者、弁護士、女性擁護者、それにこうした強姦の申し立てを行った女性たちにインタビューをしてわかったのは、こうしたケースが比較的多いということである。しかもこれは、裁判所が裁定を下しているように合法なのだ。 ニューデリー在住の弁護士で、今年、セックスするためにうその約束をしたとして告訴されたある男性を弁護したバハール・U・バルキ氏は「女性が妊娠したら、相手の男性は結婚しなければならない」と言う。「社会における女性のイメージは、男性のそれよりも傷つきやすいからだ」 今年、インドは女性の地位に関して深い反省を迫られている。理学療法を学ぶ23歳の女性がニューデリーのバスで集団暴行を受けて殺され、4人の男たちが強姦、殺人、誘拐などの罪で有罪判決を受けた事件がそのきっかけとなっている。この事件は、性的暴行について公に議論するのがタブーとされていた風潮に終止符を打った。 それ以降、現在も裁判中のデリーで起きた5歳の女の子への集団暴行事件を含む多くのぞっとするような強姦事件が大々的に報道されるようになった。ここ数週間では、インドの有名ジャーナリストが従業員を性的暴行した容疑で取り調べを受けている。このジャーナリストは容疑を否認している。 「うその約束」の申し立ては、そうした強姦とは異なる現象である。というのも、通常はそこに暴力の申し立てが含まれないからだ。女性が親しいパートナーから性的暴行を受けるデートレイプや夫婦間レイプとも異なっている。インドの法律では、女性が15歳未満でない限り、夫婦間の強姦は認められていない。 「うその約束」の申し立ては、1度の性行為に関するものではない場合が多い。その主張は、合意はだますことによって得られたものなので、男女関係の中で重ねられたすべての性行為が実際には強姦になるというものだ。 こうした事案はインドの女性の立場に関する重要な事実を物語っている。インド社会の広い範囲では、結婚生活外で性的関係を持ったり、出産したりした女性たちが、非常な不名誉に直面する可能性があり、他に良い選択肢もほとんどない。 裁判所はこうした欠点を認識し始めた。 インドの最高裁判所は、ある未婚の女性が一緒に住んでいた男性に経済的支援を求めた訴訟の判決で「同棲や内縁のような関係は、この国では社会的に受け入れられていないが、犯罪でも罪悪でもない」と述べた。そうした関係が解消されたとき、「決まってつらい目に遭うのは女性である」とも指摘した。 いくつかの最高裁の判断は、不誠実な結婚のプロポーズを含む「事実を誤解した状態」でのセックスの合意は、実際の合意ではないとしている。今年5月、インドの最高裁は「そのような肉体的関係は強姦を犯すことと同等である」とする判断を下した。 こうした事案の正確な記録を見つけるのは難しい。性犯罪の動向を監視しているデリー女性委員会によると、「うその約束」事案は、警察が非営利の相談センターに差し向ける月平均250件の4分の1を占めているという。 デリーのある警察管轄区域の報告書を見ると、今年の最初の10カ月間でそのセンターに差し向けられた事案は約200件、うち111件が強姦申し立てで、このうちの48件に大人の女性がかかわっていた。さらにその半分は付き合いの長いカップルで占められ、報告書によれば同棲していたケースもあったという。 ムンバイで強姦の被害者たちを支援している弁護士、フラビア・アグネス氏は「大雑把な推測だが、届け出があったすべての強姦事案の3分の1はこのカテゴリーに属していると思う」と述べた。 「うその約束」事案は、女性たちが他の種類の強姦や性的暴行事件で有罪判決を勝ち取ることを難しくしていると検察官たちは言う。「女性が18歳以上だと、裁判所の中には『だったら、彼女は同意している』と考えるところもある」とデリーの公訴局長、B・S・ジューン氏は指摘する。 さらに言えば、いくつかの保守的なコミュニティでは、強姦された女性がその犯人と結婚しなければならないというプレッシャーを感じているかもしれない。親族が彼女には他にもらい手がないと心配するからだ。弁護士や警察によると、告発者たちと結婚することでそうした男たちへの申し立てが取り消されるという事実は、口説くときの切り札として結婚を要求する他の容疑者たちに自信を植え付けているという。 ガウタムさんの結婚式は2012年12月18日に予定されていた。彼女が逃げ出した婚約者、チャンドラ・ブシャーンさんに電話をすると、列車に乗っていた彼は別の州にある両親の家へ向かっていると告げた。 ガウタムさんは彼にこう訴えた。「あなたは2人の人生を台無しにしようとしている」。2人とは、彼女自身とお腹にいる赤ん坊のことである。 33歳のブシャーンさんは結婚式に出なかったことを認めている。ガウタムさんと結婚しないようにという家族からの強い圧力があったという。「両親が息子たちに抱く期待はかなり大きい」と彼は言う。しかし、ブシャーンさんは、初めから戻って彼女と結婚するつもりだったと述べた。 ブシャーンさんが街を出てすぐ、ガウタムさんは自殺するつもりで十数錠の睡眠薬を飲み込んだ。空になった薬のビンを見た妹のボビーさんは彼女を病院へ連れて行った。 「このような事案については新聞で読んだことがあった」と話す18歳のボビーさんは、警察官になるため勉強している。その当時――偶然にも、ニューデリーのバスで起きた12月16日の集団暴行事件の数日後だった――ボビーさんは女性の扱いに関して憤りを感じていたという。 ボビーさんは受け身でいることに何の利点もないことを学校で学んだと話す。「優しくてお人よしな女の子は他の子たちよりも嫌がらせを受けるものだ」と彼女は言う。 ガウタムさんは妹に説得され、ブシャーンさんとの別れを受け入れないことにした。「彼は私が警察に行くなんて思っていなかったはずだ」とガウタムさん。「私が無力でないことを彼に思い知らせたかった」 ガウタムさんの事案はデリー警察の24歳の捜査官、ピンキ・ラナ氏が担当することになった。昨年12月に現場訓練を終えて以来、彼女が対処した性犯罪の申し立ての大半には、「結婚を約束しておきながら逃げてしまった男たち、信頼していた男たちにだまされてベッドに連れ込まれた」と主張する女性がかかわっていたという。 たとえば、ラナ氏が今年前半に扱った17件の強姦事案のうち、女性が恋人に対して申し立てたものは12件ほどあった。こうした状況はとてもややこしくなり得るとラナ氏は言う。一般的にこうした事案では、女性の目的は相手の男と結婚することであり、有罪判決を勝ち取ることではないためだ。 家族から遠く離れていることが多く、村の生活では当たり前の厳しく伝統的な束縛の多くから解放された男女が都市部でより自由に交際しているから、こうした事案が増えているのだと考えている女性の権利を擁護するグループもいる。 インド南部ケララ州にある政府機関、ケララ女性委員会の会長、K・C・ロサクッティ氏は「こうした事案が年々増加している」と話す。以前は、「女性が男性との交際に今ほど乗り気ではなかった」ため、これほど一般的ではなかったという。 今年あった別の「うその約束」事案では、1月にデリー在住の26歳の建築家、ラシュミさんが長く付き合った恋人で31歳のアロックさんに対して強姦の申し立てを行い、彼に結婚を迫った。アロックさんはこれに同意し、2人は2月に結婚、今では娘を育てている。 今回の事案でアロックさんの代理人を務めたのは弁護士のバルキ氏だった。デリーのオフィスで働いていたアロックさんがラシュミさんに出会ったのは5年前。同僚が昼食にピザとベジバーガーを注文したとき、アロックさんとラシュミさんはおしゃべりをした。彼は当時、「これは過ちではない。私たちは自分たちの親のように偏狭にはなれない」と考えていたという。 ラシュミさんはこう振り返る。「私には恋に落ちるつもりなどなかった。でも彼はとても親切で、みんなに同じように、敬意を持って接していた」 だが、アロックさんがラシュミさんとの結婚を口にすると、両親に反対されてしまった。両親は故郷の村の習慣を理解し、同じ方言をしゃべり、自分たちの世話をしてくれる妻が彼には必要だと言った。昨年、アロックさんの両親は彼と地元の女性との婚約を決めてしまった。 それでもアロックさんはラシュミさんとの交際を続けた。今年1月、ラシュミさんは自分が妊娠していることに気付いた。彼女はアロックさんに結婚を迫る電話をかけ始めた。彼にその気がないことがわかると、彼女は警察に向かった。 ケララ女性委員会のロサクッティ氏が言っているように、男性が別れを告げたときに損をするのはいつも女性の方だ。「彼女は烙印を押されてしまう」とロサクッティ氏は指摘する。 ラシュミさんと同様、ガウタムさんはそうした運命――それも人生で2度目となる――を何としても避けたかった。 21歳のとき、デリーで一人暮らしをしながら会計士になるための勉強をしていたガウタムさんは、浄水器のセールスマンをしている男性と付き合っていた。その男性が既婚者であることを彼女が知ったのは、彼の子供を妊娠した後だった。彼女は1人でその子を育てる決意をした。 未婚の母親となったガウタムさんは、男性たちから好奇の目で見られるようになった。「男たちは弱みに付け込んで性的な誘いをしてきた」と彼女は言う。 最終的に、ガウタムさんは、会計の勉強のために街にやって来て近所に住んでいたブシャーンさんと恋愛関係になった。ブシャーンさんはガウタムさんが娘の面倒を見るのを手伝ったという。彼女の娘もブシャーンさんも誕生日が10月だったので、3人で一緒にそれを祝い始めた。 ガウタムさんが妊娠すると、ブシャーンさんは当初、中絶することを提案した。「家族が彼女との結婚を許してくれていなかったので、その時点では、それが彼女を守る唯一の方法だと思った」とブシャーンさんは振り返る。 ガウタムさんはそれを拒否し、ブシャーンさんは両親に逆らって彼女と結婚することに合意したという。ところが、結婚式の当日になって彼は怖気付いてしまった。 この事件を担当したラナ捜査官は、そうした話を聞き、ガウタムさんが不当な扱いを受けたと強く感じたという。「警察が手助けしなければ、妊娠した女性とその子供の人生は台無しになってしまう」とラナ捜査官。「彼女の人生はどうなっていたかわからない」 ラナ捜査官はブシャーンさんの携帯電話を追跡し、家族に聞き込みをし、彼が隣国のネパールにいることを突き止めた。インドに戻ったブシャーンさんは、検察官が訴訟手続きを検討している間の2カ月間、拘置された。 デリーでの集団暴行事件を受けて今年初めに大幅に見直されたものの、インドの強姦を対象とした法律は、19世紀から受け継がれた文言のせいで複雑なものになっている。当時は、女性が結婚初夜まで夫に会わない方が一般的だった。法律が夫を装った男にだまされてセックスをした女性を保護しているのにはこうした背景がある。 「うその約束」申し立ての根拠としてその法律のこの条項を挙げる警官もいるぐらいだ。 その法律には、女性が相手と合法的に結婚している、あるいはするものと信じているためにその男性とのセックスに合意した場合、その女性をだました男は強姦していることになると明記されている。 これに異議を唱えたり、そうした法的根拠をより狭く規定しようとしている裁判所もある。5月の最高裁の判断で、裁判官は、女性と結婚するつもりがあって性的関係を持った男性が「やむを得ない事情」によってその後に考えを変えた場合、男性は強姦の罪に問われるべきではないとも述べている。 10月にはニューデリーの地方裁判所の判事が、男性とそのパートナーとのセックスは合意の上だと認め、強姦罪に問われていたその男性を無罪とした。 ビレンダー・バット判事はその判決文の中で、ヒンズー教の結婚式の儀式に言及し、「最近、この裁判所では、男性に部屋に連れて行かれ、額に染料で印を付けられ、首に花輪をかけられ、自分たちは夫婦になったと宣言されたと証言する女性が増えている」と述べた。「その後2人は女性の合意の下で性行為にふけり、しばらくして女性がうその結婚の約束に基づいた強姦だと主張する。これは実に気がかりな傾向だ」 バット判事はコメント要請に応じてくれなかった。 7年前にガウタムさんに会った後、彼女への思いは急激に「極端な水準」に達したとブシャーンさんは話す。2人は2010年に付き合い始めたが、最初の2年間、ブシャーンさんはそのことを両親に隠していたという。 彼がついにそのことを明かしたときの両親の反応は「かなりひどい」ものだったという。両親は以前から会計学の学位を取得したら、結婚するのに「ふさわしく」なると彼に話していた。会計士という職業を選んだのも父親である。 「両親の反応を見て、その考え方に従い始めた」とブシャーンさんは振り返る。 ラナ捜査官が勤務する警察署でかつて働いていたある元レイプ事件カウンセラーによると、女性たちは婚前交渉したことで、自責の念に駆られることがあるという。カウンセラーのシーカさんによると、恋人に殴られたにもかかわらず、その男と結婚するために警察の力を借りに来た女性がいたという。シーカさんはその女性に再出発した方がいいのではないかと聞いた。すると女性はこう答えた。「私は彼とセックスしました。また他の男とセックスをしたら、私は売春婦同然じゃないですか」 警察によると、今年初めのブシャーンさんの逮捕後、彼の弁護士が、ガウタムさんと結婚する準備ができているとする供述書を提出した。高等裁判所の判事は2月、ブシャーンさんとガウタムさんが結婚できるように保釈を許可した。 2人は3月に結婚した。ガウタムさんは今やミセス・ブシャーンで通っている。6月には彼女にとって2人目の娘も生まれた。 8月、ブシャーンさんはデリー高等裁判所に出廷し、ヒマ・コーリ判事に妻による刑事告発の取り消しを要請した。彼の横には赤ん坊を抱えた妻が立っていた。 その判事はこの事案を終わらせる命令書に、「当事者同士が結婚したという事実に鑑みて、今回の嘆願を許可する」と記した。 裁判記録によると、コーリ判事は今年だけで、結婚の約束を破ったとされる男たちに対する強姦の告発を取り消して欲しいという要請を20回以上聞いている。結婚が成立したため、その要請の半分は聞き入れられた。残りの要請に対する許可は、裁判所が結婚の確証、あるいは結婚生活で妻が大事にされているという確証を得るまで延期された。コーリ判事はインタビューの要請に応じてくれなかった。 もし警察に行っていなければ、自分の結婚は「実現しなかっただろう」とガウタムさんは言う。彼女には娘たちを父親なしで育てたくはないという強い決意があった。彼女の長女は今やブシャーンさんを「パパ」と呼んでいる。 ブシャーンさんによると、自分の父親はこの結婚をまだ認めていないが、母親は「精神的な支援」を差し伸べてくれたという。しかし、彼の親族は誰一人として彼らの子供の出産に駆け付けなかった。 ブシャーンさんは娘のことを愛しているし、妻が警察に行かなかったとしても結婚していただろうと述べた。 それでも彼は自分の両親を失望させたこと、故郷の村での名声を失ったことに関して、まだ気持ちの整理がついていない。彼は故郷の村で、大都会で成功した同郷の若者として名を馳せていた。 「もはや誰も私を手本としてくれないだろう」と彼はこぼす。「地元では両親の許可なしに結婚した男だと非難されることになる」 2013年12月4日(水) ●日本のあの都市もランクイン!世界で“人気上昇中”の観光都市とは!?● Source:東京ウォーカー;ヤフーニュースより 全世界のランキング1位にはキューバのハバナが選ばれた 世界最大の旅行サイト・トリップアドバイザーは、世界の旅行者からの口コミをもとにした「トラベラーズ チョイス 人気上昇中の観光都市 2013」を発表。全世界のランキング1位にはキューバのハバナが選ばれた他、日本からは札幌市が世界の7位に選ばれ、アジアの2位にもランクインした。 【写真を見る】札幌市は世界の7位に選ばれ、アジアの2位にもランクインした このアワードは、前年と比較して、口コミでの評価や注目度が特に上昇した観光都市をランキングしたもの。世界54都市が人気急上昇都市の栄誉を受賞した。 世界トップ10で1位に選ばれたのは、カリブの美しいビーチとスペインコロニアル時代の街並が調和したキューバの首都ハバナ。2位はコスタリカのラ フォルトゥーナ デ サン カルロス、3位はネパール連邦民主共和国のカトマンズだった。 また、アジアトップ10で1位に選ばれたのは、世界トップ10でも選ばれた、ヒマラヤ山脈の膝元、標高1300mに位置するネパールのカトマンズ。2位は日本の札幌市、3位はベトナムのハノイだった。 なお、今回の受賞に関して札幌市では「このたび、札幌市が『人気急上昇の観光地』で、アジア地区2位、世界7位に選ばれ、大変嬉しく思います。札幌は、豊かな自然環境と都市機能が調和していると共に、北海道の新鮮で豊富な食が集まります。また、大自然に囲まれた札幌は、暖かな春から、厳しくも美しい冬まで、四季折々に様々な表情を見せてくれます。いつ訪れても、美しい感動が待つ札幌へ、みなさまのお越しをお待ちしております」と話している。
2013年12月31日(火) ●ネパールで恒例「ゾウの祭典」● Source:NHK NEWSweb、GOOGLEニュースより ネパールでは、世界遺産に登録されている国立公園でゾウがかけっこやサッカーを行う恒例の「ゾウの祭典」が開かれ、国の内外から訪れた観光客を楽しませました。 ネパール南部に広がるチトワン国立公園は、豊かな自然が残りユネスコの世界遺産に登録されていますが、野生のゾウの数が減り、大きな問題となっています。 このためネパール政府は、ゾウの保護を訴えるため、年に1度、年末に「ゾウの祭典」を開いていて、ことしは30日まで5日間の日程で行われました。 祭典のメインイベントはゾウのかけっこで、300メートルの距離を体重4トンほどのゾウが全力で走ります。 折り返し地点を大きな足で巧みにターンするゾウや、ゴール直前には疲れて歩いてしまうゾウもいて、観光客らが声援を送っていました。またゾウのサッカー大会では、ゾウが大きな体を揺らしながら懸命に小さなサッカーボールを追いかけてシュートしていて会場を沸かせていました。 ネパール政府によりますと、国内に生息する野生のゾウは、現在およそ300頭で、密猟などが絶えないことから対策を強化しているということです。 2013年12月30日(月) ●ゾウの美しさを競う「美象」コンテスト、ネパール● Source:AFP=時事、【翻訳編集】 AFPBB News、ヤフーニュースより ゾウの美しさを競う「美象」コンテスト、ネパール 【AFP=時事】ネパールの首都カトマンズ(Kathmandu)から南西150キロにあるチトワン(Chitwan)郡ソウラハ(Sauraha)村で28日からゾウの美しさを競う「美象」コンテストが開催されている。5日間の日程で行われている「チトワン・エレファント・フェスティバル(Chitwan Elephant Festival)」では、この他にもゾウによるサッカー大会や、ゾウやウマ、ウシのカートレースといったイベントが盛りだくさんだ。 2013年12月30日(月) ●韓国国防部「銃弾は到着後ただちに返却する」=信頼関係構築は不可能と批判―中国メディア● Source:Record China、(翻訳・編集/岡本悠馬)、ヤフーニュースより 27日、韓国国防部の副報道官は記者会見で、南スーダンで活動する韓国の平和維持部隊に対し、日本から国連経由で提供される1万発の銃弾を、到着後直ちに返却すると発表した。資料写真。 2013年12月27日、韓国国防部の副報道官は記者会見で、南スーダンで活動する韓国の平和維持部隊に対し、日本から国連経由で提供される1万発の銃弾を、到着後直ちに返却すると発表した。29日付で人民網が伝えた。 韓国国内では、安倍政権が銃弾の提供を口実に「積極的平和主義」を推し進めようとすることは政治利用にあたるという批判の声が上がっている。副報道官は、銃弾の提供方法と靖国神社参拝に言及し、「相互信頼を築くことはできないし、軍事交流も展開できない」と述べた。 AFP通信によると、安倍首相は24日午前に行われた自民党の幹部会議で、南スーダンでPKOに従事する韓国軍に対し、国連を通して1万発の銃弾を提供することを説明し、理解を求めていた。 今年3月、韓国から工兵と医療部隊約280人が南スーダンに派遣され、インド、ネパールの部隊と共同で基地を使用している。韓国の部隊は国連の規定する口径10ミリ以下の武器しか所持しておらず、衝突が激化する状況下で、反政府武装勢力が迫っていた。日本からも部隊が派遣されているが、韓国の部隊が使用する銃に適合する銃弾を所持しているのは日本だけだったため、日本政府は陸上自衛隊から韓国に対し5.56ミリ口径の銃弾1万発を提供することを決定していた。 2013年12月28日(土) ●トイレをつくれ! =野外排せつ6億人、女性立ち上がる―インド● Source:時事通信;ヤフーニュースより 【ニューデリー時事】インドで野外排せつの根絶を目指す市民運動が大きなうねりになりつつある。政府は27年前に衛生向上計画を打ち出したが、いまだ約6億4000万人が日常的に野外で排せつする。業を煮やした女性らが各地でトイレ設置のために立ち上がった。 首都ニューデリー中心部、車道脇には「立ち小便」をする男性が並び、その脇では半裸の少年が用を足す。地方の状況はさらに劣悪だ。ネパール国境に近い北部バワニプール村に住むマノラニ・ヤダブさん(40)は「全住民が野外で用を足している」と話す。 世界保健機関(WHO)は11月、インドにはテレビがあってもトイレがない家庭が多いと指摘。人口の半分以上が日常的に野外で排せつ行為を行っており、コレラや腸チフスのまん延につながっていると警告した。 政府は2022年までの野外排せつ根絶を目指すが、その歩みは遅い。特に女性は排せつ時に性的被害を受ける危険におびえ続けてきた。「こんな状況は耐え難い」。12月上旬、ヤダブさんは自分の土地を政府に寄付し、公衆トイレの設置を要請した。 中部マディヤプラデシュ州に住む新婦アニータ・ナルレさん(30)は家にトイレがないことを理由に2年前、夫に別居を告げた。これが引き金となり、女性が各地の村でトイレ設置を求めるデモを展開。この運動は国連児童基金(ユニセフ)の目に止まり、8月に映画化された。 専門家は「若い世代の台頭で社会変革の波が起きつつある」と指摘するが、道のりは長い。ヤダブさんは「人々の熱意がインドの日常風景を変える日」を待っている。 2013年12月28日(土) ●「不倫」と「芸術」との深遠な関係● Source:東洋経済オンライン;古書山 たかし;ヤフーニュースより 世の中にあふれる本の数々。どんなに読書好きであっても、その存在すら知らないような珍書(大作家の意外な作品、奇天烈なストーリー)はゴマンとある。そんな「珍書」の蒐集に情熱と財産をつぎ込む古書山たかし氏が、目からウロコの珍書探訪記をお贈りする。連載タイトルの「稀珍快著探訪」は、大正時代に活躍した、主に医学的見地に基づく奇譚の収集家・田中香涯の古今の珍談を集めた奇書『奇・珍・怪』にあやかってつけた。さあ、稀珍快著の世界へ行ってみよう! 今回もビッグネームにご登場願おう。日本を代表する小説家である井上靖(1907-91)である。 井上靖は京都大学を卒業後、『サンデー毎日』の懸賞小説に入選し、その縁で毎日新聞社に入社。途中兵役を挟み15年近く毎日新聞に勤務した後、1950年の『闘牛』で芥川賞を受賞し、その翌年に退職し、作家専業になった。 それ以後は現代物、歴史物を中心に幅広いジャンルで多くの作品を著し、ノーベル文学賞の有力候補ともいわれた。ダジャレ好きの筆者としては、酒豪だった井上がノーベル賞受賞を逃した夜、「今日は無礼講で「ノーメル賞だ」と知人らにふるまった」というエピソードに深い愛着を覚えている。 『氷壁』(1957年)、『天平の甍』(1957年)、『敦煌』(1959年)、『おろしや国酔夢譚』(1968年)をはじめ、今でも多くの読者を魅了し、映画化、テレビドラマ化された作品も多い。 さてこれまで『稀珍快著探訪』では、大家が描いたUFO、キングコング、エスパー、ツチノコ、つまり大家が取り上げた、ちょっとおかしなテーマにスポットライトを当ててきた。今回は雪男。内容もまた、なんともケッタイなのだ。題して『群舞』(角川文庫)という。 まずは、あらすじをざっと見ておこう。 ■ 人妻かわいさのあまり・・・・ 主役はカメラマンの田之村克也。田之村は、人妻である、方良りつ子への一方的な思慕の念を断ち切るべく、半年間、インドやネパールを放浪する。ところが帰国してみると、出所不明ながら 「田之村というカメラマンが雪男を撮影した」という噂で日本中が沸きかえっていた。 まったく身に覚えのない田之村は当初、懸命にその噂を否定しようとしていた。しかし、せっかく放浪したのにさっぱり思い切ることが出来なかったりつ子が、田之村の雪男撮影を信じていると知った途端、田之村はりつ子かわいさのあまり前言をひるがえし、撮ってもいない雪男を撮ったと言ってしまう。 しかしその夜、そんな自分に嫌気がさして、深酒で酩酊していた田之村をS新聞の猪俣記者が見つけ、雪男と遭遇した(実際はその場で田之村がひねり出した架空の)顛末を強引に聞き出し、独占記事としてスクープ報道する。猪俣自身は冷徹で打算的な現実主義者ゆえ、田之村の話など全く信用していなかったのだが、田之村の手記を補強すべく取材した雪男肯定派学者の女性助手に一目ぼれしてしまう。その結果、彼もまた本当は雪男を信じていないのに、S新聞の論調を雪男肯定に持っていくべく強引に走り出す。 一方、大手Rフィルム社の榎倉会長は熱烈な雪男ファン。広報部長の大屋に対し、何としても田之村から雪男が写っているフィルムを譲ってもらうように厳命する。クビがかかった大屋は必死に田之村に頼み込み、根負けした田之村は、(雪男が写っているフィルムなど実際存在しないので)既に露光して何も写っていないフィルムを「慌てていたので恐らく何も写っていないだろうが、雪男が写っているとすればこのフィルムだ」と説明して手渡す。 ほっとした大屋は、よせばいいのに会社に戻る前にビアホールでビールを浴びるように飲み、酔って目を離した隙に、ビアホールで遊んでいた子供に肝心のフィルムを露光されてしまう。 もともと何も写っていなかったフィルムとは知らない大屋は、ようやく入手した雪男フィルムがダメになってしまったと真っ青になる。追い詰められた大屋は、会社に出入りする美大生の黒川にそそのかされ、深夜の動物園に忍び込んでシロクマを撮影。そのぼんやりした写真を「田之村が写した雪男の写真」として榎倉会長に渡す。 それを見て益々ヒートアップしてしまった榎倉会長が、S新聞に働きかけ、S新聞が主催する雪男探検隊のパトロンとなることを申し出る。そして遂に雪男探検隊が結成されるのだった。 ■ 1つのウソから広がる騒動 たった一つの小さなウソ。それが次第に大きくなって渦巻きとなり、その中に人々が巻き込まれ、振り回されく様は『群舞』というタイトルにふさわしい。 雪男という世界的に有名なUMA(未確認動物)を日本人が発見したとすれば、確かにこんな感じで騒動が広がっていくのだろう。その有様を、シニカルにユーモラスに描いている。 終盤になって、方良りつ子は田之村に「雪男の足跡が驚くほど真っ直ぐなのは、雪男が何らかの事情で離れ離れになっている雪女に会いに行く時の一途な気持ちの故だ」と語り、それを聞いた田之村は、りつ子が自分の気持ちに気付いていることを悟る。しかしラストで田之村はりつ子への思いを必死に断ち切り、ひとり歩み出そうとする。 実は、井上は毎日新聞時代から作家として成功を収めるまで(『群舞』出版の直前まで)の16年にわたる愛人がいたという(「愛人」だった白神喜美子が著した『花過ぎ 井上靖覚え書』(紅書房)による)。 あくまでも「白神喜美子の自己申告が本当だとすれば」という留保付ではあるが、初期の井上靖は、彼女が提供する題材をほとんどそのまま小説のネタに用いることもあった。また、彼女に筋書きを話したり、あるいは原稿を読んでもらったりすることで作品をブラッシュアップさせていたという。いわば彼女はゆるやかな意味での共作者であった。 無名時代の彼にとっては、的確な指摘をし、かつ自分を賛美してくれる、審美眼のある彼女は創造の源泉だったのかもしれない。しかし、文壇での地位が確立されてくるにつれ、妻以外の愛人の存在は疎ましいものとなり、『群舞』単行本刊行の2カ月前になって、井上は愛人に一方的に別れを告げたという。 別れの2年前に連載された『群舞』に描かれた「りつ子への思いを断ち切ろうとする田之村」には、遠からぬ将来、愛人との関係に決着をつけようと思っていた井上の心象が投影されているように思える。 ■ 芸術作品の源泉としての「不倫愛」 人妻を慕う、あるいは愛人を囲う。こうした不倫愛が芸術家を支える例は多い。その極北はドイツの大作曲家リヒャルト・ヴァーグナーだ。ドレスデンで革命騒ぎをやらかして指名手配され、命からがら逃げだしたヴァーグナーは、スイスで裕福な商人ヴェーゼンドンクのもとに転がり込み、そこで手厚くもてなされる。 ところが彼はヴェーゼンドンクに恩返しするどころか、ヴェーゼンドンクの妻マティルデと不倫の愛欲にふけり、しかもその不倫愛の成果物として、世界音楽史上の頂点ともいわれる楽劇『トリスタンとイゾルデ』を作曲してしまうのである。人倫の観点からすれば、 ヴァーグナーは史上稀にみる下劣な悪漢だが、究極的名曲『トリスタンとイゾルデ』が人類にもたらした「恩寵」はいくら称揚してもし足りないほど。この『トリスタンとイゾルデ』を産み出したマティルデとの不倫を、対個人のマイナス要素と対人類のプラス要素のどちらで評価すべきか、黒白は中々につけにくいものなのである。ちなみに懲りないヴァーグナーは、『トリスタンとイゾルデ』を初演した指揮者ビューロウの妻コージマをも寝取ってしまう。しかもよりによってビューロウが『トリスタンとイゾルデ』を初演する直前、コージマはヴァーグナーの子イゾルデを産んでいるのである。ウィーンでは77回にも及んだ綿密なリハーサルの後に「演奏不可能」とされてしまった難曲『トリスタンとイゾルデ』を、ミュンヘンの歌手とオーケストラを必死に叱咤し続け、ようやく初演に漕ぎ着けてくれた大恩人ビューロウに対する仕打ちがこれである。ことほどさように『トリスタンとイゾルデ』は徹頭徹尾不倫に彩られた、しかしまぎれもなく人類が生み出した最も美しく最も気高い芸術作品の一つなのである。なんたる矛盾だろうか。ごく最近、日本でもこれとよく似た「16年前の父親は誰だ」といった話題が大いに週刊誌をにぎわせているが、ヴァーグナーの方は不倫で生まれた「芸術上の息子」のスケールが桁違いである。もっとも一市民としてみた場合、ヴァーグナーは史上最低のロクデナシとしかいいようがあるまい。 ヴァーグナーの例はあまりに極端だが、この他に不倫愛が芸術作品に色濃く投影されている例としては、イギリスの作家イヴリン・ウォーの『卑しい肉体』、オーストリアの作曲家マーラーの『交響曲第10番』などが思い浮かぶ。どちらも創作の途中で妻の不貞が発覚し、烈しく打ちのめされながらも必死に立ち直り、再生していく様が生々しく作品に刻印されている。井上の場合は自分が不倫をし、しかも不倫相手を捨ててしまうため同列には論じられないが(不倫を「される」よりも「する」という点で、どちらかとゆ~とヴァーグナー寄り)、「作品への不倫愛の刻印」という点では共通しているといえるだろう。 一方の雪男である。 今回「男ってバカね」話のネタにされてしまった我らがヒマラヤの雪男というのは、イエティ(yeti)を指すことが多い。イエティは、ヒマラヤ山脈に住むと言われている人猿型UMA。全身が毛に覆われ、直立歩行するとされる。現地では古くから伝承されてきたUMAだが、1832年に在ネパールの英国人ホジソンが現地ポーターから聞いた話として雪男の存在を学会誌に発表。更に1887年、イギリスのウォーデル大佐が足跡を発見。時代は下り、1951年に登山家シプトンが撮影した有名な足跡写真によって、一気に世界中の関心が高まった。 そして1954年のイギリス「デイリー・メール紙」主催の探検隊を皮切りに、何度となく雪男探査隊が派遣されている。 ■ 雪男ブームを牽引した毎日新聞社 日本では、1952年、毎日新聞の竹節作太がマナルス登山隊に参加した際、雪男の足跡を見つけ、さらに逃げる雪男の後ろ姿を目撃して以来、1959年暮れからは毎日新聞がスポンサーとなり、雪男探検隊がヒマラヤに派遣され、そのレポートたる『雪男 ヒマラヤ動物記』が1961年に毎日新聞社から刊行されるなど、日本の雪男ムーブメントを牽引していたのは何と言っても毎日新聞であった。 そして毎日新聞といえば、井上靖がかつて15年も務めた新聞社である。自分の古巣である毎日新聞が滑稽なくらい熱心に雪男に取り組んでいる様を微苦笑をもって眺めつつ、肩の力を抜いて軽く揶揄しながら『群舞』を執筆した、というところだろうか(連載はサンデー毎日)。小説中のS新聞は、明らかに毎日新聞のことだ。 井上靖は、『敦煌』(1959年)、『蒼き狼』(同年)、『風濤』(1963年)といった彼の王道たる歴史作品群を生み出す過程において、「歴史小説において作家は、実在の人物の内面をどう描き、史書の記述をどう自作に位置づけるべきか」という問題に関する大岡昇平との烈しい論争を通じ、その成果を自らの歴史作品に厳しく反映させていった。この論争は彼を苦しめたが、彼を作家として大きく飛躍させることにもなったという。その井上がしばし論争から離れ、現代史(あるいは毎日新聞を中心とした現代日本の雪男狂騒史)を、リラックスしながら描いたのが『群舞』なのかもしれない。そんなことを想像するのも愉しい。 『群舞』は、全体に散漫な上、エンディングが尻切れトンボになっている作品ではある。しかし、「あの井上靖が雪男を取り上げた」というキワモノ的興味、純粋に寓意小説としての面白さ、井上靖が古巣・毎日新聞を揶揄している点、エンディングの主人公の決意が、井上靖の実人生における「愛人との別離」を予言(白神の暴露本が真実ならばという留保付)している点など、さまざまな切り口で楽しむことができる。つまり、井上靖を読み解く上で、意外に重要な作品といえるだろう。 2013年12月27日(金) ●「領土問題」中国の考え方―Book Reviewing Globe 本から見る地球(連載356)● Source:ヤフーニュースより 今月の一冊 "Strong Borders, Secure Nation Cooperation and Conflict in China's Territorial Disputes," M.Taylor Fravel, Princeton University Press, 2008 中国が尖閣諸島を含む東シナ海海域に防空識別圏(ADIZ)を一方的に設定したことで、日本、韓国、米国との間に新たな緊張が生まれた。 歴史的に領土・領海紛争は戦争を引き起こす最大の原因であり続けてきた。いったい、中国は領土・領海問題に対してどのような思想と計算で臨んでいるのか。 中国は一九四九年の建国以来、二十三の領土・領海問題を抱えてきたが、そのうち十七は解決した。 その多くは中国の"持ち出し"である。 紛争区域の面積譲歩率は、アフガニスタン一〇〇%、タジキスタン九六%、ネパール九四%、ラオス七六%、カザフスタン六六%、モンゴル六五%、北朝鮮六〇%、ベトナム五〇%、ロシア五〇%、である。 一方、中国が領土問題で武力を行使したのは六ケースである。インド、ベトナム、台湾、ソ連などがその相手である。 数だけで言えば、中国は領土問題を外交交渉で解決してきた方がはるかに多い。そのほとんどが陸地をめぐる領土問題である。 領海紛争となると、一九五七年の(北)ベトナムとの間の白龍尾島をめぐる解決(中国が譲歩)のほか一切、解決していない。 尖閣諸島をめぐる日本との緊張は、その一つである。 米MIT准教授(中国現代史専攻)の著者は、建国後の中国の領土紛争をめぐる協力と対立の歴史を検証し、次のような結論を導き出している。 (1)中国は領土問題の解決に当たっては武力行使をなるべく避けようと慎重姿勢で臨んできている。それは、過去二十年以上、めざましい経済成長と軍事拡大を続けてきたにもかかわらず、この傾向は変わっていない。 (2)中国の場合、内政の不安定につながるようなリスクが高いとき、領土問題で妥協を図ろうとする。なかでも少数民族の騒擾があった場合、近隣諸国に対して、中国が領土問題で譲歩するケースが目立つ。一九五九年のチベットの反乱のとき、中国はビルマ、ネパール、インドに対して妥協を行った。一九九〇年代の新疆ウイグルでのイスラム民族の抗議運動が、カザフスタン、キルギス、タジキスタンとの領土問題の解決を促した。近隣諸国がこれらの少数民族の抗議運動の指導者を鎮圧することと引き換えに、領土問題では譲歩してきた。 (3)中国は領土問題での交渉力の弱まりを感じたとき、それ以上の弱体化を予防するため、軍事力を使おうとするモティベーションに駆られる。建国後、中国は香港とマカオに対して軍事力で領土を奪取しようとしたことはなかった。それはこれらの地域に対する中国の交渉力が一度として脅かされたことがないためである。 これに対して、台湾の場合、一九五〇年代に米国が台湾の恒久的分離を図ろうとしたと見て、砲撃をしたし、一九九〇年代、台湾が独立に向かおうとしていると見て、ミサイル威嚇攻撃を行った。 尖閣諸島については、中国側が日米に対してなお軍事的に弱いと感じていること、そして、少数民族問題のような内政的な弱みがないこと、の二つが重なり合っている。まことに怖い状況である。 2013年12月27日(金) ●韓国、フィリピン空港のマスタープラン事業を受注(1)● Source:中央日報日本語版;ヤフーニュースより 韓国の空港が世界に“輸出”されている。運営効率とサービス面で世界最高レベルという評価を受け、“空港韓流ブーム”が起きているのだ。 仁川(インチョン)国際空港公社は26日、フィリピン国家空港開発マスタープラン事業者に最終選定されたと明らかにした。島国で観光国家のフィリピンは、全国に計85カ所の空港があり、うち13カ所が国際空港。昨年、約6000万人の旅客が空港を利用した。これら空港全体の発展戦略と段階別開発計画を韓国が引き受けることになったのだ。事業期間は2015年6月までの18カ月で、事業費は計258万ドルだ。韓国が外国の個別空港を相手にコンサルティングをしたことはあったが、国家単位の計画全体を引き受けるのは今回が初めて。 仁川空港公社のキム・ハクチョル海外1グループ長は「国家マスタープランを組むことになれば、空港別の開発スケジュールなどを細かく知ることになり、今後、国内の設計・エンジニアリング企業が関連事業を受注するのに大きく役立つだろう」と述べた。今回の事業受注は韓国国際協力団(KOICA)を通じて行われた。KOICAが政府開発援助(ODA)の一環としてフィリピンの空港マスタープランを支援し、この事業を仁川空港公社が引き受けることになった。しかしこれに先立ち、セブ空港コンサルティング(2010-2011年)などを通じてフィリピン交通通信省の信頼を得たため、最終的な受注が可能だったというのが、公社側の説明だ。 仁川空港公社は今回の受注で海外事業実績が8カ国・17事業、累積受注額7064万ドルに増える。公社は2007年から担当部署を設置し、海外市場の開拓に取り組んでいる。その結果、2009年のイラク・アルビル空港をはじめ、毎年、ロシア・ネパール・バングラデシュ・カンボジア・インド・インドネシアなどで空港運営諮問、建設事業管理などの事業を受注した。特にロシア・ハバロフスク空港の場合、2011年に株式10%を引き受け、空港の運営に参加している。この空港はロシアの351カ所の空港のうち9番目に規模が大きく、連邦政府が極東地方ハブ空港として力を注いでいるところだ。 2013年12月26日(木) ●「日本側の勘違いでは?」、弾薬問題めぐり韓国軍関係者が指摘―韓国メディア● Source:XINHUA.JP;(編集翻訳 小豆沢紀子);ヤフーニュースより 「日本側の勘違いでは?」、弾薬問題めぐり韓国軍関係者が指摘―韓国メディア 韓国紙・朝鮮日報の中国語版ウェブサイトは26日、日本が国連南スーダン派遣団(UNMISS)に参加している韓国軍に陸上自衛隊の弾薬1万発を無償提供した問題で、韓日両政府が互いの主張を曲げず、一歩も譲らない攻防を続けていると報じた。 日本政府は24日、「現地時間の21日晩、韓国軍の責任者から電話で『緊急に弾薬1万発を提供してほしい』と要請があった」と表明。つまり、韓国側は国連を通さずに日本側に直接支援を求めたということだが、これは韓国側の言い分とは大きく異なる。 韓国側は25日、日本側の主張に反論する形で、「21日午後、韓国、ネパール、インド、ルワンダの部隊が会議を開き、韓国軍は任務遂行にあたりさらに多くの弾薬が必要だと話した。同じ地区に駐屯するネパール軍の弾薬とは規格が合わず、同じ規格を使用している部隊を探すことに。その過程で日本にも問い合わせの電話をしただけだ」と強調。「そうこうしているうちに、UNMISSが日本に弾薬1万発の提供を求め、日本はUNMISSにこれを無償提供した」と主張した。 これに対し、日本側も25日、再び反論。菅義偉官房長官が記者会見で、「韓国は現地の部隊と日本大使館を通じて直接日本側に弾薬支援を申し出た」と改めて強調した。これに対し、韓国軍関係者は「自衛隊が韓国軍の電話を受けた際、韓国がUNMISSを通さず、直接日本側に支援を求めたと勘違いしたのでは」との見方を示している。 2013年12月26日(木) ●インド、「南インド開発銀行」設立を検討● Source:インド新聞;ヤフーニュースより インドは現在、「南インド開発銀行」の設立を検討している。商工省通商局の幹部がこのほど、明らかにした。「南アジア地域協力連合(SAARC、本部・ネパール・カトマンズ)」域内のインフラ整備を促し、域内の貿易を活発化させるのが狙い。 SAARCはインド、パキスタン、アフガニスタン、ネパール、ブータン、バングラデシュ、スリランカ、モルディブの8カ国で構成する地域連合で1985年に発足。当初は7カ国だったが、2007年にアフガニスタンが加盟した。。 SAARCは2006年1月1日に「南アジア自由貿易圏(South Asia Free Trade Area、SAFTA)」を発足。07年末までに第1段階として域内貿易の関税率を20%にまで引き下げた。現在は15年末を期限に関税をほぼ撤廃することを目指している。 8カ国は他方で、非関税障壁の撤廃に向けた協議を進めているが、その大半が加盟国のインフラ整備の遅れに起因しており、資金の調達が課題となっている。 インドは南アジア開発銀行の設立・運営を通じ、資金の問題を解消して各国のインフラ整備に弾みをつけ、域内貿易を拡大させたい考えだ。最終的には加盟各国の合意が必要となる。 インドの12年度の域内への輸出は前年度比で13%増加。輸出全体が1.82%減少したのとは対照的に大幅に伸びた。また、域内からの輸入も6%増加した。 2013年12月26日(木) ●書き損じ年賀状で、ネパールの子どもに本を机を学校を贈ろう● Source:リセマム、《リセマム 水野 こずえ》;ヤフーニュースより 認定NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパンは、「書き損じた年賀状でネパールの子どもたちの学習環境を改善しよう!」キャンペーンを実施、書き損じの年賀状やハガキ、未使用切手の寄付を呼びかけている。 ネパールの山間部では、古くて、雨季には雨漏りのする学校、本・教材や黒板、机が足りない教室が多く、勉強したいと願いながらも、環境の悪さから学校に行けない子どもや、中退してしまう子どもが少なくない。チャイルド・ファンド・ジャパンでは、ネパールの子どもたちが楽しく勉強できる環境を整えるため「子どもにやさしい学校環境整備プロジェクト」を実施している。 今回のキャンペーンによって集まったハガキは、郵便局で5円の手数料を払って新しい切手に交換。交換した切手や未使用切手を当団体の郵便物発送の際に利用し、切手の購入予算を当プロジェクトの支援金として、図書支援や学校設備の支援など、学校環境の整備に活用する。 書き損じた年賀状や未使用ハガキ6枚で図書室に本を1冊、10枚で学校建設に使うシャベルを1本、50枚で教室の机を1つ贈ることができ、さらに、約1万8,000枚で小学校を1棟建設することができるという。 チャイルド・ファンド・ジャパンは、ネパールにおける学校設備の支援や、学校の建築・修繕、教員の指導力強化のために、書き損じハガキ、未使用切手の回収に協力してほしいと呼びかけている。 2013年12月26日(木) ●韓国軍に銃弾1万発供与、与野党から強い批判―中国メディア● Source:Record China ;(翻訳・編集/NY);ヤフーニュースより 2013年12月25日、人民日報(電子版)によると、日本の安倍晋三首相は24日午前、自民党の役員会で、南スーダンで国連のPKO活動を続ける韓国軍に日本の自衛隊が銃弾1万発を提供したことについて説明し、理解を求めた。一方で自民党と連立与党を組む公明党や野党からは強い批判の声が上がっている。 韓国は今年3月、南スーダンに工兵部隊とその警護に当たる280人の兵士を派遣。インド軍、ネパール軍と同じ基地に展開している。韓国軍は国連の規定に従って口径10ミリ以下の火器しか所持しておらず、銃弾不足の恐れがあるため、日本政府は陸上自衛隊が所持する5.56ミリ弾1万発の提供を決めた。 日本政府は1967年、共産国、国連決議で武器輸出が禁止されている国、紛争当事国やその恐れのある国への輸出を禁じた「武器輸出三原則」を定めた。1992年に成立したPKO協力法の審議においても政府委員は「武器弾薬提供は含まれない」と主張していた。 今回の日本政府の行動には、かつての主張との食い違いが見られることから、自民党と連立与党を組む公明党も懸念を表明している。 2013年12月26日(木) 今年人気が急上昇した世界の観光都市ランキング Source:@DIME、DIME編集部;ヤフーニュースより 世界最大の旅行サイトTripAdvisorは、世界の旅行者からの口コミをもとにした「トラベラーズ チョイス人気上昇中の観光都市 2013」を発表した。このアワードは、前年と比較して口コミでの評価や注目度が特に上昇した観光都市をランキングしたもの。全世界のランキング1位にはキューバのハバナが選ばれたほか、日本からは札幌市が世界の7位、アジアの2位にランクインした。 ■人気上昇中の都市 世界トップ10 1 ハバナ/キューバ; 2 ラ フォルトゥーナ デ サン カルロス/コスタリカ; 3 カトマンズ/ネパール連邦民主共和国; 4 エルサレム/イスラエル; 5 クスコ/ペルー; 6 アンバーグリス キー/ベリーズ; 7 札幌市/日本; 8 ハノイ/ベトナム; 9 コラレホ/スペイン; 10 フォルタレザ/ブラジル ■人気上昇中の都市 アジアトップ10 1 カトマンズ/ネパール連邦民主共和国; 2 札幌市/日本; 3 ハノイ/ベトナム; 4 シェム リアップ/カンボジア; 5 ホアヒン/タイ; 6 コタ キナバル/マレーシア; 7 サヌール/インドネシア; 8 マカオ/中国; 9 ジャイプール/インド; 10 釜山/韓国 このランキングは、世界中の旅行者から投稿されたレストラン、観光スポットなどに投稿された口コミの評価や、アクセス数などを都市ごとに集計し、前年と比較して特に旅行者からの評価や注目度が高まった都市を世界的に集計したもの。世界のトップ10のほか、アジア、ヨーロッパ、U.S.、南米、南太平洋の5つのエリアでもランキングを集計し、世界54都市が人気急上昇都市の栄誉を受賞した。世界トップ10では、1位にカリブの美しいビーチとスペインコロニアル時代の街並が調和したキューバの首都ハバナが選ばれ、アジアの1位には、ヒマラヤ山脈の膝元、標高1300mに位置するネパールのカトマンズが選ばれた。日本の都市では札幌市が世界の7位、アジアの2位にランクインする結果となった。今回の受賞に関して札幌市では「このたび、札幌市が「人気急上昇の観光地」で、アジア地区2位、世界7位に選ばれ、大変うれしく思います。札幌は、豊かな自然環境と都市機能が調和しているとともに、北海道の新鮮で豊富な食が集まります。また、大自然に囲まれた札幌は、暖かな春から、厳しくも美しい冬まで、四季折々に様々な表情を見せてくれます。いつ訪れても、美しい感動が待つ札幌へ、みなさまのお越しをお待ちしております」とコメントしている。 ■評価方法: 2012年9月~2013年9月にトリップアドバイザーに投稿された、世界各都市の宿泊施設、レストラン、観光スポットへの口コミの評価や投稿数、旅行者からのサイト閲覧数、「お気に入りの旅先」への登録数などを前年のデータと比較し、旅行者からの評価や注目度が特に高まっている都市を、独自のアルゴリズムで選出したもの。 2013年12月26日(木) ●銃弾提供公表 韓国「政治利用だ」 日本に強い不快感 朝鮮日報報道● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 【ソウル=加藤達也】南スーダンで国連平和維持活動(PKO)に参加している陸上自衛隊から韓国軍への銃弾1万発の無償提供が韓国側の要請によるものだと日本政府が公表したことに対し、韓国政府が日本政府に外交ルートを通じて「政治的に利用している」と強い遺憾の意を伝えたことが分かった。韓国紙の朝鮮日報が25日、報じた。 記事では、韓国政府高官が「国連南スーダン派遣団(UNMISS)を通じ、迂回(うかい)して支援を受けたにもかかわらず、日本側は軍事的な役割の拡大につなげようとしている」と不快感を示したとした。さらに、この遺憾表明を日本側への「警告」だと主張した。 一方、韓国紙の東亜日報は25日、銃弾提供を求めた際、韓国軍が「安全の確保」を理由に輸送完了までの非公表を要請し、日本側も同意したと伝えた。 銃弾提供をめぐり、韓国内では韓国軍への批判も強まっている。朝鮮日報は「日本に『集団的自衛権』の口実を提供した韓国軍の無能ぶり」とする社説を掲載。これに対し、大統領府と外務省は日本批判や言い訳に終始している。 銃弾提供を受けながら韓国政府が日本を批判する背景には、鉄道ストライキの長期化などで政権批判が強まっていることがある。朴槿恵(パク・クネ)大統領の支持率も50%を割り込んでいる。安倍晋三政権が掲げる「積極的平和主義」を「軍国主義化の口実」とみる朴政権にとり、陸自からの銃弾提供がさらなる求心力低下を招きかねないとの危機感があるとみられる。 一方、聯合ニュースは、南スーダンのジョングレイ州ボルの韓国軍駐屯地近くで24日、南スーダン政府軍と反乱軍の戦闘があり、駐屯地から約300メートルのネパール軍駐屯地に迫撃砲弾2発が落ちたと伝えた。 2013年12月25日(水) ●韓国軍基地内に迫撃砲2発 部隊に被害なし=南スーダン● Source:聯合ニュース、ヤフーニュースより 【ソウル聯合ニュース】国連南スーダン派遣団(UNMISS)に参加している韓国軍部隊の駐屯基地近くに24日午後5時(現地時間)、南スーダンの政府軍と反乱軍との間で交戦が起こり迫撃砲2発が基地内に着弾した。韓国合同参謀本部が25日、明らかにした。 合同参謀本部によると、韓国軍の基地から4キロの地点で戦闘が発生し、韓国軍部隊から300メートル離れたネパール軍区域(基地)内に迫撃砲2発が落ちたという。迫撃砲の着弾でネパール軍兵士数人がかすり傷を負ったもよう。 合同参謀本部は、韓国軍に被害はなく安全に待機していると伝えた。韓国軍は警戒態勢を強化する方針だ。 また、現在は戦闘が収まっており南スーダン政府軍連絡将校を通じ、南スーダン政府軍と緊密な協調体系を維持していると説明した。 2013年12月24日(火) ●<気象庁>世界の年平均気温、2番目の高さ…今年● Source:毎日新聞、【夫彰子】;ヤフーニュースより 気象庁は24日、日本と世界の今年の天候まとめ(速報値)を発表した。 ◇大雪と猛暑 冬は北日本を中心に周期的に強い寒気が南下し、青森市で2月末、国内歴代最高の積雪566センチを記録した。一方、太平洋高気圧の勢力が強かった夏は猛暑に見舞われた。平均気温が平年より1.2度高かった西日本は過去最も暑い夏になり、高知県四万十市では8月12日、国内最高気温の41度を観測した。 ◇10月に台風接近 台風は31個発生し、19年ぶりに30個台に。うち14個が9~10月に集中し、9月の18号では滋賀、京都、福井の3府県に初の大雨特別警報が出された。10月の26号では東京都大島町(伊豆大島)で大規模な土砂崩れが起きた。10月に日本に接近した台風は過去最多タイの6個に上った。 ◇世界でも異常気象 中国や豪州で異常高温となった。自然災害も多く、インドとネパールでは6月の豪雨被害で計6000人近くが死亡。11月には台風30号がフィリピンを直撃し、死者は6000人を超えた。 地球温暖化の影響も見られ、世界の年平均気温は、2010年までの30年間の平均より0.2度高く、1998年の0.22度に次いで過去2番目に高かった。日本はプラス0.4度で過去8番目だった。 2013年12月24日(火) ●旅猿シーズン1から奥多摩キャンプ&ネパール旅がDVD化● Source:お笑いナタリー;ヤフーニュースより DVD「東野・岡村の旅猿 プライベートでごめんなさい… 奥多摩で初キャンプの旅 プレミアム完全版」が明日12月25日に発売される。 これは、2011年にレギュラー放送された「東野・岡村の旅猿」シーズン1をDVD化したもの。来月1月22日には同シーズンから「東野・岡村の旅猿 プライベートでごめんなさい… ネパールの旅 プレミアム完全版」も発売される。 両作は未公開映像を加えたディレクターズカットバージョン。2巻連動企画として、抽選で合計500名に「旅猿パーカー」が当たるキャンペーンも。両作の初回プレス分には応募券、応募ハガキが封入される。2作あわせてチェックしよう。 2013年12月24日(火) ●<PKO弾薬提供>政府、緊急性たてに 韓国と関係改善狙う● Source:毎日新聞、ヤフーニュースより 政府が23日、武器輸出三原則の例外として、陸上自衛隊の弾薬を国連を通じて韓国軍に譲渡したのは、事態の緊急性に加え、悪化する日韓関係にプラスになるとの計算も働いたためだ。しかし、これまで武器・弾薬の譲渡を「想定していない」としてきた国連平和維持活動(PKO)協力法を根拠に、例外への道を開いたことで、内外で論議を呼ぶことは必至だ。 【PKO弾薬提供】政府「武器三原則の例外」との談話 政府が23日に決めた南スーダンで活動中の韓国軍への弾薬の譲渡は、国連平和維持活動(PKO)で武器・弾薬の供与はしないとしてきた政府方針と、武器輸出三原則という二つの「枠組み」を一気に飛び越えた形となった。緊急事態への対応とはいえ、議論の蓄積の不十分さは否めない。 「宿営地の周囲に詰め掛けた避難民と別の勢力が衝突し、他国から派遣されているPKO要員が亡くなる事例も起きている。緊急性と人道性が非常に高い状態だ」。防衛省幹部は23日にこう繰り返し、弾薬の譲渡の必要性を強調した。 防衛省によると、譲渡先の韓国軍部隊は工兵隊が大半を占め、自衛のための十分な武器を持っていない。同部隊の展開しているジョングレイ州は急速に治安が悪化しており、韓国軍は22日、自国軍による補充が完了するまでの応急措置として日本に弾薬の譲渡を要請。日本側は緊急対応として譲渡を決定した。 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は歴史認識問題や安倍政権の外交姿勢に対する厳しい姿勢を崩しておらず、首脳会談の見通しも立たないままだ。しかし、中国の防空識別圏設定を巡る問題でも、日本側は韓国と連携して対応したい考え。今回のような現場での関係を積み重ねることで、「うまく行けば日韓関係の改善につながる」(政府関係者)との思惑も背景にある。米国や関係国との連携を深める国際協調主義のもとに日本が世界や地域の安全に貢献するという「積極的平和主義」を掲げる首相にとって、今回の要請を拒否する選択肢はなかったと言える。 ただ、今回の譲渡の根拠となったPKO協力法の物資協力規定を巡っては、政府は国会答弁で「譲渡する物資に武器・弾薬は含まない」「要請があっても応じない」としてきた。内閣府幹部は「かつては停戦監視がPKOの主な任務で『武器・弾薬は必要ない』という認識だったが、国づくり支援が重要任務となり、武器・弾薬の譲渡が必要な場面も出てきている」と説明するが、従来の政府見解との食い違いは大きい。また「両国の協力は結構だが、武器の譲渡が現地勢力を刺激しかねない」(日韓外交筋)との指摘もある。綿密な情報収集や検討をしたうえでの譲渡ではないため、現地での事態の急変に対処できないおそれは残っている。 政府は今月閣議決定した国家安全保障戦略で、三原則の見直し方針を打ち出している。十分な準備のない「なし崩し」を避けるためにも、新原則ではPKOにおける対応を明確に定める必要がありそうだ。【本多健、青木純】 ◇三原則議論尽くさず 政府は今月閣議決定した国家安全保障戦略で、武器の輸出を事実上禁じてきた武器輸出三原則を見直す考えを打ち出した。現行の三原則は、必要に応じて例外を設けることで「増築に増築を重ねた使い勝手の非常に悪い家」(与党幹部)とされるためだ。 見直しに先行した今回の措置は、人の殺傷にも関係する可能性がある事案でもあり、三原則の見直しに慎重姿勢を示している公明党から批判が出る可能性もある。 武器三原則は1967年に当時の佐藤内閣が(1)共産国(2)国連決議で武器輸出が禁止されている国(3)紛争当事国やそのおそれのある国--への輸出を禁じたのが始まりで、後の三木内閣がその他の国への輸出も「慎む」とした。 ただ、近年は武器の国際共同開発が主流になっているうえ、国際平和協力活動の一環として他国から武器の提供を求められることがあり、政府はそのたびに官房長官談話で三原則の「例外」を認めて対応している。民主党政権は2011年、「平和貢献・国際協力に伴う案件」など一定の条件を満たした場合に限って「例外」を認める基準を設けたが、国際機関への譲渡を想定していなかった。結果として、今回も従来どおり官房長官談話で「例外」を認めざるを得ず、場当たり的な対応となっている。 政府関係者は「今回の譲渡は戦闘に関するものであり、あまり良い例ではない」ともらす。与党の公明党内には、日本が輸出した武器が殺傷や破壊に使われることへの懸念が強く、譲渡をきっかけに三原則改定の「先送り論」も噴き出しかねないためだ。 政府は来年以降、新たな原則を策定する方針だ。武器輸出が本来持つ意味合いがクローズアップされる契機となる可能性がある。【青木純】 ◇韓国「特殊な状況」 【ソウル澤田克己】聯合ニュースによると、韓国軍は3月、道路の保守などを行う工兵部隊と民間人の治療に当たる医療部隊の計約280人を南スーダン東部ジョングレイ州の州都ボルに派遣。部隊は、戦闘部隊であるインド軍、ネパール軍と同じ基地に展開しているという。 韓国国防省関係者は「国連の規定に従って口径10ミリ以下の火器しか持っていない」と語る。小火器の銃弾も不足する恐れがあるため、国連南スーダン派遣団(UNMISS)に弾薬の支援を要請し、陸上自衛隊から5.56ミリ弾1万発を受け取った。米軍からも5.56ミリ弾3417発と7.62ミリ弾1600発の提供を受けた。 韓国軍は、万一の事態に備えて、銃弾に加えて重火器も現地に送る方針で、準備を急いでいる。韓国から弾薬が届き次第、自衛隊などから受け取った実弾は返却する。韓国政府当局者は「今もっとも重要なのは、南スーダンで活動する軍人の安全だ。強盗が刀を持って近づいてきている状況で、隣家に銃を貸してくれと言ったようなものだ」と話し、特殊な状況であることを強調した。 2013年12月23日(月) ●米ワシントンの法律 「ビッグフット」を撃ったら処罰される?● Source:産経新聞、(ワシントン 柿内公輔)、ヤフーニュースより 1924年、米ワシントン州の鉱山で、6人の作業員が巨大な猿のような動物に襲撃された。銃で応戦したがひるまず、命からがら逃げ出したという。 この目撃談をはじめ、ロッキー山脈を中心に巨大な毛むくじゃらの二足歩行の生き物に遭遇したという報告が全米で相次いだ。足跡があまりに大きく、「ビッグフット」との呼び名が付けられた。 ゴリラを見間違えたとの見方もあれば、新種の類人猿という説もあり、その真偽や正体をめぐり論争が続いているが、なんとそのビッグフットを射殺すると罪に問われる自治体がある。 目撃例が多いワシントン州スカメニア郡もその一つだ。最大1万ドル(約100万円)の罰金か5年以下の禁錮に処すとの法律が制定されたのは69年。その後罰金は1千ドル以下に引き下げられたが、もし検視官がビッグフットを「人類」と鑑定すれば殺人罪に問われるという笑えない条項も加わった。法律ができた趣旨は、ビッグフットを手に掛けようと郡外から押し寄せる人々が誤って住民を撃つのを防ぐためだったという。 カリフォルニア州も、狩猟が認められる動物のリストにビッグフットが載っていないという理由から処罰の対象。一方、テキサス州では逆に狩猟禁止リストの対象外のため射殺もおとがめなしだそうだが、当然ながらまだ実例はない。 ビッグフットのような未知の生物は世界各地で噂があり、ネパールの「イエティ(雪男)」や中国の「野人」、日本でも広島県周辺で出没するという「ヒバゴン」が有名だ。いつの日か、その正体がはっきりする日が来るかもしれないが、やはり伝説は伝説のままの方がロマンがあって楽しいかも。 2013年12月22日(日) ●中国、邱国洪氏を新たな駐韓国中国大使に任命する方針―韓国メディア● Source:Record China、(翻訳・編集/KT);ヤフーニュースより 2013年12月20日、香港・中国評論通訊社は記事「中国外交部、邱国洪氏を駐韓国中国大使に任命へ」を掲載した。 韓国紙・朝鮮日報によると、中国は邱国洪(チウ・グオホン)氏を新たな駐韓国中国大使として任命する方針を固めた。ある中国外交筋が明かしたもので、まだ韓国に正式な申請はしていないという。張●森(ジャン・シンセン、●は森の木を金に変えたもの)大使は19日にソウルで離任式を行っている。 邱氏は1957年生まれ、上海外国語大学を卒業。在日本中国大使館の参事官、公使。在大阪中国総領事館総領事。駐ネパール特命全権大使を歴任し、11年からは中国外交部対外安全司司長の職にあった。 2013年12月22日(日) ●綾・立花さん登頂成功 難関の山、アマ・ダブラム● Source:宮崎日日新聞;ヤフーニュースより 綾町北俣の立花佳之さん(51)は、難関とされるネパールの山「アマ・ダブラム」(6812メートル)への登頂に成功した。立花さんは「支えてくれた現地メンバーのおかげ」と喜びをかみしめている。 2013年12月20日(金) ●北米大陸自転車縦断中の西川さん、徳島で旅の報告-福島の小学校とスカイプ授業も /徳島● Source:みんなの経済新聞ネットワーク;ヤフーニュースより 徳島に12月13日、「ぼくの地球を走る旅」をテーマに、自転車で世界を走る旅にチャレンジしている西川昌徳(まさのり)さんが一時帰国した。(徳島経済新聞) 今回の旅は「North America Tour 2013」と題し、今年9月にアラスカをスタート。カナダを通過し、米ロサンゼルスを目指す「北米大陸縦断の旅」。既に4300キロを走行し、残り約3000キロ地点のブリティッシュコロンビア州から日本へ一時帰国し、自転車のサポートを手掛けた「RINDOW」(徳島市末広2)店主の佐光さんに旅の報告を行った。 西川さんの出身は兵庫県姫路市。大学時代を徳島で過ごし、卒業後の22歳で初めての長距離自転車旅行となる日本一周を走破。24歳で「第1回ユーラシア大陸横断」にチャレンジし、中国からインドまでの計7カ国1万7000キロを2年半かけ走った。道中で起こった「四川大震災」では4カ月現地に滞在し、ボランティア活動を行った。 2009年12月に帰国した後、同県で次回の旅の資金を得るため1年間働いていたが、東日本大震災発生後、日本一周で世話になった福島県新地町でボランティアとして活動。昨年4月からネパールをスタート地点に「第2回ユーラシア大陸横断」の旅を再開。今年3月にポルトガルまでを走破し、成田へ帰国後、自転車で同町へのゴールを果たした。 第2回の旅からは、世界と福島の駒ケ嶺(こまがみ)小学校をつなぐ「スカイプ授業」を行っている。「子どもたちは自分の環境を選べない。いろいろな世界を教えてあげるきかっけをつくりたかった」と振り返る。「自分の走る姿を見せ、一緒に頑張ろう」と励ましの言葉を送る。「旅を始めた当初は自分のために走っていたが、子どもたちと関わることで誰かのために走ることに目的が変わっていった。今回の旅が終わりではない。アメリカ大陸横断、南米、アフリカにも行く。走り続けたい」と意気込みを見せる。 今月23日に日本をたち、旅を再開する。 2013年12月20日(金) ●道端ジェシカさん「考えることから始めよう!」● Source:25ansオンライン、■25ans 2014年1月号、KYOKO TAKAHASHI、ヤフーニュースより 社会貢献活動を通して、世界の問題はもちろん、自分の生き方や仕事観を見つめ直し、人としての魅力を深めているセレブたちが、自らの経験から得た“チャリティイズム”を語ります。 自分ではない誰かのことを考えれば何かが始まる 道端ジェシカさん「考えることから始めよう!」 ブータン難民キャンプでの希望の光が忘れられない 私のチャリティ活動の第一歩となったのは、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の公式支援窓口である国連UNHCR協会の「毎月倶楽部」です。世界各地の難民やUNHCRの活動を支援するための寄付システムで、20歳のときに入会しました。そして、2011年9月には、ネパールにあるブータン難民キャンプを訪れる機会を得ました。ブータンから逃れたネパール系ブータン人が20年にわたり避難生活を送っているところで、学校見学や健康診断の手伝いなどをさせていただきました。 現地に足を運んで最も感じたのは、希望です。私が訪れたのは、比較的第3国定住が進んでいるキャンプ。「これからアメリカに行くんだ」と、人生の新天地へ向かう人々に毎日のように出会いました。彼らのその希望に輝く姿は決して忘れることができません。また、キャンプで暮らす人を「難民」とひとくくりにできないことも思い知りました。例えば、ある女性がキャンプの外に出て、ネパールの男性と禁断の恋に落ちた話を聞きました。難民キャンプで暮らす人も自分と同じように恋愛をするということに親近感が湧いたと同時に、そこでのひとりひとりの人生にもドラマがあることを知ったのです。 私のチャリティイズムは…「考えることから始めよう!」 「人間はみんな良心があるから、考えれば、必ず何か世界のためにアクションを起こすはず」という想いがこめられて。ジェシカさん自身は、「何不自由なく暮らしている自分は、社会のために何ができるのか」と考えてUNHCRの支援を始めたそう。 2013年12月17日(火) ●<映画評>世界中の空の魅力が詰まった作品 ディズニー最新作 「プレーンズ」● Source:THE PAGE;ヤフーニュースより 80年代の名作『トップガン』を彷彿とさせるド派手な飛行シーンから始まる同作品。BGMや航空機が“響かせる”すべての音は、アニメーションを超越したリアリティがある。祖父、そして父が海軍パイロットだったという家庭に育ったクレイ・ホール監督。幼いころから大空に魅せられてきたからこそ、描くことができる世界観を鮮やかに表現している。 ディズニー最新作 「プレーンズ」プロデューサーに聞く 冒頭の『トップガン』をオマージュしたシーンで観客を引き込み、『紅の豚』をはじめとする宮崎アニメの飛行シーンを要所々々にちりばめ、戦闘シーンでは、ゼロ戦映画などからも影響を受けるなど、初めて観るにも関わらず、どこか懐かしさも共存している。 水難シーンでは、『パーフェクトストーム』や『海猿』。ヒマラヤの山岳地帯の風景は『バッドマン・ビギンズ』か、と思わせたが、種明かしをプロデューサーのトレイシー・バルサザール=フリン氏にたずねると「パーフェクトストームはおもしろい意見ね」と一蹴(笑い)。飛行シーンのある作品、映像からは、映画に限らず参考にしているが、それ以外は、意識してなかったという。おそらく、『トップガン』を思わせるオマージュが、あまりにも強烈な印象を与え、見る側にそういった期待をもたせてくれたのかもしれない。 動画URL:http://www.youtube.com/watch?v=li52_qxnvD4 レースは、アメリカをスタートし、アイスランド、ドイツ、インド、ネパール、中国、そしてメキシコを経てアメリカへと戻る。それぞれの国の景勝地が描写されており、繊細に再現されたスクリーンの中にあるインド・タージマハルは、この作品の中でも見どころの1つだ。ここでは、スピード感あふれるシーンが続く他のエリアとは対照的に、静かに緩やかに時間が流れている。 出演しているキャラクターも個性豊かで、日本女性の「奥ゆかしさ」を備えたサクラ、陽気なメキシカン、エル・チュパカブラなど、さまざま。ちなみに、「チュパカブラ」は南米に生息すると言われている吸血獣の名前。メキシコ出身のレース機がこの名前を名乗る理由は、「覆面レスラーのリングネームで、エル・チュパカブラは、強さ、怖さをイメージさせるから」(前述プロデューサー)。しかし、怖さというよりは、強く優しく描かれている。 ストーリーは、田舎町の農薬散布機が世界一周レースへの出場を夢見て努力を重ね、仲間に支えられ、成長していくアメリカ映画らしい作品。飛行レースならではの、スピード感は圧巻で、手に汗握る場面も。 2013年12月17日(火) ●岡崎で災害時通訳ボランティア講座-情報が届きにくい外国人と模擬練習 /愛知● Source:みんなの経済新聞ネットワーク;ヤフーニュースより ゲームなどを通じて防災用語を覚えたり心配事を書いたりした 岡崎・城南小学校(岡崎市城南町)体育館で12月15日、「災害時通訳ボランティア スキルアップ講座」が行われた。(岡崎経済新聞) 過去2回、初級編を開催しており、この日はスキルアップ編として実施。災害時通訳ボランティアとして岡崎市に登録している64人のうち27人ほどが参加。岡崎市に震度6弱の地震が起きたという設定で、外国人が避難生活の中で困る様子を体験しながら、避難所での情報収集と行政からの情報不足にどう対処するかなどについてシミュレーションした。外国人は19人ほどが参加協力した。ブラジル人10人、フィリピン人3人、中国人2人のほか、韓国、アメリカ、ペルーなどから来日している人の姿もあった。 岡崎市市民協働推進課の藤野晋爾さんは「これまでは座学だったが、今回は実践的な講座にした」と話す。藤野さんは「りぶら国際交流センター」と兼務で、岡崎で暮らす外国人たちが過ごしやすく日本人社会に溶け込めるよう情報を提供したり交流の場を開いたりしている。 市に登録している通訳ボランティアで現在通訳可能な言語は英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語など。「11月末現在で、ネパール人111人・ベトナム人307人が岡崎に住んでいるが、まだその母国語で登録している通訳ボランティアはいない」 国際交流NGOの「Viva(ビバ)おかざき!!」も積極的に通訳ボランティアに関わる。代表の長尾晴香さんは、2008年の豪雨で日本語の分からない外国人が困っていたことを知り、彼らをサポートしようと同NGOを起こした。11月からは実践型の英会話教室を開講し、ボランティア活動もカリキュラムに組み込む。 「ボランティアの人数や対応言語を増やすことも必要だが、被災した現場や避難所ではパニックになって、翻訳する人も外国人も普段のように話したり聞いたりできないことが予想される。学校の体育館という場所は実際に避難所になる場所。定期的にこのような本番に近い環境で講座や訓練ができれば」と藤野さんは話す。 2013年12月16日(月) ●イモトアヤコ世界の旅語る「イモトのWiFi」イベント● Source:お笑いナタリー;ヤフーニュースより 「イモトのワールドクイズ in 中部国際空港セントレア」公開イベントに登場したイモトアヤコ。 昨日12月15日、愛知・中部国際空港セントレアにて「イモトのワールドクイズ in 中部国際空港セントレア」公開イベントが実施され、イモトアヤコが登場した。 このイベントは、イモトが宣伝部長を務める「イモトのWi-Fi」(エクスコムグローバル株式会社)の累計利用者数50万人突破目前を記念して行われたもの。イモトはサンタクロースの衣装で登場し、今年2013年でもっとも心に残っているというネパール・マナスル登山や、クリスマスの過ごし方などについて語った。 イベントMCに素敵な男性との出会いを尋ねられると、イモトはアフリカのスーダンでプロポーズを受けたと話し始める。「若き青年リーダーに、牛50頭で嫁いでくれないかと言われた。お断りしたが『75頭でどうか』とお願いされた。どうしても嫁いでほしかったんでしょうね」というエピソードで会場を沸かせた。 「イモトのWiFi」は定額料金で海外でのネット接続を提供するデータ通信サービス。イモトは「これを使えば安心してネットにつなげられて、動画などもガンガン観られます!」とPRした。
2013年11月
2013年11月28日(木) ●[販売戦略]ラオックス、銀座発の本格的免税ストア「ラオックス 銀座本店」オープン、多言語対応販売員が常駐● Source:BCN;ヤフーニュースより ラオックスは、11月28日、東京・銀座に海外からの顧客をターゲットにした本格的な免税ストア「ラオックス 銀座本店」をオープンした。 円安や東南アジア査証緩和、東京オリンピックの決定を背景に、特にアジアを中心に海外から銀座へ来訪する観光客が増えつつあることから出店した。日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、ロシア語、ドイツ語、ペルシャ語、ベンガル語、ネパール語、ヒンディー語、ベトナム語の15か国語に対応するスタッフが常駐。店舗案内だけでなく、銀座周辺の観光名所に関する相談にも対応する。 海外からの観光客のニーズに応えるために、「メイドインジャパン」を中心とした商品をバランスよく揃え、アジア圏からの観光客に人気の国産時計や、100万円以上の高額価格帯の舶来時計をコーナーとして展開。また、10万円前後の海外向け炊飯器など、他の店舗にはない高価格帯の商品を置く。 近年、中国からの観光客の間で、手づくりの日本の工芸品が注目されていることから、金工作家の川上宗照氏による400万円相当の「東京銀器(銀の鉄瓶)」や、贈答用・自家用での購入が多い南部鉄器のコーナーを設けている。 店舗の外装は、日本の伝統色である朱漆と漆黒のコントラストを基調とした「和モダン」なデザインで、銀座中央通りを歩く海外からの観光客に対して、わかりやすく「日本らしさ」を訴える。 売り場構成は、1階が時計/ジュエリー、2階が化粧品/民芸品、3階が海外向け家電製品。? 営業時間は10時~21時。場所は、東京メトロ「銀座」駅・A-4出口から徒歩5分、東京都中央区銀座 7-9-17 銀座ヤマトビルの1~3階。 2013年11月26日(火) ●世界最古の仏教寺院発見、ネパール● Source:ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト;Dan Vergano, National Geographic News;ヤフーニュースより ネパール中南部、ルンビニ村の寺院で祈りを捧げる巡礼僧。後ろでは地下の発掘が進められている。 (Photograph by Ira Block National Geographic) 世界最古の仏教寺院がネパールで発掘された。紀元前550年ごろの遺跡で、釈迦(しゃか)の生年が従来の主流学説から100年ほど遡る可能性があるという。 発掘現場のネパール中南部、ルンビニ村は、釈迦(ゴータマ・シッダールタ)の生誕地として知られている。 研究チームのリーダーで、イギリスにあるダラム大学の考古学者ロビン・カニンガム(Robin Coningham)氏は、「分析の結果、世界最古の仏教寺院と判明した」と話す。 古代の木造遺跡は、毎年数十万規模の巡礼者が訪れる寺院のレンガ構造の地下に埋もれていた。 後年その上部に建立されたレンガ造りの仏教寺院は、古代のレイアウトを複製している。「つまり、仏教の聖地としての連続性を示している」とカニンガム氏は解説する。 「釈迦の生年については論争が絶えないが、とりあえず紀元前6世紀には仏教寺院が存在していたことが確定した」。 ◆釈迦の生誕地 仏教は世界三大宗教の1つで、信者は東アジアを中心に3億5000万人以上に及ぶ。 開祖である釈迦の生年は不明で、ネパール当局は「紀元前623年」説を支持するが、ほかにもさまざまな伝承があり、「紀元前400年前後」とする説も有力だ。 いずれにせよ、古代インドのアショーカ王が巡礼を行った紀元前249年の段階で、ルンビニが仏教の聖地として尊ばれていたことは誰もが認めている。 その後に寂れてしまうが、釈迦の母マーヤー・デーヴィーの名を冠したマーヤー・デーヴィー寺院などの遺跡が1896年に発見され再び表舞台に登場、現在は世界遺産(文化遺産)に登録されている。 巡礼者や観光客による損傷を懸念したユネスコは、ネパール政府や日本政府の協力の下、カニンガム氏を中心とする国際的な研究チームを結成してルンビニ遺跡の状態を調査。今回の地下遺跡の発掘につながった。 ◆古代の木造寺院 カニンガム氏は、「レンガ造りの寺院の地下に、柱穴が見つかった。欄干が木造寺院を囲んでいた証拠だ。また、地上よりも古いレンガ構造も埋もれていた」と語る。 柱穴から採取した木炭を、複数の年代測定法(放射性炭素法と光ルミネセンス法(OSL))で調査したところ、紀元前550年前後に遡ると判明。 「さまざまな発掘品から判断すると、この地で耕作が興ったのが紀元前1000年前後で、紀元前6世紀までには仏教僧のコミュニティーが出来上がっていたと考えられる」。 ◆学界の反応 イギリスのレスター大学の考古学者ルース・ヤング(Ruth Young)氏は、「非常に興味深い成果で、アショーカ王の時代よりも数世紀前に仏教が勃興していたことになる」と評価する。 イギリス、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの考古学者ジュリア・ショー(Julia Shaw)氏は、「木造寺院と欄干の存在は間違いないだろうが、即断は禁物だ」と注意を促す。 「必ずしも仏教の寺院とは限らない」。同氏によると、単純な祭壇を設けて樹木をあがめるという風習は、古代インドに広く見られるという。「仏教と仏教以前の古代宗教は似ている部分が多く、ルンビニの木造寺院も仏教とは関係がない可能性がある」。 研究チームのカニンガム氏は、「重要なのはルンビニ遺跡の保護だ。巡礼地として人気が高まっており、2020年までに400万人以上が訪れると予測されている」と話す。 「祈りをささげ瞑想(めいそう)を行う巡礼者が次々とやって来るので、落ち着いて発掘できない。“現役”の聖地での作業は初めてだったが、貴重な体験をさせてもらった」。 今回の研究結果は、「Antiquity」誌12月号に掲載されている。 2013年11月26日(火) ●タゴールの電子書籍、出版:ノーベル受賞100周年● Source:インド新聞 ;ヤフーニュースより 詩人・思想家・音楽家のラビンドラナート・タゴール(1861-1941年)が1931年にノーベル文学賞を受賞してから100周年となるのを記念して、タゴールの受賞作「ギタンジャリ」を掲載した電子書籍がインド国内で使用されている14の言語で出版され、このほど出身地の西ベンガル州コルカタで地元出身の芸術家らが参加して記念式典が催された。 タゴールはアジアで初のノーベル賞受賞者。インドおよび隣国バングラデシュの国歌を作詞・作曲したことでも知られる。 14言語のギタンジャリはテクノ・インディア・グループが中心となって出版。英語やヒンズー語のほかに、ウルドゥー語、グジャラート語、マラヤム語、ネパール語、パンジャブ語版などがある。 式典では、歌手で俳優のアンジャン・ドゥットさんが「タゴールはわれわれの思想に大きな影響を与えた。彼の存在は私たちの心に刻み込まれている」とあいさつ。息子でミュージシャンのニール・ドゥットさんら3人でタゴールの作品の1つを演奏した。 人気歌手のラガブ・チャタジーさんは「彼の曲は私の頭の中でいつも鳴り響いている。いつでも歌うことができる」と述べ、自身がタゴールから受けた影響の大きさを述べた。 画家のスバ・プラサナさんはタゴールの詩の1つを朗読、歌手のスワガタラクスミさんがこれに合わせて伴奏を演奏した。 タゴールの子孫は「外国人も含め多くの人に彼の残した作品に触れてほしい」と述べ、電子書籍の普及に期待を表明した。 2013年11月25日(月) ●海を渡れ、日本企業のCSR: 議論の輪に加わることが必要だ(CSRmonthlyから部分転載)● Source:オルタナ;ヤフーニュースより 9月17日から2日間、バンコクで開催された「CSRアジア・サミット2013」に参加してきた。英国出身のリチャード・ウェルフォード会長が率い、香港にベースをおくCSRアジアは、アジア地域でのCSR普及啓発活動を10 年来続けてきた。 なかでも年一回開催するこのサミットは、最重要の一大イベントだ。ここ数年、アジア各国でのCSRへの関心が高まるに連れて参加者は増え、今年は450人を超えた。スポンサー企業のブース展示も本格的になり、会場の市内のホテルは会議関係者でごったがえし熱気に満ちていた。 欧米人の姿も目立った。アジアのCSRの現状に関心を持つさまざまなステークホルダーが数多く参加し、アジア一色ではない国際色豊かな会議であった。2日間で全体会合と分科会、ワークショップなど合計25 のセッションがあり、熱心な討議が行われた。 筆者は主催者からの依頼を受けて、気候変動をテーマにしたセッションにパネリストとして登壇し、アジアにおける気候変動への影響に対する企業戦略を中心に議論に加わった。パネリストの一人で農業関係の研究者が急遽来られなくなったので、ネパールの山岳コミュニティー開発機関のナイナ・シャーカさんと2人だけでパネルを務めることになった。 気候変動に脆弱なアジアにおいて、いかに政府・研究機関・企業・市民団体などが役割を果たすべきか、まったく立場の違う2人とCSR アジアのモデレーター計3人の間で、面白い議論ができたと思う。 シャーカさんの国、ネパールの山岳地帯も温暖化の影響を強く受けている。中でも最も大きなリスクと言えるのは氷河湖の決壊だろう。標高4850メートル、ヒマラヤ最大の氷河湖ロ・ツォルパは温暖化の影響でこの30年で長さが倍の3.5キロにもなった。さらに成長を続け、いつの日か決壊して下流に甚大な被害をもたらす可能性があると言われている。それはいつなのか、ネパールの人々は時限爆弾のような脅威に晒されている。 この9月には、インドシナ半島での記録的な豪雨で、タイ、ベトナム、ラオス、カンボジアなど広範囲に洪水被害が出た。成長を続けるアジアでのこうした事態に各セクターが連携してどう備えるか、企業もアジア各地域のリジリエンスを高めるために何ができるのか議論を続けるべき大きなテーマである。 (関 正雄/株式会社損害保険ジャパン CSR部 上席顧問=この記事は株式会社オルタナが発行する「CSRmonthly」第14号(2014年11月5日発行)から転載しました。この続きは、CSRmonthlyをご購読頂けましたらお読み頂けます) 関 正雄氏の連載は毎月発行のCSR担当者向けのニュースレター「CSRmonthly」でお読みいただけます。 2013年11月21日(木) ●<ネパール>制憲議会選挙で毛派の敗北濃厚 不正選挙主張し開票中止求める 小倉清子● Source:アジアプレス・ネットワーク;〔カトマンズ 小倉清子〕;ヤフーニュースより 人民戦争記念日に開かれたマオイスト(ネパール共産党毛沢東主義派)軍の式典(2009年2月撮影:小倉清子) 新憲法を制定する制憲議会の議員を選出するために、ネパールでは11月19日に2度目の制憲議会選挙が実施された。 20日、小選挙区制の240議席の開票が始まったが、21日午前10時の段階で、ネパール会議派がカトマンズ10区を含めた2つの選挙区で、統一共産党がカスキ3区など2つの選挙区で当選を果たしている。 2008年の制憲議会選挙では第2政党となったネパール会議派が70を超える選挙区で、前回は第3政党となった統一共産党が50を超える選挙区で先頭を走っている。 一方、前回の選挙で圧勝して最大政党となったマオイストこと「統一ネパール共産党毛沢東主義派」は、約20の選挙区でのみトップとなり3位につけている。前回の制憲議会選挙で圧勝して最大政党となったマオイストのプスパ・カマル・ダハル議長は、2つの選挙区から立候補しているが、そのうちのカトマンズ10区で落選が決まった。 マオイストの敗北が濃厚になってくると、ダハル議長は21日朝、記者会見を開いて、今回の選挙で不正と陰謀が行われたとして、選挙委員会と政府が開票を中止しなければ、開票結果を受け入れないと話した。ダハル議長は党の中央委員会議を開いて、制憲議会に参加するか否かを決めると話した。 1996年2月から10年間におよぶ武装闘争を行ったマオイストは、2006年11月にネパール政府との間で包括和平協定に調印し、2008年4月に開かれた最初の制憲議会選挙に参加した。前回の選挙では、大方の予測に反して、マオイストが601議席の3分の1を超える議席を獲得して第1政党となった。 前回の制憲議会が、新憲法を制定することなしに2012年5月に解散となると、同年6月にマオイストは党分裂し、モハン・バイデャが率いる一派が離党して「バイデャ派マオイスト」を結成した。バイデャ派は今回の選挙の開催に反対して、選挙の妨害活動を行っていた。 2013年11月20日(水) ●<ネパール>新憲法を制定のための2度目の議会選挙 毛派分派が妨害行動 小倉清子● Source:アジアプレス・ネットワーク 、〔カトマンズ 小倉清子〕;ヤフーニュースより 11月19日、ネパールで新憲法を制定する制憲議会の議員を選出するための制憲議会選挙が開かれた。この国で制憲議会選挙が開かれるのは、2008年4月に次いで2度目のことである。 ネパールは2008年5月に開かれた制憲議会の最初の会議で、王制を廃止して共和制に移行することが正式に承認された。しかし、前回の制憲議会は4年間の任期中に新憲法を制定することができず、2012年5月に解散となった。 その後、主要政党は選挙を開催して新たに制憲議会を樹立し、新憲法を完成させることで合意した。しかし、「バイデャ派マオイスト」(ネパール共産党毛沢東主義派から昨年6月に分派)らは、主要政党が最高裁判所の長官を選挙内閣の長にすることを決めたことから、2度目の制憲議会選挙の開催に反対し、さまざまな選挙妨害活動を始めた。 バイデャ派マオイストら反対派政党は、11月11日には全国ゼネストを、12日から投票日の19日までは全国で交通ストを決行したことから、長距離バスやトラックの運行などに影響が出た。 ストが始まると、反対派は各地でバスやトラックに火炎瓶を投げつけたり、爆発物や不審物を道路に放置するなどの妨害活動を活発に行った。連日のように火炎瓶で負傷する人が出た。 政府はネパール軍兵士を含めた約20万人の治安要員を動員して、選挙のための治安維持に努めたが、こうした反対派の活動のために、国民が投票に行くのを怖がり、投票率が下がることが懸念されていた。 政府は治安維持を容易にするために、19日の投票日には午前5時から夜12時まで、全国で救急車など許可を得た車以外の車両の走行を禁じ、酒類の販売も禁じた。 内務省の発表によると、19日には、カトマンズ市内で反対派が仕掛けた爆弾が爆発して8歳の男児が負傷するなど、全国で24人の負傷者が出たが、死者が出るような大事に至ることはなかった。 選挙委員会のニルカンタ・ウプレティ委員長は、19日の投票が終了した直後に開かれた記者会見で、今回の選挙は平和裏に開催され、投票率は前回よりも高い70%を超えるだろうと予測した。 今回の選挙には、575議席(小選挙区制240議席と比例代表制の335議席)のために、122政党の約1万7000人もが立候補している。 首都のカトマンズでは、20日朝から開票が始まる。小選挙区は、すべての結果が出るのに1週間ほど、比例代表制は3週間ほどかかると見られている。 2013年11月19日(火) ●エアアジアX、日本3番目の就航地として中部~クアラルンプール線を就航● Source:レスポンス、《レスポンス 編集部》;ヤフーニュースより エアアジアグループの中長距離路線を担うLCC(格安航空会社)のエアアジアXは、中部~クアラルンプール線を就航すると発表した。 同社は、東京(羽田)と大阪(関西)に続く日本での3番目の就航地として、セントレア~クアラルンプール路線を開設する。新路線は2014年3月17日から週4便で運航する予定。 エアアジアXは、エアアジアグループの中長距離路線を担う航空会社。マレーシアに本社を置き、日本、中国、オーストラリア、台湾、韓国、ネパール、スリランカ、モルディブ、サウジアラビアの18都市に就航している。 2013年11月16日(土) ●怪物・鈴木が小見川を下しS-cup65kg級制覇=SB● Source:スポーツナビ;ヤフーニュースより 65kg級トーナメント決勝で総合ファイター小見川を下しSBの意地を見せた鈴木【t.SAKUMA】 立ち技総合格闘技シュートボクシングのビッグイベント「~SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT~GROUND ZERO TOKYO 2013」が16日、東京・両国国技館で行われた。 立ち技総合日本一の座を争うS-cup65kg級トーナメントには“怪物くん”鈴木博昭、“ネパールの英雄”モハン・ドラゴン、“戦慄のローキッカー”裕樹、テコンドー王者・高橋誠治、“ネオ柔道”小見川道大、無冠の実力者・小宮由紀博、“格闘猿”西浦“ウィッキー”聡生、SBの新星・MASAYAという多彩で実力を持った8人のファイターが集結。 トーナメントは投げとダウンが飛び交う混戦となったが、決勝に勝ち進んだのはSBの威信を担う鈴木と、打撃と柔道をミックスした“ネオ柔道”を体現する小見川の2人。小見川は身を低くして鈴木に組みつき投げを狙うが、鈴木はこらえてこれを許さず、2Rに小見川の顔をヒザで打ち抜きKO勝ち。ホームのビッグイベントで優勝を果たし、その強さを示した。 その他、スペシャルワンマッチではアンディ・サワー、RENAといったSBの王者が安定した実力で勝利したが、宍戸大樹は長島☆自演乙☆雄一郎に判定負け。長島は武器とする速い踏み込みのパンチで2度のダウンを奪い、尊敬する宍戸から勝利を収めた。 2013年11月16日(土) ●元UFC小見川も参戦! 65kg級立ち技最強決定戦=SB見どころ● Source:スポーツナビ;ヤフーニュースより S-cup65kg級トーナメントに参戦する元UFCファイター小見川【t.SAKUMA】 シュートボクシング(SB)主催のビッグイベント「GROUND ZERO」では、65kgでの立ち技最強決定トーナメント「S-cup」が行われる。エントリーしたのは“怪物くん”鈴木博昭、“ネパールの星”モハン・ドラゴン、“戦慄のローキッカー”裕樹、テコンドー王者・高橋誠治、“ネオ柔道”小見川道大、無冠の実力者・小宮由紀博、“格闘猿”西浦“ウィッキー”聡生、SBの新星・MASAYAといういずれ劣らぬ8人の強豪。鈴木とMASAYAがSBの看板を守るのか、MMAファイター(小見川、ウィッキー)が席巻か、あるいはキック勢(モハン、裕樹、高橋、小宮)がSBの牙城を崩すのか。 SB絶対王者アンディ・サワーは豪州の剛腕を迎え撃ち、宍戸大樹vs.長島☆自演乙☆雄一郎といった、注目のカードも行われる。 2013年11月16日(土) ●ネパールの街並み再現、中華街のチャイハネ本店が改装/横浜● Source:カナロコ by 神奈川新聞;ヤフーニュースより リニューアルオープンするチャイハネPart1の完成予想図(アミナコレクション提供) エスニック雑貨店の老舗「チャイハネ」を直営するアミナコレクション(横浜市中区)は22日、横浜中華街にある本店「チャイハネPart1」を大規模改装し、リニューアルオープンする。 1号店の本店は1978年6月、現在の同区山下町にオープン。同社は現在、関東圏を中心に、北海道から鹿児島まで計56のチャイハネを展開している。今年で本店誕生から35周年を迎えるのを機に、大規模改装する。 リニューアルオープンする本店は、83年からハンディクラフト商品などを輸入しているネパールの街並みを再現。「タメル中心街の雑踏」「信仰のフォークロア」「ヒマラヤ山麓の村」と各階ごとにテーマを設定し、雑貨や洋服などを販売する。 チャイハネPart1のグランドオープンは午後1時から。問い合わせはアミナコレクション電話045(681)0711。 2013年11月14日(木) ●黒木渚】軍隊的女子寮生活はたくましい妄想力を生む!?● Source:週刊SPA!;ヤフーニュースより 今年1月に発売したデビュー曲のPVでは「あたしの心臓あげる」と歌い上げながら血まみれになり、その他の楽曲でも「初潮の血」「骨」「墓」「同じ血を分けて堕ちてきたあなた」など生死を想起させるフレーズがまんべんなく散りばめられた歌詞世界を展開しているアーティスト、黒木渚。そのある種、猟奇的ともいえる世界観から「本人もメンヘラ気質なのではないか」という疑惑を持たれることも多いそうだが、本人は至って健康的な才女。宮崎県の全寮制進学校を経て、福岡県の大学に進学。大学院まで進んだあとは市役所勤務を経てミュージシャンになったと聞けば、その堅実な歩みと現在のバンドのフロントマンという活動のギャップに驚く人も多いのではないだろうか? 「大学ではポストモダン文学を研究していて、『言葉に限界があるから、言葉ですべてを語りつくすのは不可能』、『作品のむこうに作者の姿を見ることはナンセンスだ』というポストモダニズムの潮流が私には染みついていたんです。なので、自分の作品とあたしが結び付けられるっていうことは意識してなかったんですね。デビューして以来、『暗い人なのかな』『黒木渚って怖そう』と思われたみたいで、ラジオとかに出たら『挨拶もできないような、魔女みたいな人が来ると思ってた』と言われたり(笑)。『ああ、作品の向こうに少なからず書いた人の姿を見るんだ』と逆にびっくりしました」 はきはきと笑いながらしゃべる彼女には、暗さはまったく感じない。本人が語るように「作品は作品」なのだろう。 例えば、『骨』という曲は出だしから「死んだ後でも 楽しめるように 墓石に点数を彫ろう」という「この人は何を言っているんだろう」と驚くような歌詞で始まる。しかし、曲調はとても明るく、「今をしっかり生きよう」というメッセージが込められている曲だ。こういった、いわば「人生応援ソング」的な作品にも「骨」や「墓」といった単語が埋め込まれているあたりなどは、黒木渚の真骨頂とも言える。 実はこの曲はバンドメンバーと行っている「墓石ダービーゲーム」という遊びが作品作りのきっかけとなっている。飲み会で「自分の人生の点数を墓石に彫ったら面白いんじゃないか」という会話からはじまったゲームだそうで、黒木渚の現在の点数を聞いてみると「ずっと100点ですね」と笑う。そう、やはり本人は至ってポジティブな性格なのだ。 その黒木渚の作品は現状、すべて女性が主人公だが、別々の人物が主役となっており短編小説のような世界を展開している。特に小説性が高いのが『クマリ』という作品で、ネパールで満月の日に生まれた少女が選ばれ、初潮を迎えるまでクマリと呼ばれる「生きた女神」として信仰の対象になるという風習を題材に描かれたものだ。 「テレビを見ていた時代なので、小学生6年生までの間にテレビでクマリの存在を知り、ずっとひっかかっていたんですね。大学生になって恋愛を経験する中で、付き合う人に『何を考えているかわからない』と言われることが多くて。そのときにクマリのことを思い出したんです。クマリは物心ついたときから神様として生きていくから、笑ったり泣いたりといった子供らしい表現の仕方を学べないって聞いていたので、『もしかして私と似ているところがあるのかな』という着想から、彼女が初潮を迎えて神でなくなったときにどういう感情になるのかを想像して書いたんです」 この「テレビを見ていた時代」というのも黒木渚を知るキーワードだ。彼女が中高と全寮制の学校に通っていたことは前述したが、この寮では「テレビもマンガもすべて禁止。勉強だけしていればいい」といった厳しい生活だったようで、ここでの「抑圧された経験」が、彼女の妄想力をたくましく鍛えたようだ。 「軍隊のような生活でしたね。部活も禁止で脱落していくコも多かったです。勉強部屋と生活する部屋が分かれていて、帰寮して全員点呼が終わると部屋の電気がつかなくなるんです。だから全員勉強室に行かなくちゃいけない。ライフラインを操作することで動きをコントロールされていたんですよ(笑)。こっそり借りたマンガとかを読みたいんですけど、勉強室では読めないので、エアコンの電源だけは生きていることを見つけて、そこから延長コードで電気をひいて、スタンドライトでこっそりマンガを読んだりしてましたね。それで朝起きたら、布団が燃えていたこともあります(笑)」 ちなみにそのとき読んでいたマンガも『源氏物語』をマンガ化した『あさきゆめみし』だというから、どこまで真面目なんだとツッコみたくなる。こっそり回ってくるマンガ以外の娯楽も図書館の本ぐらいしかなかったそうで、「江戸川乱歩の『屋根裏の散歩』や『芋虫』『人間椅子』などを読み漁っていました」というから、現在の歌詞世界のベースがこの時期に培われたのは間違いなさそうだ。また、読書は今もよくするそうで、江戸川乱歩のほかにも京極夏彦や村上春樹などからライトノベルまで守備範囲はまんべんなく広いとのこと。 その確かな歌唱力と、一度聴いたら耳に残り何度も聴いてしまう楽曲で注目を集めている黒木渚。歌のみならず、いずれ小説なども書いてくれるのではないか、と期待してしまうが、今は「黒木渚の真実はライブにある」とライブに集中している時期。まずはその「真実」とは何かを確認しにいくべし! <取材・文/織田曜一郎(本誌)> ●黒木渚 2nd Single「はさみ」RELEASE ONEMAN TOUR 11月16日(土)福岡DRUM LOGOS 11月22日(金)名古屋APOLLO THEATER 11月30日(土)東京キネマ倶楽部 ※ツアーファイナル 詳しくは公式HPへ⇒http://www.kurokinagisa.jp ⇒【動画】黒木渚『はさみ』はコチラ http://nikkan-spa.jp/537003 ※10月に発売された第2弾シングル『はさみ』はテレビ、ラジオなどで紹介されるなど好評を博しており、髪の毛で右目を隠した印象的なビジュアルを記憶している人も多いのではないだろうか。 2013年11月14日(木) ●渓谷から眺める、忘れられない大迫力の風景5選● Source:ナショナル ジオグラフィック日本版 ;ヤフーニュースより グランドキャニオンにあるハバス滝(Thomas Ferrell/National Geographic My Shot) 秋が深まり、紅葉狩りに出かけたくなる季節になりました。山はもうきれいに紅葉している所も増えてきましたね。美しい山や岩壁は見たいけれど、山登りやロッククライミングはちょっとという方は、麓にある渓谷を訪ねるのがおすすめ。そこで今回は、世界有数の渓谷から眺められる、大迫力の風景5カ所を紹介します! 1.グランドキャニオン(米国アリゾナ州) 世界に名高い大渓谷といえば、何と言っても、米国アリゾナ州にあるグランドキャニオン。600万年の時をかけてコロラド川がつくり上げた大渓谷で、毎年500万人が訪れます。観光客の大半が向かうのはサウス・リム(南壁)ですが、おすすめなのは険しくそびえ立つノース・リム(北壁)。丸太と石灰石で造られた由緒あるグランドキャニオン・ロッジを拠点に、景色のいい短いハイキングコースをぜひ歩いてみましょう。 もう一つのおすすめは、西にあるトロウィープ展望台。高さ762メートル地点から、ほぼ垂直な岩壁がコロラド川に向かって落ちています。岩壁の縁に腰かけて、はるか下方にある渓谷最大のラバ滝を見下ろし、カヌーやカヤックで急流に立ち向かう人々を眺めるのは、忘れられない思い出になるはずです。 2.アルプス山脈(ヨーロッパ) ヨーロッパ中央部7カ国にまたがるアルプス山脈は、鉄道やケーブルカーを使って、標高のかなり高い所まで気軽に訪ねることができます。おすすめの町は、スイスのツェルマット。標高1600メートルほどの渓谷にあり、標高4478メートルのマッターホルンなど数々の高峰を眺めることができます。アルプス山脈最高峰のモンブランの勇姿を見るなら、やはり麓にある渓谷の町、フランスのシャモニーがおすすめです。 3.サガルマータ国立公園(ネパール/チベット) 世界最高峰のエベレストは、誰しも一度は行ってみたい場所の一つ。登頂するのは至難の業ですが、麓にあるサガルマータ国立公園に行けば、エベレストを体感することができます。地元のシェルパ族のガイドと一緒に、ドゥード・コシ渓谷を通って公園に入るコースに挑戦してみましょう。市場町のナムチェバザールから短いハイキングに出かければ、エベレストの様々な姿を眺められます。 4.テーブルマウンテン(南アフリカ共和国) 南アフリカ共和国南西部にあるテーブルマウンテンは、3キロほどにわたって平らな頂上が続く山で、その印象的な姿は一度見たら忘れられません。北側の麓には、南アフリカを代表する都市ケープタウンがあります。南側の麓にあるコンスタンシア渓谷は、ケープタウンから車で20分ほど。数々の有名なワイナリーがあることでも知られています。近くにあるカーステンボッシュ国立植物園も、色とりどりの野生の花々を観察できるおすすめスポットです。 5.トーレス・デル・パイネ国立公園(チリ) チリ南西部にあるトーレス・デル・パイネ国立公園は南緯48~51度に広がり、「吠(ほ)える40度帯」(ロアリング・フォーティーズ)と呼ばれる強烈な偏西風が吹き荒れる厳しい土地です。しかし、氷河がとけた青い水をたたえるペオエ湖や、花崗(かこう)岩でできた柱のような山々が空に突き刺さる姿、咲き乱れる野の花など、見どころが満載。ペオエ湖岸にあるエクスプローラ・ロッジを拠点に、ハイキングや乗馬が楽しめます。 (書籍『一生に一度だけの旅 極上の世界旅行』より) 2013年11月13日(水) ●JTB初の「1人参加専用」海外パッケージツアー ネパールやケニアも● Source:ITmedia ニュース;ヤフーニュースより JTBワールドバケーションズは、海外パッケージツアー「ルックJTB」初の1人参加専用商品「ルックJTB eコレクション 海外ひとり旅」(2014年1~3月出発)を11月15日に発売する。 JTBによると、1人で海外旅行に出かけると答えた海外旅行客が約2割になるなど、一人旅の需要が拡大。周遊型旅行への参加希望も増えており、現地係員が案内する催行人数1人からの専用ツアーを企画した。 「ハバロフスク4・5日間」や「遙かなるブータン王国8日間」「歩いて訪れるポカラ展望台と遊覧飛行6・7日間」「ムバタ・サファリクラブに止まるマサイマラ7・8・9日間」など、一緒に行く人を見つけにくく1人参加の希望が多い辺境を含む全15コースを設定。ツアーの設定日が多数あり、旅行の予定も立てやすいとしている。 2013年11月5日(火) ●チベット:2013年前9ヶ月の貿易額は26億ドル● Source:済龍 China Press、(China Press 2013:IT);ヤフーニュースより 2013年11月5日、中国のラサ税関が、2013年1月―9月の貿易統計データを公開した。 チベット自治区2013年1月―9月の貿易総額は、2012年同期と比較して5.8%増加し、26億2600万ドル(約2582億3600万円)となった。 貿易額の内、ネパールとの貿易額が、全体の47%にあたる12億3400万ドル(約1213億4900万円)を占めている。 なお、チベット2012年の貿易総額は、2011年比152%増の34億2400万ドル(約3113億4400万円)であった。 報告によると、チベットの主な輸出品目は、衣服・靴や、りんご、ショウガ、ロジンなど。主な輸入品目は仏像やじゅうたんとなっている。
2013年10月
2013年10月29日(火) ●無関心代表として、素直に伝える――タレント藤岡みなみ、バングラ取材を振り返る● Source:オルタナ;ヤフーニュースより タレントの藤岡みなみ(25)が著者『シャプラニール流 人生を変える働き方』(エスプレ)を出版した。約2週間に及ぶバングラデシュ・ネパールの取材で感じたことを綴った内容が記載されている。「取材に行くまで、社会貢献や国際協力には無関心だった。無関心だからこそ、感じた思いを素直に伝えたい」と話す。(聞き手・オルタナS副編集長=池田真隆) ――著書の中では、「国際協力」と言われる現場には、「援助」は無く、人間臭いドラマがあったと書かれています。 藤岡:現地では、シャプラニールの筒井哲朗事務局長に案内されて、同団体で働くスタッフの方などを取材したのですが、当初予想していた「援助」や「支援」という印象は無かったです。 彼女たちは、個人の個人的な縁で動いているように感じました。貧困に悩むバングラデシュの人々のために何とかしようと働いているのではなく、尊敬して、親しくしている友人と一緒に、汗を流している気がしました。 ――人間臭いドラマの中で働く人たちの印象はどうでしたか。 藤岡:ロックでしたね。当初は、国際協力活動している人は崇高なイメージがあったのですが、実際に話すとかなりロックで、涙もろくて、人情味の厚い人たちでした。みなさん、かっこよかったですね。 ――藤岡さんは、この本の企画が持ちかけられるまで、社会貢献には無関心だったそうですね。 藤岡:はい。無関心でした(笑)。ただ、高校が国際学科だったので、興味はありました。なので、このお話をいただいたときに、ぜひやってみたいと思いました。 もともとが無関心なので、社会貢献に関心の無い人たちの気持ちは理解できていると思っています。そのような人たちにも伝わるように、無関心代表として、素直に思ったことを書きました。 ――この本を機に、今後も社会貢献活動にも参加していきますか。 藤岡:かかわってはいきたいと思っています。でも、「社会を変えたい」という大きな志ではなく、私らしく向き合っていきたいです。まずは、身の周りの社会を大事にしていきたいですね。 2013年10月28日(月) ●韓国のセマウル運動 アジアとアフリカに積極伝授へ● Source:聯合ニュース;ヤフーニュースより 【ソウル聯合ニュース】韓国政府は、1970年代の農村改革運動「セマウル運動」をアジアとアフリカの農業国を中心に積極的に広める方針だ。 安全行政部と外交部は28日、政府ソウル庁舎で「地球村セマウル運動戦略報告会」を開き、こうした方針を明らかにした。 政府は2009年から国外事業として海外にセマウル運動を広めている。今後は、同事業のターゲットを「指導者の意志が強く、農業を発展戦略として進めている国」に絞り、官庁や機関ごとに行っていた支援をパッケージ化して対象国に集中させる戦略を展開する計画だ。 対象国は年末の国際開発協力委員会での議決を経て、ミャンマー、ラオス、ネパール、ベトナム、カンボジア、ルワンダ、ウガンダ、モザンビーク、エチオピアの9カ国が選定される見通しだ。 政府は既にミャンマー政府とセマウル協力業務協約を締結した。外国政府と同協約を結んだのは初めて。来年から6年間、総額244億ウォン(約22億4300万円)を支援する。 来年のセマウルの日(4月22日)には世界で活動するセマウル運動指導者らの経験を共有する「世界セマウル指導者大会」を開く計画だ。このほか、来年下半期(7~12月)に国際セマウル運動指導者資格制度を新設するとともに、セマウル運動教育システムを改編し、分野とプログラムの多様化も図る。 2013年10月26日(土) ●スパローズ大和に険しい道のり、ネパール里帰り一家に同行● Source:お笑いナタリー ;ヤフーニュースより 明日10月27日(日)放送の「ホムカミ~ニッポン大好き外国人 世界の村に里帰り~」(MBS・TBS系)で、スパローズ大和がネパールでのロケに登場する。 日本在住ながらも外国に故郷を持つ人たちの里帰りの様子を紹介する「ホムカミ」。今回は沖縄在住のネパール人男性が、日本人妻の「里帰り出産」のために一家で故郷ネパールを訪れ、大和は親善大使としてこの里帰りに付き添う。 夫の故郷はヒマラヤ山脈に囲まれた秘境にある。山道を6時間以上歩いて行かなければたどり着かない険しい道のりだ。雨季でときおり激しい雨が降る中、重い荷物を背負って歩く大和もつい音を上げる。 ニワトリやヤギなどの食材を求めて隣村まで買い出しに行く夫にも同行する大和。果たして一家はどんな出産の日を迎えるのか、大和の言動を含めてぜひお楽しみに。 ホムカミ~ニッポン大好き外国人 世界の村に里帰り~ MBS・TBS系 2013年10月27日(日) 22:00 ~ 22:54 <出演者>さまぁ~ず;進行:SHELLY;ゲスト:加賀美セイラ / 川口春奈 / 春香クリスティーン / ボビーオロゴン;親善大使:スパローズ大和;ナレーター:近石真介 2013年10月26日(土) ●中国政府の旅行マナー本 どこでも大小便するな、鼻ほじるな● Source:NEWS ポストセブン、※週刊ポスト2013年11月1日号;ヤフーニュースより 10月の国慶節の長期休暇に合わせて、中国政府は海外へ渡航する中国人旅行客向けのオフィシャルマナーブックを作成していた。発行元は日本の観光庁に当たる国家機関・中国国家旅游局だ。 『文明旅游出行指南(礼儀正しい旅行の案内)』と題されたハンドブックには、世界に恥ずかしくない旅行者たるための、具体的な注意事項が列挙されている。 〈痰やガム、ごみなどをポイ捨てしない。禁煙場所で喫煙しない〉 〈ホテルの備品を壊さない。水や電気、食べ物を無駄にしない〉 〈どこにでも大小便をしたり、鼻くそをほじったり、歯くそを取ったりしないこと〉 もはや、マナーというより“しつけ”の域のような気もするが……。 さらに国別の対策の項目に驚かされる。 〈日本では食事中に自分の衣服を整えたり、手で髪を直したりしてはならない。日本人の家に客として行く場合は靴下を履き、靴を脱ぐこと〉 食事中に衣服や髪を整えるのは日本でなくてもダメだろう。他にも、 〈ハンガリーではガラスや鏡を割ってはいけない。これは不吉だとみられる〉 〈ネパールでは足で現地人のものにさわってはならない〉 などと、具体的なタブー事例を紹介。しかし、文化云々ではなく日頃の振る舞いとしてどうなのかという違和感は拭えない。さらに、 〈ドイツでは指を鳴らすのは犬を呼ぶためのもの。人を呼ぶときに鳴らしてはいけない〉 〈ギリシャでは気軽に親指を突き出さないこと。これは非常に侮辱的な意味な手振りになる〉 〈オランダではコーヒーをカップ一杯まで満たすことは避けられている。これはとても失礼なことにあたり、カップの3分の2のところまでが良い〉 〈スコットランドでは石で造られた記念品を買ってはならない〉 などのNG例が挙げられているが、元国際線客室乗務員でマナーズコンサルタントの吉門憲宏氏も「聞いたことがない」と首をひねる。 〈スペインでは女性はイヤリングをしなくてはならず、そうでなければ服を着ていないように見られて他人から嘲笑される〉 という項目もあるが、これについては江戸川大学教授の斗鬼正一氏(社会学)が異議を唱える。 「たしかにスペインの女の子は小さいころからピアス穴を開けてイヤリングをしているのが一般的。でも、『服を着ていないように見られる』というのはさすがにいい過ぎです。とくに外国人の観光客であれば、そんな風には思われません」 指導をする側も、一度勉強し直した方がよいのでは。 2013年10月25日(金) ●アステラス製薬株式会社 | ビジネスパーソン研究FILE● Source:就職ジャーナル、取材・文/上野真理子 撮影/刑部友康;ヤフーニュースより きのした・たかひろ●営業本部 営業戦略部 営業管理グループ 係長。2002年入社。関西学院大学商学部卒業。就職活動では幅広い業界を回った後、「自分の仕事が世の中にどう役立つか」に重点を置き、医療業界を目指すことに。現社に入社した決め手は、選考過程で出会った面接担当者の存在が大きかった。担当者が対等に話をしてくれたおかげで、ありのままの自分で話をすることができ、相性の良い会社だと感じたという。 ■ 診療所と中小病院担当のMRとして赴任。信頼関係を築く中、ときには話題が病院経営について及ぶことも 「自分の仕事が世の中に役立つ手応えを感じたい」と考え、医療業界の道を選んだ木下さん。現社に入社後、5カ月間の研修を受け、福岡支店の久留米営業所にMR(医薬情報担当者)として配属された。 「最初の1カ月間は先輩に同行し、仕事の流れを学んでいきました。私の担当は、診療所と中小病院。約100軒の担当先を引き継ぐことになっていたため、各病院や先生たちの特徴について教えてもらいながらメモを取っていきました。『次回は、自分1人でこの病院を訪ねるのか』という緊張感が次第に増していきました」 1カ月後、引き継ぎが終了し1人での訪問が始まった木下さんは、「先生方に話を聞いてもらうためには、まず自分を知ってもらわねば」と考える。そこで、自己紹介シートを作成し、あいさつの手紙と共に持参。しかしながら、多忙な先生からは新人の自己紹介シートに興味を示してもらえないことも多かった。 「何回も会い、時間をかけて信頼関係を築くことが必要だと痛感し、とにかく訪問回数を増やそうと考えました。また、数カ月後に高血圧治療の新薬を発売する予定となっていたため、すべての担当先で新薬の説明会を開催しようと決意。話を聞いてもらう場をつくれば、私を知ってもらう機会もつくれると思ったんです」 木下さんは、担当先の先生や医院についてまとめたノートをもとに、余裕をもって話を聞いていただけそうな時間帯をチェック。これを踏まえたうえで、福岡県内に点在する担当先を効率的に訪問するルートとスケジュールを考え、一日10件を訪問し、約100キロの距離を移動するようになる。 「最初のうちは『忙しいから』と説明会の時間をいただけない先生もいましたが、そこであきらめることなく、看護師や受付の方にも熱意を伝えるようにしました。その結果、多くの担当先で説明会を開催できるようになりました。人生初の説明会では、開催に向け先輩に指導してもらいながら練習を重ね、模擬説明会も10回以上行って、準備万端で当日を迎えました。しかし、先生とスタッフ10名を前にした瞬間、緊張し過ぎて頭が真っ白に。何を話したかも覚えていませんが、同席してくれた先輩が練習通りにできたと言ってくれてホッとしました(笑)」 説明会ではただ新薬を紹介するだけではなく、治療の中で患者さんのためにどう役立てていただくかという部分まで踏み込んで説明をし、説明会終了後にもお礼の手紙をすぐに送付。誠実な姿勢が評価され、後日、初の新規採用が成立したという。 「自分がやったことを評価してもらえて、仕事の手応えを感じることができました! この後、ほかの担当先でも続々と説明会を開催し、先生方も時間をつくってくれるように。とにかく知識も経験も浅かったので、常に教えてもらう立場で訪問し、わからないことがあれば正直に教えを請う姿勢を大切にしていきました。実際に薬をどう処方しているか、患者さんにどう説明しているのかなども教えてもらいながら経験を積むうち、先生方が薬を処方するシーンを想定できるようになったと思います」 やがて木下さんは、自社の薬が適切に処方されるようにするためには、「先生に具体的な処方場面をイメージしてもらうことが大事だ」と気づく。 「例えば、血圧を下げる薬の情報提供の場面では、『患者さんにどのようにご説明されていますか?』『高血圧を治療中の患者さんで、特に朝の血圧が高い人はいませんか?』などの質問を先生に投げかけたうえで、その薬をどう患者さんに説明してほしいかという話までしました。どんなシーンで、どんな患者さんに対し、どう薬を処方していくかというイメージができるような説明を心がけるうち、薬の採用件数も増えていきましたね」 木下さんが次のステップへと踏み込んだのは入社3年目のこと。先生方との信頼関係が深まり、薬の相談だけでなく、ときには話題が病院経営についての悩みまで及ぶようになってきた。「患者さんのためになることに加え、病院そのものにも役立つようなお手伝いがしたい」と考えるようになる。 「きっかけは、自社でつくっている医療経営の情報誌。何気なく手渡していましたが、ある先生に『そういう情報こそほしいんだ』という話をされ、『先生方が興味を持っているのは薬の情報だけじゃないんだ』と気づいたんです。診療所の先生方は、医師であり、経営者でもあります。そして、経営に直接影響する診療報酬については、国の制度の状況が大きく関係するもの。そこで、役立つ情報を提供するため、医療制度について調べていくことにしました」 医療制度について自社の情報誌や外部サイトなどで学ぶうち、病院と診療所が連携することで診療報酬の点数が加算される制度があり、病診連携が今後も進んでいく点に着目。ある病院の院長に診療所との連携についてのお考えをおうかがいしたところ、地域の中核病院にしていくためには診療所との連携が課題だと感じていると聞き出すことができた。そこで、連携のための手助けができるような講演会を企画しようと考える。 「病院と診療所、双方にメリットがある制度のため、診療所の先生方も興味を持って集まってくれました。開催後、先生方から感謝の言葉を頂くことができましたし、そこから私自身への信頼関係につながり、ひいては自社医薬品の情報提供も聞いていただきやすくなったように感じました。それぞれの診療所や病院の方向性と医療制度を結びつけ、先生方が本当に知りたい情報提供をしていく。自分の力を役立てる新たな方向性を見つけることができました」 営業戦略部に異動した現在は、デスクワークの時間も多い。この日は物流の改善点などについて資料作成。リスクマネジメント業務として、「営業本部の災害対策マニュアル」なども作成する。 ■ 大学病院担当になり、戦略を立て成果に結び付ける面白さを実感。その後、現部署でMRを支える立場に 入社8年目、木下さんは南大阪支店の奈良第二営業所に異動する。ベッド数950床規模の大学病院の担当となり、これまでとは違い、面談の時間も取ってもらえない多忙な環境に驚いたという。 「全体で約400名の先生が勤務する大学病院を、2人のチーム体制で担当することになりました。とにかく先生の人数が多いですし、ゆっくり話をする時間を取ってもらえる環境ではなく、廊下を歩いている時や、医局でデスクワークしているわずかなタイミングに話さなくてはならなくて。最初のうちは、病院のいろんな場所で待ち構え、それぞれの先生が何時にどこを通るのかをチェックし、自分のノートに書いていきました。まるで、探偵のような気分でしたね(笑)」 ゆっくり話をする時間をなかなか取ってもらえないため、先生が興味のありそうな話題を調べ、話を聞いてもらえるよう努力したという。 「それぞれの先生が学会で発表している内容から研究内容について調べ、自社医薬品で関連する文献を探し出して持参するようにしました。『ほかにも何か必要があったら言ってくださいね』と声をかけたことで、先生方から質問や相談を受ける機会をつくれるようにしていました」 一方、大学病院ではいくつもの条件をクリアしていなくては薬を採用してもらえないということも新しい経験だった。 「今までは経営者である院長からOKをもらえば採用となりましたが、大学病院では各診療科のトップである教授のOKを取るまでにいくつもの段階を踏まねばなりません。現場の先生はもちろん、各医局を取りまとめる医局長、薬を調剤する薬剤部などの考えも影響してくるため、事前に各所のニーズを確認し、状況を正確に把握していなくては採用に結びつけられないんです」 例えば、新薬の発売予定がある場合、まず薬剤部に薬の説明とヒアリングを行い、病院内でその新薬の情報提供活動をすること自体がOKかどうかを確認することが第一歩となる。 「そこから医局で責任を担う先生や医局長に薬の説明をし、従来の薬にはなかった特長についてなどの話を進めていきます。多くの先生の理解を深めるため、病院内で説明会を行うこともありました。最終的には教授と面会して判断を下してもらいますが、『○○先生もぜひ使ってみたいとおっしゃっています』など、具体的ニーズに基づいた説得力ある話ができなければOKは出ません。新薬が発売される時期をゴールとし、それまでの間に、大学病院という大きな組織の中で効率的な情報提供活動をどう実施していくかが非常に重要になりますが、難しい半面すごく面白かった。自分で考えた企画や工夫が先方のニーズに合致し、新薬の採用、そして患者さんの治療というゴールにつながった瞬間には、何とも言えない達成感があります!」 木下さんは大学病院の中でも着々と成果を出していくが、異動から3年目、院内ルールへの配慮をおろそかにして失敗した経験も。 「心臓外科の医局で、手術時に使う医薬品の補助器具の素晴らしさを広めたいと考え、先生たちを集めてディスカッションを開催することにしました。しかし、教授にそのことをしっかり伝えていなかったため、『なぜちゃんと了承を取らないんだ!』とメチャクチャ怒られてしまって…。親しい間柄になっても、物ごとを進める時には、きちんと順序を踏まなくてはならないのだと痛感しました」 2012年、木下さんは現職である本社の営業戦略部に異動することになる。仕事内容は多岐にわたり、薬を共同で販売するCo-promotion(コ・プロモーション:複数の企業が連携して、医薬品の販売促進に当たること)会社との窓口業務や、物流の仕組みにおける調整業務、災害時の薬の手配手順や物流ルートの確保を考えるリスクマネジメント業務など実にさまざまだ。また、営業支援を手がける国内グループ会社とも連携し、文献システムの構築や営業資材の発注支援システムの刷新業務なども手がけているという。 「MRのころは営業活動のみを行っていたため、薬がどのように品質管理されているのかはもちろん、営業活動において誰がどんなサポートをしてくれているのかも深く考えることはありませんでした。この部署に来たことで、薬が患者さんに届くまでの間に、本当にさまざまな人たちが携わっていることを知りました」 これまでは支えてもらう立場だったが、今度は木下さんが現場のMRたちを支える立場。より多くの人に役立つことにやりがいを感じているという。 「例えば、営業活動で使うパンフレットの発注システムを変更すれば、第一線にいる約2400名のMRがそれを使うわけです。自分が携わる決定の一つひとつが、多くの人に影響を与える。それを忘れることなく、忙しく先生方や医療関係者と向かい合っているMRのことをしっかり考えながら、もっと使いやすいものにしていけるように努力を続けています。現場と比べると、自分が医薬品の普及に役立っている手応えを直接実感しにくい仕事ではありますが、多くのMR の役に立つことで、より多くの患者さんたちに役立つことができるはず。自分の力をより広く役立てていくことに、大きなやりがいを感じています!今後は、目の前の課題を解決するだけでなく、医療業界や国の制度の方向性まで幅広く把握し、先回りして打つ手を考えていく体制をつくっていきたいと思っています」 Co-promotionの製品について、共同で販売を手がける社外の担当者と打ち合わせ。 ■ 木下さんのキャリアステップ STEP1 2002年4月 研修時代(入社1年目) 当時の山之内製薬に入社(2005年に藤沢薬品と合併し、現社名に変更)。入社後には、5カ月間の全体研修に参加。約80名の同期と一緒に、ビジネスマナーや会社の経営理念、仕事の流れ、医薬品の知識などを学んだ。グループワークで課題についてのプレゼンテーションなども経験でき、配属後の仕事にも役立ったという。長期の研修のため、同期と絆を深めることができ、今でも一緒に飲みに出かけたり、互いに仕事の相談をしている。また、公益財団法人MR認定センターによる「MR認定試験」を受けるために必要な知識を学ぶ研修も。「試験に向けて学ぶべき範囲やボリュームが大きいので、苦労するかと思いましたが、研修のおかげで乗り切ることができました。長期間の研修のおかげで、即戦力として活躍するための基礎をしっかり築くことができたと思います」。 STEP2 2002年9月 福岡支店・久留米営業所 MR時代(入社1年目) 診療所、中小病院担当のMRとして配属される。最初の1カ月間は先輩に同行しながらOJT研修を受け、翌月から引き継ぐ担当先約100軒についての情報をどんどんメモしていった。「それぞれの先生の出身大学や年齢、どんな薬を使用しているか、薬を直接卸す卸業者はどこと付き合いがあるかなどをメモし、担当先情報をまとめたノートをつくっていきました」。扱う薬に担当分野はなく、当時の会社の重点領域であった循環器系を中心に、消化器系、泌尿器系、糖尿病関係など、幅広い薬の情報提供をしていた。「薬を病院に直接卸している卸業者の担当者やCo-promotion企業の担当者との関係性を深め、連携していく努力もしました。私が入手した担当先にかかわる情報を独り占めするのではなく積極的に提供し、相手の動きやすい環境をつくりながら、自社医薬品の処方時のフォローにもすぐ対応してもらえるようにしていきました」。 STEP3 2009年10月 南大阪支店・奈良第二営業所 MR時代(入社8年目) 大学病院担当となり、医局の中を忙しく動いている先生たちと話すのに四苦八苦。院内には、競合他社のMRもたくさんいたため、「負けられないぞ!」と奮い立つ。また、自社の医薬品とは異なるジャンルを手がけるメーカーのMRと仲良くなり、互いに情報交換をする工夫も。「どの先生が何に興味を持っているか、何時にどこを通ることが多いかなど、いろいろ教えてもらうことができました。また、薬が採用されるまでのステップは、医局によって違うので、どんな手順を踏めば採用に結びつけられるかなどの情報も収集していました」。 また、久留米時代から「積極的に薬をPRすることが苦手な自分」を悩みとしていたが、この時期、上司から「主張するべきことは、相手に本当に伝わるまでしっかり主張すべきだ」と言われ、仲がいいだけの関係ではダメだと考えるようになる。以来、「自分は、自社医薬品を推奨するだけでなく、本当にいいものを勧めることをポリシーにする」と決意し、自信を持って勧められるように自社医薬品それぞれの長所をより深く勉強していくようになったという。 STEP4 2012年10月 営業戦略部 営業管理グループ時代(入社11年目) 本社の営業戦略部に異動し、MR を支えるための環境づくりをする立場となる。業務は多岐にわたり、ひとつの医薬品を複数の製薬メーカーと戦略的提携をして販促を活動を行うCo-promotion窓口業務では、各提携企業とルール策定や、契約に関する交渉なども手がける。また、医薬品の安定供給のために、関係各部署との物流に関する意思決定業務なども手がけている。将来的な目標としては、海外で活躍できるグローバルなキャリアを目指していきたいそう。「海外の医療現場を見たうえで、日本での自社の発展に役立てていきたいです。もっともっと多くの人に役立つことをしていけたらと思っています」。 ■ ある日のスケジュール 8:30 出社。メールチェックと、販売実績や医療関連ニュースの確認を行う。 10:00 社内会議に参加し、担当するCo-promotion製品についての進捗状況を報告。今後の方向性などについて話し合う。 11:00 Co-promotion製品における課題や問題点をまとめ、資料を作成。 12:30 ランチタイム。チームメンバーと一緒に社屋ビル内の食堂へ。 13:30 2週間に1度の定例チームミーティングに参加。現状の課題について検討。 15:30 外部パートナーのコンサルタントとミーティング。物流の改善プロジェクトについて話し合う。 17:30 デスクに戻り、物流の改善点について資料作成。 20:00 退社。 ■ プライベート 社会人6年目のころから始めたサーフィン。高校時代の友人に誘われたことがきっかけで、久留米時代には毎週のように海に出かけていたそう。今でも月に1、2回は学生時代の友人や会社の仲間と楽しんでいる。「海に入ると心が落ち着きます。いいリフレッシュになりますね」。 寝る前の時間は読書でゆったりと過ごしている。「MBAの学校に通っていたころから、ビジネス書を読むようになりました。月に2、3冊しか読めていませんが、仕事のヒントになりますし、習慣化しているおかげで、寝付きもよくなりました!」。 学生時代からバックパックで海外を旅することが好きで、今でも長期で休みが取れる時には妻と一緒に海外旅行に出かけている。「仕事を離れてリラックスできますし、旅行が仕事のモチベーションにもなっていますね。これまでにエジプト、インド、ネパール、インドネシア、タイなどに行きました」。 2013年10月24日(木) ●伝記映画「エベレスト」降板のトム・ハーディ代役にB・カンバーバッチ?● Source:映画.com;ヤフーニュースより カンバーバッチ、登山家ジョージ・マロリーに? [映画.com ニュース] 英国の伝説の登山家ジョージ・マロリーを描く新作映画「エベレスト(Everest)」から、主演予定だったトム・ハーディがスケジュール上の都合で降板し、代役としてベネディクト・カンバーバッチが候補に挙がっていると米Deadlineが報じた。 ベネディクト・カンバーバッチ人物情報 同作は、マロリーを題材にしたジェフリー・アーチャーの小説「遥かなる未踏峰(Paths of Glory)」を、「Mr.&Mrs.スミス」のダグ・リーマン監督が映画化するもの。ソニー・ピクチャーズの製作で、「マイレージ、マイライフ」の脚本家シェルダン・ターナーが脚色にあたる。 ソニーは来年3月のクランクインを目指しており、現在、マロリー役に加え、オーストラリア人登山家ジョージ・イングル・フィンチ役の候補として、カンバーバッチ以外にもジョエル・キナマン、ジェームズ・マカボイ、トム・ヒドルストン、ヘンリー・カビル、ルーク・エバンス、ダン・スティーブンス、マシュー・グード、ジム・スタージェスの名前が浮上しているという。 マロリーは、1920年代にエベレスト探検隊に3度参加したが、24年、3度目の遠征の際に頂上付近で行方不明になり、75年後の99年に遺体が発見された。マロリーがエベレストの登頂に成功したかどうかはいまだ謎のままだ(エベレスト初登頂者として記録に残るのは、53年に制覇したニュージーランド人のエドモンド・ヒラリーとネパール人シェルパのテンジン・ノルゲイ)。マロリーはまた、名言「そこに山があるから」の発言主として知られるが、本当にマロリーの発言であったのか疑問視する声が多い。 2013年10月22日(火) ●アジアの人気観光スポットランキング● Source:@DIME、ヤフーニュースより 世界最大の旅行口コミサイト、トリップアドバイザーは、 世界の旅行者からの口コミをもとにした「トラベラーズチョイスアトラクション(世界の人気観光スポット)2013」を発表。ランドマーク(観光名所)、博物館(美術館も含む)、公園、アミューズメントパークの4カテゴリーで、合わせて1263の施設が選ばれた。「トラベラーズ チョイス 世界の人気観光スポット 2013」は、トリップアドバイザーに過去1年間に投稿された世界中の旅行者の口コミを元に集計したもの。 39の国および、世界やアジア、アフリカなど9のエリアでランキングが集計され、世界のランドマークの1位にはペルーの「マチュピチュ」、博物館の1位にはロシアの「エルミタージュ美術館」、公園の1位にはカナダの「スタンレー・パーク」、アミューズメントパークにはアメリカの「ディスカバリー・コーブ」が選ばれた。日本の施設は残念ながら世界ランキングにはランクインしなかったが、アジアランキングでは、ランドマーク19位に「金閣寺」が、公園の3位に「広島平和祈念公園」が選ばれたほか、22の施設がランクインした。 ■ランドマーク(観光名所) アジアトップ25(国名) 1 アンコールワット(カンボジア); 2 タージ・マハル(インド); 3 バイヨン寺院(カンボジア); 4 慕田峪長城(中国); 5 シュエダゴン・パゴダ(ミャンマー); 6 黄金寺院<ハリマンディル・サーヒブ>( インド); 7 アンベール城(インド); 8 ワット・ポー<涅槃寺>( タイ); 9 メヘラーンガル砦(インド); 10 王宮(タイ); 11 ワット・アルン<暁の寺>(タイ); 12 ワット・プラケーオ<エメラルド寺院>(タイ); 13 バガンの寺院(ミャンマー); 14 頤和園(中国); 15 キリング・フィールド<チュンエク>(カンボジア); 16 ボダナート・ストゥーパ(ネパール); 17 バンテアイ・スレイ(カンボジア); 18 ペトロナスツインタワー(マレーシア); 19 金閣寺(日本); 20 天壇(中国); 21 ワット・プラタートドーイステープ(タイ); 22 アクシャルダム寺院(インド); 23 伏見稲荷大社(日本); 24 清水寺(日本); 25 古代シギリア・ライオンロック(スリランカ) ■公園 アジアトップ25(国名) 1 シンガポール植物園(シンガポール); 2 南蓮園池(中国); 3 広島平和記念公園(日本); 4 香港公園(中国); 5 奈良公園(日本); 6 北京公園(中国); 7 濱江大道(中国); 8 チャンディーガルの彫刻庭園(インド); 9 景山公園(中国); 10 ピル・ソハワ(パキスタン); 11 南山公園(韓国); 12 大阪城公園(日本); 13 代々木公園(日本); 14 漢江公園(韓国); 15 国営沖縄記念公園(日本); 16 陽明山国立公園(台湾); 17 成田山公園(日本); 18 記念公園(インド); 19 蘇州古典園林(中国); 20 ルンピニ公園(タイ); 21 大通公園(日本); 22 上野恩賜公園<上野公園>(日本); 23 レイク ガーデン パーク(マレーシア); 24 弘前公園(日本); 25 モエレ沼公園(日本) ■博物館 アジアトップ25(国名) 1 秦始皇兵馬俑博物館(中国); 2 故宮博物院(中国); 3 トゥール・スレン虐殺博物館(カンボジア); 4 広島平和記念資料館(日本); 5 戦争証跡博物館(ベトナム); 6 ベトナム民族学博物館(ベトナム); 7 香港歴史博物館(中国); 8 国立故宮博物院(台湾); 9 上海博物館(中国); 10 ヘルファイアー・パス博物館(タイ); 11 ベトナム女性博物館(ベトナム); 12 アジア文明博物館(シンガポール); 13 イスラム美術館(マレーシア); 14 韓国国立中央博物館(韓国); 15 長崎原爆資料館(日本); 16 シンガポール国立博物館(シンガポール); 17 チャンギ教会・博物館(シンガポール); 18 陝西省歴史博物館(中国); 19 古文書館マテナダラン(アルメニア); 20 ペナン・プラナカン博物館(マレーシア); 21 マニ・バワン・ガンディー博物館(インド); 22 サーラール・ジャング博物館(インド); 23 ケーララ民俗シアター・ミュージアム(インド); 24 箱根彫刻の森美術館(日本); 25 東京国立博物館(日本) ■アミューズメントパーク アジアトップ25(国名) 1 ウォーターボム(インドネシア); 2 ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(シンガポール); 3 香港海洋公園 <オーシャンパーク>( 中国); 4 東京ディズニーシー(日本); 5 東京ディズニーランド(日本); 6 香港ディズニーランド(中国); 7 スカイライン・リュージュ・セントーサ(シンガポール); 8 ワンダーラ・アミューズメントパーク(インド); 9 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(日本); 10 上海馬戯城(中国); 11 ハルビン氷雪大世界(中国); 12 ラモジ・フィルム・シティー(インド); 13 キッザニア <ジャカルタ>(インドネシア); 14 ワンダーラ・アミューズメントパーク(インド); 15 ヴィンパール・ アミューズメントパーク(ベトナム); 16 ナガシマスパーランド(日本); 17 サファリワールド(タイ); 18 ジャワ・ティムール・パーク2(インドネシア); 19 長隆水上楽園(中国); 20 ブラックマウンテン・ウォーターパーク(タイ); 21 富士急ハイランド(日本); 22 ウォーターキングダム(インド); 23 エッセルワールド(インド); 24 エバーランド(韓国); 25 深セン世界之窓(中国) ■アジアランキング入賞施設 ・ランドマーク:金閣寺(19位)、伏見稲荷大社(23位)、清水寺(24位) ・公園:広島平和記念公園(3位)、奈良公園(5位)、大阪城公園(12位)、代々木公園(13位)、国営沖縄記念公園(15位)、成田山公園(17位)、大通公園(21位)、上野恩賜公園(21位)、弘前公園(24位)、モエレ沼公園(25位) 博物館:広島平和記念資料館(4位)、長崎原爆資料館(15位)、箱根彫刻の森美術館(24位)、東京国立博物館(25位) ・アミューズメントパーク:東京ディズニーランド(4位)、東京ディズニーシー(5位)、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(9位)、ナガシマスパーランド(16位)、富士急ハイランド(21位) 評価方法: 「トリップアドバイザー トラベラーズ チョイス 世界の人気観光スポット2013」は、トリップアドバイザーに過去1年間に投稿された世界中の旅行者からの口コミを元に、独自のアルゴリズムで分析し集計したもの。 2013年10月22日(火) ●『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』のキーパーソンにインタビュー! 発売前に知っておきたい情報が満載【プレスツアーリポート】● Source:ファミ通.com 、ヤフーニュースより (C)2013 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Assassin’s Creed, Black Flag and Ubisoft, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries. ※画面は開発中のものです。 ●まだまだインタビューは続きます! 2013年9月にイタリアのジェノヴァで開催された、『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』(以下、『AC4』)のプレスツアー。前回のインタビュー(→【コチラ】)から引き続き、今回も『AC4』開発チームの主要スタッフへのインタビューを掲載する。 ●より遊びやすくなったマルチプレイ 『AC』シリーズのマルチプレイはとてもユニーク。対戦プレイでは、敵をただ倒すのはなく、“暗殺”することが要求されるからだ。対戦の基本ルールは、AI(人工知能)で行動するNPCの群衆の中に身を隠し、敵のプレイヤーに接近。敵に気づかれないように暗殺すると高いスコアが得られ、制限時間終了までのスコアがもっとも多いプレイヤーの勝利となる。ただ闇雲に敵を倒すよりも、じっくり暗殺を狙ったほうがスコアが稼げる仕組みとなっているのが特徴。アクションゲームの腕前よりも、敵のプレイヤーの行動を予測し、相手を出し抜く読みの鋭さのほうが重要となる、『AC』シリーズならではの作りだ。 ただし、その斬新さゆえに、なかにはマルチプレイの輪に入れないプレイヤーもいるという。シリーズならではのルールを覚える前に敵に倒されてしまうからだ。『AC4』では、そういったプレイヤーの意見に応えるべく、チュートリアルやトレーニングモードをより充実させている。さらに、初心者でもマルチプレイになじめるように新しいモードも用意したようだ。『AC』シリーズのマルチプレイを統括するダミアン・キーケン氏にお話をうかがった。 ――今回のマルチプレイは、チュートリアルがすごく充実しているように感じました。新規プレイヤーにとってうれしい設計ですね。 ダミアン・キーケン氏(以下、ダミアン) 『AC』シリーズにおけるマルチプレイの長所は、ほかのネットワーク対応ゲームと違ってユニークなところです。その反面、ゲームの遊びかたを覚えないと、すぐに倒されてしまいます。ですので、幅広いプレイヤーに遊んでもらえるように、チュートリアルやトレーニングはていねいに作るようにしています。 ――先ほど、サンプルROMで協力プレイモードの“ウルフパック”をプレイしました。ウルフパックは、さらにアンリーシュとディスカバリーに分かれているようですが、ふたつの違いについて教えてください。 ダミアン ウルフパックの仕組みを覚えてもらうために、ディスカバリーを追加しています。このモードでは、敵が徐々に強くなっていくので、プレイヤーも少しずつレベルアップしていくことができます。初心者のプレイヤーには、こちらを選んでほしいですね。一方、アンリーシュでは挑戦的な難度です。腕に自信があるプレイヤーはこちらがオススメです。難しさとやさしさのバランスを取るためにモードをふたつ用意しました。 ――『AC4』は新世代ハードでも発売されます。マルチプレイはどのように進化しましたか? ダミアン おもにふたつの点が変わりました。グラフィック面です。ポリゴンを2倍にし、解像度やテクスチャーをアップグレードしています。ふたつ目は、新世代機が持っている新機能を活かすことです。ゲームの映像をほかのプレイヤーとシェアする機能など、目一杯利用しています。 ――ところで、たとえばPS4版とPS3版、Xbox One版とXbox 360版といったように、ハードを越えて遊ぶことはできるのでしょうか? ダミアン ノー。現時点ではオンラインの要素が違うので難しいですね。でも、将来的にはできるようにかもしれません。 ――『AC4』のマルチプレイの舞台となるマップの特徴を教えてください。 ダミアン 今回はいろいろなタイプのマップを用意しました。シングルプレイに登場するマップをモチーフにしたもの。そして、そこから刺激を受けて作ったもの。最後にまったく新しいものの3種類があります。また、ゲームプレイの観点から言えば、陸上での戦いがメインのマップ、アクロバティックに上り下りするマップ、そのふたつをミックスさせたものがあります。 ――個人的には200種類以上のゲームルールを自由に組み合わせて遊ぶ“ゲームラボ”が気になっています。具体的にどんな内容に変えられるのでしょうか? ダミアン 変更できる項目は多岐にわたります。まず重要なのがルール変更。たとえば、制限時間を8分にしたり3分にしたりと選べます。つぎにスキルやアビリティーなどの能力も変更できます。プレイヤーキャラクターにつき、それぞれ5つまでセットできるようにしたり、アビリティーの使用制限なども決められます。たとえば、スモークボムを全員が強制的に使わなければいけないように設定することも可能です。ほかにも、エア・アサシンだけしかスコアがもらえないようにする設定もあったります。本当に自由な設計になっているので、試してみてほしいですね。 ――プレイヤーは、ゲームラボでルール変更されたゲームにジャンプインすることになりますが、気に入らないルールがあれば、途中でやめられるのですか? ダミアン もちろん。ゲーム開始前にルールが全部みられるので、気に入らなかったらプレイしなくてもいいです。自分にとってちょうどいいバランスのモードと巡り会ったら、その設定をほかのプレイヤーと共有することもできます。私たち開発チームとしては、今後良質なゲームを集めて、音楽のプレイリストみたいなものを作り、なるべく多くのプレイヤーと共有していきたいと考えています。 ――スキルクラフティングを利用すれば、ひとつひとつのスキルの能力をプレイヤーの好みに応じて細かく変更できますが、作り手としては調整がたいへんなのではありませんか? ダミアン 毎回新しいスキルを取り入れたいと思っています。できるだけクールなものを追加したいのですが、なかなかバランスを取るのが難しくて。いつも頭を悩ませています。 ――今回のスキルクラフティングのポイントは? ダミアン スキルごとに強化可能なカテゴリーが3種類あります。たとえばスモークボムだったら煙幕を大きくしたり、効果時間を長くしたりできます。新しく追加したデコイというものがあるので、それを選ぶとどうなるか、ぜひ試してみてほしいですね。 ――最後に個人的に気になったことについて聞いてもいいでしょうか? 日本では海賊をモチーフとした『ONE PIECE(ワンピース)』というマンガが圧倒的な人気を博しています。ダミアンさんはご存じですか? ダミアン もちろん知っていますよ。 ――『ONE PIECE(ワンピース)』の主人公ルフィは、麦わら帽子がトレードマークなのですが、『AC4』のマルチプレイに登場するペルソナ(プレイヤーキャラクターのアバターのこと)に、麦わら帽子を被った海賊が登場することに気づいて驚きました。これは単なる偶然でしょうか? ダミアン そのことですが、まったくの偶然なんですよ(笑)。このツアーが始まる2週間ほど前に、欧米向けのWebサイトその新ペルソナを公開したところ、たちまちファンの皆さんから「ルフィに似てる!」という指摘をもらって。私たちとしては本当に意図していなかったので、ビックリしました(笑)。ちなみに、ペルソナの見た目は、プレイヤーの皆さんに「このペルソナは大好きだけど、このペルソナは大嫌い」というパッションを持ってもらえるようにデザインしています。だから皆さんの話題となってペルソナが印象に残るのは大歓迎です。 ●“黒ひげ”になった男 続いて、『AC4』のストーリーモードに登場する重要人物“黒ひげ”を演じたマーク・ボナー氏へのインタビューを掲載する。黒ひげ(エドワード・サッチ)と言えば、ワイルドな風貌で人々に恐れられ、我々が思い浮かべる典型的な海賊像の原型となった人物だ。“歴史上もっとも恐れられた男のひとり”と言っても過言ない黒ひげを、マーク氏はどのように演じたのか。演技のポイントについて聞いてみた。 ――役者としてのキャリアが長いマークさんですが、ゲームのキャラクターを演じるのは初めてですか? マーク・ボナー氏(以下、マーク) ええ、初めてのことですね。 ――実際に演じてみて、いかがでしたか? マーク とてもすばらしい経験でした。役者人生でこんなに楽しかったことはありません。私はゲーム好きなので、この仕事を任されてとてもワクワクしたんですよ。それと、黒ひげという歴史上もっとも恐れられている人物のひとりを演じることができ、これ以上うれしいことはありませんでしたね。 ――ゲーム中の黒ひげが登場するカットシーンを見て、危機迫る表情、怖さが伝わってきました。演じるうえで気をつけた点はありますか? マーク それができたのは、リードスクリプトライターのダービー氏のおかげです。持論ですが、俳優というものは脚本以上のことは演じられないと思っています。脚本がよければそれを題材に飛躍できる。『AC4』の脚本は、とてもすばらしいと思うし、このような機会を得られてとてもうれしかったです。自分はまだゲーム中の姿を見ていないのですが、皆さんが楽しんでくれて本当に光栄です。 ――演技をキャプチャーするときは、体のあちこちに特殊なマーカーをつけることになりますが、そんな中で演技をするのはたいへんだったのではありませんか? マーク 装置によって動きが制限されたので、正直最初はとてもやりづらかったです。とは言え、それは最初の2日間くらいで、慣れてくると装備していることも忘れてしまいました。余談ですが、今年の初頭にネパールの海抜3500メートルの場所でのロケを経験しましたが、高度は身体にさまざまな影響を与えます。しかし、演技しているうちに徐々に慣れてくるものです。 ――マークさんが演じた黒ひげとは、どんな人物でしたか? マーク もっとも恐れられている海賊であり、同時にとても興味をそそられる魅力的な男です。彼は船長を乗組員の投票で決めるなど、民主的なマネージメントをしていました。また、どうしても必要な場合以外は人を殺さなかったと聞きました。暴力的、恐怖心を抱かせる計算された風貌は、暴力を使わずに相手を屈服させる手段だったのです。 ――役者として、プレイヤーに黒ひげのどんなところを見てほしいですか? マーク 一般的な黒ひげの人物像として、人々によく知られている部分はもちろん、この人物の奥深さ、複雑さがわかってもらえるとうれしいです。『AC4』のプレイヤーに、それを少しでも理解していただけたら、そのとき自分はいい仕事をしたと言えるのでしょうね。 ●海賊の黄金時代を生きた人々を知る 最後に、『AC4』とは直接関係ないものの、海賊の黄金時代について詳しい、作家のコリン・ウッダード氏に話をうかがった。18世紀のカリブ海を跋扈する海賊たちには、多くの人々が惹きつけられていたという。彼らはなぜカリスマ性を持っていたのだろうか? ―“海賊の黄金時代”を描いた書籍『Republic of Pirates』の著者であるコリンさんにうかがいます。この時代の魅力とは? コリン・ウッダード氏(以下、コリン) 非常に興味深いのは、『AC4』の舞台である1715年以降の5年間に活躍した海賊たちが、お互いのことを知っていたか、またはすれ違っていたことです。そして、このわずかな期間に活躍した海賊たちこそが、いわゆる海賊の通説となり、後生の映画やマンガなどの題材のじつに90%を提供しているのです。この理由には、ふたつあります。ひとつは彼らが海賊として大きな成功を収めたこと。そして、彼らは皆、社会的反発心を持っていて、貴族や領主といった特権階級に反対していたことです。 ――海賊たちが成功した理由について教えてください。 コリン 彼らが成功を収めた理由は、それまでの海賊と違い、カリブ海近辺に“聖域”とでも言える基地を持っていたからです。海賊の黄金時代は、英・仏・スペインの植民地戦争の終結直後に始まり、カリブ海のバハマ諸島は戦時中2回に渡って犠牲となり破壊されました。被害者の多くは島を去りましたが、なかにはジャングルに残って生活している者もいました。そこに海賊たちがやってきて、大砲を設置し防備体制を固め、簡単には倒されないように基地を築いたのです。基地には、闇商人、奴隷(海賊船の乗組員や船長になれる可能性もあります)、売春婦、犯罪者など、いろいろな種類の人間が集まり、奴隷植民地に囲まれたなかで、ひとつの別社会を形成していきました。この社会を背景に海賊たちは力を蓄え、各国政府の軍艦にも対抗できる力を持つようになったのです。 ――ふたつ目の理由の、反発していた理由は何ですか? コリン 海賊たちは、自分たちを犯罪者とは考えておらず、ロビン・フッドのように金持ちから奪って貧乏人に与える義賊のように振る舞いました。当時の文献には、植民地の人々が海賊たちを支持し、応援していたという証拠が残っています。海賊は当時の国民的英雄であり、存命中に彼らについての本も書かれていました。そして、海賊は現在に至るまで英雄として扱われています。19世紀に作家ロバート・スティーブンソンが書いた冒険活劇『宝島』は、海賊の英雄譚にインスパイアされて生まれた話です。この本に影響を受けたディズニーのスタッフがアニメ映画を制作し、そこからさらにテレビ番組などの題材となり、現代に至っては海賊をモチーフとしたゲーム『AC4』が登場することとなりました。海賊の人気は、彼らが活躍していた当時から変わっていないと言えるでしょう。 ――ゲームに登場すると思われる、実在の海賊について教えてください。 黒ひげ(エドワード・サッチ) コリン 黄金時代の海賊の中で、もっともおもしろい人物です。彼は、チェスのプレイヤーのように物事を深く考えて進むタイプです。予備なの由来にもなった立派な黒ひげにたくさんの火縄をつけたりと、できる限り異様な恰好をして人々の恐怖心を煽っていました。これは、戦わずして相手を降伏させ、積荷を傷つけず、できれば船ごと略奪するためです。当時、海賊の船の乗組員たちは、安い賃金で飢餓状態が続く、非常に苦しい環境で働かされていたため、黒ひげは捕らえた船員たちにラム酒を振る舞い、仲間に引き込んでいました。このように、彼は計算高く、非常に戦略的で賢い人物でした。 ベンジャミン・ホーニゴールド コリン バハマ諸島を基地とする海賊共和国の真の創設者のひとりで、植民地戦争後にバハマに来た最初の人物です。彼は巨大な帆船船団を指揮していました。帆船の航路は風向きで決まるため、スペインの船は南米で宝物を入手してスペインへ戻るためには、同じ場所を通ることになります。そこでホーニゴールドは迷路のようになっていて動きにくい場所に網を張り、獲物の到着を待ち構えていました。この航路パターンに気付いたのはホーニゴールドが初めてでした。黒ひげはおそらく彼の副官だったと言われています。黒ひげにとっては指導者的存在です。 チャールズ・ヴェイン コリン 海賊の黄金時代末期に出てきた人物で、大きな船団を抱えて活躍しました。当時の海賊はできるだけ人を傷つけないのがふつうでしたが、ヴェインだけは暴力的変質者と呼べるほど人を脅し傷つけ、暴虐の限りを尽くしました。しかし、彼は短命でした。英国軍がカリブ海に船を送って占領した際、ほとんどの海賊は降伏したのですが、ヴェインだけは全面攻撃に出たのです。よく考えてから行動する黒ひげのような人物とはまるで正反対に位置する男だと思います。 キャリコ・ジャック コリン ヴェインと同じく後期に現れたヴェインの副官です。キャリコは、インド更紗風の派手な衣装をまとっていました。ヴェインと同じく考えるよりも行動するタイプでしたが、ある種のカリスマ性を備えていました。当時は、海賊船の船長を選挙で決めていましたが、彼は人気があり、ヴェインの後を継いで船長になりました。ただ、必要以上にチャレンジしたがることがあったので、結果を出していません。英国の海軍基地があるジャマイカは、海賊にとってもっとも危険な場所でしたが、わざわざそこへ出向いて攻撃したため、キャリコの船団は全員捕らえられて船も取り上げられました。パワフルな存在ではありましたが、愚かしいほど危険を冒すところがあったのです。 アン・ボニー コリン キャリコ・ジャックは同じ船に乗っていたアン・ボニーと恋愛関係にありました。ボニーは男装した乗組員として捕らえられ、有罪となったが妊娠していたため処刑されませんでした。それは当時、妊婦は処刑できなかったからです。その後も、彼女が処刑された、あるいは死亡したという記録はないので、囚われの身から脱出に成功した可能性があります。 メアリ・リード コリン アン・ボニーと並ぶ、有名な女性の海賊です。ふたりは知り合いでした。メアリはふだん女性の姿で過ごし、戦闘に際して男装したという記録があります。当時は男装のほうがより戦闘にふさわしかったからでしょう。キャリコ・ジャックの船がジャマイカで捕らえられた際、キャリコ・ジャックやほかの男は隠れたのですが、アンとメアリは勇ましく戦ったとも言われています。 ――『AC4』に登場した黒ひげの印象は? コリン 黒ひげには、写真が残っていませんし、それに彼を実際に見た人が描いた似顔絵もないので、どのような姿だったのかはわかりません。黒ひげを実際に見た人は、痩せていて背が高く、恐ろしく長い黒髭をたくわえていたと言っているだけで、それ以外に記録はありませんでした。したがって、自由な解釈が可能です。『AC4』の黒ひげは、噂をうまくアレンジしていて、非常に興味深いですね。 2013年10月22日(火) ●“チョコ寿司”が大人気!海外のトンデモ日本料理とは?● Source:週刊SPA!;<取材・文/週刊SPA!編集部>日刊SPA!、ヤフーニュースより 今や日本料理は世界中でブーム。だが、なかには日本人が首をかしげてしまう珍妙なメニューも多い。 「トンデモ料理は地元民向けに比較的安価で提供する“なんちゃって日本食レストラン”で多く見かけますね。完全に創作日本料理だろってメニューなのに、どの店も創作とは謳っていません(笑)」 そう語るのは、海外のトンデモ日本料理に詳しいフリーライターの奥窪優木氏。そんな料理を出されたら日本人なら怒って文句のひとつでも言いそうだが、現地ではトンデモ料理を出す店のほうが人気だというから驚きだ。 「なんちゃって系の店のほうが内装を凝っていたりして、ウケがいいんです。あと、味についてですがお客はそもそも本物の日本料理を食べたことがなく、先入観がありません。だから、どんな料理でも『これが日本料理か……』と受け入られてしまうんです」 ちなみに最近はロシアや中国などを中心にチョコ寿司が人気とか。 「日本人には考えられない発想で生まれる料理です。インドでは豆腐ではなくチーズ、それとレーズンが入ったカレー風味の味噌汁があったんですが、飲んだ瞬間ビックリして吐きそうになりました(苦笑)」 また、レシピすら知らないのにメニューに料理を加え店もある。 「バングラデシュで食べたうどんはひどく、麺も粘土みたいでした。しかも、店員は『日本のドラマでうどんを見て、それっぽく作った』って。その程度の感覚でメニューに入れちゃう店が多いんです」 そんなトンデモ日本料理ですらブームの一翼を担っていると考えると複雑だ。 ◆海外で見かけるトンデモ日本料理ベスト5 1:チョコ寿司(ロシア・中国など) 2:うどん風ヌードル(バングラデシュ) 3:チーズ&レーズン入り味噌汁(インド) 4:ドリアンの天ぷら(タイ) 5:バッファロー牛丼(ネパール) 週刊SPA!10月22日発売号「[食の裏側]ランキング10連発」では、人気番組『お願い!ランキング』ではまずやらないであろうニッチかつ裏ネタな食のランキングを報じている。 2013年10月8日(火) ●購買動機にならなくても、ブランド価値を高めるフェアトレードの魅力● Source:オルタナ、ヤフーニュースより 国内の「ザ・ボディショップ」を運営するイオンフォレストの福本代表 全商品の9割にフォアトレードを導入している化粧品メーカー「ザ・ボディショップ」の福本剛史代表は、「フェアトレードはブランド価値を高めることにつながる」と断言する。しかし、購買動機にフェアトレードを置く人は多くない現実もある。購買動機にはならなくても、ブランド価値を高めるフェアトレードの力とは。(オルタナS副編集長=池田真隆) 「フェアトレードであることは、ブランド価値を高めることにつながっている」と話す根拠は、昨年、10代から60代の顧客へインターネット調査を実施したことで明らかになった。 だが、日本の国民性もあり、「フェアトレードだから購入するという顧客は多くはない」と言う。ザ・ボディショップ誕生の地イギリスは、エシカル発祥の地であり、フェアトレード文化が高い。国民の認知度も7割を超える。福本代表は、日本とイギリスを比較して、「自己完結型にこだわり過ぎている」と分析する。 「日本でフェアトレードを考える際、他者とのつながりよりも自己完結型の思考で終わる傾向にある。一方、イギリスでは、相手を思い浮かべながら、チームでフェアトレードを考えている気がする。この違いが、浸透率に現われているのでは」(福本代表) しかし、ソーシャルの波は感じており、フェアトレードが浸透するのは時間の問題と見る。「若者を中心に利他の精神は確実に高まっている。アニータ・ロディックは創業時、動物実験反対を掲げたが、その声は多くの人に届かなかった。しかし、今ではどうだろうか。EUをはじめ国内の大手化粧品メーカーも動物実験の廃止に動いている。アニータの描いた世界に着実に近づいてきている。だから、フェアトレードの熱は必ず高まる」。 創業者アニータ・ロディックは「企業は社会課題を解決するためにある」という考えを持った英国人女性だ。貧困撲滅には「援助」ではなく、「正当な取引」の必要性を感じ、同社独自のコミュニティーフェアトレードを導入した。 貧困で苦しむコミュニティーと契約し、原料や雑貨を公正な価格で買い取る。1987年から開始し、現在では21カ国、25のサプライヤー、25000人の生産者と直接取引している。コミュニティーフェアトレード原料は全製品の90%に適用されている。 今年のクリスマス、このコミュニティが生産したチャリティーギフトを販売する。売上のうち3000万円を使い、インドやホンジュラスなど貧困やHIVで苦しむ5つの地域に学校をプレゼントする。新設された学校では、800人の子どもたちが教育を受けられることとなり、将来の収入や健康面での改善も期待される。 「Give Joy To Every Body」――これは、同社が掲げるクリスマスのモットーである。学校建設をはじめ教材や制服提供などの教育支援活動は、20年前から行っている。これまでに、6000人の子どもたちをサポートしてきた。 今年のキャンペーンは、日本を含む世界各国の店舗で協力して実施される。建設場所は、インド北部、インド南部、ネパール、ホンジュラス、ガーナの5つで、同社独自のプログラムであるコミュニティーフェアトレードのパートナーがいる地域だ。 販売するギフトの一つでオススメなのが、クリスマスカラーの赤をメインにした校舎型ボックスに、ジンジャーの香りがするボディバターや、クランベリーのシャワージェルなど4品が入っているものだ。ボックスをデザインしたのは、ネパールカトマンズで伝統的な手作り紙製品を作る女性職人たちだ。 福本代表は、「コミュニティフェアトレードが生産者に与える効果は2つある」と話す。「正当な資金の提供」と、「利他の精神」だ。「フェアトレードの考えが現地の生産者にも伝わり、倫理観を持った事業活動を生み出している」。 夏が終わり、ハロウィンの季節を過ぎれば、クリスマスの匂いもしだす時期になる。今年のクリスマス、誰かへの思いを伝えるために、購入してはいかがだろうか。10月中旬から発売で、一個3150円。 2013年10月8日(火) ●中国弾圧強化 焼身自殺図ったチベット人を棒で殴りつける● Source:NEWS ポストセブン、※SAPIO2013年10月号、ヤフーニュースより チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世は繰り返し「教育はチベットの将来を決定づける」と言い続けてきた。中央チベット政府(CTA=チベット亡命政権)で、その教育行政を実質的に動かしているツェリン・ンゴドップ教育省長官(60)が来日し、本誌の単独インタビューに応じた。(インタビュー&構成/相馬勝) ──中国内では多数のチベット人が焼身自殺を図る一方、激しい弾圧が続いている。 ツェリン:6月に中国内の東チベット・タウ県(中国四川省)でチベット人尼僧が抗議の焼身自殺を図るなど、2009年以来、焼身自殺者は120人になりました(8月28日現在)。彼らはダライ・ラマ法王のチベット帰還と、チベット人の自由を訴えています。宗教の自由など基本的人権が認められていないために多くのチベット人は生きることに絶望し、大切な生命を投げ出して中国政府に抗議する道を選んでいるのです。 ──国連や欧州議会など国際組織も強く抗議しています。 ツェリン:ところが中国政府は最近、焼身自殺を止めさせるために、チベット人が居住する村に中国人民解放軍の大部隊を常駐させ、監視の目を強化しました。そして、チベット人のリーダー的存在の人物を冤罪で逮捕して死刑や長期の懲役刑にするなど、逆に弾圧を強めているのです。 ある地域では焼身自殺を図って火だるまになっているチベット人を助けるどころか、「早く死ね」とばかりに身体を蹴ったり、棒で殴りつけたりするという、人間として考えられない行為まで報告されています。 ──非人道的対応だ。 ツェリン:それだけではありません。中国内やネパールでは、焼身自殺したチベット人の遺体を軍や警察が持ち去って遺族に返さない事例もあります。チベット人の多くは敬虔な仏教徒ですから、肉親や友人、知人が亡くなれば遺体を丁重に葬ります。遺体を奪われれば死者の魂を弔うこともできません。非道です。 ──国際的な人権団体は、ここ数年間で約200万人のチベット人が中国政府の命令で移住を強制されていると報告しています。 ツェリン:それは事実です。放牧を生業にしているチベット人が定住生活を強要され、長屋のような住居に押し込められて移動の自由を奪われています。放牧はチベット古来の生活様式です。それを奪われることは、民族の文化を失うことにつながります。 中国政府は定住すれば補償金を出すと約束していますが、地元政府の役人にピンハネされてチベット人には渡されない例がほとんどなのです。さらに、チベット語の使用を制限されるなど伝統文化は傷つけられ、人権は奪われ、生活も苦しくなって絶望のなかで生きている人が多い。 中国内のチベット人口は約460万人ですので、移住を強制された人数はほぼ半数に当たります。これはチベット文化を根絶しようとしているとしか考えられません。中国政府はチベット人も中国国民だと言うのであれば、このような非情な政策をまず改善すべきです。 2013年10月6日(日) ●訪日外国人が感じた「日本人との交流で困惑すること」―中国メディア● Source:XINHUA.JP、(編集翻訳 浦上早苗);ヤフーニュースより 日本メディアはこのほど、訪日外国人を対象に「日本人と交流するときどんなことに困惑する」というテーマで調査を行った。新華網が伝えた。 ●日本は本当の気持ちを言わないことが多いから、真の友になれない(スウェーデン/男性/30代後半) ●日本人が何を考えているか分からない(タイ/女性/30代後半) ●会うたび天気の話ばかり。本心を明かさない(韓国/女性/30代後半) ●お金を払うときは割り勘だけど、高額の贈り物をする(ネパール/男性/40代) ●デートのときでも割り勘と聞いている(ウズベキスタン/女性/20代後半) ●同居していても日本人は家事をしない(米国/女性/20代後半) ●日本人はとても温和だが、話が回りくどい。そして用心深すぎる(フランス/女性/20代後半) 2013年10月5日(土) ●「22年W杯開催地、労働者に配慮できる場所に変更を」 国際労働組合がFIFAに再投票を要求● Source:ISM、ヤフーニュースより カタールで開催される2022年W杯の建設事業において、移民労働者に多数の死者が出ている問題を受け、ITUC(国際労働組合総連合)は現地時間4日(以下現地時間)、FIFA(国際サッカー連盟)に対し、開催地を再考するよう要求した。ロイター通信が報じている。 酷暑が予想されることから、夏季開催ではなく冬季開催案も浮上しているカタールでのW杯。FIFAは3日から4日にわたって行なわれた理事会で、開催時期の変更については14年W杯終了後に決定するとの考えをまとめたが、労働者の人権が損なわれているとして開催地そのものを変更するべきとの声が上がっている。 発端は英『ガーディアン』紙の報道。同紙は前週、スタジアムやインフラ整備など大会準備が進められているカタールでは移民労働者が非人道的な労働条件のもとで働かされており、ネパール系移民数十人がこの夏に死亡したと伝えていた。同紙によると作業員たちは十分な水も食事も与えられず、非衛生的な部屋に押し込まれ、パスポートを取り上げられて逃げ場もない状態だという。 FIFAは理事会で急遽この件を議題とし、ゼップ・ブラッター会長に現地視察を委任。同会長がカタールの国家元首であるシェイク・タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ首長のもとを訪れ、22年W杯について同首長に直接話をする運びとなった。ブラッター会長は、W杯開催地での建設準備等における安全性についてはFIFAの管轄ではないとしながらも「我々が無関心というわけではない。我々に関係のないことだとは言えない」と語った。 しかし全世界155の国と地域の労働者を代表するITUCのシャラン・バロウ書記長は即座に声明を発表し、こうした対応では不十分とFIFAを批判。同書記長は「FIFAの提案は遺族への冒涜」と述べ、「再投票を実施し、労働者に配慮できる開催地を選ぶ時間はまだ残されている。大勢の健康な若者が死の淵に立たされている。生命を危険に晒すようなこの状況は国際的企業、カタール政府、FIFAが引き起こしたものだ」と、開催地を変更するべきだと訴えた。 ITUCは2年前の段階でカタールにおける労働者の問題についてFIFAに説明しており、何も対応がなされなければ22年W杯開幕までに4000人の労働者が死亡するとの概算を出していたという。同書記長は声明のなかで査察官や法律家を送り込んでも状況は変わらないとし、FIFAおよびカタール側の対応は甘いと批判した。 なお、「2022年カタールW杯最高委員会」の広報・マーケティングディレクターを務めるナセル・アル・カテル氏はロイター通信に対し、「我々は、作業現場あるいは建設会社で働くすべての人々が、尊厳を守られ、安全が保証された環境で作業できるようにしたいと常に考えている」とコメント。大会準備に携わる労働者の権利は契約書に明記されており、同委員会も労働憲章を発布して労働者の権利が守られるよう策を講じてきたが、それが順守されるよう今後も一層努力していきたいとの意向を示している。
2013年9月
2013年9月30日(月) ●「高麗大蔵経」の魅力発信 世界祝典が開幕=韓国● Source:聯合ニュース、ヤフーニュースより 【陜川聯合ニュース】高麗時代の仏教経典を集大成した「高麗大蔵経」の価値や魅力を発信するイベント「2013大蔵経世界文化祝典」の開幕式が26日、韓国南東部、慶尚南道陜川郡の大蔵経記録文化テーマパークで開かれた。 高麗大蔵経は現存する木版大蔵経の中で最古のものとされ、現在、海印寺に所蔵されている。版木が8万枚を超えることから八万大蔵経とも呼ばれる。1995年に八万大蔵経板殿(国宝第52号)が国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に、2007年には高麗大蔵経板および諸経板がユネスコ世界記録遺産にそれぞれ指定された。 今年で2回目を迎える「大蔵経世界文化祝典」は「未来を開く和合、世界に向かう出会い! 」をテーマに、11月10日まで大蔵経記録文化テーマパークと海印寺一帯で開催される。 開幕式には大韓仏教曹溪宗の慈乗(ジャスン)総務院長、海印寺の善海(ソンヘ)住職、洪準杓(ホン・ジュンピョ)慶尚南道知事、河昶煥(ハ・チャンファン)陜川郡守、オランダ、ネパール、ケニアの駐韓大使ら約60人からなる海外使節団が出席した。 洪知事はあいさつで「八万大蔵経は人類が共同で保存し、子孫に伝授すべき宝物。祝典を通じて現在のわれわれと未来の子孫らが大蔵経を共有できる方策を模索する契機になることを願う」と述べた。 祝典の期間中はさまざまな展示や体験行事が開かれる。メーン会場の大蔵経記録文化テーマパークでは祝典のハイライトともいえる、大蔵経板8枚の展示が行われる。また、僧侶が修行を行う場所として一般人の立ち入りは禁じられていた海印寺の磨崖仏(まがいぶつ)も初めて一般公開されるほか、高麗大蔵経が保管されている蔵経板殿の外部の観覧も可能だ。 2013年9月27日(金) ●カタールW杯に新たな問題…移民労働者が過重労働で死亡、44人が犠牲に● Source:ゲキサカ、ヤフーニュースより 2022年のW杯開催が決定しているカタールで新たな問題が浮上した。英紙『ガーディアン』などは、『Slave(奴隷)』という辛らつな見出しつけて、事実を伝えている。 2022年の開幕を控え、急速にインフラ整備を進めるカタールだが、人員に関しては近隣諸国からの移民労働者に頼っている部分も多い。ただこの移民に対して過酷な労働条件を強いていることは以前から問題となっており、今回、ネパール人労働者がドーハで死亡したことで波紋を広げている。 またガーディアンは、ドーハのネパール大使館で入手したという公文書の詳細を掲載。6月4日から8月8日までの間に44人もの労働者が心臓発作や心不全で死亡したとしている。本文中では労働者たちの実態をインタビューを交え、事細かに紹介。“開かれた刑務所”だと非難している。 酷暑などの問題も抱えるカタールW杯については、ジョセフ・ブラッター会長も開催判断にミスがあったとの見解を示すなど、開催時期の変更を含め議論が続いている。追い討ちをかけるように噴出した今回の事件。来月開かれるFIFAの理事会でカタールW杯の開催時期について決定が下されることになっているが、開催国としての資質にも問題は及びそうだ。 2013年9月18日(水) ●竹島近海で漁船が火災、船員37人を救助=韓国● Source:サーチナ、(編集担当:李信恵・山口幸治);ヤフーニュースより 竹島(韓国名:独島)近隣海上でサンマ漁を行っていた漁船で18日、火災が発生した。韓国海上警察などの鎮火作業および救助活動で、乗務員は全員救助された。複数の韓国メディアが報じた。 18日の午前7時25分頃、竹島の南東側59キロの海上で、釜山船籍の240トン規模のサンマ漁漁船で火災が発生した。火災の通報を受けた韓国の東海地方海洋警察庁は、警備艦艇3隻を派遣し、消火や乗組員の救助に出動。乗船員37人全員を救助した。 また、日本の巡視船1隻、韓国海上警察の航空機、日本の航空機も鎮火と救助活動を支援した。近くを航海中のロシアの商船オーディン号も、火災を起こした船から緊急脱出し、救命ボートに乗船したまま漂流していた乗船員32人を救助した。その後、午前9時38分頃、東海海洋警察は残りの5人を救助した。 火災当時、この漁船には韓国人9人、ベトナム人13人、インドネシア人10人、ネパール人5人が乗船し、サンマ漁をしていた。 海洋警察は船舶の火災後、海洋への汚染は確認されていないと説明した。 救助された乗船員の健康状態はすべて良好であり、海洋警察は入港後、乗船員などを対象に火災発生の経緯などを調査する予定だという。 2013年9月18日(水) ●リクルート住まいカンパニー、外国人が住みたい街はどこ?調査を実施● Source:SUUMOジャーナル;ヤフーニュースより 株式会社リクルート住まいカンパニー(本社:東京都千代田区)が運営する不動産・住宅サイト『SUUMO(スーモ)』は、住まいや暮らしに関する様々なテーマについてアンケート調査を実施し、調査結果を「SUUMOなんでもランキング」として紹介している。今回は、「都内在住の外国人に聞いた“住みたい街はどこ?”」をテーマに調査結果を発表した。 【調査概要】 ●調査実施時期:2013年8月21日~8月27日 ●調査対象者:都内在住の外国人100名(アジア圏:30名・アジア圏以外:70名) ●調査方法:日本語学校でのヒアリング、日本語学校での記入、Webアンケート ●有効回答数:100 【調査結果】 ●「住みたい」「暮らしやすい」と思う街は、国籍によってさまざま Q.都内在住の外国人に聞いた「住みたい街はどこ?」 1位:新宿 26人;2位:渋谷 16人;3位:秋葉原 8人;4位:品川 4人;4位:六本木 4人;6位:浅草 3人; 下記のランキングは、日本人が選んだ「住みたい街ランキング 2013年版」(2013年1月リクルート住まいカンパニー調べ)。 ●住みたい街ランキング 2013(関東版 総合) 1位:吉祥寺 509点;2位:恵比寿 312点;3位:横浜 284点;4位:目黒 266点;5位:鎌倉 240点;6位:自由が丘 234点; 日本人の住みたい街・総合ランキング1位は「吉祥寺」。理由は、音楽や演劇が身近にあふれる文化の薫りがあることや、商業施設の充実ぶりと自然環境の良さ。これに対し、外国人の住みたい街1位は「新宿」。「混んでいて、にぎやか(トルコ)」、「にぎやかで繁華街が近い(中国)」「デパートやスーパーが多い(中国)」と、住む街に活気を求めていることが分かる。 第2位は、日本人は「恵比寿」。大人が集う高級な街のイメージから「住むだけでステータス」という声が多かったのに対し、外国人は「渋谷」を選択。理由は「クラブなど遊びに行けるところが多い(オーストラリア)」「パブなどが多い(イタリア)」「ファッショナブルな街で若い人には居やすい(ロシア)」など、夜遊びや刺激を求めている人が多い印象。 日本人の第3位は「横浜」。異国情緒漂う街並みや充実の商業施設に加え、中華街や海にも好アクセスなのが人気のよう。「外国の雰囲気や文化に触れられる」環境が多くの支持を集めた。一方、外国人の第3位は「秋葉原」。「アニメが好き(フランス)」「漫画と秋葉原の店が好きなので(フランス)」「アニメ関係が好きだから。秋葉原はいつになっても夢の街です(中国)」と、アニメを理由にしている人が多数。外国人は「日本特有のカルチャーを求めている」という対比した結果に。 それぞれの街の印象は同じでも、「暮らしやすい」と感じる街が、国籍によって違うことが顕著にあらわれた、おもしろい結果となった。 回答には、 ●渋谷:かわいい子がいるから(イタリア) ●渋谷:便利で若い人が多いから(ブラジル) ●渋谷:若者がいっぱいで、にぎやか(アメリカ) ●代々木:公園の近くで静かなので(アメリカ) ●六本木:キャバクラが多いから(アメリカ) ●六本木:成功者のシンボルだから。活気がある(中国) ●麻布十番:新宿みたいににぎやかな街は治安が良くない。人が多くない静かな環境が好き(台湾) ●表参道:ファッションが好きだから。表参道は一番おしゃれな場所だと思います(スウェーデン) ●浅草:浅草の雰囲気が好きだから(ネパール) ●中野:新宿から遠くなく、家賃も新宿に比べたら高くない。下町の雰囲気が好きだし、美味しいお店が多い(アメリカ) ●高円寺:高層ビルがない。道は狭く、その小さいスケールの街で人々のコミュニケーションは簡単になる。個人店が多く、チェーン店は少ない(スペイン) ●吉祥寺:都心ではないので家賃が安いし、都会と違ってゆったりした感じがあるから(韓国) ●三鷹:首都圏ですが、見るものが多く、自然も近い交通の便利な街なので住みやすい環境だと思います(フランス) ●下北沢:最近のメディアやファッションのお店もあるし、昔ながらの店もあるので、新旧が混在している雑多な街だと感じました。昼も夜も本当ににぎやかだが、新宿や渋谷と比べると、そんなにうるさくなく、混んでいないと感じる(イタリア) などがあった。 「SUUMOなんでもランキング」コーナーでは、住まいに関する様々なテーマについてアンケートを実施し、結果をまとめた記事を隔週で発表している。 ■(最新)都内在住の外国人に聞いた「住みたい街はどこ?」 http://suumo.jp/article/nandemorank/rank/hitori_kyujitsu/3156/ ■(前号)65歳以上の方に聞いた「将来的に、誰とどこに住みたい?」(複数回答) http://suumo.jp/article/nandemorank/rank/hitori_kyujitsu/3130/ ■不動産・住宅サイト『SUUMO(スーモ)』はこちら http://suumo.jp/ ■リクルート住まいカンパニーについて http://www.recruit-sumai.co.jp/ ■本件に関するお問い合わせ先 http://www.recruit-sumai.co.jp/support/inquiry.html 2013年9月15日(日) ●[私の富士]王貞治さんが語る● Source:山梨日日新聞、〈構成・古守彩〉;ヤフーニュースより 夏山シーズンを終えた富士山。世界文化遺産に登録された今年、7、8月の山梨側の登山者は6年連続で20万人を突破した。夏から秋へ、霊峰は駆け足で装いを変え、新たな"表情"を見せていく。著名人に聞く「私の富士」、眺望ポイントから見た雄姿を通して、世界の宝となった「Fuji」の魅力を発信する。 富士山は日本人の心の中にそびえ立ち、動かしようがない厳然たる存在と言えます。なおかつ、身近でもあります。 東京都墨田区の下町で育ちました。自宅が中華料理店を経営していて、従業員と週に数回、近所の銭湯に通いました。湯船の壁面には大きな富士山が描かれていて、その美しい姿をいつも見上げていました。 現役時代は名古屋や大阪への遠征が頻繁にあり、東海道線で移動していました。静岡県で沿線に富士山が見えてくると、選手は一斉に見える方の車窓に集まって眺めました。その時々でいろいろな姿を見せ、選手の間で話題にしていたことが思い出深いです。 八ケ岳やネパールのヒマラヤ山脈など、山は世界至るところにありますが、富士山は独立した峰で稜線(りょうせん)が美しい。だからこそ、その存在が強く印象づけられるのでしょう。 富士山をこよなく愛す人たちの集まりであるNPO法人富士山クラブの会員です。しかし、実は一度も登ったことがありません。ほかの会員から「一生に一度は登るべきだ」と言われますが、同時に富士山への特別な思いを多く聞くので、登った気分でいる時もあります。いつかは登りたいと思っています。 有史以来、著名な画家から子どもたちまで、多くの人に描かれ続けてきた富士山。今まで世界遺産に登録されていなかったことが不思議に思います。富士山の表情は季節や時刻によってさまざまに変化します。素晴らしい表情を保ちながら、常に人々の心の中にあり続ける山であってほしいと思います。 ただ、社会問題化して久しいごみの投棄は深刻です。遺産登録を機に、ごみ問題への関心はさらに高まります。自宅と同様、汚さないという気持ちを広げていくことが大切です。 著名人でつくる「富士山大好き!百人の会」を母体にした「ふるさと清掃運動会」の実行委員長を務め、6年前から活動をしています。合言葉は「富士山から日本を変える」。昨年も東京・荒川河川敷で、少年野球の子どもたちや学生と一緒に清掃活動をし、1000袋以上のごみを回収しました。 地道な活動ですが、日本人の象徴である富士山をきれいにするところから始め、全国どこのふるさとにも象徴としてある山や川、海など、身近な環境の改善につなげたいと願い、取り組んでいます。 現役を退いた今も移動が多いのですが、車や飛行機の窓から富士山を眺めては、いつも感銘を受けています。自分の人生と重ね合わせ、富士山のように毅然きぜんとした姿を生きざまにできるよう、人生を過ごしていきたいと感じています。 ◇王 貞治(おう・さだはる)さん 元プロ野球選手、監督。福岡ソフトバンクホークス球団会長。NPO法人富士山クラブを支援する「富士山大好き!百人の会」呼び掛け人代表で、富士山などの環境美化活動をする「ふるさと清掃運動会」の実行委員長も務める。73歳。 三国峠 夕日に染まる富士と山中湖 三国峠は、山梨、静岡、神奈川の3県の境にある三国山山頂の北に位置する峠。晴れた日には峠を下った付近から、富士山と山中湖を見下ろし、遠くには南アルプスを見渡せる。峠の中腹にあるパノラマ台は、ダイヤモンド富士の撮影スポットとしても知られる。 戦国期には、他国からの侵略を防ぐ役割も果たしたとされる。麓の山中湖村平野には番所があった。また、山中湖の南にある籠坂峠から、アザミ平、大洞山、三国山、三国峠を経由して明神山に至るハイキングコースは、春から秋にかけて人気を集めている。 ◇ 富士山の世界遺産登録の手続きで、一度は構成資産候補に選ばれたものの、芸術や信仰との関わりが薄いなどの理由から除外された「幻の構成資産」。その中から、三国峠(山中湖村)など四つの眺望ポイントで霊峰を撮影した。 2013年9月15日(日) ●G-DRAGON、相次ぐ寄付でアイドルの模範例に● Source:中央日報日本語版;ヤフーニュースより G-DRAGONが相次ぐ寄付活動でアイドルの模範事例を見せている。 G-DRAGONと彼のファンらは最近コメ花輪の伝達からプルメ財団への寄付まで相次ぐ社会貢献活動で注目を集めた。 先月31日と9月1日の2日間にわたりソウルのオリンピック体操競技場で開かれたG-DRAGON2013ワールドツアーでは、韓国だけでなくロシア、アルゼンチン、ボリビア、ペルー、メキシコ、エクアドルなど多国籍ファンが大規模なコメ花輪を贈った。 G-DRAGONはファンから贈られた2.478トンのコメ花輪のうち1トンを青少年才能寄付サイトのグッドウェイウィズアスに寄付することにした。離婚や別居などで厳しい境遇の父子家庭の支援組織である新堂(シンダン)希望の家と中区管内の小中高校に通う低所得家庭31世帯に贈られる予定だ。それだけでなくG-DRAGONのファンらは子どもリハビリ病院建設寄付のためプルメ財団に募金を渡し善行を実践した。 以前にも「YGウィズ」を通じネパールの学校建設支援募金、ハイチの養魚場支援募金などで社会的弱者への寄付奨励に努力してきた。G-DRAGONはこのほか、自身の誕生日の8月18日を意味する8180万ウォンをスンイル希望財団に寄付するなど活発な寄付活動をしている。 2013年9月13日(金) ●在日留学生、東南アジアからが増加―日本法人統計● Source:Record China;ヤフーニュースより 2013年9月12日、日本で学ぶ留学生のうち、東南アジア、南アジア諸国留学生の比率が増加傾向にある。独立行政法人・日本学生支援機構(JASSO)の統計によると、在日留学生上位5カ国・地域に昨年度、ネパールが初めてランクインした。商務部ウェブサイトが伝えた。 ネパール人留学生は在日留学生の1.8%で、首位の中国本土、2位の韓国に比べれば極めて少ない。しかし東日本大震災後に中韓両国留学生が減少傾向にある一方、ベトナム、ネパールなどから経済発展を背景とした訪日留学生が増え続けている。昨年5月現在の在日留学生総数は前年比で0.2%減り、13万7756人だった。 2013年9月13日(金) ●今度はインド「東野・岡村の旅猿」シーズン4来月スタート● Source:お笑いナタリー;ヤフーニュースより 旅番組「東野・岡村の旅猿~プライベートでごめんなさい~」シーズン4決定会見に出席した東野幸治とナインティナイン岡村。 東野幸治とナインティナイン岡村が出演する旅番組「東野・岡村の旅猿~プライベートでごめんなさい~」(日本テレビ系)シーズン4が10月6日(日)よりスタートする。これを記念して昨日9月12日、都内の喫茶店「珈琲園ぶらじる」にて会見が行われ、東野と岡村が出席した。 今年2013年4月から6月まで放送されたシーズン3では「築地で海外ドラマみまくりの旅」「瀬戸内海・島巡りの旅」「無人島・サバイバルの旅」と、3パターンの旅模様を放送した同番組。これに対して東野は「観た方はわかると思うんですが、何ひとつちゃんとできず。Twitterで『ちょっとふざけすぎじゃありませんか?』『ちゃんとしてください』と言われ、もう次はないなと思ってました」と、感想を述べた上で「まさかまさかの。(放送時間が)日曜の昼という、なんとも言いようのない時間をいただき、ありがとうございます」と、ニヤニヤしながら感謝の言葉を口にした。岡村はまず「終わってはまた始まり、終わってはまた始まり。なぜずっとやらせてくれないのか」と首をかしげながら、「シーズン3は旅番組なのに『ヒルナンデス!』みたいな感じになってしまった」「シーズン4では旅番組だというところを見せたい」と口にした。 シーズン4で彼らが訪れるのは、2008年1月にTBSで放送された「東野・岡村のプライベートでごめんなさい…インドの旅」以来となるインド。東野は当時を振り返り「日本テレビさんのキラーコンテンツ『箱根駅伝』の裏だったので、視力検査で目がいい人くらいの視聴率だった(笑)」とコメント。そして潔癖症でインドが苦手な岡村に対して「(見どころは)岡村隆史のすごく嫌な顔(笑)。本人的にはインドで行きたいところはないと思う。少し地元の人と触れ合って、カレーを食べ、日本に帰ってくると思います」と、笑いながら予想した。岡村はあからさまにガッカリしながらも「今度こそやりとげる。『投げ出さない』をテーマにがんばりたい」と目標を設定し「TBSにリベンジですね。見せつけてやりましょう。倍返しだ!」と元気に宣言した。 旅猿ファミリーとして、多くの旅に同行している出川哲朗については「いびきがうるさい」「ほんとは違うところで寝てほしい」と愚痴三昧。東野は「シーズン4にあたって……1人クビを切りました」と無念の表情で語り「物事はなんでも責任。オープニングで誰かにシーズン3の責任をとっていただいてます。第1回の放送を期待してほしい」とアピールした。 同番組はDVDも好調で、既発15巻の販売累計は35万枚を突破。9月18日には新作「瀬戸内海・島巡りの旅 ハラハラ編」がリリースされるほか、12月に「奥多摩で初キャンプの旅」、2014年1月に「ネパールの旅」の発売が予定されている。 2013年9月9日(日) ●都市と田舎の「二住生活」者増やそうと大原に京都からツアー● Source:両丹日日新聞;ヤフーニュースより 地区の一部が府の景観資産に登録されている福知山市三和町大原で8日、京都市から大型バスで訪れるツアーがあった。都会の人たちに地方の良さを知ってもらい、都市と田舎との「二住生活(二地域移住)」者を増やすのが目的で、一行は大原神社など、地元の名所を見て回り、住みやすい田舎の雰囲気を味わった。 地元の大原うぶやの里活性化協議会と京丹波町の質志鐘乳洞公園協力会が企画。一昨年初めて催され、昨年は台風のため中止になった。 今年は京都市から32人が訪れた。一行は最初に質志鐘乳洞を見学したあと、大原でシカ肉などが入ったネパールカレーを味わった。 大原での散策は、昔、出産する女性がこもった府指定有形民俗文化財の「産屋」を見学。大原神社の林秀俊宮司から、産屋は奈良時代には神話などでその存在が触れられ、大原では300年ほど前から使われてきたとの説明を受けた。 このあと旧京街道にある元油屋の古民家を訪れ、天井の高いしつらえや、いろりが設けてある室内をじっくりと見た。大原神社では、本殿内の古い絵馬や龍のひげとされる神社の秘宝「蛇のひげ」の説明もあり、参加者たちは顔を近づけて見ていた。 神社の絵馬殿ではネパール音楽や和太鼓演奏などを楽しんだ。ツアーに参加した奈良市の近畿大学4年生、前田大輝さん(21)は「大原はのどかですごくいい雰囲気。ずっと生活していくには少し不便だけれど、都会に住みつつ、たまにこちらに来て生活するには本当によい所です。また来てみたい」と話していた。 2013年9月8日(土) ●隠れた場所に竜巻の「爪痕」…農地、屋内で復旧作業続く● Source:産経新聞 ;ヤフーニュースより ボランティアが農地に飛び散った大小のガレキを拾い集めた=7日朝、埼玉県越谷市内(写真:産経新聞) 竜巻の発生から6日目となり週末を迎えた7日、埼玉県の越谷市や松伏町などでは休日を返上して復旧作業が続いた。米の収穫が本番を迎えつつある越谷市の農地では、農業機械の故障の一因となるがれきを一つ一つ取り除いていった。竜巻被害が明らかになった直後から集まった全国のボランティアも活動。民家から家財を運び出し、清掃するなど地道な作業に黙々とあたった。(中村昌史) 「稲の隙間にがれきが隠れているのがやっかいなんです」。黄金色に色づき始めた稲が広がる越谷市の水田。7日朝、夫の浅子實さん(70)らと収穫作業にあたっていた妻、初枝さん(65)は話した。 竜巻の被害を受けた地域には農村地帯も多い。家屋やインフラの復旧が進められるなか、突風で倒れた作物や、農地に落下したがれきも大きな問題となっている。 地元関係者によると、被災後、稲を収穫中のコンバインがガレキを巻き込み、金具の刃が破損するトラブルが発生。交換には数十万円かかるといい、農家には大きな痛手だ。稲に紛れた小さなガレキは発見が難しく、恐る恐るの作業となる。この日は県や市の職員、地元関係者や全国の有志ら約220人が農地のがれき撤去にあたり、瓦や木材、ガラスなどを回収。小型トラック・軽トラック29台分が集まった。 静岡県から駆けつけた元会社員、中山宜永さん(69)は「少しでも役に立てれば」。被災地に入って3日目という水戸市の自営業、浅野秀夫さん(48)も「実際の被害を見てとても驚いた。まだまだがんばる」と力を込めた。 市内には、宣教のボランティアなどで来日中の米国、台湾、ネパールの人たちの姿もあった。フェイスブックを通した呼びかけなどで、全国から集まったという。 グループに同行した仙台市の団体職員、田中信吉さん(50)は自身も東日本大震災に遭遇した。「あのときは世界中に助けてもらった。災害を風化させないよう、助け合っていきたい」と話した。 連日の暑さから一転、秋の気配を感じさせる気候となった同日。大きな被害を受けた越谷市立北陽中学校ではブラスバンドの音が流れるなど、被災地は日常を取り戻そうとしている。だが、外見からは分かりにくい被害もあり、その復旧は道半ばだ。 実家を清掃していた女性(35)と夫(39)は「室内は細かいガラス片まみれだった。ゴミの運び出しが大変」と疲れ切った表情。ボランティアの助けで作業が進み、「こういう時はマンパワーが物を言う。本当にありがたい」とホッとした様子で話した。 2013年9月6日(金) ●中国・北東アジア博覧会、日系9社も商談に参加―中国メディア● Source:Record China;(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤);ヤフーニュースより 4日、第9回中国・北東アジア博覧会サービス貿易大会が吉林省で開催された。写真は第7回のもよう。 2013年9月4~5日、第9回中国・北東アジア博覧会サービス貿易大会が吉林省で開催された。主催は中国商務部と吉林省人民政府、共催は中国サービス貿易協会、吉林省商務庁、長春市人民政府。中国吉林網が伝えた。 同大会の狙いは、北東アジアエリアの経済貿易協力の重要なプラットフォームである中国・北東アジア博覧会をよりどころとし、ビッグデータとクラウドコンピューティングを土台とした次世代情報通信技術を背景として、サービス貿易の発展空間と発展モデルを模索し、国内・海外企業の交流や協力を促進することにある。吉林省のサービス貿易の加速的発展を推進するための重要な措置の一つでもある。 今回の大会には、米国、日本、韓国、カナダ、ラオス、パキスタン、オーストラリア、イタリア、ナイジェリア、ネパール、ナミビア、グレナダなど13カ国・地域から、政府高官、学術関係者、有名企業の代表ら約60人が招待された。国内からは政府機関や各種パークの責任者、学術関係者、有名企業の代表ら約180人が招待された。 今大会のテーマフォーラムでは、中国商業連合会の張志剛(ジャン・ジーガン)会長(元商務部部長)、国務院発展研究センターの党組織メンバーである国務院弁公庁の隆国強(ロン・グオチアン)主任、グレナダ駐中国大使館のリチャード・ニクソン公使、日本の株式会社EnManCorporationの今泉睦夫代表取締役など国内外の政府高官、学術関係者、企業代表が中国のサービス業の発展、サービス貿易の発展、経済モデル転換期の情報技術(IT)アウトソーシング産業の発展、サービス貿易の自由化、両岸の経済貿易の発展といったテーマをめぐり、多彩なスピーチを繰り広げた。 今大会の開催期間中にはほかにも4つの会議が並行して行われる。これらの会議では国内外の学術関係者や企業代表がスピーチを行い、交流を進める。また、中日サービス貿易プロジェクト商談会と中韓サービス貿易商談会も行われ、日本企業9社、韓国企業9社、長春市ハイテク区、長春市浄月区、吉林市ハイテク区、吉林省の企業15社がプロジェクトの推奨や協力をめぐって話し合いを進める。 2013年9月5日(木) ●1200℃に耐えるBBQ用の手袋● Source:web R25;(コージー林田);ヤフーニュースより プロユースらしく無骨で男らしいデザイン。サイズはフリーで、レッド、ブルー、イエロー、グリーンの4色展開。厚手だが溶接作業などを想定し、指先は動かしやすく作られている みんな大好きBBQ。炎暑も徐々に収まり、秋の足音が聞こえてくるこれからの季節、予定を組んでいる人も多いでしょう。事前に、アウトドアショップなどでBBQを楽しむアイテムをそろえるのも楽しいひとときです。そんななか目にとまったのが『アツボウグ工業用・BBQ用手袋』。しかし、BBQ用手袋ってどういうことなんでしょう? 実はこの手袋、そもそもは、「アーク溶接の火玉(約1200℃)が、貫通しない軍手ができないか」との相談を受けて開発された手袋。その耐熱性・耐火性の優秀さから、溶接工場や火気を扱う危険現場だけではなく、炭火を扱うBBQにもピッタリということで「工業用・BBQ用」として販売されているんです。ということで、この手袋をつけていれば炭火の処理で火の粉が飛び散っても、恐れることはありません。ちなみに、手袋だけでなく腕カバーも販売されているので、併せて使えば完璧です。 高い耐熱性の秘密は、耐熱繊維であるアラミド繊維に、さらに加えられた特殊なより。販売元のホームページでは、あくまで実験風景としながらも、炭火を直に握ったり、コンロの火に手をかざしたりしている写真も掲載されています。 「BBQをやるだけなんだし、オーバースペックじゃないの?」とも感じる人もいると思いますが、鉄工所などでも使われている、プロスペック使用のものだからこそ男の物欲が刺激されるというもの。 ちなみに、姉妹品には『アツボウグ山岳用手袋』も存在し、こちらは、高地の鋭利な岩をつかんでも切れにくい、優れた耐切創性も備えています。信州大学学士山岳会ネパール・ヒマラヤ遠征隊も使用したという、やっぱり本格派の代物です。 BBQでの働きは男の見せ場。火の粉も恐れず、炭火の後始末をガシガシできる様を見せつければ、あなたの評価もうなぎ上り…かもしれませんよ。 2013年9月4日(水) ●"国際競争力ランキング"、日本は9位にアップ--韓国は6ランクダウンの25位● Source:マイナビニュース、(御木本千春);ヤフーニュースより "国際競争力ランキング"、日本は9位にアップ--韓国は6ランクダウンの25位 世界経済フォーラム(以下、WEF)は4日、「2013年の国際競争力ランキング」を発表した。それによると、日本は総合順位9位となり、前年の10位から順位を1つ上げた。 同ランキングは、WEFが2004年に導入した国際競争力指数(以下、GCI)に基づいて決定されたもの。GCIのスコアは、マクロ経済や市場の効率性など12項目のデータと、各国データを基に算出されている。今回の調査対象は148カ国・地域。 総合順位1位は5年連続でスイス。以下、2位シンガポール(前年2位)、3位フィンランド(同3位)、4位ドイツ(同6位)、5位米国(同7位)、6位スウェーデン(同4位)、7位香港SAR(同9位)、8位オランダ(同5位)、9位日本(同10位)、10位イギリス(同8位)と続いた。 日本は、イノベーション力(5位)やビジネスの成熟度(1位)などで高評価を受けたものの、マクロ経済(127位)などがマイナス評価となった。 アジアからは、日本、シンガポール、香港SARの3カ国・地域がトップ10にランクイン。中国はBRICSの中で最上位の29位に入り、53位の南アフリカ共和国、56位のブラジル、60位のインド、64位のロシアを引き離した。一方、韓国は25位と前年から6つ順位を下げた。 アジアの開発途上国の中では、マレーシアが24位と最も高い競争力を持つと評価された。110位のバングラデシュ、117位のネパール、133位のパキスタンは3年連続でランクダウン。このほか、109位のブータン、81位のラオス、139位のミャンマーは今回初めてGCIに含まれたという。 米国については、市場に革新的な製品やサービスを提供する「世界のリーダー的地位」を保っているとの考えを提示。順位が上がった理由として、公的機関への信頼回復および国内金融市場の改善を挙げている。しかし、マクロ経済(117位)の安定性に関しては、依然として重大な問題を抱えていると指摘している。 ヨーロッパについては、公的債務への対応、ユーロの解体を回避する取り組みなど、競争力に関するより深刻な問題に重点を置いていると分析。南ヨーロッパでは、91位のギリシアをはじめ、35位のスペイン、49位のイタリア、51位のポルトガルは、同地域での競争力の格差を埋めるため、「市場の機能と効率の弱体化に継続して取り組むとともに、イノベーションの推進と金融機関の利用の改善を行なっていく必要」があるとしている。 ラテンアメリカについては、近年、堅実な経済成長を達成してはいるものの、生産率の低さが原因とされる競争力パフォーマンスの全体的な停滞が課題となっていると分析している。 2013年9月4日(水) ●【インド】自動車大手、輸出と国内生産強化:ルピー安受け● Source:インド新聞;ヤフーニュースより ルピー安を受け、大手自動車メーカーの間で輸出の増加と部品の国内生産を強化する動きが広がっている。通貨安で海外から輸入部品の調達コストが増大している反面、完成車の輸出の面では価格競争力が高まっているためだ。 トヨタのインド合弁会社トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は先ごろ、新興国向け小型セダン「エティオス」400台を試験的にインドネシアに輸出した。今後はネパールやバングラデシュなど輸出先をさらに増やすことを目指している。 独フォルクスワーゲンはインドからメキシコに向けた輸出を開始する。今後1-1年半をかけてセダン「ヴェント」を約2万5,000-3万台輸出する計画で、これはチャカン工場(マハラシュトラ州)の生産能力の20-25%に相当する。今後は経済成長著しいインドネシアやマレーシアへも輸出することを予定している。 インド法人フォルクスワーゲン・インディアのマヘシュ・コドゥムディ社長は輸出強化を進める背景について「チャカン工場は当初、国内需要に応えるために建設したが、市況の悪化と記録的なルピー安の影響で戦略を見直さざるを得なくなった」と説明する。現在は完成車と部品を30カ国以上に供給するが、今後さらに新たな市場の開拓を積極的に進める方針だ。部品の国内生産率は現在70%程度だが、これを85-90%に高める計画を立てており、その一環としてチャカン工場でエンジンを組み立てることを検討している。 このほかにも米フォードは6月下旬にインド国内で発売したスポーツ多目的車(SUV)「エコ・スポーツ」の輸出先を37カ国にまで広げる。韓国のヒュンダイは「イオン」や「i20」など小型車の南米とアフリカへ向け輸出を強化する方針。同社は中でもアフリカ市場の開拓を重要視しており、輸出全体に同地域が占める割合を40%近いの水準に引き上げることを目指している。 2013年9月4日(水) ●幻のユキヒョウ、メガマウス、白いオオカミ…1970~80年代の野生動物の記事“勝手にベスト5”● Source:ナショナル ジオグラフィック日本版;ヤフーニュースより 幻のユキヒョウ、メガマウス、白いオオカミ…1970~80年代の野生動物の記事“勝手にベスト5” 1971年11月号。ペンギンの遠足でも、ペンギンのラジコンでもありません。 「自然のなかをうろついてるだけじゃないか」 「本誌を絵本に変えるのはあるまじき行為」 「地理学の雑誌なのに、自然の風物に関心をそらせるなどトンデモナイ!」 (もっと写真を見る)1970~80年代の野生動物の記事“勝手にベスト5” 本格的な野生動物の写真を『ナショナル ジオグラフィック』がはじめて掲載した1906年7月号のときのこと。記事を見た協会理事のうち、何人かがこのような批判を浴びせました。当時は賛否両論巻き起こり、今では信じられませんが、著名な地理学者の理事2名が辞任する騒動に発展します。 でも、自動シャッターとストロボを駆使して撮影した画期的な写真はすぐに大評判となります。その後、迫力ある野生動物の写真が『ナショナル ジオグラフィック』の代名詞のひとつになったのはご存じのとおり。 ただし、野生動物の記事は1970年代から80年代にかけて大きな曲がり角を迎えました。絶滅の危機にある種類が増加し、単に動物を紹介する記事から、調査研究と絡めて保護を訴えるものが増え始めます。今回はその頃の代表的な野生動物の記事から、中の人の独断と偏見で勝手にベスト5を決めてみました。保護とは直接関係ないものもありますが、周辺のエピソードも交えつつ、順を追って紹介してみましょう。 最初は1971年11月号。 ラジコンじゃありませんよ!(笑) 正真正銘、南極に暮らす野生のジェンツーペンギンです。これは1957年から1958年にかけて行われた「国際地球観測年」のプロジェクトを引き継いだ研究で、極地で暮らすペンギンの生理と適応を調べているところ。ペンギン君が背負っているのは血流と血圧のデータを無線で飛ばす機器。もちろん、数日後に元気に群れに戻されました。 実はこの号にはもっとすごい写真が掲載されていました。表紙の文字をよく読むとわかるのですが……、そう、野生動物研究の権威であり、タンザニアのライオンの研究でも有名なジョージ・シャラー博士が世界ではじめてフィルムに収めた「ヒマラヤの幻、ユキヒョウ」です。 シャラーが中央アジアの山岳地帯をひたすら歩きまわり、苦労の末に撮ったその写真を発表するまでユキヒョウは伝説の動物と思われていました。それまで目撃した生物学者の数は片手で余りましたから。この成功を受けて、ナショナル ジオグラフィック協会は生物学者ロドニー・ジャクソンへの資金援助を決定し、ネパールにおける10年以内の徹底調査にこぎつけます。ってことでこれがまず1つめ。残念ながら当時のシャラーの写真は掲載できないので、ユキヒョウの写真はぜひリンク先でご覧ください。 白いオオカミをついにとらえた80年代の金字塔 2つめは1976年8月号に掲載されたオオカバマダラです。 「帝王蝶(monarch butterfly)」の名を持ち、米国ではとても人気のあるこの蝶は、夏はカナダからフロリダまで広範囲にいるものの、冬になるとこつぜんと姿を消してしまいます。南へ向かうことはわかっていたものの、誰も正確な行き先を知りませんでした。 そんなオオカバマダラに少年のときから魅せられていた生物学者フレッド・アーカートは1973年から妻ノラと追跡調査を始めます。しかし、資金繰りに苦しみ、断念寸前のところを協会が支援。1975年のはじめにようやく越冬地を見つけます。メキシコのシエラマドレ山脈でした。 越冬地を見つけたとき、夫妻は息を飲みました。オオカバマダラが何千本という木を覆いつくし、その重みで枝は折れ、地面は厚さ20センチほどの蝶のじゅうたんと化していたそうです。その後、カリフォルニアの数カ所にも越冬地が見つかりましたが、メキシコの越冬地は世界遺産「オオカバマダラ生物圏保護区」として保護されました。夫妻の研究は協会が選ぶ「地球の理解を深めた支援探検・調査トップ10」に選ばれています。 なお、オオカバマダラは数世代にわたって北上し、越冬地に向かって南下する個体はいちどもメキシコやカリフォルニアを訪れたことがありません。オオカバマダラがなぜ世代を超えて「渡り」ができるのか。その秘密は依然として謎に包まれています。 お次は海へ行ってみましょう。 「シャーク・レディ」の異名をもつユージェニー・クラークは、防護用の鋼鉄製の檻を平気で飛び出して、サメの間を自由に泳ぎまわり、謎と魅力に満ちた生きものへとサメに対する認識を一変させました。水中写真家のデビッド・デュビレとともに手がけた1981年8月号の特集「崇高にして誤解されしサメ(SHARKS Magnificent and Misunderstood)」はいま読んでも出色の出来映えです。メガマウスもどーんと出ていました。これが3つめ。 以前、この連載で“類人猿ガールズ”として紹介したジェーン・グドール、ダイアン・フォッシー、ビルーテ・ガルディカスはこの時代も着々と成果をあげていました。お気に入りのゴリラを殺されて、密猟者と敵対したダイアン・フォッシーが1985年に殺害されたのは本当に残念です。ギルバート・M・グロブナーは1986年5月号で「彼女がいなかったら、マウンテンゴリラは今ごろ絶滅種のリストに入っていたはずだ」と述べ、フォッシーの冥福を祈りました。彼女の「危機にさらされるマウンテンゴリラ(The Imperiled Mountain Gorilla)」が4つめです。 『ナショナル ジオグラフィック』の動物写真家としてすでに世界的に活躍していたジム・ブランデンバーグにとってさえも、野生のオオカミを撮るのは至難の業でした。長年にわたりオオカミを愛してきたにもかかわらず、それまでの20年間で撮影できたのはたった7枚。ところがしかし、1986年に幸運の女神が微笑みます。生物学者デビッド・メッチと訪れたカナダのエルズミア島で2人は人間を恐れないホッキョクオオカミの群れに遭遇したのです。その幸運な出会いは1987年5月号「白いオオカミ(White Wolf)」として実を結びました。 2013年9月1日(日) ●旅行者が選んだ世界の観光都市口コミ人気ランキング● Source:DIME;ヤフーニュースより 世界最大の旅行口コミサイトTripAdvisor(本社:マサチューセッツ州ニュートン)は、世界中の旅行者からのクチコミなどをもとに、人気の旅先をランキングした「トラベラーズ チョイス世界の人気観光都市2013」を発表した。「世界トップ25」の第1位には、フランスの「パリ」が選ばれたほか、日本からは「東京(23区)」が世界の15位、アジアの2位に、「京都」がアジアの9位に選ばれる結果となった。 今回で5回目となる「トラベラーズ チョイス 世界の人気観光都市2013」では、 世界、アジア、ヨーロッパ、アフリカなど9つのエリアに加えて30の国別のランキングが発表され、合わせて世界412のデスティネーション(旅先)が受賞の栄誉に輝きました。世界の1位には昨年4位からランクアップしたパリが、2位は昨年同様ニューヨークが、3位にはオリンピック効果もあり、昨年1位に輝いたロンドンが選ばれている。 ■口コミで選んだ世界の人気観光都市 Top25(カッコ内は昨年の順位) 1. パリ(4)/ フランス; 2. ニューヨーク(2)/ アメリカ; 3. ロンドン(1)/ イギリス; 4. ローマ(3)/ イタリア; 5. バルセロナ(8)/ スペイン; 6. ベネチア / イタリア; 7. サンフランシスコ(5)/ アメリカ; 8. フィレンツェ(12)/ イタリア; 9. プラハ(16)/ チェコ; 10. シドニー(14)/ オーストラリア; 11. ベルリン(10)/ ドイツ; 12. イスタンブール(7)/ トルコ; 13. バンコク / タイ; 14. シカゴ(11)/ アメリカ; 15. 東京23区 / 日本; 16. ケープタウン(23)/ 南アフリカ; 17. リオデジャネイロ / ブラジル; 18. ブエノス アイレス / アルゼンチン; 19. マラケシュ(6)/ モロッコ; 20. セント ピータースバーグ / ロシア; 21. 北京(15)/ 中国; 22. 上海(19)/ 中国; 23. シェム リアップ / カンボジア; 24. チェンマイ(24)/ タイ; 25. クイーンズタウン / ニュージーランド ; ■アジアの人気観光都市ランキング (カッコ内は昨年の順位) 1. バンコク / タイ; 2. 東京23区(12)/ 日本; 3. 北京(2)/ 中国; 4. 上海(3)/ 中国; 5. シェム リアップ / カンボジア; 6. チェンマイ(4)/ タイ; 7. 香港(8)/ 中国; 8. シンガポール(13)/ シンガポール; 9. 京都(11)/ 日本 ; 10. マレ(5)/ モルディブ; 11. ウブド(14)/ インドネシア; 12. ソウル(21)/ 韓国; 13. 台北(19)/ 台湾; 14. ハノイ(9)/ ベトナム; 15. ホーチミン(22)/ ベトナム; 16. ニューデリー(23)/ インド; 17. ホイアン(15)/ ベトナム; 18. カトマンズ / ネパール; 19. ルアン ババーン(16)/ ラオス; 20. ジャイプール / インド; 21. 西安(11)/ 中国; 22. ゴア(6)/ インド; 23. プノンペン / カンボジア; 24. ムンバイ / インド; 25. ハロン湾(25)/ ベトナム ; 2013年のランキングでは、東京が昨年の圏外から世界の15位に、アジアでも12位から2位へと大きくランクアップした。この評価に関して、公益財団法人 東京観光財団、専務理事の松本泰之氏は「このたび、東京が『トラベラーズチョイス世界の人気観光都市2013』で、アジア地区2位、世界15位に選ばれ、大変うれしく思っています。東京の魅力は何と言っても『伝統』と『最先端』双方の文化が共存し調和していること、多様な顔を持ち常に変化していることにあります。最先端のファッションや個性的な建築物、伝統的な街並みや文化、世界最高レベルの食など、何度来ても飽きない東京を、ぜひみなさん自身で体験してみてください」とコメントしている。 さらにこのランキングに関して、トリップアドバイザーのチーフマーケティングオフィサー、バーバラ・メッシング氏は「世界中の数えきれないほどの旅行者の声をもとに集計した『トラベラーズ チョイス 世界の人気観光都市2013』は、旅行者が愛して止まない世界のバケーションスポットを集めたランキングです。今回のランキングでは、412の世界のユニークな魅力を持つ旅先がリストアップされており、さまざまな旅行者が、次の旅先を決めるのに役立つリストになっています」と述べています。 評価方法: 「トラベラーズ チョイス 世界の人気観光都市2013」は、トリップアドバイザーに投稿された各都市のホテル、レストラン、観光スポットに関するクチコミでの評価や、「お気に入りの旅先」への登録数などをもとに、独自のアルゴリズムで集計したもの。今回の東京(23区)は、東京の23区を1つのディスティネーションに統合して、集計している。
2013年8月
2013年8月31日(土) ●遠隔技術で開かれた“窓” 日本の先端医療を世界へ● Source:産経新聞;ヤフーニュースより アジアの玄関口である福岡で、新たな“日本流の医療貢献”が確実に成果を上げている。九州大学病院アジア遠隔医療開発センターが誇る遠隔医療教育ネットワークだ。 センター内の小さな会議室にある大型モニター。慣れた手つきのスタッフが操作すると、4分割された画面に白衣姿の外国人医師たちが次々と映し出された。「これはベトナムのハノイの病院。こちらはネパールですね。見慣れない顔もいます。誰か視察に来ているんでしょうか」 センターでは、各国の病院と結んでの会議は日常風景だ。カメラは手術室にも入り込み、先端的な手術や内視鏡検査の様子をライブ映像で映していく。それを自国の会議室で見守る各国の医師たち。手術の途中で質疑が繰り返される。 先進医療を自国に取り込みたいというニーズは高い。タイやフィリピンをはじめ、アジア各国の医療関係者は胎児手術や胃の内視鏡手術などに強い関心を持っている。簡単なアクセスで、こうした技術に近づける九大のシステムは各国にとって“希望の窓”なのだ。 6月末時点で39カ国、238の医療機関がつながり、九大は遠隔医療教育のハブ(結節点)となった。 ◆高速回線を応用 かつて国内の大学病院を結ぶ通信衛星は、1時間の接続で60万円もかかる金食い虫だった。これでは途上国は負担できない。 これに対し、最大20カ所が同時にアクセス可能な九大のシステムは、ネット回線さえあれば、無料ソフトをダウンロードするだけで済む。 九大病院で遠隔医療活動が始まったのは平成14年。サッカー・ワールドカップ開催に伴い、日韓両国を結ぶ高速インターネット回線が福岡に敷設されたのがきっかけだ。「せっかく高速回線がつながったので、医療に応用したい」。センター長の清水周次(57)たちのこうした思いが出発点となった。 遠隔装置を医療現場で使うには、詳細な解剖を理解するのに十分な解像度が求められる。夢をかなえたのは、九大情報基盤研究開発センター副センター長の岡村耕二(48)を中心とする“工学チーム”だった。「やる気のあるメンバーがそろっていた」。清水は幸運を感謝している。 ◆格差解消の切り札 九大病院が海外の医療機関にシステムを無料で開放しているのは、移動時間や費用を軽減できる遠隔医療こそ、国際間の医療格差が大きい現状を打破する切り札になり得ると考えているからだ。 アジア遠隔医療開発センター副センター長の中島直樹(51)は「医療の進歩は目覚ましいのに、アジアでは医療過疎や医療難民がまだ数多く存在する。遠隔医療システムならば、日本の素晴らしい医療技術や医学的知識をアジア全体で共有できる」と語る。 「医療の標準化」を欧米から日本主導に変えるチャンスになるとの思いも強い。清水は「日本がリードしてきた胃がん治療など個別症例を各国と日常的に議論し、新治療法のデモンストレーションを続けることで、日本の先端医療がより早く、確実に世界標準になる」と解説する。 日本の医学生へのメリットも見いだす。海外の医師らと交流することで国際感覚が磨かれ、国際学会などで対等に議論できる若い医師が増えるとの期待だ。「海外からメールが一瞬にして届く時代に、日本語だけでやっていくのは無理。大学が国際的な人材を養成していかないと、日本の国力も上がらない」 九大は中南米への展開も目指す。“新たな日本流”が医療の常識を確実に変えつつある。(敬称略)=第1部おわり この連載は河合雅司、豊吉広英、山口暢彦、道丸摩耶が担当しました。 2013年8月31日(土) ●ネパールでの国際貢献、有終の美 東根工業高生が太陽電池パネル作り指導● Source:山形新聞;ヤフーニュースより 東根市の東根工業高(板垣巌校長)の電子システム科2年生3人がネパールに派遣され、現地の学校で太陽電池パネル作りを指導した。東根工業高は2014年度に村山農業高と統合するため、現在の校名では最後の海外派遣となった。 加藤大貴君(16)、板垣郁哉君(16)、岡野永司君(16)の3人が担当教諭らと首都カトマンズにある学校「ニューホライズンアカデミー」を訪ねた。日本の中学生に当たる同校の7~9年生21人と電気技術者1人を対象に、2日間の講習会を通してパネル作りを指導。出力40ワットずつのパネル3枚を作り、太陽光発電で発光ダイオード(LED)のライトが点灯すると、受講生たちから大きな拍手が起こった。パネルはパソコンの電源に活用する。 ネパールへの生徒派遣は持続可能なまちづくりを目指す東根工業高の「サステナタウン・プロジェクト」の一環で、NPO法人ブリッジズ・フォー・ネパール(本部・大阪府)の活動に協力。昨年12月に続き2回目の派遣で、8月14~21日の日程で渡航した。指導に当たった3人はいずれも英語での説明に苦労したと振り返り、「受講生たちは積極的に作業に取り組み、社交的だった。自分たちも見習いたい」「工業高校ならではの技術支援を果たすことができ、学校生活に張りが出た」などと語った。 ニューホライズンアカデミーは、これまでの東根工業高からの技術指導に基づき、5年計画で太陽電池パネル計100枚を校内に設置する。板垣校長は「渡航した生徒たちは、本校の国際貢献活動に有終の美を飾ってくれた」とたたえた。 2013年8月30日(金) ●中国指導部、周永康・前政治局常務委員の汚職調査へ=香港紙● Source:ロイター;ヤフーニュースより [北京 30日 ロイター] - 中国共産党指導部は、周永康・前政治局常務委員(70)の汚職をめぐる調査を開始することで合意した。香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが30日伝えた。 周氏は、収賄と横領、職権乱用の罪を問う公判が今週結審した重慶市の元トップ、薄熙来被告と密接な関係にあったとみられている。 中国外務省は報道についてのコメントを差し控えた。中国国務院新聞弁公室はロイターの取材に答えていない。また、周氏には接触できていない。 周氏が務めていた政治局常務委員は党最高指導部の一員にあたり、薄被告はそれよりも1ランク下の政治局員だった。同紙によると、現役および退任後を含めて政治局常務委員が経済犯罪で調査を受ければ、約40年前に終結した文化大革命以降で初のケースとなる。 同紙は指導部の動向に詳しい複数の関係筋の話として、調査開始決定の背景には、腐敗問題の規模や周氏一家の蓄財に対する党内の怒りが高まっていることがあるとしている。 同紙によると、習近平国家主席は同調査を担当する当局者らに対し、「真相を解明するように」と命じたという。 温家宝・前首相やその一家を含め、退任したその他の政治局常務委員に対する調査を求める声が高まりかねないとして、多くの関係筋や政治アナリストらは、周氏が調査を受けることはないのではないかとの認識を示していた。 米ニューヨーク・タイムズ紙は昨年、温前首相の一家が少なくとも27億ドルの「隠し資産」を蓄財していたと報じた。中国側はこの報道を中傷だとしている。 米国に拠点を置く中国語ニュースサイト「多維」は今月、周氏が汚職で調査を受けていると伝えたが、その後にこの報道は取り消された。 <石油閥> 中国当局は今週、周氏がトップを務めていた中国石油天然ガス集団(CNPC)の幹部4人を調査していると発表していた。調査を受けている李華林・副総経理は周氏の秘書を務めていた。 サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙は、周氏が四川省トップだった時代とCNPCに在籍していた時代が調査の中心になりそうだとしている。 特に、周氏や同氏の家族が、同氏の息子である周斌氏らが進めた油田や不動産取引を通じて利益を得たかどうかが調査される見通しだという。 同紙によると、関係筋は、周氏が起訴されたり、党内部の規律検査を受けるかどうか話すのは時期尚早だ、と述べた。 周氏は、公安や司法部門を統括する党中央政法委員会書記も務めていた。 四川省党委員会の李春城・副書記を含め、その他3人の周氏に近い人物が現在調査を受けている。 同紙によると、党の調査は通常、主要ターゲットの政治基盤を弱めるため、側近ら外堀から埋めていく形をとる。 <薄被告をかばったとのうわさも> 周氏をめぐっては昨年、薄被告の処分をためらったとのうわさが流れた経緯がある。 周氏は昨年11月の党大会で政治局常務委員を退任し、今年3月には公式に一線から退いた。 同時に、同氏が務めていた党中央政法委員会書記のポストも格下げされ、現在の孟建柱・政法委書記は政治局常務委員ではなく、政治局員となっている。 習近平政権は「虎もハエも一緒にたたく」として地位の高低を問わずに腐敗政治家・官僚を取り締まる姿勢を示している。 2013年8月27日(火) ●ダイキン・インド、エアコンの生産能力を増強● Source:インド新聞;ヤフーニュースより ダイキン工業のインド法人ダイキン・エアコンディショニング・インド(ハリヤナ州グルガオン)が今年度中にルームエアコンの生産能力を倍増させる計画であることが分かった。現在の年50万台を100万台に引き上げる。総投資額は33億ルピーを見込む。カンワル・ジャワ社長が地元通信社の取材に対し明らかにした。 ルームエアコンは現在、ニムラナ工場(ラジャスタン州)で生産を手がけている。ジャワ氏は同工場に新たなラインを増設するか、新たな生産拠点を設けるかについて明言するのを避けた。 景気の低迷が長引くなかでの大規模な増産となるが、ジャワ氏は「長期的な視野に立った上で決めた。今が成長を目指すべき時と判断した」と述べた。 ダイキン・エアコンディショニング・インドの2012年度の売上高は180億ルピー。今年度は前年度比で30%の増収を目指す。当初は40%の販売増を目標に掲げていたが、景気の低迷を受け下方修正した。ただジャワ氏によると「それでも市場全体の平均成長率は上回る見通し」という。目標の達成に向けて専門店「ダイキン・ソリューション・プラザ」の店舗数を46店増やし150店に、販売特約店も400店多い2,200店にする計画。 同社はまた、先ごろネパールとスリランカへの輸出を開始しており今後、海外市場の開拓を加速させる方針。ダイキン・エアコンディショニング・インドの海外販売比率は現段階で5%未満にとどまるが「将来的には東南アジアや中東、南アフリカ共和国(南ア)などに輸出することも検討している」(ジャワ氏)という。 2013年8月27日(火) ●<ネパール>国軍とマオイスト軍の統合が終了 小倉清子● Source:アジアプレス・ネットワーク;ヤフーニュースより 人民戦争記念日に開かれたマオイスト(ネパール共産党毛沢東主義派)軍の式典(2009年2月撮影:小倉清子) ◆7年かかった統合 マオ派戦闘員が国軍将校に 8月26日、バクタプル市にあるネパール軍事アカデミーで開かれた式典で、70人の元マオイスト(共産党毛沢東主義派)戦闘員に、ネパール軍の「中尉」の階級が与えられた。これにより、ネパールの和平プロセスの重要な作業だった、マオイスト軍を国軍であるネパール軍に統合する作業が正式に終了した。 1996年2月から「人民戦争」と呼ばれる反政府武装闘争を展開してきたマオイストは、2006年11月21日にネパール政府と包括和平協定に調印して、武装闘争を正式に終了させた。 包括和平協定で、ネパール政府とマオイストは、マオイストの武装勢力を国軍であるネパール軍に統合することで合意し、マオイスト軍は協定成立直後から、全国28か所に設置された宿営地にとどまっていた。 当初、軍統合の作業は6か月間で終了する予定だったが、政権をめぐる政党間の闘争や新憲法制定の遅れ、統合の方法に関するマオイストと他党間の意見の相違などが原因で、統合のプロセスはなかなか始まらなかった。 マオイストは当初、1万9,000人を超えるマオイスト軍元戦闘員全員をネパール軍に統合すべきと主張していたが、他党やネパール軍からの強い反対にあい、元戦闘員を「引退組」と「統合組」に分けることになり、2011年11月に分類作業が始まった。しかし、統合の仕方が不明確であることや、統合される元戦闘員の学歴などの入隊基準が問題となり、大半の元戦闘員が除隊した。 2012年4月10日には、ネパール軍に統合される元戦闘員の人選に不満をもつグループが、各地の宿営地内で暴動を起こす恐れが出たことから、当時のマオイストのバブ・ラム・バッタライ首相が率いる政府は、すべての宿営地をネパール軍の管理下に置くことを決め、マオイスト軍は実質的に武装解除された。 最終的にネパール軍への統合を希望する元戦闘員は、当初の予測を大幅に下回る約1400人ほどとなり、残りの約15000人は50万ルピー(約50万円)から80万ルピー(約80万円)の支給金を受け取って除隊した。 ネパール軍への統合を希望した元戦闘員のうち、約1,350人は7か月間の訓練を終えて、2013年7月に正式にネパール軍兵士になった。士官候補だった70人の元戦闘員は、9か月間の訓練を終えて、26日正式にネパール軍の「中尉」となったのである。 70人は、この後、3か月間の訓練を終えたあと、1人が大佐に、2人が中佐に、16人が少佐に、30人が大尉に昇進することになっている。 26日の式典に出席したキル・ラジ・レグミ内閣長は祝辞のなかで、「軍統合はネパールの和平プロセスの重要な部分だった」と強調し、国軍の士官となった元戦闘員たちに、「これからは国家の建設に従事するように」と話した。 マオイストが和平プロセスに入ってから、ほぼ7年をかけて軍統合は終了したが、和平プロセスのもう1つの重要な課題である、内戦中に起こった人権侵害のケースを調査する「真実および和解委員会」はいまだに設置されていない。このため、内戦中に政府側治安部隊やマオイストにより殺害された犠牲者や、行方不明になっている人たちの家族には、いまだに正義がもたらされていない。 2013年8月26日(月) ●「富士山の入山規制」は必要か 入山料の効果、使途めぐり賛否● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 世界文化遺産への登録が6月に決まった富士山。国内外からの観光客の増加が期待される一方で、混雑や環境への悪影響から入山規制の必要性も指摘される。こうした状況を受けて静岡、山梨両県は7月末から8月初めにかけて、登山者に対し「富士山保全協力金」1000円を任意で徴収する社会実験を行ったが、その是非や効果をめぐっては意見が分かれている。富士山表富士宮口登山組合組合長の山口芳正さんと、登山家で日本山岳協会専務理事の尾形好雄さんに聞いた。 ■山口芳正氏「次世代に引き継ぐため」 --富士登山の現状は 「世界文化遺産に登録された影響もあり、登山客は増えている。(静岡県側の)富士宮口では去年約7万人だった登山客が、今年は9万人くらいになるだろう。外国人団体客が増えたが、一部は夜中に山小屋の前で大声で話したり、休憩用のベンチの裏にペットボトルを山ほど捨てていったり、ひどいものだ。6合目では、あちこちに隠すようにコンビニ弁当のゴミが捨てられていると聞いた。十分な休憩を取らない弾丸登山や軽装登山者も多く、マナーの悪い登山客には参っている」 --富士山に入山規制は必要か 「登山客の安全や富士山の環境を守るために、登山客数を抑えることは必要だ。以前は、5合目の駐車場は車であふれ、路上駐車する者も多かった。その対策として、富士宮口では今夏は富士山への自動車の乗り入れを規制し、シャトルバスを運行する『マイカー規制』の期間を、34日間から52日間に拡大した」 --規制拡大の効果は 「渋滞がなくなった上に個人客が減り、ツアー客が増えている。ツアーには登山ガイドが同行する場合が多く、この影響でマナーが向上し、登山道の混雑も緩和されつつある。ガイドがいると、ほかの人の邪魔にならないように休憩させたり、ペース配分を指示したりしてくれるからだ。マナーが悪いのは、主に個人の登山客だ」 --山小屋経営者としては規制がない方がいいのでは 「こんないい時に規制をかけるなんて、山小屋の主としては本当は賛成したくない。しかし、美しい富士山を次の世代に引き継いでいくために、ある程度は登山者数を抑えて、環境を守らないといけない」 --入山料導入についてはどうか 「総量規制のためではなく、環境保全と登山客の安全を守ることを目的に徴収すべきだと思う。使い道は、まずは医師の確保にあてて欲しい。8合目の診療所はシーズンの一時期しか開いておらず、閉鎖中に高山病を訴える人が出ると、そのたびにレスキュー隊を呼んでいる。やはり医師にはシーズンを通じていてほしい。次に、異臭を放つトイレの整備費用にあてるべきだ。新設するより、私たち山小屋の既存のトイレを整備した方が安上がりだと思う。今はどこの山小屋も手作業で1時間以上かけてトイレを掃除しているが、大型バキュームみたいな機材があれば清潔に保つことができ、登山客に気持ちよく登ってもらえる」 --入山料の金額は千円で妥当か 「5合目で帰る人も含めて一律100円払ってもらえば、7万人で700万円。十分な金額だ。5合目に募金箱を置いて任意で集めるのも悪くない」(広池慶一) ■尾形好雄氏「まず適正人数の算出を」 --富士山の環境保全を目的とした入山料の試験徴収が今夏行われた 「素晴らしい富士山を美しい状態で子孫の代まで残すため、オーバーユース(過剰な入山者数)の問題を解決しなければならない。その問題意識自体は同感だ。ただ、入山抑制が必要だからといって、すぐに入山料徴収ということにはならないのではないか。それなのに6月、『富士山利用者負担専門委員会』が急遽(きゅうきょ)開かれ、今年の試験徴収ありきで話が進められた。あまりにも拙速だ」 --今回の試験徴収のどこが問題か 「まず使途が不明という点だ。専門委員会で静岡県の関係者は、平成25年度に富士山に関わる事業予算の総額が約49億円だとして、受益者負担の必要性を世間にアピールした方がいいと発言した。だが、山梨県側の予算は約16億円と、ずいぶん差がある。そこで49億円という数字を精査してみると、東富士演習場の土地改良事業費の約22億円や、(世界文化遺産としての構成資産の)三保の松原の高潮防止事業などの約3億4千万円も含まれていた。そうした費用まで、登山者に負担させようというのはいかがなものか」 --なぜ試験徴収を急いだのか 「国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告で、登録への課題として2016年2月までに保全状況の報告書を提出するよう求められたからだ。期限に間に合うように何らかの対策を取ろうとすると、今夏を含めて3回しか登山シーズンがないから急いだのだろう。10日間の実施期間で集まった徴収額約3400万円は、年末までプールして使途を決めるという。失礼な話ではないか。任意での徴収というのも、公平性の観点から問題だ」 --入山料で入山抑制効果が期待されている 「栗山浩一・京都大教授も試算している通り、千円程度では入山者数抑制にはつながらない。そもそも入山料で十分に入山者を減らす効果があるのかも疑問だ。たとえばエベレストでは1990年代以降、ネパール政府が1登山隊7人の場合で1人1万ドル(約100万円)の入山料を取っているが、それでも登りたい人間は登り、オーバーユース問題は相変わらずだからだ」 --前向きな解決策はあるか 「収容能力以上の登山者数が根本問題だから、まず適正な人数を割り出して、各登山口でどう絞っていくかを考えるべきではないか。かつて同様の問題が起こった尾瀬では、山小屋を完全予約制とし、シーズンの土日に集中していた観光客を平日に分散させた。たとえば富士スバルラインなどの大動脈の交通量を制限することで、おのずと入山者数は調整できる。入山料よりも効果的なやり方はあるのではないか」(磨井慎吾) 【プロフィル】山口芳正(やまぐち・よしまさ) 昭和32年、静岡県富士宮市生まれ。56歳。富士宮北高校卒業。9軒の山小屋でつくる富士山表富士宮口登山組合の組合長。平成10年から元祖7合目の「山口山荘」4代目小屋主。 【プロフィル】尾形好雄(おがた・よしお) 昭和23年、福島県生まれ。65歳。中学時代から登山を始め、社会人山岳会で活躍。49年、ヒマラヤ登山に初挑戦し、以後同山脈の15山に登頂。平成22年から日本山岳協会専務理事。 2013年8月25日(日) ●市民団体が「ネパール実態報告展」/小田原● Source:カナロコ by 神奈川新聞;ヤフーニュースより 小田原市内を拠点に活動する市民団体「ネパール教育支援の会」が24日、同市栄町のおだわら国際交流ラウンジで「ネパール実態報告展」を開催した。 発足18年目を迎えた同会は、ネパールで職業訓練教育の一環として裁縫技術の提供など自立型の支援に取り組んでいる。報告展はこうした活動を紹介し、ネパール人の生活や文化を市民に知ってもらうために、毎年開いている。 同会の支援で2007年度に首都カトマンズに開設した裁縫教室「パタン工房」の運営に当たっているラジャナ・カダギさんが「ネパール人の手でネパールを」と題して講演した。 ラジャナさんは「学校に行きたくても行けなかった貧しい農村の女性を対象に無料で裁縫を教えている。字が読めない、計算ができないなど、生徒一人一人の事情に合わせた指導を心掛けている。修了後自分の店を開く相談も受けている」などと報告した。 今年2月には約26キロ離れた山奥の村に初めての分校を、約3年かけて開校した苦労話も披露した。 同会カトマンズ事務所長の神保映さんは「年間6人を受け入れ、少人数の教育を重視してきた。新しい技術を身に付けることなど課題はあるが、販売店や分校の開設と支援の成果が出ている」と話している。 2013年8月23日(金) ●「面白半分で暴行した」被告側の控訴棄却 ネパール人殺害● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 大阪府大阪市阿倍野区で昨年1月、ネパール国籍の飲食店経営、ビシュヌ・プラサド・ダマラさん=当時(42)=が殺害された事件で、殺人罪などに問われた彫師、白石大樹(ひろき)被告(23)の控訴審判決が23日、大阪地裁で開かれた。森岡安広裁判長は、懲役18年の求刑を上回る懲役19年とした1審大阪地裁の裁判員裁判の判決を支持、被告側の控訴を棄却した。 弁護側は、1審に続いて殺意を否認し「量刑は重すぎる」と主張。しかし、森岡裁判長は判決理由で「頭などを集中的に狙って暴行しており、死に至る可能性を認識していた」と殺意を認定。量刑は「理由もなく面白半分で暴行した」などと述べ、妥当と判断した。 ダマラさんの妻(38)は判決後、「当然の判断。真に反省しているのであれば、判決を受け入れてほしい」とコメントした。 判決によると、白石被告は建築工の伊江弘昌被告(22)=同罪などで1審懲役20年、控訴=や無職女(23)=傷害致死罪などで1審懲役9年、控訴後取り下げ=と共謀。昨年1月16日早朝、阿倍野区の路上で、通りすがりのダマラさんを路上に引き倒して頭や顔を多数回殴るなどした上、頭を路面に打ちつけたり自転車を投げつけるなどして殺害した。 2013年8月23日(金) ●シンガポール】ADB報告書、アジア持続成長に産業化必須● Source:NNA;ヤフーニュースより アジア開発銀行(ADB)は21日発表した「主要指標集2013年版」の中で、アジア経済を持続的に成長させる上で産業化を避けることはできないと論じた。 今回は特別テーマとして、アジア経済構造と成長速度を分析し、過去の産業別人口と生産高を比較・分析し、問題点と今後の動向に関する提言を報告書にまとめている。 報告書ではアジアを経済構造別に、▽日本、シンガポール、香港、韓国、台湾など急速に産業化を達成して高所得経済に達した国・地域▽中国、マレーシア、タイなど、産業化に向けて緩やかに産業構造を転換している国・地域▽インド、フィリピン、バングラデシュなど、農業から工業への産業転換を達成せずにサービス業へと進んだ国・地域――の3つのグループに分け、それぞれの産業別人口と産業ごとの生産高を、1970~2010年代まで比較分析した。 マレーシアやタイのように、東南アジア内で経済活動が多様化している国に対して、経済が一定の成長を達したのちに停滞に陥る、いわゆる「中所得国のわな」を回避するために産業化を深化する必要があると提言した。一方カンボジア、ラオス、ネパールなどの低所得国は労働集約型産業における競争力の高さで利益を享受できると説明。その中で産業化を進めるための政策と組織を強化するべきだと指摘している。 このほか、資本集約型の高付加価値サービス業が最も高い生産高を示しているものの、国内総生産(GDP)に占める比率が低い農業に従事する人口が依然として7億人いることなどを取り上げ、高所得国へと構造転換していく上で産業化は避けられないとまとめている。 繁華街オーチャードのホテルで開かれた報告会で、ADBのイ・チャンヨン主任エコノミストは、「製造業の人口と生産高が一定期間、それぞれ全体の18%以上に達していなければ、経済の成長は達成できていない」と指摘。質の高い教育の充実や、産業の発展・多様化を通じて経済を成長軌道に乗せる必要があると語った。 主要指標集は、ADBの代表的刊行物の一つで、域内各国の経済・社会データを網羅している。 2013年8月21日(水) ●【マレーシア】エアアジアX、4~6月期は赤字減少● Source:NNA;ヤフーニュースより 格安航空会社(LCC)エアアジアの長距離部門エアアジアXが20日に発表した4~6月期(第2四半期)の決算は、売上高が前年同期比21.2%増の4億9,114万リンギ(約146億円)だった。純損失は3,230万リンギだったが、乗客1人当たりの航空運賃が上昇したほか、付加サービスの売り上げが伸び、前年同期の7,764万リンギから赤字を縮小した。 乗客1人当たりの航空運賃は、前年同期比2.5%増の508.84リンギとなった。付加サービスの売上高は31.7%増の9,900万リンギに達し、売上高全体の20.1%を占めた。乗客1人当たりの付加サービス売上高は9.9%増の141.95リンギだった。 エアアジアXのアズラン・オスマン・ラニ最高経営責任者(CEO)は「台湾、中国、日本、韓国、オーストラリア、ネパールなど、重点地域で便数を増やしていく」と今後の戦略を説明した。 エアアジアXは年内に新たに航空機2機の引き渡しを受ける予定で、保有機材を18機まで増やす。 ■上半期では黒字 エアアジアXの1~6月期の決算を見ると、売上高は前年同期比9.0%増の10億2,641万リンギとなった。純利益は1,789万リンギとなり、黒字を回復した。前年同期は2,910万リンギの赤字だった。 同社は業績回復の理由として、乗客数と供給座席数と、付加サービスの利用増加を挙げている。 売上高を乗客輸送能力を表す有効座席キロ(ASK)で割った、有効座席キロ当たり売上高は前年同期比12.8%増の4.11米セントとなった。 エアアジアXは2012年からインドや欧州など、収益性の低い路線の運航を停止する一方、重点地域と位置付ける北アジア、豪州地域への路線を増便する戦略を進めてきた。ラニCEOは黒字回復について「我々の戦略が正しかったことの証明」と指摘。今後もアジア太平洋地域に注力していくとした。 2013年8月20日(火) ●15カ国の球児が野球で友情の輪 世界少年野球大会、福井で開幕● Source:福井新聞ONLINE;ヤフーニュースより 「笑顔をキャッチボール 元気・福井2013」をスローガンに、第23回世界少年野球大会福井大会(世界少年野球推進財団、福井県など主催、福井新聞社後援)が20日開幕し、敦賀市総合運動公園野球場で開会式を行った。世界15カ国・地域から少年少女327人が参加、嶺南の6市町を会場に25日まで、交流試合や野球教室を通して国境を超えた友情を育む。 開会式では、各国・地域の選手らが笑顔で手を振りながら入場行進した。初参加のブータン、ネパールの子どもたちもグラウンドの土を踏みしめた。 同財団の王貞治理事長は「この一週間は人生において忘れることのできない思い出になる。ボールを追いかけ、バットを振って、友情の輪を広げてほしい」と激励。西川知事は「幸福度日本一の福井で、友好の絆が一層強くなることを期待します」とあいさつした。 これに応え、大澤ジョンセル君(小浜市)、ウェイユアン・フー君(中国)、ジグメ・キンレイ君(ブータン)の3人がそれぞれ選手宣誓した。大澤君は「思い出に残る野球生活を送り、大会が終わってもみんなとずっと友達でいたいです」と元気な声を響かせた。 式には嶺南6市町長をはじめ関係者ら約180人が出席。スタンドからは保護者らが子どもたちに拍手を送った。 午後からの交流試合は始球式で始まった。打者を王理事長、投手を西川知事が務め、投げ終わると歓声が上がった。同公園多目的広場と陸上競技場で野球教室があった。 交流試合と教室はともに25日まで行われる。教室には国内外の130人が参加し、国際野球連盟のコーチや福井工大の野球部員から基本を学ぶ。国際交流試合は台湾、韓国のチームと嶺南6市町の12チームが対戦する。 交流行事として地引き網や座禅体験などを通して嶺南の自然や文化に触れ、地元の子どもたちと親交を深める。勝山市の県立恐竜博物館も見学し、福井の魅力を満喫してもらう。 2013年8月16日(金) ●高田純次が日本初のネパール人学校で“テキトー”授業を開講● Source:webザテレビジョン;ヤフーニュースより 「高田純次のアジアぷらぷら」(TwellV)で、高田純次がアジアンともども街歩き 高田純次がアジア各国の街を中心に、さまざまなスポットを巡るバラエティー「高田純次のアジアぷらぷら」(毎週日曜夜9:00-9:54 TwellV ※隔週新作)。9月は「日本の中のアジア」と題して、高田純次がアジアンの馬場園梓と隅田美保と共に、関東近郊にあるアジアを感じる場所を散策する。パートナーを務めるアジアンは、'13年1月13日に放送された「日本のアジア編 第1弾『アメ横と高田馬場ぷらぷら』」以来7カ月ぶりの登場となる。 東京は阿佐ヶ谷。ここに日本初のネパール人幼稚園と小学校ができたと聞きつけた高田は、番組でおなじみの甚平姿で登場。駅前でアジアンの2人と待ち合わせすることに。パールのネックレスを身につけて現れた馬場園に対し、高田は「首から下げているのはネパールですか?」とさっそくテキト―発言を。相変わらずの高田に対し、馬場園は「残念ながら、これはネパールじゃないです」とツッコミを入れる。そんなやり取りを終え、高田純次とアジアンは、ことしの春に開校したばかりの日本初のネパール人学校を訪問する。 まず3人は幼稚園クラスを見学。ちょうどダンスの授業中だった女の子たちは、“森の中に咲いている花”を表現しているというネパールの踊りを披露。彼女たちの舞に、アジアンは「かわいい~」と目を細める。一方、高田は「これは花が咲いたって踊りですか? じゃあ今度は、花が枯れたっていう踊りを踊ってみましょうね。アハハハハ」とむちゃ振りともいえるコメントを口にする。 その後、3人は小学生を対象とした日本語の授業へ。学校側の計らいで、高田が急遽教育実習を行うことに。教壇に立った高田は「どうもみなさん、長袖ー(ナマステー)。それでは、おじさんが言った言葉を復唱してくださいね。『ジジイがんばれよ』」と児童たちを指導。すると、児童たちは「ジジイがんばれよ」と素直に復唱する。調子に乗った高田が「みなさん、お年寄りを見て何と言いますか?」と問いかけると、児童たちは「ジジイがんばれよ」と高田ワールドに引き込まれていく。疑うことを知らない児童に対して容赦なくテキト―発言を繰り出す高田に、ついに本物の先生から「良い子のみんなは高田先生のマネをしちゃダメです!」とストップが入ってしまう。 2013年8月13日(火) ●とあるカレー屋の話 --- ● Source:アゴラ;うさみ のりや;ヤフーニュースより そのカレー屋は都内の結構なカレー激戦地に店を構えていて、周りにインド風~だとかネパール風~だとか薬膳カレーだとかふんわりオムカレーだとか特色のとんだカレー屋のライバルがたくさん並んでいる中で、細々と常連客を中心に繁盛を続けている。特段大きな特徴もないいわゆる「普通のカレー」を提供している店なのだけれど、なんだか足が向いていしまう。不思議に思ってそのカレー屋の店長に話を聞いてみた。 元々その土地に店を出したのは「周りにカレー屋がないから」という理由だったらしい。それから10年程度はいわゆる地域独占っていうやつで近隣の住人がカレーを求めて自分の店にやってきてくれた。状況が変わったのは近くに大江戸線の駅ができてからで、オフィスが進出してきて急激に出足も増えて、次々と周りに競合のカレー屋が増えてしまった。はじめは特に気にせずドンと構えていたが、少しずつ新しい店に客が流出するようになり、これはまずい、と思い対策を考えるようになった。 まずは調査からと周りのライバル店に食べに行くと確かに美味しいし、かつ店構えもおしゃれだ。自分のボロ屋とはレベルが違う。自分も特色を出してみようと付け焼刃で対抗しようとスタミナカレーやハンバーグカレーといったガテン系を意識したメニューを作ってみたが一向に流行らない。店構えも変えたいが、そんなお金は手元にない。色々と考えた結果「無い物ねだりをしてもどうしようもないから自分のできることを堅実に一つずつやっていこう」という結論にたどり着いた。 とりあえず自分にできるのは「普通のカレー」を作ることなので、周りの特色あるカレーを提供する店との差別化の意味も込めて徹底的に「普通とはなにか」ということを考えることにした。そうした結果でてきたキーワードは「毎日食べることができる」というコンセプト。それにそって既存のメニューを少しずつ見直し、栄養バランスが整っていてマイルドな味付けを心がけることにした。辛いカレーが好きな人でも毎日は食べたがらないだろうと。 その上で「この街にカレーを楽しみに来る」という客のニーズを考えて、自分の店でだけじゃなくて周りの店も含めてカレーを楽しんでもらおうと、積極的にライバル店を紹介することにした。「例えば向かいのAという店は、スパイシーなインド風スープカレーを提供していて熱い夏の日にはぴったりです」というような感じで、近隣のカレー屋マップも作ってみた。新しい店が出来たらすぐに紹介もする。ただあくまで自分の店が味の基準で、自分の店との比較で周りの店を味わって楽しんでください、というようなスタンスは保ち、客に対して無意識に自分の店を起点に街のカレーを楽しむように誘導した(この辺前に紹介したマエアツ戦略とも似てる)。 店の内装もおしゃれに対抗するのはやめて毎日カレーを食べるようなカレー通好みのゴタゴタしたB級感を意識することに。客の意見を積極的に取り入れてカレー通が好きそうな漫画や週刊誌を積極的におくようにした。(結果的に雑誌ならモーニング、Friday、ビックスピリッツ、漫画ならゴルゴ13、白竜というところに落ち着いたらしい。笑)そうするとカレー通がベースキャンプのように自分の店を利用してくれるようになって「とりあえずあそこに寄る」という常連客が増えた。結果として地域で一番特徴がないけれど、常にそれなりに繁盛する店になった。 店の親父さん曰く「お客さんが導いてくれただけ」とのこと。逆に「自分で考えて何か新しいことしようとしたら全部失敗した。結局頭で考えてたことは上手くやりきれない。」とのことだった。なんだか目から鱗の話で、「結局なるようになるんだからお客さんに流されるしかない」という達観を親父さんからは感じて、さながら悟りを開いたブッダのように見えた。 大した話ではないけれど少なくとも「世界のエリートは○○」とか「君は世界と戦えるか」とか「世界との戦い方を教えよう」とかっ言っているような人の話よりかは一億倍くらいはためになった気がする。 人間いくら人と比較しようが自分が実際に切り開ける世界はたかが知れている。あんまり上ばっかり見てると自分を見失うから、足下をみて生きるべきだよな~と。マッチョな思想に毒されて自分を見失って「オレハ世界ヲカエテヤル」とか意気込んで起業した若者たちが敗れ去っていく諸行無常を最近見ていたもので、逆にカレー屋の親父さんが神々しく見えた一日でした。 ではでは今日はこんなところで。 編集部より:このブログは「うさみのりやのブログ」2013年8月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はうさみのりやのブログをご覧ください。 2013年8月13日(火) ●高田純次、ネパール人学校で日本一テキトーな日本語教師に● Source:サーチナ、(編集担当:八木大洋);ヤフーニュースより 高田純次さんが、アジア各国の街をぷらぷらし、ときどき国内のアジアな場所も散歩している番組「高田純次のアジアぷらぷら」(BS12ch TwellV)で、東京・阿佐ヶ谷にある日本初のネパール人幼稚園と小学校を訪問し、急遽、日本語の授業の教育実習を体験。本物の先生から「よいこのみんなは高田先生のマネしちゃダメです!」とストップがかかるほどの、テキトーぶりを発揮した。この模様は、2013年9月1日に放送予定。 8月後半からの「高田純次のアジアぷらぷら」は、「日本のアジア編」。9月1日放送分の収録で、アジアンの2人とネパール人学校を見学した高田さんは、小学生対象の日本語の授業を見学中に、学校側の計らいから、急遽、日本語を教える即席の先生を務めることに。 「どうもみなさん、長袖ー(ナマステー)。それでは、おじさんが言った言葉を復唱してくださいね。“ジジイがんばれよ”」と始めた高田さんは、「おじいさん、死なないで」「同情するなら金をくれ」など、子どもにも容赦なくテキトー発言を繰り出し、ついに、本物の先生から制止される事態に。 その後、ランチタイムにもお邪魔して学生が持参するお弁当に興味津津。さらに、ネパール人の日常生活に欠かせない食材店やネパール料理店などを訪れて、ネパール三昧のディープな一日を体験した。 番組では、8月18日放送分では、タイ人向けの日本観光ツアーに同行して“世界遺産登録”で盛り上がる富士山を目指す。また、9月15日放送分では、日本の居酒屋メニューをカレー味で提供している東京都内のインド居酒屋、店員が全員スリランカ人という焼肉店を紹介するなど、日本国内のアジアな場所を巡る。 2013年8月13日(火) ●中国とインド、ヒマラヤ水系の水資源争奪戦が新たな紛争の火種に―英紙● Source:Record China、(翻訳・編集/HA);ヤフーニュースより 10日、ヒマラヤ山脈を水源とする河川でのダム建設による水資源の争奪戦が、中国とインドの新たな紛争の火種になっている。 2013年8月10日、英紙ガーディアンによると、ヒマラヤ山脈を水源とする河川でのダム建設による水資源の争奪戦が、中国とインドの新たな紛争の火種になっている。12日付で環球時報が伝えた。 インドやネパール、ブータン、パキスタンなどは現在、新たな発電資源を求め、ヒマラヤ水系でのダム建設計画を進めている。これらの国は合計で400カ所以上の水力発電所の建設を計画しており、総発電量は英国の使用電力の3倍以上に相当する16万メガワットにも達する。このうち、インドは今後20年間に水力発電所292カ所の建設を計画しており、完成すれば、流域約32kmに1カ所の割合でダムが存在する世界で最もダムの密度が高い地域になる。 一方、中国はこれらの河川の上流に位置するチベット地区に水力発電所約100カ所の建設を計画中だ。これらが完成すれば、中国はヒマラヤ山脈を水源とする河川に対する最終的なコントロール権を握ることになる。カナダの専門家は「チベット高原は多くの河川の源であり、世界の約半分がこれらの河川に依存している。ダムの過度な建設は最終的に災難をもたらすだろう」と警告している。 インドの地政学者Brahma Chellaney氏は「中国は大規模な水資源戦争を仕掛けている。自らがチベット高原の水域にダムを建設するだけでなく、パキスタンやラオス、ミャンマー、その他の地域に対してもダム建設のための融資を実行している」とし、「中印紛争はすでに領土から水資源に移り、水資源が新たな紛争の火種となっている」と指摘した。しかも、中国は巨大なダムを建設する能力を持っているだけでなく、様々な抵抗を排除する実力も備えており、「中国にとっては銃弾を1発も打たないで済む非常に効率的な戦いである」と分析している。 また、環境問題の専門家は、ダムの建設は洪水や地震を増加させる可能性があると指摘。また、ヒマラヤ水系の主要河川の水量は50年までに10~20%失われる可能性があり、発電量に影響するだけでなく、この地域の政治的な緊張をさらに高めることになると危惧している。 2013年8月12日(月) ●中国・東南アジア観光客、韓国訪問が簡単に● Source:中央日報日本語版;ヤフーニュースより 来月から、中国と東南アジア地域の観光客の韓国訪問が一層簡単になる。韓国内の病院を訪れる外国人患者の電子ビザ発行手続きも大幅に簡素化される。韓国法務部は来月1日からマルチビザと電子ビザの発行対象を拡大すると11日明らかにした。 韓国政府は、まず中国人観光客に対するマルチビザの新規発行対象を大幅拡大した。今後はこれまでのマルチビザを所持する中国人の配偶者や未成年の子供にもマルチビザが与えられる。投資奨励レベルで韓国内に3000万ウォン(約259万円)以上のコンドミニアムを持つ中国人にもマルチビザを与える。北京・上海戸籍の保有者や中国政府が指定した優秀大学112校に在籍する学生もマルチビザの発給を受けられる。 インド・ベトナム・ミャンマー・ネパールなど東南アジア地域の11カ国に対するマルチビザの発行要件も緩和された。韓国を1回訪問した場合に有効期間が1年のマルチビザが、2回以上訪問した場合は有効期間3年のマルチビザが発行される。 ◆電子ビザ代理申請を許可=韓国政府はまた外国人患者誘致の優秀機関13カ所に対して電子ビザの代理申請を許可することにした。今年3月から施行された電子ビザ制度は、検証された外国人が在外公館を経ないでオンラインでビザを申請できるようにした制度だ。 今後、高麗(コリョ)大学医療院、ソウル松島(ソンド)病院、ギル医療財団など13の指定医療機関を訪れる外国人患者は、直接在外公館を訪問せずにビザの発給を受けることができるようになる。 2013年8月10日(土) ●不法滞在者を手助けする【在日外国人向けメディア】● Source:週刊SPA!;ヤフーニュースより 各分野のエキスパートに極私的視点で選んでもらったSPA!オリジナルランキングをご紹介。今回は2013年上半期の「在日外国人向けメディア(裏)ランキング」だ。 法務省によると、’11年末の時点で、日本における外国人登録者数は207万人。東京・新宿区を見ると、1割が外国人というデータもある。来日目的はさまざまだが、「稼げるだけ稼ぐ」商魂逞しさがあるのは疑う余地なしだ。 そんな彼らの情報源となるのは、エスニック・メディアと呼ばれる在日外国人向けの新聞・雑誌・ウェブサイトだ。表紙だけを見れば、なんの変哲もない自国語メディアのように見える。しかし、紙面をめくると「風俗嬢募集」の求人広告は序の口。国によっては悪びれる様子もなく、「不法滞在マニュアル」を数十件にわたって掲載する新聞もあった。 なかでも怪しさナンバーワンは、在日中国人向けのタブロイド紙。 「不法滞在者的在留特別許可的申請」―訳すと、「不法滞在者に代わり、在留特別許可を申請する」となる。法務事務所がこんな広告を掲載しているかと思えば、結婚相談所も負けていない。 「46歳、日籍、離有、独居年収460万(46歳の日本国籍のバツイチ男性が配偶者募集。年収は460万円)」。事情通に聞くと、このテの男性の多くは日本国籍を売って小銭を稼ぎたいホームレスだという。形ばかりの結婚をし、日本国籍を取得したい中国人女性は引きも切らないのである。また前出の事情通によると、ヤミ医者の広告が掲載されたこともあったという。 だが、こうした業者には日本人も非常に多いため始末が悪い。 中国以外では在日タイ人、ネパール人、インドネシア人向けの新聞を入手できたが、とりたてて怪しい情報は見当たらなかった。紙面には自国の政治や経済ニュースが並び、携帯電話や航空券の販売など、生活密着型の情報の掲載にとどまっていた。 だが、在日外国人向けメディアに詳しいジャーナリストは話す。 「中国人は紙を発明した歴史があるだけに、いまだ紙媒体を重視する傾向がありますが、他の在日外国人はクローズドなネットコミュニティで動いています」 例えばフィリピン人は「求人広告ではなく現地ブローカーを通じて来て、日本の暴力団系会社に囲われるのがほとんど」(事情通)だという。だが在日フィリピン人向けサイトの掲示板も存在し、ある程度の情報が書き込まれている。そのなかで「フィリピン国内で調査・購入・発送の簡単なお仕事があります☆時間と給料は1日3時間で100ペソ/日と、楽で好条件」という案件を発見した。掲載主は東南アジアに特化した某転職サイト。日本円に換算すると220円程度のこの求人に、在日フィリピン人から「日・英・タガログ語を駆使できる人をそんな低い賃金で働かせるのはいかがなものか。日本と同水準の賃金にすべき」という趣旨のツッコミが。この転職サイトに掲載された求人一覧を見ると、確かに異様なまでの低賃金や「応相談」とぼかした案件がほとんどで、ブラックすぎるにもほどがあるだろう。 韓国人ニューカマー向けメディアも凄まじい。コリアタウンで無料配布しているミニコミ誌には2年前まで日本で行方不明となった韓国人女性の顔写真と個人情報がズラリと並んだページがあった。事情通は「これは韓国系暴力団の手引きで来日した後に失踪した風俗嬢を捜し出すため、暴力団が掲載していたもの。現在は多くがウェブに移行し、廃刊しました。それに行方不明風俗嬢のページなんて、日本の韓流ファンにバレたら怯えさせてしまうから、掲載をいったんやめたのでは」と言う。 在日外国人のクローズドなコミュニティを支えるメディアたち。今後もどんな怪しい情報が躍るのだろうか……? 【1位】不法滞在者を手助けする広告が多数! 特に8万部発行の最大手「聞声報」は在日中国人必携の情報源らしい 【2位】異様な高収入を謳う風俗嬢募集広告! 特に中国人留学生女子に人気の「玩韓東京」は風俗嬢募集広告に強みが 【3位】失踪風俗嬢情報も!韓国人向け無料雑誌 少し前まで失踪風俗嬢の個人情報を一挙掲載。最近はなりを潜めている 【4位】フィリピン人も激怒するブラック求人 フィリピンはじめ東南アジア人向け求人サイトは不透明な雇用条件が多い 【5位】中国同様、韓国系メディアにも「密入国・不法滞在者の結婚ビザサポート」の広告。日本人業者も多数いる 【6位】中国人向け新聞「東方時報」は靖国問題で過激な発言をするなど、在日中国人の愛国心を煽りまくる 【7位】韓国人向け無料雑誌はほぼ100%通販広告で「ニッセン」状態。その上、ほとんどがぼったくり価格だ 【8位】取材力に定評のある「華人通報」。日中関係に言及するも報道の偏りは否めず。怪しい広告をラインナップ 【9位】韓国人向け無料雑誌では時折、「力道山の最後の妻インタビュー」などサブカル的なレア記事が拝める場合も 【10位】芸能ゴシップ記事だらけで存在意義が地味にナゾなフィリピン系紙媒体。ネット人口が少ないのだろうか 取材・文/野中ツトム・中村未来・青柳直弥(清談社) 小野田衛 小山田裕哉 林バウツキ泰人 古澤誠一郎 紺谷宏之 卯月雅之 安英玉・長谷川大祐(本誌) 取材/加藤カジカ 撮影/渡辺秀之 ― 2013年上半期[裏ベストテン]【7】 ― 2013年8月9日(金) ●(ひと)ニムドマ・シェルパさん WFPの給食支援を受けてエベレストに登頂した● Source:朝日新聞デジタル;ヤフーニュースより 国連世界食糧計画(WFP)が途上国で提供する給食に力を与えられ、17歳でエベレスト登頂の夢をかなえた。「いつもおなかがすいていたけれど、学校に行けば給食が食べられた」。恩返しをしようと、7月から1年間、日本のテレビなどの公共広告に出演し、WFPの給食へ支援を呼びかける。 ヒマラヤ山脈のふもと、ネパールの小さな村の出身で、6人きょうだいの三女。収穫前は家畜のえさでしのぐほど貧しかったが、小学校では毎日、栄養が強化された小麦粉と大豆粉に砂糖と植物油が混ぜられたおかゆが出た。「甘くておいしくて、生まれてから一番のごちそうだった。…… 2013年8月6日(火) ●タタ・モーターズ、ネパールでSUVサファリ・ストーム発売● Source:レスポンス、ヤフーニュースより タタモーターズのSUV、サファリSTORME(デリーモーターショー12) ムンバイに本社を置くタタ・モーターズはSUV『サファリ・ストーム』をネパールでも発売する事を発表した。 価格は約237万RS。 タタ・モーターズはインド国内で第二位のシェアを持つ自動車メーカー。インド国内のほか、タイ、アルゼンチン、南アフリカに生産拠点をもつ。 2013年8月6日(火) ●医師になりたいインド人学生、学費の安い中国で学ぶ―中国メディア● Source:XINHUA.JP、(編集翻訳 恩田有紀);ヤフーニュースより ザ・タイムズ・オブ・インディアの報道によれば、インドでは公立医学学校の募集人数が限られており、私立学校は学費が高いことから、医師になりたい学生は学費の安い中国やロシア、ウクライナ、フィリピン、ネパールなどで医学を学んでいる。国際在線が5日伝えた。 インドを離れて医学を学ぶインド人学生は毎年9000人を超え、中国の人気が最も高い。次いでロシア、ウクライナの順だ。昨年、海外で医学を学んで帰国した1万4000人のインド人のうち、インドで医療に従事するための試験に合格した人は28%だった。 2013年8月3日(土) ●ジェットエアウェイズ、座席指定料金を更新● Source:レスポンス、ヤフーニュースより ジェットエアウェイズは国際線の座席指定料金を発表した。 ドバイ-マンガロール間で試験的に行われていた座席指定料金は最前列が1500Rs(2430円)、10列目までが500Rs、11~15列目までの窓側、通路側の指定が250Rsと定められていたが、料金が更新され10列目までの仕切り付座席は750Rs、11~15列目までの窓側、通路側の指定は400Rsとなった。 さらに課金を適用するフライトも数を増やし、インドから中東、東南アジア、バングラデシュ、スリランカ、ネパールへの便で上記の料金が適用されている。 2013年8月2日(金) ●中国と国交58周年、ネパール前首相「中国新指導者が近隣重視」● Source:サーチナ ;ヤフーニュースより ネパールと中国は8月1日、国交樹立58周年を迎え、ネパール中国友好協会がカトマンズで記念フォーラムを開催した。(写真は「CNSPHOTO」提供) 出席したバブラム・バッタライ前首相は「中国の新たな指導者がネパールを含む近隣諸国との関係を重視していることを非常にうれしく思う」と述べ、「中国はわれわれの友人、また発展へのパートナーであるだけでなく、ネパールと東アジアとの懸け橋だ」と強調した。
2013年7月
2013年7月31日(水) ●日本人が知らない親日国家「20対2」の真実、 安倍首相のアジア訪問で明らかに● Source:JBPress;ヤフーニュースより 安倍晋三首相が7月27日、3度目の東南アジア訪問を終えて帰国した。 この歴訪でまた印象づけられたのは、わが日本がアジアの大部分の地域で圧倒的多数の諸国から親近感を抱かれ、頼りにされているという現実だった。日本が憲法を改正しても、閣僚が靖国神社に参拝しても、なにも文句をつけず、むしろ協力を深めようというアジア諸国が大多数なのである。 この現実は、中国と韓国の反日姿勢をアジアでの例外として浮き彫りにすることともなった。「日本がアジアで孤立しつつある」などというのは一部の日本批判勢力の現実を歪めた主張のようなのだ。 ■アジア諸国は日本に「反発」していない 安倍首相は7月25日からマレーシア、シンガポール、フィリピンの3国を歴訪し、27日夜、東京に戻った。2度目の首相になって以来、1月のベトナム、タイ、インドネシア歴訪、5月のミャンマー訪問に次ぐ3度目の東南アジア訪問だった。 今回の3カ国歴訪でも、各国の日本への友好や期待が強く示された。中国の脅威に対して連帯を強化することが合意された。また、安倍首相が日本の憲法改正や集団的自衛権解禁の意図を説明すると、フィリピンやシンガポールが同意と理解を示した。要するに東南アジア諸国の日本への信頼が改めて明確になったのだ。 一方、日本内部では主要メディアの一部も含めて、安倍政権の安全保障への前向きな取り組みや憲法改正への動きをとらえて、「アジア諸国の懸念や反発を呼んでいる」とか「日本はアジアで孤立しつつある」という評も少なくない。 ところが東南アジア諸国の日本への好感度の高さを見ると、中国と韓国だけがアジアでは反日であり、例外であることが歴然としてくるのだ。 アジア全体の中で北朝鮮という国家は異常である。カルト的な独裁体制の「凍土の共和国」なのだ。日本人の拉致事件などを見れば、犯罪国家、無法国家だとも言える。北朝鮮は日本を敵視して、糾弾の言明をひっきりなしに発している。だが、その言動の内容は普通の国家のものとは思えない。だからアジア諸国全体を語るとき、北朝鮮はひとまず除外してもよいだろう。要するにあまりにも特異な国だからである。 ■戦場となった国も「日本はもう謝罪する必要はない」 中国と韓国を除くアジア諸国の日本への友好姿勢は、7月中旬に公表された米国の調査機関「ピュー・リサーチ・センター」の各国世論調査でも、いやというほど裏づけられていた。 対象となったのは中国、韓国、マレーシア、インドネシア、フィリピン、パキスタン、オーストラリアと、アジア・太平洋地域の計7カ国である。 そのうち「日本の印象」ではマレーシア、インドネシア、フィリピン、オーストラリアなどで80%前後が「よい」と答えた。ところが中国では逆に90%が、韓国では77%が「悪い」と答えたのだという。 「日本は戦争行動に対して十分に謝罪したと思うか」という問いに対しては、フィリピン、マレーシア、インドネシア、オーストラリアなどが「十分に謝罪した」「もう謝罪する必要はない」という答えが圧倒的多数派となった。他方、中韓両国は「日本は十分に謝っていない」が7~8割以上となる。回答が極端に分かれているのである。 しかし特に目を引かれるのは、戦時中に日本軍が多数攻めこんで、戦場となり、多大な犠牲を出したフィリピン、マレーシア、インドネシアなどという諸国で「もう日本はこれ以上、謝罪する必要はない」という答えが多数派を占めることである。 その一方、そもそも日本と戦争をしたこともない韓国が日本の閣僚の靖国参拝に猛反対し、「日本は侵略戦争を反省せず、美化している」などと断じている。 戦争の美化や正当化を非難する声は、本来、日本軍の進撃や占領を受けた諸国からより強く、長く起きるべきである。日本軍の戦場となった諸国からこそ「日本の軍事行動」に起因する非難が強くぶつけられて然るべきなのだ。ところが現実は逆である。 フィリピンやインドネシアでは、日本軍が米軍やオランダ軍と死闘を展開した。フィリピン人やインドネシア人も日本軍に戦いを挑んだ。日本の歴史認識を問題視する傾向が激しくてもおかしくない。だが実際にはこれらの国では「日本には戦争への反省や謝罪が足りない」という声はほとんどで出てこない。靖国参拝に関しても同様である。 ところが日本軍の戦争被害をまったく受けていない韓国が、日本の戦時の言動を最も厳しく見ている。ちょっとでも日本が自国の行為を正当化していると感じれば、猛攻撃を加えてくる。また中国は日本軍の被害は受けたが、広大な領域だから、戦闘がまったく起きていない地域も少なくない。それなのに、まるで全土が攻撃を受けたかのように、日本の軍事行動を激しく非難する。いずれにしても、日本非難は中国と韓国だけなのである。 ■日本を嫌うのは特殊な内部事情があるから ここでアジア全体を改めて見回してみよう。 アジアと言えば、まず中国と韓国しか見ない人が日本では多すぎる。 同じ東アジアでもモンゴルがあり、台湾がある。両国とも親日国(台湾は領域)である。東南アジアとなると、インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス、東ティモールと並ぶ。いずれもすべて日本への好感度が高い諸国である。 さらに南西アジアとなると、インド、スリランカ、ネパール、バングラデシュ、パキスタン、モルディブ、アフガニスタン、イランという諸国が並ぶ。どの国も、日本の過去に対する姿勢を糾弾するような気配はツユほどもない。 以上見てくると、日本に対し過去への認識を理由に非難を続けるのはただの2国のみ、韓国と中国だけである。 そんな日本非難は決してせず、もっぱら日本のあるがままの姿を認め、一部には防衛力の強化を求めるのが、それ以外の大多数の諸国、つまり合計20カ国なのだ。総計すると、2対20なのである。 つまりはアジアでは日本は合計20の諸国家に好かれ、信頼され、一方、ほんの2カ国だけには嫌われているというのが現実なのだ。 20対2がなぜ「日本はアジアで孤立」という総括に結びつくのだろうか。2カ国の側にむしろ特別な事情があるからこそ、反日、嫌日となるのではないか。その反日、嫌日は日本側に原因があるのではなく、嫌う側に特殊な内部事情があるからではないのか。そんな疑問が自然に大きく浮かび上がる。 「アジアでの孤立」とか「アジア諸国の嫌日」という言葉には注意が必要だ。相手側の政治事情がひねり出したプロパガンダ、いやデマゴーグではないのか。こんな疑いをまた感じさせたのが、今回の安倍首相の東南アジア歴訪だった。 2013年7月31日(水) ●ネパールでトラの生息数が増加、「人間の保護」も課題に● Source:ロイター ;ヤフーニュースより 7月30日、 ネパール政府の調査によると、同国に野生で生息するロイヤルベンガルトラの数が過去5年間で63.6%増え、198頭となったことが分かった。写真はインドのJaldaparaの保護センターで2010年2月に撮影されたロイヤルベンガルトラ(2013年 ロイター/Rupak De Chowdhuri) [カトマンズ 30日 ロイター] - ネパール政府の調査によると、同国に野生で生息するロイヤルベンガルトラの数が過去5年間で63.6%増え、198頭となったことが分かった。 密猟などによる個体数の減少で絶滅が危惧される同トラだが、ネパールでは2020年までに2010年時点の推計125頭から倍増させることを目指している。 世界自然保護基金(WWF)と米国の協力で行われた今回の調査の結果について、国立公園・自然保護当局の生態学者マヘシュワール・ダカル氏は「非常に勇気づけられる」とした上で、「数の増加でトラ保護に向けたわれわれの責任と課題も増した」と述べた。 専門家たちは、トラの個体数増加について、密猟の取り締まり強化や国立公園など生息地の効果的な管理が奏功したものだと指摘している。 一方、トラの数が増えたことで、生息地では人間と接触する機会も増えている。当局者によれば、国立公園周辺では昨年、7人がトラに襲われ死亡した。2011年の4人から増加しており、周辺住民もまた「保護改善」を訴えている。 100頭以上のトラが生息するチトワンの村長は、「政府はトラの保護計画を作っているが、人間をトラから守る計画も考えるべきだ」と現地紙に語っている。 2013年7月29日(月) ●大人の制服に変化~脱個性からデザイン重視へ● Source:Fashionsnap.com、文:ファッションジャーナリスト 宮田理江;ヤフーニュースより 「大人制服」が変わり始めた。近頃は日本企業が相次いで制服を刷新。以前に比べ、大御所の無難なデザインを求める傾向が薄れ、割と新鋭の大胆な発想を受け入れる動きが広がっている。一方、制服が強制されていない人に向けて、あえて自分らしい「制服」をまとうという提案も打ち出された。自分で好きに選ぶ「なんちゃって制服」が中学・高校生のファッションとして浸透する中、働く大人の「制服」事情も変化しつつあるようだ。 企業や組織がそこで働く人に着用を強制する「制服」は、自由に選べる私服とは別の巨大なファッションビジネス市場だ。制服デザイナーに採用されれば、知名度や信頼度が上がる効果が新鋭デザイナーには期待できるし、著名デザイナーを起用すれば、その才能と発信力を借りてクライアントのイメージ向上も望める。これまでは往々にしてベテラン級のデザイナーに冒険しないデザインを求めるきらいがあったが、近頃は安定志向を抜け出すケースが相次いでいる。 全日本空輸(ANA)は客室乗務員(CA)の新制服に、ニューヨーク・コレクションに参加している気鋭デザイナー、プラバル・グルン氏を起用した。全日空が外国人デザイナーにCA制服を頼むのは、今回が初となる。グルン氏はオンワード樫山のブランド「ICB」で2011年からデザイナーを務めている。ネパール出身のグルン氏が大手エアライン制服を手掛けるのはANAが初めて。創立60周年を節目にした制服一新の大役を担う。 2005年にANAが15年ぶりに制服を一新した際のデザインは田山淳朗氏が任された。自らの名を冠した「ATSURO TAYAMA(アツロウ タヤマ)」を手掛ける田山氏はかつてワールドの「OZOC(オゾック)」「INDIVI(インディヴィ)」などをヒットさせた実績で名高い。それ以前も79年の制服変更時は三宅一生氏が担当。82年と90年には芦田淳氏が手掛けていて、国内の手堅い大物を起用するケースが多かった。 一方、日本航空(JAL)は新制服デザイナーにKEITA MARUYAMA TOKYO PARIS(ケイタ マルヤマ トウキョウ パリス)ブランドの丸山敬太氏を起用した。JALはこれまで森英恵氏に長く依頼してきた後、「L'EQUIPE YOSHIE INABA(レキップ・ヨシエ・イナバ)」の稲葉賀恵氏を起用。丸山氏もJALの制服は初仕事となる。「洋服の青山」の青山商事がJAL制服を受注したのも、目新しい変化だ。丸山氏は東京・秋葉原のメイドカフェ「@ほぉ~むカフェ」のメイド衣装でも異色のコラボレーションを実現させている。 近頃の主要エアライン制服で最も話題を集めたのが、英ヴァージン・アトランティック航空の大胆な決断だろう。新制服のデザインをオファーした相手は、アバンギャルドの旗手としてモードを牽引し続けてきたVivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)氏。公表された新制服はサビル・ロウ流の伝統的なテーラーリングをベースにしつつ、襟の立て方に意外感を盛り込んでいる。リサイクル素材を多用したのも、地球温暖化に警鐘を鳴らし続けるヴィヴィアンらしい。 案内係が「顔」的存在となる商業施設でも、従来ほど保守的ではないデザイナーを制服デザインに抜擢する動きが広がっている。東京スカイツリーでスタッフが着用する制服をデザインしたのは、「mina perhonen(ミナ ペルホネン)」の皆川明氏。伊勢丹新宿店の地下2階に設けられたフロア「Beauty Apothecary(ビューティーアポセカリー)」のフロアスタッフの制服も皆川氏がデザインした。 東京コレクションに参加している気鋭の実力派に制服デザインを依頼する例も相次ぐ。資生堂の総合美容施設「SHISEIDO THE GINZA(シセイドウ ザ ギンザ)」ではスタッフの制服を、「SOMARTA(ソマルタ)」デザイナーの廣川玉枝氏が手掛けた。「東急プラザ 表参道原宿」内にオープンした、マンガをテーマにしたエディトリアルショップ「Tokyo's Tokyo」では、ショップ制服を「ANREALAGE(アンリアレイジ)」の森永邦彦氏がデザイン。「渋谷ヒカリエ」内「ShinQs」にある「try cosmetics est cafe(トライコスメティクス エストカフェ)」店内で美容部員が着る制服をつくったのは、「motonari ono(モトナリ オノ)」だ。小野原誠氏は東京モーターショーでも「Mercedes-Benz」ブースの女性案内スタッフ用コスチュームも制作している。 スタイリッシュな制服姿で知られるコスメブランド「shu uemura(シュウ ウエムラ)」のスタッフ制服は「TOGA(トーガ)」がデザインした。こちらも常にきちんとスーツの制服に身を包んでいるMKタクシーグループの制服は、コシノヒロコ氏の次女、小篠ゆま氏が提案した。 一方、制服のイメージを逆手に取ったプロジェクトもスタートした。ヨウジヤマモトからデビューしたメンズ向けの新ライン「REGULATION Yohji Yamamoto MEN」がそれだ。自由を愛する男のための「制服」がテーマ。大人の不良っぽさを失わず、我流を貫く「漢(おとこ)」に向けた、自ら進んで着る「制服」という新発想。デザイナら山本耀司氏の「Y's」企画チームは森美術館の制服デザインを担った経験も持つ。 米アップルの前最高責任経営者(CEO)のSteve Jobs(スティーブ・ジョブズ)氏は長年、「ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)」の黒のタートルネックを愛用した。アップルには制服はないが、自ら定めた制服であるかのように生涯、この服を着続けた。年齢を重ねるにつれて、自分なりの「スタイル」が形をなしていくものだが、意図的に「制服」と定めて、あえて型にはめてしまうのも、その装いを成熟させ、自身のトレードマーク化する効果を生む。制服が指定されていない勤め先で働く人にとっても、「大人制服」の遊びは奥が深いものだろう。 2013年7月26日(金) ●富士入山料1000円試行 登山者、続々と協力● Source:@S[アットエス;ヤフーニュースより 富士山保全協力金を支払う登山者=25日午前9時ごろ、富士宮市の富士山富士宮口5合目 静岡、山梨両県は25日、世界遺産に登録された富士山の四つの両県登山道で、登山者を対象にした入山料の社会実験を始めた。「富士山保全協力金」と題し、8月3日までの10日間、登山者に任意で1人千円の負担を求める。富士山では初の試行。来夏の本格導入を目指す。 本県側では富士宮、御殿場、須走の各登山道5合目で県職員らが待機し、入山料を支払った人に缶バッジと協力者証などを手渡した。25日午前現在、大きな混乱はなく、自発的に協力する登山者も少なくなかった。 富士宮口の5合目レストハウス屋上に設けたブースでは、開始時間の午前9時からツアーの登山客らが千円を支払った。両県は下山者を対象に入山料への是非などを聞くアンケートも始めた。 両県の学識者らによる専門委員会はアンケート結果や登山者数の増加傾向などを分析し、年内に入山料(協力金)の在り方を取りまとめる。ユネスコ世界遺産委員会は登山者の増加が富士山の環境や景観に与える影響を指摘していて、2016年2月1日までに保全状況の報告を求めている。 入山料 自然環境保全などのため、山に入る観光客らが支払う料金。国内の例としては、世界自然遺産の白神山地(青森、秋田県)の一部や、屋久島(鹿児島県)がある。いずれも任意の協力金で、屋久島は1人500円。白神山地は金額も任意で、300円以上払った人に記念の証明書を渡している。海外では著名な山に登る場合、登山料の支払いを義務づけている国もあり、日本山岳協会によると、世界最高峰エベレストにネパール側から入山する場合、1人1万ドル(約100万円)以上が必要になる。 2013年7月24日(水) ●生まれつき笑顔になれない――先天奇形の子どもを救うNPO● Source:オルタナ;ヤフーニュースより 人種や宗教などの分野で国際協力活動を行うNPO法人ADRA Japan(アドラジャパン)は、ネパールで先天奇形の子どもたちに無償手術を行う医師団を派遣するための寄付金を集めている。派遣予定は11月末で、総額800万円を目指す。本日24日からは、クラウドファンディングサイトでも寄付金の一部を集めている。(オルタナS副編集長=池田真隆) 「育てるのにお金がかかる。火で燃やして、殺してしまえ」――これはネパールの子どもに浴びせられた言葉だ。その子どもは、唇や上あごが生まれつき割れてしまう先天奇形である「口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)」を患っている。原因は分かっておらず、日本でもネパールでも、アジアでは500人に1人の割合で発症する。 日本では、生後3カ月から2年の間に手術を受けるので、後の人生に影響は及ぼさないことが大半だが、ネパールでは病院の少なさや、高額な治療費が原因で、手術を受けられない人が多くいる。 治療できないどころか、そもそも、ネパールでは、口唇口蓋裂が手術で治ることが認知されていない。この病気には、歴史的に差別があり、「母親が妊娠中に悪いことをしたから」、「前世の行いが悪かったから」などと言われている。 その見た目から、「学校に行けない」、「就職できない」、「結婚できない」など、生涯の重要なシーンで苦しむこととなる。食べることや、話すことにも支障がでる人もいる。 アドラジャパンは過去17回にわたり、医師団を派遣し、900人ほどへの無償手術を行ってきた。今回のプロジェクトでは、50人に対して手術を行う予定だ。 同プロジェクトの広報を担当するアドラジャパンの山本匡浩さんは、「口が割れていることで、『口裂け』というあだ名をつけられて学校でいじめを受けていた子どももいる。手術をして、口がくっついたことで、初めて笑顔になれる」と話す。 クラウドファンディングサイトから寄付をすると、見返りとして、ネパールの子どもたちの想いが記載された書籍や、子どもたちからのメッセージ付きポストカードなどが送られる。 2013年7月22日(月) ●「TEDxSapporo 2013」-7人が「新たな可能性を生み出す」ためのスピーチ /北海道● Source:みんなの経済新聞ネットワーク;ヤフーニュースより 「TEDxSapporo 2013」-7人が「新たな可能性を生み出す」ためのスピーチ /北海道 色覚障害者の色の区別を補助する無料アプリ「色のめがね」を開発した浅田一憲さんのスピーチ カンファレンスイベント「TEDxSapporo 2013」が7月14日、北翔大学・北方圏学術情報センターPORTOホール(札幌市中央区南1条西22)で開催された。(札幌経済新聞) 【画像】 「宇宙は当たり前に行ける場所になる」と話す堀江貴文さん TED(Technology Entertainment Design)は1984(昭和59)年、「価値あるアイデアを発信・共有する」ことを目的としたアメリカ発のカンファレンスの名称。各界の第一人者がスピーカーとしてプレゼンテーションを行い、さまざまなテーマに沿ってアイデアを発表する。「TEDx」はTEDの考えを基に世界各地で開催される公認イベント。TEDxSapporo 2013は「Creating Possibility(可能性を生み出す)」をテーマに、ヨーヨーの世界チャンピオンでパフォーマンスアーティスト・BLACKさん、コンピューター工学研究者でマサチューセッツ工科大学メディアラボ教授・石井裕さん、社会実業家・向田麻衣さん、電子工学研究者で北海道大学教授・山本強さん、クリエーター・改田哲也さん、医学とメディアデザイン学の博士号を持つ独立系研究者・浅田一憲さん、実業家・堀江貴文さんの7人がプレゼンテーションを行った。 スピーカーは、現在に至るまでの紆余曲折、挫折やチャレンジなど今までの自分のライフストーリーを交えつつ現在の夢やこれからの可能性についてプレゼンした。 BLACKさんは、世界一になるまでの価値観や以後の挫折、「シルクドソレイユ」登録パフォーマーに至るストーリーをスピーチ。「好きなことに傾けた情熱、自分だけでなく人の力も借りてみんなに助けられたことが今につながっている。人生の主人公はあなた自身」と話し、ヨーヨーのパフォーマンスで会場を沸かせた。 石井教授は、「未来について話したい」という言葉を切り口に「未来をデザインするための視座」「常識の在り方と成り立ち、常識がなくなったときの考え方が生む新たな可能性」「2200年を生きる人びとにどのように思い出されるか、未来をデザインするか」などをスピーチ。 向田さんは、ネパールの女性にメークするワークショップやコスメ作りのジョブ支援「コフレプロジェクト」を通した「心や体に傷を負った女性の尊厳を取り戻す」「新たな笑顔の芽生え」について話し、「途上国、お金、性別関係なく、みんな『うつくしい』と思える瞬間を体験したいということは共通していた」と自身の経験と活動を通した気付きやそれに伴う人びとの変化についてプレゼン。 山本教授は、「可能性はどこにでもある。それが見える人、見えない人がいる」とし、「守・破・離」の考えを基にプレゼンを展開。「イノベーション、新しいものをやりたがる人も多いが、まずは伝統や基礎から学び、理解することで新たなもの・考えをつくることができる。まずはどんな分野でも良いので、ある分野で語れる人間になることが大切」と話した。 改田さんは「これからの創造性を考えよう」と、「コンセプチュアル社会」などについてプレゼン。「ロジカルでない精神的な社会の現在。『進んで主張するより一歩下がって誘う』『こだわるより感じて流れる』」など、社会の流れとマッチしたクリエーティブの在り方、未来のクリエーティブの可能性について語った。 浅田博士は、「飛び込まなければ道は開かれない」と自身の「チャレンジ続きの人生」を交えてプレゼン。「失敗したらどうしようと思う。そして失敗することもある。不安はあるからこそ実力をつけてきた。勇気を出して飛び込んで諦めずに続ける。それがいつか役に立つ」と、色覚障害者の色の区別を補助する無料アプリ「色のめがね」開発の経緯などについて語った。 堀江さんは現在手掛ける宇宙開発の構想についてプレゼン。「宇宙は当たり前に行ける場所になる」とし、世界一ローテクノロジーのロケット開発、実験の進行状況などプロジェクトの概要を語り、将来的に「1ミリオンドルでの有人宇宙飛行」「宇宙でのウラン採掘」「小惑星観光」「太陽系以外の恒星への旅実現」を夢とするビジョンを紹介。これまでに行ってきたロケット実験の失敗映像集を流し、爆発のシーンのスローモーション再生などで会場の笑いを誘いながら「失敗の後には成功がくる。ネバーギブアップの精神が大事。何かにチャレンジして下さい」と会場に呼びかけた。 「『18分間で人生最高のプレゼンをする』ということもテーマだった。TED、TEDxは単なるプレゼンでなく、話し手と聞き手のコミュニケーションがある。会場の一体感や臨場感を共有してそこにいる人みんなが積極的に参加するイベント」とオーガナイザーのディリップ・DK・シュナールさん。「人と人とのつながりが新たなケミストリーとイノベーションを生み出す。今回は札幌だけでなく北海道内、全国から参加者が集まった。これからの北海道の可能性や魅力を新たな方法で伝えるきっかけになる。これからがスタート。北海道から世界に、世界から北海道にディープでリアルな情報、可能性を発信・共有できるようにしたい」とも。 当日のスピーチの様子は一部を除き、英語字幕付きでネット配信する予定。 2013年7月22日(月) ●登山未経験の50代。エベレストに登るには● Source:プレジデント;ヤフーニュースより エベレスト登頂までのトレーニングメニュー 中高年のサラリーマンでもエベレストの頂上に立つことは可能だ。60歳過ぎで登っている人もいるが、ある程度の体力と技術を身につける必要がある。そこで計画的に訓練していけば、5年目には実現できる。 1年目は夏の富士山、さらに雪上訓練を兼ねて春の富士山に登ることを目標に、そのための体力づくりを欠かさない。私もいつもやっているが、通勤や散歩の際に足首にアンクルウエート(訓練用の重し)を巻くトレーニングが効果的である。まず片足に1キログラムから始め、徐々に増やす。休日などにはこの重しをつけて登山靴を履き、本やアレーを10キログラム分入れたザックを背負って2時間、週に3日歩く。自分のペースで楽しみながらやろう。 2年目は3キログラムずつ重しをつけ、20キログラムを背負い、週に3日、2時間歩く。富士山には年に10回ぐらい登る。その際に15キログラム程度の荷物を背負い、エベレスト登山に近い装備で歩く。さらにヒマラヤの5000メートル級の山をトレッキングする。 3年目は週に3回、5キログラムの重しをつけ、25キログラム背負って2時間歩く。富士山や日本アルプスを縦走し、ヒマラヤの6500メートル級の山に登る。その頃には周囲が、「こんなに変わったの」と驚くくらいに変身しているはずだ。 4年目は週に3回、8キログラムの重しと25キログラムを背負ってやはり2時間、距離にして10キロメートルぐらい歩く。この年には8000メートル級のヒマラヤの山に登っておこう。 そして5年目でエベレスト登山の本番ということになるが、この間に筋力トレーニングで体力をつけたり、ロープワークのテクニックをボルダリングなどで身につけておきたい。 エベレスト登山にはネパール側からとチベット側からの2つのルートがある。どちらも入山料が必要で、ネパール側で1チーム約700万円、チベット側で約600万円だ。個人では入山料が1人払いになり、旅費も入れると相当な費用になるので、日本国内でも募集している公募登山(ツアー)がいいだろう。この場合は旅費込みで300万~500万円が相場である。 ■経験の積み重ねで達成感を楽しむ 日程的には、日本を出発してから帰国までに2カ月半は見ておく必要がある。ネパール側であれば、まずカトマンズに飛び、さらに飛行機で標高2800メートルのルクラに入って、5360メートルのベースキャンプ(BC)までのトレッキングがスタートする。3440メートルのナムチェで1週間~10日滞在、ここで5000メートル級の山を3回ほど登り下りして高度順応を行う。 次に3860メートルのタンボチェ、4240メートルのペリチェを訪れ、それぞれで高度順応を実施。次いで4920メートルのロブチェ、5130メートルのゴラクシェプを経てBCに到達する。1カ月ほどBCに滞在して、休息をはさみながら、高度順応のために7360メートルにあるキャンプ3(C3)までの登り下りを繰り返す。 そして、いよいよ8848メートルの山頂へ最終アタックだ。当然、天候にもよるが、私の場合は6050メートルのC1から8400メートルのC5まで12日ほどかけて登った。この高度では、滞在時間は短いほうがよく、夜中の10時前後に頂上目指してスタート。朝には山頂に立ち、その日のうちに7984メートルのC4まで下りた。 エベレスト登頂を成功させるには、常に自分に「絶対登るんだ」と夢の実現を言い聞かせることが大切だ。その気持ちを後押しするのは経験の積み重ねで、苦しいけれども頂上へ登った達成感が楽しみを深めてくれるだろう。 ---------- プロスキーヤー 三浦雄一郎 2003年に70歳7カ月で当時のエベレスト世界最高齢登頂記録を樹立。08年に再登頂。 2013年7月19日(金) ●中国人留学生が減少傾向に、代わりにベトナム・ネパール人留学生が大幅増―日本● Source:XINHUA.JP、(編集翻訳 小豆沢紀子);ヤフーニュースより 財団法人日本語教育振興協会が発表した「2013年4月入学留学生のビザ発給状況などに関する調査結果」で、中国人留学生が減少し、代わりにベトナム人とネパール人留学生が大幅に増加していることが分かった。17日付で環球時報が伝えた。 ベトナム人留学生は2012年度の907人から、一気に4725人へと大幅増。ネパール人留学生も同487人から1457人へと増えた。 東日本大震災や領土問題により、中国人と韓国人の留学生が減っているため、留学生全体の数も減少傾向にある。そのため、各教育機関は東南アジアからの留学生呼び込みに力を入れているという。 2013年7月19日(金) ●カシオ「PRO TREK」をサポートするプロ登山家・竹内洋岳氏の特別展● Source:マイナビニュース、ヤフーニュースより 日本人で初めて、世界の「8,000m峰14座」にすべて登頂したプロ登山家の竹内洋岳氏。その偉業を称えた特別展「挑戦は終わらない~8000m峰14座完登、その先へ」が、兵庫県の植村直己冒険館にて開催される。 期間は2013年7月20日(土)~同年11月26日(火)。入館料は大人500円、高校生200円、小中学生150円。開館時間は午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)。 「8,000m峰14座」とは、地球上の8,000mを越える14座を指す(一般的に高い山を数えるときに「座」とする)。竹内洋岳氏は、2012年5月20日に、14座目のダウラギリI峰(8,167m)に登頂。日本人として初めて、8,000m峰14座すべての登頂を果たした。この功績によって、2012年の「植村直己冒険賞」を受賞している。 今回の特別展では、ダウラギリ登頂のときに竹内氏が身に付けていた、カシオ計算機のアウトドアウオッチ「PRO TREK MANASLU(プロトレック マナスル)」を展示。PRO TREKシリーズの中でも最上級ラインに位置付けられるMANASLUの、「PRX-7000T」をベースにした特別モデルだ。時計の針のカラーリングなどが特別仕様となっている。PRO TREKシリーズの開発者が、この「特別な1本の時計」を持って、竹内氏のベースキャンプ(ネパール)まで届けに行ったというエピソードがある。 2013年7月19日(金) ●中国人留学生が減少、ベトナム人・ネパール人留学生は激増―日本● Source:Record China、(翻訳・編集/北田);ヤフーニュースより 17日、財団法人日本語教育振興協会が発表した資料によると、中国人留学生が減少し、ベトナム人・ネパール人留学生が増加している。資料写真。 2013年7月17日、華字紙・日本新華僑報によると、日本の財団法人日本語教育振興協会は2013年4月入学の留学生のビザ発給状況などに関する調査結果を発表した。 注目すべきはベトナムとネパールの留学生が大きく増加していることで、2012年度のベトナム人留学生は907人だったが、2013年度には5倍以上に増え、4725人となった。ネパール人留学生は487人から1457人と約3倍に増加している。 東日本大震災と領土紛争の影響から、中韓の留学生は2010年から減少傾向にあり、留学生全体の数も減少していた。このため、各教育機関は東南アジアの留学生募集に力を入れ始めている。 地域別に見ると、2012年4月入学の九州地方の留学ビザ発給件数は972件だったが、2013年には1702件と倍増した。出身国の内訳は、中国が428人、ベトナムが660人、ネパールが449人となっており、これまで中国の留学生が主だったのが大きく変化している。 これまで、日本の教育機関で学ぶ留学生は中国人が多数を占めていたため、指導方法も中国の学生に配慮したものだった。今後はベトナムやネパールなど非漢字圏の国の留学生がますます増えることが予想され、漢字の指導方法を確立することが急務となっている。 2013年7月16日(火) ●中国製の偽造通貨がインドで流通―印メディア● Source:Record China、(翻訳・編集/北田);ヤフーニュースより 15日、インドでこのほど、中国製の偽造通貨が発見された。写真はインド。 2013年7月15日、米華字メディア・多維新聞によると、先ごろインドで摘発された通貨偽造事件で、押収された偽造通貨が中国製だったことが判明した。 インドメディアによると、今回の通貨偽造事件は、中国が犯罪ルートに利用された初めてのケースであるという。 インド警察は以前、ニューデリーで370万ルピー(約621万円)の通貨偽造事件を摘発、このほかに、ネパールとの国境で玩具、ピアノ、児童用品から約300万ルピー(約504万円)の偽造通貨を摘発している。 専門家によると、偽造通貨の取り扱い業者はパキスタンまたは香港を経由し、タイの航空便で偽造通貨をインドに持ち込んだ可能性が高いと見られる。 2013年7月16日(火) ●インドに中国製の偽札流入、ニューデリーなどで初めて確認―印報道● Source:XINHUA.JP、(編集翻訳 恩田有紀);ヤフーニュースより インド紙ザ・タイムズ・オブ・インディアが15日、中国製とみられる偽札がこのほど、ニューデリーに続き、インドとネパールとの国境地帯でも見つかったと報じた。「中国で製造された偽札がインドに流入していることの証拠が初めて見つかった」としている。中国・環球時報が伝えた。 報道によると、ニューデリーの事件では「新疆ウイグル自治区から来た」と自称するガイドが370万ルピー(約610万円)相当の偽札を持ち込んだとして拘束された。ただ中国の駐インド大使館は15日、偽札事件に関する情報をインド当局から知らされていないとコメント。事件で拘束されたのが中国人かどうかは分からないとしている。 インドでは偽札が多く出回っており、ネパールやバングラデシュからの流入が指摘されていた。しかしインド当局がこれらの国の情報を把握するようになったため、中国が新たな拠点となった可能性があるという。 2013年7月11日(木) ●中国メディア:ダライ・ラマと脱出したチベット人の村を紹介● Source:サーチナ、(編集担当:如月隼人);ヤフーニュースより 中国国営の中国新聞社は10日付で、ネパール国内の「チベット村」で暮らす人々を紹介した。「ダライ・ラマ14世のグループとともに、あるいは脅されてネパールに移った」と紹介したが、現地のチベット人が仕事に励む様子などを紹介し、「悲惨さの強調」などの政治的意図はあまり感じられない。(写真は「CNSPHOTO」提供) 中国国営の中国新聞社は10日付で、ネパール国内の「チベット村」で暮らす人々を紹介した。「ダライ・ラマ14世のグループとともに、あるいは脅されてネパールに移った」と紹介したが、現地のチベット人が仕事に励む様子などを紹介し、「悲惨さの強調」などの政治的意図はあまり感じられない。(写真は「CNSPHOTO」提供) 記事によると、ネパール第2の都市のポカラ市周辺には、中国のチベットおよびその他のチベット民族から人々が住む「チベット村」が4カ所ある。 住民である「チベット族同胞」の多くは、工芸品や装飾品を作って売り、一部の若者はガイドなどをして暮らしている。中国国外に住む「チベット族同胞」の人口は20万人近くとされる。 記事は、「チベットの元地方当局と上層集団が1959年に武装反乱を起こして失敗した後、一部のチベット族民衆はダライ14世集団に従い、あるいは脅されてネパールやインドなどに移った」と紹介した。 写真は8日に撮影。チベット人の女性数人が糸をつむいでいる。別の写真では、チベット人女性が伝統食であるツァンパを碗に入れ、記者に向って勧める様子を紹介した。 中国では、「チベットではダライ・ラマの前近代的で残虐な統治のため、民衆はとことん苦しめられていた」と宣伝されることが一般的だ。しかし、同記事は「ダライ・ラマと歩んだチベット人の悲惨さ」をことさらに強調したりはしていない。豊かとは言えないが、落ち着いて充実した暮らしをしているように見える。 ********** ◆解説◆ 現在のダライ・ラマ14世は、1933年の13世死去に伴い35年に即位。1949年の中華人民共和国成立後も当初は、中国の支配に対して妥協的で、毛沢東の「西蔵(チベット)平和的解放の方法に関する取り決め」にも同意したとされる。 しかし、中国中央政府は急進的な社会主義化政策をチベット人居住地にも適用し、僧院の所有地没収などに着手。1956年にはカム、アムド地域(現在のチベット自治区東部、青海省南東部、四川省西部・雲南省北西部)で武装反乱が勃発。中国政府はチベット地域に人民解放軍を増派。1959年にはラサでも大規模な武力衝突が発生。ダライ・ラマ14世はインドに亡命した。 2013年7月8日(月) ●学校給食で育った22歳のネパール人女性がエベレスト登頂● Source:オルタナ、ヤフーニュースより ネパール人女性の登山家ニムドマ・シェルパさん(22)は、2008年に17歳の若さでエベレスト登頂を果たした。ニムドマさんはヒマラヤ渓谷のふもとにある小さな農村で生まれた。貧困で空腹に苦しんでいたが、「学校に行けば給食が食べられた」と話す。途上国では、空腹のまま登校する小学生が6600万人いるとされる。ニムドマさんから、学校給食の大切さを聞いた。(聞き手・オルタナS副編集長=池田真隆) ――エベレスト登頂の夢はいつごろ抱いたのですか。 ニムドマ:私は子どもの頃から、何か大きなことをしたいと思っていました。何をしたいかははっきりしていませんでしたが、常識を超えた何かをしたいという漠然とした夢がありました。 女性たちで、世界7大陸最高峰登頂を目指す「7サミットウーマンチーム」の存在を知ったとき、直感で「これは私がやるべきことだ」と思いました。 ――エベレストに登頂する夢について、周りの人の反応はどうでしたか。 ニムドマ:エベレストに登頂することは、チャレンジングなので、ネガティブな反応が多かったです。学校の先生や友達、両親も怪我を心配していました。もともとネパールでは登山家が少なく、ましてや女性の登山家は稀です。女性は身体的にもメンタル的にも男性と比べると弱い立場にあるとみなされてしまうので。 ――それでもやろうと決心した原動力は何でしょうか。 ニムドマ:メンタル的にも、肉体的にもチャレンジングではありましたが、ネパールでは、女性は強いものではないとされている常識を変えたかったのです。機会を与えられれば、女性でも何でもできるのだということを証明するために動きました。 ――登頂に成功したときに、周囲の反応は変化しましたか。 ニムドマ:まったく違う反応が起きましたね。見直してくれて、子どもたちにもよい見本として私のことを話してくれるようになりました。 ■学校給食が支えるもの ――ニムドマさんの子ども時代の暮らしを教えてください。 ニムドマ:ヒマラヤ渓谷のふもとの小さな農村で生まれました。親は農業をしていて、とうもろこし、大豆、芋、野菜などを収穫していました。農業に依存していて、インフラも乏しく、食糧不足はその村が抱えていた問題の一つでした。ネパールの25%は1日1ドル以下の生活をしていて、その地帯でも、1日1ドル以下で暮らしている人が多くいました。 一つだけ小学校がある以外は何もなく、町まで歩いて3日はかかります。6人兄弟でしたが、学校に行けば給食を食べられるからと、両親は学校へ行かせてくれました。 ――学校給食では何を食べて、どういう思いで食べていましたか。 ニムドマ:温かい牛乳とおかゆを食べていました。おかゆは子どものときに食べたものの中では、一番甘いものでしたね。家ではいつも薄いおかゆや蒸し芋ばかり食べていましたから。給食は身体を強くし、勉強に集中することもできました。 ――学校給食の意義を教えてください。 ニムドマ:学校給食は、私の人生を大きく変えてくれました。子どもたちの人生を明るくするよいものだと思っています。正直に話すと、当初学校には、食べるためと遊ぶためだけに行っていました。それくらい食糧不足に悩んでいたことが原因としてあります。 日本は発達している国ですから、途上国のように飢餓や貧困に直面することはないでしょう。でも、一方で、世の中には何万人もの子どもたちが苦しんでいる実情があります。関心を持った若者から、問題解決へ協力してほしいです。 【ニムドマ・シェルパ】 登山家。1991年5月19日ネパール生まれ、22歳。国連WFPの学校給食支援を受け、エベレスト登頂という夢を17歳のときに達成する。現在は世界7大陸最高峰登頂を目指す女性のチーム「7 summits Women Team」に属し、活動中。 2013年7月6日(土) ●加藤清史郎に内博貴が「欠点がない。100点満点」と絶賛!● Source:Movie Walker;【取材・文/山崎伸子】;ヤフーニュースより 尼子騒兵衛の大人気コミックを再び映画化した『忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段』の初日舞台挨拶が、7月6日に丸の内TOEI1で開催。忍たまトリオを演じた加藤清史郎、林遼威、神月朱理、先生役の内博貴、田崎竜太監督が登壇。加藤は「初日を迎えることができて本当に本当に嬉しいです」と笑顔で語った。 【写真を見る】加藤清史郎たち忍たまの凸凹トリオが愛くるしい笑顔を見せた 明日が七夕ということで、それぞれの願い事を尋ねられたゲスト陣。加藤が「野球が上手になれますように」と言うと、先生役の内は「清史郎は本当に野球大好きやもんね。野球、練習しよう。僕も手伝うよ」とコメント。林は「アメリカに行って、ハリウッドスターになりたいです」と語ると、内は「夢が現実になるよう、頑張っていったら、きっと光が見えてくる!」と発言。ちなみに、林は、英検準2級の1次試験に受かり、明日2次試験に挑むという。 ムードメーカーの神月は「僕は大阪の人間やで、ディズニーランドへ行きたいです。小さい夢ですけど」と笑いを取る。内も「それはすぐ叶うと思います」と笑顔で言うと、林が「お前、お笑い芸人になりたいって言ってたやろ」と突っ込む。神月が「じゃあ、芸人で」とあっさり変えると、また会場は大爆笑となった。 加藤と内は、加藤が小学校2年生の時にドラマ「ヤマトナデシコ七変化」(10)で共演して以来、公私ともに仲が良いと言う。内は来年中学生になる加藤を「本当にしっかりしてる」と絶賛。「撮影の時もリーダーシップを取っていた。欠点がない。大人に混ざって仕事をしてる姿は100点満点。中学生になったらませてると思います。ぜひ、学級委員をやってください」。加藤は「考えます」と照れながら「何でもできる大人になりたいです」と力強く語った。 最後に、本作が『NINJA KIDS!!! Summer Mission Impossible』という英題で海外公開されることが決定したと発表された。今後、香港、マカオ、マレーシア、ブータン、トルコ、インド、スリランカ、パキスタン、ネパール、バングラディシュ、モルディブの11か所の国と地域で上映される。 2013年7月5日(金) ●ネパール語「ナラク」とは…マイナリさん獄中記● Source:読売新聞、ヤフーニュースより 獄中日記「ナラク」 東京電力女性社員殺害事件で再審無罪となったネパール国籍のゴビンダ・プラサド・マイナリさん(46)が、刑務所で記した日記をまとめた著書の日本語版「ナラク」が10日、出版される。 翻訳・編集したジャーナリストの今井恭平さん(64)は「異国で冤罪(えんざい)と闘った記録。日本の司法を考えるきっかけになれば」と話している。 「ナラク」はネパール語で「地獄」を意味し、日本語の「奈落」と同じ語源。マイナリさんが昨年6月に釈放されて帰国する前日、「さよならナラク」と日記を締めくくったことから書名にした。 マイナリさんは、1997年3月の逮捕から帰国までの約15年間、18冊のノートに日記を書き続けた。これを基に今年5月、ネパールで獄中記を出版。家族との面会を励みに服役に耐えたことなどが描かれ、今井さんらが「日本人にも読んでもらいたい」とマイナリさんの許可を得て編集した。 2013年7月2日(火) ●アフガン首都で国際部隊の補給施設襲撃、タリバンが犯行声明● Source:ロイター;ヤフーニュースより [カブール 2日 ロイター] - アフガニスタンの首都カブール北部で2日、反政府武装勢力タリバンのメンバーが国際治安支援部隊(ISAF)の補給基地を襲撃し、警備員を含む6人が死亡した。警察が明らかにした。 襲撃を受けたのは多くの外国企業が利用するISAFの補給基地。警察によると、ネパール人警備員4人と外国企業に勤務するトラック運転手2人が犠牲になった。負傷者は3人に上るという。 襲撃は早朝に発生。武装勢力のメンバーが爆発物を載せたトラックを駐車エリアに衝突させ、その後別のメンバー3人が治安部隊との間で銃撃戦となった。銃撃戦は約1時間続き、メンバーは死亡した。現場からは爆発物の付いたベストが回収された。 タリバンは電子メールで犯行声明を発表した。 カブールでは先週、タリバンによって大統領府とその周辺の建物が攻撃されたばかり。 2013年7月2日(火) ●アフガニスタンでISAF関連会社狙った自爆攻撃、7人死亡● Source:AFP=時事,【翻訳編集】 AFPBB News;ヤフーニュースより 【AFP=時事】アフガニスタンの首都カブール(Kabul)で2日早朝、北大西洋条約機構(NATO)が主導する国際支援部隊(ISAF)の物資調達会社が入る施設が襲撃され、自爆攻撃と銃撃戦で施設入口の門が破壊されたほか、7人が死亡した。 カブール警察によると、攻撃があったのは2日午前4時半ごろ。大型トラックによる自爆攻撃に続き、2~3人から成る武装グループと警備員の間で銃撃戦が30~40分続き、武装グループのメンバー全員が死亡したほか、ネパール人警備員4人、アフガニスタン人の警備員1人と民間人2人が死亡した。また自爆攻撃で、地面には大きな穴があき、壁や監視所が崩壊した。 写真は、襲撃を受けた施設そばで警備に立つアフガニスタン警察官(2013年7月2日撮影)。 2013年7月1日(月) ●毒ダコだけじゃない!ダツ、カンディル…恐怖の魚介類● Source:週刊SPA!、<取材・文/日刊SPA!取材班>;ヤフーニュースより 神奈川県茅ヶ崎や房総沖などで毒タコの「ヒョウモンダコ」が見つかり騒動になっているが、水の中の生物は毒を持つ種類のものや、鋭い刺や歯を持つものも少なくない。 「殺人魚」として知られているのは映画でも描かれた「サメ」や「ピラニア」だが、他にも結構恐ろしい魚がいる。 沖縄県でサメ以上に恐れられているのがダツという魚。身を守るための棘や毒を持つわけでもなく、捕食のために襲うわけでもない。では何が怖いのか? ⇒【写真】「ダツ」http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=467565 ダツが怖いのは、その身体と性質にある。ご覧の通り、矢のように細長く尖った身体をしている。さらに、光に敏感に反応して突進してくるのだ。どれだけの勢いで突進してくるかというと、そのスピードは時速60km近く。これが目などにぶっ刺さる危険性があるのだ。たちが悪いことに、刺さったあとには抉るように回転するらしく、傷口が拡大してしまうという。’77年にハワイで起きた事故では、父親と一緒に夜釣りをしていた子供が水中からヘッドライトの光をめがけて飛び出してきたダツが目に刺さり、脳まで到達、死亡したという。日本でも、沖縄県衛生環境研究所の調べによると、1929~1992年の間で7人が死亡しているという報告がなされている。 都市伝説的に恐れられるケースは「淡水魚」に多い。中でも巨大ナマズなどは各地に「人喰い伝説」が存在する。 インドとネパールの間を流れるカリ川には有名な「人喰いナマズ」伝説がある。同川の流域では、火葬で焼き残った部分を川に流す風習があるのだが、グーンチと呼ばれる巨大ナマズは、その死体を食べて人の味を覚えてしまったという。インドの記録では、’98年と’07年の2回、人がグーンチに引きこまれたとされる記録がある。 ⇒【写真】「グーンチ」http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=467735 身体こそ小さいものの、アマゾン河流域で恐れられているナマズが、ドジョウ程度のサイズのカンディルという魚。カンディルは、その細い身体を使って大型魚のエラから侵入して吸血したり、肉を食いちぎったりするという。アンモニアに反応する性質からか、しばしば都市伝説的に「男性の性器から体内に侵入して食いちぎる」などという被害が語られているが、公式の記録では確認されていない。 毒系も恐ろしい。ふぐなどは食べない限り死ぬことはないが、騒動になったヒョウモンダコは「噛む」ことで攻撃してくる。ヒョウモンダコの唾液にはフグ毒と同じ強力な神経毒であるテトロドトキシンが含まれており、過去にはオーストラリアなどでダイバーが潜水中に噛まれた事例も報告されている。 ヒョウモンダコ同様に、アンボイナを始めとする数種類のイモガイも強力な神経毒を有する。イモガイは貝のイメージに反してアグレッシブな狩猟方法を誇っている。尖った銛のような「舌」に似た器官で獲物に向かって鋭く突き刺して毒を注入するのだ。この舌、鋭くとがっている上に一度刺さると抜けにくいように逆トゲまで備わっているのだから実に性格が悪い。我が国でも過去に死亡例があるという。 以上、海開きしてこれから海水浴シーズンとなるが、ヒョウモンダコのようにかつては関東エリアでは珍しかったタコもここ数年の温暖化の影響なのか生息域を拡大している。うかつに海の生物には近づかないように注意したい。 2013年7月1日(月) ●アジアの人気観光スポットランキング● Source:@DIME、ヤフーニュースより 世界最大の旅行口コミサイト、トリップアドバイザーは、 世界の旅行者からの口コミをもとにした「トラベラーズチョイスアトラクション(世界の人気観光スポット)2013」を発表。ランドマーク(観光名所)、博物館(美術館も含む)、公園、アミューズメントパークの4カテゴリーで、合わせて1263の施設が選ばれた。「トラベラーズ チョイス 世界の人気観光スポット 2013」は、トリップアドバイザーに過去1年間に投稿された世界中の旅行者の口コミを元に集計したもの。 39の国および、世界やアジア、アフリカなど9のエリアでランキングが集計され、世界のランドマークの1位にはペルーの「マチュピチュ」、博物館の1位にはロシアの「エルミタージュ美術館」、公園の1位にはカナダの「スタンレー・パーク」、アミューズメントパークにはアメリカの「ディスカバリー・コーブ」が選ばれた。日本の施設は残念ながら世界ランキングにはランクインしなかったが、アジアランキングでは、ランドマーク19位に「金閣寺」が、公園の3位に「広島平和祈念公園」が選ばれたほか、22の施設がランクインした。 ■ランドマーク(観光名所) アジアトップ25(国名) 1 アンコールワット(カンボジア); 2 タージ・マハル(インド); 3 バイヨン寺院(カンボジア); 4 慕田峪長城(中国); 5 シュエダゴン・パゴダ(ミャンマー); 6 黄金寺院<ハリマンディル・サーヒブ>( インド); 7 アンベール城(インド); 8 ワット・ポー<涅槃寺>( タイ); 9 メヘラーンガル砦(インド); 10 王宮(タイ); 11 ワット・アルン<暁の寺>(タイ); 12 ワット・プラケーオ<エメラルド寺院>(タイ); 13 バガンの寺院(ミャンマー); 14 頤和園(中国); 15 キリング・フィールド<チュンエク>(カンボジア); 16 ボダナート・ストゥーパ(ネパール); 17 バンテアイ・スレイ(カンボジア); 18 ペトロナスツインタワー(マレーシア); 19 金閣寺(日本); 20 天壇(中国); 21 ワット・プラタートドーイステープ(タイ); 22 アクシャルダム寺院(インド); 23 伏見稲荷大社(日本); 24 清水寺(日本); 25 古代シギリア・ライオンロック(スリランカ) ■公園 アジアトップ25(国名) 1 シンガポール植物園(シンガポール); 2 南蓮園池(中国); 3 広島平和記念公園(日本); 4 香港公園(中国); 5 奈良公園(日本); 6 北京公園(中国); 7 濱江大道(中国); 8 チャンディーガルの彫刻庭園(インド); 9 景山公園(中国); 10 ピル・ソハワ(パキスタン); 11 南山公園(韓国); 12 大阪城公園(日本); 13 代々木公園(日本); 14 漢江公園(韓国); 15 国営沖縄記念公園(日本); 16 陽明山国立公園(台湾); 17 成田山公園(日本); 18 記念公園(インド); 19 蘇州古典園林(中国); 20 ルンピニ公園(タイ); 21 大通公園(日本); 22 上野恩賜公園<上野公園>(日本); 23 レイク ガーデン パーク(マレーシア); 24 弘前公園(日本); 25 モエレ沼公園(日本) ■博物館 アジアトップ25(国名) 1 秦始皇兵馬俑博物館(中国); 2 故宮博物院(中国); 3 トゥール・スレン虐殺博物館(カンボジア); 4 広島平和記念資料館(日本); 5 戦争証跡博物館(ベトナム); 6 ベトナム民族学博物館(ベトナム); 7 香港歴史博物館(中国); 8 国立故宮博物院(台湾); 9 上海博物館(中国); 10 ヘルファイアー・パス博物館(タイ); 11 ベトナム女性博物館(ベトナム); 12 アジア文明博物館(シンガポール); 13 イスラム美術館(マレーシア); 14 韓国国立中央博物館(韓国); 15 長崎原爆資料館(日本); 16 シンガポール国立博物館(シンガポール); 17 チャンギ教会・博物館(シンガポール); 18 陝西省歴史博物館(中国); 19 古文書館マテナダラン(アルメニア); 20 ペナン・プラナカン博物館(マレーシア); 21 マニ・バワン・ガンディー博物館(インド); 22 サーラール・ジャング博物館(インド); 23 ケーララ民俗シアター・ミュージアム(インド); 24 箱根彫刻の森美術館(日本); 25 東京国立博物館(日本) ■アミューズメントパーク アジアトップ25(国名) 1 ウォーターボム(インドネシア); 2 ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(シンガポール); 3 香港海洋公園 <オーシャンパーク>( 中国); 4 東京ディズニーシー(日本); 5 東京ディズニーランド(日本); 6 香港ディズニーランド(中国); 7 スカイライン・リュージュ・セントーサ(シンガポール); 8 ワンダーラ・アミューズメントパーク(インド); 9 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(日本); 10 上海馬戯城(中国); 11 ハルビン氷雪大世界(中国); 12 ラモジ・フィルム・シティー(インド); 13 キッザニア <ジャカルタ>(インドネシア); 14 ワンダーラ・アミューズメントパーク(インド); 15 ヴィンパール・ アミューズメントパーク(ベトナム); 16 ナガシマスパーランド(日本); 17 サファリワールド(タイ); 18 ジャワ・ティムール・パーク2(インドネシア); 19 長隆水上楽園(中国); 20 ブラックマウンテン・ウォーターパーク(タイ); 21 富士急ハイランド(日本); 22 ウォーターキングダム(インド); 23 エッセルワールド(インド); 24 エバーランド(韓国); 25 深セン世界之窓(中国) ■アジアランキング入賞施設 ・ランドマーク:金閣寺(19位)、伏見稲荷大社(23位)、清水寺(24位) ・公園:広島平和記念公園(3位)、奈良公園(5位)、大阪城公園(12位)、代々木公園(13位)、国営沖縄記念公園(15位)、成田山公園(17位)、大通公園(21位)、上野恩賜公園(21位)、弘前公園(24位)、モエレ沼公園(25位) 博物館:広島平和記念資料館(4位)、長崎原爆資料館(15位)、箱根彫刻の森美術館(24位)、東京国立博物館(25位) ・アミューズメントパーク:東京ディズニーランド(4位)、東京ディズニーシー(5位)、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(9位)、ナガシマスパーランド(16位)、富士急ハイランド(21位) 評価方法: 「トリップアドバイザー トラベラーズ チョイス 世界の人気観光スポット2013」は、トリップアドバイザーに過去1年間に投稿された世界中の旅行者からの口コミを元に、独自のアルゴリズムで分析し集計したもの。
2013年6月
2013年6月28日(金) ●外国人留学生向け 東商が就職説明会 36社が参加● Source:SankeiBiz、ヤフーニュースより 東京商工会議所は27日、日本企業に就職を希望する大学や専門学校の外国人留学生を対象にした合同説明会を東京都内で開いた。企業側は情報通信やメーカー、不動産、商社など36社が参加し、留学生は中国などアジア各国・地域の出身者を中心に約320人が集まった。 説明会は今年で3回目。東商によると「規模の小さな企業の参加が増え、グローバルな採用に意欲をもつ企業の裾野が広がっている」という。 新興国での事業展開のため現地向けの人材確保を目指す企業だけでなく、国内で外国人を受け入れる企業も少なくない。人材サービスのアイデム(東京都新宿区)の担当者は「新しい感性を吹き込むためにも採用を国内外に広げた」と話す。 参加した千葉県内の専門学校に通うネパール出身でグルン・ビカスさん(27)は「日本が呼び込もうとする外国人観光客向けのサービス業に就きたい」と話していた。 2013年6月26日(水) ●登山者襲撃テロ、世界の危険な山岳地帯● Source:ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト、 Peter Gwin for National Geographic News、ヤフーニュースより 強風の中、パキスタンのナンガ・パルバット山を歩く登山者。 (Photograph by Tommy Heinrich National Geographic) 6月23日、世界第9位の8000メートル峰、パキスタンのナンガ・パルバット山で、外国人登山者ら11名がテロリストの襲撃を受けて殺害された。報道によると死亡者の内訳は、中国人2名、ネパール人1名、アメリカ人1名、パキスタン人のガイド1名、ロシア人1名、ウクライナ人5名と伝えられている。ヒマラヤ山脈の登頂は大きな危険を伴うが、テロ、犯罪、さらには地政学的問題も絡んでくると、さらに憂慮すべき事態になる。 「New York Times」紙は、「アメリカ軍の無人偵察機による部族地帯への攻撃に対する報復として、パキスタンのタリバン関係者が犯行声明を出している」と伝えた。 現場のパキスタン北部のギルギット・バルティスタン州は、領有権を巡る争いが続くインドのジャンムー・カシミール州と接している。外国人旅行者への襲撃は10年余り絶えていたが、最近はテロと地政学的な状況が絡む暴力事件が頻発。登山者が集まる多くの山が危険地帯へと変貌している。 ヒマラヤを始め世界中の山々で、暴力や政治不安が登山者を脅かしている。中でも治安が悪化していている地域を8例ほど紹介したい。 ◆パキスタン 近年、西欧人との間で緊張感が高まるパキスタン各地方でも、辺境の地ギルギット・バルティスタン州は外国人登山者にとって比較的安全と目されていた。毎年春~夏、この地域の世界トップクラスの高峰には各国から登山者が押し寄せていたが、今回の事件でそれも変わってしまった。 ◆カシミール インドが実効支配しているカシミール地域では、活況な登山業界をはじめとする観光産業が主な収入源となっている。しかし1995年には、6名の外国人観光客がイスラム原理主義のテロリストによって誘拐されるという事件が起こっている。1人は逃走に成功したが、別の1人が斬首、残りの4名も死亡したと伝えられている。 ◆ネパール 今年4月のエベレストの登山シーズン中に、現地のシェルパと西欧の登山者との言い争いが乱闘に発展、流血の事態になるところだった。過去に例がないわけではないが、エベレストでの両者の争いはめったにない。しかし2000年代半ばに外国人登山者が、クンブ地方で毛沢東主義派の反政府ゲリラから金品を強奪されそうになったと報告している。 ◆キルギス 2000年、キルギス、ウズベキスタン、タジキスタンの国境付近に位置するカラス渓谷(Kara-su Valley)で、イスラム教の過激派集団が4名のアメリカ人登山者を誘拐。隙を見て見張りを崖から突き落とした彼らは、付近のキルギス軍の基地までなんとか逃げ出したという。 ◆イラン 2009年、3名のアメリカ人登山者がイラクからイランの領土へと迷い込んだところで、諜報活動の疑いでイラン当局に身柄を拘束されるという事件が発生。1名が2010年に釈放、残り2名も2011年に釈放されたが、これ以降、国際的な制裁措置によって、アメリカやイギリスの登山者がビザを取得しにくくなっている。 ◆ミャンマー ヒマラヤ山脈の東端部を成すミャンマー北部の山岳地帯は、同国の軍事政権が厳重に管理している。同地域では、カチン州の反政府勢力と政府軍との争いが散発的に発生、基本的に登山者の入域が見込めない状態になっている。 ◆チベット 外国人観光客の暴力被害とはほぼ無縁のチベットだが、世界的に関心が高まっているチベット独立運動の影響で緊張状態が続き、現地当局の警戒態勢が解ける気配はない。入域の交通手段は中国政府が厳重に管理しており、公的認可を受けた旅行代理店やガイドの利用が必須となっている。 ◆メキシコ 北東部、ヌエボ・レオン州のエル・ポトレロ・チコ(El Potrero Chico)など、人気の高い登山スポットでは、登山者が襲撃を受けるような事件が報告されたことはない。しかし周辺地域では、現在も続く麻薬戦争に関連した凄惨な殺人事件や誘拐事件が頻発している。アメリカ国務省は、同地域には立ち入らないよう観光客に警告しているという。 2013年6月26日(水) ●中国がネパール・カトマンズの道路改修を支援、25日着工式典● Source:サーチナ、(編集担当:古川弥生)、ヤフーニュースより ネパールを訪問している中国の楊潔チ国務委員が25日午後、中国が援助するカトマンズの道路改修プロジェクトの着工式典に出席した。道路は1970年代に中国の協力で建設されたが、渋滞が深刻なため一部を回収することとなった。写真は式典に出席した楊国務委員(=右)とネパールのラムバラン・ヤーダブ大統領。(チは竹かんむりに厂、下に「虎」)(写真は「CNSPHOTO」提供) 2013年6月25日(火) ●中国の楊国務委員がネパール訪問、外相と会談で貿易協力など提案● Source:サーチナ、(編集担当:古川弥生)、ヤフーニュースより ネパールを訪問している中国の楊潔チ国務委員ら一行が24日、首都カトマンズでマダブ・プラサード・ギミレ外相と会談した。楊国務委員は両国の協力関係強化について、特に貿易や国を超えた犯罪の取り締まり、人的交流などの分野で進めることが可能だと提案した。(チは竹かんむりに厂、下に「虎」)(写真は「CNSPHOTO」提供) 2013年6月24日(月) ●パキスタンで登山者らが襲撃され、11人が死亡● Source:サーチナ、(編集担当:村山健二)、ヤフーニュースより パキスタンのニサール内務大臣にれば、23日早朝、パキスタンのナンガ・パルバット山で、登山者用のベースキャンプが襲撃され、外国人10人とパキスタン人1人が殺害された。中国国際放送局が報じた。 殺害された外国人のうち、身元が確認されたのは中国人2人、中国系アメリカ人1人、ネパール人1人。残り6人も身元が確認され次第、公表するという。 パキスタンのザルダリ大統領は事件の発生に驚きと非難を示すと同時に、生き残った人びとや犠牲者の家族に見舞いの言葉を送った。イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」が今回の犯行を認める声明を発表した。 2013年6月23日(日) ●世界の「入山料」相場は?● Source:web R25、(駒形四郎:R25編集部)、ヤフーニュースより マレーシアのボルネオ島にある、東南アジアの最高峰キナバル山の入山パス。登山途中にあるチェックポイントでパスの確認を受ける 画像提供/古谷聡紀 世界遺産への正式登録を間近に控え、富士山の登山客から「入山料」を徴収することが検討されている。先日、京都大学の栗山浩一教授が発表した試算によれば、登山客数を「入山料」だけで現状規模に抑えるには、1人7000円の徴収が必要だとか。登山好きでないと耳慣れない言葉だが、入山料をとっている山は他にあるのだろうか? 「いくつかありますよ。ただ、いずれも登山道の一部に私有地が含まれているため、土地の持ち主が独自に設定しているものです」 とは、日本山岳ガイド協会認定山岳ガイドの古谷聡紀さん。金額もバラバラで、100~500円が多いそう。富士山で徴収が決まったら、行政が登山のための入山料を徴収する初のケースになるという。では海外ではどうだろう? 「キリマンジャロやエベレストなど入山料を取っている山は多数あります。多くは国立公園になっていて、環境保全の費用調達が目的です」 例えばキリマンジャロは1人約70ドル。南米最高峰のアコンカグアは1人約1000ドル。一方、エベレストは破格で、ネパールから登る場合は1人約2.5万ドル、チベット側から登る場合は1人約1万ドルもかかるとか。 「ネパールにとって入山料は貴重な外貨獲得源。チベット側の入山料は中国政府が管理しているので中国の政策に左右されます。アコンカグア山は非常時に無料でレスキューが受けられるので、その分が含まれていると考えることも」 ただ、たいていは環境保全目的で登山客数を抑えるために、高めの金額設定になっているという。 「入山料というと、金額の話題ばかり先行しがちですが、金額そのものより、徴収目的や使い道を明確にすることが先決でしょう」 確かに、入山料を徴収するなら、使途を明確にして開示することが必要だろう。美しい富士山を残すためにも、知恵の絞りどころのようだ。 2013年6月22日(土) ●富士山・弾丸登山でリスク高まる高山病 予防には口笛が有効● Source:NEWS ポストセブン、ヤフーニュースより 夏山シーズン到来で富士登山人気は過熱する一方 祝・富士山世界文化遺産登録――と喜んでばかりもいられない。昨年まででさえ、30万人以上が夏山シーズンに集中して山頂付近で大渋滞が起こっていたが、今年は世界遺産効果で5月の時点で山小屋の予約はほぼ一杯になるなど富士山人気が過熱しているのだ。 その結果激増すると予想されているのが、五合目を夜に出発し、徹夜で登頂を目指す『弾丸登山』だ。弾丸登山者の増加は登山道の渋滞に拍車をかけ、事故を誘発する恐れがある。そのため、山梨、静岡両県は6月5日、観光庁に対し、危険な弾丸登山の自粛を関係機関に周知徹底するよう要望書を提出した。 「富士山は標高4000m近い高峰。高山病のリスクが大きいことを知ってほしい」――人気TV番組『世界の果てまでイッテQ!』で、イモトアヤコをキリマンジャロ、マッターホルン等、数々の名峰に導いた日本プロガイド協会会長の角谷道弘さんも、そう警鐘を鳴らす。 高山病とは、酸素が薄い高山で体内の酸素が不足したことにより出る症状。頭痛や吐き気のほか、症状が進むと脳や肺に水がたまり命の危険さえある。 「ゆっくりと高度を上げれば低酸素に体の馴化が追いつくので、急激に高度を上げないこと。また、1日で標高3500m以上に登らないというのが、高所医学の原則です。それらの点でも、弾丸登山は非常に危険なのです」(角谷さん) 角谷さんによると、他にも高山病を予防する方法はあるという。それが、口笛だ。 「ネパールのシェルパは重い荷物を背負ってヒマラヤを登るときに口笛を吹いている。楽しいからというわけではなく、じつはより多くの酸素を体に取り込む方法。口をすぼめて腹式呼吸を行うと肺に圧力がかかるため、肺の毛細血管を流れる血液に酸素が溶けやすくなるのです」(角谷さん) さらに、こまめな水分補給も重要。体内の水分が不足すると血液の粘度が上がり、酸素の運搬が滞るからだ。高所のため空気が乾燥している富士山では、発汗だけでなく呼吸でも水分が失われるため、より多くの水分を補給しなければならないのだ。角谷さんによれば、五合目から山頂までの目安は約2リットルだという。 角谷さんは、新刊『ステップアップ山登り 富士山編』(小学館)で、富士登山で高山病とともに気をつけるべき熱中症や低体温症についても、詳しく解説している。万全な登頂対策で、富士山で遭難を起こさないこと。それが世界文化遺産をリスペクトする、もっとも大切なマナーである。 2013年6月19日(水) ●日本の外国人登録が4年連続で減少=中国人、震災、尖閣で若干の減少傾向も依然トップに―日本華字紙● Source:Record China、(翻訳・編集/岡本悠馬)、ヤフーニュースより 2013年6月18日、法務省が発表した最新の在日外国人登録数で、中国人が最多数を占めたものの、減少傾向にあることが明らかになった。日本新華僑報の報道を中国新聞網が伝えた。 東日本大震災発生後に多くの在日中国人が帰国し、その後の尖閣諸島問題で日中関係は急速に悪化。日本への留学を予定していた学生が欧米に変更するといった事態も起こり、70万人近くに上っていた在日中国人数がその影響を受けた。 2012年末の時点で、登録済みの在日外国人は前年より約1万3000人少ない203万3000人で、4年連続で減少した。減少率は2011年の1.9%から0.7%に低下。法務省入国管理局は、東日本大震災の影響で帰国した外国人が徐々に戻りつつあると分析している。都道府県別では東京の約39万3000人が最も多い。 国籍別では、中国の約約65万2000人が最も多く、全体の32%前後を占め、韓国・朝鮮の約53万人がそれに続く。増加率が最も高いのはネパールで19.7%(約2万4000人増加)、ベトナムの17.8%(約5万2000人増加)がそれに続いた。 2013年6月19日(水) ●冤罪を生む三つの「先入観」-東電OL殺人事件のケースから考える● Source:(矢萩邦彦/studio AFTERMODE)、ヤフーニュースより 最近冤罪事件についての取材記事を書かせて戴いたのですが、その過程で気になったことがあります。それは「先入観」が冤罪の鍵を握っているのではないか、ということです。例えば、東京電力女性社員殺害事件における誤謬のキモは三つあると僕は考えています。 ◆第一報を無自覚に信用していないか? まず、ネット上で見かけるほとんどの記事では、容疑を掛けられていたゴビンダ・プラサド・マイナリさんが「一貫して容疑を否認していた」と表現しているのですが、実際に弁護人筋から話を聞くと、「完全黙秘」をしていただけで否認はしていない、と言うんですね。おそらく大手メディアの報道に後続が乗っかった形なのだとは思いますが、そもそもまだ情報が出そろっていない段階での第一報を疑ってみることは、ジャーナリストとして必要な感覚では無いか、と思います。かくいう僕自身も、後から知って驚いたわけですが、そういう可能性について想定しておくことで多少は敏感になれると感じます。 ◆なぜゴビンダさんが容疑を掛けられたのか? 早い段階からゴビンダさんに容疑が掛けられてい理由は、不法滞在のネパール人で、被害者とプライベートな付き合いがあり、現場の鍵を持って居て、かつ現場からDNAが発見された、というものです。そう聞くと確かに疑わしいのですが、よくよく考えてみれば、被害者とプライベートな付き合いがあれば、鍵もDNAも不思議ではありません。それでアウトなら、被害者の恋人や家族はみんな容疑をかけられてしまいます。そして、不法滞在のネパール人であることも、事件とは直接関係は無さそうです。 この事件の取材の中で、法医学関係の方から「冤罪とは警察が偏見を持つことで、それは同時に容疑者が偏見を持たれるような人である」という意見を伺いました。刑法における「疑わしきは罰せず」という原則は確かに有名で、法律に関わらなくても一度は耳にしたことがある言葉だと思います。しかし大事なのは、いちいちそれを「原則」として掲げなければいけないのはなぜなのか、背景を考えてみることだと思います。つまり、「疑わしい人を罰しがちである」ということです。「人を見た目で判断してはいけない」なんて当たり前のことをわざわざ言う理由は、「そう言わなければ、人は自動的に見た目で判断するから」ですよね。 ◆「自白」という言葉の解釈はズレていないか? 三つ目は、専門用語や業界用語の解釈についてです。一般に「自白」と言われれば、当然容疑者本人が語った言葉だと思ってしまいますが、実際は「検察官が書いた調書を認めた」ということなんですね。書類中心の捜査に問題がある、という議論がありますが、それは書かれた書類、作られた供述によって取り調べが進んでしまう可能性があることが問題だ、ということです。リンク総合法律事務所の梅津竜太弁護士によれば、特にコミュニケーションに問題がある場合、例えば容疑を掛けられている人が日本語が話せなかったり、障害を持っていたりした場合、下手に言葉に出してしまうと、良いように切り貼りされてしまう可能性があるし、言葉を発すると調書を認めたとされてしまう可能性がある、といいます。 報道の先入観、捜査の先入観、そして、視聴者や読者の先入観。それぞれの先入観が冤罪事件を生んでいると言えるかも知れません。少なくとも、先入観によって複雑に入り組んでしまっているような気がします。全てを疑うことが良いとは思いませんが、刑事事件に限らず、先入観を想定することは誰にとっても大事なのではないでしょうか。 2013年6月17日(月) ●イエティからヒバゴンまで--未確認動物の世界地図型インフォグラフィック「世界の UMA(未確認動物)」● Source:japan.internet.com、ヤフーニュースより イエティからヒバゴンまで--未確認動物の世界地図型インフォグラフィック「世界の UMA(未確認動物)」 トリップアドバイザーは、旅をテーマにしたインフォグラフィック専用サイト「トリップグラフィックス」において、世界各地の未確認動物を紹介する「世界の UMA(未確認動物)」を6月14日、公開した。 今回のインフォグラフィックでは、世界各地の UMA に関して、イラストや名称のほか、ジャンル、体長(推測)、生息地/目撃された場所などの情報を地図上に掲載。例えば、ヒマラヤ山脈の「イエティ」やスコットランド・ネス湖の「ネッシー」、鹿児島県・池田湖の「イッシー」、アフリカ大陸中央部の「モケレームベンベ」、アルプス山脈の「タッツェルブルム」、広島県・比婆山連峰の「ヒバゴン」など全部で20以上の UMA を紹介している。 また、UMA に関する同社おすすめの観光スポット「ネス湖センター&エキシビジョン」(「ネッシー」/イギリス)や、「ポカラ山岳博物館」(「イエティ」/ネパール)などの展示情報も併せて掲載。 同社は、「ロマンがなければ見られない(あっても大抵見られない)、そんな UMA を探す旅へ出かけてみませんか?」と呼びかけている。 2013年6月17日(月) ●在日外国人登録者数、減少幅が縮小 震災帰国に戻りの動き、中国人、韓国・朝鮮人で6割● Source:XINHUA.JP、(翻訳 崔蓮花/編集翻訳 恩田有紀)、ヤフーニュースより 日本法務省が14日公表したデータによると、2012年末時点で日本の外国人登録者数は203万3000人で、前年から約1万3000人減り、4年連続の減少となった。人民網が伝えた。 減少幅は2011年の1.9%から、0.7%に縮小した。法務省入国管理局は東日本大震災の影響で帰国した外国人が日本へ戻りつつあると分析する。東京の外国人数は約39万3000人で、各都道府県で最多だ。 国籍別で最多は中国人で約65万2000人。外国人登録者全体の約32%を占める。2位は韓国・朝鮮人が約53万人。増加幅が最も大きいのはネパール人で、19.7%(約2万4000人)増加した。ベトナム人が17.8%(約5万2000人)増加で2位だった。 2013年6月16日(日) ●「登山の大先輩も喜ぶはず」「植村直己冒険賞」 豊岡で授賞式 兵庫● Source:産経新聞 ;ヤフーニュースより ■8千メートル峰全14座完全制覇の竹内さん 豊岡市日高町出身の世界的冒険家、植村直己さん(1941~84)にちなみ、同市が偉業を成し遂げた冒険家らに贈る「2012植村直己冒険賞」の授賞式が15日、同市日高町であり、日本人で初めてエベレストなど8千メートル峰全14座の完全登頂を果たした登山家、竹内洋岳(ひろたか)さん(42)=東京都世田谷区=に記念の盾が贈られた。 同賞は植村さんの冒険精神を継承し、多くの人に夢と希望、勇気を与えた創造的な行動などを表彰するのが目的で、今回が17回目。 竹内さんは高校1年から山岳部に所属し、大学の山岳部から本格的な登山を始めた。昨年5月にダウラギリ峰(ネパール)に無酸素で登頂、8千メートル峰全14座の完全登頂を達成した。 竹内さんは「植村さんは登山の大先輩。植村さんに会ったことはないが『もっと、こうやれ』と叱咤激励してくれたと思うし、心のどこかで(受賞を)喜んでくれたと思う」と笑顔で話していた。 また、今回は世界最高峰のエベレストに日本人最多の7回登頂を果たした山岳カメラマン、村口徳行さん(57)と、エベレストに女性世界最高齢の73歳で登頂した渡邉玉枝さん(74)に特別賞が贈られた。 村口さんは渡邉さんの登山パートナーで、渡邉さんは「2004植村直己冒険賞」を受賞している。 2013年6月14日(金) ●<マイナリさん>「暴言、今も脳裏に」 東電社員殺害無罪● Source:毎日新聞、【重石岳史】;ヤフーニュースより 近況を語るマイナリさん=カトマンズの自宅で2013年6月12日、重石岳史撮影 1997年の東京電力女性社員殺害事件で再審無罪が確定したネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリさん(46)が、帰国から1年を機にカトマンズの自宅で毎日新聞のインタビューに応じた。マイナリさんは「今は家族との時間を大切にしている」と近況を語る一方、「取り調べで浴びせられた暴言や暴行が頭から離れず、眠れない」と話し、改めて日本政府に謝罪を求めた。 97年3月、入管難民法違反容疑で逮捕されると、警察での過酷な取り調べが待っていた、と話した。 「なぜ殺したんだ。早く言え」 刑事が蹴った取調室の机が腹に当たり、何度も足を蹴られた。取り調べを拒むと、手足をつかまれ、取調室に入れられたという。「警察は不利な証拠をいくつも隠し、当初から私を犯人に仕立て上げようとした」 マイナリさんは一貫して否認を続け、強盗殺人罪で起訴された1審の東京地裁で無罪判決を受けた。だが控訴審で逆転有罪とされ、2003年11月に無期懲役が確定。東京高裁が再審開始と刑の執行停止を決め、昨年6月15日に日本を出国するまで約15年間身柄を拘束された。「耐えられたのは弁護士や支援者、家族のおかげ。冤罪(えんざい)被害者は僕を最後にしてほしい」と訴えた。 マイナリさんは不当な身柄拘束で精神的苦痛を受けたとして、日本政府を相手に国家賠償訴訟を起こす考えだ。 マイナリさんは今、逮捕前に日本から仕送りした金で建てた自宅で、妻子と母親の5人で暮らす。父ジャヤさんは6年前、86歳で亡くなった。娘2人は大学生に成長したが、「一番大事な時期に家族が離れ離れになり、小さな娘たちを抱きしめてあげることもできなかった。失われた歳月を返してほしい」。妻ラダさんは「家族にはあまりに残酷な15年間だった」と涙ながらに話した。 2013年6月14日(金) ●ネッシーやイエティなど……トリップアドバイザーが「世界のUMA」観光を特集● Source:RBB TODAY;ヤフーニュースより ネス湖のそばに建つ「ネス湖センター&エキジビション」 トリップアドバイザーは14日、「世界のUMA(未確認動物)」のトリップグラフィックを公開した。ネッシーやイエティ(雪男)のほか、日本からはイッシーなどがエントリーされている。 「世界のUMA(未確認動物)」のトリップグラフィックは、旅行に関するさまざまな情報をインフォグラフィックにして公開する「トリップグラフィックス」の第73回として特集。イエティ(ポカラ/ネパール)やヒバゴン(広島県比婆山連峰)、ネッシー(ネス湖/イギリス)、イッシー(鹿児島県指宿市)、カッパやツチノコといった日本で著名なUMAのほか、モケーレ・ムベンベ(中央アフリカ)やタッツェルブルム(アルプス山脈)といった世界各国のUMAの詳細データや目撃された場所などを紹介している。 さらに今回は、ネス湖センター&エキジビション、池田湖、ポカラ山岳博物館などのおすすめUMA観光スポットも、トリップアドバイザーの口コミとともに紹介している。 2013年6月14日(金) ●児童家事労働者、全世界で1050万人 国際労働機関● Source:AFP=時事;【翻訳編集】 AFPBB News;ヤフーニュースより コートジボワール・アビジャンで水を運ぶ子供たち。道沿いには児童労働の撲滅を訴える看板が見える(2012年4月7日撮影、資料写真)。 【AFP=時事】国際労働機関(International Labour Organization、ILO)は12日、同日の児童労働反対世界デーに合わせて報告書を発表し、世界の児童家事労働者が1050万人に上ることを明らかにした。報告書によると、奴隷に近い労働環境となっている可能性があり、うち650万人が5~14歳、またその約75%が少女だという。 ILOの児童労働撤廃計画の責任者、コンスタンス・トーマス(Constance Thomas)氏は、「多くの児童家事労働の現状は、子ども権利の重大な違反であるだけでなく、多くの国家または国際的な発展目標の達成における障害になっている」と述べ、児童労働の搾取をなくすための国際的な取り組みに逆行するものだと指摘した。 ILOによると、児童家事労働の問題は世界的なものだが、ブルキナファソ、ガーナ、コートジボワール、マリなど、サハラ以南のアフリカ諸国では特に顕著だという。パキスタンやネパールの農村部では、借金返済のために子どもが働きに出されることがあり、またハイチでも自然災害から逃れて来た子どもを含む、数十万人の子どもたちが奴隷と大して変わらない家事労働を強いられているケースが見られる。さらにアフリカのエチオピアでは毎年、数千人の少女が使用人として中東地域へ働きに出されているという。 こうした子どもたちは通常、他人や雇い主の家で、掃除やアイロンかけ、料理や庭仕事、水くみのほか、子どもの面倒を見たりお年寄りの世話をしたりする。肉体的・精神的・性的な暴力の対象になりやすく、また虐待的な労働条件を強いられることも多い。家族から引き離されるケースがしばしば見られ、世間一般の目が届かないことから雇い主に大きく依存することになる。場合によっては、売春を強制されることもあるという。 トーマス氏は「児童家事労働の明確な確認、防止、撤廃のための強固な法的枠組みが必要だ。そして合法的な労働年齢に達した少年少女らには、適切な労働条件を提供することが求められる」と述べた。 ILOはまた、雇い主の家族との関係が曖昧なため、子どもの家事労働は多くの国で児童労働として認識されていないと指摘する。働いていても労働者と見なされなず、家族環境の中で生活していても家族の一員として扱われない。この「孤立状態」が搾取を許してしまうと説明した。ただこのような現状は、一般的に「見えにくく」なっていることから、問題の解決が難しくなっているという。 参考資料: ●ネパールの少女強制労働「カムラリ」、2016年までに撲滅目指す● 掲載日:2012年07月09日 21:29 発信地:カトマンズ/ネパール ネパール・カトマンズ(Kathmandu)で開かれた児童労働撲滅運動の横断幕に最初の署名する、元「カムラリ」少女で元議員のシャンタ・チャウダリ(Shanta Chaudhary)さん(2012年6月12日撮影)。(c)AFP/UNICEF 【7月9日 AFP】シャンタ・チャウダリ(Shanta Chaudhary)さん(32)が、「事実上の奴隷」として75ドル(約5900円)で両親に売られ、ネパール南西部の見知らぬ家庭で1日19時間の労働をさせられるようになったのは、8歳のころだった。 いまや活発な人権活動家で元政治家、そしてネパールで最も影響力のある女性の1人になったチャウダリさんだが、「カムラリ(kamlari)」として過ごした18年間に目撃した他のカムラリたちのことを思い返し涙をこぼす。労働のために朝4時に起床しなくてはならないカムラリたちは、日常的に暴力を振るわれるだけでなく、性的暴行や虐待まで受けていたという。 「虐待は覚えている。病気のときも自分(の体重)よりずっと重たい荷物を持たされた。両親に会うこともできず、母親の愛を経験したことは一度もなかった。過去を振り返ると、心臓が破裂しそうになる。多くのカムラリたちはレイプされた。私はそれを目撃した」 奴隷制度が廃止されて90年が経過した今もなお、ネパール南西部に根強く残るカムラリ。幾世代にもわたって、タルー(Tharu)人の娘たちは早ければ6歳のころから地主や仲介業者に売られ、何年間も単純労働に従事させられ、さまざまな虐待を受けてきたとされる。 児童労働反対世界デー(World Day against Child Labour)に開かれた国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)の会議で、チャウダリさんは次のように語った。 「児童労働に従事する子どもたちは夜寝ることができません。遊ぶことができません。手は労働で荒れています。愛情を受けていませんし、子どもたちにとってはとても不安な状況なのです」 ■「私の手が乾いたことはなかった」 チャウダリさんは、小規模農家の多い、乾燥したダン(Dang)地区で生まれ育った。わらぶき屋根の泥壁の住宅には電力はなく、家族は毎日の食料を確保することで精一杯だった。 チャウダリさんの両親には9人の子どもがいた。土地を所有しておらず、仕事がなかった両親は、年間6600ルピー(約5900円)でチャウダリさんを奉公に出した。 チャウダリさんは朝4時に起床し、労働は夜の11時まで続くことも頻繁だった。近くの森で集めた穀物を食べ、殴られることも多かったという。 「ずっと働きっぱなしだったから、手が乾燥することがなかった。私の子ども時代の全てが、カムラリとして費やされた」とチャウダリさんは振り返る。 だが強制労働状態から抜け出し、32歳になったチャウダリさんは、とっておきの笑顔で子ども時代の苦しみを覆い隠す。今は他の少女たちの支援活動に取り組んでいる。 カムラリを違憲とした2006年の最高裁判決で自由の身になったチャウダリさんは、土地の権利を求める運動で先頭に立った。その活動は首都カトマンズ(Kathmandu)まで届き、ネパールの統一共産党(Unified Marxist-Leninist、UML)の目に留まることになった。 ■変わる潮流 10年前、およそ1万4000人の少女たちがカムラリ制度により自由を奪われていた。だがチャウダリさんら活動家の努力もあり、潮目は変わりつつある。慈善団体はこれまでに数千人の少女を救った。 ユニセフのウィル・パークス(Will Parks)ネパール副代表は「これら子どもたちの権利は深刻に侵害されている。守られた環境の中で成長し、学び、遊ぶことは子どもの権利だ」と語る。 現在、国際労働機関(ILO)は、ネパール政府と協力して、この最悪の児童労働を2016年までに撲滅するための基本計画の導入を進めている。(c)AFP/Frankie Taggart 2013年6月13日(木) ●中国企業がネパールで贈賄か、水力発電所の建設めぐり=インド報道● Source:XINHUA.JP、(翻訳 崔蓮花/編集翻訳 恩田有紀);ヤフーニュースより 【新華網】 ネパール電力公社(NEA)の労働組合は2日連続して部長事務室への電力供給を停止し、中国企業との契約延長をめぐって政府に抗議した。中国企業はトリシュリ河で水力発電所を建設している。労働組合は電力供給の停止と同時に、事務室での勤務も停止させ、政府が決定を撤回しなければ一層の行動に出ると宣言した。 抗議の理由は政府が中国企業、葛洲ハ集団(ハは土へんに覇)との契約を変更したことだ。反対者は葛洲ハ集団が巨額贈賄でネパールに数十億ルビー(10億ルピーは約10億円)の被害をもたらしたと批判している。 ネパールの水利専門家は「葛洲ハ集団は契約どおりに工事を完了させなかったが、罰金を支払うどころか、ネパール政府は資金を上積みした」と非難。葛洲ハ集団との契約交渉に参加した3人の元エネルギー相と財政相も類似の告発をしている。 3年前に交わされた契約によると、電力不足が深刻で冬季に毎日14時間以上も停電するネパールの電力供給状況改善のため、葛洲ハ集団は2013年初めまでに6万キロワット(kW)の水力発電所の建設を終えることになっていた。この契約どおりに建設を終えなければ、1000万ドル(約9億4000万)以上の罰金を支払わなければならない約束だったが、約束は守られず、葛洲ハ集団は工期延長が地元住民の妨害のためだと主張している。 ネパール電力公社は6月1日、葛洲ハ集団の罰金支払いを免除し、発電所の稼働開始時間を少なくとも2年遅らせ、建設費用を4300万ドル(約40億円)増やすことに同意した。 2013年6月13日(木) ●【マレーシア】エアアジアX、上場記念の特別運賃を発表● Source:NNA;ヤフーニュースより 格安航空会社(LCC)エアアジアの長距離部門エアアジアXは11日、7月に予定している上場を記念し、日本便を含む複数路線の航空券を特別運賃で販売すると発表した。 空港使用税などを含む片道航空券の価格は日本便(羽田、大阪)が229リンギ(約7,000円)からとなる。そのほかの路線は、韓国便(ソウル、釜山)が169リンギから、中国便(成都、杭州、北京、上海)が179リンギから、台湾便(台北)が199リンギから、オーストラリア便(パース、シドニー、メルボルン、ゴールドコースト)が249リンギから、ネパール便(カトマンズ)が299リンギからとなる。このほか、全路線でビジネスクラスに相当するプレミアムシートを799リンギから販売する。特別運賃で販売する航空券はすべてクアラルンプール発となる。 予約は自社ウェブサイトで受け付ける。期間は今月16日までで、搭乗期間は来年1月1日~4月30日となる。 2013年6月12日(水) ●ちょい呑み にぎわう、南林間でフェスティバル/大和● Source:カナロコ by 神奈川新聞;ヤフーニュースより 仕事帰りにちょっと一杯、はしご酒-。「南林間ちょい呑(の)みフェスティバル」が11、12の両日、大和市の小田急江ノ島線南林間駅周辺で開かれた。1枚で1ドリンク、1フードが飲み食いできる「ちょい呑み券」(3枚つづりで2500円)を首から下げた飲んべえや女性グループなどで平日夜の商店街がにぎわった。 「ちょい呑みがなければ、南林間では降りないだろうね。こういういい店があるとわかったことが、とてもうれしい」。満員のホルモン焼き店「珍満」のカウンターに陣取った会社員の二階堂武雄さん(56)はそう声を弾ませた。厚木市内で働き、自宅は横浜市旭区。もっぱら飲むのは通勤経路の本厚木と海老名、大和だ。「また来よう」と同僚3人と笑顔で乾杯した。 南林間は地元では「なんりん」の愛称で呼ばれ、特に韓国、タイ、インドといったエスニック料理店が多いことで知られ始めた。 藤沢が発祥で厚木など県内各地で開催が相次ぐ「ちょい呑み」。南林間では飲食店の新規客を開拓しようと、客足の落ちる6月と11月に開かれている。3回目の今回は寿司(すし)、天ぷら、ビフテキなどのほか、エスニック料理まで計34店舗が参加した。 仕掛け人の「珍満」店主の菊地努さん(38)は「雨も降る天候にもかかわらず、大勢のお客さまに来ていただき、本当にありがたい。イベントが浸透してきたと実感している」と喜ぶ。 ネパール料理店「チャンドラ・スーリヤ」を営む松坂リエさん(40)は「来客は普段の平日の倍以上。常連さんになってもらえるように努力したい」と話した。 ちょい呑みは18、19日には相模原市の小田急江ノ島線東林間駅周辺でも開かれる。 2013年6月12日(水) ●出前授業:世界の仲間の現状を知る ユニセフ、大分市・松岡小と判田中で /大分● Source:毎日新聞、【田中理知】、ヤフーニュースより ◇児童ら、さまざまに体験 家計のために働き、学校にも行けない子どもたちの現状を知ってもらおうと、日本ユニセフ協会はこのほど、大分市立松岡小と同市立判田中で出前授業を行った。松岡小では参加した6年生157人から「子どもたちは厳しい仕事をしているのにもらえるお金が少ないのはなぜ」など次々質問が挙がった。 出前授業は、たばこを作る仕事をする子どもや紛争地で銃を携える子どもの様子など伝えるDVDを見た後、世界の子どもたちの生活ぶりを体験。ネパールで少女が水くみに使う水がめ(約15キロ)を実際に運んだり、アフリカで使われているマラリアを防ぐ蚊帳に入った。代表で水がめを運んだ田上結芽乃さん(12)は「こんなに重いものを長時間運ぶのはすごい」。 同小の筒井楓さん(12)は「蛇口をひねれば水が出て、ご飯が食べられる環境なので、DVDで見た子どもたちの気持ちを完全に理解できないかもしれないが、想像はできる。募金など少しずつでも何か役に立ちたい」と話した。 同会の米山和道学校事業部長は「『かわいそう』ではなく、同じように夢や希望を持って頑張る仲間と思ってほしい。一緒に頑張っていきましょう」と語りかけた。 2013年6月12日(水) ●東京電力女性社員殺害事件から考える冤罪の背景● Source:THE PAGE;(矢萩邦彦/studio AFTERMODE);ヤフーニュースより 1997年の東京電力女性社員殺害事件で再審無罪となったネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリ氏を支援し続け、目的を果たして解散していた「ゴビンダさんを支える会」が、この事件での教訓を生かし、2013年6月8日「なくせ冤罪! 市民評議会」として新たな活動をスタートしました。冤罪事件の背景には、検察による「供述調書」の作成における問題点があると言います。 ■事件の経緯 「捜査・公判活動に特段の問題はなかったと考えているが、結果として、無罪と認められるゴビンダ・プラサド・マイナリ氏を、犯人として長期間身柄拘束したことについては、誠に申し訳なく思っている。」2012年10月29日の東京電力女性社員殺害事件再審初公判後、青沼隆之東京高検次席検事のコメントです。11月7日の再審判決当日、ゴビンダさんは「どうして私が15年間も苦しまなければならなかったのか、日本の警察、検察、裁判所はよく考えて、悪いところを直してください。」とコメントしました。 1997年3月19日、東京都渋谷区円山町のアパートで、東京電力に務める39歳の女性が絞殺死体で発見され、同年5月20日、現場の隣のビルに住んでいたインド料理店店員のネパール人、ゴビンダさんが逮捕されました。決め手とされたのは、現場の鍵を持って居たことと、目撃証言でした。2000年4月14日に一度無罪判決を言い渡されましたが、同年12月22日、現場に残されたDNAなどを理由に逆転有罪、無期懲役判決を言い渡されました。ゴビンダさんは、獄中から再審を請求、様々な支援を得て、2011年に東京高検がDNA鑑定を実施し、遺体に付着していたDNAとゴビンダさんのDNAが一致しないことが判明しました。それでも、検察はゴビンダさんが犯人である可能性を主張し続けていました。 ■報道の過熱による人権侵害 この事件は、冤罪事件だったという警察・検察・裁判所の在り方だけではなく、マスコミをはじめとしたメディアの報道の在り方も議論の的になりました。捜査が進む中で、被害者女性が、大企業の管理職であり経済的な問題はなかったにも関わらず、対照的ともいえる私生活での事実が発覚し、マスコミの報道は過熱、事件とは直接関係のないプライベートまで暴露報道するようになり、被害者の家族が警察に抗議するに至りました。東京法務局は、行き過ぎた内容は人権侵害に当たるとして再発防止の勧告をし、スキャンダラスな報道は沈静化しましたが、たくさんの問題点があらわになりました。 ■黙秘によって意に反する供述調書の作成を阻止 警視庁はかなり早い段階からゴビンダさんを犯人だと決めつけていた、といいます。ゴビンダさんは不法滞在だったうえ、被害者とプライベートでの関係があったため、検察が調書を作りやすかったのでは、という議論もありました。 この事件に関してお話を伺ったリンク総合法律事務所の梅津竜太弁護士によれば、冤罪事件の場合、意外に見落とされるのは「供述調書」の問題だと言います。「供述調書は検察官が作ります。被告人は、検察官が書いた供述調書の内容を確認して、押印するわけですが、細かいところをちゃんとチェックせずに、概ね合っていれば押さされてしまうことも多いんです。外国人などコミュニケーション能力が低い場合、もちろん通訳などはつくのですが、しっかりとチェックするのは難しいでしょう。」つまり「自白」とされている「供述調書」は自白自体ではなくて、自白を聞いて検察官が作成したものだということです。弁護人は、捜査段階の初めから、完全黙秘を貫く方針を取りました。これに対して「弁護人が捜査妨害をしてきた」などと言っている捜査関係者もあるといいます。しかし、上記のような背景事情がある以上、完全黙秘という方針を取らない限り、ゴビンダさんの意に反する供述調書が作られていた可能性は否定できません。仮にそうした調書が作成されていれば、今回の無罪判決はなかったのではないかと思います。 「検事の作文」が真実として報道され、世論を形成してしまっている可能性があるわけです。日本の刑事事件の有罪率は99.9%という世界でも極めて高い水準を保っています。つまり起訴された時点で有罪はほぼ確定してしまいます。その理由として、検察官は情状を考慮して起訴しないことができる「起訴便宜主義(刑事訴訟法248条)」が機能していることが挙げられますが、あくまでも一要因に過ぎません。 刑事裁判は、「疑わしきは罰せず」という原則があります。また「十人の真犯人を逃すとも一人の無辜(無罪の人)を罰すなかれ」という格言もあります。とはいえ、日々、冤罪事件が明るみに出ています。そしてその事実は、晴れることのない無数の冤罪の存在を証明していると言えます。警察の持つ捜査権限の強大さ、検察官が独占する起訴の選別、そして捜査書類中心の公判について、多くの人が知り、自分事と捉えて意見を持つことが必要ではないでしょうか。 2013年6月11日(火) ●王さん、五輪の「野球復活」へ猛烈キャンペーン● Source:サンケイスポーツ;ヤフーニュースより 王さんが野球&ソフトボールの五輪復活に猛烈なキャンペーンを行う! ソフトバンク・王貞治球団会長(73)が10日、文京区の東京ドームホテルで自身が理事長を務める世界少年野球推進財団(WCBF)が主催する「第23回世界少年野球大会福井大会」(8月18-26日)の大会要項を発表。この大会を五輪復活キャンペーンの最重要行事に位置づけた。 この大会は元大リーグの本塁打王、ハンク・アーロン氏とともに、野球の底辺拡大と世界の子供たちの交流を図って23年前にスタートさせたもの。今回5大陸15の国と地域から招待する130人の少年少女の中に、初めてブータンとネパールの子供たちが加わる。「恐らく野球をするのは初めてだと思うが、これこそ底辺拡大になる」と王理事長。2020年夏季五輪での“野球復活”に向け、500万人署名の動きがあるが、この大会でもアピールする。 2013年6月10日(月) ●<世界少年野球>要項を発表 大会は8月18日から● Source:毎日新聞 ;ヤフーニュースより 第23回世界少年野球大会福井大会の記者発表が10日、東京都内のホテルで行われ、主催する世界少年野球推進財団の王貞治理事長らが出席した。大会は8月18日から26日まで福井県敦賀市などを主会場に開かれ、野球教室には初参加のブータン、ネパールをはじめ13カ国・地域から10~11歳の少年少女130人が参加。また、台湾と韓国の少年野球チームと福井県内の12チームが交流試合を行う。王理事長は「私自身、野球をやってきて人間形成に大変役立った。成長するための貴重な体験をしてほしい」と話した。 2013年6月10日(月) ●世界少年野球大会へ王氏と村田氏が抱負● Source:日刊スポーツ;ヤフーニュースより 第23回世界少年野球大会(8月18日開幕、福井県敦賀市総合運動公園野球場ほか)の開催要項が10日、都内のホテルで発表された。15カ国・地域の子供たちが参加して、交流試合や野球教室を行う。ブータンとネパールが初めて参加する。 主催する世界少年野球推進財団の理事長を務めるソフトバンク王貞治球団会長(73)は「福井は風光明媚(めいび)な素晴らしい地域。子供たちにとって、忘れえぬ、素晴らしい思い出ができるよう、頑張ります」と抱負を語った。 福井大会実行委委員会の会長を務める村田兆治氏(63=日刊スポーツ評論家)は「これまで22回の大会で、のべ5000人の子どもたちが参加し、それぞれの国に帰って野球の底辺拡大の一翼を担ってくれてます。人を育てることに貢献していることを誇りに思ってます」と話した。 2013年6月9日(日) ●結婚相手の家族や親戚と付き合うのは普通? 日本在住の外国人に聞いてみた● Source:マイナビニュース;ヤフーニュースより 「結婚は当人だけの問題ではない」とよく言われますが、結婚相手の家族や親戚と良い関係を築くことが日本ではとても大切なこととされています。海外ではどうなのでしょうか。今回は外国人20人に、結婚相手の家族との密な付き合いが母国では普通なのかどうか聞いてみました。 ○普通じゃない! ・いいえ、普通ではない (ネパール/男性/40代前半)・普段はあまりないと思います (ポーランド/女性/20代後半)・普通ではありませんし、ちょっと変だと思います (イラン/女性/20代後半) 目立っていたのは「普通ではない」という意見。「ちょっと変」と感じている人もいるようです……。 ○家族は大事! ・普通ですし、よく友達になります (スウェーデン/男性/30代後半)・普通です。イタリアでは家族がとても大事です (イタリア/男性/30代前半) スウェーデンやイタリアの男性からは「普通」だという意見が寄せられています。相手の家族や親戚と友達のような親しい関係が築けるなんて素敵ですね! イタリアも家族の絆が強いことで有名な国ですね。 ○親とは仲良くしますが…… ・両親と仲良くなるのは普通だけど、親戚レベルはどちらかと言えばまれ (イギリス/男性/20代前半) 両親とは仲良くするけど、親戚レベルとなると…との意見。親戚付き合いの範囲をどの程度にするか……というのも難しい問題ですよね。 ウズベキスタンの女性からは、自分の親以上に相手の親を尊敬することが求められる、親戚付き合いも「義務だ」という意見が寄せられました。義務だと言われると確かにそうである気もします……。 「普通じゃない!」という回答もありましたが、アンケート全体としては皆さん日本と同じくらい、いや国によってはそれ以上に、相手の家族や親戚との付き合いを大切にしていることが分かりました。国際結婚をしても、こうした付き合いは避けて通れないもののようです。 2013年6月8日(土) ●<冤罪防止>マイナリさんの支援メンバーが団体設立● Source:毎日新聞;ヤフーニュースより 東京電力女性社員殺害事件で再審無罪が確定したネパール人、ゴビンダ・プラサド・マイナリさん(46)の支援団体のメンバーらが呼びかけ人となった「なくせ冤罪(えんざい)!市民評議会」の設立総会が8日、東京都内で開かれた。誤判の原因を究明するための第三者機関設置や、取り調べの全面可視化の法整備などを活動目標とすることを確認。代表には「無実のゴビンダさんを支える会」(解散)で事務局長を務めた客野美喜子さん(61)を選んだ。 2013年6月6日(木) ●<Dr・白澤に聞く>80歳でエベレスト、三浦さんの“七つの秘密”● Source:毎日新聞 ;ヤフーニュースより 花束を手に拳を上げて帰国を喜ぶ三浦雄一郎さん=東京・羽田空港で2013年5月29日午前6時55分、梅村直承撮影 ◇高所順応の遺伝子活発/いくつになっても目標/肉魚交互に酒は適量を 「いくつになっても、できるんだ」。史上最高齢の80歳で世界最高峰のエベレスト(8848メートル)登頂を成し遂げた三浦雄一郎さんの快挙は多くの人々に夢と勇気を与えた。その生き方に学びたい。三浦さんの主治医を務め、当欄に「Dr・白澤 100歳への道」を連載中の白澤卓二順天堂大大学院教授に、三浦さんの心、食事、運動にまつわる“七つの秘密”を聞いた。【大槻英二】 【三浦雄一郎さんの軌跡】1966年から現在までを写真で 「今回の遠征のテーマは『年寄り半日仕事』です。若い頃は朝出発したら夕方まで行動したが、今回は昼ご飯を食べたら、そこにとどまり午後はゆっくり休んだ。若い頃の倍の時間をかけたことで高度順化が非常にうまくいった」 ネパールから帰国した5月29日、真っ黒に日焼けした三浦さんは自ら校長を務めるクラーク記念国際高校東京キャンパス(東京都新宿区)で記者会見を開き、登頂成功の要因をそう語った。「焦らず、無理をせず」というわけだが、何しろ冒険のクライマックスは「酸素ボンベなしでは10秒で意識を失う」(白澤さん)という8000メートル超の別世界。80歳にして挑むのは命がけだったはずだ。そんな“未知への挑戦”を健康面からサポートしたのが白澤さんを中心とする医療チームだった。 「最大の懸案は持病の不整脈でした。周りからは『やめた方がいい』という声が強かった中で、主治医として最終的にゴーサインを出したのは三浦さんのこれまでの経験と『どうしても登るんだ』という強い意志を感じたからです。今年1月に不整脈治療を目的とした通算4度目の心臓手術を受けていますが、100%大丈夫という状況で送り出したわけではなかった。でも結果としてはとてもうまくいきました」と白澤さん。 10年前、100歳近くになっても山スキーを楽しんでいた三浦さんの父・敬三さん(2006年に死去、享年101)の元気の源を知りたいと思ったのが、長寿研究を始めたきっかけだった。その縁から70歳で最初のエベレスト登頂を果たしたばかりの三浦さんと知り合い、主治医となった。 白澤さんによると、三浦さんの肉体は高峰登山に適したある特徴を持つ。「75歳で2度目のエベレスト登頂を果たした直後に血液を調べたところ、ヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)という遺伝子の働きが普通の人の数倍も活発なことが分かりました。高所に行って酸素濃度が下がると血管は収縮しますが、この遺伝子には血管を広げて脳の血流を十分に保つ働きがある。つまり高山病にかかりにくいということなのです」 約10年にわたってアンチエイジングの視点から三浦父子を見つめてきた白澤さん。そこからすくい上げた「長寿の秘密」のうち、私たちも実践できそうな健康法を挙げてもらった。 一、自ら目標を立てる 「定年を迎えたサラリーマンは社会的な活動をする期間が終わったとされ、目標を失ってしまいます。しかし、それは社会が決めていることで、実は本人の体力や精神力とは関係ない。エベレストに挑み続ける三浦さんの生き方は、それを自分で決めようというものです。年齢に縛られず自ら目標を立てる。そうすれば社会にも大きな活力をもたらすはずです」 三浦さんも50代で世界七大陸最高峰のスキー滑降を達成し、冒険家としての目標を失った時期があった。たちまち体重は90キロ近くに増え“メタボ”に。しかし、父親が90歳を過ぎてモンブランのスキー滑降に挑戦すると言い出したのに刺激を受け、65歳のときに「70歳でエベレスト登頂」という目標を立てたのだ。75歳、80歳での登頂も、その延長線上にある。 二、ビールは中瓶1本 「とても肉が好きな人で、以前は韓国料理店に行っては焼き肉にビールという感じでしたが、最近は飲む量が減ったようです。ビールなら中瓶(500ミリリットル)1本、ワインならグラス3杯までと上限を設定しています。アルコールの量にして30グラム以下が適量です」 三、肉と魚は1対1に 「良質なたんぱく質を取ることはアスリートだけでなく高齢者にとっても重要です。コツは肉と魚を1対1の比率にすること。例えば今日、肉を食べたら明日は魚にする。魚には動脈硬化を抑制する不飽和脂肪酸が含まれ、牛肉には亜鉛、豚肉にはビタミンB1、羊肉にはカルニチンと、それぞれに違った栄養素が豊富に含まれています。だからバランスよく取ることが重要なのです。動脈硬化を促進する飽和脂肪酸を避けたい場合はバラ肉ではなくヒレ肉を選ぶ、あるいは、しゃぶしゃぶにして脂分を取り除くなど調理方法を工夫するといいですよ」 四、野菜はたっぷりと 「厚生労働省は野菜を1日に350グラム以上、果物を200グラム以上取るよう指導していますが、これは結構な量。お勧めはミキサーで野菜ジュースをつくることです。三浦さんもそうしていますよ」 五、朝食に発酵食品 三浦さんは朝食にヨーグルトや納豆、キムチなどの発酵食品を取ることが多い。「発酵食品にはビタミンやミネラルといった栄養素が豊富に含まれ、消化吸収がいいなどの利点もあります。敬三さんが毎朝食べていたのが『納豆キムチ豆腐』。豆腐の上に納豆とキムチをのせただけのシンプルな料理ですが、骨粗しょう症の予防に適しています。敬三さんはテレビの健康番組をチェックして、試してみようと思った食べ物などをメモするノートを持っていました」 六、トレーニング 三浦さんは両足首にそれぞれ5キロ近くあるおもりを付け、リュックを背負って歩くトレーニングをしている。「あれは講演活動などで忙しいから日常生活の中でトレーニングできる方法として編み出したものでしょう。敬三さんは同じことをして転んだので、一般の高齢者にはお勧めできません。地下鉄の駅などで階段を上り下りすることで十分でしょう」 七、笑いの効用 今回の登山パーティーは標高8500メートルの最終キャンプで抹茶をたてて冗談を交わすなど笑いが絶えなかった。「高所で低酸素状態になると、血管が収縮して血液循環が悪化しますが、笑うと“脳内麻薬”と呼ばれるエンドルフィンというホルモンが分泌され、自律神経を安定させて末梢(まっしょう)の血管を広げたりする効果があるのです。雄一郎さんはノリがよくて周囲に笑いを振りまくような人なのに対し、敬三さんはコツコツと日々努力を重ねていくようなまじめなタイプ。ただ『目標に向かって前進する』というところは親譲りで重要な共通点です」 「皆さんも富士山やエベレストに登れなんて言いません。温泉に行こう、海外旅行に行こうと、まずは家から出ることが大切」。帰国会見での三浦さんの言葉だ。白澤さんも「高齢期にQOL(生活の質)を保つのに大事なのは骨粗しょう症と認知症の予防。そのためには日ごろから体をしっかり動かすことが欠かせません」と指摘する。まずは歩数計で1日にどれぐらい歩いているかを知ろう。3000歩に届かないなら、ほとんど外出していない恐れがある。買い物に出れば4000~5000歩にはなる。「骨粗しょう症の予防には6000歩、体力維持には8000歩、メタボ予防には1万歩以上が必要です。現状プラス1000歩という目標を立てれば、家の中でテレビばかり見ていた人も1日1回は買い物に出かけようとなるはず。歩数計とともに体重計、血圧計で毎日、自分の体調をチェックして手帳につけることが健康管理の第一歩です」 三浦さんも「70歳でエベレスト登頂」の目標を立てた当初は、標高500メートル程度の山でさえ息が切れて登れなかった。それぞれの「エベレスト」への道も小さな一歩からなのだ。 ◇三浦雄一郎さんの冒険の軌跡 1932年 青森市生まれ 66年 富士山をスキーで直滑降 オーストラリア大陸最高峰でスキー滑降 67年 北米大陸最高峰で滑降 70年 エベレストの8000メートル地点(世界最高)で滑降 78年 北極圏最高峰を滑降 81年 アフリカ大陸最高峰に親子3代で登頂、滑降 83年 南極大陸最高峰に登頂、滑降 85年 ヨーロッパ大陸最高峰に登頂、滑降 南米大陸最高峰に登頂、滑降 世界七大陸最高峰のスキー滑降を達成 2003年 当時世界最高齢の70歳でエベレストに初登頂 08年 75歳で2度目のエベレスト登頂 13年 史上最高齢の80歳で3度目のエベレスト登頂 2013年6月6日(木) ●#01 炭坑で働く少年● Source:THE PAGE、ヤフーニュースより インド北東部、メガラヤ州で出会った若い炭坑労働者。歳をたずねると、16歳だという。ネパールから出稼ぎ労働だ。日の出前から夕方まで、毎日真っ暗で危険な炭坑で働き、稼ぎは週に4000円程。それでもほとんど仕事の無いネパールにいるより3倍から4倍もの収入になるという。 炭坑労働者のキャンプで暮らす彼は、学校にも通わず、仲間と遊びにいくこともなく、 ただ故郷の家族のために毎日暗い炭坑へともぐり続ける。 2013年6月6日(木) ●マレーシア登山愛好者、エベレスト登山中に高山病、1名が死亡・1名が重傷―中国報道● Source:XINHUA.JP、(編集翻訳 小菅友香子);ヤフーニュースより 【新華社】 5日付のベルナマ通信は「先頃、マレーシア人の登山愛好者2人がエベレスト登山中に急性高山症にかかり、1人は死亡、1人は重傷を負った」と報じた。 駐ネパールマレーシア大使館の館員は「2人のうち、1人は北京時間4日午後7時15分に死亡した。もう1人は重傷を負った」と明らかにした。同館員によると、2人の登山愛好者はエベレストのキャンプ地に向かう途中で急性高山症にかかった。しかし、当時は悪天候で、ヘリコプターが現場に救援に向かうことができず、付近の第10キャンプ地が閉鎖されたこともあり、惨事が起きた。 同館員によると、同行したのは13人のマレーシア人で、悪天候のため、今でもキャンプ地に閉じ込められている。関係機関は救援隊を組織し、救助に向かっている。 2013年6月4日(火) ●アン・ハサウェイらが世界の少女たちの権利向上を訴えるドキュメンタリーが日本放送決定● Source:cinemacafe.net ;ヤフーニュースより ドキュメンタリー映画『Girl Rising -少女たちの挑戦-』 -(C) Getty Images 世界で共通した人権の一つに「教育を受ける権利」がある。しかし、男女差別、政治不安、貧困などさまざまな理由から厳しい日常を強いられ、満足な教育を受けられない少女たちがまだまだ多いのが世界の現状だ。 彼女らの存在が大きく知られるようになったきっかけは不幸な事件からだった。「女性にも教育を受ける権利がある」と主張し、若者に立ち向かうよう呼びかけていた、当時14歳のパキスタン人の少女マララ・ユスフザイさんが、2012年10月に学校帰りのスクールバス車内でタリバン(イスラム主義運動)の人間により頭部を銃撃され、瀕死の重傷を負った。そして、この事件をきっかけにマララさんが、女性の権利を主張する人々のグローバル・アイコンとなった。 そんな中、この事実に憂いたジャーナリストや大手半導体メーカーのインテルなどにより、少女たちの「教育を受ける権利」に向けたグローバル・キャンペーンとして立ち上げられた「10×10」。この活動を世界に向けて発信するために製作されたのが、世界的に高い評価を受けるドキュメンタリー映画『Girl Rising -少女たちの挑戦-』である。 『Girl Rising -少女たちの挑戦-』は、厳しい生活環境の中、夢を失わず、教育を求めて立ち上がる7か国7人の少女たちを追った作品で、各国の少女たちのナレーションにはメリル・ストリ―プ(エチオピアの少女)やアン・ハサウェイ(アフガニスタンの少女)を始め、クロエ・モレッツ(エジプトの少女)、セレーナ・ゴメス(シエラレオネの少女)、ケイト・ブランシェット(ハイチの少女)、サルマ・ハエック(ペルーの少女)、ケリー・ワシントン(ネパールの少女)と、美しく気高い女性たちが担当している。 この作品についてメリルは、「この映画は私たちがよく知っていることを描いています。つまり、女性や少女に教育の機会を与えることは、家族、社会、そして世界の経済に、前向きで良い影響を与えるということです。この映画を観て、知ってください。この映画は希望を届けます。世界がより良い明日に向かうための、あたり前で大切で、明確な希望です」とのコメントを寄せている。 そして今回、世界の最新ニュースと情報を報道するCNNで、少女たちの権利向上を目指し、6月22日(土)、少女たちのパワーを讃えた『Girl Rising -少女たちの挑戦-』を日本初放送することが決定。またCNNの特別シリーズとして、6月24日(月)からは「A Girl’s World」というシリーズもスタート。それぞれの作品で少女に迫り、様々な環境下、今を生きる彼女たちの物語を2部構成で伝えていくようだ。 ハンドカメラを手に、原動力、悩み、夢など彼女たちの見る日常を、自身の言葉で語っていくこのシリーズは、10月11日(金)の「国際ガールズ・デー」の週には、ウィークリー・スペシャルを放送し締めくくられる。 日本でも経済的な理由などから、満足な教育が受けられない子どもたちの存在が浮き彫りとなる事件がいまなお数多い。ぜひこの機会にこの問題に目を向けてみるのはどうだろうか? 『Girl Rising -少女たちの挑戦-』は、CNNjにて6月22日(土)22時~24時、6月23日(日)10時~12時ほかにて放送。 2013年6月4日(火) ●難病の亡き娘に捧ぐ ネパール学校建設、50校に● Source:朝日新聞デジタル、ヤフーニュースより 【北村哲朗】兵庫県川西市のNGO「アジア友好ネットワーク」(AFN)がネパールに建てている学校が、今秋にも目標の50校を超える。最初の1校から15年。その間、代表の石丸雄次郎さん(70)の次女は25歳で亡くなった。支援活動は次女の病がきっかけだった。石丸さんは「娘が与えてくれた生きがい。次は100校を目指す」と話す。 石丸さんは元兵庫県西宮市職員。次女の伸子さんと同じ難病の胆道閉鎖症だったネパールの女児が、治療で来日したものの、手遅れで亡くなったことを聞いたのが同国との縁の始まりだった。 病院を建てようと1996年に現地を訪ねたが、農山村では学校に通うのに片道数時間かかり、首都カトマンズの路上では物乞いをする子どもがいた。識字率は65・9%(2011年、外務省調べ)だ。 2013年6月3日(月) ●統一マダン神戸:平和願い交流 朝鮮舞踊を披露--長田 /兵庫● Source:毎日新聞、〔神戸版〕、【宮嶋梓帆】;ヤフーニュースより 朝鮮半島の統一と平和を願うイベント「第17回統一マダン神戸」(同実行委主催)が2日、神戸市長田区の若松公園で開かれた。朝鮮舞踏や朝鮮半島に伝わる歌が披露されたほか、ネパールやブラジルなど各国料理の屋台も並び、大勢の家族連れらが交流を楽しんだ。 マダンは「広場」の意味で、神戸では1997年から開催。韓国と北朝鮮のトップが初めて会談し、統一問題の自主的解決などをうたった南北共同宣言(2000年6月15日)以降は、この日に合わせて開いている。 神戸朝鮮初中級学校の生徒らは、色鮮やかな民族衣装で朝鮮舞踏を披露。軽快な音楽に合わせてステップやターンを決めると、会場から大きな拍手が起こった。 会場を訪れた神戸市灘区、大学4年、渡辺大夢さん(22)は「朝鮮半島問題には重苦しい印象があったが、歴史を考えるきっかけになった。また来年も参加したい」と話した。 2013年6月3日(月) ●K2再挑戦の遠藤さん(中山)吉報ぜひ 山形出発、仲間が見送る● Source:山形新聞、ヤフーニュースより 世界一の難峰とされ、パキスタンと中国の国境に位置するK2(8611メートル)に再挑戦する登山家遠藤博隆さん(62)=中山町長崎=が3日、パキスタンに向けて日本をたつ。2日にはJR山形駅に山仲間が見送りに集まり、登頂成功を祈ってエールを送った。 遠藤さんは、2006年に世界最高峰エベレスト登頂に成功した際、ネパール政府が発行した記念Tシャツを着て山形駅に登場。所属する西川山岳会や、酒田、山形両市などから集まった山仲間から激励を受け、「K2の頂でどんなポーズで写真を撮ろうかと考えている。とにかく楽しみながら登りたい」と語った。 酒田市から駆け付けた朝日連峰・天狗小屋管理人の石川隆二さん(57)は「(遠藤さんは)気力と技術は一流なので、今度こそ登頂して、無事に帰ってきてほしい。天気が良ければ必ず成功する」と励ました。 遠藤さんは09年8月に「北日本海外登山研究会」の一員としてK2に挑んだが、最終キャンプ(8000メートル)地点で悪天候に阻まれ断念。今回は栃木県などの山岳会メンバーら8人でつくる「栃木ヒマラヤ研究会K2登山隊」の副隊長として参加する。3日午後に成田空港から出発。7月30日~8月上旬にかけて山頂にアタックする。 2013年6月2日(日) ●バツイチの相手との結婚はアリ? 日本在住の外国人に聞いてみた● Source:マイナビニュース、(アリウープ);ヤフーニュースより 離婚、再婚は珍しくないこの時代。バツイチ、バツ2……と結婚離婚を繰り返す人もいるようですが、海外ではどうなのでしょうか。今回は外国人20人に、バツイチ相手との結婚はアリかナシか聞いてみました。 ○よくあることです ・アリです。離婚する人が多いので(平均の結婚年数は14年間)。初婚に限ると結婚相手がいなくなってしまうので (ドイツ/男性/30代後半) ・よくある! 2回、3回結婚している人もいますし、その人が好きだったら過去は問題じゃないですから (スウェーデン/男性/30代後半) 初婚に限ると相手がいなくなってしまう……というのはすごい。それだけドイツでも離婚が増えているんですね。 ○人生経験が豊富なのでアリ! ・好みにもよるがアリだと思う。人生経験があり逆にいいかもしれない (フランス/女性/20代後半) ・あり。他に問題がないなら、経験があり人として成長しているととれるから (イギリス/男性/20代前半) ・ありです。バツイチで失敗したことから学んで、相手を大切にしてくれると信じている人がいるから (ネパール/男性/40代前半) こんなポジティブな意見もありました。困難を経験したからこそ、得られるものがあるのかもしれません。 ○愛があればノープロブレム ・あり。恋をしたら誰だって関係ないと思う (ラオス/女性/20代前半) ・ありです。本当に愛していれば、その人の離婚歴は関係ありません (アメリカ/男性/30代前半) 今、互いが愛し合っているかどうかが重要ですよね。 ○過去は過去! ・ありだと思う。バツイチかどうかは人間の性格に関係ないと思うから。離婚理由はいくらでもあり得るし、離婚歴があるから結婚しないと考えるのはおかしいと思う (ウズベキスタン/女性/20代後半) ・何の問題もないと思います。過去は流れていったものですから(ちなみにイタリア語で「過去」という言葉はそのまま「流れる」動詞の過去分詞で、「流れていった」という意味です)。後は、日本のような処女への憧れはなく、むしろ経験豊かそうな女性が一番モテるし、いろいろ安心できるだけではなく刺激をうけられるので、情熱も冷めないと思います (イタリア/男性/30代前半) こちらも、ごもっともなご意見です。過去は流れていったもの。大切なのは「これから」ですよね。日本で多い"処女信仰"へもさらっと苦言をいただきました(笑) ○子供がいる場合はちょっと…… ・経済状況が良ければアリですが、子供がいる場合に抵抗があります。子供がいると結婚後はその子と新しいお母さんの間にトラブルが起きる可能性が高いからです (イラン/女性/20代後半) ・あり。別にいいじゃん、悪いイメージはないし。子持ちなら話は別だけど (アメリカ/女性/20代後半) 経済面や子供の有無は、結婚を考える上で無視ができない問題のようです。 ○結婚は難しいかも ・バツイチの人に恋愛の感情を持つ人も少ないし、あったとしても親の反対で結婚までは難しい (韓国/女性/30代後半) 少数ながら「難しい」という回答も寄せられています。親の反対という問題は確かにあるかもしれません……。 バツイチ相手との結婚、様々な意見が寄せられましたが「アリ」派が大多数を占めました。大切なのは過去ではなく「今」というのがアリ派の共通意見です。離婚理由にもよるとは思いますが、バツイチ相手との結婚に皆さんそれほど抵抗はないようです。あなたはどう感じるでしょうか。 2013年6月1日(土) ●ヒマラヤの遺体、河野さんと確認● Source:産経新聞、(ニューデリー 岩田智雄);ヤフーニュースより ネパール・ヒマラヤの高峰ダウラギリ(8167メートル)で、日本人登山家の河野千鶴子さん(66)とみられる女性が遭難した事故で、河野さんの家族が31日、カトマンズの在ネパール日本大使館を訪れ、救助隊が撮影した映像を見て亡くなった女性が河野さんと確認した。
2013年6月30日(日) ●今話題のTEDとTEDx、それぞれの違いと魅力は?● Source:THE PAGE、(取材協力 亀井潤/TEDxTohoku Co-Founder)、ヤフーニュースより 米国発のビデオコンテンツ「TED(Technology、 Entertainment、 Designの頭文字をとったもの)」が、日本でも人気を集めています。2012年には、世界で通算10億回以上の再生回数を記録し、毎日10万時間相当分の視聴があった大人気コンテンツです。日本では、昨年からNHKがTEDのコンテンツを「スーパープレゼンテーション」という番組で放送。それをきっかけに、徐々に知る人が増えてきました。 また、TEDの知名度があがると同様に、日本国内でも「TEDx●●」と称するイベントが各地で開催され、人気を集めています。7月14日には、札幌で「TEDxSapporo」の開催が予定されており、話題を集めています。 ■その魅力は? 1984年にスタートしたTEDは「Idea Worth Spreading」のコンセプトのもと、幅広いジャンルのプレゼンテーションを提供していきました。その魅力は、なんといっても著名な登壇者にあると言えます。過去には、U2のボノ、元アメリカ合衆国大統領のビル・クリントン、料理人のジェイミー・オリバーなど、日本でもおなじみの顔ぶれが、それぞれのアイディアを提供してきました。2006年に、こういった著名人を含むカンファレンスの収録動画「TEDTalks」が公開。見たいスピーチをオンラインで、いつでも、無料で、しかも日本語字幕付きで視聴することができます。TEDTalksの字幕は、ボランティア翻訳者によって作成されているため、英語が苦手なユーザーでも楽しむことができます。また、TEDTalksは語学学習の教材としても知られていて、一般的な教材にはない表現豊かな、コメントを英語のスピーチと日本語訳で堪能することができます。 このようにTEDの登場によって、いつでも、どこでも、時間や言葉の壁を越え、世界中の人たちに多くのアイディアを伝え、影響を与え、そのアイディアを世界中に広げることができる時代となりました。 TEDxTohokuを共同創設者の亀井潤さんは、「TEDスタイルのプレゼンテーションは、アイディアを伝えてることにしぼった構成なので、一つ一つの動画の内容が新鮮であり、人の生き方や考え方そのものに大きなインパクトを与えてくれます」と、その魅力を説明します。亀井さん自身、大学院で分野を選択したのは、TEDの影響と言います。 ■TEDxとは TEDの普及とともに、世界中にそのファンが急増しました。2009年には、フランチャイズ形式の「TEDxプログラム」が登場。その精神を受け継いだカンファレンスを世界各地で開催できるようになりました。2009年からの4年間で、TEDxカンファレンスの開催は世界133カ国、1200市町村にまで拡大し、その数は4300に達しています。日本では、“老舗”のTEDxTokyoやTEDxSeedsの他にも、TEDxSapporo、TEDxKyoto、TEDxTohokuといった、各地方で開催されるもの、TEDxTodai、TEDxKeioSFC、TEDxWasedaなど、大学を中心に開催されるものもあります。 このTEDxカンファレンスの運営は、TED本家とは独立していて、TEDとは異なるイベントになります。しかし、どのカンファレンスもTEDの精神を尊重し、守るべきルールに従って運営されています。本家同様に「Idea Worth Spreading」のコンセプトを忠実に守り、それぞれのアイディアを紹介する場として機能しています。 ■7月14日には札幌で開催、ホリエモンも登壇 北海道在住のネパール人、ディリップ・BK・シュナール氏が代表を務めるTEDxSapporoは、2012年にスタート。7月14日に開催される第2回は「Creating Possibility(可能性を生み出す)」がテーマで、元ライブドア社長の堀江貴文氏らが登壇します。「(堀江氏のキャリアは)札幌のIT企業でアルバイトをしていたことがきっかけとなっていて、今回、講演してもらうことになりました。成功するためには失敗する必要があり、失敗とはみんな共通の通過点だというアイディアを、堀江氏の講演を通じて受け入れてもらいたい」とシュナール氏は話します。 ITの進歩とともに、収集できる情報量や接触するタイミングなど、その環境は飛躍的に向上しています。ユーザーが消費すべき情報を選択できる時代となった中、多くのユーザーからTEDが支持される理由は、揺るがないコンセプトのもと、多くの人に影響を与え、また、影響を受けた人たちがTEDxカンファレンスにより各主催者の思いをアレンジして、発展させられるところにあると言えるでしょう。 2013年6月28日(金) ●【MA日本キック】6・30大人気のモハン・ドラゴンが30秒KOを予告● Source:イーファイト、ヤフーニュースより 6月30日(日)神奈川・横浜大さん橋ホールにて開催されるマーシャルアーツ日本キックボクシング連盟『DRAGON ROAD ~ONE AND ONLY TAKE2~』のダブルメインイベント第1試合で対戦する、モハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾)と力也(日進会館)のコメントが主催者を通じて届いた。 1R開始のゴングから突貫ファイトでアグレッシブに攻め続けることで大人気、今や各団体から引っ張りだこのMA日本スーパーライト級王者モハンは、「久々に、自分のホームであるMAで戦えるので楽しみです」とホームリングでの試合、しかもメインイベント出場を喜ぶ。 「毎回の試合通り絶好調です。いつものように、観客が盛り上がる試合をします」と、今回も観客を沸かせる試合をすることを誓い、「KOを目指します。1R30秒!」と秒殺を予告した。 対する第13回全日本グローブカラテ選抜トーナメント準優勝の実績を持つ力也は、「恐怖感もありますが、楽しみでもあります。とてもパンチ力が強いと思います。パンチだけではなく、総合的な面でも強いと思います」とモハンを評する。 「絶好調です。後はやるだけです」とすでに臨戦態勢が整っていると言い、「面白い試合をします。この試合に勝って、一気に力也の名前を売り込みます」と、人気者のモハンを破って格闘技界に名前を売ると宣言した。 2013年6月28日(金) ●ヒデ、ハマカーン、ニッチェのハチャメチャな酒宴が生配信● Source:お笑いナタリー;ヤフーニュースより 映画「ハングオーバー!!! 最後の反省会」の公開を記念したニコニコ生放送の「生大反省会SP」に出演した(左から)ペナルティ・ヒデ、桃瀬美咲、ハマカーン、ニッチェ。 昨日6月27日、ニコニコ生放送にて映画「ハングオーバー!!! 最後の反省会」の公開を記念した「酔っ払いだよ!大集合!! 芸人&アイドルの生大反省会SP」が配信され、ペナルティ・ヒデ、ニッチェ、ハマカーンと、タレントの桃瀬美咲が出演した。 映画「ハングオーバー」シリーズは、誰もが経験したことのある「最悪な二日酔い(ハングオーバー)」をテーマに、世界中で大ヒットを記録したエンターテインメント作品。最新作の「最後の大反省会」は本日6月28日、東京・新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほかにて字幕版と吹替版が全国同時公開された。今回の配信は映画の内容に伴い、都内の飲食店にて酒を飲みながら行われたもの。ヒデがMCを務める中、酒好きの彼らが終始ハチャメチャな酒宴を展開した。 配信前から宴はすでに始まっており、現場には早くもハイテンションなトークが飛び交う。配信スタート後は、ニッチェ江上が「コンビ2人で24時間飲み続けたことがある」と尋常じゃないエピソードを告白すると、相方・近藤もネパール人との合コン体験談を展開し、ヒデからは「仕上がってますねー!」と感服のコメント。ハマカーン浜谷はおなじみのシャツ姿で「1人だけ新橋みたい」と自称し、その横で神田が「姿勢を正して、乾杯!」と凛々しく発声した。 ボードを使った大喜利のような企画では「飲み会あるある」をテーマに、神田が「“生”を頼んで『これ発泡酒じゃね?』と言う」、ニッチェ江上が「朝起きたら、食べた記憶のないコンビニ商品のカラある」といった回答を披露。さらに近藤が「好きでもない人に告白する」と打ち明けると、そこから妄想を交えた恋愛トークが続き、最終的には浜谷がWeb配信ならではの下ネタを繰り出して、ヒデに「終了ー!」コールで打ち切られていた。 配信が進むにつれ、芸人達のトークが視聴者から共感が得られなかったことの罰ゲームとして、アルコール度数の高いテキーラを全員が飲む流れとなり、酔っ払い度が加速。終盤には浜谷が江上に絡み始め、2人の腕相撲が何の脈絡もなくスタートしたほか、エンディングではヘロヘロの状態で相撲を取り、浜谷の腕力によって江上があられもない姿を晒されてしまうカオスな大団円となった。
2013年5月
2013年5月24日(金) ●80歳三浦さん、エベレスト登頂 最高齢記録更新 「まだまだいける」● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 【エベレスト・ベースキャンプ(ネパール)=早坂洋祐】80歳で3度目の世界最高峰・エベレスト(標高8848メートル)登頂を目指していたプロスキーヤーの三浦雄一郎さんは23日午前9時(日本時間午後0時15分)、80歳7カ月で登頂に成功し、最高齢登頂記録を更新した。同日夜、キャンプ4(C4、7980メートル)まで下山した。 三浦さんは登頂後、日本の事務所に連絡。「世界最高の気分。80歳でまさか着くとは人生これ以上ない気分だ。80歳でもまだまだいける」と喜びを語った。 登頂に成功した際、山頂は無風快晴で、三浦さんらは撮影などのため約45分間滞在した。 下山の途中で一時脱水症状になったため、C5(8500メートル)で水分補給し、回復したという。 次男の豪太さん(43)によると、三浦さんは約17時間にわたって行動したことで相当疲れた様子だったが、心電図や血圧には異常がなかった。日本での反響を聞き、「みなさんが応援してくださったおかげで本当にうれしい。ありがとう」と話したという。 24日にはC2(6500メートル)まで下山し、25日にベースキャンプ(BC、5300メートル)に帰還する予定。 2013年5月24日(金) ●三浦さん 世界最高齢でエベレストに登頂 世界最高の歓喜● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 世界最高齢でエベレストに登頂した三浦雄一郎さん。「世界最高の夢を登った」「普通の人とは違う」-。長年の友人やエベレスト登頂者が賛辞の言葉を送った。 ■また“夢”を登った 三浦さんが昭和45年にエベレスト大滑降を達成した際、遠征隊総隊長を務めた石原慎太郎氏(80)のコメント「三浦雄一郎の果敢な挑戦は世界中の高齢者にとっての夢の実現だ。人間はいつどこにあっても何かに夢を懸けて挑戦しなければ生きている意味がないということを彼は証し続けてきた。人はそれを狂気と呼ぶかもしれないが、夢を抱かぬ人間なんぞ生きている意味などありはしない。 私が総隊長として同伴したエベレストのサウスコルからのパラシュートをつけてスキーでの滑走は敢えなく失敗し、彼は3000メートルの断崖に向けて切りなく滑落していき奇跡的に助かった。その途中何を考えていたかと尋ねたら『夢だ、これは夢なんだとだけ思っていたよ』といっていたが、今度もまた彼は世界最高の夢を登った訳だ」 ■すべては意志の力 女性で世界初のエベレスト登頂を果たした登山家、田部井淳子さん(73)の話「すごい。やはり普通の人とは違う。普段からの地道な訓練による体力維持に加え、家族や医師、登山家らチームの支え、協力があってこその登頂だったと思うが、すべては『80歳で登ってみせる』『自分なら必ずできる』という三浦さんの強い意志がつくり上げてきたものだ。 肉体的に元気な80歳は多くいるが、普通なら尻込みしてしまう。ここまで意志を強く持ち、人を動かす力をもった人はいないのではないか。 三浦さんがエベレスト登頂に挑んでいた5月初旬、私も用件があってネパールに入り、標高5000メートルほどの地点までトレッキングをした。雪煙を上げるエベレストに向かって『頑張って』と登頂を祈る“念力”を送ってきた。私は今夏、英国やドイツなどの最高峰に登るが、今回の登頂は大いに力を与えてくれた」 ■高齢登山家に刺激 昨年5月に女性として世界最高齢の73歳でエベレスト登頂に成功した登山家、渡辺玉枝さん(74)の話「エベレストは7000メートル付近の氷の硬さやクレバス(裂け目)のスリルが印象に残っている。空気は薄いし、1メートルほどのクレバスはジャンプして超えなくてはならないから、体への負担も大きく、大変な挑戦だったと思う。でも、三浦さんなら年齢に関係なく登頂できると信じており、心配はしていなかった。 三浦さんががんばっている姿は同じ高齢登山家として、とても刺激になる。今回の登頂成功をうれしく思うし、自分もこれからがんばろうという思いになる。数年前に富士山でトレーニングをしている際、もくもくと大地を踏みしめる三浦さんを見かけたことがある。しっかりとしたトレーニングを積んでいて『剛健そうだな』と感じた。成功して本当に良かった」 2013年5月24日(金) ●80歳、心は老いない 三浦さんエベレスト登頂に称賛の声● Source:朝日新聞デジタル;ヤフーニュースより エベレスト山頂で23日、次男の豪太さん(右)と旗を掲げる三浦雄一郎さん=ミウラ・ドルフィンズ提供 80歳の冒険家が達成した、史上最高齢でのエベレスト登頂。年齢、けが、持病を越えて前へと進む三浦雄一郎さんの背中には、同世代からも多くの声援が送られた。自分の限界への挑戦。高齢者がチャレンジし続けるために必要なものとは。▼1面参照 70歳、75歳、そして80歳で3度目の登頂。快挙に称賛の声が相次いだ。 「小さな努力でも、熱意を持って、真面目に長い間積み重ねると、こんなにすごいこともできるんだ。改めてそう教えられた」 昨年、2度目のエベレスト登頂に成功し、女性の世界最高齢記録を持つ渡辺玉枝さん(74)は感慨深そうに語った。…… 2013年5月23日(木) ●エベレスト登頂 三浦さん「地球のてっぺんに…」 喜びにわくBCと事務所● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 2013三浦雄一郎エベレスト登山 三浦雄一郎さんらが南峰に到着したとベースキャンプから連絡を受け、報道陣に説明をする娘の三浦恵美里さん=23日午前、東京都渋谷区(桐原正道撮影)(写真:産経新聞) 「(エベレストに)行かせないと言うなら家出する」と家族に言い張った80歳7カ月の冒険家、三浦雄一郎さんが23日、見事達成した3度目のエベレスト登頂。達成の瞬間、隊員らが待機するネパールのエベレスト・ベースキャンプ(BC、5300メートル)と、東京都渋谷区の三浦さんの事務所は歓喜に包まれた。「おめでとう」「あとは無事に帰ってきて」。挑戦を支え続けた家族と隊員たちは、喜びを重ね合わせた。 この日午前2時15分(日本時間同5時半)、C5(8500メートル)。三浦さんらが頂上アタックを開始したとき、満天の星空が広がっていた。前日午後にC5に到着したときは風が強く、雪が舞っていたという。宇宙に一歩ずつ近づくような景色の中、三浦さんは快調に高度を上げた。 現地時間午前9時、BCには、三浦さんとともに山頂を目指していた次男の豪太さん(43)から「ただいま頂上に着きました!」と無線連絡が入り、待ちわびた隊員やシェルパたちがフライパンをたたいて喜んだ。 三浦さんも「シェルパ、世界最強の登山家たちが、僕をここまで引き上げてくれました。ありがとう、ありがとう」と感極まった様子。5年前の前回登頂時、高山病で途中下山した豪太さんは「チームワークでここまで来られた。とてもすばらしい景色で、雲海の上に世界の果てまで見えそう」と感激を語った。 一方、朝から100人超の報道陣が詰めかけた都内の事務所。三浦さんの長女、恵美里さん(52)や妻の朋子さん(80)ら家族が吉報を待った。 連絡があったのは午後0時20分(日本時間)ごろ。山頂からの衛星携帯電話は音声が途切れがちで、2度目の電話で三浦さんは「頑張って頑張って頑張って、とうとう地球のてっぺんにたどり着きました。応援ありがとうございました」と語った。 妻の朋子さんは「どうもご苦労さまでした。なるだけ早く下りて」と労をねぎらって無事の下山を祈った。その後、「夢の多い主人をもって幸か不幸か分かりませんが、本人が信じていることを、誰が何を言おうとやる人なので…。でもこれで、みなさんに迷惑をおかけすることもないと思います」と冒険の終わりを“期待”していた。 ただ、恵美里さんは「父はまた次のことを胸に秘め、にこにこして帰ってくると思います。90歳、100歳になってもまた新しいチャレンジがあると思う」と話し、「無事に帰ったら、母の手料理で一族集まってパーティーをしたい」と笑顔をみせた。 2013年5月23日(木) ●ジオ・ビー過去問題に挑戦● Source:ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト、Melody Kramer for National Geographic News;ヤフーニュースより スペイン北部のバスク地方にある、ビルバオ・グッゲンハイム美術館。近くにある大きな湾は? (Photograph by Alfredo Aldai European Pressphoto Agency) 5月20日から、子ども向け全米地理コンテスト「ナショナル ジオグラフィック・ビー」(通称「ジオ・ビー」)が開催された。25年目を迎えた今年も、アメリカ全土から地理学のスーパースターが集結した。 数千人の参加者から選ばれた各州の代表が難問に挑戦、地理の知識を競い合い、22日の決勝ラウンドで優勝の栄冠を手にしたのは、マサチューセッツ州代表のサズウィク・カーニック君(Sathwik Karnik、12歳)だった。 全国大会へ出場した子どもたちはこの数カ月、地理の知識に磨きをかけてきた。ジオ・ビーでは、世界中のあらゆる場所にまつわる問題が出題される。ドイツ、バイエルン州の都市やネパールの国立公園、南極の火山帯など、正解を続けなければ脱落してしまう。 しかし、ジオ・ビーは出場者たちだけのものではない。読者の皆さんにも試してもらうため、過去の問題を集めてみた。以下に挙げる10問はすべて、2012年のジオ・ビーで出題されたものだ(解答は末尾)。いくつ正解できるだろうか? 1. ボツワナ、南アフリカ共和国と国境を接する、海のない国は? 2. 2012年3月に核セキュリティ・サミットが開催された、漢江沿いに位置するアジアの国の首都は? 3. 外観が船のようなスペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館は、大きな湾の近くにある。何という湾か? 4. 黄金寺院とも呼ばれるハリマンディル・サーヒブ(Harmandir Sahib)はシーク教の総本山だが、インドの何州にあるか? 5. ミラノ大聖堂(ドゥオーモ)はイタリアで最も長い川の谷にある。その川の名前は? 6. 1985年、沈没したタイタニック号の船体が、レース岬(Cape Race)の数百キロ沖で発見された。レース岬があるカナダの半島の名前は? 7. 世界最古の大学の1つであるアル・アズハル大学は10世紀に設立され、現存している。この大学が本部を置く都市はある国の首都で、東部砂漠から近い。何という都市か? 8. 8世紀、イスラム世界で最古の図書館の1つがジトゥナ・モスク(Zaytuna Mosque)に併設された。古代都市カルタゴからほど近いある国の首都にジトゥナ・モスクは存在する。何という都市か? 9. クチプディ(Kuchipudi)は、リズミカルなフットワークと優雅な動きが特徴のドラマティックなダンス。この伝統舞踊の名前は、クリシュナ川の河口近くの村に由来する。クリシュナ川がベンガル湾に注ぐインドの州は? 10. エルベ川沿いにはドイツ、ザクセン州の州都がある。何という都市か? 【解答】 1. ジンバブエ、 2.ソウル、 3. ビスケー湾、 4. パンジャブ州、 5. ポー川、 6. アバロン半島、 7. カイロ、 8. チュニス、 9. アンドラプラデシュ(Andhra Pradesh)州、10. ドレスデン、 2013年5月23日(木) ●エベレスト登頂 三浦さん出身の青森からも喜びの声「人類の可能性の扉開いた」● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 三浦さんの登山をささえる二人の息子たち、雄大さん(中央)と豪太さん(左)=5月16日、ネパール・エベレスト(早坂洋祐撮影)(写真:産経新聞) 青森市出身で名誉市民の三浦雄一郎さんが史上最高齢で3度目のエベレスト登頂に成功したことを受け、鹿内博市長と三村申吾青森県知事は23日、それぞれコメントを発表した。 鹿内市長「エベレスト登頂成功、誠におめでとうございます。今回、けがや持病を乗り越え、登頂を達成されましたことは世界最高峰の快挙であります。己の意志と周囲のチームワークが強く結びついてなされた大偉業は人類の可能性の扉を開き、世界中の人々に夢と希望を与えるもので、青森市民にとっても大いなる誇りです」 三村知事「目標を持ち、トレーニングを重ね、80歳という年齢でエベレストに挑戦する三浦氏の姿は県民に勇気と希望を与えました。県民を代表して感謝とともに、敬意を表します」 2013年5月23日(木) ●80歳三浦さんがエベレスト登頂成功、最高齢記録を更新● Source:ロイター;ヤフーニュースより [カトマンズ 23日 ロイター] プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎さん(80)が23日、世界最高峰のエベレスト(標高8848メートル)の登頂に成功し、史上最高齢の登頂記録を更新した。 三浦さんは今回、次男の豪太さんら日本人隊員3人と6人のネパール人シェルパと登頂。山頂から衛星電話で東京にいる家族らに「世界最高の気分だ」などと喜びを口にした。 三浦さんが初めてエベレスト登頂に成功したのは2003年で、5年後の08年に再登頂。今回の成功で08年に76歳で登頂したネパール人男性の最高齢記録を塗り替えたが、三浦さんは出発前「記録は重要ではなく、頂上に到達することが重要だ」と語っていた。 2013年5月23日(木) ●三浦雄一郎さん、エベレストに登頂 史上最高齢80歳の夢実現● Source:産経新聞、ヤフーニュースより 【プモリ・キャンプ1(ネパール)=早坂洋祐】80歳で3度目の世界最高峰・エベレスト(標高8848メートル)登頂を目指していたプロスキーヤーの三浦雄一郎さんは23日、登頂に成功した。80歳7カ月での最高齢登頂記録となった。 登頂したのは三浦さんをはじめ、次男の豪太さん(43)、登攀(とうはん)隊長の倉岡裕之さん(51)、撮影担当の平出和也さん(33)の日本人隊員4人と、登山をサポートした6人のシェルパたち。 三浦さんらは23日午前2時15分(日本時間同5時半)ごろ、最終キャンプ(8500メートル)を出発。無風快晴の天候の中、午前6時40分には8700メートルの南峰まで到達。最後の難所の岩壁「ヒラリーステップ」を越え、“地球の頂点”にたどり着いた。 三浦さんは2003年に70歳で、08年に75歳でエベレストに登頂。その後、スキー事故による骨盤骨折や持病の不整脈を乗り越え、今年3月29日に日本を発ち、エベレスト街道でトレッキングを開始。4月16日にベースキャンプに到着、5月16日から頂上アタックを始めた。その後、6カ所のキャンプを経由して頂上を目指していた。 2013年5月23日(水) ●南会津で文化、産業交流 南アジア訪日団・第1陣の90人● Source:福島民友新聞;ヤフーニュースより 外務省の日本の「価値」への国際理解を増進する「南アジア地域協力連合訪日団」第1陣は22日、南会津町を訪れ、文化や産業などさまざまな分野で交流活動を実施している。 震災を踏まえ、日本経済の再生が目的。訪れたのはアフガニスタン、バングラデシュ、ネパール、パキスタンで日本語を学ぶ学生ら約90人。同訪日団の事業は、同町が全国で初めての実施地区となる。 学生らは同町の御蔵入交流館で田島保育園児や同町の太鼓クラブ「龍巳会」との交流会、ミニコンサートで相互交流を深めた。園児らに各国のあいさつなどを教えるなど簡単なコミュニケーションを図り、一緒に歌や踊りを楽しんだ。各国の学生らは同町の住田光学の工場など産業を見学したほか、南会津の歴史などにも理解を深めた。23日は「帰国後発信ワークショップ」を開き、帰国後に母国に日本を紹介する内容などを町民らに披露する予定。 2013年5月23日(水) ●旅行者が選んだ世界の観光都市口コミ人気ランキング● Source:@DIME;ヤフーニュースより 世界最大の旅行口コミサイトTripAdvisor(本社:マサチューセッツ州ニュートン)は、世界中の旅行者からのクチコミなどをもとに、人気の旅先をランキングした「トラベラーズ チョイス世界の人気観光都市2013」を発表した。「世界トップ25」の第1位には、フランスの「パリ」が選ばれたほか、日本からは「東京(23区)」が世界の15位、アジアの2位に、「京都」がアジアの9位に選ばれる結果となった。 今回で5回目となる「トラベラーズ チョイス 世界の人気観光都市2013」では、 世界、アジア、ヨーロッパ、アフリカなど9つのエリアに加えて30の国別のランキングが発表され、合わせて世界412のデスティネーション(旅先)が受賞の栄誉に輝きました。世界の1位には昨年4位からランクアップしたパリが、2位は昨年同様ニューヨークが、3位にはオリンピック効果もあり、昨年1位に輝いたロンドンが選ばれている。 ■口コミで選んだ世界の人気観光都市 Top25(カッコ内は昨年の順位) 1. パリ(4)/ フランス 2. ニューヨーク(2)/ アメリカ 3. ロンドン(1)/ イギリス 4. ローマ(3)/ イタリア 5. バルセロナ(8)/ スペイン 6. ベネチア / イタリア 7. サンフランシスコ(5)/ アメリカ 8. フィレンツェ(12)/ イタリア 9. プラハ(16)/ チェコ 10. シドニー(14)/ オーストラリア 11. ベルリン(10)/ ドイツ 12. イスタンブール(7)/ トルコ 13. バンコク / タイ 14. シカゴ(11)/ アメリカ 15. 東京23区 / 日本 16. ケープタウン(23)/ 南アフリカ 17. リオデジャネイロ / ブラジル 18. ブエノス アイレス / アルゼンチン 19. マラケシュ(6)/ モロッコ 20. セント ピータースバーグ / ロシア 21. 北京(15)/ 中国 22. 上海(19)/ 中国 23. シェム リアップ / カンボジア 24. チェンマイ(24)/ タイ 25. クイーンズタウン / ニュージーランド ■アジアの人気観光都市ランキング (カッコ内は昨年の順位) 1. バンコク / タイ 2. 東京23区(12)/ 日本 3. 北京(2)/ 中国 4. 上海(3)/ 中国 5. シェム リアップ / カンボジア 6. チェンマイ(4)/ タイ 7. 香港(8)/ 中国 8. シンガポール(13)/ シンガポール 9. 京都(11)/ 日本 10. マレ(5)/ モルディブ 11. ウブド(14)/ インドネシア 12. ソウル(21)/ 韓国 13. 台北(19)/ 台湾 14. ハノイ(9)/ ベトナム 15. ホーチミン(22)/ ベトナム 16. ニューデリー(23)/ インド 17. ホイアン(15)/ ベトナム 18. カトマンズ / ネパール 19. ルアン ババーン(16)/ ラオス 20. ジャイプール / インド 21. 西安(11)/ 中国 22. ゴア(6)/ インド 23. プノンペン / カンボジア 24. ムンバイ / インド 25. ハロン湾(25)/ ベトナム 2013年のランキングでは、東京が昨年の圏外から世界の15位に、アジアでも12位から2位へと大きくランクアップした。この評価に関して、公益財団法人 東京観光財団、専務理事の松本泰之氏は「このたび、東京が『トラベラーズチョイス世界の人気観光都市2013』で、アジア地区2位、世界15位に選ばれ、大変うれしく思っています。東京の魅力は何と言っても『伝統』と『最先端』双方の文化が共存し調和していること、多様な顔を持ち常に変化していることにあります。最先端のファッションや個性的な建築物、伝統的な街並みや文化、世界最高レベルの食など、何度来ても飽きない東京を、ぜひみなさん自身で体験してみてください」とコメントしている。 さらにこのランキングに関して、トリップアドバイザーのチーフマーケティングオフィサー、バーバラ・メッシング氏は「世界中の数えきれないほどの旅行者の声をもとに集計した『トラベラーズ チョイス 世界の人気観光都市2013』は、旅行者が愛して止まない世界のバケーションスポットを集めたランキングです。今回のランキングでは、412の世界のユニークな魅力を持つ旅先がリストアップされており、さまざまな旅行者が、次の旅先を決めるのに役立つリストになっています」と述べています。 評価方法: 「トラベラーズ チョイス 世界の人気観光都市2013」は、トリップアドバイザーに投稿された各都市のホテル、レストラン、観光スポットに関するクチコミでの評価や、「お気に入りの旅先」への登録数などをもとに、独自のアルゴリズムで集計したもの。今回の東京(23区)は、東京の23区を1つのディスティネーションに統合して、集計している。 2013年5月22日(水) ●三浦雄一郎さん、激励受けC4に到達 デスゾーンに挑む● Source:産経新聞、ヤフーニュースより 氷の壁、ローツェフェースを登る三浦雄一郎さん=20日、ネパール・エベレスト(ミウラ・ドルフィンズ提供)(写真:産経新聞) 【エベレスト・ベースキャンプ(ネパール)=早坂洋祐】史上最高齢の80歳で3度目の世界最高峰・エベレスト(標高8848メートル)登頂を目指す三浦雄一郎さんの登山隊は21日午後3時(日本時間同6時15分)、キャンプ4(C4、サウスコル、7980メートル)に到達した。三浦さんの体調は良好だという。 この日はC4に向かう途中、山頂から下りてきた顔見知りの日本人登山隊と遭遇。三浦さんが「おめでとう」と健闘をたたえると、「がんばって」と激励を受けたという。C4では強風が吹き荒れているためテント内に閉じ籠もり、酸素を吸引しながら休息した。 標高8千メートルは酸素濃度が平地の約3分の1になり、酸素ボンベなしで長時間滞在できないデスゾーンだ。三浦さんは22日、最終キャンプとなるC5(8500メートル)へ移動し、23日に登頂を目指す。 2013年5月21日(火) ●生きた女神、5月ベストフォト● Source:ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト、National Geographic News;ヤフーニュースより 自宅の窓際で佇むサミタ・バジュラチャルヤ(Samita Bajracharya)さん(5月13日)。ネパールのヒンズー教徒から「クマリ(生きた女神)」と崇められている少女は、この後、古都パタンで開催される「ラト・マチャンドラナート(Rato Machchhindranath)」の山車祭りへと向かう。 ラト・マチャンドラナートは雨の神として知られ、米の収穫時期になると、ヒンズー教徒と仏教徒は干ばつに見舞われぬよう降雨を祈願する。 ◆ベストフォト選考理由 「窓越しの引いた構図で肖像画のようだが、強い親しみも感じられる。賑やかな祭りへと向かう幼い女神が、心静かに黙想し、準備を整えている様子が伝わってくる」、ベン・フィッチ氏(フォト共同編集者)。 2013年5月21日(火) ●三浦雄一郎さん、7300メートル地点到達「楽しみながら登った」● Source:産経新聞;ヤフーニュースより エベレストの難所「ローツェフェイス」を登る三浦雄一郎さん(手前)=19日、ネパール・エベレスト(ミウラドルフィンズ提供)(写真:産経新聞) 【エベレスト・ベースキャンプ(ネパール)=早坂洋祐】史上最高齢の80歳で3度目のエベレスト(標高8848メートル)登頂を目指す三浦雄一郎さんは20日午後0時半(日本時間同3時45分)、キャンプ3’(C3’、7300メートル)に到達した。山頂へのアタック隊員は4人。経験豊富な精鋭ぞろいで、抜群のチームワークを誇る。登頂予定は23日。前人未到の偉業に向け、一歩ずつ世界最高峰に迫る。 「過去の遠征でこれほど体力が残ったことはない。『氷の壁』も楽しみながら元気よく登った」 三浦さんはC3’到着後、長男の雄大さん(47)らが待機するベースキャンプ(BC、5300メートル)への無線で産経新聞の取材に力強く話した。氷の壁とは、平均斜度45度のローツェフェースと呼ばれる難所だ。 C2(6500メートル)からC3(7千メートル)へ向かった19日、この難所が眼前にそびえ立った。三浦さんは毎分4リットルの酸素を吸引しながらロープをつたって約4時間半登った。途中、若手登山家数人を追い抜くほど好ペースだった。 C3を出発したこの日もローツェフェースに挑み、約3時間かけて登った。三浦さんらに高山病などの症状はみられないという。 アタック前日の15日。BCで行われたメディカルミーティングで、三浦さんの次男、豪太さん(43)は「トラブルの時に薬が近くにないのはまずい。隊員4人は必ず一体となって行動しよう」と再確認した。高所登山には高山病のリスクがつきまとう。豪太さん自身、前回の登頂前日、高地脳浮腫に襲われ、九死に一生を得た経験がある。 ミーティングでは、日本人初の国際認定山岳医で知られるチームドクターの大城和恵さん(45)が三浦さんらに緊急時の薬の使い方を説明。C2で待機、医療・健康面で支える。 アタック隊には三浦さんと豪太さんのほか、エベレストに5回登頂した登山ガイドのベテランで登(とう)攀(はん)隊長の倉岡裕之さん(51)、世界の優れた登山家に贈られるピオレドール賞を日本人として初受賞したビデオ撮影担当の平出和也さん(33)がいる。 平出さんは小型ラジコンヘリコプターを持参し、登山隊を上空から撮影。しかし高度順化訓練で電池切れで墜落するハプニングもあったという。 テント・食料の荷揚げなどを担う現地のシェルパも登頂まで6人が同行。縁の下の力持ちとして頼もしい存在だ。 2013年5月20日(月) ●世界で4番目に高い山で中国人登山者が死亡、登頂成功後● Source:XINHUA.JP、(翻訳 孫義/編集翻訳 恩田有紀);ヤフーニュースより 【新華社カトマンズ】 ネパールの文化・観光・民間航空省は20日朝、58歳の中国人登山者がヒマラヤ山脈のエベレスト南側に連なる世界で4番目に高い山、ローツェ(標高8516メートル)の登頂に成功し、標高約5000メートルの地点に降りてきた後に死亡したことを明らかにした。 この登山者は「李」姓の中国人で、登頂成功後に発病して1~2日経ち、周囲の人々が助けようとしたが死亡した。 2013年5月19日(日) ●三浦雄一郎さん、ネパール人男性がライバル「厳密審査を」● Source:産経新聞、ヤフーニュースより エベレスト・キャンプ1からキャンプ2へ移動するため、ウェスタンクームと呼ばれる氷河を登る三浦雄一郎さん。左奥にはエベレストの山頂が見える=17日、ネパール・エベレスト(ミウラドルフィンズ提供)(写真:産経新聞) 【エベレスト・ベースキャンプ(ネパール)=早坂洋祐】史上最高齢の80歳で3度目のエベレスト登頂を目指し、16日にベースキャンプ(BC)を出発したプロスキーヤーの三浦雄一郎さん。18日は滞在中のキャンプ2(C2、標高6500メートル)で休養した。 18日昼は、ネパール人コックの作るみそ煮込みうどんも完食、体調は良好という。登山隊は19日にC2を出発、好天が予想される23日の登頂を目指す予定。 三浦さんと時を同じくして、エベレストへの最高齢登頂挑戦を公言する男性がもう1人いる。ネパール人のミン・バハドゥール・シェルチャン氏だ。 同氏は三浦さんが75歳で登頂した2008年5月、76歳で登頂したとしてギネス認定の最高齢記録を持つ。同氏は17日、BCで取材に応じ、1931年6月20日生まれの81歳と答えた。しかし2008年の産経新聞の取材では、年齢が不自然に変更された経緯があったほか、登頂後の証明写真の提示もなかった。 三浦隊は「本当に頂上に立つなら祝福すべきだが、記録の正確性が求められる」と指摘。登頂写真の提出など審査を厳密に行うようギネス側に求める方針。 2013年5月18日(土) ●80歳の挑戦 エベレストへ…三浦雄一郎さん、4時間半かけC2へ● Source:産経新聞 ;ヤフーニュースより キャンプ2と交信する三浦雄一郎さんの長男、雄大さん=17日、ネパール・エベレストベースキャンプ(早坂洋祐撮影)(写真:産経新聞) 【エベレスト・ベースキャンプ(ネパール)=早坂洋祐】80歳で3度目の世界最高峰・エベレスト登頂を目指しているプロスキーヤー、三浦雄一郎さんの登山隊は17日、キャンプ2(C2、標高6500メートル)に到着した。 三浦さんや次男の豪太さん(43)らアタック隊員4人とC2で待機予定のサポート隊員2人の6人はこの日、朝食後の午前8時(日本時間同11時15分)ごろ、一晩過ごしたキャンプ1(6050メートル)を出発。約4時間半かけてC2に入った。ベースキャンプで待機する長男の雄大さん(47)が豪太さんから受けた無線連絡によると、出発前後は霧に包まれていたが途中から晴れ上がり、登山にちょうどいい天候に。全員体調はいいという。 C2にはネパール人コックが常駐し、大きなダイニングテントもある。三浦さんはここで体調を整え、山頂に向けて移動。23日の登頂を目指す。 2013年5月18日(土) ●日本人と付き合って困ったことは? 日本在住の外国人に聞いてみた● Source:マイナビニュース、(アリウープ);ヤフーニュースより 育ってきた環境が異なると、日本人同士であってもギャップを感じることがあるもの。国籍が違った場合はどうなのでしょうか。今回は外国人20人に、「日本人と付き合って困ったこと」について聞いてみました。 ○本音を隠す日本人 ・日本人は本当の考えを言わないことが良くあるので、近い友達になれません (スウェーデン/男性/30代後半) ・口に出さないから、何を考えてるのか分からないで困ります (タイ/女性/30代後半) ・毎日会っても天気のことばかりで、お互いの心の話をあまりしない (韓国/女性/30代後半) 日本人は本音を隠し「建て前」で話すとよく言われますよね。そうした点が「何を考えているのか分からない」「心を開いてくれない」と思われているようです。 ○自分がストレートすぎるので…… ・日本人女性も含めて東アジアの人々から見ると、白人の私はどんなに自分を抑えてもストレートすぎ、正直すぎ、説明しすぎで、誤解を招いたり、人を傷つけてしまったりすることがあります (イタリア/男性/30代前半) こんな意見もありました。確かに日本人の側からすると、外国人のストレートな感情表現に戸惑いを感じることがあるかもしれません。 ○デート費用の割り勘 ・支払時の割り勘、高級品のプレゼント (ネパール/男性/40代前半) ・私は日本人と付き合ったことはないけど、友達からデートの時に割り勘する人がいると聞いた (ウズベキスタン/女性/20代後半) デート費用の割り勘が「信じられない」という意見もありました。日本人でも、割り勘か奢りかで議論になることがありますよね……。 ○食事の問題 ・同棲しても家事の手伝いをあまりしてくれないことや、私は魚が嫌いなので、デートで行くレストランがなかなか決められない (アメリカ/女性/20代後半) ・母国語が通じないし、イギリス人の多くは「食べられれば良い」という感覚だが、日本人はそうではない事の方が多い。なので、外食する時によく意見が食い違った (イギリス/男性/20代前半) 食の好みが問題になることもあるようです。ちなみに私もアメリカ人の男性と付き合ったことがありますが、彼は日本食が嫌いで、こってりとした肉料理が好み。私は胃腸が悪いため、あっさりとした和食が好き。……ということで、かなり苦労したことを思い出しました。 ○優しすぎる ・優しすぎてマザコンなのが理解できなかった (ポーランド/女性/20代後半) ・日本人はすぐ甘くなって優しすぎるからくどい人が多い。また、気を遣いすぎな人も多すぎる。外国人には必要以上に優しくせず、格好良く! (フランス/女性/20代後半) 優しさがクドイと言われてしまいました……。日本人の親切心や優しさは、長所であり欠点でもあるようです。 エジプト人の男性からは「女性が男性の言うことを聞かない」という意見が。モロッコの男性からは「計画性がありすぎで、未来のことを考えすぎ」という意見が寄せられていました。日本人と付き合うと様々な驚きがあるようです。皆さんはどう感じましたか? 2013年5月17日(金) ●エベレストの氷河縮小、登山家も証言● Source:ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト、 Brian Handwerk for National Geographic News;ヤフーニュースより ネパール北東部のクーンブ(Khumbu)氷河。氷が溶けて水が溜まっている。 (Photograph by Alex Treadway National Geographic) 世界最高峰のエベレストは、1963年にジム・ホイッテイカー(Jim Whittaker)がアメリカ人として初登頂に成功した当時と様変わりしたようだ。新たな研究によると、過去50年間続く雪氷の減少は、地球温暖化の影響もあるという。 エベレスト、ローツェなどヒマラヤの高峰を擁すサガルマータ国立公園付近では、氷河が13%縮小している。気象データによると1990年代前半以降、気温が上昇し、降雪が減っているという。イタリア、ミラノ大学の博士論文提出資格者スディープ・タクリ(Sudeep Thakuri)氏は5月13日、メキシコのカンクンで開催されたアメリカ地球物理学連合のアメリカ総会で今回の研究を発表した(論文は今後掲載の予定)。 「国立公園の雪線(万年雪の境界)は、斜面を180メートルほど上昇した」とタクリ氏は言う。 同氏のチームでは、要因として温室効果ガスによる地球温暖化を挙げているが、今回のデータで両者の関連が確実に裏付けられたわけではないという。 氷河の消失は景観の変化だけでなく、さらに広範で深刻な問題も生じる。 チベット高原を囲む山脈は、長江、黄河、メコン、ガンジスなどアジアの大河の水源地域だ。地球人口のほぼ3分の1に相当する、約20億人の生活に欠かせない水を供給している。「水源の信頼性が低下すると、下流地域に与える影響は極めて深刻だ」とタクリ氏は懸念する。 ◆登山家には周知の事実 「我々も薄々感じていた」と話すのは、経験豊富な世界的登山家の1人で、エベレスト遠征に数多く参加しているコンラッド・アンカー(Conrad Anker)氏だ。 同氏が初めてアタックした時(1999年)から、エベレストの雪線は大幅に上昇したという。2012年、アメリカ遠征隊50周年を記念するパーティに参加し、西稜ルートに挑戦した当時を語ってくれた。 「状況はかなり厳しかった。雪が溶けたばかりのようで、ホーンバイン・クーロワール(Hornbein Couloir)は硬い氷が剥き出しになっていた。写真を見ただけでは明言できないが、1963年には雪の斜面を踏み鳴らして登っていたようだ」。 「過去8年間、ヒマラヤ中央部は特に乾燥している。気温上昇か少ない降雪、またその両方が続いたのか判然としないが、氷が溶け続けていることは確かだ」。 ◆大規模な融解 ネパールのカトマンズの渓谷に住むタクリ氏によると、小規模な氷河の縮小スピードは目を見張る早さだという。 1平方キロ以下の氷河は、1960年代以降に表面積が43%縮小し、その境界は斜面を400メートル上昇した。 数十年以上にわたる様子を追跡するため、タクリ氏のチームは衛星画像と地形図を詳しく調べて、氷河の履歴を作成し、斜面上昇を統計的に分析した。 対象は、1148平方キロのサガルマータ国立公園を含む広範な地域。ネパール気候観測所とネパール水文気象局(DHM)のデータから、気温と降水量のパターンをグラフ化した。 その結果によると1992年以降、冬季とモンスーン前の数カ月間、地域の気温は摂氏0.6度上昇し、降水量は100ミリ減少したという。 2013年5月17日(金) ●象を守るサラヤの石けん、ソーシャルプロダクツ・アワード大賞に● Source:オルタナ、(オルタナ編集部=副島久仁彦);ヤフーニュースより 大賞を受賞した「ハッピー・エレファント 洗たくパウダー」。全国のスーパー・ドラッグストア、サラヤの公式通販で販売している。720g 500円(税込) ソーシャルプロダクツ普及推進協会(東京・中央)は16日、第1回「ソーシャルプロダクツ・アワード」の大賞・優秀賞を発表した。大賞には、サラヤ(大阪市)の「ハッピー・エレファント 洗たくパウダー」、優秀賞には、NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会(東京・新宿)のオーガニック・フェアトレード石けんが選ばれた。 大賞を受賞した「ハッピー・エレファント 洗たくパウダー」は、100%非石油系洗剤で、象やオランウータン、ボルネオの生物たちを守りたいという思いから生まれた。 原料の一つであるパーム油は、持続可能な原料であることを証明するRSPO認証を受けている。サラヤは同商品の売上の1%をボルネオ保全トラストに寄付し、パーム油原料調達地の生物多様性保全に取り組んでいる。 優秀賞に選ばれたシャプラニールのオーガニック・フェアトレード石けんブランド「シーウィズ シャプラニール」は、バングラデシュとネパールの女性たちによる手作りで、女性の自立支援を目的としている。アーユルヴェーダのレシピに基づき、地域の野生もしくはオーガニック栽培の植物を原料として作られた高品質な石けんだ。 生活者審査員賞には、まるく(愛媛県松山市)の出張カフェ・サービス「おでカフェ.」が選ばれた。 大賞・優秀賞・生活者審査員賞を含むソーシャルプロダクツ賞を受賞した全27商品・サービスは、5月17日から19日までOVE南青山(東京・港)で一般公開される。 「ソーシャルプロダクツ・アワード」の受賞商品・サービスは以下の通り。 ◆「ソーシャルプロダクツ・アワード」受賞商品サービス 商品・サービス名/企業・団体名 <大賞> ハッピー・エレファント 洗たくパウダー/サラヤ <優秀賞> シーウィズ シャプラニール/特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会 <生活者審査員賞> 「おでカフェ.」/まるく <ソーシャルプロダクツ賞> ・ZAMBIKESバンブーバイクフレーム/アライアンス・ファクトリー ・R ethical jewelry/R Jewels Japan ・urbanrunner gruuv edition N2 -Red-/ENO ・フェアトレードチョコレート/イオントップバリュ ・INHEELS/インヒールズ ・エコマコ/エコマコ ・【passiv design】自然派パッシブデザインリフォーム&リノベーション/オクタ ・楽つみ木と楽つみ木を使った「楽つみ木の遊び合い」プログラム/木楽舎つみ木研究所 ・3.11復興支援Tシャツプロジェクトとその商品群/久米繊維工業 ・こまもりギフト(komamori gift)/グラムス ・商品カタログ「ツチオーネ」/大地を守る会 ・天然成分100%。バイオの洗剤「とれる・NO.1」シリーズ/地球洗い隊 ・竹紙ノート/中越パルプ工業 ・ウォータープルーフ ワーフ ボンバー ジャケット/ティンバーランド ジャパン ・NADELL ウエディングドレス コレクション/Humming ・ビクトリノックス スイスアーミーナイフ「ドクターヘリ支援モデル」/ビクトリノックス・ジャパン ・「脳育工作キット」シリーズ 「ひのきのおやこばし」・「ひのきのとんぼ」/ビクトリノックス・ジャパン ・MICHELLE BIO(ミッシェルビオ)シリーズ/ビューティーフロンティア ・PEACE BY PEACE COTTON PROJECT とその商品群/フェリシモ ・SEAL/モンドデザイン ・リプトン ティーバッグ シリーズ/ユニリーバ・ジャパン ・4bunno3 BAG(よんぶんのさんバッグ)/4ぶんの3ドットコム ・LOOMバッグ・コレクション/ルーム ニッポン ・輪島キリモト 傷つきにくい漆器コレクション/輪島キリモト・桐本木工所 2013年5月14日(火) ●ネパールの刑務所から8人が脱走、地下にトンネル掘り● Source:XINHUA.JP、(翻訳 崔蓮花/編集翻訳 恩田有紀);ヤフーニュースより 【新華社カトマンズ】 ネパール中西部のロルパ郡で11日、刑務所から受刑者8人が脱走し、このうち1人が12日、拘束された。受刑者らは地下に掘ったトンネルから脱走した。 ロルパ郡の検察関係者が12日、新華社の取材に答え、脱走した8人が強姦や密輸、強盗などの罪で服役していたことを明かした。地下に掘ったトンネルは長さ8メートルで、8人は11日夜に脱走。30分後に刑務所側が脱走を知った。 ネパール内務省の報道官は、警察が調査に乗り出したことを明かした。当局は刑務所のずさんな管理が脱走につながったとみており、関連の警察関係者が職務停止となったという。 8人が脱走した刑務所はネパールの首都カトマンズから270キロ以上離れた場所にあり、19人の係官がいる。11人が収容されていたが、3人は逃げなかった。 ネパール各地の刑務所では収容人数が多すぎ、管理が難しくなっており、脱走事件も起きている。 2013年5月13日(月) ●年間293億円! 手厚い外国人留学生への支援 日本の若者にもっと投資せよ● Source:WEDGE、山下真弥;ヤフーニュースより 中国人たちが留学先に日本を選ぶ理由はというと、アルバイトや仕事ができるからということが大きいと思います。欧米に留学となると4倍もの費用がかかりますし、当然アルバイトや仕事はできない。また、学力面も日本は欧米ほど問われません。『そこそこ頭がよければ何とかなる』と。多少の努力で、それなりの成績を収められるのが現状です」 日本に10年在住歴のある中国人女性のジャーナリストNさんは、日本に留学する中国人の事情をこう語る。 「奨学金は、そもそも日本での勉強を支援する名目で中国のエリートたちのために日本側が設けた制度です。日本に全面的に奨学金をもらってきている人たちについては、中国でのエリート層とはいえ、欧米に高い金額を払っていけない貧しい階層だという。しかし、中国も最近は裕福になっているので、留学生も正直なところ全面的な支援を必要ないと思っている人も少なくなくありません」 ■海外では3倍の授業料を払う留学生 2012年の時点で、日本の外国人留学生は137756人で、出身国上位5位は、中国、韓国、台湾、ベトナム、ネパールとなっている。中国人と韓国人だけで約76%を占めている。(独立行政法人日本学生支援機構)日本人が奨学金で大学に行く場合、社会に出て就職したら返済しなければならないが、外国人留学生は返済する必要がないという話をよく日本人研究生の友人から耳にする。『図表でみる教育 OECDインディケータ (2006年版)』を参考に世界各国の平均授業料を調べてみると、海外では外国人留学生が授業料をおよそ3倍高く払っていた。 例えば、オーストラリアは自国民の授業料が45.4万円に対し、留学生は129.9万円、カナダは35.6万円に対し、95.2万円、トルコは3.2万円に対し、10.4万円、イギリスは21.5万円に対し、169.3万円と実に留学生から7.87倍高い授業料を取っている。アメリカは55万円に対し、留学生には147.8万円と2.69倍だ。(03年~04年。為替レート120円で日本円に換算) ところが、日本はどうだろうか。国立大学の場合、国費留学生の授業料はほぼ無料。修士課程、博士課程、 研究生といった大学院の外国人留学生には、月額15万円~15万3000円が支給され、教員研修留学生にも月額15万2000円が支給されている。また、学部学生、高等専門学校留学生、専修学校留学生には月額13万3000円、日本語学校生徒にまで月額12万5000円が支給されている。更には、渡航飛行機代(往復)まで出しているという。外国人の学費、生活費、飛行機代、語学習得費まで、日本の税金で賄われているという事実には驚いた。 07年で言えば、約12万人の留学生総数のうち、国費留学生は約1万人。残る私費留学生約11万人についても約1万2000人に対しては学習奨励費を支給しており、合わせると留学生全体の20%弱を支援している。給付総額は、国費留学生が223億円、私費留学生の学習奨励費は81億円で、合計300億円を超える(07年)。11年度の予算では293億円である。他にも、留学生の授業料に対し減免措置を設けている私立大学については、その一定金額を文科省が補助する仕組みもあるという。今後、政府は留学生を30万人まで増やす予定なので、さらに国庫負担が増えることになるだろう。 こういった外国人留学生に対する優遇制度に比べ、日本の若者は、奨学金の返済を義務付けされ、しかも長引く不況で親の経済力が低下し、借り入れを希望する学生が多くなったことから、無利子から有利子に変化した。利子で返済額がふくらみ、就職難も手伝い、返済できない人が増えている状況だ。 ■優秀な留学生の多くは、自国に帰ってしまう Nさんは、日本もそろそろ考えた方がいい時期ではないかと付け加えた。そして、そもそもなぜ、日本政府が国をあげてまで外国人留学生を30万人に増やそうとするのかわからないと言う。その理由は、本当に優秀な中国人たちは、留学後は自国に帰るからというもの。彼女の知っている人たちの中でも、8割から9割は既に中国に帰っている。高校時代に20数名いた留学生のうち、現在日本に残っているのは、わずか2人程。 日本が税金で支援している留学生の中で、日本に残りたくない人は、日本の生活に馴染めない、習慣が合わない、仕事が見つからないといった理由から、結局のところ、中国に帰ってしまう。そういった彼らに、日本の税金を使って面倒見るのは如何なものかと、中国人本人が言うのだから、確かに税金の使い方について日本人も考えた方がいい。 その中でもNさんのように10年以上も日本に残る女性は、何が違うのだろうかと尋ねてみた。すると、日本が好きで日本で生活したいということと、夫が日本人だからという返答が返ってきた。「日本が好きでなければ、日本人と結婚しませんから、日本が好きだということが前提です」と強調した。その他には、日本で生活をしたい。日本で仕事をするほうが、中国に帰るよりはいいので、もう少し、日本で経験を積んでから中国に帰ろうという考えもある様子だ。優秀なジャーナリストのNさん。メディアの世界で日本と中国を結ぶ仕事ができることを嬉しく思っていると話していた。しかし、Nさんのような日中の懸け橋となるような仕事に就く外国人のケースはあまり多いようには思えない。果たしてこのまま日本は税金をどんどん外国人留学生に使うだけでよいのだろうか。 ■中国人と韓国人が圧倒的に多い 前出のNさんによると、ここ最近は、中国人も裕福になった人たちは欧米に留学するようになったり、また、中国で頑張っていれば条件のいい仕事がみつかることもあるという。しかし一方で、前出のように日本の外国人留学生の80%近くが、中国人と韓国人だ。留学生の国籍が大きな偏りがあるのは明らかに問題である。いい意味でも悪い意味でも、これから日本と競合関係になる可能性が高いといえるわけで、自国の若者を大切にできない日本は、このままいけばいずれ滅びてしまうかもしれない。愛する故郷を想うからこそ、真剣に考えたい。中国人の友人でさえ、10代、20代の日本人は貧しいのだから、若い日本人にお金を出して教育をしたほうがいいと言うくらいだ。 アジアは中国以外の国々もこれからどんどん豊かになっていく。むしろ、今まで成長してきた日本がどうなっていくのか、アジアも注目しているのだとアジア系の友人は私に話すし、日本の優秀な人材がどんどん海外に流出していることも心配だと話している。 日本が優秀な人材を確保するには、古い日本のやりかたに固執せず、未来思考に変わることも大切だと言う外国人や帰国子女の友人たちに、私も同意する。日本政府は、国益と口で言っているだけに過ぎない。本当に国益というのならば、もっと現場に出ていって、これらの声をきちんと拾いあげて、時代のニーズに合わせた予算編成をしてほしいものだ。 ■グローバルエリートの育成を 日本国民の税金を日本社会に還元させる理想的な手段は、次世代を担う日本の若者たちにもっと投資するということではないだろうか。外国人留学生にかけているお金全てを、とは言わないが、日本人の若者を優遇するのは当たり前のことであろう。また、そのお金で日本の若者をグローバルエリートに育てることを真剣に考えてほしい。アメリカに5年滞在し、帰国子女や外国人の友人を多く持ち、アメリカ人や外国人たちとビジネスをしている筆者の経験からいうと、日本のエリートは試験勉強に強いエリートタイプで、グローバルエリートタイプとは大きく異なる。 自分の思考を持ち、率直な意見を話し、戦略をたてて、議論ができる人たちが、グローバルエリートの条件だ。グローバル思考的な人間は、空気は読むのではなく、空気は作るものだと思っている。リーダーシップを発揮し、型にはまった仕事をするのではなく、柔軟性を持つことが必要になる。無論、語学力があって、プレゼンテ―ション能力があることは必須である。 世界で闘えるグローバルエリートを日本人から輩出するために、適切な人間を海外にどんどん送り出して、教育をすることが重要だと思う。1.5人で1人の老人を支える超少子高齢化社会を迎えるにあたって、未来の日本の担い手に投資することが最も優先することではないか。世界の話せる英語、語学教育を行い、日本の高い技術力やすぐれた商品や日本人の美徳などをもっと世界に広めるようなプレゼンテ―ション能力を身につけることが、この少子高齢化社会を乗り切るために必要な人材だと思うからだ。 ■自虐的でネガティブな日本人? 先日、現在パリ在住の『日本人こそ見直したい、世界が恋する日本の美徳』の著者、永田公彦さんとお話しする機会があった。永田さんは、日本に来るたびに不思議に思うことがあるという。それは自虐的ともいえる日本に対するネガティブ発言があまりにも多いことだそうだ。世界の人々がすばらしいと讃える日本社会のよい点、つまり「世界が恋する日本の美徳」に日本人自身が光をあてようとしない、ということだ。 日本の歴史、風土、文化の中で育まれた日本人特有の文化的価値観。「日本や日本人のここが好き、ここが素晴らしい」「自分たちの国も取り入れればいいのに、自国の人たちもこうなればいいのに」と世界の人たちが愛し、うらやむ点に目を向けることが重要なのだ。 永田さんは、3.11は皮肉にも世界に日本人の美徳を知らしめたと述べている。「厳しい状況でもパニックに陥らず、社会秩序を守り、辛抱強く、整然と助け合い行動する国民」「非常事態の混沌とした市街地でも盗難や強盗をしない市民」「被災地へ支援の手を差しのべる全国的な連帯」「被爆や余震リスクを承知で支援、復旧活動にあたる関係者や市民」というような日本人の行動をたたえる世界の人々がいたことを誇りに思いたい。 今話題のTPP交渉も悪いことばかりではない。「日本には高い技術力がある。そして何よりも社会に強い連帯感があるのが素晴らしい」と永田さんがいうように、日本の文化の強みを生かして、日本にある優れたクオリティーの高い商品や日本の強みをどんどん世界に売って行けばいい。筆者の友人で、カナダ出身の経営者会社のショーン・サンドバーグ氏に話を尋ねた。彼はまぎれもない親日派であるが、TPPについて、次のような前向きな発言をしている。 「今後は、TPPがくることによって、競争力があがり、コストのバランスを保つことになるだろう。日本は、たくさん安い製品を手に入れることができる。しかし、それらは日本の農業の産業を壊すことになるかもしれないという懸念もあるわけだ。ここで、日本は、海外の産業にさらされるため、競争力をつけなければならなくなる。これは、いいことだと思う。TPPは、閉鎖的だった日本の農業の活性化にとって非常にいい機会になると考えている。今こそ、会社や人々は変わる必要がある。黒船に乗ってやってきたペリーによって、日本が変わらざるを得なかったように、開国したように。TPPにたいしてはネガティブな見方もあるが、僕はこれらの点から日本にとってポジティブなことだと思うんだ」 この考えに私も同意する。日本には質の高い製品も美味しい食材もたくさんある。工夫すれば、きっとチャンスに変わるはずだ。日本人が得意の団結力でもって、本気で挑めば世界なんてそんなに怖くない。日本に必要なことは、日本の良さに注意を向けることと、グローバルエリートを日本人から育てることだと思う。今までの日本のやりかたに固執するのではなく、未来思考に変わり、戦略的に若者に投資することが鍵だ。日本人はもともと優秀な民族なので、そこに柔軟的思考と政治センスがついてくれば問題ないだろう。 ◆編集部からのお知らせ 1ページ小見出し「海外では3倍の授業料を払う留学生」以下の段落について、より正確な表記に改めました。(2013年5月17日 18時55分) 2013年5月7日(火) ●即席めん好きな韓国人 国民一人当たり消費量は断トツ世界一● Source:NEWS ポストセブン;ヤフーニュースより 先日、世界ラーメン協会の発表によると、世界の即席めんの総需要が初めて1000億食を突破した。「発祥国」日本を追い抜いて、国民一人当たり年間消費量トップは韓国。食文化に詳しい編集・ライターの松浦達也氏が解説する。 * * * 先日、世界24か国の即席ラーメンメーカーが参画する「世界ラーメン協会」から、袋めんやカップめんなど、即席めんの「世界総需要」の調査結果が発表された。2012年の全世界の消費量は初めて1000億食を突破する1014億2000万食となった。 その内訳が興味深い。まず各国の消費量だ。 1位 中国/香港 440億300万食 2位 インドネシア 141億食 3位 日本 54億1000万食 4位 ベトナム 50億6000万食 5位 インド 43億6000万食 6位 アメリカ 43億4000万食 7位 韓国 35億2000万食 8位 タイ 29億6000万食 9位 フィリピン 27億2000万食 10位 ブラジル 23億2000万食 上位10か国のランキングは、中国やインド、アメリカ、インドネシア、ブラジルなどの人口大国中心となっている。総消費量となると、人口大国が多くなるのは当然のことだ。もっとも各国での定着度となると、総消費量だけでははかれない。実際、各国の国民一人当たりの年間消費量となると少し傾向が変わってくる。まずベスト3は以下のとおり。 1位 韓国 72.4食 2位インドネシア 57.6食 3位 ベトナム 56.4食 続く第2グループに年間約40食で日本、マレーシア、台湾、タイが続く。さらに年間30食前後のグループに中国/香港、ネパール、フィリピンと、10位まですべてアジア勢が独占している。 1位の韓国では70食超えと全国民が週ニ1回以上、インスタント麺を食べている計算だ。実際、韓国において、インスタントラーメンの普及度は並ではない。日本のスーパー店頭でも見かける「辛ラーメン」のように、世界へ羽ばたいた商品もある。若者に人気の鍋料理「ブテチゲ」は、最後にインスタントラーメンで〆るのがお約束だ。 上位10傑のアジア勢の共通項は、各国独自の麺文化があることだ。2位のインドネシアの「ミー」、3位ベトナムの「フォー」などは日本のアジア系料理店でもよく見かける。タイの「センミー」「バーミー」「センレック」なども同様だ。もちろん日本人の「麺喰い」っぷりは、「うどん」「そば」を例に挙げるまでもない。 各国の麺文化はそれぞれ微妙に異なる。原料粉の種類にしても小麦、米、イモなどさまざまだ。汁の有無や「ゆでる」「炒める」「和える」など調理法や味つけにも無限のバリエーションが存在する。アジア各国が「国民ひとりあたりの消費量」で上位を独占したのは、アジアにおいて「麺文化」が身近だということの証左でもある。 「テンポの速い都市生活を送る人々の間で、人気を不動のものに。遠方への旅行のときにも携行食として真っ先に選びたくなる便利さ」(中国『チャイナネット』 5月1日付) 「インドネシアでは即席麺がおかずの一品として定着している感がある。わが家でもおかずが少ないときに食卓に並ぶことがよくある」(『NNA.ASIA』インドネシア版 5月2日付) “日本発”のインスタント麺は、各国の麺文化に寄り添うようにして、存在感を増してきた。ちなみに国民ひとりあたりの年間消費量第11位のサウジアラビアのインスタント麺にはイスラム食の「ハラール」マークがついている。このほか、上位30傑にはロシアやナイジェリア、オーストラリアなどの名も。インスタント麺の地平はまだまだ拡大中だ。 2013年5月7日(火) ●KISA、セキュリティ監視センターが海外から引き合い、モンゴルやネパールで受注● Source:BCN 、(佐相彰彦);ヤフーニュースより 韓国インターネット振興院(KISA)が管轄するセキュリティセンターのシステムに、海外の政府機関から引き合いが多くなっている。マネジメントプランニンググループのウォン・ユジェ バイスプレジデントは、「一例を挙げれば、モンゴルやネパールから受注した」という。 セキュリティセンターは、24時間365日、韓国企業のサイトのアクセス状況を監視し、モニタリングルームでリアルタイムに状況を把握している。サイトへのサイバー攻撃やウイルス感染などを検知した場合、通信キャリアに対するサイト遮断の要請や、サイト運営企業への連絡などを行っている。韓国では、法律で個人情報の漏えいやトラフィックの推移などを報告することが義務づけられいるのだ。 韓国のサイトは、最近サイバー攻撃によって大きな被害を受けたが、国家レベルで万全な管理体制を敷いているのもまた事実。この点が、海外で高く評価されている。 2013年5月3日(金) ●ネパール航空、「シャークレット」装備のA320を2機発注● Source:レスポンス、《レスポンス 平泉翔》;ヤフーニュースより エアバスは、ネパールの国営航空であるネパール航空が、燃費削減効果のある「シャークレット」を装備した、A320を2機発注する覚書(MOU)を締結したことを発表した。 ネパール航空がA320を選定したのは、最大4%の燃費を削減できる「シャークレット」を装備した同機の優れた経済性とともに、A320が航法性能要件(RNP)を満たす装備を備え、最新鋭のナビゲーションシステムによって、事前に確定した路線を正確に飛行することが可能であり、カトマンズのような、山々に囲まれた高高度の空港での運用に適し、幅広い路線に適用できる柔軟性を保持する航空機であることを評価したもの。 なお、ネパール航空は現在、国際線の4路線、国内線の25路線で飛行している。 エアバスの、A318、A319、A320、A321で構成されるA320ファミリーは、単通路型機のベストセラー機で、これまでに385社以上から合計9400機を超える受注を獲得している。 2013年5月2日(木) ●エベレスト登山、シェルパの役割に変化● Source:ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト、Broughton Coburn for National Geographic News ;ヤフーニュースより 滑落が頻繁なエベレスト斜面を下るシェルパ。 (Photograph by Kristoffer Erickson) 世界最高峰エベレストで4月29日、ネパール人ガイド(シェルパ)と欧州の登山家グループの間で乱闘事件が発生した。その後、シェルパの文化や登山者との社会的な関係性について、素朴な疑問が投げかけられている。ヒマラヤ登山には欠かせないシェルパだが、彼らが実際に果たす役割については、ほとんど知られていない。 今や登山ガイドや荷運び役として一般名称化したシェルパだが、元は小数民族グループを表す名称だ。その文化や人種、言語は、チベット人と共通点が多い。居住地域もチベット人と隣り合わせで、エベレスト直下の河川流域に約3000人、南麓の村には2万人以上が暮らしている。 1950年代前半まで、ヒマラヤの高峰群への挑戦は失敗続きで、犠牲者も多数に上った。当時も今もシェルパの人たちは、神々が跳梁する王国としてヒマラヤの山々を敬っている。中でも著名なラマ(仏教僧の敬称)は80年前、「いずれエベレストに注目が集まり、悪い行いの結果として人々は苦難を経験するだろう」と予言していたという。 シェルパ社会の精神的指導者でもあるラマたちは、エベレストや周辺の高峰に登頂する動機が重要だと話す。外国人登山者に理由を尋ねると、さまざまな答えが返ってくる。限界への挑戦や個人的な成功。挑戦する仲間との交流。さらには日常からの逃避、娯楽、精神的な探求、・・・。「登山歴を飾りたいだけ」と話す者もいた。 登山ガイドに携わるシェルパたちの動機は明快だ。生計の手段であり、山に登って家族の生活を支えている。一方、アメリカの大学生が学資稼ぎにアラスカで漁船に乗って働くように、厳しい季節労働でもある。精力的に仕事に取り組むガイドの報酬は、ネパールの給与水準をはるかに超え、首相の月給の数倍稼ぐという。 にも関わらずガイドの妻たちは、登山隊の仕事を辞めるよう夫を説得するため、ベースキャンプまで山道を歩いていくという。 ラクパという名の青年は、「登山ガイドは刺激に溢れた仕事だが、危険性も高い。独身男性、それも稼げるのは若い間だけだ」と最近話してくれた。高地に住む多くのガイドと同様、ラクパ氏は元気なうちに引退して山小屋を建て、クライミングやトレッキングのビジネスに投資するつもりだ。タンボチェ修道院の化身ラマでもある同氏は、「報酬を使い果たしたり、いくつもの山を征服しても仕方がない」と語る。 特に登山のような“浮わついた娯楽”のために、大切な人間の身体を不用意に死の危険にさらすのは、仏教徒にとって無責任に感じるという。タンボチェのラマは、「よく外国の登山隊に伝統的な祈祷を依頼されるが、ためらう場合もある。もっとほかに目的は無いのかと、口に出したくなるくらいだ」と話す。しかし、ほとんどのガイドは仕事とお金を必要としている。いくら信仰心が厚くても、生計を優先するのは、どこの国でも同じだ。 ガイドのシェルパと外国人登山者は、極めて緊密な関係を築く。まったく異なる世界の出身である両者は、異文化交流の点で独特の関係と言える。それは、エベレストの斜面で生まれるほぼ完璧な共生関係とも言える。外国人登山者は労働力、シェルパは収入という、互いに欠けているものを提供し合うのだ。 しかし、実利面を超えた力関係も存在するようだ。彼らは、互いが抱くロマンチックな人間の理想をそれぞれ体現している。外国人登山者は、シェルパを精神的で、しっかりした技術と知識を持ち、機知に富み、控えめで快活な人々だと受け止める。一方、シェルパにとっては、教育水準の高い顧客が体現するテクノロジーや組織力などが羨望の的だ。特にヒマラヤ登山の極限の環境では、さまざまな点で互いに近づきたいと望む心が高まるのかもしれない。 2013年5月1日(水) ●史上最高の乱闘」…エベレスト登山隊でトラブル● Source:サーチナ、(編集担当:如月隼人);ヤフーニュースより エベレストを登山中の欧州の登山家3人が、ネパール人ポーター・ガイド大勢と乱闘になったことが分った。登山家3人がほぼ一方的に暴行を受けたという。ネパール政府は事態を重視して調査に着手した。中国メディアの中国新聞社は「史上最高の乱闘」などとする見出しで伝えた。 スイス人のウエリ・シュテックさんと、イタリア人のシモーネ・モロさん、英国人のジョナサン・グリフィスさん。シュテックさんとモロさんは登山家として有名な存在で、グリフィスさんは写真家。 3人はシェルパ民族のネパール人を雇い、エベレスト登山の第2キャンプから第3キャンに向っていた。ポーターらが先行して斜面にザイルを取り付ける作業をしていた。3人に待つよう言ったが3人はそのまま登り始めたため、氷塊が滑落してガイドに当たった。 一行は第2キャンプに戻ったが、ポーターらはさらに怒り出し、テントにいた3人を襲い、石を投げつけたり殴るけるなどした。居合わせた他の登山隊の欧州人が3人とガイドを引き離してその場を収めた。 トラブルが発生したのは海抜7000メートル以上の地点で、専門家は「これほどの高度の場所では、人が出せるエネルギーは限られている。このような乱闘は実に珍しい」と述べた。 ネパールにとって登山隊の受け入れは貴重な収入源になっている。同国政府は事態を重視し、調査を始めた。シュテックさんら3人とポーター側は29日には和解して、登山を続けることになったという。 ◆解説◆ ********** エベレストはネパールと中国(チベット自治区)の国境にそびえる世界最高峰の山。エベレストの名称はインド測量局の長官を務めた英国人のジョージ・エベレストにちなむ。 中国でエベレストの名称が使われることはなく「チョモランマ」と呼ばれる。英国人の名を使うのは「植民地主義への屈服」との意識もあり、「自国側の名称」として「チョモランマ」と呼ぶ。上記記事も、エベレストを「チョモランマ」と書いた。「チョモランマ」はチベット語で「大地の母」。 シェルパはネパールの少数民族のひとつ。古くは東チベットに多くが住んでいたが、大部分がネパールに移った。現在でもチベットにシェルパ民族の住民がいる。ただし、中国は少数民族としては認めていない。 チベット語で「パ」は「人」を意味する。チベット人は自らを「プパ」と呼ぶ場合もある。また、中国政府が公認している「メンパ」、「ロッパ」などの民族もすべてチベット系だ。中国を逃れた亡命系のチベット人や組織が「メンパ、ロッパ、シェルパなどはすべてチベット民族。特に中国政府の場合には、チベット民族を分断するために政治的に別民族にした」と主張する場合がある。 2013年5月1日(水) ●欧州の有名登山家2人がネパール人ガイドと乱闘、死の危険も―仏メディア● Source:Record China、(翻訳・編集/本郷);ヤフーニュースより 2013年4月29日、仏AFP通信によると、エベレスト(中国名:チョモランマ)登山中の欧州の有名登山家2人がネパール人ガイド(シェルパ)らとトラブルになり、乱闘事件にまで発展した。30日付で環球網が伝えた。 目撃者によると、スイス人のウエリ・シュテックさんと、イタリア人のシモーネ・モロさんは27日、標高7470メートルにあるエベレストのキャンプ3直前で、シェルパの指示を無視して氷に覆われた未公開のルートを登り始めた。その結果、下にいたシェルパたちに氷塊が落下。これにシェルパたちは腹を立てたという。 同日夜、怒ったシェルパたちが登山家2人のテントに詰めかけ、彼らと大声で言い争いになった。登山家2人がテントから出てくると、双方で殴り合いが始まったという。シェルパたちは2人に向かって投石も行ったもよう。目撃者は「登山家2人は危うく殺されるところだった」と話している。 地元警察はこの事件についての捜査を進めているという。
2013年5月31日(金) ●三浦雄一郎氏がライバル登山家の裏事情ポロリ● Source:東スポWeb;ヤフーニュースより 史上最高齢80歳で最高峰エベレスト(中国名チョモランマ、8848メートル)に登頂、29日に帰国した冒険家でプロスキーヤーの三浦雄一郎氏が同日、81歳での登頂を断念したネパール人ミン・バハドゥール・シェルチャン氏に疑問を投げかけた。話は同国指導層にも及び、脱線発言を関係者が謝罪する一幕があった。 「ネパールの方に対する不適切な発言をおわび申し上げます。ネパールには素晴しいシェルパや友人がいて、お世話になっていることを付け加えさせていただきます」 校長を務めるクラーク記念国際高校(東京都新宿区)で開かれた凱旋記者会見。司会を務めた長女で三浦氏の事務所代表・三浦恵美里さん(52)が陳謝で締めくくった。 問題視されたとみられるのは「政府の役人は怪しい連中が多い。マフィアと組んで何か仕掛けをやっているという噂が飛んだり、実際今回もそういう状況」などの三浦氏の発言。シェルチャン氏の背後で“作為”が働いた可能性を示唆した。 この前段に、最高齢登頂記録更新を狙っていたシェルチャン氏についてのコメントがあった。三浦氏によると、シェルチャン氏はベースキャンプまでヘリコプターで飛び、いきなり山頂にアタックしようと試みたという。三浦氏にすればあり得ない手法だ。 「どうしていきなりヘリで来て、行けるのか。登れたら、逆に秘訣を聞きたいと思っていた」と疑問を呈した。疑いの目は5年前にも及ぶ。 「僕が75歳で登った時、どういうわけか急きょ76歳で頂上に登ったということに一応はなっている。頂上に登ったかどうかは誰も信用していない」(三浦氏)。恵美里さんの話では、今回も三浦氏がエベレスト挑戦をネパール観光局に知らせた後、シェルチャン氏の登山の話が出た。 シェルチャン氏はかつて「僕が(エベレストに)行くと、黙っていても政府は登ったことにしてくれる」と告白したという。「シェルチャンさんも祭り上げられてかわいそう」と語った三浦氏。政府側へ不信感があるのは間違いない。 2013年5月30日(木) ●誰も批判しない2兆3千億円の債権放棄~ミャンマー会談を受けて - 本山 勝寛● Source:アゴラ、(本山 勝寛);ヤフーニュースより 安倍首相が日本の首相として36年ぶりにミャンマーを訪問し、テイン・セイン大統領と会談した。このこと自体は大変好ましいことであり、近年のミャンマーブームの前からミャンマー支援に関わってきた者として感慨深いところがある。しかし、一点懸念せざるを得ない点もある。各紙で報道されているように、今回の会談では「対日債務約2千億円の返済免除や、1千億円規模の政府開発援助(ODA)を表明」したとのこと。(MSN産経) 実は、ミャンマーへの円借款の債務免除は今回の2千億円だけでなく、今年1月に約3千億円を実行したばかりなのだ(外務省HP参照)。つまり今回の2千億と合わせて合計5千億円もの債権が放棄されたということになる。そもそもODAの債権放棄は今回始まった話ではなく、毎年当たり前かのように繰り返されている。以下がその数字だ。(外務省HP参照) 2003年度 1088億円 (ボリビア、バングラデシュ、タンザニア等7カ国) 2004年度 1699億円 (ガーナ、ニカラグア、バングラデシュ等17カ国) 2005年度 9683億円 (イラク、ナイジェリア、ザンビア等18カ国) 2006年度 1523億円 (タンザニア、マラウィ、バングラデシュ等19カ国) 2007年度 218億円 (バングラデシュ、シエラレオネ、ネパール等9カ国) 2008年度 2860億円 (イラク、バングラデシュ等、ネパール等8カ国) 2009年度 76億円 (ブルンジ、スーダン、アンゴラ等5カ国) 2010年度 164億円 (リベリア、セーシェル) 2011年度 996億円 (コンゴ民、トーゴ) この9年間で1兆8千億円、今年のミャンマー分を入れれば10年間で実に2兆3千億円の債権が放棄されたことになる。円借款の財源は言うまでもなく税金だ。この借款が何のために使われ、どのような状態になっているのか、債権放棄が如何なる理由でなされ、どのような戦略的効果が期待できるのか、失った債権の責任は誰がとるのか、政府は十分な説明責任を果たすべきであろう。不思議なのは、マスコミはどこも当然かのように報道し、誰も批判していないことだ。 先日は奨学金滞納問題について書いたが、こちらは放棄ではなく滞納で、全体の6%と比率は減少傾向にあるにもかかわらず、それを隠して、「過去最大の876億円にも急増している大問題だ」と書きたてる。一方で、2兆3千億円もの税金の放棄については何も論じない。 今回のミャンマーについては、民主化の流れを後押しするという戦略的目的や、「アジア最期のフロンティア」と呼ばれる同国への日本企業の進出を後押しする意味合いは確かにある。しかし、既に3千億円の債務免除がなされたばかりで、それとは別に借款500億円、無償援助500億円、計約1千億円の新たな支援も表明された。今回の会談ではそれで十分であり、残りの2千億円の債権放棄を今回する必要はあったのだろうか。そのカードは後々に残しておくか、民主化と経済成長を続けてもらう証としてコツコツと返済してもらう方がよいように思う。ミャンマーの経済成長率は現在5.5%、各国からの援助と投資が急速に入っている状況であれば、難しい要求ではない。 さらに言えば、ミャンマーの主要な貿易相手国は輸出入ともに中国だ。中国を牽制するために行った日本の債務免除が、結果的にミャンマーに深く入り込んでいる中国を利することにならないとも言えない。この傾向は他の債務免除国も同様で、たとえば2011年度に900億円の債務免除したコンゴ民主共和国も同じだ。 ODAといえども、借款として融資したならばしっかりと返済してもらうべきだ。それができないなら国民に説明責任を果たすべきであるし、返済が見込めないような新たな借款は行うべきでない。マスコミも偏向報道ばかりしていないで、見るべき点を見てしっかりと仕事をしてほしい。 学びのエバンジェリスト http://d.hatena.ne.jp/theternal/ @k_motoyama 「学びの革命」をテーマに著作多数。国内外で社会変革を手掛けるアジア最大級のNGO日本財団で国際協力に従事、世界中を駆け回っている。ハーバード大学院国際教育政策専攻修士過程修了、東京大学工学部システム創成学科卒。1男1女のイクメン父として、独自の子育て論も展開。著書『16倍速勉強法』『16倍速仕事術』(光文社)、『マンガ勉強法』(ソフトバンク)、『YouTube英語勉強法』(サンマーク出版)、『お金がなくても東大合格、英語がダメでもハーバード留学、僕の独学戦記』(ダイヤモンド社)など。 2013年5月30日(木) ●人類のエベレスト初登頂から60周年…成功者は3000人超え● Source:サーチナ 、(編集担当:村山健二);ヤフーニュースより 中国とネパールの国境にそびえる標高8844.43メートルの世界最高峰エベレスト(チョモランマ)はヒマラヤ山脈の主峰であり、登山家の夢でもある。 中国国際放送局によれば、ニュージーランド人登山家のエドモンド・ヒラリー氏とネパール人ガイドのテンジン・ノルゲイ氏が初めてエベレスト登頂に成功してから29日で60周年となった。 初登頂から60年間にエベレスト登頂に成功した登山家は3000人を超えた。 2013年5月29日(水) ●登山ルートにゴミ散乱、山頂付近は「大渋滞」 エベレスト登山者急増で深刻化する環境問題● Source:J-CASTニュース;ヤフーニュースより 「エコヒマル」によるエベレスト第2キャンプでのゴミ回収作業準備の様子 (c) EcoHimal 冒険家の三浦雄一郎さんが80歳にしてエベレスト登頂に成功した。史上最高齢での快挙は、日本国中を沸かせた。 ただ、一方でエベレストは、別の側面でも注目を浴びている。月刊誌「ナショナル・ジオグラフィック」が特集を組み、急増する登山者により山頂付近では大行列ができ、登山ルートにはゴミが散乱といった現実を浮き彫りにしたのだ。 ■下山中に死亡した人が置き去りに ナショナル・ジオグラフィック(ナショジオ)電子版では、6月号の誌面に掲載される特集記事「満員のエベレスト」が一部公開されている。写真には驚きの光景が写っていた。 ヒラリーステップ。エベレスト山頂直前で待ち構える、高さ12メートルの岩と氷の壁だ。三浦さんも登頂前に自身のフェイスブックで「ヒラリーステップを通過…あと30分ほどで登頂予定です」と、最後の難所をクリアした喜びを報告していた。 ナショジオの写真を見ると、この危険な場所で大勢の登山者がひしめき合うように「大渋滞」を起こしている。登頂までに2時間以上待つこともあり、「列をなした人々が寒さに凍えながら体力を消耗していた」という。 別の写真では、標高7906メートル地点にある第4キャンプの様子が見られる。登山者が使ったテントや使用済み酸素ボンベが放置されたままだ。標高の高い場所にあるキャンプでは、ゴミ撤去もままならない。さらにショッキングなのは、下山中に死亡した人が置き去りにされ、その脇を登山者が進んでいく1枚だ。遺体は出身国のカナダの国旗でくるまれ、死者への最低限の「敬意」は払われているが、そのまま地面に横たわる姿が痛々しい。 登山シーズンで50トンものゴミが「ポイ捨て」状態 アルプスやヒマラヤで環境保護活動を行うオーストリアの市民団体「エコヒマル」も、エベレストの「惨状」をウェブサイトで紹介している。公開されている写真を見ると、第4キャンプより低い場所にある第2、第3キャンプでも、数多くの酸素ボンベが雪の上に捨てられていた。 エベレストを目指す起点の町、ネパール・ルクラからつながる「エベレスト街道」を歩くトレッキング客は、今では年間3万人に上るという。そこからさらにベースキャンプを通って山頂を目指す登山者も急増しているようだ。付近にはゴミを処分する施設がなく、例年の登山シーズンで50トンものゴミが「ポイ捨て」状態にされ、環境への影響が強く懸念されている。 大量のゴミ詰めた袋を背負って「命がけ」の回収 エコヒマルでは2011年から、山に残されたゴミの清掃活動をスタートし、これまでに8トンを回収したと報告している。大量のゴミを詰め込んだ袋を背負い、スタッフが高地から下山してくる「命がけ」の作業と言えるだろう。ベースキャンプ手前のトレッキング道沿いで、ゴミ集積所を開設した場所もある。 日本では、アルピニストの野口健さんによる清掃活動が知られている。野口さんが代表を務める特定非営利活動法人「セブンサミッツ持続社会機構」のウェブサイトには、エベレストに初めて上った1997年にゴミ問題を意識したと書かれている。ベースキャンプのいたるところにゴミが散乱し、「各国の登山隊から、『日本は経済は一流だけど、マナーは三流だ』と言われました」と振り返っている。以後、自ら「隊長」として清掃を実施し、その必要性を訴えている。 野口さんが指摘するように、今から16年前には既にエベレストのゴミは深刻なレベルにあったようだ。当時と比べて、山頂を目指す登山者の数は飛躍的に増えている。登山者が増えれば、同行するポーターやシェルパの数も比例する。その結果、エコヒマルの報告にあるように50トンに上るゴミが毎年排出され、民間団体が個々に回収せざるを得ない状況になっている。 近年ではゴミだけでなく、増加する登山者による排せつ物の処理が問題視されているという。エコヒマルでは簡易トイレの設置をネパール政府に求め、事態の改善に動いているそうだ。ゴミや汚物、さらには地球温暖化がエベレストの環境を悪化させる要因として懸念される。 (5月30日12時15分追記)エコヒマル・カトマンズ事務所のフィンジョ・シェルパ氏はJ-CASTニュースの取材に、「エベレストのゴミは1950年代から蓄積されたもの」と説明する。「ネパール政府が、登山者によるゴミ持ち帰りを義務付けるルールをつくるべき」との主張だ。一方で「(政府が)熟練のシェルパを雇用し、ベースキャンプに派遣して当局がゴミ事情を詳しく把握する、地元の環境団体に一定の権限を与えて、登山者がゴミを持って下山するよう働きかけられるようにする、といった方法も解決策として考えられると思います」と話した。 2013年5月29日(水) ●エベレストが実は2メートル高かった● Source:ナショナル ジオグラフィック日本版、Web編集部S;ヤフーニュースより 夜明け前のエベレスト。登山者のヘッドランプが山頂への道を描き出す。 (Kristoffer Erickson/National Geographic) 三浦雄一郎さんが最高齢の登頂記録を達成したり、その混雑ぶりが目立ったりと、何かと話題のエベレスト。 この世界最高峰が2m高くなって8848mから8850mになりました。 といっても、最新のデータではありません。ナショナル ジオグラフィック協会の支援を受けた米ボストン科学博物館の名誉館長であるブラッドフォード・ウォッシュバーンが1999年に決定した値です。 今のところ、学校ではふつう8848mと教えていますし、ほとんどのメディアでもそう表記しています。ネパール政府の公式データも8848mです。 この8848mという数字は、ネパールへの入国をはじめて許可されたインドの測量隊が1954年に測量して割り出したもの。 当時としては正確な測量を行えたことがまずありますが、エベレストの測量にとって、インド隊の数字は重い意味を持っています。何しろエベレストが世界最高峰であることを確定したのは“インド測量学の父”といわれる「ジョージ・エベレスト卿」。もちろん、「エベレスト」という名前の由来になった人物です。 さらに1975年、頂上に三脚をすえた中国チームが黄海を基準として誤差30cmの範囲で8848mと発表します。山頂の雪の深さが1mだったこともインド隊のデータと一致し、以来、8848mがより強く支持されました。 これらは地上での測量による値でした。 一方、ウォッシュバーンはGPSを使いました。 1995年、彼は頂上から2km離れたサウス・コルにGPS受信器を設置。そして、1999年5月には頂上にも運び、誤差を少なくするために2カ所で測定したうえで、8850mという結論を下します。 ただし、エベレスト頂上のGPS受信器は雪の上において計測したので、8850mには雪と氷の厚さが含まれています。ウォッシュバーンはその厚さを2mのパイプで測ろうとしたものの、それでは足りず、岩盤の高さは求められませんでした。ちなみに、8848mも雪と氷込みの数字です。 また、雪や氷の厚さは変わりますし、エベレストは今も隆起中でありながら、侵食の影響も受けています。標高を決める基準となる海水面の高さも変化する可能性があり、8850mは絶対的な数字ではありませんが、『ナショナル ジオグラフィック』は現在この値を採用しています。 2013年5月29日(水) ●エベレスト世界初登頂から60年、なぜ登山家はこの山に魅せられるのか● Source:THE PAGE;ヤフーニュースより 日本人の登頂成功者数は世界第3位 5月はエベレストの季節である。危険な突風を吹かせるモンスーンが、まだ出現しておらず、比較的、気候が続けて安定しやすく降雪期にも入っていない。60年前、エドモンド・ヒラリー卿とシェルパのテンジンが、エベレスト初登頂を果たしたのも5月29日。80歳の三浦雄一郎さんが、最高年齢の登頂記録を塗り替えたスケジュールが、ちょうど、この60周年のタイミングに重なったのもそのためである。 <インフォグラフィック>エベレスト世界初登頂から60年 日本人によるエベレスト登頂の歴史 ヒラリー卿が、この世界最高峰(現在、8848mとされている)を極めて以来、登頂成功者は、4000人を超えたとされている。国別に統計すると、日本人は、ネパール、アメリカに次いで第3位に入っている。 日本人の初登頂は、ヒラリー卿より17年後の5月11日に日本山岳会が遠征隊を組み、松浦輝夫と後に冒険家として有名となる植村直己の2人が成し遂げた。初の南東稜ルートからの成功だった。植村さんは、その際に、南峰に残されたヒラリー卿の酸素ボンベを見ている。そして女性として1975年に世界初登頂したのが、他ならぬ日本人の田部井淳子さんである。山のムック本を編集した時に、田部井さんを長くインタビュー取材をしたことがあった。運よくエベレスト挑戦の話も聞くことができた。 「若い頃は、何がなんでも頂上にこだわっていました。女だけで、海外の山に登るようになって、やっぱりエベレストだよね、となったんです。でも、当時は、入山許可がなかなか出ずに振り返ってみても、計画、人集め、資金集めから装具の整備、トレーニングと、ベースキャンプに辿り着くまでが、エベレストの頂上を極めるよりも大変でした。準備時間は1400日です。6400メートル地点のキャンプで、雪崩に遭遇して、シェルパに掘り起こされ、立つことがやっとという状態になったのですが、幸い、事故に巻き込まれた人はいませんでした。それでも中止と判断された時は、『逆に降りる方が危険』と拒否して昇ったんです。若かったですね(笑)」。 スポーツというより芸術に近い 標高8000メートル以上は、デスゾーンと言われ、酸素濃度が3分の1となる。常につきまとう雪崩の恐怖、高山病…。酸素ボンベの残量などからも制限されるアタックの時間。また、三浦さんが、下山にヘリを使ったことに対して議論が起きているが、例え登頂に成功しても、それ以上に下山が危険とされるのがエベレストである。 それでも彼、彼女らは、なぜエベレストを目指したのか。植村直己さんの著書「青春を山に賭けて」(文春文庫)には、こう書かれてある。 「私の単独登山にしても、やはりひとつの登山の形態として未知なものへの探求と可能性への挑戦、さらに大きくいうなら、人間の可能性への挑戦ではなかろうかと思っている。山登りは、たとえ、どんな山であろうと、自分で計画し準備し自分の足で登山する。その過程が苦しければ苦しいだけ、それを克服して登りきった喜びは大きい」。 エベレスト初の無酸素単独頂を成し遂げたラインホルト・メスナーはスポーツライター、故・佐瀬稔のインタビューに、こう答えている。 「アルピニズムは、スポーツというよりも芸術に近い。登山史上でもっとも偉大な人は、たくさん登頂したとか、誰よりも早く昇ったとかいうことではなく、人間としていかに自分を表現したかにかかっていると思います」。 自己表現を突き詰めれば、自己への限界、可能性への挑戦となる。それこそが危険冒しても成し遂げたい、己のアイデンティティの確認作業なのかもしれない。 初心者でもエベレストに導いてもらえる時代に 1970年代に、いわゆる未踏峰は、ほとんどと言っていいほどなくなり、既登の山をより困難なルート、季節に挑むバリエーションルートの時代になった。そこから、さらに過酷な無酸素、単独登頂の時代が始まり、1990年代初頭になると、初と名の付く登山の未知のゾーンも少なくなった。そういうストイックなアルピニズムの一方で、防寒や酸素供給の装備や、天候などの情報集収技術が飛躍的に発展した現在では、商業的公募登山が盛んとなり、お金を払えば初心者でも最低限の訓練とガイドをつけてエベレストに導いてもらえる時代になった。 最盛期の5月には、頂上の一歩手前に控える12mの岩壁、ヒラリーステップの前に、時には2時間待ちにもなる行列ができる。その混雑した写真が公開されて問題にもなった。そのクラシックルートと呼ばれる登攀(とうはん)ルートには、捨て去られたゴミが蓄積して問題となり、アルピニストの野口健さんは、これまで何度か、その清掃登山も行なっている。 遭難など死亡事故につながる事故も少なくなく、エベレストは、ずっと変わっていないが(野口さん曰く地球温暖化の影響は出ているそうだが)、この60年で、世界最高峰の山を取り巻く環境は大きく変わった。 田部井さんが、エベレストに登頂した時が35歳。52歳で世界7大陸の最高峰の登頂を果たし、70歳を超えた、今もなお、登山を楽しまれている。例年のように海外にも遠征されて、またエベレスト挑戦とは違った山を満喫されている。 「50歳を過ぎ、頂上を目指さなくとも『自然の森の中にいるだけで良かったなあ、ここを歩けるだけで楽しいね』と素直に感じるようになりました。まなじりを決してエベレストの頂上を目指さなくとも山麓歩きでも十分に楽しいんです。雪が降る。酸素もない。そんな中、何も頂上にタッチしにいかなくてもいいよねという思いが今はあります」。 それが今の登山家、田部井さんのアイデンティティなのかもしれない。自己表現の仕方に変化はあっても、その意志だけは、時代が移り変わっても変わらない。 エベレスト初登頂から60年(ジョージ・マロリーが、それより29年前に登頂を果たした後に遭難死したとも伝えられるが、ミステリーのまま。近年、発見された死体の近くには、証拠を撮影したと言われるカメラの残骸が残っていなかった)。多くの登山家が、また高い山の頂を目指している。 2013年5月29日(水) ●エベレスト なすびも挑戦していた● Source:web R25、(R25編集部);ヤフーニュースより 登頂まで残り100mに迫りながら撤退したなすび。公式サイトによれば、下山決定になすびは涙を流していたそうだ ※この画像はサイトのスクリーンショットです 日本時間で5月23日、登山家でプロスキーヤーの三浦雄一郎が80歳という最高齢でのエベレストの登頂に成功した。日本中が三浦氏の登頂に沸く一方で、一部のネットユーザーの間では、同時期にエベレスト登頂にチャレンジしていたあるタレントに注目が集まっている。 そのタレントとは、1998年から1999年にわたってバラエティー番組『進ぬ!電波少年』の企画「電波少年的懸賞生活」に挑戦したことで一躍有名になった、お笑い芸人のなすび。福島県出身のなすびは、東日本大震災で被災した故郷の人々を勇気づけるためという目的で、今回エベレスト登頂に挑んだのだとか。 「エベチャレ」と命名して挑んだなすびのエベレスト登頂。なすびは公式サイト「エベチャレ~なすびの福島パワーアップ的エベレスト登頂計画~」やFacebook上で、昨年から始まった準備の経過を報告。公式サイト内の「エベチャレ日記」によると、2013年4月にはついにネパールの首都・カトマンズへと出発。そして、月17日からは頂上への最終アタックへと出発していた。 三浦とほぼ同時期の挑戦となったこのなすびの「エベチャレ」だが、結果としては5月20日、登頂まで残り100mのところで下山決定となったとのこと。死の危険性と隣り合わせのエベレスト登頂。公式サイトでの報告によると、体力の限界から下山すべきという判断をしたが、再チャレンジを目指している、とのことだ。 テレビなどではほとんど報じられていない今回のなすびの挑戦。しかし、ネットでなすびのことを知ったユーザーはツイッターで、 「三浦雄一郎さんの陰で『なすびさん』は頂上手前で断念、下山へ。なすびの健闘も称えて欲しいな。今回のエベレストは故郷福島の復興を願ってのチャレンジだそうです」 「三浦雄一郎さんは高齢とはいえプロ、なすびさんの挑戦は凄い。無事に下山しますように」 「なすびがエベレスト登ってるなんて全然知らなかったよ!」 (すべて原文ママ) など、その姿勢を称える声、そして挑戦していたことを知って驚く声を書き込んでいる。 危険なだけでなく、膨大な費用もかかるといわれるエベレスト登山。今回の挑戦は成功とはならなかったが、「エベチャレ」のFacebookページにはなすびの努力を称賛する声が多く書き込まれている。三浦の登頂成功と同じく、人々に勇気を与える挑戦となったようだ。 2013年5月28日(火) ●三浦さんに憧れトレーニング、不明の河野さん 家族「間違いであってほしい」● Source:産経新聞;ヤフーニュースより ネパール・ヒマラヤのダウラギリで行方不明となっている河野千鶴子さん(家族提供)(写真:産経新聞) ネパール・ヒマラヤの高峰ダウラギリ(8167メートル)で起きた雪崩で行方不明となっている東京都練馬区の登山家、河野千鶴子さん(66)の家族は28日、産経新聞の取材に応じ「間違いであってほしい」と苦しい胸の内を打ち明けた。 長女の加奈さん(29)は「いつも帰りを待つだけだったけど、無事に帰ってきたら、今度は登山に連れて行ってもらいたい」と不安そうな表情を浮かべた。 河野さんは50歳を過ぎたころから登山を始め、世界7大陸の最高峰の登頂に成功した。 「山を下りながら次の山のことを考える」(夫、昌治さん)。尊敬する冒険家、三浦雄一郎さんをまねて、15キロの重りを背負ったまま、自宅内で家事をしたり、公園に散歩したりしてトレーニングを重ねていた。 河野さんは看護師の免許を持っており、家族によると、23日に史上最高齢の80歳で世界最高峰エベレスト(8848メートル)の登頂に成功した三浦さんから「同行しないか」と誘われたという。 2013年5月28日(火) ●三浦雄一郎さん、ネパール政府訪問「やっと地球に戻れた」● Source:産経新聞;ヤフーニュースより ネパール政府を訪れ、登頂成功を報告する三浦雄一郎さん(左)=27日、カトマンズ(岩田智雄撮影)(写真:産経新聞) 【カトマンズ=岩田智雄】世界最高齢となる80歳で3度目のエベレスト(標高8848メートル)登頂に成功したプロスキーヤー、三浦雄一郎さんは27日、カトマンズのネパール政府の文化・観光・航空省を訪れ、今回の登頂を報告した。三浦さんは、登山の行程などを記した書類に署名。ネパール政府から記念のスカーフを贈られた三浦さんは「カトマンズに着いたばかりのときは、月の世界から帰ってきたような感じだったが、(改めて)やっと地球に戻れたように思っている」と話した。 三浦さんはこの後、現地の日本大使館を訪問。夜には祝賀会に出席し、在留邦人約100人の祝福を受けた。三浦さんは、28日に帰国の途につく。 2013年5月27日(月) ●三浦さん「諦めなければ夢は実現」、次の目標にも意欲● Source:ロイター;ヤフーニュースより 5月26日、世界最高峰のエベレストの登頂に史上最高齢で成功した三浦雄一郎さんが、喜びを語るとともに、ネパール人シェルパへの感謝の気持ちも伝えた。写真はVサインを見せる三浦さん(2013年 ロイター/Navesh Chitrakar) [カトマンズ 26日 ロイター] - 世界最高峰のエベレスト(標高8848メートル)の登頂に史上最高齢で成功した三浦雄一郎さん(80)が26日、ネパールのカトマンズで記者会見を開き、喜びを語るとともに、ネパール人シェルパへの感謝の気持ちも伝えた。 【ビデオ】80歳の三浦雄一郎さん、史上最高齢でエベレストに登頂(字幕・26日) 今回6人のシェルパと登頂した三浦さんは、「命がけで登山家を守りながら頂上への道を進み、ベストを尽くしてくれた」と、シェルパらの登山能力や面倒見の良さを称賛。 日本出発前に友人から「生きて帰れ」「無理するな」と言われたという三浦さん。「夢を見て、それを諦めなければ実現できる。(それを教えてくれた)エベレストの頂上では、素晴らしい宝物がプレゼントされた」と振り返った。 また、次の目標について聞かれた三浦さんは、「(世界6位の高峰)チョーオユーの頂上からスキーで滑ること。これが長年の願望だ」と笑顔で話した。 2013年5月27日(月) ●80歳の挑戦 エベレスト登頂 三浦さん「空気濃い場所でのびのび」● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 【カトマンズ=岩田智雄】「今回の成功は素晴らしい宝物になった」。世界最高齢となる80歳で3度目のエベレスト(標高8848メートル)登頂に成功したプロスキーヤー、三浦雄一郎さんは26日、帰還したネパールの首都カトマンズで記者会見し、喜びを語った。 赤黒く焼けた顔の三浦さんは「自分で自分を諦めている人が多い。こういう人は自分で病気になったりする。今がスタートだと思えば面白くなる」と同年代にメッセージを送った。また、「人間はいくつになっても夢を諦めない。若い人も夢を実現させてほしい」とも話した。「声援を頂きうれしくて、力が出た」と、日本で応援した多くの人への感謝も忘れなかった。 三浦さんに付き添った大城和恵医師(45)によれば、三浦さんの体調は「安定している」という。三浦さんは28日にネパールをたち、29日に羽田空港に到着する。 2013年5月26日(日) ●三浦雄一郎さん「世界中の人たちにありがとう」 無事の下山を喜び合う● Source:産経新聞;ヤフーニュースより ヘリコプターを使い、C2からベースキャンプに降り立った三浦雄一郎さん。ベースキャンプスタッフや他の登山隊のメンバーらが出迎えた=26日午前、ネパール、エベレストベースキャンプ(早坂洋祐撮影)(写真:産経新聞) 【エベレスト・ベースキャンプ(ネパール)=早坂洋祐】80歳で3度目のエベレスト登頂を果たしたプロスキーヤーの三浦雄一郎さんは26日午前7時36分、キャンプ2(C2、6500メートル)からヘリコプターを使ってベースキャンプ(BC、5300メートル)まで下山した。 ヘリコプターから降りて来た三浦さんは、BCで待機していた長男の雄大さん(47)や日本人スタッフ、ネパール人コックらと抱き合って、無事の下山を喜び合った。 登山隊は当初、歩いて下山する予定だったが、気温の上昇により氷河の崩壊が進みアイスフォール(氷瀑=ひょうばく)を下山するのは危険と判断。またチームドクターの大城和恵医師(45)も「三浦さんの体力と精神力なら十分徒歩で下山できるが、最悪の事態を回避するためヘリコプター下山が妥当」とした。 25日の下山を決めたが天候の関係でヘリコプターが飛べず、この日の下山となった。 BC到着後、三浦さんは「おかげさまで80歳7カ月でエベレスト頂上に登れました。世界中から応援してくれた人たちに、『ありがとう』と感謝の言葉をおくりたいと思います。おかげさまで地球のてっぺんに立つことができました。登りより下りの方がはるかに危なく苦労した。バルコニー(8500メートル)と呼ばれる場所で21日に亡くなったバングラデシュ人がそのまま放置されていて、非常に恐ろしかった」と話した。 その後、同じくヘリコプターで下山した次男の豪太さん、大城医師と合流して再びヘリコプターに乗り込み、午前8時40分ごろBCを離陸。途中、ヘリコプターを乗り換え10時15分ごろにカトマンズ空港に到着した。 2013年5月26日(日) ●80歳の挑戦 三浦さんC2到着、BC移動は延期● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 【エベレスト・ベースキャンプ(ネパール)=早坂洋祐】世界最高齢となる80歳で3度目のエベレスト(標高8848メートル)登頂に成功したプロスキーヤー、三浦雄一郎さんは24日午後11時40分(日本時間25日午前2時55分)、6500メートル地点のキャンプ2(C2)に到着。ベースキャンプ(BC、5300メートル)への無線連絡で、「精根尽き果て、ふらふらとただ歩くロボットみたい」とユーモア交じりに現在の状況を話した。 三浦さんの登山隊は24日午前にC4(7980メートル)を出発。休憩を多くとり水分・栄養補給をしながら、予定よりも長い約13時間かけてC2まで下った。 当初は25日中にBCまで歩いて下山する計画だったが、BC上部のアイスフォール(氷瀑(ひょうばく))が気温上昇で崩壊が進み、クレバス(裂け目)への転落などの危険度が高まっていることや、三浦さんの疲労も考慮しヘリコプターでの移動に変更。ところがヘリも強風のため同日中は飛ばずに断念。BCや首都カトマンズへの移動は26日以降に延期となった。 2013年5月25日(土) ●三浦雄一郎さん、C2下山「ふらふらとロボットみたい」ヘリで移動へ● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 【エベレスト・ベースキャンプ(ネパール)=早坂洋祐】世界最高齢となる80歳で3度目のエベレスト(標高8848メートル)登頂に成功したプロスキーヤー、三浦雄一郎さんは24日午後11時40分(日本時間25日午前2時55分)、6500メートル地点のキャンプ2(C2)まで下山した。三浦さんの体調不良などもあり、25日中にベースキャンプ(BC、5300メートル)にヘリコプターで移動することが決まった。 三浦さんはC2到着時、BCへの無線連絡で「精根尽き果て、ふらふらとただ歩くロボットみたい」と現在の状態をユーモア交じりに話した。 三浦さんの登山隊は24日午前にC4(7980メートル)を出発。当初は8時間ほどでC2に到着するとみていたが、休憩を多くとり水分・栄養補給をしながら下山した上、歩行速度も遅かったことから遅れが生じた。満月に近い月が氷河を明るく照らす中を歩き続け、予定よりも長い約13時間かけてC2まで下った。 遅い夕食をとって睡眠。25日朝、チームドクターの大城和恵医師から点滴を受けたという。 2013年5月25日(土) ●エベレストからスマホで中継は違法● Source:web R25、(R25編集部);ヤフーニュースより エベレスト山頂からスマートフォンを使って中継するダニエル・ヒューズ氏 ※この画像はサイトのスクリーンショットです 英国人の登山家がエベレスト山頂からスマートフォンでBBC(英国放送協会)にライブ映像を送信したことが、「法律違反」であるとネパール政府に指摘されている。 AFPによると、指摘を受けた登山家はダニエル・ヒューズ氏。慈善団体の資金集めのためにエベレスト登頂にチャレンジし、山頂からスマートフォンを使ってBBCにライブ映像を送ったという。 しかし、この放送はネパール情報通信省の許可を得ておらず、法律違反にあたると指摘されている。このニュースに対しツイッター では、 「あっ、許可取らないと違法なんだ・・・。」 「迂闊にUstream放送しちゃうのも危ないのかね? 」 「安易にスマホで山頂なうができないんだな」 といった感想が寄せられている。また、 「そもそもエベレストは圏内なのね」 「エベレストで電波が通じるの? それはすごい事だね」 と、エベレスト山頂でスマートフォンが使えることに驚く声も多かった。 エドモンド・ヒラリーが世界で最初にエベレスト登頂に成功したのは1953年。それから今年で60年になるが、IT化の波はエベレスト山頂にまで押し寄せている。 2013年5月24日(金) ●ネパール男性、三浦さんからエベレスト最高齢登頂記録奪回へ―中国メディア● Source:Record China、(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/TF);ヤフーニュースより 23日、世界最高峰・エベレストの最高齢登頂記録を打ち立てた冒険家の三浦雄一郎さん(80)。そんな中、81歳のネパール人男性ミン・バハドゥール・シェルチャンさんが、29日の登頂を計画している。写真はエベレスト。 2013年5月23日、世界最高峰・エベレストの最高齢登頂記録を打ち立てた冒険家の三浦雄一郎さん(80)。そんな中、共同通信によると、81歳のネパール人男性ミン・バハドゥール・シェルチャンさんが、29日の登頂を計画しているという。同行しているシェルパが23日、明らかにした。シェルチャンさんが登頂に成功すると、三浦さんの最高齢記録がわずか6日で破られることになる。中国新聞社が伝えた。 シェルパによると、シェルチャンさんは三浦さんの登頂成功について「快挙を祝福したい。私も新たな記録に向けた準備を進めている」と語った。 シェルチャンさんは現地時間の23日午前(日本時間、同日午後)現在、標高5500メートル付近のベースキャンプにおり、体調は良好だという。 シェルチャンさんは2008年5月に76歳でエベレスト登頂に成功。当時、75歳での最高齢記録を目指していた三浦さんの記録達成を阻んだ。 2013年5月24日(金) ●エベレスト登頂成功 三浦雄一郎さん、健康状態みて下山へ● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 【エベレスト・ベースキャンプ(ネパール)=早坂洋祐】23日、80歳で3度目の世界最高峰・エベレスト(標高8848メートル)登頂に成功したプロスキーヤー、三浦雄一郎さんは24日、キャンプ4(C4、7980メートル)から、C2(6500メートル)まで下山し、25日にベースキャンプ(BC、5300メートル)に戻る予定だ。ただ、23日に一時脱水症状になったため、健康状態を見極めてから出発の最終判断をする。 三浦さんの血圧や心電図に異常はなかったものの、三浦さんと行動をともにしている次男の豪太さん(43)は23日夜、「(父親は)これまでに見たことがないほど疲労している」と心配そうに話した。体調次第ではBCからネパールの首都カトマンズにヘリコプターで移動する可能性もある。 2013年5月24日(金) ●80歳の挑戦 幾重の至福 三浦さん「地球のてっぺんに」● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 報道陣に登頂の状況を説明する娘の三浦恵美里さん =東京都渋谷区(桐原正道撮影)(写真:産経新聞) ■娘「90歳、100歳でも…」 「(エベレストに)行かせないと言うなら家出する」と家族に言い張った80歳7カ月の冒険家、三浦雄一郎さんが23日、見事達成した3度目のエベレスト登頂。達成の瞬間、隊員らが待機するネパールのエベレスト・ベースキャンプ(BC、5300メートル)と、東京都渋谷区の三浦さんの事務所は歓喜に包まれた。「おめでとう」「あとは無事に帰ってきて」。挑戦を支え続けた家族と隊員たちは、喜びを重ね合わせた。 この日午前2時15分(日本時間同5時半)、C5(8500メートル)。三浦さんらが頂上アタックを開始したとき、満天の星空が広がっていた。前日午後にC5に到着したときは風が強く、雪が舞っていたという。宇宙に一歩ずつ近づくような景色の中、三浦さんは快調に高度を上げた。 現地時間午前9時、BCには、三浦さんとともに山頂を目指していた次男の豪太さん(43)から「ただいま頂上に着きました!」と無線連絡が入り、待ちわびた隊員やシェルパたちがフライパンをたたいて喜んだ。 三浦さんも「シェルパ、世界最強の登山家たちが、僕をここまで引き上げてくれました。ありがとう、ありがとう」と感極まった様子。5年前の前回登頂時、高山病で途中下山した豪太さんは「チームワークでここまで来られた。とてもすばらしい景色で、雲海の上に世界の果てまで見えそう」と感激を語った。 一方、朝から100人超の報道陣が詰めかけた都内の事務所。三浦さんの長女、恵美里さん(52)や妻の朋子さん(80)ら家族が吉報を待った。 連絡があったのは午後0時20分(日本時間)ごろ。山頂からの衛星携帯電話は音声が途切れがちで、2度目の電話で三浦さんは「頑張って頑張って頑張って、とうとう地球のてっぺんにたどり着きました。応援ありがとうございました」と語った。 朋子さんは「どうもご苦労さまでした。なるだけ早く下りて」と労をねぎらって無事の下山を祈った。 その後、「夢の多い主人をもって幸か不幸か分かりませんが、本人が信じていることを、誰が何を言おうとやる人なので…。でもこれで、みなさんに迷惑をおかけすることもないと思います」と冒険の終わりを“期待”していた。 ただ、恵美里さんは「父はまた次のことを胸に秘め、にこにこして帰ってくると思います。90歳、100歳になってもまた新しいチャレンジがあると思う」と話し、「無事に帰ったら、母の手料理で一族集まってパーティーをしたい」と笑顔をみせた。
2013年4月
2013年4月26日(金) ●AFC U-16選手権の組み合わせが決定…98JAPANはインドネシア、ベトナム、フィリピンと対戦● Source:ゲキサカ;ヤフーニュースより AFC U-16選手権2014予選の抽選会が26日、マレーシアのクアラルンプールで行われた。日本はJ組となり、インドネシア、ベトナム、フィリピンと同組になった。 以下、組み分け [西地区] グループA:クウェート、インド、タジキスタン、レバノン、ブータン グループB:ウズベキスタン、イエメン、パレスチナ、モルジブ グループC:イラク、バーレーン、ネパール、トルクメニスタン グループD:シリア、サウジアラビア、アフガニスタン、ヨルダン グループE:イラン、アラブ首長国連邦、パキスタン、スリランカ グループF:オマーン、カタール、バングラデシュ、キルギス [東地区] グループG:オーストラリア、シンガポール、香港、チャイニーズ・タイペイ、マカオ グループH:韓国、ラオス、マレーシア、グアム、ブルネイ グループI:中国、朝鮮民主主義人民共和国、ミャンマー、北マリアナ諸島 グループJ:日本、インドネシア、ベトナム、フィリピン タイで行われる本大会には、各組の1位と、2位の中から上位5チーム、さらには開催国のタイが参加する。 U-16日本代表の吉武博文監督は「ようやく対戦相手が決まり、これから予選に向けて万全の準備をしていきたいと思います。インドネシア、ベトナム、フィリピンと、どのチームも力のあるチームなので、どの相手に対しても98JAPAN(1998年生まれ以降の代表チーム)の目指すサッカーができるように全力を尽くしたいと思います。」とコメントしている。 2013年4月26日(金) ●AFC U-19選手権2014予選の組み合わせが決定● Source:ゲキサカ;ヤフーニュースより AFC U-19選手権2014の予選の組み合わせ抽選会が26日、マレーシアのクアラルンプールで行われた。日本は抽選の結果、東地区のグループIとなり、中国、マレーシア、マカオと同組となった。会場は中国となっているが、詳しいマッチスケジュールは決定し次第、発表するとしている。 ミャンマーで開催される本大会には、各組1位と2位の中なら上位6チームが進出。開催国のミャンマーを含めた16チームで争われる。 対戦相手の決定を受け、U-19日本代表の鈴木政一監督は「現在、この年代のアジアは確実にレベルアップしています。我々は良い準備をし、チーム力を持って、目的を達成する為に最善の努力をしていきたいと思います」とコメントしている。 以下、組み分け [西地区] グループA:ウズベキスタン、カタール、インド、トルクメニスタン、ネパール グループB:ヨルダン、アラブ首長国連邦、イエメン、モルジブ、アフガニスタン グループC:イラク、クウェート、パキスタン、バングラデシュ グループD:イラン、サウジアラビア、レバノン、タジキスタン グループE:シリア、オマーン、バーレーン、パレスチナ [東地区] グループF:オーストラリア、ベトナム、チャイニーズ・タイペイ、モンゴル、香港 グループG:韓国、インドネシア、ラオス、グアム、フィリピン グループH:朝鮮民主主義人民共和国、タイ、シンガポール、ブルネイ グループI:日本、中国、マレーシア、マカオ 2013年4月23日(火) ●中国人観光客が世界の旅行市場を変える―仏メディア● Source:Record China 、(翻訳・編集/本郷);ヤフーニュースより 16日、2012年に8300万人が海外へ出かけた中国人観光客が今後、世界の旅行市場を大きく変えると仏メディアは指摘する。写真はネパールでエコツアーに参加する中国人観光客。 2013年4月16日、仏国際ラジオ放送・RFI中国語版サイトは、海外へ旅行に出かける中国人の急増が世界の旅行市場を変えると指摘した。 国連の世界観光機関(UNWTO)によると、12年に海外へ出かけた中国人観光客は世界最多の8300万人で、00年の1000万人から飛躍的に増加。12年の国別外国人観光客の支出額もが中国人が過去最高の1020億ドル(約10兆円)で首位となり、730億ドル(約7兆3000億円)だった11年に比べて40%の大幅増と世界最高の成長率を示した。 UNWTOは中国人観光客の激増について、都市化の加速や国民の収入増、出入国手続きの簡素化などが原因だと分析。とりわけ人民元の上昇が中国人観光客の購買力を引き上げたとしている。中国人の海外観光客は20年までに1億人に達すると予想しており、外国人観光客17人のうち1人が中国人という計算になる。 こうした中国人観光客の取り込みに各国の旅行業界は躍起になっている。旅行先で高級品を購入する中国人観光客の割合も、08年の53%から12年は70%にまで上昇。高級品の内訳は1位が化粧品、2位が時計、3位がバッグとなっている。国際コンサルタントKPMGアジア太平洋地区担当者は、中国人観光客の巨大な購買力は小売業界にとって最大のビジネスチャンスであるとみなしており、「各高級ブランドは中国人向けに営業戦略を練り直すべきだ」と提案。仏観光開発機構(Atout France)も昨年から、中国人観光客を対象にした特別キャンペーンを実施しており、今年も「フランス美酒と世界遺産の旅」を展開していくという。 2013年4月19日(金) ●中国の習近平主席、ネパール・マオイストの議長と会談● Source:サーチナ、(編集担当:村山健二);ヤフーニュースより 中国の習近平国家主席は18日、ネパール・マオイスト(共産党統一毛沢東主義派)のプラチャンダ議長と会談した。中国国際放送局が報じた。 習主席は「中国は、ネパールが長期にわたって“1つの中国”政策を支持してきたことを高く評価する。今後もネパールとともに世代友好を中心とした協力パートナーシップを推進していきたい。中国は今後も善隣友好を堅持し、ネパールをはじめとする周辺諸国とともに平和発展と協力共存の道を歩み、最終的に成果の共有と共同発展を実現する」と述べたうえで、「中国共産党は今後もマオイストをはじめとするネパールの主要政党と交流・協力を強化していきたい」と両国の政党間交流も強調した。 プラチャンダ議長は「ネパールは、資金的にも技術的にも中国からの支援を期待するとともに、インフラ整備における分野での両国の実務的協力を拡大し、両国の善隣友好関係をさらに高いレベルまで引き上げていきたい」と語った。 2013年4月18日(木) ●俳優チョン・ジュン、高山病でロケ地より緊急帰国● Source:WoW!Korea;ヤフーニュースより 韓国俳優チョン・ジュンが、SBS野外バラエティ番組「ジャングルの法則 in ヒマラヤ」の撮影中、高山病の症状を見せ、ロケ地より緊急帰国していたことがわかった。 SBS側は「チョン・ジュンがヒマラヤ編の撮影中、3800メートルにある高山の部族村を過ぎた辺りで、高山病の症状を訴えた」とし「同行していた医師と協議した後、去る15日、仁川国際空港に帰国した」と説明。現在、健康状態に異常はないという。 チョン・ジュンをはじめキム・ビョンマンやノ・ウジン、パク・ジョンチョル、キム・ヘソン、オ・ジウンなど「ジャングルの法則 in ヒマラヤ」出演メンバーは去る1日、撮影のためにネパールへ出国し、来月の放送を控えている。 2013年4月18日(金) ●世界中に、図書館を建てまくる男● Source:東洋経済オンライン;桑原 幸作;ヤフーニュースより スターバックス・コーヒーの出店ペースを上回るスピードで、世界中に図書館を建てまくってきた男。それが米国のNPO「ルーム・トゥ・リード」の創設者、ジョン・ウッド氏だ。2000年の設立以来、10年余りで建設した施設数は、学校約1600校、図書館・図書室約1万5000カ所に上る。 同団体はネパールを皮切りに、ベトナム、カンボジア、ラオス、タンザニアなど計10カ国で、図書館建設や児童書の寄付などの教育支援を行っている。年間の収益規模は約40億円(2011年度)。この10年間で、世界で最も急成長を遂げたNPOの一つだ。 マイクロソフトのマーケティング部門幹部の要職を捨て、同団体を設立したウッド共同理事長は、いかにして非営利の世界で驚異的な成功を収めたのか。著書『僕の「天職」は7000人のキャラバンになった』(ダイヤモンド社)の刊行を記念して来日した同氏に聞いた。 ■ 「2015年までに1000万人の子どもに教育を届ける」 ――10年余りで約1万5000カ所の図書館を建設してきました。 大胆な目標を打ち出すことが、人々を引き付けることにつながります。言い換えれば、ビジョンがあるかどうかです。われわれは当初、「2020年までに1000万人の子どもに教育を届ける」という途方もない目標を打ち立てましたが、これを5年前倒しで2015年までに達成できる見通しとなりました。 「すべての子どもたちに教育を」というのは、誰もが共感できるわかりやすい目標。われわれは皆、教育を受けてきたおかげで、こうした場にいられます。共感が多くの資金を集め、ルーム・トゥ・リードの成長を推し進めてくれました。 また、ビジネスの手法で効率的な運営が行われていることも大きいです。間接費の比率は非常に小さく保たれており、寄付者(編集部注:ルーム・トゥ・リードでは、「出資者」という用語を使う)から集まった資金の多くを支援活動に注ぐことができています。 ――コスト効率はほかのNPOに比べても明らかに高いのでしょうか。 非営利組織の評価機関、米「チャリティ・ナビゲーター」の格付けによると、北米で上位2%に入っています。これは企業とのパートナーシップによるところが大きい。たとえば、ホテル運営のヒルトンからは全世界で150室分の無償提供を受けています。クレディ・スイスからは東京、香港、ロンドン、シドニーでのオフィス・スペースの提供を受けています。また、さまざまな人たちから、マイレージの寄付をしてもらい、私が世界を飛び回るときに使わせてもらっています。 ――建設費用の半分を現地の人々に支払ってもらう「チャレンジ・グラント・モデル」を導入しています。メリットは何でしょう? ルーム・トゥ・リードでは、地域の人たちに受動的に施しを受けるのではなく、子どもたちに教育を与えることに意欲を持って取り組んでもらいたいと考えている。相応の負担をしてもらうことは、図書館を建てることを心から望んでいるかを測る試金石になる。 寄付者たちは身銭を切っておカネを出してくれている。その資金を使うからには、地元の人々にも、そのことに高い価値を感じてもらわないといけない。また、モチベーションが地元にないと、施設を持続的に運営することができない。 ■ 地元負担分の90%は労働力 ――ネパールで学校を建設するには2万ドル、図書室のある学校を建設するには3万5000ドルが必要ということですが、貧しい国・地域の人たちが、その半分の費用を負担するのは大変ではないですか。 半分はあくまでも目標です。最終的に25~30%にしか届かなくても、それはOKとしている。また資金を金銭で出す必要はない。われわれは労働力を金銭換算して、地域の提供する資金として認めるシステムを採っている。たとえば学校建設に必要な、建築物の土台作りを手伝ったり、資材を運んだりといった労働をしてもらい、これを地域の提供分としている。実は、地元負担分の90%は労働力の形で提供されている。 ■ 抜き打ち調査で課題を把握 ――成果の数値化やモニタリングも徹底して行う。 モニタリングは外部の調査機関に依頼し、抜き打ちで学校を訪問する形で行っています。本を借りる仕組みがちゃんとあるか、児童が1分間で読める文字の量が以前より増えているか、利用率はどうかといった項目をチェックします。最初の3年間は3カ月に1度のペースで調査を行います。 課題がある場合、「現地のスタッフがどこがいけないのか」「どうすれば改善されるか」を考え、指導を行います。たとえば児童の文字を読むスピードが向上しない場合は、教員の数を増やす。本が十分に借りられていない場合、子どもたちが本を借りる仕組みをちゃんと理解しているかを確認したり、教師に児童の背中を押してもらうようにしたりします。 ――モニタリングの手法はマイクロソフト流ですか。 部分的には、そうです。職員には教育業界のエキスパートもいて、そのノウハウを導入している面もあります。「必ずテストをして成果を検証する」という考えが、われわれの組織には浸透しています。竣工式で赤いリボンを切った時点では、なすべきことの5%も終わっていない。建物を建てて満足してはダメで、そこからが真のスタートとなります。 ――マイクロソフト時代の経験はどう活きていますか。 大きく3つあります。一つ目は人材のリクルートの方法。私が在籍していた1990年代のマイクロソフトは、今のグーグルと同様、素晴らしい人材を採用することに長けていた。ルーム・トゥ・リードでも、最高の人材だけを集めるために、ほかのNPOよりもずっと厳しい選考を行っている。 たとえば、15分間のスピーチをしてもらったり、寄付者の心を動かすようなeメールを書くテストをしてもったりします。プレゼンテーションのテストもあります。問題を与えて、1カ月後に解決策を提示してもらいます。「自分で戦略を練ることができるか」「深い思考力があるか」「説得力を持って人に伝える力があるか」といった能力を、何回もの面接を通じて見ます。そうしたものがないと、うちでは活躍することができません。 二つ目は人に寄付をお願いすることを恥ずかしいと思わない姿勢です。慈善団体の中には、相手に気を遣いすぎて、おカネをお願いすることをためらってしまう団体がたくさんあります。だが、われわれはシャイにはなりません。「ノー・アスク、ノー・ゲット」(お願いしなければ、何も得られない)だ。マイクロソフトの営業では、粘り強さを鍛えられました。 三つめはブランディング。われわれがどういうことをしていて、どういう団体なのかということを、非常にクリアにして人々に理解してもらうことを追求しています。NPOの中には、「色々やっているみたいだが、結局何の団体なのかよくわからない」というところもありますが、それでは支援者を増やせません。「子どもの教育が世界を変える」。これがわれわれの基本理念。誰にもわかりやすく、共感を呼びやすい。 ■ スティーブ・バルマー氏から多くを学んだ ――マイクロソフト在籍時には、スティーブ・バルマーCEOから薫陶を受けました。 スティーブは真の意味でのリーダー。彼からは多くのことを学びました。マイクロソフトを偉大な企業に成長させようという情熱を持っていて、部下にはつねに高い水準の仕事を求める。そして自らも、つねに顧客と会うことをいとわず、世界中を動き回る。私は同じものをソーシャルセクターにもたらしたいと思って行動しています。それは、いかによりよくできるかを考え改善を続けること、ビジネスの現状を把握するために現場に足を運ぶことです。 ――東京を含めて、世界57カ所に「チャプター」と呼ばれる地域拠点があり、ここが年間予算の3分の1を集める資金調達の役割を担っています。 チャプターは非常に重要な役割を担っています。各チャプターはすべてボランティアで構成され、「2万5000ドルを集めて100人の女子生徒に教育を与えたい」「10万ドルを集め、20カ所の図書館を建てる」など、年間の目標・目標額を決めて達成を目指します。ボランティアのコミュニティ、家族などを活用し資金調達を行います。東京チャプターの資金調達額はつねに全世界のトップ5に入っています。 ――チャプターの資金調達の手法は? ワイン・ガラ(チャリティパーティ)、ディナーガラなどが典型的な手法です。今週の土曜日にも、東京で300人以上を集めてパーティを行います。またもっとカジュアルなイベントでは、バーでビールを飲むと、1杯につき現地語の児童書1冊の資金をバーが寄付するというようなものもあります。マラソンやトライアスロンを走り、応援する友人などから寄付をつのるチャレンジを行うこともあります。 ■ 1晩で1億円を集めることも ――1晩のパーティでどれくらいの資金が集まりますか。 完全にマチマチで、1000ドルの場合もあれば、100万ドルの場合もある。東京でも、昨年のガラでは1晩で1億円を集めた。東京の場合、パーティに必要なもの、たとえばワインやシャンパンなどはすべて業者から寄付を受けていて、費用はかかっていません。そのため、集めた寄付はすべてが現地の活動に使われるようになっています。 ――「2020年までに1000万人の子どもに教育を与える」という当初の目標は15年までに達成が見えています。さらなる目標は。 子どもたちが間違った時代、間違った場所に生まれ教育を受けられないという悲劇を、人類史のゴミ箱に投げ込みたい。日本や米国では、当たり前のように教育を受けています。この最大の贈り物を、ルーム・トゥ・リードを通してすべての子どもに与えたい。これが、われわれの究極の目標です。 2013年4月17日(水) ●ネパール・横浜をSkypeでつなぎ英探検家が対話授業…子ども達が感じたこと● Source:リセマム、《リセマム 田村 麻里子》;ヤフーニュースより 横浜インターナショナル・スクール(横浜市中区、以下YIS)で4月16日、Skypeが無料で提供する世界的教育コミュニティサイト「Skype in the classroom」を活用し、ネパールと横浜の教室をつなぎ地球環境について考える授業が行われた。 講師を務めたのは世界的探検家マーク・ウッド氏。標高4,371メートル、エベレストの麓の村ペリチェから、YISの5年生33人を対象にSkypeビデオ通話で授業を行い、子ども達の質問に回答した。なお、この授業には約750校の応募があり、実施されるのは世界10か国の10校。そのうちの1校にYISが選ばれた。 スクリーンにウッド氏の姿が大きく映し出され、ウッド氏の日本語による「こんにちは」の挨拶で対話授業がスタートした。「1、2、3」の掛け声に、子ども達が「ハロー」と元気に応え、遠く離れた2地点の距離が一気に縮まる。授業を行っている場所の状況や自然環境の説明、2日ほどでエベレストのベースキャンプに着き、エベレストの山頂には5月17日に到達する予定であることなどを説明。技術担当、医師、カメラマンとチームメンバーの紹介を行い、ドキュメンタリーに出演する計画を話すと、教室からは歓声があがった。 今回の授業は短時間ということもあり、質問者は女子2名、男子1名に限られたが、そのやりとりを他の児童も興味深そうに見つめていた。「登山へ情熱を注ぐようになった時期」「これまでの登山で一番大変だった体験」「登山の際に使う道具」といった質問にウッド氏は丁寧に回答し、酸素などの必需品とともにYISの校章を持って行くことを伝えると、教室では歓声とともに拍手が沸き起こった。エベレスト山頂でYISの校章を撮影し、探検隊がサインをして、子ども達へのお土産と一緒に学校に送るのだと言う。 授業を終えた児童は、「自分たちがその場にいなくても、エベレストのようすがわかった」「テクノロジーのおかげで、高い山にいる人と話せるのが面白い」など、感想を口にした。また、「山の下には森があるのに、高地にはないことを学んだ」「雪が思ったより少なくて驚いた」「標高の高い山では体のコントロールが大変で、環境に体を慣らしながら登ることがわかった」といったコメントも出た。今回の授業は、大気密度の低い高地からの試みであることから10分程度の短い時間で行われたが、質問に対し児童が積極的に発言するようすから、気づきや学びがあったことが伺えた。 「次は誰と通話したい?」の質問には、多くの児童が手を挙げ先生にアピール。男子からはサッカーのメッシ選手、香川選手などスポーツ選手の名前が、女子からは宇宙飛行士、オバマ大統領、ジェームズ・ボンド、浅田真央選手などさまざまな答えが返ってきた。子ども達は今回の授業を通じて、さまざまな意味で距離のある人物と交流できる可能性を感じとったのではないだろうか。 横浜の教室で授業を担当したクリステン・ブルム先生は、「思ったより画質も音質もよく、簡単に交流ができた。とてもよい体験だった。」と、Skype in the classroomを活用した授業を振り返った。ブルム先生はこの授業を実施するにあたり、WebやGoogle Earthの情報、14歳の少年がエベレスト登頂に挑むようすを描いたRoland Smith著のフィクション小説「Peak」などを使い、事前学習を行ったという。 ウッド氏はこのあと、5月に標高8,848メートルのエベレスト登頂を目指し、無事に成し遂げイギリスに帰国したのち、再び、同10校を対象に、エベレスト遠征の詳細についての30分程度の授業を行う予定という。なおウッド氏は、2012年9月に宮城県気仙沼市立面瀬(おもせ)小学校でもSkype in the classroomによる対話授業を実施している。 Skype in the classroomは、SkypeがCSR活動の一環として無料で提供する世界的教育コミュニティサイトで、世界各国の56,110人以上の教育関係者が参加し、2,770以上のプロジェクトが世界中で提供されている(2013年4月17日時点)。実際に教育現場で活躍する先生方の意見を取り入れて誕生したサービスだという。 そのジャンルは、文化、地理学、歴史、言語、数学、科学、テクノロジなど多岐にわたり、登録者は同じような関心を持つ世界中の学校・クラス・先生、また目的のプログラムを検索して、交流や活用を図ることが可能だ。Skype in the classroomに登録した先生は、Skypeの有料サービスであるグループビデオ通話を無料で利用することができる。 2012年10月5日には日本語サイトがオープン。2013年1月には、東京大学内に研究所を構えるミドリムシカンパニーのユーグレナが日本のパートナー企業として初めて参画し、国内外の生徒を対象に理科実験教室の教育プログラムの提供を開始している。まずは、日本語でSkypeレッスンを提供するため、参加希望の日本のクラスを募っている。 Skype in the classroomは、こうした教育プログラムの活用はもとより、異文化交流など、さまざまな利用シーンでの活用に期待ができそうだ。 2013年4月17日(水) ●いま、ネパール人のコミュニティが東京で急成長している● Source:週プレNEWS;ヤフーニュースより かつては、インド料理の看板を掲げていても、実はネパール人が切り盛りしているという店が多かったが、最近は『ネパール料理』を前面に押し出す店が主流になりつつあるという 日本で暮らす外国人の姿は、今ではすっかり珍しくなくなった。法務省の統計によると、平成23年の外国人登録者数の総計は約207万人。10年前と比較すると、30万人近くも増加している。 そこで注目されるのが、特定の国の外国人たちによるコミュニティの形成だ。中国人でいえば横浜・中華街や東京・歌舞伎町、韓国人なら東京・大久保に独自のコミュニティをつくっているように、外国人が一定人数集まれば、自然とコミュニティが生まれる。多くの外国人が暮らす東京都新宿区の地域文化部多文化共生推進課長・太田公一氏はこう語る。 「まず、ある国の食料品や雑貨を売る店ができると、それを買いに人が集まり、いずれ『拠点に便利だから』と近所に住みだします。すると、今度はその国の料理店ができ、そこに雇用が生まれ、さらに人を呼ぶ。そうやって外国人のコミュニティがつくられるケースがあります」 ここ最近、東京を中心にそんなコミュニティを急成長させているのがネパール人。しんじゅく多文化共生プラザの大熊賢司所長はこう語る。 「彼らの多くはインドでコックの資格を取って来日するのですが、従来は『インド料理の看板を掲げた店を、実はネパール人が切り盛りしている』というパターンが多かったんです。日本ではネパールの知名度が低いので、インドの看板を借りていたんですね。でも、最近は『ネパール料理』をそのまま前面に押し出す店が主流になりつつあります」 母国人が増えてくれば、堂々とネパール料理で勝負できるようになるということらしい。 「また、最近はエグゼクティブクラスの人材も出てきています。ある人は最近、日本-ネパールの直行便を就航する航空会社を日本で起業しました。さらに、東京のネパール人の子弟に対する教育を充実させようと、杉並区阿佐谷にこの4月、ネパール人学校もオープンしています」 ただし、外国人コミュニティが必ずしもすぐに地域社会に溶け込めるとは限らない。東京・大久保の韓国人街で長年商売をしている日本人男性がこうぼやく。 「韓流ブームに乗って最近はものすごく人口が増え、店も次々にできた。今じゃ、メインストリートから少し入った住宅街にまで出店して、深夜まで客が行列をつくっているんだ。表向きは『多文化共生で頑張ろう』なんて言う人もいるけど、住宅街の住民たちは相当、迷惑がってるよ」 この例に限らず、外国人が多い街では、やはり大なり小なり摩擦は起きているらしい。あらゆる国籍の人々と、いろいろな生活の場面で接することに、日本社会は慣れていく必要があるだろう。 2013年4月16日(火) ●ユニセフ「子どもの4人に1人が発育阻害」と発表● Source:@DIME;ヤフーニュースより 4月15-16日にアイルランドの首都ダブリンで行われている「飢餓と栄養、温暖化対策に関する国際会議(仮訳)」に合わせ、ユニセフは栄養に関する新しい報告書を発表した。報告書では、発育阻害に対する取り組みにおける具体的な進展が明らかになっている。世界では、1億6500万人の5歳未満の子どもが発育阻害にあり、その背景には貧困が潜んでおり、こうした状況の改善を加速することは可能であり、またその必要性があることを訴えている。 報告書「子どもの栄養状況の改善-世界の進展のための果たすべき義務(仮訳)」では、発育阻害を防ぐためには、妊娠から2歳の誕生日を迎えるまでの3年間-つまり、人生の最初の約1000日-への関心を高め、集中的に取り組む必要性を強調している。発育阻害になると、年齢に比して身長が低いことに加え、脳の発達や認知機能を大きく阻害する恐れもある。 また、アンソニー・レーク ユニセフ事務局長は「発育阻害は、子どもの人生の機会と国家の発展の機会、両方を奪うものです」 「これまで成し遂げてきた取り組みの成果が示しているように、今こそ、発育阻害の根絶への取り組みを加速させるべき時なのです」と訴えている。 これまで、発育阻害の問題はほとんど報告されておらず、そのために人々に知られたり、理解されたりすることが最も少ない問題のひとつであり、これは人類の悲劇といえる。実際に、成長における重要な時期に慢性的な栄養不良に陥り、世界の5歳未満の子どもの4人に1人が発育阻害となっている。そして、その80%は、14ヵ国に集中している。 このユニセフの報告書では、栄養分野への取り組みの拡大と政策の改善、具体的な施策、行動の変化によって成果を挙げている11カ国-エチオピア、ハイチ、インド、ネパール、ペルー、ルワンダ、コンゴ民主共和国、スリランカ、キルギス、タンザニア、ベトナム-を紹介している。発育阻害によってダメージを受けた子どもの体と脳への影響は一生涯続き、その後のその子の学業や勤労収入に影響を及ぼす。発育阻害は、個人の抱える問題だけでなく、しばしば国家の発展を阻み、世代から世代へと引き継がれる問題でもある。また、発育阻害の子どもは、発育阻害でない子どもに比べ、感染症で命を落とすリスクも高まることが予想される。 発育阻害の子どもが6100万人いるインドの場合、国内で最も経済的に豊かで、人口が2番目に多いマハーラーシュトラ州では、2005-2006年には、2歳未満の子どもの39%が発育阻害だったとしている。しかし、子どもの栄養の改善のために最前線で働く方々の多大なるご協力の下、実施された州の栄養調査によると、2012年には23%に減少。取り組みの成果が明らかになった。 また、ペルーでは、子どもの栄養不良のための「5by5by5」イニシアティブを実施。こうした取り組みにより発育阻害の子どもの割合が2006-2011年の間に3分の1まで減少した。このイニシアティブは、5年のうちに5歳未満の子どもの発育阻害を5%削減することを目標とし、このイニシアティブへの署名と、都市部と農村部の格差の是正を政府関係者に求めた。 さらに、成果を収めた小規模のプロジェクトの経験を生かしつつ、他分野と連携した栄養分野の活動を実施。さらに、最も弱い立場にある子どもと女性と、地方行政の構造に焦点をあてた取り組みも行なった。エチオピアでは、2000-2011年の間、発育阻害の割合が57%から44%に削減。また5歳未満の子どもの死亡率も出生1000人あたり139人から77人に減少。 国家の栄養プログラムには、最も貧しい地域にセーフティーネットを提供すること、コミュニティを通じて栄養支援を促進することも含まれている。発育阻害とその他の栄養不良を防ぐ方法は、すでに存在している。妊娠中の女性鉄分や葉酸の摂取を促すこと、新生児には出産後すぐに母乳を与え、生後6ヵ月間は母乳のみで育てること、適切な時期に固形の食事を与え始めること。そして、健康を気にかけ、適切な衛生習慣を身につけ、トイレを使えるようにすること。こうしたすでに効果が明らかになっているシンプルな方法を組み合わせることで、発育阻害や栄養不良は防げるとしており、今こそ、目標達成に向けた各国の取り組みを加速させ、子どもの栄養不良について世界に発信し、支援を訴えるまたとない時だと訴えている。 2013年4月14日(日) ●ヒマラヤの風 三浦雄一郎 80歳の挑戦 ネパール「エベレスト街道」● Source:産経新聞、(写真報道局 早坂洋祐)、ヤフーニュースより 標高6187メートルのコンデ・リを背景に5色のチベット仏教の旗がはためく。周辺は3800メートルを超えヒマラヤらしい景色がひろがる =4日、ネパール・シャンボチェ休憩でミルクティーを飲み、笑みがこぼれるシェルパ族の女性た(写真:産経新聞) ■世界から登山家集う 信仰の高地 谷底から冷たい風が吹き付ける。標高3800メートル。がけの上で赤や黄など5色の旗がはためく。「タルチョ」と呼ばれるチベット仏教のお経が書かれた旗だ。 ネパール東部、サガルマータ国立公園にある世界最高峰へ続く「エベレスト街道」。標高6000メートル超の高峰が連なる酸素濃度が平地の約半分の地に、ヒマラヤに魅せられた登山客が世界中から集まる。 街道沿いに住みチベット仏教を信仰するシェルパ族の多くは、登山客相手の職に就いている。ポーター、ロッジ経営、8000メートル級の山に挑む登山者に同行するクライミング・シェルパなどだ。エベレストに20回以上登ったシェルパもいる。高収入だが危険も多く、今月8日には1人がクレバスに転落、命を落とした。信心深い彼らは登山前に安全祈願を行う。シェルパ頭のペンバ・ギャルツェンさん(43)は道中、数珠を手にマントラ(お経)を唱えて歩いていた。 2013年4月11日(木) ●三浦雄一郎さん、80歳の挑戦 エベレストへ 絶景の中トレッキング● Source:産経新聞、(文 木村さやか);ヤフーニュースより 「年寄り半日仕事」。80歳で3度目のエベレスト登頂を目指す三浦雄一郎さんが今回掲げた方針だ。これまで1日で歩いた行程を、2日間かけて歩く。エベレスト・ベースキャンプ(標高5300メートル)への道は、雄々しいアマダブラムやローツェなど、雄大なヒマラヤの山々が間近に迫る絶景の中でのトレッキングだ。「これまでにないくらい調子がいい。非常にうれしい」と三浦さん。何しろ、トレッキング中唯一の楽しみの食事すら「腹5分目」と控えめにしてきたのだ。 2013年4月10日(水) ●金正恩第1書記の留学先、スイスが北朝鮮と関係各国との調停役を申し出る―スイスメディア● Source:Record China;ヤフーニュースより 2013年4月7日、スイス外務省の報道官が、韓国と北朝鮮の同意があれば、スイス政府は調停を行う意思があると発表した。スイス政府はすでに北朝鮮側と接触しているが、現在のところ交渉の計画の有無は明らかになっていない。スイス通信の報道を北京晨報が伝えた。 スイス外務省の報道官は「スイスは朝鮮半島情勢の緊張緩和に向けた手助けをしたい。当事者側にその考えがあれば、会談を取り持つことを含め、解決の後押しをする用意がある」と述べた。 金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は、かつて偽名を使ってスイスに留学していたことがあり、北朝鮮にとって受け入れやすい調停者となりうるとみられる。 中立国として知られるスイスは、政治的・軍事的衝突の際に調停者として登場することが多く、過去7年ではスーダンやコロンビア、スリランカ、ウガンダ、ネパールなどの国で、計15回にわたって調停役を担っている。 2003年に北朝鮮と韓国の軍事境界線を訪れたこともある、スイスのミシュリン・カルミ・レイ元外相は、スイス紙・ゾンタークスツァイトゥングの取材に対し、「北朝鮮にとって、地位が極めて重要。米国による承認と安全の保証を求めている」と述べた。(翻訳・編集/岡本悠馬) 2013年4月9日(火) ●幻の鳥 ルリビタイジョウビタキ撮影● Source:沖縄タイムス、ヤフーニュースより 【石垣】国内で見られるのは極めて珍しい野鳥「ルリビタイジョウビタキ」が7日、石垣市内で確認された。石垣島フィールドガイド「SeaBeans」の小林雅裕さん(38)が撮影した。野鳥愛好家垂ぜんの「幻の鳥」で、国内での撮影は2011年5月の山形県飛島以来とみられる。 ルリビタイジョウビタキはスズメ目ヒタキ科で、ミャンマーやネパールなどに分布するとされる。頭からのどにかけての鮮やかな青色、胸から尾にかけてのオレンジ色が特徴。何らかの理由で迷って飛来したとみられる。 小林さんは友人の連絡を受け、樹上で餌を探しているところを見つけた。「悪天候は逆に野鳥観察日和。非常に美しく、鳴きながら枝と地面を往復し、餌を採っているようだった」と話していた。 2013年4月9日(火) ●三浦さん、ディンボチェ到着 80歳で3度目のエベレストへ● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 【ディンボチェ(ネパール)=木村さやか】5月中旬に80歳で3度目のエベレスト登頂を目指しているプロスキーヤーの三浦雄一郎さんは8日、ディンボチェ(標高4300メートル)に到着した。これで、エベレスト・ベースキャンプまでの行程は残り約4分の1程度となった。 三浦隊は当初、ディンボチェに高度順化を兼ねて3日間滞在し、ポカルデでのスキーに向けた準備を進める予定だった。だが、ポカルデ上部キャンプに滞在を予定している16日ごろには、降雪など荒れ模様の天候が予想されており、天気をみながら行程の変更も含め検討する。 2013年4月9日(火) ●石垣に珍鳥「ルリビタイジョウビタキ」現る-国内観察「2例目」 /沖縄● Source:みんなの経済新聞ネットワーク;ヤフーニュースより 石垣で4月7日、鳥類の一種「ルリビタイジョウビタキ」が観察された。国内観察は2例目と極めて珍しい。瑠璃色の頭部と茶色の腹面が首元ではっきり分かれ、尾羽の先端が黒いのが特徴。(石垣経済新聞) 発見者は年間を通じて鳥の観察を行っている石垣在住の中本純市さん。6日に荒天だったため、「天気が荒れた翌日は渡り鳥を観察しやすい。何か変わったものがいるかもしれないと川平に足を運んだ。朝9時30分ごろ、運よくこの鳥を見つけることができた」という。 「数年前に見たチャバラオオルリ(同ヒタキ科)と同じように見えたが、頭部と腹面で色が分かれる部分の模様が違うので、動物写真家の真木広造さんに調べてもらうと、この鳥だと確認できた」と話す。 国内での観察は、2年前に山形県酒田市飛鳥(とびしま)で観察されて以来、2例目とみられる。 山形で知らせを受けた真木さんは翌午前中には石垣入り。「夕方まで近辺を探したが見つからなかった。機上から天候を確認しながら来たが、良い天候になったので、石垣島を離れた可能性が高い」という。中本さんも「昨夕、よくさえずっていたので、もしかしたら石垣島を離れたかもしれない」とも。 真木さんは「46年間鳥の撮影を続けてきたが、まだ撮影したことがない。前から撮りたかった鳥のうちの一つ」と残念がった。 ルリビタイジョウビタキは、スズメ目・ツグミ科(ヒタキ科)ジョウビタキ属に分類される。ブータン、中国、ミャンマー、ネパール、タイ、ベトナムの温帯森林に生息するとされる。 2013年4月8日(月) ●探検家マーク・ウッド氏、エベレスト頂上からSkypeに挑戦 - Skype Blogs● Source:マイナビニュース、ヤフーニュースより イギリスを拠点に活動する探検家マーク・ウッド氏が、史上初の試みとなるエベレスト頂上からのSkype通話へ向けて順調なスタートを切ったことをSkypブログチームがレポートしている。マーク・ウッド氏は、イギリスを拠点に冒険を繰り返す探検家。2011年には、単独で南極にたどり着いた史上8人目になるなど、毎年果敢に冒険している。オフィシャルサイト「www.markwoodexplorer.com」には、アラスカやヒマラヤなどの雪山での冒険や自転車でのアメリカ大陸横断の様子なども垣間見ることができる。 今回、マーク・ウッド氏が挑戦するのはエベレスト登山で、ネパールに滞在し、3週間のトレーニングを重ね、その後35日から40日間をかけて山頂を目指す。エベレスト登山の途中、日本の横浜インターナショナル・スクールを含む世界の10校の生徒たちとSkypeビデオ通話で会話をする予定で、最終的には一番厳しい7,000メートルを越えたときにSkypeオフィスとのビデオ通話を予定している。また、"願わくばエベレスト山頂での史上初となるSkype通話を試みたい"とのコメントも掲載されている。Skyepブログでは、今後の登山状況の続報をレポートする予定だ。 2013年4月8日(月) ●探検家、エベレストから史上初の Skype 通話を試みる● Source:japan.internet.com;ヤフーニュースより 探検家 Mark Wood 氏は、世界最高峰のエベレストを登っている途中、世界中の10の学校と Skype ビデオ通話をする計画だ。その10校には、日本の横浜インターナショナル・スクールも含まれている。 Wood 氏は、イギリスに拠点を置く探検家で、2012年には、たった1人で北極をスキーで横断した。同氏は、探検家としての自身の役割をグローバルコミュニケーションと自覚おり、今までも iPhone、タブレットやノートパソコンを使って世界中の学校とSkypeのビデオ通話を行ってきた。 Wood 氏は現在、ネパールに滞在し、高度に慣れるためのトレーニングを重ねているという。エベレストからの進捗情報などは Mark Wood 氏の Web サイトから閲覧できる。 2013年4月8日(月) ●三浦雄一郎さん、寺院で安全祈願 エベレストの女神も参拝● Source:産経新聞、ヤフーニュースより 【ショマレ(ネパール)=木村さやか】5月に80歳で3度目のエベレスト登頂を目指しているプロスキーヤーの三浦雄一郎さんは7日、エベレスト・ベースキャンプ(標高5300メートル)に向けたトレッキング途中の村、パンボチェでゴンパ(チベット仏教寺院)を訪問し、登山の安全を祈願する儀式「プジャ」を行った。 パンボチェ・ゴンパは同地域で最も古い600年の歴史があるとされ、この日はエベレストの女神「ジョモ・ミオラサンマ」をまつる一室も開帳され隊員全員が参拝。参拝後、三浦さんは「エベレストの女神にもお祈りでき、きっといい登山になるのでは」と話した。 2013年4月8日(月) ●<国連大学>目標は「開かれた大学」 平和・安全保障の研究強化 新学長に聞く● Source:毎日新聞、ヤフーニュースより 「国際連合のシンクタンク」ともいわれる国連大学の新学長に就任したカナダ出身のデイビッド・マローン博士(59)はこのほど毎日新聞のインタビューに応じ、「開かれた国連大学」を目指すとともに、平和や安全保障の研究を強化していきたい意向を示した。【和田浩明】 国連大学は「平和と進歩のための諸目的」(ウ・タント国連事務総長=当時)に合致した学術機関として提案され、日本政府が大学基金に1億ドルを拠出し本部施設も提供して1975年に開設された。40年近く日本で活動し現在の本部は東京・青山の一等地にあるが、国内の知名度や活動内容の一般への浸透度は、必ずしも高いとは言えない。 マローン博士は「世界のオピニオンリーダーを招いた講演会を行うなどして情報発信を強化するとともに、日本の人々との交流を拡大していきたい」と抱負を語った。 国連大学の学術研究機能の強化・拡大については、「変化する世界情勢に応えていく必要がある」と指摘。現時点での個人的考えと断りつつも、持続可能な発展や世界の開発問題に加え、平和と安全保障分野の研究を拡充したいと述べた。 マローン博士は国連安全保障理事会の役割などの専門家。気さくで明るい人柄で、「学長就任への職員の期待も高い」(関係者)という。カナダの国連大使や、開発途上国の政策研究支援を行うカナダ国際開発研究センターの所長などを歴任し、3月に現職に就任した。任期は5年。近著に「転換期のネパール 人民戦争から脆弱(ぜいじゃく)な平和へ」(ケンブリッジ大学出版局)などがある。米ハーバード大ケネディ行政大学院で行政学修士号、英オックスフォード大で国際関係の博士号を取得している。 2013年4月4日(木) ●神聖なウシが取り締まり対象に、交通事故招く ネパール● Source:AFP=時事;ヤフーニュースより 【AFP=時事】国民の大多数がヒンズー教徒のネパールの首都カトマンズ(Kathmandu)で、神聖視されているウシたちが、むしろ交通事故や渋滞の原因となっているとして、警察が路上のウシの「取り締まり」対策に乗り出した。 インド、ウシが原因で交通事故死の男性遺族に慰謝料 カトマンズの路上をうろつくウシたちは、ごく日常的な光景だ。道路脇のゴミの山から食べ物をあさるウシたちも、よく見かける。 カトマンズ首都交通警察のパワン・ギリ(Pawan Giri)広報担当は、AFPの取材に「迷いウシたちが、カトマンズの道路で大いに迷惑な存在になっている。事故の原因となるだけでなく、道を汚したりもする。運転手がウシをよけようとして、他の車に衝突する事故も頻繁で、そのせいで交通渋滞が起きている」と語った。取り締まりで警察が保護した迷いウシを引き取るには、飼い主は約60ドル(約5600円)の罰金を支払わなければならないという。 交通警察当局によれば、1日に取り締まりを開始して以来、これまでに18匹のウシが身柄を「確保」された。今後も数週間、迷いウシの取り締まりを続ける方針だという。 ヒンズー教でウシは豊穣の女神ラクシュミの化身とされる。このため、ヒンズー教人口が大多数のネパールでウシは神聖視される存在だ。連邦共和制への移行で2008年に王政は廃止され、ネパールはヒンズー教王国ではなくなった。だが地方などでは今もなお、ウシを殺したとして人々が当局に拘束される事例が常態化している。 ネパールでは現在もウシの殺処分は違法で、有罪になれば最高で禁錮12年の刑が言い渡される。【翻訳編集】 AFPBB News 2013年4月4日(木) ●ダウン症15歳少年がエベレストのベースキャンプに到達、10代では初● Source:AFP=時事;ヤフーニュースより 【AFP=時事】ダウン症のある米少年が先月、世界最高峰エベレスト(Everest)のベースキャンプ(標高5364メートル)に到達した。少年の父親によると、ダウン症のある10代の若者がベースキャンプに到達するのは史上初。人々の障害に対する意識を変えてもらうのが目的という。 女性で初、エベレスト登頂1シーズン2回成功 ギネス記録に認定 米オレゴン(Oregon)州在住の高校2年生イーライ・ライマー(Eli Reimer)さん(15)は3月中旬、ネパールのヒマラヤ山脈にあるエベレストのベースキャンプまでの10日間の道のりを踏破した。この挑戦は、ライマーさんの両親が設立した、障害者とその家族を支援する慈善団体「イライシャ財団(Elisha Foundation)」のための資金集めも兼ねている。 なお、これまでにもダウン症のある35歳の英国人男性がエベレストのベースキャンプに到達している。 2013年4月3日(水) ●エベレスト挑戦 三浦雄一郎さん、シェルパ族の村到着● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 【ナムチェ・バザール(ネパール)=木村さやか】5月に80歳で3度目のエベレスト登頂を目指しているプロスキーヤーの三浦雄一郎さんは2日、シェルパ族の村、ナムチェ・バザール(標高3440メートル)に到着した。 前日に宿泊したモンジョ(標高2835メートル)からは高度差約600メートルの急な登り道続き。約5時間かけてゆっくり登った三浦さんは「秋の遠征ではこの入り口で不整脈が出たが、いつもよりゆっくりの行程にしたおかげで順調だった」と話した。 ナムチェ・バザールはエベレスト周辺のトレッキングルートの分岐点に当たる村。毎週定期市が開かれる交易の村で、外国人トレッカー向けのロッジやレストランが立ち並ぶ。 三浦隊はここで高度順化を兼ねて3泊し、シャンボチェ(標高3750メートル)の丘を散策したりするほか、食糧などを仕入れる予定。 2013年4月2日(火) ●中国政府、チベット問題でネパールに圧力=カーター元米大統領● Source:ロイター;ヤフーニュースより [カトマンズ 1日 ロイター] ジミー・カーター元米大統領は1日、中国政府がネパールに対し、亡命チベット人の入国を妨害するよう圧力をかけていると述べた。 中国からネパールには毎年、数百人に上る亡命チベット人が危険な山岳地帯を越えて入国しようとするが、ネパールに対する中国の影響力拡大を背景に、その経路はますます狭き道となりつつある。 こうした亡命チベット人は、中国チベット族自治区を出た後、チベット亡命政府があるインドのダラムサラを目指す。その途中でネパール警察に身柄を拘束された場合、これまでは国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に引き渡されていた。 しかし、カーター氏によると、亡命チベット人は現在、中国とネパールの国境で嫌がらせを受けているという。ノーベル平和賞受賞者の同氏はネパール政府に対し、亡命チベット人への妨害を求める中国の圧力に屈さないよう呼びかけた。 ネパールには、中国からの亡命チベット人が約2万人居住する。一方、中国は同国にとって最大の支援国であり、主要貿易相手国でもある。ネパール政府は近年、亡命チベット人による反中国デモを弾圧するようになっている。 カーター氏が設立した研究機関カーター・センターは、2008年のネパール制憲議会選挙で監視団の一員を務めた。同氏は先週、選挙実施を各政党に呼びかけるためネパール入りしていた。 2013年4月2日(火) ●80歳三浦さん再びエベレスト登頂へ、「強く望めば夢の頂点に」● Source:ロイター;ヤフーニュースより [カトマンズ 1日 ロイター] プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎さん(80)は今年5月、自身3度目となるエベレスト(標高8850メートル)登頂を目指している。成功すれば、世界最高齢の登頂記録を更新する。 2003年と08年に登頂に成功した三浦さんは、ネパールの首都カトマンズでロイターの取材に応じ、「記録は重要ではなく、頂上に到達することが重要だ」と意気込みを語った。これまでの記録は、ネパール人男性ミン・バハドゥール・シェルチャンさんの76歳。 4度の心臓手術を乗り越えた三浦さんは、「強く望み、勇気と忍耐力があれば、夢の頂点に立つことができる」と力を込める。 三浦さんの父、敬三さんは99歳でモンブランからのスキー滑降に成功。その父の背中を見て育った三浦さんには次の夢がある。「85歳になってまだ生きていればチョー・オユー(同8201メートル)に登って、頂上からスキーで滑りたい」。80歳の冒険家にゴールはない。 2013年4月1日(月) ●ヤン・ドングン&チョン・ジュン、キム・ボムスの所属事務所へ● Source:WoW!Korea、ヤフーニュースより 韓国俳優で歌手のヤン・ドングンと俳優チョン・ジュンが、歌手キム・ボムスの所属事務所ポラリスエンターテインメントと専属契約を結んだ。 ポラリスエンターテインメントは1日「芸能界でも”親友”として知られている2人が移籍も共にし、変わらぬ友情を見せてくれた」と伝えた。 先ごろ、第一子が誕生したヤン・ドングンは、8月に公開が予定されている「報復者」を撮影中であり、近い内にニューアルバムを発表予定だ。 また、ドラマ「無子息 幸運」を終えたチョン・ジュンは、SBS「ジャングルの法則」ヒマラヤ編に合流し、ネパールに向かう予定だ。 なお、ポラリスエンターテインメントには彼ら以外に歌手IVYや俳優チェ・ジョンウォン、パク・ジョンチョルらが所属している。 2013年4月1日(月) ●再審無罪のマイナリさん、獄中日記を出版へ● Source:読売新聞;ヤフーニュースより 【カトマンズ=田原徳容】東京電力女性社員殺害事件で再審無罪となったネパール人、ゴビンダ・プラサド・マイナリさん(46)が31日、カトマンズの自宅で読売新聞の取材に応じた。 マイナリさんは、刑務所生活の日記をまとめた著書「日本の刑務所に15年」を4月末にもネパール語で出版することを明らかにした。刑事補償法に基づき支払われる補償金は6800万円前後になるとみられ、「日本などの冤罪(えんざい)被害者支援に一部を寄付したい」と述べた。 昨年11月の再審無罪確定後、マイナリさんが捜査や刑務所生活について語るのは初めて。帰国後は不眠などが続いたが、11キロの減量で体調は回復。犬を飼い、家族でトレッキングに出かけるなど「失った15年を取り戻す毎日」と話す。 ノート13冊に書き留めた刑務所暮らしは「地獄だった」と振り返る。「壁の鏡に映る自分の髪がだんだん白髪になり、薄くなる。年齢を感じたくなくて、『真実のため頑張っている苦労の結果』と言い聞かせた」。ネパールの王制廃止(2008年)のニュースには「祖国の歴史的瞬間を異国の獄舎で知るとは」とがくぜんとしたという。 2013年4月1日(月) ●80歳の挑戦 エベレストへ 三浦さん、トレッキング開始● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 【パクディン(ネパール)=木村さやか】5月に80歳で3度目のエベレスト登頂を目指しているプロスキーヤーの三浦雄一郎さんは31日、ネパールの首都カトマンズを出発。トレッキングの玄関口・ルクラに到着し、高度順化を兼ねたエベレスト街道のトレッキングを開始した。 三浦さんは午後、標高2610メートルのパクディンに到着。「脈拍はまだ速めだが、安定している。1週間ぐらいかけて調子を整えていきたい」と話した。 エベレスト街道は、エベレスト・ベースキャンプ(BC、約5300メートル)に続くトレッキングルート。エベレストやローツェを目指す登山者のほか、ヒマラヤが望める観光地としても人気で、外国人トレッカーでにぎわう。途中の村々にはレストランを兼ねたロッジなどがあり、三浦隊はロッジを泊まり歩きながらBCを目指す。 2013年4月1日(月) ●「日本の警察はトラ」と、東電OL事件ゴビンダさん● Source:女性自身、ヤフーニュースより ’97年3月、東京都渋谷区円山町のアパート空室で、東京電力女子社員(当時39)の遺体が発見された。被害者がエリート社員だったことに加え、毎夜、渋谷の街頭に立ち、春をひさいでいたことでマスコミをにぎわせた事件だ。 4日後、現場に隣接するビルにネパール人4人と住んでいたゴビンダ・プラサド・マイナリさん(現在46)は、入管難民法違反容疑で逮捕された。そして、東電OL殺人事件の容疑者として再逮捕される。捜査段階から一貫して無実を主張していたゴビンダさんだが、’12年6月にDNA鑑定で無罪が証明され、再審の扉が開かれるまでの15年間、獄舎に閉じ込められていた。 現在、祖国ネパールのカトマンズで、失われた時間を体験しなおすかのように家族と過ごすゴビンダさんを訪ねた。笑顔で迎えてくれた彼だが、話が事件当時の様子におよぶと一転して「人生のいちばん大切な時期を失った!こんな目に遭わせたやつらを一生忘れない!」と表情がこわばった。 「私がやっていないことは、ちゃんと調べればわかること。でも、警察は一方的に私を犯人と決めつけた。9~21時までほとんど休みなく、調書にサインしろと迫られた。足を踏まれ、胸ぐらをつかまれて服が破れた。水もくれず、トイレにも行かせてもらえなかった。サインしないと罰金20万円だといわれた。日本の警察はトラ。すごく強くてなんでも勝手にできてしまう」 ゴビンダさんは’00年4月に無罪判決を言い渡されている。しかし地検はこの判決を不服とし、ただちに控訴。東京高裁はゴビンダさんの拘留を続け、同年12月に無期懲役を言い渡した。 「15年間で泣いたのはこの日1回だけ。自分の人生はこのまま終わってしまうのかと絶望的な気持ちになったのです。でも、拘置所に移送されるまでの間に、無罪になるまでがんばろうと思いなおした」 横浜刑務所ではこんなことも。「刑務官に何度も”お前は日本の女をレイプして、金を奪った悪いやつだ”と言われました。その言葉は実際に殴られるより痛かった。”自分は悪くない。悪いのは間違っているおまえたちだ!”と心の中で言い返して耐えました」 ’12年11月、無罪が確定したゴビンダさんは、翌12月、刑事補償法に基づき国に補償を求める訴えを起こした。この補償金をもとに、これからを考え初めている。 「自分だからこそできることをやっていきたい。外国の刑務所に入っているネパール人はたくさんいる。私のような冤罪のケースもある。そういう人たちを支援したい」 2013年4月1日(月) ●夫の遺体写真「見よ」と妻…ネパール人男性惨殺の“鬼畜”に贈る「遺族の地獄」● Source:産経新聞;ヤフーニュースより ネパール人の夫が殺害された事件の判決公判後、妻(中央)が会見した=3月28日午後、大阪市北区 (写真:産経新聞) 最愛の夫を失った悲しみは、判決が出ても癒えることはない。大阪市阿倍野区の路上で昨年1月、ネパール国籍の飲食店経営、ビシュヌ・プラサド・ダマラさん=当時(42)=が殺害された事件の裁判員裁判で、大阪地裁は28日、殺人と窃盗の罪に問われた建築工、伊江弘昌被告(22)に求刑通り懲役20年を言い渡した。これで、共犯3人の1審判決が出そろったが、28日の判決後に記者会見したダマラさんの日本人の妻(38)は「3人の態度をみていると、命を奪ったことの重みが分かっていない」と憤った。先に判決を宣告されていた2人は、すでに控訴しており、妻は裁判の行方を「最後まで自分の目で見届けたい」と誓った。 ■身勝手な言い訳、新たな苦しみ 求刑通りの懲役20年が言い渡されても、妻はほとんど表情を変えることなく、結論を短く手元のノートに書き留めた後は、じっと判決理由に聞き入っていた。 3人の中で最後となった伊江被告の判決公判。どういう思いで裁判長の朗読を聞いていたのか。28日夕、大阪市内で会見した妻は率直な感想を語った。 「量刑に関しては、私個人としては『軽いな』と思っています」 妻は事件後、ダマラさんを失ったショックから眠れない日が続き、一緒に切り盛りしていたネパール料理店もしばらく休んだ。だが、「何があったのか知りたい」と被害者参加制度の利用を決め、悲しみを抱えながらも、ほぼすべての公判に出廷した。 しかし、法廷で妻を待っていたのは、上辺だけの謝罪と反省、身勝手な言い訳を聞かされるという新たな苦しみだった。 3人はそれぞれ、自分の裁判で妻に向かって深々と頭を下げ、「申し訳ありませんでした」と謝罪していた。だが、妻の心には到底響かなかった。法廷では3人ともが、事件前に多量の飲酒をしていたことを強調。犯行時の状況を「よく覚えていない」などとして、「殺意はなかった」と主張していたからだ。 「(3人は)反省していると繰り返していたが、なぜこういうことを起こしたのか、自分たちで突き詰めて考えていない。酔っていたからというところで、考えが止まってしまっている。考え続けないと、社会復帰してからも同じことを繰り返してしまう」 ■「目を背けたくなる暴行」 3人の判決は、それぞれ量刑が異なった。殺人罪が適用されたのは伊江被告と、ダマラさんに執拗(しつよう)な暴行を加えた白石大樹(ひろき)被告(23)の2人。 判決が認定した暴行は、残忍極まりないものだ。何の落ち度もないダマラさんに、突然暴行を加えた伊江被告と白石被告。抵抗せず、逃げようとしたダマラさんを、伊江被告が約200メートルも追いかけ回し、路上に引き倒した。 さらに、追いついてきた白石被告とともに、ダマラさんの顔を殴る蹴るなどしたうえ、ダマラさんの頭を踏みつけ、顔に自転車を少なくとも2回投げつけた。カラーコーンでダマラさんの頭部を殴ったりもした。 伊江被告と別の日程で審理が行われていた白石被告は、懲役18年の求刑を超える懲役19年が言い渡されていた。 伊江被告の量刑が焦点となる中、河原俊也裁判長は、暴行の一部を撮影した防犯ビデオの映像から、「目を背けたくなるほど極めて強烈で執拗な暴行。被害者のことを人間だと考えていなかったといわれても仕方がない」と断罪した。 悪質な暴行に加え、伊江被告は倒れていたダマラさんから、現金1万円などが入った財布を盗んだという窃盗罪でも起訴されていた。河原裁判長は「自らが倒した被害者から、財布を盗むという卑劣な行為にまで及んでいる」と指摘。白石被告より重い刑事責任を負うべきだと結論づけ、検察側の求刑通り懲役20年が相当と結論づけた。 ■「最後まで見届ける」 一方、白石被告とともに審理されていた知人の白石美代子被告(23)には、傷害致死罪が適用され、懲役9年が宣告された。 その理由として、長井秀典裁判長は、「美代子被告自身の暴行の程度が、死につながるほど危険なものではなかった」とした上で、「共犯者らの暴行を十分に認識していなかった可能性がある」と指摘。「死亡の危険性が分かっておらず、殺意は認められない」と判断した。 この判断について、妻は28日の会見で「殺人罪を認めてほしかった。美代子被告だけが、傷害致死罪なのは許せない」とした。事件当時ダマラさんと一緒にいた甥(おい)が暴行に抵抗しようとした際、弾みで転倒した美代子被告が「やられた」と白石被告らに訴えたことが、暴行がエスカレートした理由の1つと考えているからだ。 妻は「3人の態度をずっとみていて感じたのは、命を奪うという、自分たちがどれだけ重い罪を犯したのか分かっていないということだった」と振り返る。 果たして、美代子被告と白石被告は、ともに判決を不服として控訴した。事件は大阪高裁で再び審理される。 妻は、まだダマラさんに判決結果を報告できないといい、審理を「最後まで自分の目で見届ける」と誓う。 ■「夫の死、被告らは直視を」 事件から1年あまり。伊江被告からは、115万円の弁償金が送られている。真摯(しんし)な反省を感じられない以上、妻は受け取っていない。 伊江被告の判決で、河原裁判長はこの弁償金について「経済的に苦しい立場に置かれていると思われる被害者の妻を、長らく板挟みの状況に置き、精神的に追い詰め、苦しめている」と言及した。妻は意見陳述では「自分の死を意識することでしか、命の重さを理解できない」と極刑を求めていたが、閉廷後の会見では「遺族の気持ちを代弁してくれた部分もある」と判決を一定評価した。 ただ、今後も「謝罪を受け入れられることは到底ない」と言い切る。代理人の弁護士の元には、3人からの謝罪文も届いているが、目を通してはいない。
2013年3月
2013年3月29日(金) ●ネパール男性殺害 「命の重さ分かっていない」被害者の妻が怒り込め会見● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 判決後、弁護士とともに記者会見する、殺害されたダマラさんの妻(中央)=28日午後、大阪市北区 (写真:産経新聞) 「命を奪ったことが、どれだけ重いか分かっていない」。昨年1月に殺害されたネパール人男性、ビシュヌ・プラサド・ダマラさん=当時(42)=の日本人の妻(38)が28日、殺人などの罪に問われた伊江弘昌被告(22)を懲役20年とした大阪地裁判決後に大阪市内で会見し、この日で1審判決の出そろった3人に対する怒りをあらわにした。 事件が起きたのは、2人の念願だったネパール料理店を開いた直後のことだった。夫を失ったショックから眠れない日が続き、店も一時休んでいたが、「真実を知ろう」と決意し、被害者参加制度を利用してほぼすべての公判に出廷した。 だが、法廷での被告らの態度に失望した。反省の言葉を口にしながらも「酒に酔っていて、あまり覚えていない」と弁明するのを聞き、「なぜ、こういうことをしたのか突き詰めて考えていない」と感じた。 ダマラさんの遺体の写真を直視できないという言葉にも、「自分たちの行為の結果だととらえて、直視しなければいけない。遺族は、そのことを突きつけられて生活していくのだから」と怒りがこみ上げた。 意見陳述では、今も癒えぬ悲しみを裁判員らに訴え、「自分の死を意識することでしか、命の重さを理解できない」との思いから死刑を求めていた。 この日の会見では、判決の量刑は軽いと感じたものの、理由の中では妻の苦しみにも触れており、「遺族の気持ちを代弁してくれた」と一定評価した。 しかし、3人のうち2人が控訴していることもあり、「まだダマラさんには(判決結果を)報告できない」という。被告らからの謝罪文には目を通していないといい、今後も「謝罪を受け入れられることは到底ない」と話した。 2013年3月28日(木) ●<ネパール人殺害>22歳被告に懲役20年 大阪地裁● Source:毎日新聞、【渋江千春】;ヤフーニュースより 大阪市阿倍野区でネパール人の飲食店経営者を殺害したとして、殺人罪などに問われた同市西成区、建築工、伊江弘昌被告(22)に対する裁判員裁判で、大阪地裁は28日、求刑通り懲役20年の判決を言い渡した。河原俊也裁判長は「けがは頭と顔に集中している」と述べ、殺意を否認した弁護側主張を退けた。 判決によると、伊江被告は昨年1月16日、白石大樹(23)と白石美代子(23)両被告=いずれも控訴=と共謀し、阿倍野区の路上でビシュヌ・プラサド・ダマラさん(当時42歳)に殴る蹴るの暴行を加えて殺害するなどした。 被害者参加制度で3被告の公判を傍聴、意見陳述もしたダマラさんの妻(38)は判決後に会見し「量刑は軽いと思うが、できることは最大限やった。3人は命を奪う重い罪を犯したことが分かっていない。許せないし、謝罪は受け入れられない」と話した。 2013年3月28日(木) ●<黒柳徹子さん>ユニセフ親善大使30年目 訪問先30カ国● Source:毎日新聞;ヤフーニュースより 子供病院の中庭で母子に話しかける黒柳徹子さん(右)=南スーダン・ジュバで2013年3月15日、福島祥撮影 黒柳徹子さん(79)がユニセフ(国連児童基金)親善大使として紛争や災害、貧困に苦しむ子供たちを訪ね始めて30年目を迎えた。世界で32人いる親善大使の中で活動歴は最長。各地を飛び回る「トットちゃん」の活動は、支援関係者の驚きでもある。3月中旬から訪れた南スーダンは30カ国目だった。 17日から19日にかけて訪れた同国南西部の西エクアトリア州。壁のない吹き抜けの小学校で、椅子代わりの石に腰掛けた児童らが黒柳さんに聞かせようと英語のアルファベットを唱和した。黒柳さんは笑顔で見守り、給水所では、水くみにきた女児らと一緒に、子供のようにはしゃいでポンプを押してみせた。 同国訪問1週間で巡ったのは病院などを含めて約20カ所。ユニセフ南スーダン事務所代表の女性、ヤスミン・ヘイクさんは「偉大で情熱的な子供の味方。どんな困難も子供を思う彼女を止められない」と話す。 1993年以来の訪問となった首都ジュバでは、自ら呼び掛けた寄付で17年前に建設された子供の心のケア施設「トットちゃんセンター」を初めて訪問した。「いつか本当に平和になった時に訪ねたい」という夢が、2005年の内戦終結と11年の独立を経て、ようやくかなった。 60年前にNHK放送劇団に入団した「テレビ女優第1号」の黒柳さん。親善大使に就任したのは84年。元国連難民高等弁務官で国際協力機構(JICA)特別顧問の緒方貞子さん(85)が、親しかった当時のユニセフ事務局長に推薦した。 黒柳さんは毎年のように各国を視察。新聞やテレビで子供の窮状を訴え、親善大使としての口座には約49億円(12年末現在)の善意が寄せられた。「大使になった時、5歳の誕生日を迎えられずに亡くなる子が年間1400万人いたのが、690万人になった。皆さんが関心を持ってくれた結果です」 視察先は治安が不安定な国も多い。黒柳さんは「日本で普通の生活を送っていたら見なくていいものを見て、つらい思いをすることもある」と明かす。南スーダンで今回出会った人たちの状況も過酷だ。栄養失調のため2歳で体重が4キロ余りしかない女児、12歳で反政府勢力に誘拐され暴行されて2児を産んだ女性--。 なぜそんなに頑張れるのか。 「子供の頃からみんなが楽しくしている時にいじめられている子がいるのは嫌だった。みんな平等に、食べて、教育を受けて、幸せになるチャンスがあるはずじゃない?」。テレビでおなじみの問いかけるような口ぶりで活動への思いを語った。【福島祥】 ◇黒柳さんの親善大使としての訪問先 1984年 タンザニア;1985年 ニジェール;1986年 インド;1987年 モザンビーク;1988年 ベトナム、カンボジア;1989年 アンゴラ;1990年 バングラデシュ;1991年 イラク;1992年 エチオピア;1993年 スーダン;1994年 ルワンダ、ザイール;1995年 ハイチ;1996年 旧ユーゴスラビア;1997年 モーリタニア;1998年 ウガンダ;1999年 コソボ、アルバニア、マケドニア;2000年 リベリア;2001年 アフガニスタン;2002年 アフガニスタン、ソマリア;2003年 シエラレオネ;2004年 コンゴ民主共和国;2005年 インドネシア;2006年 コートジボワール;2007年 アンゴラ;2008年 カンボジア;2009年 ネパール;2011年 ハイチ、宮城県;2013年 南スーダン; =ユニセフの資料から。同じ地域でも独立や政権交代により別の国としてカウントすると30カ国(宮城県=日本を含む)となる。 ◇ユニセフ親善大使 国連児童基金(ユニセフ)が子供の問題に関心のある著名人の中から任命する。開発途上国などを視察し、ユニセフの活動に協力する。任期は2年。親善大使第1号はアメリカの俳優、ダニー・ケイ(故人)。2013年3月現在、32人が親善大使として活動しており、黒柳徹子さんのほかに俳優のウーピー・ゴールドバーグさんやサッカー・アルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手、バンクーバー五輪フィギュアスケート金メダリストの金妍児(キム・ヨナ)選手らがいる。 2013年3月27日(水) ●少女時代をプロデュースしたアジア交流音楽祭● Source:オズモール、ヤフーニュースより あのジェフ・ミヤハラプロデュース! ミューザ川崎で「アジア交流音楽祭」 東日本大震災って首都圏では直接の大きな被害はなかったけど、みんなの心理的にもジワリと影響があったんじゃないかな? だから復興のニュースはやっぱり「よかった」と思うよね。「ミューザ川崎シンフォニーホール」も震災の影響で休館を余儀なくされていたけれど、ついに復旧が完成して、4月1日(月)にリニューアルオープンを迎えるんだって! 復活した「ミューザ川崎」に、西野カナ、少女時代、JASMINEといった新時代の実力派アーティストの楽曲を多く手がけ、数々のNo.1ヒットのプロデュースを誇る、ジェフ・ミヤハラ氏を総合プロデューサーに迎え、アジアの実力派アーティストが川崎に集結する「第9回 音楽のまち・かわさき アジア交流音楽祭 ASIAN SYMPHONY 2013」が4月20日(土)・4月21日(日)の2日間開催されるそう。注目ポイントをお伺いしてみると… 「同イベントは『日韓友情年2005』の記念事業のひとつとして2005年3月に初めて以来、毎年川崎市内外の方々に好評を博しております。ラ チッタデラやラゾーナ川崎プラザなど川崎駅周辺の9ヵ所で無料コンサート交流ステージを同時開催いたします。日本をはじめ、韓国や中国、ベトナム、タイ、ネパール、インドなどアジア各国の実力派アーティスト達が圧巻のパフォーマンスを繰り広げ、川崎に音楽を礎とした多分か空間が生まれますので、メインステージ以外でも充分楽しんで頂けると思います」とのこと。 メインの出演アーティストは、J-Min(韓国)、TWIN CROSS(日本)、クリス・ハート(日本)、Le Velvets(日本)、阿福(台湾)の5組が出演。心に響く音楽を味わいに彼と出かけてみては? 2013年3月26日(火) ●<ネパール人殺害>白石美代子被告も控訴 1審で懲役9年● Source:毎日新聞、【渋江千春】;ヤフーニュースより 大阪市阿倍野区で飲食店経営者のネパール人男性を殺害したとして、殺人罪などで起訴され、1審大阪地裁の裁判員裁判で傷害致死罪を適用されて懲役9年の実刑判決を受けた大阪府藤井寺市の無職、白石美代子被告(23)が、1審判決を不服として控訴した。控訴は25日付。 白石被告と共に殺人罪などに問われ、求刑を上回る懲役19年の判決を受けた彫り師、白石大樹被告(22)も控訴している。 2013年3月26日(火) ●対中国は1件のみ…外務省、H24年度NGO連携無償資金協力● Source:サーチナ、(編集担当:如月隼人);ヤフーニュースより 外務省は25日、日本NGO連携無償資金協力の平成24年度(2012年4月-13年3月)の締結状況一覧を発表した。対象の地域・国別の案件名で、東アジア地域で最も多いのはミャンマー向け案件で11件だった。中国向け案件は1件だった。 協力の分野は農林業、医療・保険、地雷関係、環境、水、教育・人づくりなどに分かれている。ミャンマー向け事業は医療・保険、民生環境、水、。教育人づくりなどで、11件中「重点課題」に指定された事業は9件と、極めて高い割合だ。 中国向け事業では汚水処理支援等による農民の生活環境改善事業(第2期)に対して、約4898万円の贈与契約が締結された。被供与団体は中日文化経済交流会。無錫市・太湖で大量発生したアオコの処理装置を設置し、汚泥から有機肥料と有機燃料を産出し事業化する。 事業の持続発展性については、官民の環境への意識変容の定着、中国政府の環境公共予算計上、機材装置製造・維持管理の事業会社設立を進めてきた。行政官の意識変容については、現地政府の幹部73人の日本研修を現地政府の予算で実施。無錫市人民政府の太湖水質浄化への予算投入も強化されつつある。 機材装置製造・メンテナンス事業としては日中双方の企業が協議を開始。2014年の第3期事業終了後には、日中合作会社が無錫市政府から維持管理・住民サービスを事業として請け負う体制に移行する。 日本は平成24年度、NGO連携無償資金協力について計32カ国1地域における事業92件について贈与契約を締結した。締結額は計34億6754万6603円。贈与を受けるNG0は45団体となった。 その他の地域と国における事業に対する贈与契約の締結状況は以下の通り。 インドネシア向けは3件、カンボジア向けは6件、タイ向けは1件、東ティモール向けは4件、フィリピン向けは4件、ベトナム向けは5件、モンゴル向けは2件、ラオス向けは6件だった。 南西アジア向けではスリランカ向けが3件、ネパール向けが4件、パキスタン向けが1件、バングラディシュ向けが4件。 中東向けではアフガニスタン向けが3件、イラク向けが3件、イラン向けが1件、パレスチナ自治区向けが5件、ヨルダン向けが2件。 アフリカ向けではアンゴラ向けが1件、エチオピア向けが1件、ガーナ向けが1件、ケニア向けが5件、ザンビア向けが1件、ジンバブエ向けが1、スーダン向けが1件、マラウイ向けが3件、南アフリカ向けが2件。 中南米向けではハイチ向けが2件、パラグアイ向けが1件、ホンジュラス向けが2件。 大洋州向けではパラオ向けが1件。中央アジア向けではタジキスタンが1件だった。 2013年3月22日(金) ●ラオスで実を結んだ日本流教育 競争力高い「ものづくり」実践の裏に努力の日々● Source:SankeiBiz、(小島清利);ヤフーニュースより 安全衛生保護具を展開するミドリ安全(東京都渋谷区)は、発展途上国ラオスに主力製品である安全靴の工場を立ち上げ、進出を目指す日系企業の手本として注目を集めている。人口700万人に満たない農業国で、優秀な軽工業の労働者を育成するには並々ならぬ努力が必要だったが、労働環境を向上させる試みや日本流の人材育成術が実を結び、競争力の高い「ものづくり」を実践している。 大林組、中国撤退の英断 “食あたり”こりごり…対中戦略に一石 ◆安定した経営環境 「落ち着いた政情、おおらかな国民性、安定した電力供給…。安心してビジネスに打ち込める環境がラオスにはある」。フットウェア統括部生産部の先崎文隆執行役員は、ラオス進出の決め手となった経営環境の安定性について、こう話す。ラオスには革製品に対する税制上のメリットもあり、経営陣の決断は早かった。 ただ、そこに至る道のりは長かった。ミドリ安全が海外進出を検討し始めたのは2005年ごろ。国内では人件費が上昇し、消耗品である安全靴の価格競争力が失速した。地理的に近いアジアへの進出が現実的だった。 中国はすでに人件費が上昇し始めており、安全靴のような軽工業には向かない。そこで検討したのが、ミャンマーやカンボジアなど東南アジア諸国だ。 なかでも、ミャンマーは、大手商社の工業団地があり、進出日系企業も多く、当初最有力だった。しかし、何回も訪問するうちに、現地の日系企業の関係者が不安を漏らす。当時は今よりも政情不安で、経済政策がコロコロ変わることが問題だった。特に為替の不安定さは企業経営に大打撃となる恐れがあった。このため、最後のフロンティア(新天地)と呼ばれるミャンマーをあきらめた。 もう1つのフロンティア、カンボジアは内戦の後遺症が色濃く残っていた。「当時は、場所によっては夜散歩することもできないほど荒廃していて、身の危険を感じることが一度や二度ではなかった」(先崎氏)。 ◆豊富な水力発電 カンボジアの隣国、ラオスが最終的に候補地として残ったのは、豊富な水力発電を持つという好条件があったからだ。しっかりした工業団地はまだなかったが、安全靴をつくるには電力の方が重要だった。「電力コストは日本より安い」(先崎氏)うえ、人件費もミャンマーやカンボジアより安い。ネパールやブータンなども視察したが、安定した経営環境と、コスト競争力の両方を兼ね備えたラオスに勝る国はなかった。 ただ、ラオスにもデメリットはあった。今は人口が増加しているものの、当時はまだ500万人程度で、労働力を確保するのに苦労した。 それでも、首都ビエンチャンの中心部から30キロ北に工場用地を確保し、工事を始めると、どこからともなく、若者が集まってきた。守衛に「何ができるの」と質問をする人があまりにも多いので、ビラをつくって配って歩いた。また、近くの高校の校長に工場を紹介すると、7人の生徒を連れてきたため、全員合格にした。08年9月には50人の従業員が集まり、工場は無事スタートを切った。 しかし、本当の苦労はそこからだった。「遅刻しない」「手を清潔にする」「ごみ箱以外にごみを捨ててはいけない」…。社会人として当たり前のしつけができておらず、厳しく注意すると辞める従業員もいた。 ■リーダー育成、ものづくりの基礎伝達 「家業が農業で、親は『嫌なことがあったら、農業を手伝えばいい』と甘やかす。従業員教育は、厳しく叱るだけではダメだ、と気付いた」。初代ラオス工場長で、生産部購買グループの原宏昭次長はこう振り返る。 雇っては辞めるの繰り返しで離職率は高止まりした。人材育成という課題を目の前にし、原工場長はリーダーを育てることの重要性に気づいた。しかし、頑張った人は認められるという資本主義では当然の論理も、ラオスの若者には抵抗感が強かった。中には「なぜ、同じ時間働いているのに、給与が違うのか」と食ってかかる者もいた。 それでも、男女2人ずつの4人を優秀者として選出し、日本で1年間の研修を受ける特典を与えた。「リーダーを育て、リーダーを通して生産性や品質の向上など、ものづくりの基礎を伝えていった」。リーダー格の従業員には色の違うユニホームを与え、競争心を育てた。 ラオスの工場では、リーダー格の人材をベトナム出身者に頼るケースが多いが、ミドリ安全には立派なリーダーが何人も育ち、今やヘッドハントされる心配もあるほどだ。ラオスは2020年に発展途上国を脱皮する目標を掲げ、経済成長に拍車がかかり、人件費が上昇する傾向も出てきた。国際協力機構(JICA)から派遣され、ラオス計画投資省上級顧問を務める鈴木基義氏はいう。「ミドリ安全は寄宿舎を設け、労働環境に配慮するなど、従業員定着率の向上に力を注いでいる。機を逃さずに進出を決めた経営陣の決断力も奏功している」 2013年3月21日(木) ●Googleストリートビュー、エベレストに到達!● Source:ギズモード・ジャパン;ヤフーニュースより かなり本格的な登山家でない限り、七大陸最高峰に登ることなんてめったにありません。でもグーグルマップに新たに加わった山頂写真があれば、憧れの山を踏破する気分がちょっと楽しめます。 グーグルでセキュリティ関連のプログラムマネジャーを務めるダン・フレディンバーグさんは、大の登山好きでもあります。彼はグーグル社内の山好きたちを集めて、アルゼンチンのアコンカグア、タンザニアのキリマンジャロ、ロシアのエルブルス、そしてネパールのエベレストの南ベースキャンプを訪れました。グーグルがグランド・キャニオンを撮影したときには重さ18kgもあるTrekkerというバックパック型の75メガピクセルカメラを使ったのですが、今回は軽めの三脚と魚眼レンズを付けたカメラだけでした。 彼らはすべての山で山頂を目指しましたが、エベレストだけは高度約5300mのベースキャンプまでとなりました。Wiredによれば、残念ながら彼らがエベレストに登ったのは山頂を目指すには早すぎる季節だったんです。ガイドたちに死の可能性がどれくらいあるか聞いたところ「100%」と答えられ、泣く泣く登頂をあきらめたそうです。 べースキャンプの風景にしたって普通は見られないものなので、これが手軽にいつでも見られるなんてすごいことです。この次はエベレスト山頂、そして七大陸最高峰の全制覇も目指してほしいですね! 2013年3月21日(木) ●ネパール人殺害の共犯に懲役20年求刑 大阪地裁● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 大阪市阿倍野区の路上で昨年1月、ネパール国籍の飲食店経営、ビシュヌ・プラサド・ダマラさん=当時(42)=が殺害された事件で、殺人罪などに問われた建築工、伊江弘昌被告(22)に対する裁判員裁判の論告求刑公判が21日、大阪地裁(河原俊也裁判長)で開かれ、検察側は懲役20年を求刑した。 伊江被告は初公判で殺意を否定していた。事件では共犯として、殺人罪などで白石大樹(ひろき)被告(22)が懲役18年の求刑を超える懲役19年の判決を受け、今月18日付で控訴。白石美代子被告(23)は傷害致死罪で懲役9年とされた。 起訴状によると、伊江被告は大樹被告らと共謀し、昨年1月16日午前4時20~30分ごろ、阿倍野区の路上で、ダマラさんの頭や顔に殴る蹴るの暴力を加え、自転車を頭に投げつけるなどして殺害したとされる。 2013年3月21日(木) ●歌手G.NA、ネパール希望学校プロジェクトに参加● Source:WoW!Korea;ヤフージャパンより 韓国歌手G.NA(ジナ)がネパール青少年のための希望学校プロジェクトに参加することがわかった。 所属事務所CUBEエンターテインメントはG.NAが公益事業支援サイト「GOODWAY WITH US」にサインCDとTシャツを寄贈したと20日、伝えた。 G.NAが寄贈したCD、Tシャツはネパール希望学校プロジェクトの後援者に伝達される。 CUBEは「G.NAは普段から分かち合い、奉仕に関心が高かった」とし、「プロジェクトの趣旨に共感して指導者として参加することになった」と紹介した。 G.NAは現在ニューミニアルバム「Beautiful Kisses」のタイトル曲「Oops! 」で活動している。 2013年3月19日(火) ●難民申請、過去最高の2545人=認定は18人―法務省● Source:時事通信、ヤフーニュースより 法務省は19日、難民認定を2012年に申請した外国人が過去最高だった11年と比べて約36%増加し2545人になったと発表した。申請者の国籍はトルコ423人、ミャンマー368人、ネパール320人が上位を占めた。ただ、難民条約上の難民に認定されたのは21人から18人に減った。同省入国管理局は申請者の増加について「日本でも難民申請ができるとだんだん知られてきたため」としている。 一方、難民認定されなかったものの、人道上の配慮から在留が認められたのは112人。不認定者の申し立て理由では、「対立政党やテロ組織などから危害が加えられる恐れがある」「借金の取り立てや生活苦など個人的な事情」が多かった。不認定処分に異議を申し立てた外国人も1738人と過去最高だった。 2013年3月19日(火) ●低所得者向けクラウドファンディングのKiva、開始7年で借入人100万人、融資額4億ドルを突破● Source:TechCrunch Japan;(翻訳:Nob Takahashi);ヤフーニュースより 2005年以来、少額融資者と低所得借用人を引き合わせてきたNPO、Kiva.orgが、借入人100万人を達成したと発表した。クラウドファンディングで途上国を中心とする65ヵ国にわたって融資された総額は、4億ドルに上る。融資は主として個人による経済活動を支援するもので、他の資金調達手段が困難な起業家精神あるベンチャーの支持を通じて、貧困を軽減しようとしている。授業料支払い等教育目的の融資も支援している。 Kivaの融資人から成るコミュニティーも100万人に節目に近づいており、現在90万人が登録されている。この人たちによって毎週150万ドル以上のクラウドファンディングが行われている。Kivaプラットフォームの運用1年目には、年間融資額わずか50万ドルだったことを考えると、目覚ましい成長だ。 Kivaによると、同プラットフォームでの融資返済率は98.9%。融資金が返済されると、貸し手はこの資金を繰り返し何度でも再融資ができる。希望すれば引き出すことも可能。 「この7年間は驚きの旅だった」とKivaの共同ファウダー・CEOのMatt Flanneryが声明で語った。「いちかばちかやってみることの価値を、世界に証明してくれた100万人の借り手たちに感謝している。Kivaがあるのはみなさんのおかげだ」 「Kivaの基本的な考え方は、その人がお向いに住んでいようと海外にいようと、可能性を認識して支援することにある。自分自身や他人の中にある可能性を認識した時、それが貸し手としてであれ借り手としてであれ、そこには大きな力が生まれる」とKivaの共同ファウンダー・プレジデントのPremal Shahが声明で語った。 昨日(米国時間3/17)Guardianが報じたオックスフォード大学による最新の研究によると、2013年に「多次元」貧困状態で生活している人々は計16億人いるが、世界で最も貧困な人々の一部は、「有意に貧困度が低く」なりつつあり、ルワンダ、ネパール、バングラディシュ、ガーナ、タンザニア、カンボジア、ボリビア等の国々では貧困の減少が報告されている。同研究は貧困指数を算出するために10種類の指標を用いた。具体的には、栄養、幼児死亡、就学年数、就学率、炊事用燃料、水、衛生、電気器具、および床。 同研究によると、最貧困者10億人の住む100ヵ国のうち、大部分が南アジアであり、インドが半数近く(40%)、サハラ以南のアフリカが約1/3(33%)を占める。また、最貧困10億人の約1/10(9.5%)は収入が中流の上クラスの先進国に住む人々であることもわかった。 2013年3月19日(火) ●「ストリートビュー」でエベレストに登ろう! 米グーグルが画像追加● Source:AFP=時事、【翻訳編集】 AFPBB News;ヤフーニュースより 【AFP=時事】米グーグル(Google)は18日、同社が提供する地図サービス「グーグルマップ(Google Maps)」上の機能「ストリートビュー(Street View)」に、世界最高峰エベレスト(Everest)などの山々から見た景色を加えた。 グーグルマップでは「グランドキャニオンの旅」も可能 新たに加えられた画像は、空想で冒険を楽しむ人をストリートビュー・チームのメンバーとのバーチャルな旅へといざなう。旅先は南米のアコンカグア(Aconcagua)やアフリカ大陸のキリマンジャロ(Kilimanjaro)、欧州のエルブルス山(Mount Elbrus)、そしてネパールのエベレストのベースキャンプ。すべて「七大陸最高峰(Seven Summits)」の一つだ。 「グーグル・アドベンチャラー」のダン・フレディンバーグ(Dan Fredinburg)さんはブログで、「次の大冒険のために山のことを調べたり、心地よく暖かな自宅に居ながら山を探検したいと思った時には、これら世界の頂点からの眺めを楽しんでほしい」と話し、「グーグルマップを使えば、瞬時に山頂に移動して、登山家が直面する雪崩や岩崩れ、クレバス、標高や天候条件から生じる危険に身をさらすことなく、景色を楽しむことができる」と魅力を語った。 2013年3月18日(月) ●職場に増える外国人と、うまくやる方法● Source:東洋経済オンライン;高城 幸司、ヤフーニュースより 日本とアジア諸国における外交摩擦が世間を騒がせています。その影響で海外旅行者の渡航先にも変化が出てきたようです。 日本旅行業協会の発表によると、中国、韓国への旅行者が大幅に減少していることのこと。ただ、LCC(格安航空会社)を含めてアジアやハワイ、欧米などへの航空便数が増加しており、全体的な海外旅行者は横ばいくらいで推移しそうです。しかし、若者に関してはまた話は別です。 「そもそも、海外に行くことに興味がない」 と国内から出たがらない、いわゆるドメスティック化する傾向が出てきています。取材した20代ビジネスパーソンたちは、40代のように海外留学、海外でのホームステイにあまり関心を持っていないようでした。 ちなみに海外渡航者数の割合を示す出国率(人口に対する海外渡航者数)で比較してみると、日本人の出国率約13%に対し、台湾は約40%、オーストラリアは約32%、韓国は約26%。これが20代の日本人に限定すると、さらに低下する傾向があります。内向き志向は今後、ますます進むかもしれません。 ■ 主張する外国人が、日本の職場でも増加 ただ、どんなに日本人が内向きになっても、グローバル化は待ったなし。これまでのグローバル化は、日本から海外へのアウトバウンドが主流でしたが、国内へ海外からやってくるインバウンドも進みます。それも商品でなく世界各国から人がやってくるのです。 その典型が、外国人による日本への旅行の増加。震災の影響で一時は減少していましたが、2013年には1000万人を超えそうな勢いです。しかも、団体でなく個人でやってくる旅行者が増えています。都内だけでなく主要な観光地ではガイドブック片手に個人旅行している外国人に頻繁に遭遇するようになりました。今どきの若者たちは、 「英語ができなくても、日本で生きていける」 と思い込んでいるかもしれませんが、電車で外国人旅行者に道を聞かれたら、笑顔で答えられるくらいのグローバル人材にはなっていただきたいものです。 さて、グローバル化は国内の職場にも容赦なく押し寄せています。近年、新規採用される留学生が増加の一途にあります。不況の影響で新卒採用が減少傾向にあったここ数年においても、企業の留学生の採用に対する意欲は、地道に増え続けています。 外国人採用の母数はまだまだ小さいので、その伸びを実感しない人も多いかもしれません。実際、2011年に日本企業等への就職を目的として在留資格変更許可申請を行い、許可された外国人留学生は約8500人(法務省入国管理局調べ)。ただ、前年比で10%弱と着実に増えています。 ちなみに国籍・出身地別許可数の上位5か国は,中国、韓国、ベトナム、ネパール。アジア諸国が全体の9割を占めます。景気が下降気味でも採用数が伸びてきたことに、状況の変化を感じざる得ません。「日本で学び、日本で働く決意」をした留学生は日本の職場に馴染めるのでしょうか? 取材したIT系企業では、留学生の採用数を大幅に増やしていました。仕事に対する意欲の高さが理由のようですが、一方で控え目な性格の日本人社員は、 「彼らほど積極的に、アピールや自己主張なんてできない」 と困り果てている様子。採用する経営サイドや人事部にしてみると、企業のグローバル化に必須である「語学力」に長けているのに加えて、 《アサーション(自己主張)やプレゼンテーション能力》 が高い学生が多いのが魅力です。一方、日本の学生は「ゆとり世代」ということもあり、外国人学生と比べると、どうしても見劣りする面があると感じるようです。グローバル化により外国人留学生の採用が増えただけと考えがちですが、そもそも日本の学生のおとなしさ、ひ弱さが、相対的な要因ともなっているようです。 ■ 残業も当たり前ではない 一方、外国人留学生の側はどう考えているのでしょう? 株式会社ディスコ社の調査によると、将来どの国で就職したいか、3 つまで選んでもらったところ。やはり「日本」が91.6%と圧倒的。以下、「中国」68.7%、「北米」24.1%、「台湾」20.8%と続く。日本に在籍する留学生の6 割以上が中国からの留学生であることから、将来的には母国語の通じるエリアで働くことも意識しています。 また、アジアを中心とした新興国での現地法人採用を就職の選択肢として加える可能性があるかを聞いたところ「積極的に考えたい」が32.5%、「仕事内容によって考えたい」は35.8%と、あわせて68.3%が、現地基準の賃金・待遇での採用に対して、高い意欲をみせている。企業ニーズと留学生の希望は徐々にマッチングしてきたのを感じさせる調査結果です。 さて、こうして毎年のように外国人留学生を採用する企業が増えれば、仕事で接する機会も増えてきます。当然ながら国によって価値観は違います。取材したサービス業では、留学生が失敗しても謝らないので、職場の先輩と衝突して困ると嘆いていました。 「自分は悪くないと主張を繰り返すので、注意した先輩社員は対応に苦慮しています。ごめんなさいと一言言ってくれれば、丸く収まるのですが」 これも価値観の違いかもしれません。それ以外にも ・残業をしない ・結果の出るのが遅い仕事は嫌がる ・職場の上下関係が理解できない など、日本人の同僚なら暗黙の了解で済んだことが、お互いの衝突の壁になったりすることがあるようです。ただ、こうした衝突の背景には日本の職場にはびこる、悪しきルールがあるのも明らか。肩書に縛られて言うべきことを言えないのは間違っていますし、こうした留学生の採用が、硬直化した職場環境を変えるいい機会になるとも言えます。 ただ、いずれにしても大事にしていただきたい外国人留学生との職場での接し方のポイントがあります。それはコミュニケーションを丁寧に行うこと。 日本企業で勤務する日本の従業員同士だと、どうしてもお互いが似たような志向を持っていて「言わなくてもわかる」と思いがちです。ところが、この感覚のままで外国人留学生と接すると、大きな誤解を生むことになるでしょう。例えば、人事評価に対する給与や賞与のフィードバックで、 「よく頑張ったけれど、昇給はない。次に期待している」 とあいまいなコメントをすれば、論争になってしまう可能性が大きいでしょう。評価が低いのであれば、具体的にその理由を説明するべきでしょう。 ■ 落としどころを探ってもダメ 取材した広告代理店に勤務している加藤さん(仮名)の職場にも昨年、外国人の留学生が配属されました。当初はお互いに距離をどのように近づけていったらいいか戸惑ったようですが、最近は関係は円満のようです。その成功のポイントを聞いたところ 「落としどころを探るような、会話をしないことでしょうか? 」 とのこと。日本の職場でありがちなのですが、もう少しなんとかならない? とか、ちゃんとやって欲しい……など、会話しながら結論を探ります。しかし、外国人にとっては、そんな言い方をされても理解が難しいのです。はやり、ロジカルに伝える工夫を凝らすべきです。 留学生たちは、学生時代に日本を理解したうえで、日本で働くことを決意したわけです。「日本の職場の流儀に合わせればいいので、と気にしない」との対応もアリかもしれません。ただ、外国人留学生が同僚と円滑に仕事をしている職場では、 ・ビジネスにおける時間感覚 ・その国の雇用制度 ・その国の仕事やキャリアに対する考え方 を理解しようとすることが大前提となるでしょう。 それだけでなく、その国の民族の文化的価値観や宗教的価値観、法律や経済の仕組みなど、可能な限りの理解を示すのです。もちろん、職場のある日本のルールが仕事を進めるうえの前提となりますが、留学生側の譲れないもの、大事にしたいことを踏まえて接することができれば、意外と心地よく仕事ができるのではないでしょうか? 考えてみれば、メジャーリーグで日本人選手が入団すると「コンニチハ」と日本語を覚える努力をするチームメイトが紹介されますが、あれと同じです。こうした気配りが外国人留学生と同僚の絆を深めるのは間違いありません。 ちなみに独立行政法人 労働政策研究・研修機構の調査によると留学生を採用したことで、日本人社員や組織に対してどんな効果があったかを尋ねたところ、効果としては「職場が活性化した」「社員が国際的視野を持つようになった」と前向きな回答が大半だったとのこと。ますます外国人留学生が職場で増える時代、そこで働く社員達も環境の変化に合わせて、前向きに取り組んでいきたいものです。 2013年3月17日(日) ●妻の声が震えた「果たせなかった約束があります」 ネパール人惨殺公判、裁判員も泣いた● Source:産経新聞、ヤフーニュースより 最愛の夫を奪われた妻の震える声が、法廷に響いた。大阪市阿倍野区の路上で昨年1月、ネパール国籍の飲食店経営、ビシュヌ・プラサド・ダマラさん=当時(42)=を殺害したとして殺人罪などに問われた男女の裁判員裁判で、大阪地裁は3月11日、ダマラさんを一方的に暴行した卑劣な犯行を「決して許されない」と断罪、男に求刑を超える懲役19年を言い渡した。公判では、路上でなぶり殺しにされたダマラさんの日本人の妻(37)が意見陳述で「花見の約束を果たせなかった」と声を詰まらせながら語った。「冷静に裁かなければ」。そう誓って公判に臨んだ裁判員も、妻の悲しい声に涙をこらえることはできなかった。 【フォト】 防犯カメラは見た…親日ネパール人を面白がって殴り殺す“鬼畜”たち ■「他愛もない会話が幸せだった」 「今の私をみると、元気そうに見えるかもしれませんが、今も眠れず、悲しみが消えることはありません」 3月5日、大阪地裁201号法廷。ダマラさんの妻は、裁判員らに向かって静かに語り出した。 意見陳述は、昨年1月16日の事件当日のことから始まった。 あの日、電話で一報を受けた妻は、気が動転し、わけも分からぬまま現場へと自転車を走らせた。 到着後、警察官から「早く病院へ行った方がいい」と言われ、急いで搬送先の病院へ向かい、変わり果てた姿の夫と対面した。 証言台のすぐ横には、殺人罪などに問われた彫師、白石大樹(ひろき)(22)と無職、白石美代子(23)の両被告が座っていたが、妻は2人とは目を合わせず、前を向いて気丈に語り続けた。 だが、夫の遺体を目にした場面になると、次第に涙声に変わった。妻の前の壇上に並ぶ裁判員の中にも、涙を浮かべる人がいた。 妻の話は、ダマラさんとの出会いから、日本での暮らしへと続いた。 ネパールで出会った2人は平成12年、ダマラさんの来日後に結婚。ダマラさんは工場などで働き、給料の大半を母国に仕送りしながら、ネパール料理店を開くという夢に向かってコツコツとお金をためた。 妻が弁当を用意し、ダマラさんが夕食をつくることが多かったという。 「食事をしながら、他愛もない会話を交わした。そんな時間が幸せだった」 妻の声が震えた。 ■夢を奪った卑劣な犯行 意見陳述では、ダマラさんの生い立ちについても語られた。 15歳で単身インドへ出稼ぎに行き、家族に仕送りをした。日本での大検にあたる資格を取って大学に進み、トレッキングガイドを務めた。甥(おい)や姪(めい)の面倒もみる頼りになる存在だった。 事件の約半年前、念願のネパール料理店をオープン。地元住民にも人気で「日本にネパール文化を広めたい」という夢へ歩み出したばかりの悲劇だった。 判決が認定した両被告らの犯行の卑劣さは、筆舌に尽くしがたい。 そもそも、事件のきっかけになるような出来事は何もなかった。大樹被告らは、たまたま通りかかったダマラさんと甥ら2人に突然、殴りかかったのだ。日頃から周囲に「日本人に何かされても、こちらからは何もしてはいけない」と説いていたダマラさんは、抵抗せず、逃げようとした。 すると、大樹被告は追いかけて引き倒し、頭や顔などを何度も握り拳で殴り、蹴りつけた。さらに、路上に横たわっているダマラさんの頭を踏みつけ、頭付近に自転車を投げつけた。 その後も、ぐったりとして抵抗できないダマラさんは暴行を受け続け、冷たい路上に横たわったまま息を引き取った。 「私たちの身勝手な暴力で命を奪ってしまい、申し訳ありませんでした」 意見陳述に先だって行われた被告人質問で、大樹被告はダマラさんの妻に謝罪。「酒に飲まれて粗暴な行動をした」「毎日悔やんでいる」と反省の弁を並べ立てた。 だが、妻は「後悔しているというが、命を奪った罪の重さを感じているとは思えない。一生罪の重さを背負ってほしい」と訴えた。 ■「求刑は軽すぎる」 大樹被告に対する検察側の求刑は懲役18年。だが、裁判員の中には「軽すぎる」と感じる人もいた。結果、判決は求刑を上回る懲役19年。一方、美代子被告には傷害致死罪を適用し懲役9年(求刑同15年)が言い渡された。 判決後、3人の裁判員が記者会見した。外国人に日本語を教えているという女性は「『人の命を奪って18年か』と軽く感じた」と率直な感想を口にした。 この女性は自身の経験も踏まえ、「外国人が日本に来て生活するのは大変なこと。家族にも一生懸命仕送りしながら生きていた被害者の命を一瞬で奪ったのは罪が重い」と断じた。 さらに、妻の意見陳述について「法廷の中では冷静でいなければと努めていたが、いたたまれない気持ちになり、涙が流れてしまった。被告人らには、遺族の直(じか)の声をもっと聞かせてもよかったのではないか」と話した。 別の女性(24)は、妻の話を聞くうちに「自分の立場だったらと思うと、すごくつらくなった」ため、涙を止められなかったと話し、男性会社員(55)は「被告人らは謝罪してもしきれないことをやった。残された妻のことを思うと怒りがこみ上げてきた」と語った。 ■桜の季節になったら… 「夫と果たせなかった約束があります」 意見陳述の終わり、裁判長から「何か最後に言いたいことはありますか」と問われた妻は、こう切り出した。 桜の季節になったら、一緒にバーベキューセットを持って花見に行こう-。もう決してかなうことのない夫婦の約束。それが悔しくてならない。 かけがえのない人を失った悲しみも癒えることはない。それでも妻は、夫が残した店を再開した。法廷で夫が受けた残虐すぎる暴行の一部始終を聞くのはつらいが、「真実を知りたい」と公判にも足を運び続けた。 事件をめぐっては、殺人罪に問われた共犯の男(22)がまだ公判中。大樹被告らの判決後、妻は「共犯者が審理中のため」として、今回の判決に対する感想は明らかにしなかった。真実を知るための戦いは終わっていない。 2013年3月17日(日) ●エベレストに取り憑かれた男 三浦雄一郎さん「冒険こそ人生の宝物」● Source:産経新聞、ヤフーニュースより 80歳で3度目のエベレストを目指す三浦雄一郎。挑戦を積み重ねた冒険家の足跡を追います。産経新聞は創刊80周年記念事業の一環として、三浦さんのエベレスト登頂を応援しています。(敬称略) 「人類は冒険する存在だ。冒険するからサルからヒトになり、この地球で生き延びてきた」 プロスキーヤーで冒険家、三浦雄一郎(80)の持論である。 三浦は今月29日、3度目のエベレスト登頂に向けネパールにたつ。持病の不整脈治療のため、1月半ば、原因箇所を電流で焼き切る4度目のカテーテル・アブレーション手術を受けた。血管が落ち着き、効果を判断できるまでには2カ月が必要で、その間過度な運動は厳禁だった。挑戦を前に万全な状態かといえば、「行ってみないと分からない」とあっさり言う。 80歳での挑戦を宣言した5年前。当時、長女の恵美里(52)から「家族会議を開かないと」とクギを刺されたが、三浦は「ダメとなったら家出する」と言い張った。恵美里は言う。 「5年前は心配だらけで胸がキリキリと痛んだ。でも、心配すれば相手も『心配かけて悪いな』と思う。実は自分にも相手にも良くないと最近気付いた。父が『今しかない』と言うなら、今が一番いいんだろうと思う。だから、80歳の挑戦はもう心配しない」 8千メートル地点のサウスコルからスキーでの直滑降をした1970年を含め、三浦がエベレストを目指すのは実に4度目。いずれもネパール側からのノーマルルートで、酸素ボンベと固定ロープを使って登る。経験豊富な登攀(とうはん)隊長のほか、現地のクライミング・シェルパたちが三浦を支える。 First is Forever-最初に偉業を成し遂げた人の名は、永遠に刻まれる-が「冒険の世界の最高の栄誉」とする三浦にとって、年齢のみが「First」の挑戦はどんな意義をもつのか。 今回の挑戦を決めたのは75歳で2度目の登頂を果たした直後。「当時、これ以上にない新しい人生の宝物をもらった、と思った。75歳で新たに人生の目標を得られ、しかもそれが世界最高峰なんて素晴らしい。これまでの挑戦よりもエキサイティングだ」 常に前向きな三浦だが、いつもの明るい調子でこうも言う。「登れれば一番いい。でももし、エベレストが自分の墓標になったとしても、それ以上最高の墓標はないと思っている」 ■偉業へ揺るぎなし 三浦雄一郎が4年前、スキー中に転倒して骨盤を骨折したとき、家族は「とてもエベレストなんて言える状況ではなかった」と振り返る。脳裏をよぎったのは「寝たきり」という言葉。だが、「挑戦をやめるという選択肢が唯一なかったのが本人」(恵美里)だった。 骨がつながるのに時間がかかるからと手術は見送り、病室でこっそりトレーニングをしては、看護師に見つかって叱られた。 昨秋のヒマラヤ遠征で再発した持病の不整脈治療でも型破りだった。 当初、電気ショックを与えなければ症状が治まらず、主治医も頭を抱えたほど。6時間に及んだ手術の2日後に退院した三浦は、ビールとともに1キロ近いすき焼き肉を平らげ、激しい運動を重ねた揚げ句、またも再発させた。 それでも前人未到の偉業への覚悟は揺るがない。2月下旬には低酸素室での心臓負荷テストの日程を調整しようとした次男の豪太(43)に、三浦は「ラストチャンスなんだ。テストをして結果が出たところでどうしようもない」と言い切り退路を断った。 インド・カメット峰南東壁初登攀(とうはん)で、世界の優れた登山家に贈られる日本人初のピオレドール賞を受賞、今回は三浦に同行して撮影を担当する平出和也(33)は言う。 「人類初に挑み続け、生き残っている数少ない一人である三浦さんの姿を撮影できるのは、ものすごく光栄で楽しみだ」 2013年3月16日(土) ●沖縄統合医療団、鍼灸師をネパールに 認知度向上に期待● Source:琉球新報、ヤフーニュースより 医療を望む途上国と、鍼灸(しんきゅう)や柔道整復などの医療実践・提供を望む県内外の有資格者との橋渡しになろうと、沖縄統合医療団(山川義人団長)は21日から、第1回海外派遣として有資格者や学生15人をネパールに派遣する。県庁で13日に会見を開き、発表した。山川団長は「沖縄からの初めての試み。鍼灸の認知度が国内でもっと上がるよう期待する」と期待を込めた。 現地では首都以外に大きな病院がなく、医療や薬への知識が少ない。世界保健機関(WHO)によると鍼灸が有効となる疾患は、自律神経失調症や痛みの抑制など。「外科的治療ではないが、現地での適切な医療につなげる機会になればいい」と山川団長は語る。 同医療団は沖縄統合医療学院(浦添市)を主体に設立した。NPO法人の設立認証を申請中。 今回参加するのは公募で選ばれた同学院教師や生徒、県外の有資格者15人。期間は21日から31日まで。学生同行の意義について山川団長は「日本のような高度医療の進んだ国では、学生が医療とは何かを体験する機会が少ない。自分たちの目指す資格がどう生かされるのかを体験してほしい」と語った。 2013年3月15日(金) ●外国人労働者数万人が大規模集会を予定 マレーシア● Source:レスポンス、《レスポンス 伊藤 祐介》; ヤフーニュースより ジョホール州ムアルで最低賃金制度の運用に反発する3万人から4万人ものネパール人労働者が17日に大規模集会開催、続く18日にはストライキを予定している模様で、地元家具メーカーなどの産業界が戦々恐々としている。 同州人的資源局は14日に急遽、ムアル警察及び地元家具メーカーを呼んで対策を話し合った。暴動化するのを防止するため抑え込みを計るという。ムアル警察は▽集会が法律違反だとする警告を発出▽検問実施▽ネパール大使館に仲介要請--などの6つの対策をとるとしている。 2013年3月15日(金) ●講演:限界という壁を越えて 登山家・栗城さん「周囲と夢共有大事」--高知南中高 /高知● Source:毎日新聞、【倉沢仁志】;ヤフーニュースより 単独・無酸素でエベレスト登頂を目指している登山家、栗城史多さん(30)が14日、県立高知南中学高校で講演した。生徒ら約700人に「成功の反対は失敗ではなく、何もしないこと。限界は自分で決めていることが多いが、苦しみと向き合って夢を持ち続けていくことが大事」と熱く語った。 栗城さんは北海道今金町出身。アラスカのマッキンリー(6194メートル)や南極のビンソンマッシーフ(4892メートル)など6大陸の最高峰で酸素ボンベを使わず登頂に成功。「冒険の共有」をテーマに登山の経過をインターネット中継するスタイルも話題となっている。昨年10月のエベレスト挑戦で右手親指を除く両手が凍傷になり、現在は治療を続けている。 講演は「NO LIMIT~限界という壁を越えて~」と題し、09年に登頂したダウラギリ(8167メートル、ネパール)をはじめ、これまで登った山々の映像を紹介。酸素濃度が地上の約3分の1しかなく「デスゾーン」と呼ばれる8000メートル以上の苦しさ、山頂到達前に一時視覚障害に陥ったエピソードなどを語った。 また「どうしたら夢がかなうのか」について、「『叶う』は『口』に『十』と書く。口に10回は出して、周囲と夢を共有していくことが大事だと思う」と話すと、生徒らは大きくうなずいていた。 2013年3月12日(火) ●中国のネパール投資拡大、交通インフラ整備でインド市場開拓狙いか―印報道● Source:XINHUA.JP、(翻訳 李継東/編集翻訳 恩田有紀);ヤフーニュースより 自国経済が健全な成長を維持する中、中国はインフラ基盤がまだ弱いネパール向けの投資を拡大している。道路整備や水力発電所の建設、通信網架設などの分野で、ネパールにおける中国の存在感が高まってきた。「ネパール投資を増やす中国の真の狙いはインド市場開拓にある」との指摘もある。環球網報が伝えた。 タイムズ・オブ・インディア紙の3月10日付の記事によると、ネパールの中国問題専門家であるPurna Basnet氏は「中国がネパールでのインフラ整備により、ネパールへの影響力を高めていることは確かだ。ただ、これらのプロジェクトには別の目的もある。インフラ整備によって中国からネパール経由でインドに貨物を送ることが一段と容易になる」と指摘した。 Purna Basnet氏は、「チベット自治区のシガツェからラサまでの鉄道が数年後に開通する。中国はまた、鉄道でシガツェとカトマンズを結ぶ計画だ。ネパールのインフラ整備により、中国から貨物をインドに送るのが便利になる」と説明した。 中国はこのほど、ネパール中部でネパール南部の平原と中国のチベットを結ぶ道路を完成させ、中国からインドへの最短交通路となった。 あるアナリストは中国の気前のよい援助について、「ネパールの需要を考えてのことなのか、それとも外交戦略に基づき、ネパールの道路をインドへの扉とするためなのか」と疑問を示した。 2013年3月11日(月) ●<ネパール人経営者殺害>男に懲役19年、女は懲役9年● Source:毎日新聞、【渋江千春】;ヤフーニュースより 大阪市阿倍野区でネパール人の飲食店経営者を殺害したとして、殺人罪などに問われた2被告に対する裁判員裁判で、大阪地裁は11日、同市住吉区の彫り師、白石大樹(ひろき)被告(22)に、懲役18年の求刑を上回る懲役19年を言い渡した。知人で大阪府藤井寺市の無職、白石美代子被告(23)には殺意が認められないとして傷害致死罪を適用、懲役9年(求刑・懲役15年)とした。 長井秀典裁判長は事件について「理由もなく襲いかかり、逃げる被害者を追いかけて、第三者に制止されても暴行を続けた」と述べた。その上で大樹被告について「暴行の大半を行い、被害者が重大なダメージを負った後も暴行を加えるなど、計画性がない事件としては特に悪質だ」と指摘。被害者が死ぬ危険が高いと知りつつ、頭を踏みつけたり頭を狙って自転車を投げつけたりしたと認定した。一方「美代子被告が加えた暴行はそれほど危険ではなかった」と述べた。両被告は初公判で殺意を否認していた。 判決によると、大樹被告は昨年1月16日、伊江弘昌被告(22)=殺人罪などで公判中=と共謀し、阿倍野区内の路上で、ビシュヌ・プラサド・ダマラさん(当時42歳)を路上に倒し、頭部などを何度も殴ったり蹴ったりして殺害した。美代子被告も暴行に加わった。 親族らによると、ダマラさんは、経営する大阪市のネパール料理店から従業員2人を寮に送る途中だった。店を開業したのは事件半年前の11年7月。来日後、工場に勤めて資金を稼ぎ、約10年で夢をかなえたばかりだった。 検察側は論告求刑公判で「量刑傾向を参考にしたが、この傾向が軽すぎないか考えてください」と言及していた。判決後に記者会見した女性裁判員は「人の命を奪って懲役18年は少ないと感じた」と話した。 2013年3月11日(月) ●ネパール人殺害 男に求刑超え懲役19年、女は懲役9年 大阪地裁判決● Source:産経新聞、ヤフーニュースより 平成24年1月に殺害されたネパール人のビシュヌ・プラサド・ダマラさんの遺影は、妻が再開した店内に置かれている=大阪市天王寺区(写真:産経新聞) 大阪市阿倍野区の路上で昨年1月、ネパール国籍の飲食店経営、ビシュヌ・プラサド・ダマラさん=当時(42)=が殺害された事件で、殺人罪などに問われた彫師、白石大樹(ひろき)(22)と知人で無職、白石美代子(23)の両被告に対する裁判員裁判の判決公判が11日、大阪地裁で開かれた。長井秀典裁判長は、大樹被告に懲役19年(求刑懲役18年)、美代子被告に懲役9年(同15年)を言い渡した。 両被告の弁護側は、両被告に殺意はなかったとして傷害致死罪の適用を求めていたが、長井裁判長は大樹被告の殺人罪の成立を認め、美代子被告には傷害致死罪を適用した。 起訴状などによると、両被告は建築工の伊江弘昌被告(22)=殺人罪などで公判中=と共謀。昨年1月16日午前4時20~30分ごろ、阿倍野区の路上で、通りすがりのダマラさんら3人に言いがかりをつけ、路上に引き倒して頭や顔を多数回殴るなどした上、頭を路面に打ちつけたり自転車を投げつけるなどしてダマラさんを殺害した。 今月5日の公判では、ダマラさんの日本人の妻(37)が被害者参加制度を利用して意見陳述。「被告人らは法廷で『後悔している』と話したが、遺族の悲しみはそんなものではない。一生罪の重さを背負ってほしい」と訴えた。 2013年3月11日(月) ●コーセー、印エルダー・ファーマと合弁設立● Source:インド新聞、ヤフーニュースより コーセー(東京・中央)は6日、地場の大手医薬品メーカー、エルダー・ファーマシューティカルズ(マハラシュトラ州ムンバイ)と合弁会社を設立することで合意した。 共同で化粧品の製造、輸入、販売を手がける。コーセーは25歳以下の若年層が半数を占めるインドの人口構成や、女性のファッションや化粧品に対する関心の高まりを受けて、商機を見込めると判断した。 合弁会社は「コーセー・エルダー」(仮称)で、今年9月をめどに設立する。場所はエルダーの本社があるムンバイに設置することが有力。出資比率はコーセーが60%、エルダーが40%。 両社はコーセーが持つ付加価値の高い化粧品を製造する技術とエルダーのインド市場に関する豊富な知識、広範な販売網を組み合わせることで生まれる相乗効果を通じて市場の開拓を目指す。 エルダーは1983年の創業。ムンバイ証券取引所(BSE)、ナショナル証券取引所(NSE)の両市場に上場する。医薬品のほかに医療機器や化粧品などの製造販売を手がける。ヒマチャルプラデシュ州やウッタラカンド州など国内に6カ所、海外ではネパールや英国、ブルガリアに工場を構える。従業員は3,550人。 コーセーはこれまで、海外事業で進出先の市場特性に合った既存の国内ブランドを輸出する戦略を採用してきたが、インドに関しては他国に無い独自の文化や消費者の嗜好などを考慮し、同国の市場を理解した地場企業との提携を通して事業を進める方が得策と判断した。 2013年3月8日(金) ●1週間に2回エベレスト登頂 ネパール人女性がギネス認定● Source:CNN.co.jp、ヤフーニュースより カトマンズ(CNN) 29歳のネパール人女性が1週間に2度、世界最高峰エベレスト(8848メートル)の登頂に成功したことが、ギネス記録にこのほど認定された。 シェルパ族のチュリムさんは2012年5月12日にエベレストに登頂。その後いったんベースキャンプまで下山し、同19日に再登頂を果たした。登頂から約1年を経ての記録認定となった。 ネパール北東部タプレジュン郡で育ったチュリムさんは、小学5年生のとき、ネパールで初めてエベレスト登頂に成功した女性に感銘を受け、世界最高峰の山々に登る夢を持つようになった。 2010年に首都カトマンズにやってきたチュリムさんはネパール山岳協会が運営する登山の基礎訓練コースを受講。心身を鍛錬し、技術トレーニングを受けた。その後2年間、ロッククライミングなどにも挑戦し腕を磨いた。 チュリムさんの両親はエベレスト登頂の夢を抱く娘を前に、登山にはらむ危険性を心配していた。それでも父は「娘の決心は固く、私たちが止めることは難しかった」と述懐する。 チュリムさんは2012年5月12日に4人の仲間とともに登頂に成功。頂上で過ごした15分間は小さな山々が雲海に浮かぶ姿に感銘をうけたという。その後2日かけてベースキャンプに戻り、さらに2日休息を取った。同17日に仲間1人とともに再び登頂を目指し出発し、19日に登頂に成功した。 ネパール観光省によると、エベレストの登頂に成功した人はこれまでに3842人。219人が女性で、そのうち21人がネパール人だという。 チュリムさんは「ネパール人女性がもっと登山に取り組んでくれたら」と語り、今度は中国側からの登頂にも挑戦したいと意気込みを見せた。 2013年3月8日(金) ●広州で狂犬病による死者、ペットから感染…旅行者も注意必要● Source:サーチナ、(編集担当:如月隼人);ヤフーニュースより 広東省広州市で2月24日、狂犬病で60代の女性が死亡していたことが分かった。同市中心部で狂犬病の感染が確認されたのは約20年ぶりという。女性はペットとして購入したばかりのドーベルマンの子犬にかまれ感染した。中国新聞社などが報じた。 女性は2012年12月、生まれたばかりのドーベルマンの子犬を購入した。飼いはじめた時期に顔や首、手などをかまれたが、女性は病院に行って狂犬病の予防接種を受けるなどの手当てを受けなかった。 2月21日になり、女性は体調が悪くなり広州市第八人民医院(病院)で診察を受けた。すぐに入院措置となったが、水や光を恐がる、嘔吐するなど典型的な狂犬病の症状が出た。女性は24日に死亡した。広州市中心部で狂犬病の感染が確認されたのは、約20年ぶりという。 中国では都市部で犬などのペットを飼う人が増えたが、義務づけられているにもかかわらず、狂犬病の予防接種を受けない人が多いとして、問題視されている。 中国政府・衛生部によると、2013年1月には報告が義務づけられている法定伝染病のうち、狂犬病で死亡した人が117人で、第1位のエイズの703人、第2位の肺結核の170人に次ぐ第3位だった。 報告された新規感染者は、HIV(エイズウイルス)が2407人、肺結核が10万6238人、狂犬病が113人だ。ウイルス性肝炎の12万9997人、新型インフルエンザの2319人など、新規感染者が多く確認されている伝染病は他にもあるが、狂犬病は死亡率が極めて高いという特徴がある。 日本国内では1956年来以来、犬、ヒトともに狂犬病の感染は発生していない。ただし、世界的に見れば狂犬病の感染が発生していない日本の方がむしろ例外的だ。1970年にはネパールを旅行中に犬にかまれた日本人男性が帰国後に発病し、死亡した。2006年にはフィリピンを旅行中に犬にかまれた日本人男性が帰国後に死亡する例が2件発生した。 狂犬病は犬だけでなく、すべての哺乳類が感染する可能性がある人獣共通感染症だ。動物にかまれるなどで感染してから発病するまでの潜伏期間は、傷の場所が上腕部など脳に近ければ2週間程度、脳から遠い場合数カ月以上になる場合がある。 万一、動物にかまれた場合には、傷口を石鹸水でよく洗い、さらに消毒して、感染リスクをできるかぎり低下させることが有効。感染したとしても潜伏期間中ならば予防ワクチンで発症を予防することが可能。発症してもごく初期ならばワクチンが効力を発揮したとの報告がある。ただし、本格的に発症してからの有効な治療法は存在せず、死亡率は100%近くに達する。 外務省は海外で狂犬病にかかっている恐れのある動物にかまれた場合、傷口の洗浄や消毒をし、必ず医療機関で受診するように、注意を促している。さらに、現地医療機関での受診の有無にかかわらず、帰国時に検疫所(健康相談室)に相談するよう求めている。 2013年3月6日(水) ●インド人の健康状態、途上国でも低位● Source:インド新聞、ヤフーニュースより インドは平均余命など健康に関する多くの指標で中国などほかの新興・途上国に比べて低い水準にあることが分かった。 米ワシントン大学保健指標・保健評価研究所(IHME)が世界187カ国を対象に行った国際調査によるもの。 それによると、インドは「平均余命」「主要疾患による死亡率」「5歳未満の子どもの死亡率」「15-49歳の男女の死亡率」など多くの指標でインドと同じ新興国の中国やブラジル、隣国のスリランカなどと比べて大きく劣っているほか、ネパール、バングラデシュなど周辺の途上国との比較でもやや低い水準にあることが分かった。 IHMEに勤務するインド人教授ラリト・ダンドラ氏はこの結果について「インド政府が国民の健康増進に充てる予算の額は世界で最も低い水準。政治家は言葉だけで真剣に医療制度改革に取り組もうとしていない」と批判した。 2010年のインド人の死亡原因で最も多かったのが「虚血性心疾患」。2番目は「慢性閉塞性肺疾患」で、この20年間変わっていない。3位が「心臓まひ」、4位が90年代まで死因の第1位だった「下痢性疾患」、5位が「結核」の順となっている。 15-49歳の男女の死亡原因では「交通事故」がトップだが、女性に限れば「自殺」が最も多い。また、5歳未満の子どもでは「早産合併症」が最も多い死因となっている。 ダンドラ氏はインド人の健康をむしばむ要因として、炭酸飲料やスナック類など栄養価の低い食品が普及している点を指摘。「これらの食品に対しては何らかの規制を実施する必要がある。これを怠ればインド社会全体が病んでしまう」と警告を発している。 2013年3月6日(水) ●<皇太子さま>国連で水問題テーマに講演へ NY到着● Source:毎日新聞、ヤフーニュースより 【ニューヨーク長谷川豊】国連「水と災害に関する特別会合」に出席するため訪米した皇太子さまは5日午後(日本時間6日早朝)、JFK国際空港に到着した。5日夜(同6日午前)には国連本部で開かれた日本などの国連大使主催のレセプションに出席した。 特別会合は各国の専門家や政府首脳らが参加し6日に国連本部で開かれる予定で、皇太子さまは基調講演を行った後、専門家による議論を聴講する。また、潘基文(バン・キムン)事務総長らとの昼食会に臨む。特別会合では東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の高校3年生、三浦ほのかさんも震災後の街づくりに関わった体験を話す予定。 皇太子さまは8日帰国する。 ◇水問題研究 ネパール訪問が契機 日本の皇族が国連でスピーチするのは初めて。皇太子さまが特別会合で講師となったのは、「水問題」の研究に長年取り組んできたことが背景にある。 きっかけとなったのは、浩宮(ひろのみや)時代の87年のネパール訪問。女性や子供が水くみに追われる姿が印象に残ったといい、ある宮内庁OBは「水不足が女性を縛り、子供の就学機会を妨げているとの思いに至った」と話す。大学時代から中世の水運を研究するなど以前から水への関心は高かったが、「水問題はあらゆる人類の問題に関わる」との認識を強めていったという。 ライフワークにもなり、05年の45歳の誕生日に伴う記者会見では新たな公務の分野として環境問題を挙げ、「水の問題は今後環境問題として大変重要になってくることを感じました」と述べた。07年には国連事務総長の要請で、国連「水と衛生に関する諮問委員会」の名誉総裁に就任した。 皇太子さまは水と人の歴史的側面に深い関心を抱き、古文書などに注目してきた。同諮問委員会の委員で元建設省河川局長の尾田栄章(ひであき)さん(71)は「役所もデータは重視するが、歴史的な文献は見過ごしがちだった」と語る。 一方、水問題は資源の分配など政治的な側面を帯びる可能性がある。宮内庁幹部は「政治的なことに巻き込まれないようにしなければならないという意識は持っている」という。 2013年3月5日(火) ●ネパール人殺害で被告の男女に懲役18年と15年を求刑 大阪地検● Source:産経新聞、ヤフーニュースより 大阪市阿倍野区の路上で昨年1月、ネパール国籍の飲食店経営、ビシュヌ・プラサド・ダマラさん=当時(42)=が殺害された事件で、殺人罪などに問われた彫師、白石大樹(ひろき)(22)と知人で無職、白石美代子(23)の両被告に対する裁判員裁判の論告求刑公判が5日、大阪地裁(長井秀典裁判長)で開かれた。検察側は大樹被告に懲役18年、美代子被告に懲役15年を求刑、両被告側は改めて殺人罪の成立を否定し、結審した。 検察側は論告で「大樹被告は被害者のそばから頭めがけて自転車を投げ、美代子被告は止めなかった」などと指摘。弁護側は最終弁論で「死んでもいいとは思わなかった」と述べ、傷害致死罪の適用を主張した。 2013年3月4日(日) ●ウェディングカーが谷に転落 15人死亡、25人負傷―ネパール● Source:XINHUA.JP、(翻訳 崔蓮花/編集翻訳 伊藤亜美);ヤフーニュースより 【新華社カトマンズ】ネパール西部で現地時間3日午後9時ごろ、約45人を載せたウェディングカーが谷に転落し、15人が死亡、25人が負傷した。 事故は同国の首都カトマンズから約200キロ離れたルンビニで発生。現地の警察によると、事故車は結婚式を終え、家へ戻る途中に、300メートルほどある崖から谷に転落した。 警察は運転手が結婚式で飲酒した可能性があるとみて事故原因を調査中。新郎新婦を含めた20数人が病院で治療を受けている。 2013年3月2日(土) ●育児の悩み…海外出身の母親つなぐ 宇治で多文化サロン● Source:京都新聞;ヤフーニュースより 日本語が母国語でない親子が交流する場が京都府宇治市内で定期的に開かれている。海外で暮らしたことのある子育て中の日本人女性らがスタッフとなり、言葉の壁がある中で子どもを育てている母親との育児情報の交換や悩み事の相談に対応。母親同士として互いに助け合い、多文化交流を続けている。 宇治市宇治の主婦久泉明日香さんが2011年7月に立ち上げた多文化コミュニティーサロン「さらだぼうる」。市の新生児訪問のスタッフから海外出身の母親同士をつなぐ場がないと聞き、母親たちが安心しておしゃべりできるようにと始めた。 高校の英語教員や在外経験のある日本人がスタッフを務め、自分たちも子どもと一緒に参加。宇治市や京都市に住むネパールやインドネシア、英国、中国など7カ国出身の母親10人ほどが月2回、市福祉センターなどに集まり、手遊びをしたり、子育てに関する講演を聞いたりしている。 3歳と1歳の女児2人を育てる宇治市宇治のシュレスタ・ナミサさん(32)はネパール出身。「育て方や習慣の違いで困っても、いっぱい友達がいて相談できる」と話す。ナミサさんと同い年の女児2人がいるオーストラリア出身のジェシカ・ハラムさん(28)=京都市山科区=は「両親の助けがなく寂しい時、同じ境遇の友達と話すのはすごくいい。(長女の)幼稚園の書類が読めず、日本人の友達に教えてもらっている」と喜ぶ。 スタッフが初めての妊娠に不安を感じていた参加者の友人の出産準備を手伝ったこともある。夫以外に話をする人がいない母親からは「心許せる友達は今まで日本にいなかった」と切実な声を聞くという。 久泉さんは「海外出身の女性は、日々の生活一つ一つに言葉がハードルになる。大人も子どもも、多様性を尊重する場にしたい」と話している。問い合わせは、宇治市地域子育て支援基幹センターTEL0774(39)9109。 2013年3月1日(金) ●<ネパール人殺害>22歳被告、殺意を否認 大阪地裁● Source:毎日新聞、【渋江千春】;ヤフーニュースより 大阪市阿倍野区の路上でネパール人の飲食店経営者、ビシュヌ・プラサド・ダマラさん(当時42歳)が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた同市西成区、建築工、伊江弘昌被告(22)の裁判員裁判の初公判が1日、大阪地裁(河原俊也裁判長)であった。伊江被告は「止めようとしたが、後ろから押され暴行してしまった。殺そうとは思っていない」と殺意を否認した。 起訴状によると、昨年1月16日未明、白石大樹(22)、白石美代子(23)両被告=公判中=と共謀し、ダマラさんに言いがかりをつけて路上に倒し、殴る蹴るなどして殺害したとされる。 冒頭陳述で検察側は「大樹被告と一緒に自転車を持ち上げて投げつけた」と述べ、無抵抗のダマラさんの頭を狙って一方的に暴行し、殺意があったと指摘した。弁護側は「共謀はなく、被告の暴行は死亡につながらなかった」と主張した。 2013年3月1日(金) ●PSY、ネパール希望の学校プロジェクト参加● Source:WoW!Korea;ヤフーニュースより 韓国歌手PSY(サイ)が、ネパール青少年のために希望の学校を建設するプロジェクトに参加する。 同プロジェクト支援サイト「グッド・ウェイ・ウィズ・アース」は、PSYがネパール希望の学校建設プロジェクトのために直筆サインとTシャツを寄贈したと伝えた。 「グッド・ウェイ・ウィズ・アース」側は「2月初め、中国でのスケジュールを終えて一時帰国したPSYが、ネパール希望学校プロジェクトの趣旨に賛同し、コメントを伝え『力を合わせたい』と参加意思を表明した」と説明している。 また、PSYが寄贈した物品は、プロジェクト基金後援者へ抽選で贈られる予定だという。 大統領就任式への参加のため、2月24日に帰国したPSYは、1日午後にオーストラリアに向けて出国。シドニーやメルボルンなど5都市で開かれる音楽の祭典「Future Music Festival 2013」に出演する予定だ。
2013年2月
2013年2月28日(木) ●日本で学ぶ中国人留学生が急減、「留学生30万人計画」は困難か―中国報道● Source:XINHUA.JP、(翻訳 王秋/編集翻訳 恩田有紀);ヤフーニュースより 【新華網】 日本の中国語メディア・中文導報によると、日本学生支援機構(JASSO)が今月発表したデータでは、景気低迷や東日本大地震などの影響を受け、2012年5月1日時点で日本の大学などで学ぶ外国人留学生の数は前年比319人(0.2%)減の13万7756人となり、2年連続で減少した。中国新聞網が伝えた。 留学生の出身地別では中国本土出身の留学生が8万6324人と最多だった。次いで韓国が1万6651人。アジアからの留学生の数は減少傾向が続いている。中国人留学生は1.4%減、韓国人留学生は5.6%減となった。ただ、留学生数で4位のベトナムは8.4%増、5位のネパールは22%増と拡大した。 関連統計によると、全ての外国人留学生のうち、自費留学生は12万5124人、国費留学生は8588人、政府派遣の留学生は4044人だった。 留学生が最も多い都道府県は東京都で4万3500人。次いで、大阪府が1万521人、福岡県が1万434人だった。 留学生数の大学別上位10位は、早稲田大学、日本経済大学、東京大学、立命館太平洋大学、九州大学、大阪大学、筑波大学、京都大学、名古屋大学、東北大学だった。 日本政府は2020年までに日本で学ぶ外国人留学生の数を30万人に増やすことを目標としているが、JASSOによれば日本で学ぶ留学生の数は2010年に14万人台を突破した後、2年連続で減少傾向にある。 関係者によると、日中関係の影響を受け、2013年に日本の言語学校で学ぶことを申請する中国人学生の数は急減する見込みだ。両国関係の悪化が続けば、中国人留学生の数はさらに大幅に減少し、日本の「留学生30万人計画」実現も難しくなるだろう。 2013年2月28日(木) ●「1万円札の原料」ミツマタ危機 出雲の加工所閉鎖へ● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 1万円札など紙幣の原料になるミツマタを加工する島根県出雲市の「みつまた生産用施設」が、3月末で閉鎖される。森林の荒廃が目立つ中、かつて林業復活の拠点として期待されていただけに、残念がる声も強い。そんな中、数少ないミツマタ生産農家、同市別所町の荒木博則さん(77)・辰也さん(48)親子は「林業を守ろう」と出荷作業に懸命だ。 同施設は昭和63年、旧佐田町森林組合(現・市森林組合)が新林業構造改善促進事業の「特用林産物生産施設整備」で佐田町の須佐神社近くに整備。生産者が伐採して持ち込んだミツマタの原木から黒皮をはいで乾燥させて貯蔵、さらに、表皮をむいた白皮にして、紙幣にするため同市内にある国立印刷局出雲出張所に納入していた。 関係者によると、最盛期は農家100戸余りが白皮約35トンを生産していたが、冬場の作業は重労働で生産者が激減、現在は数軒が出荷しているだけ。このため、同出雲出張所も3年前に閉鎖したという。 市森林組合の田部昌徳専務は「赤字が続き、施設も老朽化したので、昨年末の理事会で閉鎖を決定した。残念だがやむを得ない」としている。 荒木さん親子は、自宅裏山に自生するミツマタの原木(長さ2~2・5メートル、直径5~8センチ)を年明けから伐採、約20キロごとに計250束を準備、岡山県内の業者に1キロ40円で納めるという。辰也さんは「山仕事は大変だが、何とか伝統産業を守っていく」と話す。 ■ミツマタ 中四国地方の特産木。コウゾ、ガンピとともに和紙の原料になり、明治以降は紙幣の原料として使用。国立印刷局によると、白皮加工したものは年間約100トン必要だが、うち9割は商社を通しネパール、中国から白皮を購入。国産は外国産より約4倍の値段という。 2013年2月27日(水) ●80歳の挑戦 エベレストへ 遠征隊、荷物梱包作業始まる● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 今春に80歳で3度目のエベレスト登頂を目指しているプロスキーヤー、三浦雄一郎さんの遠征隊が、現地に事前に送る荷物の梱包(こんぽう)作業を進めている。総量は5年前と同じ800キロ近くに上る見通しで、東京・代々木の三浦さんの事務所では、メンバーらが荷物のリストチェックと梱包作業に大わらわとなっている。 事前に送る荷物は、エベレスト・ベースキャンプ滞在時や登頂時の上部キャンプなどで使用する隊員9人分の食糧のほか、テントや各隊員の装備品など。約2カ月間に及ぶ遠征期間中、日本食が食べられるようにとコンブやかつお節などのほか、白玉粉やこしあん、羊羹なども大量に詰められた。 荷物は28日にネパール・カトマンズへ送り出す予定。通信機材や発電機など、送ることのできない装備品などは、各隊員が手持ちで現地まで運ぶ。 2013年2月26日(火) ●植村直己冒険賞に竹内洋岳さん ヒマラヤ14座を完登● Source:スポーツ報知;ヤフーニュースより 昨年5月にヒマラヤ8000メートル峰14座完登に成功したプロ登山家の竹内洋岳さん(42)が、優れた冒険に対して贈られる2012年度の「植村直己冒険賞」を受賞することが25日、発表された。授賞式は6月15日、故・植村直己さんの故郷の兵庫県豊岡市で行われる。 1984年、北米最高峰のマッキンリー(6194メートル)で植村さんが遭難した当時、中学1年生だった竹内さんは「強烈な印象が残っています。山の偉大な先輩がいたからこそ、綿々と私まで受け継がれたと思います」と受賞を喜んだ。次の目標はネパール・ヒマラヤの未踏峰などを中心に模索中だ。また、日本人最多のエベレスト7回登頂に成功した高所カメラマンの村口徳行さん(56)、女性では世界最高齢の73歳でエベレストに登頂した渡辺玉枝さん(74)の2人に特別賞が贈られた。 2013年2月26日(火) ●植村直己冒険賞に登山家の竹内さん● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 兵庫県豊岡市日高町出身の世界的冒険家、植村直己さんにちなみ、同市が優れた冒険家に贈る「植村直己冒険賞」の第17回受賞者に、日本人で初めて8千メートル峰14座の完全登頂を果たした東京都の登山家、竹内洋岳(ひろたか)さん(42)が選ばれ、同市が25日発表した。 竹内さんは昨年5月、ダウラギリ(ネパール)に無酸素で登頂し、8千メートル峰14座完登に成功した。授賞式は6月15日に豊岡市内で行われる。 2013年2月25日(月) ●女性で初、エベレスト登頂1シーズン2回成功 ギネス記録に認定● Source:AFP=時事;ヤフーニュースより 【AFP=時事】女性として初めて世界最高峰エベレスト(Everest、中国名・チョモランマ、8848メートル)の登頂に1シーズンで2回成功した29歳のネパール人女性が25日、ギネス世界記録(Guinness World Records)に認定された。 73歳でエベレスト登頂、登山家の渡辺さんがギネス世界記録に認定 チュリム・シェルパ(Chhurim Sherpa)さんは、2012年5月12日、エベレストに登頂。その後、一旦ベースキャンプに戻って1週間ほど休養し、再び登頂に挑み、見事成功した。ギネス認定の知らせを受けたシェルパさんは「とてもうれしい。女性初の1シーズン2回登頂の記録はネパール人女性が保持するべきだと思っていたから、誇らしく思います」とコメントした。【翻訳編集】 AFPBB News 2013年2月25日(月) ●地面転がり礼拝、ヒンズー教の祭り ネパール● Source:AFP=時事;ヤフーニュースより 【AFP=時事】ネパールの首都カトマンズ(Kathmandu)の郊外で、1か月に及んだヒンズー教の儀式「スワスタニ(Swasthani)」最終日の25日、沐浴後に地面で転がって祈りを捧げる信者の姿が見られた(2013年2月25日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News 2013年2月23日(土) ●防犯カメラは見た…親日ネパール人を面白がって殴り殺す“鬼畜”たち● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 平成24年1月に殺害されたネパール人のビシュヌ・プラサド・ダマラさんの遺影は、妻が再開した店内に置かれている=大阪市天王寺区(写真:産経新聞) 【衝撃事件の核心】 日本に自国の文化を広めたいと志したネパール人男性の命が夢半ばにして絶たれたのはなぜか、法廷で明らかになり始めた。大阪市阿倍野区で昨年1月、飲食店経営のビシュヌ・プラサド・ダマラさん=当時(42)=が殺害された事件で、殺人罪などに問われた白石大樹(22)と知人の白石美代子(23)の両被告に対する裁判員裁判が20日から大阪地裁(長井秀典裁判長)で始まった。被告側は殺意を否定し「当日はかなり酒を飲んでいた」などと主張。ただ、暴行をとらえた防犯カメラの映像はむごたらしく、「真実を知りたい」と法廷に足を運んだダマラさんの妻は厳しい表情を浮かべた。 〔フォト〕店の再開に向け準備を進めるダマラさんの妻 ■「面白がって暴力」 「被害者、遺族の方、申し訳ありませんでした」。神妙に証言台の前で頭を下げる2人。しかし、その後に法廷のモニターに映し出された防犯カメラの映像は凄惨なものだった。路上に横たわり、無抵抗の男性を上から踏みつけたり、自転車を投げたりする男たち。被害者参加制度を使って審理に臨んでいるダマラさんの妻は凄惨な状況に表情を厳しくした。 無抵抗のネパール人男性が一方的な暴行を受けて殺害されたという今回の事件。起訴状によると、両被告は建築工の伊江弘昌被告(22)=殺人などの罪で起訴=と共謀。平成24年1月16日午前4時20~30分ごろ、大阪市阿倍野区の路上で、ダマラさんの頭や顔を多数回殴る蹴るなどした上、自転車を頭に投げつけ、脳が腫れ上がる「外傷性急性脳腫脹」で殺害したとされる。 なぜダマラさんは暴行を受け、命を奪われたのか。検察側は「たまたま通りかかった被害者を無差別に狙い、面白がって暴力を振るった」と指弾する。 検察側冒頭陳述によると、被告3人は事件当日、午前4時過ぎまで阿倍野区内の飲食店で酒を飲んでいた。一方のダマラさんは、同市天王寺区で経営する飲食店に勤める甥ら2人とともに帰宅していた途中だった。そして一連の暴行が始まる。 ■自転車2台も投げつけ 同18分ごろ。 ダマラさんらは突然、被告3人に襲われる。まず美代子被告がダマラさんの甥の顔を殴った。伊江被告は膝立ちになったダマラさんの首を後ろから絞め、大樹被告は甥とは別の従業員を殴るなどした。 同20分ごろ。 伊江被告が逃げるダマラさんを捕まえて路上に引き倒し、大樹被告とともにダマラさんの脇腹や肩、頭などをけったり、殴ったりした。さらに、大樹と伊江両被告は、ピンク色の自転車(重さ約17キロ)を「いっせいのーで」などとタイミングを計り、頭を目がけて投げた。ダマラさんの甥は、大樹被告らが一時離れたすきにダマラさんを助け起こそうとしたが、再び追いかけられて逃げざるを得なかった。 同22分ごろ。 ダマラさんも起き上がって逃げていたが、先ほどの現場から約30メートル離れた路上で、さらに暴行を受ける。美代子被告は「コイツ」などと叫びながら、横たわるダマラさんの顔を踏みつけた。大樹被告も黒い自転車(重さ約15キロ)を投げたり、近くにあったカラーコーンで殴ったり、執拗に暴行を加えた末に路上に放置した。 同29分ごろ。ようやく暴行が終わった。ダマラさんは午前5時25分、搬送先の病院で死亡が確認された。 ■「酒を飲んで泥酔していた」 公判で主な争点になっているのは殺意の有無だ。 検察側は、自転車を頭に投げるなど危険な行為をした大樹被告と、それを見ていた美代子被告には「死ぬかもしれない」という殺意があったと主張している。 一方の被告側。初公判での罪状認否で、大樹被告は「自転車を頭に投げていない。暴行によって亡くなるとも、殺そうとも思っていなかった」と明確に殺人罪の成立を否定。美代子被告も「暴行は事実。でも反省しているし、殺意はありませんでした」と争う姿勢を示した。 被告側はそれぞれ、「被害者らに対する強い恨みはない」(大樹被告の弁護人)「被害者とは初対面で殺す理由がなく、死んでもいいとは思っていない」(美代子被告の弁護人)などと述べ、前提として殺害動機がないと主張。 その上で、当時の被告の状態について「テキーラを一気飲みするなど、かなり酒を飲んだ。人を殺す計画はなかった」(大樹被告の弁護人)「事件の2日前に覚醒剤を使用したことに加え、当日はビールとテキーラを5杯以上飲んで泥酔し、前後不覚だった」(美代子被告の弁護人)として、飲酒などが犯行に影響したことを示唆した。 さらに、自転車を投げつけたことも「頭ではなく、体付近を目がけた」(大樹被告の弁護人)と傷害致死罪にとどまると主張。美代子被告の弁護人は「大樹被告らが自転車を投げたところは見ていない」とすらしている。 ただ、激しい暴行を裏付けるように、ダマラさんの頭には15カ所の傷があり、胸や背中などにも骨折や内出血の痕が多数残されていたという。 ■「人間のすることではない」 「おじさん(ダマラさん)から『日本とネパールはルールが違う。道を歩いていてもいろんなことをされるかもしれないが、何もしてはいけない』と教えられていた」 今月21日の第2回公判。証人として出廷したダマラさんの甥が、被告らの暴行に抵抗しなかった理由を語った。それは、日本に溶け込もうとしたダマラさんの教えによるものだった。 甥の証言などによると、ダマラさんは1969年、ネパールで6人きょうだいの次男として生まれた。 2000(平成12)年に来日し、日本人女性と結婚。会社勤めをしながらためた資金で、平成23年7月、天王寺区にネパール料理店をオープンさせた。「日本にネパール文化を広めたい」という長年の夢が実現したばかりのときに、悲惨な事件に巻き込まれた。 甥は公判で「2歳のころからおじさんに育てられ、実の父より大きな存在だった」と語った。その上で、大樹と美代子両被告に対し「およそ人間が人間にすることではない。(被告らには)死刑を望む」と語気を強めた。 ダマラさんの妻は20日の初公判終了後、代理人弁護士を通じて「公判中は審理に集中したく、コメントは控えたい」とした。だが、公判前には弁護士に「真実を知りたい。夫に最後にしてあげられることは裁判に参加すること」と語っていたという。体調が許すかぎり審理に参加し、3月5日には法廷で意見陳述をする予定だ。 2013年2月23日(土) ●<レコチャ広場>軍国主義なのは北朝鮮であって、日本ではない―中国● Source:Record China、(翻訳・編集/本郷);ヤフーニュースより 19日、中国の大学教授で作家の衛金桂氏は「軍国主義なのは北朝鮮であって、日本ではない」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は平壌。 2013年2月19日、中国の大学教授で作家の衛金桂(ウェイ・ジングイ)氏は「軍国主義なのは北朝鮮であって、日本ではない」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。 「日本軍国主義」は中国人にとって最もおなじみの言葉だ。日本が少しでも軍備拡張のそぶりを見せただけで、中国人はすぐに「軍国主義の復活を画策している」と決めつける。しかし、本当の軍国主義国家である北朝鮮に対しては婉曲的な表現を使い続けている。こうした姿勢がわれわれの神経を麻痺させているのだ。 軍国主義の根本的な特徴は、絶え間ない軍備増強と侵略行為にある。国家の政治、経済、軍事、文化、社会生活などすべてを軍事力に注ぎ込むというやり方は、30年代の日本を見れば明らかだ。しかし、戦後の日本は民主主義政治を貫き、経済立国の道を進んだ。平和な日本人が再び結束して軍国主義の道を歩むとはとうてい考えられない。だが、北朝鮮では軍人が最も素晴らしい職業であり、敵対意識を植えつける教育を国民に施している。さらに、巨額の軍事費を捻出するため、教育費や医療費を犠牲にしている。こうした国こそが軍国主義国家なのだ。 軍国主義国家では国民が崇拝する人物が必要だ。第2次世界大戦時の日本は天皇だったが、今の北朝鮮では金(キム)一族だ。日本メディアが若者に行った調査では、「戦争が起こった場合、国を守るために自分の命を捧げろと言われたらどうしますか」との問いに、否定的な答えが多数を占めた。だが、北朝鮮では金氏に「死ね」と命令された国民は死ぬしか道はない。 北朝鮮では数十年に及ぶ洗脳と政治的圧力の結果、「米帝国主義が北朝鮮を脅かしている」という強固な観念が国民全体に浸透している。北朝鮮でボランティア活動を続けるネパール人医師によると、手術を手がけた1000人を超す白内障患者のうち、数十年ぶりに目が見えるようになったある患者は、まず最初に金親子の肖像画の前でひざまずき、号泣しながら「米帝国主義を打ち負かし、将軍様の恩に必ず報いる」と誓ったという。 北朝鮮の悪辣な軍国主義は、第2次世界大戦時の日独伊3国をはるかに上回っている。この怪物を中国が容認してきたことから、事態はさらに悪化してしまった。北朝鮮の核の危機は、尖閣諸島をめぐる日中間の対立よりもはるかに深刻で、長期的、全面的な危険だといえるだろう。 2013年2月20日(水) ●スターアライアンス、アジアエアパスにバングラデシュやパキスタンなどを追加● Source:レスポンス;ヤフーニュースよりヤフーニュースより スターアライアンスは、アジアエアパスの対象国を拡大すると発表した。現在の15カ国にバングラデシュ、ネパール、パキスタン、スリランカを加える。アジアエアパスの対象には、日本やインドのスターアライアンス就航地も含まれている。 エアパスの運賃はクーポン1冊単位で計算されるため、航空券を個別に購入するよりも安く利用でくる。広範囲にアジア大陸を訪問したい旅行者ニーズに対応するため、アジアエアパスの対象国を拡大する。 アジアエアパスは、235以上の就航地から目的地を選択でき、最小3便から最大10便まで利用が可能。アジアエアパスに訪問できる国は、カンボジア、中国、香港、インドネシア、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、シンガポール、韓国、台湾、タイ、ベトナム。 スターアライアンスでは、エアパスをアジア以外に「アフリカエアパス」、「チャイナエアパス」、「ヨーロッパエアパス」、「ノースアメリカエアパス」、事前に候補の中から目的地を選ぶことにより、オーダーメイドの周遊旅行プランを作る「サークルパシフィック運賃」、スターアライアンスのネットワークを活用して世界一周が可能となる「世界一周運賃」を設定している。 スターアライアンス加盟航空会社は、同じような運賃を提供しており、特定地域を旅行する際に利用できる。例えば、ANAはジャパンエアパス、TAM航空はブラジルエアパス、タイ国際航空はタイエアパス、ユナイテッド航空はミクロネシアエアパスを提供している。 2013年2月20日(水) ●ネパール人殺害 殺意否認 大阪地裁初公判 2被告「暴行は事実」● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 大阪市阿倍野区の路上で昨年1月、ネパール国籍の飲食店経営、ビシュヌ・プラサド・ダマラさん=当時(42)=を殺害したとして殺人などの罪に問われた彫師、白石大樹(ひろき)(22)と無職、白石美代子(23)の両被告に対する裁判員裁判の初公判が20日、大阪地裁(長井秀典裁判長)で開かれた。両被告はいずれも殺意を否認、弁護側は傷害致死罪にとどまると主張した。 検察側の起訴状の朗読が終わると、大樹被告は罪状認否の冒頭「被害者、遺族の方、申し訳ありませんでした」と深く頭を下げた。続けて小さな声ながら「自転車を頭に投げたことはありません。被害者が死ぬとも思ってないし、殺そうとも思っていませんでした」と明確に述べた。 美代子被告も同様に「暴行は事実です。でも反省していますし、殺意はありませんでした」と殺人罪の成立を否定した。 一方、検察側は冒頭陳述で「無差別に被害者を狙い、おもしろがって暴行を加えた」と両被告の行為を強く非難した。 起訴状によると、両被告は建築工の伊江弘昌被告(22)と共謀。昨年1月16日午前4時20~30分ごろ、阿倍野区の路上で、通りすがりのダマラさんら3人にいいがかりをつけ、その場から逃げ出したダマラさんを追跡。路上に引き倒して頭や顔を殴るなどした上、頭を路面に打ちつけたり自転車を投げつけるなどして殺害したとされる。 2013年2月20日(水) ●(ひと)岡田好弘さん ミカンの皮から動物を生み出す工作作家● Source:朝日新聞デジタル;ヤフーニュースより ミカンの皮にカッターで切れ目を入れ、破れないように丁寧にむくと、手のひらから動物が現れる。エビ、カニ、トナカイ……。ヘタの部分は目や口になり、余るところは一切ない。 工作本「あたらしいみかんのむきかた」の作者だ。2年余り前に出版され、続編も出て計9万部が売れた。ミカン産地の静岡県をはじめ、東京都や愛知県でミカンむき教室が開かれ、動画投稿サイトの視聴は20万回を超えた。 日本に住むネパール人男性が「面白さを母国にも伝えたい」と出版元の小学館に問い合わせ、カトマンズで翻訳版の出版準備も進む。メキシコや米国のテレビ番組でも紹介された。…… 2013年2月19日(火) ●セナイの電子部品メーカーで200人がスト…マレーシア● Source:レスポンス、《伊藤 祐介》;ヤフーニュースより ジョホール州セナイにある外資系電子部品メーカーの工場で2月18日、2013年から導入された最低賃金制度に伴い会社側が最低賃金に時間外手当などの諸手当てを含める措置を開始したことに反発した従業員200人あまりがストライキを実施した。 ストライキは午前8時頃に始まり、人的資源省の職員らが労使間の協議に向けた仲介に入ったことから同日午後12時半ごろに中止された。 労働争議が起きているのはセナイ第3工業区にあるシンガポール資本のチュン・ウォー・テクノロジーズ(ジョホール)の工場で、約1000人いる従業員のうち200人あまりが工場の外で座り込みを行った。ストライキに参加したのはブミプトラ(マレー人および先住民族の総称)や華人、インド系のマレーシア人労働者と、ネパール、ベトナム、ミャンマー、タイなどから来た外国人労働者で、「基本給900リンギを要求」と書かれたプラカードを掲げて抗議の意思を示した。 ストライキ参加者によると、同工場におけるこれまでの最低賃金はマレーシア人労働者で500リンギ、外国人はさらに104リンギ少ない額だった。1月7日に最低賃金制度実施後初となる給与を受け取ったが、諸手当てや残業手当が基本給の中に含めて計算されていることが判明。会社側に質問を行ったが、回答がないためストライキに打ってでたという。 2013年2月19日(火) ●〈ネパール〉暫定選挙内閣が、6月14日までに制憲議会選挙を開催● Source:アジアプレス、【カトマンズ 小倉清子】;ヤフーニュースより 2月18日、ネパールの主要政党は最高裁のキルラジ・レグミ判事長を首相とする暫定選挙内閣を発足させて、6月14日までに制憲議会選挙を開催することで合意した。 王制から共和制に転換したあとの新憲法を制定するために、2008年4月に樹立した最初の制憲議会は、憲法を完成することなしに2012年5月27日に解散となった。 ネパールの最大政党である"マオイスト"こと統一ネパール共産党毛沢東主義派のバブラム・バッタライ首相は、制憲議会を解散する直前に、同年11月22日に2度目の制憲議会選挙を開催することを宣言した。 しかし、主要野党のネパール会議派と統一共産党が、バッタライ首相が一方的に宣言した選挙に反対するとともに、バッタライ首相の辞任と主要政党の合意に基づく政府の樹立を求めたことから、バッタライ政府は選挙を開催することができなかった。 バッタライ首相は自身が率いる政府に野党が入閣して選挙内閣とすべきと主張する一方で、野党は首相の即時辞任を求めて譲らなかったことから、与野党の対立は深まるばかりだった。 政治危機を解決して制憲議会選挙を開くために、ラム・バラン・ヤダヴ大統領は主要政党に合意の上で選挙内閣を樹立するよう繰り返し圧力をかけた。ネパール会議派と統一共産党は、ネパール会議派のスシル・コイララ党首を選挙内閣の首相とすることで合意したが、マオイストはこれを拒絶した。 政権交代の問題について、与野党が一歩も譲らない状況が続いたことから、マオイストのプスパ・カマル・ダハル議長は2月7日に開かれた自党の党総会で、レグミ最高裁判事長を首相に据えた新政府を発足させて、制憲議会選挙を開催することを提案した。 司法の長である現役の最高裁判事長を行政の長である首相に任命することについては、民主主義の基本である三権分立に反することである、司法の独立を侵害するなどの理由で、司法界から強い反対の声が上がった。 野党のネパール会議派と統一共産党は、この提案について話し合うために中央委員会議を開いたが、大半の委員が最高裁判事長を首相にすることに反対した。 しかし、主要野党の幹部はこの提案を受け入れなければ、バッタライ首相の政権がさらに続く可能性が高いことから、バッタライ政府を終わらせるためにも、この提案を受け入れるよう自党の中央委員を説得した。 主要4勢力(マオイスト、ネパール会議派、統一共産党と統一民主マデシ戦線)のリーダーは連日話し合いを続けたあと、レグミ最高裁判事長を首相とする暫定選挙内閣を樹立し、6月5日に2度目の制憲議会選挙を開催することで合意したものである。 判事長は首相を務めるあいだ、最高裁の任務は一切行わず、首相の任務が終わったあと再び判事長の任務に就くことになる。 また、暫定選挙内閣と並行して、内閣に政治的なアドバイスをする、政党リーダーからなるメカニズムを発足させることになっている。 2013年2月16日(土) ●エアアジアX、タイで域内第2拠点設立を計画 同国政府に協力要請● Source:レスポンス、ヤフーニュースより 格安航空会社エアアジア・グループのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は2月13日、タイのインラック・シナワトラ首相と会談し、タイを長距離部門子会社エアアジアXの域内第2の拠点とするためタイ政府に協力を要請した。 フェルナンデスCEOは会談の後、タイを域内のハブとすることができるとの自信を示した。インラック首相は、タイを拠点とした就航先の検討を行うために運輸省にエアアジアと共に検討を行うように指示したという。 タイ政府は海外からの直行便を就航させるためチェンマイやウドンタニ、クラビなどの空港を整備している。 エアアジアXは今年は新たに3ルートを就航し、2ケタ成長を目標に掲げている。また新規株式公開(IPO)も予定している。来年にかけて14機の機体を導入する予定だ。 同社は現在日本、中国、豪州、台湾、韓国、ネパールなどに就航している。 2013年2月14日(木) ●四川省でチベット人が抗議の焼身自殺、中国内で計100人目に● Source:CNN.co.jp、ヤフーニュースより 香港(CNN) チベット独立を支援する国際団体「自由チベット」(本部ロンドン)は13日、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州で37歳のチベット人元僧侶が焼身自殺を図り、現場で死亡したとの声明を発表した。 中国内で焼身自殺を試みたチベット人はこれで100人目になったと述べた。このうち少なくとも82人が死亡したとみられる。37歳の元僧侶の遺体は当局が火葬し、遺灰を遺族に引き渡したという。 自由チベットはこれらの情報の出所には触れなかったが、自殺は2月3日に起き、事実確認に10日要したとしている。チベット人は中国当局の報復を非常に恐れチベット人らによる抗議行動に関する情報を口外しないと説明している。 同自治州当局は14日、今回の自殺についてのコメントを拒否した。中国外務省も論評していない。アバ・チベット族自治州では先月、地元の裁判所がチベット族の男性2人に対し、焼身を教唆した罪で重刑の判決を言い渡していた。 一方、ネパールの首都カトマンズの警察当局は13日、市内にある仏教寺院前で同日、チベット人の男性がガソリンを使って焼身自殺を図ったと述べた。男性は病院で手当てを受けたが死亡した。 ネパールには亡命などしたチベット人数千人が居住。中国政府はネパール政府に対しチベット人を規制するよう圧力をかけているとの不満も漏らしている。 中国のチベット支配に反発するチベット人の焼身自殺は2009年2月から始まり、11年3月には若い僧侶が最初に死亡していた。チベット人による焼身自殺はチベット亡命政府が本拠を置くインドなどの外国でも起きている。 2013年2月13日(水) ●元フレクストロニクス勤務のネパール人、1000人が暴動● Source:レスポンス、ヤフーニュースより フレクストロニクス・エレクトロニクス(M)の元従業員のネパール人1000人以上が6日夜、滞在していたクアラルンプールのタマン・ブキ・チェラスにあるホステルで窓を割ったり、テレビを建物の外に投げるなどの暴動を起こした。 ネパール人は昨年10月にクランの工場に雇われたが12月に解雇され、1月末にネパールへの送還が決定していた。元従業員によるとフレクストロニクスは1月10日に給与と補償金を元従業員に支払った。元従業員らの多くが給与の大半を家族に送金しており、送還を長く待たされていることや、残りの所持金が底を尽きて来たことで怒りが爆発したという。従業員の中にはわずか2週間で解雇された人もいたという。 フレクストロニクスのスポークスマンは、元従業員の本国送還に関する問題解決にむけて入国管理局等の機関と取り組みを行っているとコメントした。 2013年2月13日(水) ●<グアム通り魔>日本人観光客 海外での事件、事故が絶えず● Source:毎日新聞;ヤフーニュースより 日本人観光客が海外で事件や事故に巻き込まれるケースは近年も絶えず、中には海外旅行自粛につながった例もある。 97年11月には、古代遺跡で知られるエジプト南部のルクソールで起きた乱射事件で日本人10人が死亡。外務省が現地への観光旅行自粛勧告を出したほか、大手旅行各社も相次いでエジプトツアーを中止した。 00年11月には、オーストリア・アルプスのトンネル内でスキー客らが乗っていたケーブルカー客車から出火。福島県内の中学生ら日本人10人を含む155人が犠牲となった。 09年11月に起きた韓国・釜山市の室内射撃場火災では、長崎県の中学時代の同級生一行が巻き込まれて日本人10人を含む15人が死亡。釜山市が死傷者への補償金を立て替え払いした一方、韓国人経営者と管理人は業務上過失致死傷罪に問われ禁錮3年が確定した。 また、中国・万里の長城で昨年、日本人ツアー客3人が死亡した遭難事故では悪天候で決行した判断が問題化。観光庁がツアーを主催した旅行会社の旅行業登録を取り消した。【石川淳一、古関俊樹】 ■日本人観光客らが巻き込まれた海外での主な事件・事故 1997年11月 エジプト南部のルクソールで武装集団が遺跡巡りをしていた観光客に無差別発砲。日本人も10人が死亡 2000年11月 オーストリア・アルプスでケーブルカー火災。日本人10人を含む155人が死亡 02年11月 メキシコの自然公園で新婚旅行中の男女が落石を受け死亡 05年10月 インドネシアのバリ島で発生した同時爆弾テロで、旅行中の日本人1人を含む22人が死亡 08年5月 ボリビアを旅行中の日本人観光客5人が乗った車が対向車と衝突し、5人を含む13人が死亡 09年11月 韓国・釜山市の室内射撃場で火災。日本人10人を含む15人が死亡 11年9月 ネパールの首都カトマンズ近郊に民間航空機が墜落。日本人観光客1人を含む乗員・乗客19人が死亡 12年8月 ルーマニアの首都ブカレスト郊外で就業体験中の女子大学生が殺される 11月 中国河北省の万里の長城で日本人観光客4人と中国人添乗員1人が遭難、日本人3人が凍死 2013年2月8日(金) ●<ネパール>マオイストが武装革命の方針を正式に棄てる● Source:アジアプレス、【カトマンズ 小倉清子】;ヤフーニュースより ネパールの最大与党である統一ネパール共産党毛沢東主義派こと"マオイスト"は、2月2日から8日にかけて、マクワンプル郡ヘタウダで第7回総会を開催した。 21年ぶりに開かれた党総会で、マオイストは"人民戦争"と呼ばれる武装闘争の政治路線を放棄し、議会政党となることを正式に決めた。さらに、"プラチャンダ"ことプスパ・カマル・ダハル議長を議長に再選した。ダハル議長は7日の総会で、今後10年間は党を率いる意欲を明らかにしている。 マオイストは1996年2月13日に王制の廃止や平等社会の実現を掲げて人民戦争を開始した。2006年11月21日にネパール政府との間で包括和平協定に調印して、正式に内戦を終わらせた。 2008年4月に開かれた制憲議会選挙では、全議席の3分の1を超える議席を獲得して第一政党となった。その後、マオイストは2度政権を掌握し、現在、同党の副議長であるバブラム・バッタライ首相が連立政府を率いている。 約4,000人の代表が集まって開かれた今回の総会で、ダハル議長は毛沢東思想に従った武装革命の路線を離れて、資本主義・民主主義革命の政治方針を打ち出した。将来、社会主義革命へと転換するために、"生産部隊"を組織して農業や工業の生産力を上げ、国民の生活向上を目指すという方針である。 総会代表の1人であるリラ・シャルマさんによると、生産部隊はマオイストの元武装勢力である人民解放軍のメンバーらが中核となって結成される。若者に雇用を与えることも生産部隊を作る目的である。 総会では、バッタライ首相が率いる政府に対する批判が噴出した。親インドのマオイストとして知られるバッタライ首相が、インド政府と二国間投資促進保護協定に調印したことについて、発言した大半の代表が国益にならない協定を成立させてネパールの国家主権を侵害したと批判した。和平プロセスに関連しても、人民解放軍に統合させるという党方針を実施せずに、これを解体する形で武装解除したという批判を受けた。 ダハル議長をはじめとする党幹部も批判の対象となった。和平プロセスに入ってから日々の生活に困っている党員がいるのに対して、議長ら党幹部がぜいたくな暮らしを送っていることについて、「党内に階級ができた」という批判の声が大勢の党員からあがっている。 王制を廃止した後の新憲法を制定するために樹立された制憲議会は、憲法を完成させることに失敗して、4年間の任期を終えて2012年5月27日に解散となった。 バッタライ首相は同年11月に新たな制憲議会選挙を開催すると宣言したが、野党であるネパール会議派と統一共産党の合意を得ることができず、現在に至るも選挙を開催することができずにいる。 野党はバッタライ政府が独裁体制を布こうとしていると批判して、バッタライ首相の即時辞任を求めて反政府街頭運動を展開しており、選挙開催の目途は立っていない。 こうしたなかで開かれたマオイストの党総会は、ネパールの政治危機解決のためにも注目されていた。 党員からの批判の嵐にさらされたバッタライ首相は6日の総会で演説をして、「党は今後20年から30年間、政府を運営する方針をとるべき」と、長期間にわたる政権継続を主張する意見を明らかにした。 一方、ダハル議長は7日の総会の演説で、野党が合意すれば、キルラジ・レグミ最高裁判事長を首相とする選挙内閣を発足させて制憲議会選挙を開催することを提案した。 バッタライ首相の辞任問題がネックとなり、ネパールの政治危機は解決の道が見えていない。ダハル議長の提案を野党が受け入れるか否かに、ネパール政治の将来がかかっている。 2013年2月5日(火) ●ネパールがベンガルトラ生息数を調査、密猟などで絶滅の危機● Source:ロイター、ヤフーニュースより [カトマンズ 5日 ロイター] ネパール南部にある数カ所の国立公園で5日、絶滅の危機にひんしているベンガルトラの生息数の調査が始まった。国立公園はインドにもまたがっており、インド側でも調査が実施される。 ネパールでは現在176頭のベンガルトラが生息しているとされるが、政府は2022年までにその数を倍増させる方針を掲げている。国立公園の生態学者は、生息数を8年間で250頭に拡大する必要があると述べた。 専門家によると、ベンガルトラはかつてバングラデシュ、インド、ネパールの森林に多く生息していたが、現在では密猟や生息地の消失によりその数は計約3000頭にまで減少したという。
2013年1月
2013年1月31日(火) ●【インド】政府と企業間の電子商取引サイトを開設● Source:インド新聞;ヤフーニュースより 政府はこのほど、電子申請など政府と企業との間で行われる取引の窓口となる専用のサイト「eBiz(イービズ)」を開設した。 企業による申請などに要する時間やコストなどを減らすことで、国内のビジネス環境の改善を目指す。 世銀グループの国際金融公社(IFC、米国ワシントンDC)による各国の「ビジネスのしやすさ」をランキング化した指数で、インドは世界185カ国中132位となり、経済規模で下回るバングラデシュやスリランカ、ネパールなどよりも低いという結果に終わった。 サイトでは24時間年中無休で企業や投資家にとり有益な情報を迅速に提供する体制を整える。また、企業や投資家は国や州政府をはじめとする地方自治体への申請なども同サイトを通じて行うことが可能となる。 これにより、これまでのように行政の承認を得るために複数の官公庁に足を運んだり、多くの行政機関のウェブサイトを閲覧したりする必要が無くなり、時間と経費の節約につながることが期待される。 アナンド・シャルマ商工相は28日、ウッタルプラデシュ州アグラで開催された経済発展の促進について個人、企業、政府などあらゆる観点から議論する国際会議「パートナーシップ・サミット」の場でサイトの開設を宣言。「行政と企業・投資家との関係のあり方を大きく変える一歩となる」と述べた。 サイトの構築はIT(情報技術)サービス大手のインフォシスが手がけた。 2013年1月30日(月) ●1回戦でHIROYAvs.野圦 モハンはKrushに対抗心=3.10グローリー● Source:スポーツナビ;ヤフーニュースより グローリー65kg級トーナメント1回戦で対戦が決まったHIROYA(左)と野圦【長谷川亮】 立ち技格闘技イベント「Road to GLORY JAPAN」(3月10日、東京・ディファ有明)で実施される65kg級1Dayトーナメントの抽選が、30日の記者会見で行われ対戦が以下のように決まった。 1回戦第1試合:藤田ゼンvs.松岡力 1回戦第2試合:モハン・ドラゴンvs.裕樹 1回戦第3試合:HIROYAvs.野圦正明 1回戦第4試合:小宮由紀博vs.梶原龍児 「いろいろな団体から選手が出てますが、Krushから3選手(野圦、梶原、HIROYA)出ているので、Krushが最強なのを証明したいと思います」 抽選前のコメントではこのように語った野圦(Krush YOUTH GP2011王者)だったが、出来上がったトーナメント表では皮肉にもKrushの3選手が片側のブロックへ集中する形に。しかし「複雑な気持ち」としながらも、「決まったからにはやるしかないので、しっかり1回戦から勝って優勝したいと思う」とすぐに気持ちを切り替えていた。 会見では流暢に日本語を操るものの、独特の言い回しを見せるモハン・ドラゴン(ネパール出身のMA日本スーパーライト級王者)が会場を沸かせる。 3選手が出場するKrushへの対抗意識を聞かれると、「Krushだろうが何だろうが、ここはGLORYですから。GLORYチャンピオンを目指して来ました。MAの代表ですけど、世界を目指して来てます。とにかくGLORYしか頭にないです(笑)。GLORY、夢の舞台です。GLORY」とあたかもキャッチコピーのように話したかと思うと、優勝賞金2万ドルの使い方については、「試合が決まった時点で私は使いみちを決めてるんです(笑)。今は仕事をしないでトレーニングばっかりしてるから、ランチボックスカーを買って、それで“モハンカレー”でも売ろうかと思ってます」と、カレーの美味しさで知られるネパール出身だけに現実的な夢を語り、トーナメント制覇に闘志を燃やしていた。 2013年1月29日(日) ●アジア各地に外国人専用カジノ、恩恵と損失の狭間で政府苦肉の策● Source:AFP=時事 、【翻訳編集】 AFPBB News;ヤフーニュースより マカオで開催された見本市「G2E Asia」に出品されたゲーミング機器(2012年5月22日撮影)。 【AFP=時事】韓国からネパール、ベトナムまで、カジノ産業がアジア各地で急成長している。これらのカジノは賭け事を楽しみたい人が誰でも遊ぶことができる場所だ――自国民以外なら。 こんな学校も:英国立ギャンブル学校【写真15枚】 アジアの国々にとって、カジノギャンブルには経済的恩恵と社会的損害のジレンマがある。そのため、一部の国は外国人限定のカジノをオープンさせるという解決策をとった。 急速な発展により、人びとがぜいたくなレジャー活動を楽しむようになったアジアにおいて、カジノ開設の利点は明白だ。 カジノは安定した外貨獲得源になり、中国本土の浪費家らの観光を促し、地元経済を成長させる。 今や世界最大のギャンブルの中心地であるマカオの2012年のカジノ収入は、前年と比べて13.5%増え、過去最高の380億ドル(約3兆5000億円)を記録した。 一方、ギャンブル依存症や家庭崩壊、高利貸しといった犯罪活動など、ギャンブルの社会的影響も十分に裏付けられた。 そのため、一部のアジアの国々はカジノの利益を享受しようとカジノを開設した上で、自国民の入場を禁止、または厳しく規制している。 韓国文化体育観光省のキム・ジンゴン観光部長は、韓国人はギャンブル依存症に特に陥りやすいという考え方が、広く共有されていると語る。 ■韓国人が唯一遊べる国内カジノは超満員 韓国は自国民のカジノ利用を全面的に禁止してはいない。登録カジノ17か所のうち1か所、江原ランドカジノ(Kangwon Land Resort)のみ、韓国国民に開放されているのだ。 同カジノは、ソウル(Seoul)から数百キロメートル離れた、高速バスで3時間かかる山間部にある。平日夜にサラリーマンが遊びに来るのを防止するのが狙いだ。 だが「特急タクシー」が高速バスの半分の時間での移動を可能にしており、その来場者数や収益の統計は、韓国人が賭け事に依存しやすいという説を裏付けている。 江原ランドカジノの来場者数は1日平均1万人。カジノの全座席数のおよそ5倍の人数だ。収入は2011年に1.2兆ウォン(約1000億円)に上り、外国人限定の残り16カジノの合計収入よりも多かった。 カジノ利用者にIDカードの提示を求め、月間15日を超える来場を禁止し、賭け金の上限も30万ウォン(約2万5000円)に制限しているにもかかわらず、この盛況ぶりだ。 江原ランドカジノの混雑ぶりから、他のカジノも韓国人に開放するよう求める声が上がっている。だが韓国政府は、同カジノは景気低迷に苦しむ地域の活性化のために行われた1か所限りの限定プロジェクトであるとして、この要求を拒否している。 観光部のキム部長は、主要都市にあるカジノなどを国民に開放すれば、市民が殺到することになると忠告した。 ■カジノは隣国で、ベトナムとカンボジア ネパールとベトナムのカジノは外国人限定だ。 だが、ネパールでは規則の違反も多いという。ベトナムには韓国の江原ランドカジノのような場所はないが、隣のカンボジアには、ベトナムとの国境沿いに巨大なカジノがあり、ここの来場者はほぼ全員がベトナムからの観光客だ。 一方のカンボジア人も例に漏れず、自国のカジノを利用することは禁止されている。だがベトナムのカジノは利用可能だ。 ■シンガポールは失業者らの入場を禁止 シンガポールでは市民のカジノ利用を禁止してはいないが、入場者に特別の条件を定めている。高額な入場料を設定して低所得層の入場を抑制し、過去に自己破産した人や、国から長期の生活支援を受けている人も入場ができない。 だが2011年の政府調査で、大金を賭ける低所得者層が増えていることが明らかになり、昨年6月にはさらに失業者や短期の生活支援を受けている人も入場が禁止された。 シンガポールのカジノ2か所はいずれも商業的には大成功で、2011年の収入は50億ドル(約4500億円)に上った。 ■カジノ禁止国でも議論活発化 各国のカジノ産業の活況を受けて、日本のような国々でもカジノ合法化の議論が活発になっている。現在、カジノで遊びたい日本人は韓国かマカオ、シンガポールなどに行かなければならない。 また、台湾では昨年7月、本島から離れた馬祖(Matsu)島の住民が台湾初の合法カジノの開業を支持する住民投票を行った。 このカジノ、開業した場合には誰でも遊べるようになるだろう――おそらく、馬祖島住民以外なら。 2013年1月26日(土) ●堤真一、憧れのエベレスト巡礼 心境の変化語る● Source:オリコン;ヤフーニュースより 憧れのエベレスト山麓を旅した堤真一 (C)ORICON DD inc. 俳優・堤真一(48)がきょう26日午後2時から放送される紀行ドキュメンタリー『堤真一 ヒマラヤ巡礼~山で神さまに逢いたくて~』(CBC製作・TBS系全国28局ネット)のロケで、ネパール・世界最高峰のエベレストを擁するヒマラヤ山脈の山麓を旅した。 ヒマラヤ巡礼の旅のスナップ 30代後半から神社仏閣巡りをするようになり、熊野古道なども歩いたことがあるという堤。「楽しむためというより、何かその時の自分を変えたいという衝動があって、何か変わるんじゃないかと期待して旅に出るんですけど…、なかなか変わらないんですが」と笑う。 今回のエベレスト山麓への旅も「景色を見たいわけではなかった。自分たちの価値観と違うところに行きたいと思った」という。もともと夢枕獏氏の小説『神々の山嶺(いただき)』を読んで、エベレストに興味を持ち、知人から聞いたヒマラヤ山脈での満天の星空に憧憬の思いを強くしていた。 初めてネパールの首都・カトマンズに降り立った堤は、年に一度行われる「イントラジャトラ」という祭りに遭遇。その主役は「クマリ」という若い女性の「生き神様」だった。また、町では信号がなくてもお互いに譲り合いながらうまく車が流れていることにも驚かされた。「当たり前に思っていることは、誰かに押し付けられていただけなんじゃないか」とカルチャーショックを受けたという。 旅程は約2週間で、仏教発祥の地・ルンビニや、日本人として初めてチベットにたどり着いた僧侶・河口慧海(えかい)ゆかりの村・ジョムソンに立ち寄り、「エベレスト街道」と呼ばれるトレッキングルートでエベレスト山麓へ向かった。その間、現地の人々の厚い信仰心にも触れ、心動かされた。 「いざ現地に行ってみたらエベレストだけでなく、その周辺の山も目の前に迫る岩もすべてがすごかった。圧倒的な存在感で迫ってきました。それも明るくて、ポジティブなイメージ。自分もこの山や岩のようになりたいと思いました。現地の人たちも生きることへの前向きさはすごかったですね」。 ナレーション収録で今回の旅の映像を観た堤は「かなりよく撮れている。観たらきっとエベレストへ行きたくなると思いますよ」と太鼓判を押した。 今回の旅で、何か変わりましたか? 「変わっている気がします。ポーンと変化したわではないが、少しずつ膨らんでいる感じ。殻があったら少しずつ破れてきているのかもしれない」と笑顔で話していた。 2013年1月25日(金) ●<堤真一>憧れのエベレスト紀行番組に出演 「そこにいるだけで幸せだった」● Source:まんたんウェブ;ヤフーニュースより ドキュメンタリー番組「堤真一 ヒマラヤ巡礼~山で神さまに逢いたくて~」について語る堤真一さん 俳優の堤真一さんが、ネパールのエベレスト街道を旅するドキュメンタリー番組「堤真一 ヒマラヤ巡礼~山で神さまに逢いたくて~」(TBS系)が26日に放送される。「その場所に立ったとき、私自身が何を感じるのかを知りたい」と、堤さんはかねての憧れの地を目指した。そこで雄大な自然とおおらかな人々に触れ、「いるだけで幸せだった」と振り返る堤さんに、今回の旅の魅力を聞いた。(毎日新聞デジタル) 【写真特集】堤さんの取材中の表情や番組の場面カット 番組は、TBS系列の中部日本放送(CBC)が制作する海外ロケ紀行番組「地球大紀行スペシャル」の第16弾。今回は堤さんを“旅人”に迎え、世界最高峰のエベレストを擁するヒマラヤ山脈があるネパールに赴く。エベレスト街道を歩き、その頂を臨み、また首都カトマンズや仏教の発祥地のルンビニ、日本人として初めてチベットにたどりついた僧侶・河口慧海(えかい)の足跡を追ってヒマラヤ山脈深くの村、ジョムソンを回る。 ◇圧倒的な存在感「すべてに命を感じた」 堤さんが同地を旅先に選んだ理由は、エベレスト登頂をテーマにした夢枕獏さんの小説「神々の山嶺(いただき)」を読み「エベレストの景色を見てみたい」と思ったことと、友人夫婦から「ヒマラヤ山脈のふもとで眺めた満天の星空は、人生観を変えた」と聞き、興味を抱いたため。そして、実際にその場所に立ったとき、「自分が何を感じるのかが知りたかった」のだという。 もともと「熊野古道を歩いたり、よく国内でトレッキングをしていた」という堤さんだが、標高4000メートル近くでの高地ロケのため、富士登山に初挑戦するなど自主訓練をした上でエベレスト街道に向かった。しかし、天候に恵まれず、エベレスト山麓(さんろく)はあいにくの曇り空。そんな中、雲間からわずかに太陽の光を浴びて輝く頂上が見えた瞬間、「景色としての美しさというよりも『出合えた』感覚」を味わったという。そして、エベレストに限らず周囲の景色にも大きなパワーを感じたと振り返る。 「本当に山々に囲まれたところだったんですが、エベレスト以外の山や岩も、すべてが圧倒的な存在感で迫ってくるというか。その土地のシェルパ族は山を聖なるものだとしてあがめているんですが、それがすごく分かりましたね。一つ一つの山に、自然に、すべて命があるっていうか、その場に立つと“でっかい人”と一緒にいる感じ。『自分もこうなれたらいいな』って感じでした。そして明るく存在しているイメージ。存在してることが、すごくポジティブだった」 ◇人々の営みに「神」を見た 同時に、堤さんはこの旅を通して、ネパールで暮らす人々の神に対する概念や価値観にも触れたかったと明かす。「彼らの“神”に対する絶対的な信頼っていうのは日本人にはちょっとないものだと思っていて。暮らしている人たちの姿を見たら、何か感じるものがあるのかなって」と、もう一つの旅の目的を語る。 「いろんな意味で今、自分たちが正しいと思っていることや当たり前だと思っていることも、実は何かに押しつけられたものなんじゃないかなと思っていて。例えば、キリスト教的な価値観のないヒンズー教や仏教を信じる彼らは、その土地に根付いたものの考え方を持っている。だからこそ、自分たちと価値観の異なる場所に行きたいと思った」 実際に訪れてみて、まず、その土地で生きる人々の姿勢を肌で感じたのは「交通事情」からだった。「カトマンズって、ものすごく車やバイクが走ってるんですが、信号がないんですよ。それでも車がほとんどぶつからずに走ってる。『ルールを作ってくれないと守れない』じゃなくて、お互いがお互いを感じながら運転したり、歩いたりしている。2週間くらいネパールにいたんですけど、出会った人たちがみんなキリキリしてないんです。すごく渋滞で、日本だとイライラしているのに、あっちではみんながニコニコしてるんですよ。例えば『危ない!』って瞬間があっても、『何すんだ、この野郎!』って感じじゃない」とエピソードを披露した。 雄大な自然を前にして感じたように、地元の人々からも受けるポジティブな明るさ。標高があり不便な山のふもとで暮らす人たちの生活からも「よくこんなところに住もうと思ったなってところに人が住んでるんですが、彼らはすごく敬虔(けいけん)な仏教徒だったりヒンズー教徒だったりして、毎日のように祈って暮らしている。その姿を見て、強制されて『こうしなければ神様が罰を与える』っていうものの考え方ではないなと感じた。神様って本来、罰なんて与えないんじゃないかなって思って。そんな小さい存在なんじゃないって。彼らの祈りというのは日常でごはんを食べるのと同じ。たぶん何かをお願いするというより、感謝とかそういう表現なんじゃないかな」と感じた。 ◇今回の旅で「何かが変わった」 堤さんは、旅することについて、「たぶん僕は、いつもどこかで自分自身を変えたいって思ってることは確か。だから、違う場所に行ってみたい。それも景色を見て楽しむのではなく、何かが変わるんじゃないかって期待して、常に旅をしてるんだと思います」と語る。 「でも、なかなか変わらないですけどね」と笑いつつ、今回の旅では「変わりそうな気がする。というか、何かが変わった感じがしますね。大きく変化はしていないかもしれないけど、少しずつふくらんでいってるのかもしれないですね。殻が少しずつ破れていってるのかもしれない」と手ごたえや充実感を感じているようだ。 また、出来上がった映像は、「すべての景色に感じられる存在感が、映像でもかなりとらえられていると思うし、あまり人が観光では行かないような場所にも行ったので、そこもよく撮れていました。素晴らしかったですね」と太鼓判を押す。そして、見る人も「行ってみたいと思うはず! ぜひ行ってもらいたいですね」と番組の追体験を勧めていた。 番組「堤真一 ヒマラヤ巡礼~山で神さまに逢いたくて~」はTBS系で26日午後2時~3時24分に放送。 <プロフィル> 64年7月7日生まれ、兵庫県出身。84年、ジャパンアクションクラブに入団。真田広之さんの付き人を務めた後、舞台「天守物語」への出演をきっかけに本格的に役者を志す。退団後は、蜷川幸雄さんや野田秀樹さん、劇団☆新感線の舞台に主演する一方、ドラマ、映画でも幅広く活躍。ドラマは、96年の「ピュア」、00年の「やまとなでしこ」(ともにフジテレビ系)など多数出演しているほか、NHK大河ドラマの常連でもある。映画は、「ALWAYS~三丁目の夕日」(05年)で第29回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など多数の賞を受賞。以降も、数多くの作品に出演し、多くの映画賞を受賞している。 2013年1月25日(金) ●堤真一がヒマラヤ巡礼で得たこととは?● Source:ぴあ映画生活;取材・文・写真:鴇田 崇;ヤフーニュースより CBC制作のドキュメンタリー番組「堤真一 ヒマラヤ巡礼~山で神様に逢いたくて~」で、俳優の堤真一が念願のエベレストを旅した。元々、神社や仏閣を訪ねることが趣味という堤。エベレストの山麓や神々が暮らすというネパールで得た“旅の収穫”について尋ねた。 そもそも堤が世界最高峰のエベレスト(8,848メートル)に憧憬を抱いた理由は、エベレスト登頂を主題にした夢枕獏氏の小説『神々の山嶺(いただき)』との出会い、そして、友人夫婦に聞いたヒマラヤ山脈の麓で眺めた満天の星空にあった。今回の旅の、第一の目的だ。「星空が美しいと聞いていたので、トレッキングしてエベレストの行ける所まで行って景色を見てみたいと思いましたね」。しかし、単なる観光ではない。「神という存在にも興味がありました」と続ける。「日本にも神社仏閣があって、信仰がないわけじゃないですが、皆彼らほど絶対的な信仰心ではないですよね。その感覚を直接行って知りたかったわけで」。 旅の始まりは、ネパールの首都カトマンズ。世界遺産で有名な釈迦が生まれた仏教発祥の地ルンビニを訪ね、日本人として初めて単身チベットを目指した僧侶・河口慧海(えかい)の足跡も追って、ヒマラヤ山脈奥深くのマルファ村へ。山で神様に逢おうとした堤は、「たとえばヒンドゥー教は日本の神道に似ていて、なじみやすかったですね」と成果を報告する。「いろいろなキャラクターがいて、今はこの神が一番人気みたいなって感じでびっくりして(笑)。日本にも天照大神、スサノオノミコトなどを祀っている神社がたくさんありますが、その土地に根付いた価値観は環境によって全然違う。それを再確認しましたね」。 今回のヒマラヤ巡礼で堤が確信したことのひとつは、まさしく土地や環境によって異なる価値観の“差”だった。「山そのものが神、自然信仰です。そこが全然違います。その差を知った時、正しくて当然と日常で思っていることが、実は何かの押しつけじゃないかと、思うことってあるじゃないですか。その疑問に、感覚的な答えを見たような気がします」と“旅の収穫”について満足気に回想する堤。「観てくだされば、絶対に行ってみたいと思うはずですよ」という今回の地球大紀行スペシャル。それぞれの心に迫る感動があるはずだ。 「堤真一 ヒマラヤ巡礼~山で神様に逢いたくて~」 1月26日(土)午後2時~3時24分放送 (TBS系全国28局ネット) 2013年1月25日(金) ●中国が周辺国と通信協力 インド「潜在的な威嚇」と警戒● Source:XINHUA.JP;ヤフーニュースより インド政府と同国の官僚はここ数年間、いわゆる「中国威嚇論」を絶えず吹聴し、中国の正常な経済投資活動が「インドの国家安全に危害を与えている」と主張している。環球時報が伝えた。 インドの国防研究開発機関は昨年12月初頭、中国がモルディブに提供した6000万ドルの「低金利融資」と、中国の通信会社、華為、中興などがネパールで投資を行うことを例に挙げ、「中国がインド周辺地域でパートナー関係を発展させることは、インドと周辺国家の通信とインターネット通信に潜在的な危害をもたらす」とする警告を発した。インド通信省はこのほど、隣国との関連問題に関する話し合いの場を増やして科学技術専門知識と融資の面で、これらの隣国に競争力のある条件を提供するようインド政府に呼びかけた。 同機関と他の政府部門は、インド政府がモルディブやネパールなどで大規模な投資を立案し、自国の通信技術を通じて隣国との関係を強めることを提案している。 2013年1月25日(金) ●ネパール、身分証への「第3の性」明記認める● Source:XINHUA.JP、(編集翻訳 伊藤亜美);ヤフーニュースより 【新華社発】 ネパール政府関係者は23日、「ネパールは身分証の性別欄に第3の性別を記入することを許可する」と語った。 ネパール内政省の幹部は記者に対し、「内政省は下部組織に新規則の実行を指示している。現在から、こうした身分証を必要とする人間の誰もが申請できる」と明かした。 ネパール最高裁は5年前に「政府は立法により、両性具有者、同性愛者、両性愛層の権利を守る義務がある」と裁定した。 ネパールでは身分証は銀行口座開設や不動産売買、就職、パスポート取得などに利用される。 2013年1月25日(金) ●ハンセン病をめぐる法律差別を撤廃せよ! 「グローバル・アピール2013」● Source:木村 正人 | 在英ジャーナリスト 日本財団のフォトグラファー、富永夏子さんは1枚の写真を取り出した。2009年12月、インド北部バラナシにあるハンセン病コロニーを訪れたときに撮影したインド人の家族の写真である。 富永さんがインドのハンセン病コロニーで撮影した家族 「見た感じは普通の家族ですが、ハンセン病回復者の親、祖父母を持つ第2、第3世代です。子供を抱える女性は、とにかく仕事が欲しい、と訴えていました。ハンセン病のコロニーに住んでいるというだけで、仕事や教育のチャンスを奪われている人がたくさんいます」と富永さんは教えてくれた。 ハンセン病とはらい菌感染による肉芽腫性疾患で、知覚障害を伴うのが特徴だ。かつては不治の病とされたが、薬剤の投与により容易に軽快するようになった。 しかし、日本財団が調査したところ、ハンセン病患者の就職、結婚、選挙、公共交通機関の使用を規制する法律が世界各国に残っていることがわかったという。 24日、ロンドンで行われたハンセン病患者・回復者に対する社会的差別の撤廃を訴える「グローバル・アピール2013」の宣言式典で、世界保健機関(WHO)ハンセン病制圧特別大使で日本政府ハンセン病人権啓発大使を務める日本財団の笹川陽平会長は「ハンセン病は治るんですよ」と呼びかけた。 グローバル・アピールは2006年から世界の宗教界、経済界のリーダー、人権擁護団体の代表者らの賛同を得て毎年、「世界ハンセン病の日」(1月の最終日曜日)の前後に発表されている。今年は国際法曹協会(本部・ロンドン)及び世界40カ国46の法曹協会と賛同して、ハンセン病をめぐる差別的な法律・制度の廃止や改正を訴えた。 感染力が非常に弱く、現代医療により早期発見と治療で完治する病気になったハンセン病については、患者を隔離する医学的根拠がないにも関わらず、日本でも「らい予防法」が1996年に廃止されるまで患者隔離政策の根拠とされてきた。 日本財団の調査によると、シンガポールでは1977年感染症法でハンセン病を感染症の一つに挙げ、患者や感染が疑われる接触者を隔離できる上、1906年鉄道法にはハンセン病患者が鉄道で移動すれば罰せられると規定されている。 インドやネパールではハンセン病は正当な離婚理由となり、インドの地方ではハンセン病患者に村落集会や市議会選挙の被選挙権が認められていなかった。 居住や入国、移民の就労をめぐって米国や中国、ナミビア、フィリピン、台湾、アラブ首長国連邦(UAE)、グルジア、ハンガリー、ロシア、タイ、インド、マルタでハンセン病患者を差別する法律が存在していた。 一方、英国では2012年にハンセン病患者に対する入国制限を定めた入国ビザのガイドラインが改正されたばかり。バングラデシュでは2011年、特定の職業にハンセン病患者が就くのを禁ずる法律が廃止され、インドでもハンセン病患者に被選挙権を認めない法律を廃止した州もあった。 「グローバル・アピール2013」には少しずつだが、広がり始めたハンセン病をめぐる法律差別撤廃を後押しする狙いがある。 「ハンセン病は治るんですよ」と呼びかける笹川会長 笹川会長は「法曹家でもハンセン病患者を差別する法律が残っていることを知っている人は少ない。今年のグローバル・アピールを通じて現状に対する理解が世界中に深まればと考えている。当該国の法曹家にはこうした法律をなくすよう努力してもらいたい」と話している。 日本財団によると、2000年以降、日本財団がWHOの制圧活動資金を支援、製薬会社ノバルティスがMDT(多剤併用療法=複数の薬剤を併用するハンセン病治療法)を無料配布するという体制が強化された。 その結果、1985年当時122カ国あったハンセン病未制圧国(人口1万人につき患者数が1人以上)は現在ではブラジルだけとなり、1600万人以上の患者が治癒したという。 (おわり) 2013年1月23日(水) ●堤真一が憧れのエベレスト山麓へ!「ネパールはまるで『三丁目の夕日』みたい」● Source:Movie Walker;ヤフーニュースより その場所に立った時に、いったい何を感じるのかを知りたい 俳優の堤真一が、かねてから興味を抱いていた世界最高峰のエベレストを擁するヒマラヤ山脈の麓を旅する「堤真一 ヒマラヤ巡礼 山で神さまに逢いたくて」が、1月26日(土)14よりTBS系全国28局ネットで放送される。自然や静けさを求めて神社仏閣巡りをするのが趣味だという堤。世界最高峰エベレスト登頂を主題にした夢枕獏の小説「神々の山嶺(いただき)」を読み、エベレストに憧れ、友人夫婦から「ヒマラヤ山脈の麓で眺めた満天の星空は、人生観を変えた」と聞き、よりいっそう憧憬の念を強くしていたという。 【写真を見る】憧れのエベレストを見ることができるタンボチェを目指す 「日本でいう“富士山が聖なる山だ”っていうぐらいのものかなって思っていたのですが、実際に行ったらエベレストだけでなく全てがすごかった」と語る旅の始まりは、神々が数多く住むというネパールの首都カトマンズ。「カトマンズの町は、『ALWAYS 三丁目の夕日』みたいな感じなんですよ。僕らが育った時代の雰囲気っていうのかな。決して裕福ではないんだけど、でも活気があって、びっくりしますよ」と自身が出演した昭和30年代を描いた映画の情景に重ねて表現する。そして“神さまの使い”として殺してはいけないとされている牛にも驚いたようで、「車と同じようにそこらじゅうに、でっかい牛がいるんですよ。牛も(笑)、人も犬もぐちゃぐちゃというか、牛はいないですが、そこは昔の日本の景色でした」と語る。 さらにカトマンズでは、年に一度だけ行われるヒンズー教最大の祭り、イントラジャトラに遭遇。祭りの主役であるクマリという若い女性の生き神様の存在に驚いた堤は「僕は神様を信じているわけじゃないんですけど、ネパールの人々の心の中には当たり前にいるんですね」とヒンズー教と仏教の混ざり合った独特の宗教文化を肌で感じ、人々の生活の中に生きる神々を目の当たりにしたという。 カトマンズを出発点に、ブッダ生誕の地と言われるルンビニや、日本人として初めてチベットにたどり着いた僧侶・河口慧海の足跡を追って、ヒマラヤ山脈深くのマルファ村で、ネパールで生活する人々と出会い、彼らの話に耳を傾けながら旅を続ける。そして、エベレスト街道と呼ばれるトレッキングルートでエベレスト山麓へ。標高3440mの高地にあるナムチェ・バザールから、さらに高所にある仏教僧院タンボチェ・ゴンパを目指していく。ヒマラヤの山々、そして憧れのエベレストの姿を見ることができるタンボチェは、標高3867mに位置する。「熊野古道を歩いたり、峠越えで1日8時間ぐらい歩いたり、トレッキングとかは好きだった」という堤だが、今回のネパールロケが決まってから、富士登山に挑戦するという自主訓練を行った。タンボチェは日本の富士山よりも高い場所だ。 「ヒンズー教で一番人気のある神様はヒマラヤに住んでいると聞き、天候待ちでハラハラしながらもエベレスト街道を歩くことができました。エベレストに世界で初めて登ったヒラリー隊唯一の生存者であるシェルパの方にお話を伺って、山そのものが神様なんだということも実感できました。富士山より少しだけ高い場所で、ヒマラヤの奇跡のような光景を目の当たりにして、とても幸せな気分になりました」と、その時を振り返る。 今回の旅も含め、色々な国へ行き、考え方が変わったようで、「ちょっと前の僕だったら、車とかバイクとかぐっちゃぐちゃに走っているのを見て、“ちゃんとルールを決めれば良いのに”って思っていたんですけど、こっちの方が正しいような気がするって思ったんです。“ルールばっかりじゃつまんない”っていうか、何にもできなくなってしまう気がして」と答え、「インドネシアのジャングルに行った時には、僕らは都会で過ごすことはできるけど、ジャングルに放り出されたら何にもできないと思った。自然から家を建てること、住むこと、食事をすること、そういうことをちゃんと自らの手でできるということが本当は大事なんじゃないかなって。自分たちの文化が都会で、文明が発達しているように思っているけど、人としては生きていく方法を何にも知らない」と、かつての旅行で感じたことと今回のネパールでの体験を重ねて、今の心境を語った。 また、放送はされないが、食事はとても質素だった。「シェルパ族のおじいさんの家で食べたお母さんが作った鶏のカレーが本当に美味しかったですね。お母さんが一生懸命、『食え、食え』って言ってくれて、ありがたい感じがしました。『もう要らない』って言ってるのにボコボコ入れてきて。そういうところも昭和の日本みたいで、おばあちゃんがあれこれ『食え』って言っているような、そんな感じでした」という裏話も交えて旅の様子を明かしてくれた。 「別に景色が見たいわけではない。景色だったら、日本にいても写真やビデオでいくらでも見ることができる。その場所に立った時に、いったい何を感じるのかを知りたい」と勢い込んで出発した貴重な旅。俳優としてではなく、素顔の堤真一として、ようやく姿を現したエベレストを前に彼は何を思い、何を語るのだろうか。 2013年1月18日(金) ●横須賀の2店舗で火事、出火原因を調査/神奈川● Source:カナロコ;ヤフーニュースより 18日午前1時25分ごろ、横須賀市追浜町3丁目、ネパール国籍の自営業男性(31)の飲食店と、自営業男性(40)の飲食店の隙間から出火。ネパール国籍男性の木造2階建て店舗約75平方メートルをほぼ全焼、自営業男性の木造2階建て店舗の2階の一部を焼いた。 田浦署によると、自営業男性が、隣接するネパール国籍男性の店との約40センチの隙間付近から火が出ているのに気づき、119番通報した。同署で出火原因を調べている。 2013年1月18日(金) ●ネパール人男性殺害1年 故人しのび追悼会 大阪● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 大阪市阿倍野区の路上で昨年1月、ネパール国籍の飲食店経営、ビシュヌ・プラサド・ダマラさん=当時(42)=が殺害された事件から1年が過ぎた17日、忠岡町の常然寺で一周忌追悼会が開かれ、ダマラさんの日本人の妻の母親や友人ら30人が冥福を祈った。 ダマラさんの妻の母は「私たちの生活は去年のこの日からなくなってしまった。とてつもない苦しみだが、精いっぱい生きていきたい」と涙ながらに話した。 事件は昨年1月16日未明に発生。現場を通りかかったダマラさんに言いがかりをつけ、一方的に暴行し殺害したとして、日本人の男女4人が逮捕され、うち3人が殺人罪で起訴された。 2013年1月13日(日) ●「黒魔術使った」 女性を焼き殺す 男性8人に禁固20年の刑―ネパール● Source:XINHUA.JP、(翻訳 劉英/編集翻訳 伊藤亜美) ;ヤフーニュースより 【新華網】 9日、豪メディアの報道によると、黒魔術を使ったとしてネパール南部の山村に住む40歳の女性を焼き殺した男性8人に、禁固20年の判決が言い渡された。国際在線が伝えた。 被害者のDhengani Devi Mahatoさんは子供2人の母親だった。12年2月、地元の医者ら男性8人は、黒魔術を使ったとMahatoさんを非難して殴り、Mahatoさんの体にガソリンをかけて火をつけた。 2013年1月11日(金) ●「LINE camera」が2000万ダウンロード突破--公開から10カ月で● Source:CNET Japan;ヤフーニュースより NHN Japanは1月11日、無料通話・メールアプリ「LINE」の公式カメラアプリ「LINE camera(ラインカメラ)」の累計ダウンロード数(iPhone/Android)が、サービス公開から約10カ月で2000万件を突破したことを発表した。 LINE cameraは、スマートフォンで撮影・保存した写真を編集して、LINEでつながっている友人やグループ、他のSNSなどと共有できるカメラアプリ。2012年4月12日にAndroid版を、4月26日にiPhone版を公開し、それから約1カ月後の5月9日時点で累計500万ダウンロードを突破、約4カ月の8月7日時点で累計1000万ダウンロードを突破した。 LINE cameraは、日本、台湾、香港、マカオ、タイ、マレーシア、ブルネイ、シンガポール、インドネシア、クウェート、カタール、サウジアラビア、ベトナム、ネパールの14カ国で、App Storeの無料総合ランキング1位を獲得。また世界27カ国でApp Store写真カテゴリ1位、世界17カ国でGoogle Play写真カテゴリ1位を獲得している。 2013年1月7日(月) ●三浦さん、ネパール側からの登山を決定● Source:産経新聞 ;ヤフーニュースより 今春に80歳で3度目のエベレスト登頂を目指すプロスキーヤーの三浦雄一郎さんは7日、東京都内で遠征メンバーとミーティングを行い、国際情勢などを考慮して、今回もネパール側から登山を行うことを決定した。遠征メンバーは登攀(とうはん)隊長を倉岡裕之氏(51)、撮影担当を平出和也氏(33)とし、登頂に向けたサポート体制をより充実させることになった。 チベット側からの登山許可が3月下旬までに下りるか依然不透明なため、早期に計画や装備など体制を整えることが重要だと判断した。計画では、三浦さんは3月末に出国。4月からのエベレスト街道トレッキングでは、これまで1日でこなした行程を2日間かけて歩くゆっくりした高度順化を実施する。 標高約4300メートルのディンボチェに到達後はボカルデ(5806メートル)で高度順化を行い、19日ごろにエベレスト・ベースキャンプ(BC、約5300メートル)に入る。その後は登頂に向けた順化をさらに行い、5月中旬の登頂を目指す。 また、三浦さんは本番に向けた持病の不整脈の治療のため、今月中旬にも再手術を受ける。昨年11月に行った手術後のトレーニングや負荷テストの結果、1度の手術では十分に不整脈を抑えることができなかったと判断。手術による治療が最善と判断した。 新たに登攀隊長となった倉岡氏は海外の高峰登山ガイド経験が豊富で、エベレストに計5回登頂。撮影担当の平出氏は2008年に谷口けい氏とインド・カメット(7756メートル)南東壁初登攀を果たし、日本人初のピオレドール賞を受賞している。 三浦さんの事務所「ミウラドルフィンズ」(東京)は「三浦雄一郎エベレスト応援基金」を設立し、寄付サイト「ジャスト・ギビング・ジャパン」(http://justgiving.jp/c/8459)を通じて募金を受け付けている。 2013年1月6日(日) ●オーランド・ブルーム、ユニセフ親善大使として南アの子どもたちと交流● Source:映画.com;ヤフーニュースより [映画.com ニュース] 豪俳優オーランド・ブルームが、国連児童基金(ユニセフ)の国際親善大使として、南アフリカの子どもたちや若者たちと交流した。 南アフリカで主演作「ズールー(Zulu)」を撮影していたブルームは、ケープタウン近郊の町フラボウを訪問。セイフ・パークと呼ばれる広場では踊りの輪に加わり、すぐに子どもたちと打ち解けたようだ。また、約1年前に母親を亡くした4人兄弟の家を訪問し、激励していた。 その後、コミュニティーラジオ局へ移動し、虐待や10代の妊娠といった問題に取り組むジャーナリストの卵たちとのディスカッションに参加。ラジオ番組用のインタビューも収録し、「子どもたちや若い人たちの生活ぶりなどを見て、ものすごく勉強になった」と語った。 ブルームは2007~08年にユニセフが支援するネパールの学校を訪問し、09年10月から国際親善大使を務めている。また最近では、11年に俳優のリーアム・ニーソンが国際親善大使に任命された。
2012年12月
2012年12月28日(金) ●弁護士が今年最も印象に残った法律関連ニュースTOP5● Source:@DIME;ヤフーニュースより オーセンスグループ株式会社(所在地:東京都港区、代表:元榮 太一郎)は、5,000名を超える弁護士が登録する日本最大級の法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」が調査した『2012年に弁護士が最も印象に残った法律関連ニュースTOP5』を発表した。 ■『2012年に弁護士が最も印象に残った法律関連ニュースTOP5』 1位 俳優高嶋政伸さん、美元さん元夫妻の離婚裁判 2位 東電OL殺人事件、再審無罪判決 3位 遠隔操作ウイルス感染PCから犯行予告・誤認逮捕されていた事件 同3位 違法ダウンロード、刑事罰導入が可決 5位 一票の格差が是正されないまま衆議院選挙実施 【各ニュースを選択した理由】 ◆1位 俳優高嶋政伸さん、美元さん元夫妻の離婚裁判 2012年11月9日、俳優の高嶋政伸さんと妻でモデルの美元さんの離婚裁判について東京家庭裁判所で判決が言い渡され、東京家裁は高嶋さん側の請求を認め、2人の離婚を認める判決が下された。有名人の離婚劇として世間を騒がせた裁判ですが、弁護士業界では、過去の判例を覆す異例の判決が出た裁判として注目を集め、『2012年に弁護士が最も印象に残った法律関連ニュース』において堂々の1位を獲得した。 ≪この事件に対する弁護士のコメント例≫ ・離婚事件についての社会的関心が高まったため。 ・夫の横暴として、民法770条の継続しがたい理由とはならないと判断していたが、離婚が認められたということは、今後他の事例でも破綻認定がし易くなると思われるから。 ・さしたる離婚原因がある事案とも思えず、実質的な婚姻関係破綻を認定したのであろうが、これまでの裁判例からすると認定が緩いという気がした。 ◆2位 東電OL殺人事件で再審無罪判決 1997年3月に東京電力の従業員だった女性が都内のアパートで殺害された事件で、有罪判決が出て服役していたネパール人男性が、長期間に渡る裁判を経て2012年11月7日に無罪となった。 ≪この事件に対する弁護士のコメント例≫ ・冤罪が明らかとなり、警察・検察という国家権力が有罪獲得を目的に不利な証拠を隠すことの怖さを改めて感じた事件だったため。有罪率99.9%というのは異常な数字であり,審理の結果無罪判決が出ても検察の失点とはとらえない発想の転換が必要だと思う。 ・知っている弁護士が関わっており,長年の努力が報われた瞬間だったから。 ・えん罪の怖さを、改めて実感した。 ◆3位 遠隔操作ウイルスに感染したパソコンから犯行予告があり、男子学生が誤認逮捕されていた事件 横浜市のホームページに小学校への襲撃予告が書き込まれ、男子大学生が威力業務妨害容疑で神奈川県警に逮捕された事件で、その後真犯人を名乗る者から犯行声明が出されたことで、この男子大学生の逮捕は誤認逮捕であったことが明らかになった。 ≪この事件に対する弁護士のコメント例≫ ・警察,検察の捜査態様の問題点が浮き彫りになったため(警察は,自白の強要をしていないのか。検察は,警察の取調等の捜査をちゃんとチェックしたのかなど)。 ・検察官の捜査の杜撰さを公のものとしたから。 ・弁護人付添人が就いていながら少年の否認主張が曲げられた点が弁護過誤。 ◆3位 違法ダウンロードについて刑事罰を導入する著作権法改正案が可決された件 2012年6月20日、「違法ダウンロード」と呼ばれる違法にアップロードされた音楽ファイルなどをダウンロードする行為について、刑事罰を導入する著作権法改正案が可決された。 ≪この事件に対する弁護士のコメント例≫ ・インターネット文化に対し極めて大きな抑制力をもたらすため。 ・安易に刑事罰を課す形をとった問題ある改正だという印象のため。また、実際にどのように運用していくのか、果たしてフェアな運用が可能なのか、といった疑問があるため。 ・過度に表現行為を委縮させる法律が施行されるとは思っていなかったため。 ◆5位 一票の格差が是正されないまま衆議院選挙が行われた件 最高裁から違憲状態と指摘されている「一票の格差」について、2012年12月、人口比例に基づかない区割りで「一票の格差」を是正しないまま衆議院議員選挙が行われた。2011年3月に最高裁判所は、最大格差が2.30倍だった2009年の衆議院選挙を違憲状態と判断していましたが、今回の衆議院選挙では格差が約2.43倍まで拡大する結果となった。 ≪この事件に対する弁護士のコメント例≫ ・消費税増税等、国民に負担を強いる政治家が自らのことについて、憲法違反のことですら是正できない不甲斐なさにあきれた。 ・判決で言及があったにも関わらず是正ないまま選挙が実施され、今年の訴訟で違憲判決が予想されるため。 ・次の国会で是正が期待されるから。 2012年12月28日(金) ●師走の空に彩り、ヒマラヤザクラが六分咲き/横浜● Source:カナロコ;ヤフーニュースより 師走の空に彩りを添えているヒマラヤザクラ=横浜市青葉区の藤が丘地区センター 師走の青空に桜色-。 横浜市青葉区の藤が丘地区センターにあるヒマラヤザクラが六分咲きとなり、師走の空に彩りを添えている。 ネパールの標高2500メートル以上の土地に咲く珍しい桜。日本では11月末から12月にかけて咲き、花びらのピンク色が次第に濃く変わっていくのが特徴。同センターが15周年を迎えた2004年に寄贈され、記念樹として植えられた。 「今年は寒さで1週間ほど咲くのが遅れています。花と一緒に葉も出てきているので、例年のようなきれいな咲き方とはいかないです」と同センター。 2012年12月27日(木) ●東電OL事件再審決定時に受刑者仲間「ゴビンダ万歳」と喜んだ● Source:NEWS ポストセブン;ヤフーニュースより 東電OL事件で再審無罪となったゴビンダ・プラサド・マイナリさん(46)はいまネパールの首都カトマンズで静かに暮らす。 無罪が確定した2012年11月7日、ゴビンダさんは、会見でこう語った。 「僕とすべてのネパール人に謝ってほしい」 「冤罪」を招いた捜査当局から直接の謝罪がないことに、怒りを隠さない。一方で支え続けてきた日本人支援者には心の底から感謝する。また、服役していた横浜刑務所の服役者たちにも特別な思い入れがあるようだ。支援者の話。 「再審が決まった日(2012年6月7日)の午前、ゴビンダさんは刑務所内の工場で作業していました。作業後の昼休み、そのニュースを知った受刑者仲間が、『ゴビンダばんざい、ばんざい』と声をあげた。彼らは口々に『ゴビンダよかったな』と労い、一緒に喜びを分かち合ったようです」 今後、ゴビンダさんは自らと同様、海外で冤罪被害にあうネパール人を助ける運動に関わっていく予定だ。 最近、カトマンズに赴いた関係者は、ゴビンダさんから支援者に向けた次のメッセージを託されたという。 〈私はもう大丈夫。心配ないです。他の冤罪の人たちを助けてあげてください〉 2012年12月23日(日) ●’12取材帳から:73歳でエベレスト登頂 故郷の自然、大切に /山梨● Source:毎日新聞、【小田切敏雄】=随時掲載;ヤフーニュースより 「単なる興味ですよ。私は山で楽しむ方だから。10年前はネパール側から行ったので、今年はチベット側から行ってみたいと思っただけ。普通の人より興味がおっきいのかもしれませんね。山はルートによって全然違いますから」 今年5月19日、女性として最高齢73歳で世界最高峰のエベレスト(中国名・チョモランマ、8848メートル)の登頂を達成した渡辺玉枝さん。11月に74歳になったとは思えない若やいだ声で振り返る。 エベレスト登山は「そろそろ行かないと年齢的に無理になるかな」と実行。63歳で達成した最高齢記録を更新した。ただ、記録の意識は全くなかったという。「山頂はおっきな山にしては狭い。5、6人でいっぱいになる。10年前と同じ頂上だとまず確認し、立っているポールに現地でカタと呼ばれる絹の布を巻き付けました」 2度目の登頂から帰国して後、渡辺さんは引っ張りだこだ。6月に地元・富士河口湖町内の小中学校などで講演、7月は夏の高校野球・山梨大会の始球式で投手を務め、NHKの歌謡番組にもゲスト出演した。本人は目立つのが嫌いな性格だという。「皆に誇らしげに話すつもりでエベレストに行ったのではなく、個人的に楽しむのが目的でしたから。ただ、子供たちには自然に親しみ、大切にしてもらいたいと思い、話しています」 山に登る理由は「自然はごまかしがなく、気取る必要もない。生地をさらけだして山を歩いていればいい」。河口湖畔の農家に生まれた。農作業を終え、土にまみれた手を洗って県立吉田高校定時制に通った。都留短期大(現都留文科大)を出て神奈川県庁に。登山を始めたのは県庁山岳会に入った28歳からだ。以来、北米マッキンリー、欧州モンブラン、アフリカのキリマンジャロ、南米アコンカグアなど世界の高峰に登ってきた。「危険を感じたことはない。感じたら恐ろしくて高い山には行けない」 渡辺さんは富士河口湖町のネーチャーガイドも務め、エベレスト登山から帰国後に富士山には3度も登ったという。来年は富士山世界文化遺産登録の年になる。「富士山は大切な山。みんなで気をつけないと荒廃する。自然を大切にする機会です」 2012年12月22日(土) ●バングラデシュで高まる中国への信頼感 インドは地域的優勢の弱まり懸念―仏メディア● Source:XINHUA.JP、(翻訳 孫義/編集翻訳 伊藤亜美);ヤフーニュースより 仏メディアによると、バングラデシュでは、中国企業による投資プロジェクトの存在が無視できないほど強まっている。10月、中国代表団とバングラデシュは新たな協力協議に調印。同時にバングラデシュにおける汚水処理場と発電所の建設、およびコックスバザールにある国際空港の建設に中国側が低金利貸付を提供することで合意した。バングラデシュのチッタゴン新聞社の編集者は、「中国は多くの大型プロジェクトにおいて我々に知識、チーム、資金、技術面でサポートしてくれている」と語った。環球時報が伝えた。 バングラデシュ民族主義党の地方代表であるチョウドリ氏は、「中国人の発展はある種の正しい戦略であり、今後30年の発展計画もすでに出来上がっている。西側諸国の人々がショッピングや夕食を楽しんでいる時に、中国人は一生懸命に働き、自分らの国や製品、サービスを薦めるために力を尽くした。中国は2050年に世界一の経済体になる。我々は中国にまったく無関心であるはずがない」と述べた。 バングラデシュだけでなく、ネパール、ブータン、ミャンマー、パキスタンなどのインド周辺諸国はいずれも中国の戦略の恩恵を受けている。インドは、地域的優勢が弱まることを懸念し始めている。周辺諸国のインドへの信頼感も薄れ始め、インドへの不満も浮上しつつある。 中国はバングラデシュの海上輸送インフラに大きく貢献した。中国企業が建設に参与したチッタゴン港にバングラデシュは大きな抱負を抱いている。チッタゴン港安全処の担当者は、「シンガポール港に取って代わることが我々の目標だ」と語った。 2012年12月21日(金) ●医療ピエロが説く「笑いは最良の薬」、ネパール● Source:AFP=時事;【翻訳編集】 AFPBB News;ヤフーニュースより 【AFP=時事】ピエロの「ダッシュ」は凄腕のドクターではないかもしれないが、病棟に現われると子供たちの顔がぱっと輝く。 病院での様子(写真10枚) ダッシュの正体は36歳のイスラエル人、ダビド・バラシさん。医師や看護師たちに、笑いは最良の薬になることを教えるため、ネパールにやって来た。「病院にいる時には、患者の病や辛さにばかり目を向けずに、健康な面、子供らしくあろうとする面に目を向けるべきだ。私たちの内面にはみんな、子供がいる。病院でピエロを演じることは、自分の子供の部分を表に出すことだ」 これまでの研究で「ピエロ療法」によって、患者が子供でも大人でも痛みや不安が和らぎ、体外受精の成功率が上がり、血圧が下がり、認知症の高齢者により良い介護ができるという結果が示されている。 バラシさんはイスラエル・ハイファ大学(University of Haifa)で「医療ピエロ」の学位を取得している。ネパールに来る前はエチオピアで孤児たちのために働き、アジアでは津波、ハイチでは地震を生き抜いた子供たちと過ごした。今は在ネパール・イスラエル大使館の招きで、首都カトマンズ(Kathmandu)の郊外30キロにあるドゥリケル病院で働いている。「医師や看護師にピエロになってもらうわけじゃない。一緒に協力するんだ。医師や看護師たちが僕を医療チームの1員だとみなしてくれなければ、うまくいかない」 医療スタッフに曲芸を教えたり、ピエロの格好をするよう頼んだりはしないが白衣に、子供たちと仲良くなるきっかけ作りになるような、バッジやスカーフを着けてはどうかといった提案はする。「何か楽しいものを見つけて、それを子供たちに投げる。すると子供たちがそのロープをつかみ、そこから関係作りが始まり、遊び場のような環境ができる」 ネパールは世界の最底辺に数えられる貧困国で、国民の半数以上は1日1.25ドル(約100円)の貧困ライン以下で暮らしている。2007年、ネパール政府は暫定憲法の中で基本的人権の一環として医療に関する権利を保障し、最貧層と弱者を対象に無償治療を導入したが、開発援助機関などによればいまだ4人に1人が基本的な医療を受けることもできていない。 医師を雇い入れるには大きな資金がいるが、今いるスタッフに新たな「技術」を教えることはコストの割りに効果が大きいと、イスラエル大使館の担当補佐官は語る。この補佐官によれば、手術前後に「ピエロ療法」を受けると回復が最大30%早まり、特に子供で効果が大きい。「(スタッフたちへの)トレーニングで用いるのは、イスラエルで『面白おかしい』と思われることではなく、現地で『面白おかしい』とされるものだ」と言う。 バラシさんは1年前にネパール人スタッフ30人にピエロの技を伝授し、イスラエルにいったん帰国した後、再び戻って20人程度のネパール人をトレーニングしたが、申し込みは定員を超えた。「良き聞き手」になることと、「直感的な思考」を身に着けることを目指して組まれた1日講習の間に受講者は明らかにやる気を起こす。要は医師や看護師たちに病棟の子供たちとどのようにコミュニケーションをとれば良いか考えてもらうこと、それから共感を育ててもらうことだ。 「病院でもう10年以上働いているけど、生き生きしていない医師や看護師たちを見てきた。僕たちピエロも疲れていたり、自分の生活の中のことで神経質になっている時だってある。だけど、ピエロの格好になれば元気になったように感じるんだ。ある病院では20年働いていて、ピエロ療法を受講した途端に子供たちのことが分かるようになった看護師もいた。彼女は『遊べる』ようになったんだ」 2012年12月21日(金) ●失恋したゾウ、1か月で6人殺害か● Source:スポーツ報知 ;ヤフーニュースより ネパール南部のチトワンス国立公園で失恋した雄の象が凶暴化し、次々と人を襲撃していることが分かった。ロイター通信などが報じた。 パーク・レンジャー(公園保護官)によると、象は少なくとも1か月で6人を殺害した可能性があるという。また、この象は過去4年間、公園内で9人を殺害した“前科”もあるとした。 この象は過去数年間で2回、気に入った雌と夫婦になろうとしたが失敗。失恋のショックから暴走したと見ている。パーク・レンジャーは11月中旬に象を捕獲し、牙を切断の上、追跡装置を付けた上で森に放牧した。 しかし、同26日に2人、28日にはインド領内で2人が相次いで殺害され、12月15日には60代の夫婦が小屋から引きずり出され、踏みつぶされた。軍隊の兵士を殺した疑いもあるという。追跡装置を分析した結果、殺人の疑いが浮上した。 象は群れからはぐれたとみられ、射殺命令を受けたネパール軍が行方を追っている。ネパールには約300頭の象がいるが、うち約100頭は家畜で観光客向けの象だという。 2012年12月19日(水) ●インドのマラリア発生症例数、15年までに75%減も● Source:インド新聞;ヤフーニュースより インドのマラリアの発生症例数が、2015年には現在の水準から50-75%程度減少する見通しであることが分かった。 世界保健機関(WHO)が17日発表した「世界マラリア報告(The WHO's World Malaria Report 2012)」によるもの。 報告書は「多くの感染者を抱える国が過去10年にわたり協調してきた結果、マラリアの発症を抑制する体制が大きく前進した」と指摘。その一方で、マラリア対策に投じられる資金は横ばいの状態が続いており、これまでの取り組みが無駄になる恐れがあると警鐘を鳴らした。 アジアではタイ、スリランカ、ネパール、ブータン、韓国で2000-11年の間に発生症例数を75%以上減少させることに成功している。インドはこれまで、感染者数を抑えるために殺虫剤処理した蚊帳(ITN)や長期間にわたり使用できる防虫網を配布するなどの対策を進めてきた。 11年にマラリアの検査を受けた1億7,000万人のうち、インドが約1億800万人を占めた。09-11年にかけてアフリカをのぞく世界で配布された5,400万組のITNのうち、インドには国別で最大となる1,840万組が供給された。 報告書はインドについて、タイ、ネパールと並んで「研究機関や民間ですべての発症例を把握できる体制が整っている」と評価。今後も取り組みを継続することで「制御(control)」段階から「予防(pre-elimination)」段階に移行できる可能性があるとの見方を示した。 2012年12月18日(火) ●タタ・モーターズ、「ナノ」の累計販売が22万台に● Source:インド新聞;ヤフーニュースより タタ・モーターズは超低価格車「Nano(ナノ)」の販売強化に向けた取り組みを進めている。 タタ・グループのラタン・タタ会長は取材に対し、「販売当初はナノの市場への浸透に向けた準備が不足していた」と振り返った。 具体的な例として、ナノの生産に特化した専用工場の建設場所が変更になったこと、販促キャンペーンや販売代理店網の構築が十分でなかった点などを挙げた。 タタは2008年の国際モーターショー「デリー・オート・エキスポ」でナノを初めて公開した。その後、西ベンガル州シングールでナノの専用工場の建設に着手したものの、同社の用地の取得方法をめぐり地元農民から強い反発にあい、完工を断念。代わりにグジャラート州サナンドでの建設を決定した。タタはサナンド工場が完成するまでの間、パントナガール工場(ウッタルプラデシュ州)で生産する方針を決め、最終的に09年7月に納車にこぎつけた。サナンド工場はその後、10年6月に稼働している。 発売当初は11万2,735ルピーで販売していたが、現在の価格は15万5,000-21万6,000ルピー。 これまでの累計販売台数は約22万台。11年度の販売台数は前年度比5.8%増となる7万4,521台だった。 今年11月の販売台数は3,503台と、6,401台だった前年同月から約45.3%の大幅減となったものの、4-11月の合計販売台数は4万7,130台で前年同期の3万9,646台から約18.9%の増加している。昨年度に内陸部を舞台に低コストで建設できる販売代理店の設置を進めたことが業績を押し上げることにつながった。現在はインド国内に加え、ネパールやスリランカへも輸出している。国内市場では今後、地方を重点的に開拓する方針(タタ氏)だ。 2012年12月17日(月) ●ネパール軍が「殺人ゾウ」捜索、3カ月で4人襲われ死亡● Source:ロイター;ヤフーニュースより [カトマンズ 17日 ロイター] ネパール南部の複数の村で、過去3カ月間に4人が野生のゾウに殺される事件が発生し、軍兵士が捜索に乗り出した。当局が17日明らかにした。 地元の当局者によると、15日には首都カトマンズの南方約80キロにあるチトワン国立公園に隣接する村で、ベッドで寝ていた老夫婦が家の中に入ってきたゾウに襲われて死亡した。 また、公園管理当局によると、このゾウは3カ月ほど前にも別の村で2人を殺したという。このため、当局は軍に対してゾウの殺害指令を出し、現在兵士らがゾウの行方を追っているという。 ネパールには約300頭のゾウがいるが、その中にはジャングルの観光ツアー向けにホテルや国立公園で飼われている100頭余りも含まれている。 同国ではゾウが法律で保護されており、殺した場合は最高で禁錮15年の罪に問われるが、人命に危険がある場合は、法律で殺害が認められている。 2012年12月13日(木) ●<東京弁護士会>人権賞に元熊本学園大教授の原田正純さんら● Source:毎日新聞;ヤフーニュースより 東京弁護士会は13日、人権を守る活動を続けた個人や団体を表彰する第27回人権賞に、水俣病研究の第一人者として被害実態を明らかにした元熊本学園大教授の原田正純さん(今年6月死去)らを選んだ。 ほかに受賞したのは、東京電力女性社員殺害事件で再審無罪が確定したネパール国籍のゴビンダ・プラサド・マイナリさん(46)を支援した「無実のゴビンダさんを支える会」▽じん肺訴訟などの訴訟に取り組む中で、新たな政策の必要性を訴えてきた小野寺利孝弁護士(東京弁護士会)。 2012年12月13日(木) ●裁判員制度定着で脱検察、証拠開示迫る● Source:産経新聞、ヤフーニュースより 政治。安全保障。エネルギー…。今年は日本を取り巻く環境が大きく変動する現実を痛感させられた。社会の治安を支える捜査・裁判も同じで、地殻変動がうかがえた。裁判員制度が定着し、国民の目が裁判と証拠の可視化を促したことが背景にある。影響は裁判だけでなく捜査にも及び、警察捜査の現場も変えようとしている。「刑事司法の今」を探った。 ◆続く再審無罪 「重大な証拠を隠し、無実の人間を長期間拘束した過ちに耐えてきた。今も怒りで震える」 11月7日。東京電力の女性社員殺害事件で無期懲役とされたゴビンダ・プラサド・マイナリさん(46)は発生から15年を経て東京高裁の再審無罪判決が確定すると、母国ネパールで怒りをあらわにした。 戦後に発生し、死刑か無期懲役が確定した事件の再審無罪判決は8件目。平成22年の足利事件、23年の布川事件に続く3年連続の冤罪(えんざい)事件となった。 再審開始を決定付けたのは、女性の体内に残された体液。検察、弁護側は「知人」のものと思い込み事件とは無関係とみていたが、裁判所が鑑定を指示した結果、全然別の男のDNA型が検出されたのだ。 現場に残された体毛も同じDNA型と判明。その後、女性の手の爪の付着物を鑑定したところ、同じ男のDNA型が検出され、この男の犯人性が一気に強まった。 裁判所が再審請求審の中で鑑定を指示しなければ、冤罪は見破れなかった可能性もある。 ◆裁判所が主導 一方、大阪。3月、再審開始決定が出た。7年、青木恵子受刑者(48)と当時の内縁の夫、朴龍晧(たつひろ)受刑者(46)が保険金目当てで大阪市東住吉区の自宅車庫に放火し、小6長女を殺害したとされる事件。2人は捜査段階で自白、公判で否認に転じたが、最高裁でいずれも無期懲役が確定した。 「ガソリン約7リットルをまききってからライターで放火した」。この自白を、裁判所は朴受刑者の確定判決の根拠とした。弁護団は再審請求審で、車庫や同車種の車を用意し、車庫奥の風呂釜バーナーも発注。現場を再現して燃焼実験を行い、自白通りに放火できるものか調べた。すると、約7リットルをまききる前にバーナーの種火が気化したガソリンに引火して一気に燃え上がり、その場にいたという朴受刑者も火に包まれてしまう結果になった。 弁護団は「自白の方法では犯行は不可能。自白は虚偽」と主張。大阪地裁は「自白は科学的見地から不自然」と再審開始を決定した。 「裁判所が実験に必要な証拠の開示を検察側に提案した」と弁護団は明かす。裁判所の要請で当時の現場状況が分かる写真などの全証拠が開示されたため正確な実験が可能になり、科学的根拠のある新証拠に結びついたという。 ◆法改正で権限 「従来は検察が不利な証拠を出さないで済むことが可能になる制度だった」と言うのは成城大の指宿(いぶすき)信教授(刑事訴訟法)。その“潮目”が変わったのは21年春に導入された裁判員制度だと指摘する。 刑事訴訟法が改正され、裁判所の証拠開示権限が明記された。裁判員裁判を意識した改正で、裁判の公正性と透明性を担保するため、裁判所がこの権限を行使して証拠開示を強く求める傾向が強まったのだ。 東住吉事件で検察側は「実験は火災を忠実に再現していない」と即時抗告。来年、本格的な再現実験を行う方針。即時抗告審の行方は流動的だ。 起訴事件の有罪率99%以上。検察立証の信頼性に、従来の裁判所は検察の言い分をうのみにしていたようなところがあったと指摘される。裁判員裁判で国民が法廷参加したら、これは通用しない。裁判所が主体的な姿勢をとり、証拠開示を検察側に迫るようになった結果、「開かずの門」ともいわれた再審の扉が相次いで開かれるようになった。 2012年12月11日(火) ●横浜・藤が丘で「ヒマラヤザクラ」開花-満開は正月に /神奈川● Source:みんなの経済新聞ネットワーク;ヤフーニュースより 藤が丘地区センター(横浜市青葉区藤が丘1)玄関前に植えられている「ヒマラヤザクラ」が12月10日に開花した。(港北経済新聞) ヒマラヤザクラはバラ科サクラ属の樹木。ネパール地方原産と言われる冬に咲くサクラで、ピンク色の花は散る間際に色が濃くなる。毎年11月から12月にかけて花を咲かせており、地域のシンボルツリーとなっている。 同館の「ヒマラヤザクラ」は、2004年に同センター開館15周年を記念して玄関前に植樹された。植樹された苗木は地域の園芸家で、20年以上ネパール・ヒマラヤの山村で植林協力を行っている高橋佳晴さんが、ネパールから持ち帰った種子を育てたもの。同館ではこれまで高橋さんの協力も得ながら大切に育ててきた。 同館の片瀬映子館長は「今年は例年より開花が遅く、満開になるのは正月頃かもしれない。年末年始は休館だが、駐車場側から入れるようにするので、皆さんにご覧になっていただけたら」と話す。 2012年12月9日(日) ●「世界の屋根」チベット高原は今も移動している=中国の国土が縮小―中国誌● Source:Record China、(翻訳・編集/KT);ヤフーニュースより 7日、時代週報は記事「チベット高原全体が移動し国土が縮小、武漢大学の研究で明らかに」を掲載した。1991年からの9年間で中国の国土は0.37平方キロメートル減少した。写真はチベット高原。 2012年12月7日、時代週報は記事「チベット高原全体が移動し国土が縮小、武漢大学の研究で明らかに」を掲載した。 チベットから青海省にかけて広がる、「世界の屋根」チベット高原。この高原全体が東北に向かって移動していることが武漢大学の研究によって明らかとなった。インド・プレートとユーラシア・プレートの衝突によって生じたもので、1991年からの9年間で中国の国土は0.37平方キロメートル減少した。 チベット高原はインド、ネパール、ブータンと面しており、いまだに確定していない国境線も多い。ゆっくりとしたスピードとはいえ、高原の移動と国土の縮小は無視できないリスクだと記事は評している。 2012年12月8日(土) ●堤真一、趣味は神社仏閣めぐり ネパールの宗教文化に感動● Source:オリコン;ヤフーニュースより 『地球大紀行スペシャル』2013年は堤真一が旅人に。ネパール側からエベレストを望む(C)CBC 俳優の堤真一(48)がかねてから興味を抱いていた世界最高峰のエベレストを擁するヒマラヤ山脈の麓を旅するネパールロケが実現した。普段ドラマや映画の地方ロケの際にも神社仏閣を訪ねるのが趣味だという堤は、ネパール最大のヒンズー教の祭りインドラジャトラに遭遇。祭りの主役である“生き神様”の存在に驚いたり、ヒンズー教と仏教の混ざり合った独特の宗教文化を肌で感じ、人々の生活の中に生きる神々を目の当たりにする。 エベレストを目指した旅のスナップ 今年9月末から約2週間かけてネパールを訪れた堤は、首都カトマンズを出発点に、ブッダ生誕の地と言われるルンビニや、日本の富士山よりも高い標高3867メートルの高所にある仏教僧院タンボチェ・ゴンパなどを目指した。 堤は「昔、夢枕獏さんの『神々の山嶺』を読んで、ひと目みたいと思っていたエベレスト。一時は天候のせいで飛行機がキャンセルになり、諦めかけたのですが、なんとか見える場所までたどり着くことができ、エベレストだけでなく、ヒマラヤの神々しい山々に圧倒されました」と感動もひとしお。知り合いから話を聞いて興味を抱いていた「ヒマラヤの降るような星空を見られてとても満足しています」と話している。 ヒマラヤの大自然とそこに集う人々、そこに根付く文化とともに、堤の素顔に触れる旅の模様は、来年1月26日(土)にCBC・TBS系『堤真一 エベレストへ!(仮)』(後2:00)にて放送される。 2012年12月5日(水) ●アングル:インド南部に「起業村」、官民でソフトウエア産業支援● Source:ロイター; ( 記者 Diksha Madhok, Additional reporting by Mark Bergen in BANGALORE;翻訳 川上健一;編集 宮崎亜巳);ヤフーニュースより [コーチ(インド) 4日 ロイター] インド南部ケララ州コーチ近郊の現代的なオフィスビル。ここに張られたポスターから、インドIT(情報技術)大手インフォシス<INFY.NS>の共同創業者クリス・ゴパラクリシュナン氏がにらみをきかせている。 「われわれがインフォシスを始めたのはこのくらいの大きさの部屋だった。今度はあなたの番だ」。添えられたメッセージにはこう書かれていた。 同氏のメッセージは、この港町にある「起業村(Startup Village)」で次のハイテク大手を夢見る起業家を勇気付けている。 とはいえ、今ではインド2位のソフトウエア・サービス・プロバイダーとなっているインフォシスの創業から30年が経過するものの、インドは起業家を育成する環境づくりに失敗してきた。 起業村ではこうした行き詰まりを打破し、今後10年間でインターネットやモバイル企業1000社の起業を支援したい考えだ。メンバーであるエンジニアにオフィススペースやガイダンス、プロジェクトの代表世話人を務めるゴパラクリシュナン氏といったハイテク業界の著名人に接する機会を提供する。 ただ、起業家精神を邪魔する官僚主義やイノベーションの欠如、投資家不足といったその他の要因にインドが対処しない限り、大転換の始まりにすらならないのではないかとの批判も出ている。 インドは、「グローバル起業家精神・開発指数(GEDI)」で79カ国中74位にランク付けされており、世界で最も起業には向いていない国の1つに位置づけられている。 世界銀行は報告書の中で、インドよりも周辺のパキスタンやネパールのほうが起業しやすいと指摘。インドでは、電気から融資まですべて獲得するのに、時間の浪費や膨大な事務処理を覚悟しなければならない。 多くのインド出身の起業家が米国で成功しており、ハイテク企業の設立件数は移民グループの中で最も多い。だが、インドは、米シリコンバレーのように資金調達へのアクセスが容易で才能が集まるコミュニティーの設立に至っていない。 携帯アプリ関連ベンチャーをケララ州で2年前に創業したものの、1人の資金提供者も見つからなかったカリディル・カリダサン氏(23)は「私たちは孤立していた。会社のつくり方も売却方法も分からず、試行しては失敗し、試行しては失敗していた」と語る。 同氏は今では、起業村の1人の起業家として、違法な妊娠中絶を政府が見つけ出すのを支援する商品に取り組んでいる。 <カナダRIMや米IBMとも協力> スタートから7カ月の起業村では、未来の起業家に周辺相場の約10分の1の家賃で仕事場を貸し出すほか、コンピューターや高速インターネットサービス、法律や知的財産に関するサービス、投資家への紹介といった業務を提供している。 起業村はまだ完成していないものの、68人の起業家の卵とそのチームが既に敷地内の2棟の建物に入居している。 バスケットコート20面分となる9250平方メートルに広がる起業村は、2014年に完成する予定。インドは、この他に120のインキュベーターを持つが、ほとんどが学術機関に組み込まれ、民間セクターのアドバイザーに関するネットワークは弱い。 起業村のような官民が共同で出資する施設は初めてで、ゴパラクリシュナン氏をチーフプロモーターに据え、スマートフォン(多機能携帯電話)「ブラックベリー」のメーカーであるカナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)<RIM.TO>や米IBM<IBM.N>といった企業とも協力する。 ゴパラクリシュナン氏は電子メールを介したロイターとのインタビューで、「まず、目標は新たな企業をつくり、雇用を生み出すこと。次に、それに伴って新たなソリューションや製品を生み出すことだ」と述べた。 <起業家へのアドバイスが重要> ただ、起業村は、新技術を背景に起業するための適切な環境を提供していないとの批判もある。 シリコンバレーでの起業経験があり、インドのバンガロールで起業支援を行っているマイクロソフト・アクセラレーターの駐在最高経営責任者(CEO)であるムクンド・モハン氏は「資金以外に起業家には何が必要なのか。それはアドバイスだ」と話す。 バンガロールはソフトウエア産業が盛んで、コーチから北に約550キロの距離に位置する。 モハン氏は「インドにはそれほど多くの起業家はいない。ケララ州には経験豊かな専門家はほとんどいないだろう。経験もなく、そこにいたこともないのに、どんなアドバイスができるというのか」と指摘する。 起業村はネット企業1000社を生み出すことを目標としているが、同氏は「その4分の1でも実現できればすごいことだが、100社を超えることができるかとみているかといえば、それはノーだ」とした上で、「起業村の成功を願っているが、希望は戦略ではない。希望は祈りに過ぎない」と述べた。 2012年12月2日(日) ●中国少数民族、バオアン族の腰刀 その秘密に迫る● Source:毎日中国経済、(翻訳 劉英/編集翻訳 伊藤亜美);ヤフーニュースより 中国に居住するモンゴル系少数民族バオアン族(保安族)の腰刀は、長期にわたる軍事的活動や生産活動の中で発明されたもので、材料にこだわり、工芸技術が緻密で、種類も豊富だ。実用性、鑑賞性、珍蔵性を備え、バオアン族の民族文化と技術を最も代表できる工芸品となっている。 中国国内市場はもちろん、ネパール、スイスにも輸出されている。06年5月には、この腰刀の鍛造技術が国家級無形文化遺産の第1陣リストに指定された。 バオアン族は、甘粛省積石山バオアン族・ドンシャン族・サラ族自治県の大河家、劉集などの郷(町)に居住している。民族独自の言語を持ち、イスラム教を信仰する。農業を主とするが、手工業、商業と牧畜業も営んでいる。(新華社 黄文新撮影) 2012年12月1日(土) ●急減する亡命チベット人 「チベット人にとっての危機」● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 中国でチベット人の焼身自殺が相次ぐ中、インドへ亡命するチベット人の数がここ数年、激減している。チベット亡命政府によると、中国政府がチベット人への弾圧を強化する上に、脱出経路となるネパールとの国境管理を厳しくしているためだ。インド北部ダラムサラの亡命チベット人社会では、同胞が受ける“二重の締め付け”に危機感が高まる一方で、自由を求める人々の結束はいっそう強まっている。 ■中国が国境管理強化 ダラムサラは、ヒマラヤ山脈の西の急峻(きゅうしゅん)な斜面に広がる町だ。チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(77)が1959年に亡命政府を置き、中国での弾圧を逃れた6000人以上の亡命チベット人が住む。 「チベット騒乱があった2008年までは、毎年約2000人が中国からダラムサラへ逃れ、インド各地や第三国へ広がっていったが、その後、難民の数は減り続け、今年はまだ355人しか来ていない。昨年、インドに定住したチベット人難民は150人ほどだった」 チベット亡命政府情報国際関係局の広報担当者、ロブサン・チョエダク氏は最近の亡命者の減少ぶりをこう説明した。 対照的に中国では、焼身自殺を図るチベット人の数が急増している。 チベット自治区のラサでは08年、チベット仏教の僧侶ら数百人が中国政府の弾圧に抗議するデモを行い、多数が拘束され、当局の取り締まりが強化された。亡命政府によれば、09年以降、中国で政府の弾圧に抗議しダライ・ラマの帰還を訴えて自殺を図った人は29日までで89人。その数は、今年10、11月だけで37人に上る。 ■新入生は10分の1 最近は、相次ぐ焼身自殺に業を煮やした当局が弾圧をさらに強め、隣国ネパールにもチベット人の越境の取り締まりをより強硬に求めているとされる。このため、チベット人が、ネパールを経由してインドへ逃れることが難しくなっているという。 チベットの言葉や文化を教えるインドのチベット人学校でも、新入生の数が減っている。 支援団体の寄付などで幼稚園児から高校生までを教育する8校を運営する「チベット人子供村」(本部ダラムサラ)が今年新学期、新たな難民として迎えた生徒は69人と前年から半減した。08年までの700~800人と比べると、10分の1にも満たない。 子供村のソナン・ドルカー教育局長は「中国では、政府が決めたカリキュラムでしか学べない。チベット人は、中国からの脱出が難しくなり、チベット固有の教育を受ける機会を奪われている」と嘆いた。 中国での締め付け強化の影響は、亡命チベット人社会全体にも及んでいる。チベット亡命議会のダードン・シャーリン議員は、「チベット人の知識人や政治家は亡命人社会から生まれている。インドへの流出者の減少はチベット人にとっての危機だ」と訴えた。 ■イベント自粛措置 焼身自殺者の続出で、今年、ダラムサラでは数々のイベントで自粛措置がとられ、チベット文化を発信するため毎年行われてきた「ミス・チベット」も中止された。ダラムサラはトレッキングなどの観光客でにぎわうが、「チベット人社会にはお祝いムードはない状態」(シャーリン議員)という。 一方で、亡命政府系シンクタンク、チベット政策研究所のトゥブティン・サンペル所長は、「若い人たちがより政治に興味を持ち始め、チベット人の結束は強まっている」と指摘する。 ダラムサラには、祖国を知らない亡命2世や3世のチベット人も多く住んでいる。亡命政府の首相であるロブサン・センゲ氏=写真=もチベット人だが、インド生まれだ。それでもセンゲ氏は「私たちはチベットの血を受け継いでいる。先代の夢を実現してチベットをいつの日か取り戻すことは、私たちの世代の責務だと思っている」と強調した。 ダラムサラでは今秋、チベット人特別総会と国際支援団体の特別会議が相次いで開かれた。また、多くの若者がフェイスブックなど交流サイト(SNS)を使い、チベットの自由などについて意見交換するようになったという。 ミス・チベット主催団体のロブサン・ワンギャル氏は「ミス・チベットは、来年、チベット人が多く住む南部カルナタカ州バイラクッペに場所を変えて開かれることになった。大衆やメディアの注目を浴びるので、チベットの状況を訴える格好の舞台となるはずだ」と述べた。 中国政府の人権弾圧を非難し、チベット人の「高度の自治」を求める声はいっそう高まっている。(いわた・ともお ダラムサラ)
2012年11月
2012年11月29日(木) ●「懸賞生活」のなすび、エベレスト登頂への挑戦を明かす!故郷・福島への熱き思いとは?● Source:シネマトゥデイ、(編集部・森田真帆);ヤフーニュースより 1990年代に放映されていた日本テレビ系列の番組「進ぬ!電波少年」のコーナー「電波少年的懸賞生活」に登場して一躍話題を集め、現在は俳優として活動中のなすびが「エベレスト登頂」という壮大な計画に挑戦していることを明かした。 福島出身のなすびは、これまでひっそりと故郷でのボランティア活動を続けてきた。「今年は、4月に警戒区域から外れた南相馬市小高地区にボランティアに行きました。僕は本当に無名ですし、あくまでプライベートでの活動だったので、本名で参加していたんですが、この顔だからすぐにばれてしまいました」と笑う。 震災後から手付かず状態の小高地区でヘドロ出しなどの作業を行う中、「懸賞生活見てたよ!」と住民から掛けられた言葉が胸に染みたというなすびは「こんな僕に、皆さん笑顔を向けてくださって。なすびだ! って言われたときは動揺しましたが、福島の方を笑顔にできたことが、うれしくて仕方がなかったです」とはにかんだ。 「懸賞生活」で脚光を浴びたことで、自分を見失いそうになった時期もあったというなすび。「でもあの番組で、必死に頑張る自分を見て、元気になってくれた人もいる。福島での活動を通して、そう思えるようになりました」と話した彼は、「もう一度やってみようと思うんです。今度はテレビの力を借りず、自分の力で」と真剣なまなざしで語った。 なすびは、どうせやるなら簡単にはできないようなことに挑戦したいという思いから、エベレスト登頂を思いついたという。「必ずやり遂げたいです」という熱い言葉どおり、今年8月末から10月上旬までの約1か月半ネパールに渡り、予行演習としてヒマラヤでの山ごもりも体験した。 「福島は放射能を恐れて出て行く人もいますし、残る人もいます。でもどちらも福島の人であることは変わりない。よく意見を求められますが、僕が言う言葉で、誰かが必ず傷つくのは確かなんです。だからあえて、そこに言及はしたくない」となすびは故郷への複雑な思いを語った。「僕は僕のやり方で、福島の人々に生きる元気、勇気、活力を与えたいと思っています」と意気込みを語った、なすびの思いはきっと福島の人々に届くはずだ。 2012年11月27日(火) ●エベレストのごみがアートに、ネパール人芸術家が問題訴え● Source:ロイター ;ヤフーニュースより [カトマンズ 26日 ロイター] ネパールの首都カトマンズで、15人のネパール人アーティストが、世界最高峰のエベレスト(標高約8850メートル)に置き捨てられたゴミを使用して制作した作品の展覧会を行った。 展覧会ではエベレストから集められた酸素ボトルや空き缶、破れたテントなど約1.5トンのゴミの山から制作された75作品が展示された。制作には約1カ月かかったという。 アート集団「Da Mind Tree」のディレクター、クリパ・ラナ・シャヒさんは、こうした作品と展覧会の目的はエベレストのゴミ問題を周知するためだとし、「ゴミの量に私たちのプライドは傷ついている」と話した。 1953年にニュージーランド出身の登山家エドモンド・ヒラリーとシェルパのテンジン・ノルゲイが初登頂を果たして以来、約4000人がエベレストに登頂した。 2012年11月23日(金) ●広がるボランティアによる植樹活動、今後の課題は● Source:サーチナ、(編集担当:井畑学);ヤフーニュースより CSRにおいて、製紙業や飲料メーカーにはかねてから多く見られた植樹事業。その植樹が、近時ではボランティア活動の一種として定着し、様々な企業がツアーを実施している。 イオンの旅行会社で、アメリカをはじめとして中国・アセアン諸国への流通視察・海外視察ツアーを主に提供しているイオンコンパスは、国内外で植樹を中心とした社会貢献ツアーを実施。イオン環境財団が国内外で企画する植樹祭を中心に、植樹活動に参加するツアーを企画・実施しており、今年もすでにベトナムへの植樹を実行、11月にも南島原植樹ツアーが実施されるという。 また資生堂 <4911> も、ヘアケアブランド「TSUBAKI」の原料産地「長崎県五島列島」にて椿の植樹・保全ボランティアを実施。事業活動と一体となった環境活動として、今年も10月6日、7日の2日間にわたり計72名が約160本の椿の苗木を植樹、生長したこれらの苗木からは約10年後に「椿油」がとれ、「TSUBAKI」に配合される見込みだという。 山田養蜂場は、開発途上国に対する自立支援活動の一環として、1999年からネパールでの植樹を開始。以来毎年活動を続けており、植樹本数は合計で387,550本にも上る。14回目となる今年度も11月24日から28日の活動を予定している。 環境省のデータによると、世界の森林面積は約40.3億ヘクタールで、全陸地面積の約31%を占めている。しかし、世界の森林は減少を続けており、2000年から2010年まで平均で毎年520万ヘクタールが減少しているという。特に、南アメリカ、アフリカなどの熱帯の森林を中心に減少面積が拡大。一方、日本の森林面積に大きな変動はなく、中国やインド、ベトナムを中心とした温帯林では森林面積が増加している国も見られ、その主な要因が活発な植樹活動となっている。世界的なボランティアや企業による環境保全活動が功を奏している反面、対象地域が偏在しているとも言える状況である。今後の植樹活動が、森林が減少している地域にも拡大することを期待したい。 2012年11月23日(金) ●エベレストのごみがアート作品に● Source:AFP=時事;【翻訳編集】 AFPBB News;ヤフーニュースより ネパール・カトマンズで開催の「エベレスト8848アートプロジェクト」に展示されたゴミを材料に作られた作品。(2012年11月19日撮影)。 AFP=時事】世界最高峰のエベレスト(Everest)に捨てられた大量のゴミを材料にしたアート作品の展覧会が、ネパールの首都カトマンズ(Kathmandu)で開催されている。展示された作品は、過去数十年間の入山者が遺した「環境負荷」を克明に描いている。 「エベレスト8848アートプロジェクト(Everest 8848 Art Project)」に出展の75作品は、捨てられた空の酸素ボンベや調理用のガスボンベ、ロープ、テント、眼鏡、缶ビール、プラスティックの破片などが材料として用いられている。中には(墜落した)ヘリコプターの部品もある。 「美術作家たちの活動を後押しするとともに、エベレストの清掃に一役買えたらと思いました。厄介者のゴミを、私たちは喜んで引き受けました」と展覧会開催を支援した企業経営者クリパ・ラナ・シャイ(Kripa Rana Shahi)さんは語った。 カトマンズに拠点を置くエベレスト登頂者協会(Everest Summiteers Association、ESA)はポーター65人とヤク75匹の力を借り、2季合計8トンのゴミをエベレストからかき集めた。そのゴミを材料にネパール人の美術作家15人が約1か月を費やして作品を制作した。 展覧会はカトマンズの高級ホテルでの開催後、翌週には各観光地への出発地点でもあるポカラ(Plkhara)へと移動する。 1953年にエドモンド・ヒラリー(Edmund Hillary)卿とテンジン・ノルゲイ(Tenzing Norgay)氏が初登頂して以来、通算約4千人が標高8848mのヒマラヤ山脈の最高峰を目指し入山している。多額の費用を要するにもかかわらず登頂に挑む人は多い。ただ地元のシェルパたちによると、山に捨てられるゴミに関心を持つ人は少ないようだ。 2012年11月23日(金) ●世界で最も感情表現が少ない国民はシンガポール人…韓国と日本は?● Source:中央日報日本語版 ;ヤフーニュースより 世界で最も感情表現が少ない国民はシンガポール人、最も喜怒哀楽を表現する国民はフィリピン人という調査結果が出た。 米国の世論調査機関ギャラップは2009-2011年、151カ国の15歳以上の国民各1000人ずつを対象に、日常生活で感じる感情表現の程度を測定し、22日に公開した。 調査対象者に昨日の生活で「よく笑ったか」「楽しかったか」などのポジティブな感情5つと怒り・ストレス・悲しみなどネガティブな感情5つを尋ね、その回答率で順位をつけた。 その結果、シンガポール人は36%が「毎日ポジティブまたはネガティブな感情を表現する」と明らかにし、151カ国の国民のうち最も低かった。次いでジョージア・リトアニア(以上37%)、ロシア・マダガスカル・ウクライナ・ベラルーシ・カザフスタン・ネパール・キルギス(38%)の順だった。韓国人も20位(40%)で、感情表現をあまりしない。中国は60位、日本は80位だった。 感情表現が豊かな国民はフィリピン(60%)、エルサルバドル(57%)、バーレーン(56%)、オマーン・コロンビア(55%)、チリ・コスタリカ・カナダ・グアテマラ・ボリビア・エクアドル・ドミニカ共和国・ペルー・ニカラグア・米国(54%)の順だった。 これに関しブルームバーグビジネスウィークは、シンガポール人は1人当たりのGDPが最高レベルだが、勤務満足度は2%(世界平均11%)にすぎず、学校で人と違う行動するなと教えられるため、感情表現にためらうようだと分析した。 2012年11月20日(火) ●『東電OL事件 - DNAが暴いた闇』クリップする● Source:HONZ;ヤフーニュースより 仲野 徹( 読売新聞社会部・著、中央公論新社) HONZのメンバーがとりあげる本は多種多様である。しかし、成毛はメカ系、麻木はナショナリスト系、栗下はアレ系、といったように、好みの分野があって、仲野には、伝記系、生命系に加え、殺人事件系がけっこう多いのである。とりわけ殺人事件が好きというわけではないが、佐木隆三が言うように、殺人事件には人間の業とでもいうものが詰まっていて、必ずや何かしら学ぶものがある。 『東電OL事件』は、殺人事件そのものについての本ではない。読売新聞社会部が、DNA再鑑定の結果を知った時点から、いかにして取材を進め、報道していったかについての本である。私も含めて、読売新聞の購読者でない人は、この事件の冤罪は司法によって淡々と進められたという印象を持っているのではないだろうか。事実は決してそうではない。新聞協会賞を受賞したこのグループによるスクープがなければ、異なった進み方をしたかもしれない。 検察と弁護団のせめぎあい、そして、夜討ち朝駆けで取材する記者たち。それぞれのコメントからどこまで読み取ってどういう記事にするのか。結果オーライだから言えるのだといえばそれまでであるが、実に生々しく描かれている。これだけわくわくする「報道ドキュメント」を私は知らない。 DNA鑑定の重要性と困難性についても繰り返し説明される。DNA鑑定という技術そのものは極めて優れたものであるし、この事件当時から再鑑定までの15年間に大きな進歩をとげた。しかし、試料が検出限界ぎりぎりであったり、複数の体液が混在してしまっていたりすると、その解釈は人間の判断に委ねられる。技術そのものは過たないが人は過つ。DNA鑑定とはいえ決して盤石ものではない。 真実とは何なのか、裁判をみていてもわからない。被疑者であったマイナリ氏が犯人ではないと断定されたわけではない。他に犯人がいたと考えても十分な合理性があるから、有罪ではない、ということにすぎない。DNA鑑定の結果、被害者の体内に残存していた体液を残した人物が特定されても、自白がなければ、犯人の可能性は高くとも、真犯人とは断定できないだろう。 記者はネパールへも飛んで、マイナリ氏の家や家族、友人も取材する。その状況証拠からして、マイナリ氏がお金に困って殺人をおかすとは考えにくいと判断する。しかし、事件当時、報道も、我々も、不法滞在するネパール人ということで、大きな予断と偏見を持っていたのではないか。それは、裁判官にもあてはまるのではないか。 この本を読むまで知らなかったのであるか、東京高裁において一審判決を覆してマイナリ氏を有罪とした高木俊夫裁判長は、別の冤罪事件である足利事件でも控訴棄却をした裁判長であった。確かに裁判というのは難しいであろうけれど、良心にのっとった判決で無期懲役の差し違えを二回、というのはいかがなものかと思ってしまう。 冤罪の可能性がある『恵庭OL殺人事件』 でも、この事件でも、被疑者が犯人と強く疑われた原因がある。それは小さなウソである。恵庭OLの事件では、被害者への何度もの無言電話を隠したこと、東電OLの事件では、売春をしたことを恥じてか、被害者との面識はないと言ったこと。自分を守ろうとしてついた小さなウソが証拠によって覆された時、強い嫌疑がかけられる。 殺人事件の被疑者にされた時、身に覚えがなければ、恥ずかしいことであっても、包み隠さず話さないととんでもない目にあわされてしまうのである。大きな教訓だ。やはり殺人事件から学べることは多い。 2012年11月17日(土) ●東電OL事件 マイナリさんが獄中から支援者に送った手紙の内容は…● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 「わたしは“むじつ”です」「どうぞ助けて下さい」「早くこの苦しみを終わらせて」…。平成9年に発生した東京電力女性社員殺害事件。強盗殺人罪に問われたネパール人、ゴビンダ・プラサド・マイナリさん(46)に今月7日、再審無罪判決が言い渡された。逆転有罪判決から約12年。無期懲役囚として服役しながら、家族の元へ帰る日を願い続けたマイナリさんを支えたのは、支援者との文通だった。司法に翻弄されたマイナリさんが獄中から出した手紙につづった揺れる胸中とは…。 ■「神様、やってない!」 法廷に響く叫び 「お元気ですか? 忙しいですか? 私はあんまり元気ないです。顔だけ元気そう。心はいつも痛いです」 支援団体「無実のゴビンダさんを支える会」事務局長、客野美喜子さん(60)のもとに、ローマ字で埋められたはがきが届いたのは、13年5月。はがきには東京拘置所の住所が記され、検閲済みであることを示すスタンプが押されていた。 再審開始決定を受けて釈放される今年6月まで、マイナリさんが客野さんに送った手紙は50通を超える。 2人の出会いは12年7月までさかのぼる。外国人収容者との面会ボランティアとして活動していた客野さんが、東京拘置所にマイナリさんを尋ねたのがきっかけだった。当時のマイナリさんは1審東京地裁で無罪判決を受けたものの、東京高裁の判断で勾留が続いていた。 面会室に現れたマイナリさんは、両手を胸の前で合わせ「ナマステ」と笑顔であいさつし、席につくと、真剣な瞳で客野さんに訴えた。「私やってない。助けてください」 月1回ペースで面会を重ねた客野さんが、初めて公判の傍聴に足を運んだのは、同年12月。皮肉にも高裁で逆転有罪が言い渡された、まさにその日だった。 「神様、私やってない!」。法廷に、マイナリさんの叫び声が響いた。客野さんは、読み上げられた判決理由にも納得がいかず、「有罪ありきの判決だ」と冤罪を確信。翌年、他の支援者と会を結成した。 ■募る不安 「薬飲まないと眠れない」 マイナリさんからの手紙には、支援者への感謝の言葉が数多くつづられている。客野さんらは定期的に面会を続け、「いつか社会復帰したときに情報不足にならないように」とネパール語の新聞も差し入れた。 拘置所や、その後に身柄を移された横浜刑務所から届く手紙は「ゴビンダ通信」として印刷し、全国の支援者に無実を訴えるマイナリさんの声を届けた。 当初はローマ字だった手紙も、次第に平仮名へ。やがて、漢字もちらほらと混じるようになった。 ただ、日本語が上達する一方、長引く身柄拘束への不安が手紙からもうかがえる。 「わたしはせいしんてきな(に)あまりげんきないです。くすりをのまないとようる(夜)ねむれないです」 「日本のさいばんしょやけいさつのかんがいかた(考え方)ややりかたを(は)めちゃくちゃです。いちどしかないわたしのじんせいのもっともだいじな10年かんを日本のさいばんしょからうばわれてほんとうにひどい」 再審請求後もしばらくは審理に進展がなく、面会する客野さんにとっても辛い時期が続いた。「もう手紙に書くことがありません。ここの生活は本当に単調です」。筆の進まないマイナリさんを「希望を持って頑張ろう」「真実は勝つ」と励ました。 19年には、ネパールの父親の訃報に接し、悲痛な言葉を連ねた。 「わたしのこころのなかにふかいきずがついてました。いたくて、いたくてがまんができないです」 ■8番目の再審無罪を“宣言” 刑務所生活の中でマイナリさんが希望を託したのは、他の再審事件での無罪判決だ。昭和42年に茨城県利根町で男性が殺害された「布川事件」で桜井昌司さん(65)らに無罪判決が出た際は、手紙にこんな“宣言”を残している。 「桜井さんから“あきらめなければ、必ず勝てる”という励ましのメッセージをいただきました。布川事件は、戦後7番目の再審無罪とのことですが、私も8番目を目指してこれからもがんばりたいと思います」 今年6月。この言葉は現実になる。 再審開始決定とともに刑の執行が停止されたマイナリさんは、15年ぶりに自由を手にし、ネパールへの帰国を果たした。帰りを待ち続けた母親との再会を喜ぶマイナリさんの姿に、ネパールへ同行した客野さんは「家に帰してあげることができた」と、再審開始の重みを実感したという。 会は役割を終えたとして来年3月に解散する予定だが、客野さんはこう力を込めた。「失われた時間は戻ってこない。この15年を無駄にしないためにも、徹底的になぜこのようなことが起きたのか、検証してほしい」 2012年11月14日(水) ●注目度No.1はアルゼンチンのビーチ!2012年の人気観光都市を発表● Source:東京ウォーカー;ヤフーニュースより 世界の旅行者からの口コミをもとにした「人気上昇中の観光都市 2012」が発表された。“人気上昇中”の観光都市1位は、アルゼンチンのビーチリゾート「マール デル プラタ」という結果に。日本の都市では「神戸市」と「大阪市」が評価を高め、アジアの人気トップ10にランクインする結果となった。 今回、世界最大の旅行サイト・トリップアドバイザーは、「トラベラーズ チョイス 人気上昇中の観光都市 2012」を発表。このアワードは、前年と比較して、口コミでの評価や注目度が特に上昇した観光都市をランキングしたものだが、“人気上昇中の観光都市”1位にはアルゼンチンのビーチリゾート「マール デル プラタ」が選ばれた。ここは、かつては富裕層向けの別荘地だったエリアで、現在はあらゆる層に開かれたホットな街!手の込んだビクトリア調の避暑用別荘がそのまま残っているなど、優雅な気分に浸ることができる場所だ。砂浜で思う存分遊んだ後には、港で取れた新鮮な魚を味わうのもお勧め。 そして、2位は南米最大のブラジルの都市「サンパウロ」、3位はウクライナ文化の中心地でもあり、劇場、博物館、宗教的スポット、現代的建築物、古代遺跡などが豊富な「キエフ」、4位は港湾都市ウルグアイの首都「モンテビデオ」、5位はオーストラリアの「パース」、6位はかつてアステカ王国の首都であったテノチティトランの遺跡に建つメキシコの「メキシコシティ」、7位はタスマニア最大の都市、オーストラリアの「ホバート」、8位はメキシコの「グァダラハラ」、9位はロシアの「モスクワ」、10位はイタリア北西部に位置するピエモンテ州の県庁所在地である「トリノ」という結果に。 一方、アジアから選出された人気上昇中の観光都市トップ10では、1位にインドネシアの「ジャカルタ」がランクインした。ここは、JKT48の登場などで、日本でも以前に増して知名度、注目度が上昇中。夜の街は「アジアで最も賑やか」だともいわれている。 そのほか、日本の都市では9位に異国情緒漂う「神戸市」がランクイン。水族館や大阪城、ユニバーサル スタジオ ジャパンなどが楽しめる場所として「大阪市」も評価を高め、トップ10にランクインした。ちなみに、アジアの2位はネパールの「カトマンズ」 、3位はインドの「カルカッタ」、4位はフィリピンの「マニラ」、5位はインドの「バンガロール」、6位はラオス人民民主共和国の「ルアン パバン」、7位はカンボジアの「プノンペン」、8位はタイの「チェンマイ」。 年末年始に旅行を考えている人は、口コミで人気のこれらの観光都市を目指すのも良いかもしれない。 2012年11月13日(火) ●秘境ツアーも「低価格化競争で安全性が低下」と添乗員〈週刊朝日〉● Source:dot. ;ヤフーニュースより 猛吹雪となった中国・万里の長城で日本人観光客3人が死亡した事故は、中高年の「秘境ツアー」ブームに一石を投じた。大自然、遺跡など、誰もがワクワクする未知の世界は、想像を超えるハプニングが起きる危険な場でもある。 旅行会社社員らによれば、ネパールの秘境ツアーで馬に長時間乗り、男性の参加者が持病のヘルニアを悪化させた▽中国の西安まで歩くツアーの道中、突然道が途切れて森が広がり、ガイドが道を探しだすまで足止めを食った、など、秘境にはさまざまなハプニングの種が転がっている。 「秘境添乗員」として世界を渡り歩く金子貴一氏(50)の警告を紹介しておこう。 「大手旅行会社が秘境ツアーに取り組むようになり、低価格化が進んで旅行会社同士の競争が激しくなっています。あってはならないことですが、それが『安全性の低下』を招いている一因ではないでしょうか。旅行の安全性をお客様が判断するのは非常に難しいことですが、ベテランの秘境愛好者に聞くなどして、その旅行会社が安全性を重視し本当にお客様を大切にしているかといった点を、できる限り事前に確かめてください」 十分に見極めた上で、非日常の風景を楽しもう。 2012年11月8日(木) ●無実の人に起訴処分…「はめられた」検察は奮起を● Source:産経新聞、(副編集長 白浜正三);ヤフーニュースより 元検事の落合洋司弁護士(48)は、異色の“ヤメ検”弁護士だ。検事を退官後、大手IT企業の法務部に勤務した経験もある。現在はブログやツイッターを駆使し、法律問題だけでなくIT、書評など幅広いテーマで意見を発信する。法律家のお堅いイメージとはひと味違う個性派だ。 そんな落合氏に、突然降ってわいたような事態が起きた。10月9日、いわゆる遠隔操作ウイルス事件の「真犯人」から、犯行声明のメールが届いたのだ。 「これを明るみにしてくれそうな人なら誰でも良かったです。落合先生がたまたまテレビに出ていたから、また、事情に詳しそうだったので」。「真犯人」は、落合氏に犯行声明を送った理由をそう記している。 落合氏は、個人情報などを伏せて犯行声明をブログに掲載した。そこには、「警察・検察をはめてやりたかった」と、「真犯人」の犯行動機も明記されている。 確かに、今回の事件で、警察・検察は見事に「はめられた」。パソコンで襲撃予告の書き込みなどしていないのに逮捕され、供述を強要された疑いの強い事例が、全国各地で発覚した。 私は特に、警察の捜査をチェックすべき検察の捜査が機能せず、無実の人に起訴などの刑事処分を下したことを問題視したい。IPアドレスという客観証拠と自供がそろっている状況で、遠隔操作ウイルスなどの存在を見抜くのは難しいという見方も検察内部にはあるようだが、これでは警察の捜査を追認する「上塗り捜査」だったと批判されても仕方はあるまい。 検察OBである落合氏にもお会いし、捜査に関する見解を聞いた。やはり、今回の検察の捜査を厳しい目で見ている。 「サイバー犯罪の捜査には専門知識が必要だが、警察官から『検事には知識がない』と聞いたこともある。組織的な指導が必要だ」 「警察が前のめりになっているときに、検察は少し距離を置くべきだ。それができなければ、検察に存在意義はない」 厳しい指摘ではあるが、発言の節々から、古巣の検察に対する“愛情”もうかがえた。 折しも、東京電力女性社員殺害事件の再審で7日、ネパール人の男性に無罪が言い渡された。検察が国民の信頼を回復させるには、本当の犯罪者を起訴し、無辜(むこ)の民を起訴しないという地道な仕事を積み重ねていく以外にない。検察の奮起に期待したい。 2012年11月7日(水) ●東電OL殺害 再審事件の開始決定相次ぐ、申し立て件数も増加● Source:産経新聞 ;ヤフーニュースより 東京電力女性社員殺害事件で、無期懲役とされたネパール人、ゴビンダ・プラサド・マイナリさんは、再審判決で無罪となった。 再審はかつて「開かずの扉」とも呼ばれたが、近年は布川事件など、無罪が言い渡されるケースが相次いでいる。 再審開始の判断基準とされるのが、昭和50年に出された最高裁の白鳥決定だ。同決定は、新旧証拠を総合的に判断した結果、「判決に合理的な疑問が生じれば足りる」と、従前よりも緩やかな基準を示した。この結果、死刑が確定していた免田事件などで相次いで再審無罪が言い渡された。 平成21年には足利、布川事件の再審開始が決定し、無罪が確定。昨年にも福井の女子中学生殺害事件、今年3月には大阪市東住吉区の女児放火殺人事件で再審開始決定が出された。 最高裁によると、平成に入ってから年間62~136件の間で推移していた刑事事件の再審請求件数は、16年に194件、17年には392件まで増加。その後も200件台が続いている。 2012年11月7日(水) ●「空手教えてあげる」と女子高生の体に触りキス ネパール人逮捕 ● Source:産経新聞 ;ヤフーニュースより 空手を教えるなどと言って公園で女子高生の体を触ったとして、警視庁組織犯罪対策2課は、強制わいせつの疑いで、ネパール国籍で東京都江東区辰巳、無職、ラジェンドラ・ビシュワカルマ容疑者(30)を逮捕した。同課によると、容疑を否認している。 同課によると、江東区内では9~10月に、同様の手口の強制わいせつ事件が他に3件発生。平成22年5月に青梅市内で発生した女子高生への暴行事件でも、現場に残された遺留物とビシュワカルマ容疑者のDNA型が一致しており、同課が関連を調べる。 逮捕容疑は、9月6日午後5時50分ごろ、江東区内の都立公園で女子高生に「空手を教えてあげる」などと言って体を触ったり、キスをしたりしたとしている。 2012年11月7日(水) ●東電OL殺害 「今後の捜査にいかしたい」 無罪判決受け捜査1課長がコメント● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 東京電力女性社員殺害事件で、無期懲役とされたネパール人、ゴビンダ・プラサド・マイナリ元被告(46)の再審判決公判で無罪判決が言い渡されたことを受けて、警視庁捜査1課の龍一文課長は7日、「司法の判断にコメントする立場ではないが、無罪判決が出たことは真摯に受け止め、今後の捜査にいかしていきたい」と話した。 2012年11月7日(水) ●東電OL殺害 ネパール人元被告に再審無罪判決、確定へ● Source:産経新聞;ヤフーニュースより 東京電力女性社員殺害事件で、無期懲役とされたネパール人、ゴビンダ・プラサド・マイナリ元被告(46)の再審判決公判が7日、東京高裁で開かれた。小川正持裁判長は、平成12年の1審東京地裁の無罪判決を支持、検察側の控訴を棄却した。検察側は最高裁に上告する上訴権を放棄する方針で、無罪が確定する。 戦後に発生し、死刑か無期懲役が確定した事件で再審無罪判決が出るのは、8件目。 マイナリさんはすでに帰国しており、初公判に続き出廷しなかった。 再審請求審で東京高検が行った鑑定で、被害者の体内に残されていた体液から第三者のDNA型を検出し、現場にあった体毛と一致することが判明。このDNA型は遺体の胸や下着の付着物からも検出された。 高裁は今年6月、「第三者が被害者を殺害した疑いがある」として、再審開始を決定。刑の執行停止も認められ、マイナリさんは釈放された。 高検は、その後実施した追加鑑定で被害者の爪の付着物からも第三者のDNA型が検出されたため、有罪主張を撤回。再審初公判では「被告以外が犯人である可能性を否定できず、現段階で有罪と認めることができない」として無罪を求める意見を述べた。 弁護側は再審で、検察側の鑑定結果の開示が遅れた点などに触れ「もっと早く無実を明らかにすることができた」と指摘。有罪判決を確定させた裁判所も批判した。 12年の1審東京地裁判決は無罪を言い渡したが、東京高裁は同年、無期懲役の逆転有罪を言い渡し、15年に最高裁で確定した。 2012年11月6日(火) ●東電OL殺害 7日に再審無罪判決 公判の問題、言及に注目● Source:産経新聞 ;ヤフーニュースより 東京電力女性社員殺害事件で、無期懲役とされたネパール人、ゴビンダ・プラサド・マイナリ元被告(46)の再審判決公判が7日、東京高裁(小川正持裁判長)で開かれる。無罪判決が言い渡されるのは確実だが、過去の冤罪(えんざい)事件の再審では、裁判長が謝罪を表明したこともあり、高裁が公判の問題点などに言及するのか、注目が集まる。 東京高検は、10月29日の再審初公判で「控訴申し立て時点から証拠関係が変動した」として無罪を求める意見を陳述。閉廷後には青沼隆之次席検事が「結果として長期間身柄拘束したことについては、誠に申し訳なく思っている」とのコメントを発表した。 ただ、高検は捜査手法や1審の無罪判決に控訴した判断は「適正だった」との姿勢を貫いている。弁護側は公判の意見陳述で、検察側の鑑定結果開示が遅れた点などに触れ、「もっと早く無実を明らかにすることができた」と高検側の対応を非難している。 一方、小川裁判長は再審請求審で審理終了の半月後に再審開始決定を出したほか、再審でも初公判から9日後に判決期日を指定するなど、無罪を早期に確定させる配慮を示してきた。マイナリさんが逮捕後、15年間にわたって身柄拘束されたことに対し、何らかの意見を述べる可能性がある。 平成22年に、「足利事件」で菅家利和さん(66)に再審無罪を言い渡した宇都宮地裁の判決公判では、裁判長らが判決朗読後に「菅家さんの真実の声に耳を傾けられなかった」と異例の謝罪を行い、起立して頭を下げた。 無罪判決が言い渡された場合、検察側は今月21日までに最高裁に上告することが可能だが、上訴権を放棄し、無罪が確定する見通し。 2012年11月4日(日) ●東電OL殺害 冤罪はなぜ起きたか 警視庁OB「“別人”をつぶす捜査できず」● Source:産経新聞 ;ヤフーニュースより 東電OL殺害事件の再審初公判後、ゴビンダ・プラサド・マイナリ元被告の弁護団が会見。弁護団のファイル=29日午前、東京・霞が関の司法記者クラブ(大里直也撮影)(写真:産経新聞) 東京都渋谷区のアパート空き室で平成9年3月、東京電力の女性社員=当時(39)=の絞殺体が見つかった事件は、発生から15年7カ月を経て、無期懲役が確定していたネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリ元被告(46)の「再審無罪」確定が確実となった。なぜ、マイナリさんは有罪判決を受けたのか。捜査は尽くされたのか。当時の捜査経過を振り返り、検証してみる。 ■遺体発見から2カ月後の逮捕 「金目当ての犯行」 遺体は3月19日に発見された。捜査線上には、現場の隣のビルに住むマイナリさんがすぐに浮上した。前年11月まで現場の空き室に居住し、事件当時もアパート管理人から鍵を預かって同室に出入りしていたからだ。 マイナリさんのパスポートが切れていたため、警視庁は遺体発見4日後の同月23日、入管難民法違反容疑(不法滞在)でマイナリさんを逮捕。その後、事件があったとされる3月8日の夜、マイナリさんとよく似た人物が、被害者と同室に入るところを通行人が目撃していたほか、家賃を滞納していたマイナリさんが、事件2日後に数万円を弁済していた事実が分かった。 その後、現場のごみ箱に残されていた体液が、DNA型鑑定でマイナリさんのものと一致。警視庁は遺体発見から2カ月後の5月20日、当初から重要参考人とみていたマイナリさんの容疑が科学的に裏付けられたと判断し、「金目当ての犯行」として強盗殺人容疑での再逮捕に踏み切った。 ■巣鴨に被害者の定期券の「謎」解明されず 再審開始の決め手は、東京高検が行ったDNA型鑑定で、被害者の体内に残っていた体液が、マイナリさん(血液型B型)とは別人(同O型)のものであることが判明したことだった。 だが、当時の取材メモによると、被害者の体内に別の男性の体液が残されていた事実は、捜査の過程で既に分かっていた。ただ、警視庁側は当時、「殺害の数日前から体内にあった古いもののようだ」などと説明。DNA型鑑定で、この人物を特定する捜査は行われていなかった。 また、被害者の定期券が、JR巣鴨駅(東京都豊島区)から北西に約1キロ離れた住宅地の民家の庭で3月12日に発見されていたという「謎」も、捜査では解明されないままだった。 警視庁と東京地検は、殺害後にバッグから現金4万円と定期券を奪い、定期券は民家の庭に投げ捨てたと結論づけたが、マイナリさんの巣鴨周辺での足取りはまったく分かっていない。 実際、12年4月の1審東京地裁判決は、定期券がマイナリさんや被害者に土地勘がない場所で見つかったことなどを指摘し、無罪を言い渡していた。捜査は尽くされていなかったのだ。 ■「真犯人」の再捜査は難航も…15年の歳月が壁に マイナリさんは1審無罪判決後、12年12月に東京高裁で逆転有罪となり、15年11月に最高裁で無期懲役がいったん確定していた。 高検が再審で一転、無罪主張に変更したのは、被害者の手の爪からもマイナリさんとは別のO型の人物のDNA型が検出されたためだった。当時の技術では、微量過ぎてDNA型鑑定ができなかったが、現在は可能となったため、被害者が殺害される際に激しく抵抗した疑いが出てきたのだ。 マイナリさんの再審無罪が確実となったことを受け、警視庁では、マイナリさんとは別人のDNA型を照会する一方、捜査1課から既に1個班を投入して、「真犯人」の疑いがある“別人”の再捜査に乗り出している。 だが、捜査は難航が予想される。事件は発生から15年以上が経過。関係者の記憶も薄れ、新たな目撃証言が得られる見込みは、限りなくゼロに近いからだ。 捜査に携わった警視庁OBは「“別人”をつぶす捜査ができていなかったのは事実だ」と振り返る。 22年4月施行の改正刑事訴訟法によって強盗殺人罪などの時効が廃止されたことから、東電OL事件は再審無罪事件で初めて時効撤廃が適用される。だが、そもそも長年、死刑に問われる可能性のある重大犯罪の時効が15年だったのは、聞き込みなどのアナログな捜査の限界が15年だったからだ。事件の真相解明は、飛躍的に技術発展し、時効撤廃を後押ししたDNA型鑑定に頼るしかないというのが、実情のようだ。 2012年11月4日(日) ●「東電OL殺害」検証 マイナリ元被告「再審無罪」確定確実● Source:産経新聞 ;ヤフーニュースより 被害者の身体などから検出されたマイナリさん(B型)と「別人」(O型)のDNA(写真:産経新聞) ■なぜ有罪判決を受けたのか/捜査は尽くされたのか 東京都渋谷区のアパート空き室で平成9年3月、東京電力の女性社員=当時(39)=の絞殺体が見つかった事件は、発生から15年7カ月を経て、無期懲役が確定していたネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリ元被告(46)の「再審無罪」確定が確実となった。なぜ、マイナリさんは有罪判決を受けたのか。捜査は尽くされたのか。当時の捜査経過を振り返り、検証してみる。 遺体は3月19日に発見。捜査線上には、現場の隣のビルに住むマイナリさんがすぐに浮上した。前年11月まで現場の空き室に居住し、事件当時もアパート管理人から鍵を預かって同室に出入りしていたからだ。 マイナリさんのパスポートが切れていたため、警視庁は遺体発見4日後の同月23日、入管難民法違反(不法滞在)容疑でマイナリさんを逮捕。その後、事件があったとされる3月8日の夜、マイナリさんとよく似た人物が、被害者と同室に入るところを通行人が目撃していたほか、家賃を滞納していたマイナリさんが、事件2日後に数万円を弁済していた事実が分かった。 その後、現場のごみ箱に残されていた体液が、DNA型鑑定でマイナリさんのものと一致。警視庁は遺体発見から2カ月後の5月20日、当初から重要参考人とみていたマイナリさんの容疑が科学的に裏付けられたと判断し、「金目当ての犯行」として強盗殺人容疑での再逮捕に踏み切った。 ◆DNA型鑑定で別人 再審開始の決め手は、東京高検が行ったDNA型鑑定で、被害者の体内に残っていた体液が、マイナリさん(血液型B型)とは別人(同O型)のものと一致したことだった。 だが、当時の取材メモによると、被害者の体内に別の男性の体液が残されていた事実は、捜査の過程で既に分かっていた。ただ、警視庁側は当時、「殺害の数日前から体内にあった古いもののようだ」などと説明。DNA型鑑定で、この人物を特定する捜査は行われていなかった。 また、被害者の定期券が、JR巣鴨駅(東京都豊島区)から北西に約1キロ離れた住宅地の民家の庭で3月12日に発見されていたという「謎」も、捜査では解明されないままだった。 警視庁と東京地検は、殺害後にバッグから現金4万円と定期券を奪い、定期券は民家の庭に投げ捨てたと結論づけたが、マイナリさんの巣鴨周辺での足取りはまったく分かっていない。 実際、12年4月の1審東京地裁判決は、定期券がマイナリさんや被害者に土地勘がない場所で見つかったことなどを指摘し、無罪を言い渡していた。捜査は尽くされていなかったのだ。 ◆15年超「真犯人は?」 マイナリさんは1審無罪判決後、同年12月に東京高裁で逆転有罪となり、15年11月に最高裁で無期懲役がいったん確定していた。 高検が再審で一転、無罪主張に変更したのは、被害者の手の爪からもマイナリさんとは別のO型の人物のDNA型が検出されたためだった。当時の技術では、微量過ぎてDNA型鑑定ができなかったが、現在は可能となったため、被害者が殺害される際に激しく抵抗した疑いが出てきたのだ。 マイナリさんの再審無罪が確実となったことを受け、警視庁では、マイナリさんとは別人のDNA型を照会する一方、捜査1課から既に1個班を投入して、「真犯人」の疑いがある“別人”の再捜査に乗り出している。 だが、捜査は難航が予想される。事件は発生から15年以上が経過。関係者の記憶も薄れ、新たな目撃証言が得られる見込みは、限りなくゼロに近いからだ。 捜査に携わった警視庁OBは「“別人”をつぶす捜査ができていなかったのは事実だ」と振り返る。 22年4月施行の改正刑事訴訟法によって強盗殺人罪などの時効が廃止されたことから、東電OL事件は再審無罪事件で初めて時効撤廃が適用される。だが、そもそも長年、死刑に問われる可能性のある重大犯罪の時効が15年だったのは、聞き込みなどのアナログな捜査の限界が15年とされてきたからだ。事件の真相解明は、飛躍的に技術発展し、時効撤廃を後押ししたDNA型鑑定に頼るしかないというのが、実情のようだ。 2012年11月4日(日) ●世界のユニーク“ご当地鍋”● Source:web R25、(小越建典/アバンギャルド);(R25編集部) ;ヤフーニュースより これからのシーズン、鍋料理こそ食卓の主役。日本の定番は数あるが、外国でも鍋は大人気メニューだ。そんな世界の鍋料理から、特に鍋の形に注目し、ユニークな4品を編集部がセレクト。提供する飲食店を取材した。 まずは、山岳の国ネパールの宮廷で食された「ギャコック」。「いまでも現地では一部のホテルやレストランでしか食べられない高級料理です」と、レッサム フィリリのマネージャー・田辺秀幸さん。銅鍋の中央に立つ筒に炭を入れ全体を温めるので、テーブルでもコンロ等が必要ない。具はたっぷりの野菜と羊やヤクの肉。現地ではこれを煮込むそうだが、ここではクセのない豚肉と鶏肉で代用。ヒマラヤ岩塩と20種類近いスパイスがベースのスープはほんのり甘く、優しい味わいだ。 続いて、台湾の庶民派鍋「石頭火鍋(スートーホーコー)」。特徴はごま油をたっぷり引いた石鍋で、まずは肉を焼き、食べている間に具と鶏ガラスープを投入。焼き肉と寄せ鍋で2度おいしい、というわけだ。「天然石の鍋は韓国の職人による完全オーダーメイド。遠赤外線でじっくり火を通すので、肉や魚介がやわらかく仕上がります。」と、SANKOUENの神長秀隆店長。 ドーム型の鍋が独特な「カタプラーナ」は、ポルトガル南部の郷土料理だ。少量の白ワイン以外は、具材のトマトや魚介の水分で蒸し煮にする。タジン鍋と同じ原理だが、銅製の鍋は熱伝導が良く、まんべんなく火が通りやすい。ヴィラモウラ銀座本店の店長・冨島潔司さんによれば、蒸すのは7~8分というが、そんな短時間でできるとは信じがたいほど、魚介の旨みがスープに凝縮している。 ラストはタイの屋台料理「チムチュム」。ナンプラーやレモングラス、唐辛子などを煮込んだスープは強い酸味と辛みがクセになりそう。クルン・サイアム自由が丘店では、唐辛子の種がたっぷり浮いた付けダレを用意。激辛マニア大満足のスパイシー鍋だ。 どの鍋をとっても、形もさることながら味も“和の鍋”では体験できないものばかり。今年の冬は、「◯◯鍋食べに行かない?」が、女子と食事に行く格好の誘い文句になるかも? 2012年11月4日(日) ●80歳エベレスト登頂目指す三浦雄一郎氏 娘は挑戦に反対した● Source:NEWS ポストセブン;ヤフーニュースより この十月で八十歳になった三浦雄一郎さんが、来年五月、三度目のエベレスト登頂を目指す。 二度の手術をへてよくなったとはいえ、三浦さんには持病の不整脈がある。二〇〇九年には札幌のスキー場で仮設コースから道路に転落、左大腿骨付根と骨盤四か所を骨折。「運がよければ歩けるようになる」と医者から言われるひどいけがだった。 マネージャーでもある長女恵美里さんは当初、父の健康を考え、八十歳での登頂計画に反対だったという。 「家族会議を開いて、決定に従ってもらうなんて言い出して。本当に会議を開いて『ダメ』って言われたら、書き置きを残して家出しようと思ったんだけど」(三浦さん) 周りは、いずれあきらめるのではと思っていたが、三浦さんの強い気持ちは変わらなかった。 「骨折したと聞いて病院にかけつけたとき、父は下半身がまったく動かない状態でした。それでも氷点下四〇度のエベレストに行くことを考えてチタンを埋め込む手術はしたくないと言う。どうしても登るという気持ちを捨てずに懸命にリハビリに取り組む姿を見て、この人から生きる力であるエベレストを取り上げられないなと思いました」(恵美里さん) 日ごろのトレーニングとリハビリのかいあって、予定より二か月以上も早く退院できた。骨も自然につき、けがをする前より体の柔軟性と筋力はアップしたというから驚く。 三浦さんの冒険を家族がサポートする。準備登山を含めて約二億円かかる費用の大半は、恵美里さんが三浦さんとともに企業を回って寄付を集めた。長男雄大さんはベースキャンプで通信システムを担当、次男豪太さんは山頂まで父に同行する予定だ。 だれもやっていないことをやりたい、そう思い続けてきた。 「あいつバカじゃないか、そんなことやって何になるんだってずっと言われてきました。スキー界、山岳界の奇人変人なんですね、ぼくは」 皮肉なことに、一度切りひらいた道は後追いが容易になる。七十五歳でのエベレスト登頂記録は、七十六歳のネパール人男性が登頂を申請したことで破られた。 もし彼が現れなかったら、八十歳での挑戦はなかったのだろうか。 「それは関係ないです。もし八十歳で登ったら、八十一歳の人が出てくるかもしれないですし」 あくまで自分への挑戦ということか。いま、酒よりゴルフより山が一番楽しい──そう言い切る。 三浦さんの東京の事務所には低酸素室があって、走ったり、簡単な岩登りをしたりできる。部屋の中に競技用のマットがあった。用途を聞いたら、出発が近づくと高地に体を慣らしておくため、この部屋で眠るそうだ。 ──低酸素室で布団もなしに眠ってつらくないですか。 「寝たと思ったら一時間ぐらいで苦しくて目が覚めます。でも、年をとると夜中に三回か四回おしっこに起きますからそれと同じだと思えばいい。アスリートがトレーニングして苦しくないってことはないですからね」。飄々と答えが返ってきた。 前回同様、登攀チームのリーダーをつとめる登山家でカメラマンの村口徳行さんは今回、三浦さんに同行するかどうかかなり迷ったという。「八十歳ですから。それはエベレストなんて登らないほうがいいですよ」 今冬の地震と温暖化の影響でか、雪が落ちて岩肌がむき出しになっている難所が多い。そう聞かされても三浦さんはあきらめず、黙々と岩登りのトレーニングに励む。 「年齢の限界をどこまで超えられるか試してみたいっていう好奇心が大きいです。自分の可能性をもうひとつ越えていきたい」 登山中は三浦さんの心電図をパソコンでモニターし、国際山岳医の資格をもつ心臓外科医も同行するが、最終的な進退は三浦さん自身が判断する。 「限界までやって、もしその限界が頂上だったら、こんなにうれしいことはないです」 冒険に命をかけるが、最後の最後で命綱を手放さないふしぎな強さがある人だ。エベレストのスキー滑降で転倒し氷壁を滑落したときも、南極で雪崩にまきこまれたときも、紙一重のところで救われてきた。 「自分の力じゃない。あの世へ行きかけたのを、神様か仏様かが、あんたもう一回人間やりなさいって拾ってくれた、そんな感じです」 十月十七日、準備登山のためヒマラヤに旅立った。山を歩きながら落語をよく聞くそうで、好きなのは立川談志だという。 取材・文■佐久間文子 撮影■二石友希 ※週刊ポスト2012年11月9日号 2012年11月2日(金) ●第39回日本賞、グランプリはスペイン映画● Source:映画.com;ヤフーニュースより [映画.com ニュース]NHK主催の、音と映像を用いた教育コンテンツ国際コンクール「第39回日本賞」が最終日の10月25日、授賞式を開催し、第39回日本賞のグランプリは、スペインのペッロ・ベルデ・フィルムズ制作の映画「皺(しわ)」に決定した。同作品は、養護老人ホームで出会った2人の老人の友情を描いたアニメ映画。福祉教育カテゴリーの最優秀賞(NHK会長賞)も受賞している。この他、主な各賞は次のとおり。(文化通信) 【コンテンツ部門】 ▼幼児向けカテゴリー最優秀賞(総務大臣賞)=ノルウェーのノルウェー放送協会(NRK)制作のテレビ番組「トードと小さな仲間たち」 ▼児童向けカテゴリー最優秀賞(文部科学大臣賞)=インドのインド公共テレビ、ドゥールダルシャン制作のテレビ番組「農場が私の教室」 ▼青少年向けカテゴリー最優秀賞(外務大臣賞)=アメリカのインデペンデント・テレビ・サービス制作のテレビ番組「Deaf Jam~聴いて!私の手話の詩(うた)~」 ▼生涯教育カテゴリー最優秀賞(東京都知事賞)=日本のNHKが制作したテレビ番組「宇宙の渚」 ▼イノベイティブ・メディアカテゴリー最優秀賞(経済産業大臣賞)=オランダのサブマリンが制作したウェブサイト「アルツハイマー病を知る」 ▼前田賞=アフガニスタンのアリア・テレビ制作のテレビ番組「アンガク、バンガク、クローラ・サンガクが行く」 ▼国際交流基金理事長賞=スペインのイブリダ制作の映画「今夜も世界の片隅で」 ▼ユニセフ賞=中国の浙江衛星テレビ制作のビデオ「花は涙とともに」。 【企画部門】 ▼放送文化基金賞=ネパールのジョイニング・ハンズ・ネパールの企画「自分を信じて」 ▼日本ユネスコ協会連盟賞=コロンビアのコロンビア放送(RTVC)の企画「キッズ、カメラ、アクション!」。
2012年10月
2012年10月31日(水) ●【オピニオン】尖閣諸島をめぐり中国が軍事力行使する可能性も● Source:ウォール・ストリート・ジャーナル;ヤフーニュースより 尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる中国と日本のにらみ合いは2か月目に入った。今回の対立は一般的に考えられているよりも危険である。過去の領有権争いにおける中国の行動を思い返せば、尖閣諸島をめぐるにらみ合いには事態が一気に激化する可能性があることがわかる。 1946年以来、中国は領土・領海をめぐって近隣諸国と23もの領有権争いを繰り広げてきた。そのうちの17事案は解決済みで、通常は歩み寄りによる合意で解決されている。とはいえ、中国は6事案で、多くの場合2度以上にわたって軍事力を行使してきた。尖閣諸島をめぐる難局は、こうした事案と非常に似通っている。 まず言えるのは、中国が領有権争いで軍事力を行使するのは、通常、強い軍事力を持つ隣国に対してだけだということである。台湾との危機の他、インド、ロシア、ベトナム(数回)との紛争や軍事衝突がこれに含まれる。こうした国々には中国の領土的野心を阻止するだけの軍事力があった。モンゴルやネパールといった軍事力に劣る国との領有権争いでは、強い立場での交渉が可能なので、中国は軍事力の行使を控えてきた。近代的な海上自衛隊と大規模な海上保安庁を有する日本は今や、中国にとって最強の海軍力を持つ近隣国となっている。 中国はまた、尖閣諸島のような沖合の島をめぐる争いで最も頻繁に軍事力を行使してきた。陸続きの国境をめぐって中国が軍事力を行使したのは16の事案の5分の1程度でしかない。それとは対照的に、中国は島の領有権を争う4事案の半分で軍事力を行使している。これは、シーレーン(海上交通路)の安全保障に影響を与え、天然ガスや水産資源の宝庫である可能性もある島々にはより大きな戦略的、軍事的、経済的価値があると目されているからだ。 加えて中国は主に、領有権を主張する地域をほとんど、あるいはまったく支配していない場合、その立場を強めるために軍事力を行使してきた。たとえば1988年、中国はスプラトリー諸島(中国名:南沙諸島)の一部である6つのサンゴ礁を占拠し、ベトナムと衝突した。中国は数十年にわたってスプラトリー諸島の領有権を主張していたが、その時に占拠するまではその一部たりとも支配していなかった。 カザフスタンとの国境をめぐる争いのように、中国が領有権を主張する地域の一部をすでに支配している場合、交渉上優位な立場にある中国には軍事力を使う理由がほとんどない。ところが中国は現在、東シナ海にある尖閣諸島をまったく支配できていない。尖閣は日本の実効支配下にあるからだ。 最も重要なのは、体制が不安定で、指導部に決意を示すより大きな動機があるときに中国が領有権争いで軍事力を行使してきたという事実である。中国からすると、対立する国が中国国内の混乱につけ入ろうとしていると考えられ、弱気で限定的な対抗措置は国民の不満を増幅させかねないという思いもある。 今日、中国の指導部は、共産党最高指導部内での権力争い、中国共産党の正当性をむしばむ景気の鈍化、慎重に行う必要がある権力の世代交代など、いくつかの理由で追い込まれていると感じているかもしれない。こうした要因により、日本と中国国民に決意を示すために断固たる行動を取ることの価値は高まっているし、中国政府は妥協したり、引き下がったと思われるようなことをしづらくなっている。 日本の尖閣をめぐる動きは、中国側からすると、その苦境に付け込もうとしたものということになる。現在のにらみ合いの発端となったのは、石原慎太郎前都知事が4月に行った発表で、東京都が民間人の地権者から尖閣諸島の3島を買い取る計画があるというものだった。石原氏の発表は、ここ20年以上の中国政界で最大の混乱と言ってもいい、政治局委員薄熙来氏の要職解任から数日後のことだった。 経済成長が予想よりもずっと早く減速すると、中国指導部の心配の種は増え、外交姿勢も硬化した。日本の野田佳彦首相は7月、日中戦争の直接の導火線となった1937年の盧溝橋事件の記念日に国が尖閣諸島を購入することになったと発表した。最終的に購入契約が結ばれたのは9月で、これも1931年の満州事変の記念日の数日前というタイミングだった。 尖閣諸島をめぐるにらみ合いの最後の不安定要因として、日中両国が同時に他の島々の領有権問題を抱えているという事実がある。韓国の李明博大統領は最近慣例に逆らって竹島(韓国名:独島)を訪問した。日本も領有権を主張している竹島だが、実効支配をしているのは韓国である。一方で中国は、南シナ海でベトナムやフィリピンと領有権争いをしている。日中の両政府は、尖閣の領有権争いで勝った国が、その他の島についても勝てるという結論に達するかもしれない。 歴史は運命ではないし、中国はもう20年以上も領有権争いで軍事力を行使していない。したがって尖閣をめぐる対立の拡大は避けられるかもしれないが、現在の状況は危険に満ちている。どちらかの政府の艦船で万一死者が出るような事件が起きると、結末が予想できないような本当の危機が始まる可能性もあるのだ。 (筆者のM・テイラー・フラベル氏は米マサチューセッツ工科大学の政治学の准教授で安全保障問題プログラムのメンバー。著書には2008年にプリンストン大学から出版された『Strong Borders, Secure Nation: Cooperation and Conflict in China's Territorial Disputes 』などがある) 2012年10月31日(水) ●多彩なイノベーターが提案する、新しい社会価値とは――NRI未来創発フォーラム● Source:オルタナ、(オルタナS副編集長=池田真隆);ヤフーニュースより 社会起業家や作家、科学者など異分野から有識者が集まり、新たな社会価値イノベーションを生み出していこうと、「NRI未来創発フォーラム」が29日、東京国際フォーラム(東京・千代田)で行われた。10年目を迎える今回のテーマは、「新しい可能性への挑戦。」だ。学生からビジネスマン、アクティブなシニア世代まで約2500人が参加した。 ■ブルーカラー+ホワイトカラーが「クリエイティブクラス」に 同フォーラムは、工業デザイナーとして世界で活躍する奥山清行氏と野村総合研究所の未来創発センターの村田佳生副センター長による基調講演とパネルディスカッションの2部構成で行われた。 奥山氏は、生産拠点を移動させていく「焼き畑工業」の限界を説く。日本の職人文化が時速330キロメートルを出す世界に誇る新幹線の技術を支えていることを例に挙げ、「ブルーカラーとホワイトカラーが融合した『クリエイティブクラス』、『現場を信じる日本式マネジメント』が見直されている」とした。 モノの価値も変化していくと言う。市場価格より高い日本メーカーのノートが東南アジアでも売れているように、これからは、「仕方ないから買う」ではなく、「高くても欲しい」と思わせる「プレミアムコモディティ商品」をつくることが日本企業の強みになるとする。 「社会は、好む好まざるにかかわらず変化し続ける。良い変化にするか悪い変化にするかは、私たち自身にかかっている」と力を込めた。 村田氏は、社会に新しい価値を生み出す「デザイン型人材」についての分析を報告した。 「亀田総合病院」、「Wii」、「旭山動物園」などを手がけた社会価値創造者15人と上場企業勤務の一般社会人300人とを比較したところ、前者は「価値発見力」がずば抜けて高いことが分かった。価値発見力とは、「挑戦力」「観察力」「人とのつながり」などだ。「説得力」「マネジメント力」「計画力」などの「価値実現力」は極めて平均的であったという。 デザイン型人材を育成するためには、価値発見の実践体験を重ねる場の提供や、無限の創造性があると実感させる「探求型学習」が大切だとした。 ■個人の倫理観が変われば未来も変わる パネルディスカッションでは、モデレーターに産業戦略研究所の村上輝康代表を迎えた。パネリストには、『パラサイト・イブ』で知られる作家で薬学博士の瀬名秀明氏、マザーハウスの山口絵理子代表、工学博士の石田秀輝氏、NRI主任コンサルタントの松下東子氏が登壇し、「未来をつくり伝えていくために」というテーマで議論した。 パネルディスカッションは、「社会貢献とビジネス」、「自然と倫理」がキーワードになった。松下氏は、NRIが実施した最新の生活者1万人アンケートの結果から、「社会に貢献したいと思う人が10代を中心に増加している」と報告した。 「自然に学ぶモノづくり(ネイチャー・テクノロジー)」を提唱する石田氏は、「本来、社会貢献とビジネスを分けて考えることが間違っている。距離ができてしまったのは、ビジネスをお金というモノサシでしかとらえていないからではないか」と指摘した。 「なぜ50キログラムのモノや人を動かすのに、1トンの車が必要なのか。つくられたモノサシでモノを見てばかりいては、逆に閉塞感を感じてしまう。もっと違った見方ができるはず。その原点に『自然観』があるのでは」と続けた。 バングラデシュ、ネパールでバッグの製造を行うマザーハウスの山口代表は、花や葉脈など自然をモチーフにしたモノづくりを手掛ける。 「大量生産される金具の付いた革のバッグは誰でも作れる。でも、現地の素材を使って、生産者が本当に作りたいと思う商品を作っていきたい。『風が気持ち良い』という感情は、日本もバングラデシュも同じ。自然は世界の共通言語」と話す。 瀬名氏も、「個人の倫理観が変わっていけば、未来も変わっていく」とし、自然に立ち返り、人間の根本にある倫理感を問い直す時期ではないかと投げかける。 参加した大学生から「若いうちにしておくべきことは」という問いがあがった。バングラデシュの大学院に2年間通った山口代表は、「バングラデシュに行ったことだけではなく、現地で、同世代の友達も少なく、電話やメールなども自由に使えないなか、2年間かけて、自分は何かしたいのか、自問自答できたことが今の自分を創っている。『行動しなければいけない』と焦らないで、じっくりと自分と向き合ってほしい」と伝えた。 2012年10月30日(火) ●東電OL殺害再審、即日結審 検察側、無罪求める 閉廷後、初の公式謝罪● Source:産経新聞 ;ヤフーニュースより ■来月7日判決 東京電力女性社員殺害事件で、無期懲役とされたネパール人、ゴビンダ・プラサド・マイナリ元被告(46)の再審初公判が29日、東京高裁(小川正持裁判長)で開かれた。検察側は「現段階の証拠からは元被告を有罪と認めることができない」としてマイナリさんの無罪を求め、即日結審した。判決期日は11月7日。無罪判決が言い渡されるのは確実で、検察側が最高裁に上告する上訴権を放棄し、確定する見通し。 東京高検の青沼隆之次席検事は閉廷後、「結果として、無罪と認められるマイナリ氏を、犯人として長期間身柄拘束したことについては、誠に申し訳なく思っている」と、長期拘束を初めて公式に謝罪するコメントを発表した。一方、マイナリさんは弁護団を通じ「判決では、12年前の裁判(逆転有罪とした東京高裁判決)が誤っていたことを認めてほしい」と訴えた。 弁護側は公判で、検察側の鑑定結果の開示が遅れた点などに言及。「もっと早く無実を明らかにすることができた」と非難し、第三者機関の検証を求めた。 再審請求審では被害者の体内に残っていた体液から第三者のDNA型が検出され、犯行現場に落ちていた体毛と一致したことが判明。高裁は今年6月、再審開始と刑の執行停止を決定した。高裁の別の刑事部も7月、東京高検の異議申し立てを退けた。 高検は再審開始確定後の追加鑑定で、被害者の手の爪から第三者のDNA型が検出されたことなどから、有罪主張の維持を断念した。戦後に発生し、死刑か無期懲役が確定した事件で再審が開かれるのは8件目。 【用語解説】東京電力女性社員殺害事件 東京都渋谷区のアパート空き室で平成9年、東京電力の女性社員=当時(39)=が絞殺された事件。強盗殺人罪で起訴されたマイナリさんを1審東京地裁は無罪。2審東京高裁は無期懲役の逆転有罪とし、15年に最高裁で確定。17年、マイナリさん側が再審を請求した。今年6月、新証拠のDNA型鑑定結果などを基に東京高裁が再審開始と刑の執行停止を決定。マイナリさんは釈放された。 2012年10月24日(水) ●カンボジア、前国王崩御があぶりだす格差への不満「みんな一緒」から「競争」へ● Source:ダイヤモンド・ザイ;ヤフーニュースより シアヌーク前国王の棺を待つ人々。この状態で3時間余り=プノンペンの王宮近くで【撮影/木村文】 朝日新聞のマニラ支局長などを経て2009年に単身カンボジアに移住、現地のフリーペーパー編集長を務めた木村文記者が、カンボジアのシアヌーク前国王崩御についてレポートします。 ● カンボジア人にとってのシアヌーク前国王の存在感 カンボジアのシアヌーク前国王が10月15日、滞在先の北京で亡くなった。89歳だった。 10月17日、シアヌーク前国王のご遺体は、北京まで迎えに行った息子のシハモニ国王、フン・セン首相らとともにカンボジアに「帰国」した。空港からプノンペン中心部の王宮まで、道路は数時間に渡り封鎖され、沿道に数十万人の国民が並び、前国王の棺を乗せた車列を迎えた。 私も王宮前で、前国王の棺を待った。雨季だというのに雨粒ひとつ降らない不思議な炎天下だった。たくさんの人が正午過ぎから手に線香と蓮の花を持って王宮前に集まり、その時を待っていた。みんな、白と黒の葬儀の正装。汗びっしょりで、熱いアスファルトの上に横座りした足はしびれきっていたに違いない。 王宮前に棺が到着したのは日も暮れ始めた午後5時半ごろ。待ち始めてから3時間近くが過ぎていた。黄金の巨大な乗り物に安置された前国王の棺が目の前を通りすぎる。その瞬間、だれの合図もないのに、すべてのざわめきが消えて空気が張りつめ、念仏とすすり泣きの声だけが響いた。老いも若きも、棺が通りすぎる一瞬へ、すさまじい集中力を見せた。カンボジア人にとっての「前国王」の存在感を、その空気が雄弁に語っていた。 ● 「カンボジアの一つの時代が終わった」 シアヌーク前国王は、2004年にシハモニ国王に王位を譲ってからは、療養先であった北京とカンボジアを往復しながら静かに過ごされた。表に出ることもほとんどなく、したがって前国王の崩御が現在の政治や経済に直接の影響を与えることはあまりないとみられている。国民生活への影響が最も少ないお盆休みの最終日に「帰国」されたことも、意図されたことではないにしろ、前国王らしい見事な演出だった。 「前国王の崩御で、カンボジアの一つの時代が終わった」。崩御を伝える新聞各紙は、どこも記事にそんな見出しをつけた。 確かに、前国王の人生は、この国の現代史そのものだった。18歳で即位、フランスからの独立を勝ちとり、「東洋のパリ」とも呼ばれた美しい小国を築く。だが1970年のクーデターで中国へ亡命。ポル・ポト派など左派勢力と共闘するも、75年からのポル・ポト政権下ではプノンペンに幽閉された。同派政権崩壊後に親ベトナム政権が樹立すると、今度は反ベトナム勢力の中心となったが、80年代半ば以降は内戦収拾に尽力。常に激動の政治の中心にいたといっていい。 ● シアヌーク後、カンボジアの今 前国王の崩御にあたり、カンボジアの人々は何を思ったのだろう。「シアヌーク前国王は自らを犠牲にして国と私たちのために力を尽した」という声が多い中、現地紙の一つが、カンダール州から来た40歳の女性の声をこう伝えている。「(内戦終結後間もない)シアヌーク前国王の時代が良かった。私たちは今、以前よりもっと貧しくなって、もっと苦しい生活をしている」 2ケタに近い経済成長率を続けてきたカンボジアが、その過程で、国民の間にさまざまな側面で格差を生んだことは事実だ。ただ、内戦が終わり、政情が安定して雇用も増え、国民生活は全体的に底上げされている、と私は単純に思っていた。確かに経済統計で見れば底上げされているかもしれないが、それと生活者の実感は違う。 今年4月、米国の世論調査機関「ギャラップ」が発表した世界生活満足度調査によると、カンボジアは、調査対象の世界146カ国の中で、最も今の生活に対する満足度が低かった。これは、収入など客観的な数値を調べる生活実態調査ではなく、各国の対象者1000人に「暮らし向きについての主観」を「暮らし向きが良い」「生活に苦労がある」「生活が苦しい」の3段階で尋ねる、いわば生活実感調査だ。 カンボジアの場合、「暮らし向きが良い」と答えた人は、世界最低の2%に過ぎず、「苦労がある」が72%、「苦しい」が26%。つまり98%が暮らしぶりに不満を持っていた。 カンボジアとは逆に、「暮らし向きが良い」と答えた人の割合が最も高かったのはデンマークで74%。続いてカナダ(66%)、オランダ(66%)、イスラエル(65%)などとなっている。また、カンボジア(2%)に続いて低いのは、コモロ、ラオス、トーゴ(各3%)、アフガニスタン、ブルンジ、ネパール(各4%)など。 東南アジアで「暮らし向きが良い」と答えたのは、タイが46%、ベトナムが30%。日本は、タイやベトナムよりも低い26%の人が「暮らし向きが良い」と答えている。 カンボジアの経済格差は、ビジネス上の競争に勝った、負けたという話だけでは説明がつかない。教育機会、労働環境、税制度、土地所有などさまざまな社会問題から発しているという意味では、先進国の「生活不満度」と同じ文脈で語ってはいけないのかもしれない。 ただ、同じ国内の他者と比べた不満が、以前よりも募っているであろうことは想像に難くない。「みんなが貧しく、苦しかったあの頃」は確実に過ぎ去り、不平等な条件の下であれ、この国が個々の競争の時代に突入しているからだ。「みんな一緒」の時代を率いたシアヌーク前国王の崩御は、その意味でも象徴的だと思った。 (文・撮影/木村文) 筆者紹介:木村文(きむら・あや) 1966年生まれ。国際基督教大学卒業後朝日新聞入社。山口支局、アジア総局員、マニラ支局長などを経て2009年に単身カンボジアに移住、現地発行のフリーペーパー「ニョニュム」編集長に(2012年4月に交代)。現在はフリー。 2012年10月20日(土) ●世界首都ランキング、環境保護でデリー最下位● Source:インド新聞;ヤフーニュースより 国際連合人間居住計画(国連ハビタット)が17日発表した各国の首都の都市としての総合力に関する調査報告書で、デリーは「環境保護」の項目で、対象となった95都市中最下位の評価を受けた。 調査は世界各国の首都について「都市の生産性」「住民の生活の質」など多数の項目について評価、指数化した。 「環境保護」の項目は大気の清浄度、二酸化炭素(CO2)の排出量、屋内の空気の汚染度の3つの指標を基に審査。経済や産業などで成長を達成すると同時に、環境の保護に積極的に取り組んでいる都市が高い評価を受ける傾向にある。 この項目でのデリーの指数は0.448(最高は1)で、バングラデ